JP2006268767A - 画像処理装置及び定型文書記入データ処理システム - Google Patents

画像処理装置及び定型文書記入データ処理システム Download PDF

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俊之 山田
Yoshitake Matsubara
由武 松原
Kiyotaka Tsuchibuchi
清隆 土渕
Noriko Arai
のり子 荒井
Hiroshi Hayashi
寛 林
Junichi Shimizu
淳一 清水
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Abstract

【課題】
記入済定型文書の各記入枠の領域を画像読取装置により正確に読み取り、記入済定型文書における定型文書データと、各記入枠の領域内の記入データとを分けて処理することにより、高い圧縮率で双方のデータを保存することができる定型文書記入情報処理システムを提供する。
【解決手段】
画像読取装置によりコード付記入済定型文書を読み取り、情報処理デバイスは、前記コード付記入済定型文書に付与されたコードを検出するコード検出手段と、前記コード付記入済定型文書の記入データを抽出する記入データ抽出手段と、前記記入データ抽出手段により抽出された前記記入データを格納する記入データ記憶手段と、未記入定型文書データ及び前記記入データを合成し、記入済定型文書データを作成するデータ合成手段とを備え、前記記入データ記憶手段は、前記未記入定型文書データと、前記記入データとから作成されたファイルを格納することを特徴とするものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は、役所などにおいて手書きにより記入する申請書などの手書き情報を処理する定型帳票記入情報処理装置であり、画像読取装置により読み取られた定型帳票の帳票に係る情報と手書きに係る情報とを別々に保存し、処理する技術に関する。
特開平11−96297号公報
従来、記入枠を有する帳票に手書きにより記入された情報などは、当該帳票の種類別や記入者の五十音別に分類などした上で、帳票に穴を開け、ファイルに綴じることにより管理されていた。しかし、この管理方法では、管理者がファイルに綴じられている帳票の内容を調べるのに時間が掛かってしまう。また、帳票の数量が増加するに伴いファイルの数も増えるだけではなく、ファイルを保管するスペースも必要となるため、ペーパレス化の推進を妨げる要因となっていた。
ところが、近年、コンピュータや情報通信などの技術が発達したことにより、従来紙媒体で管理されていた帳票を画像データとして管理し、更には当該画像データを遠隔地へ送信することが可能となった。その方法としては、先ず、記入枠を有する帳票を画像読取装置により読み取り、ファクシミリ装置などに適用されている画像圧縮方式を当該帳票の全面について適用することにより、前記帳票の画像データを作成し、当該帳票の画像データを保存する。そして、この帳票の画像データを情報通信回線を通じて遠隔地に送信する方法が一般的となっている。しかし、この方法では、前記帳票の全面を画像データとして扱うため、本来、帳票の記入枠内に手書きにより記入された情報のみ保存すればよいものの、それ以外の情報も保存することとなり、各帳票の画像データのデータ量が膨大となってしまう。そのため、帳票の画像データにより、不必要にコンピュータの記憶媒体の容量を消費するだけでなく、当該帳票の画像データを遠隔地へ送信するのに時間が掛かるといった問題があった。
そこで、このような問題を解消するために、圧縮された入力画像から基準画像に含まれる部分を消去した画像を伸長する手段と、基準画像の上に当該画像を重ね書きした合成画像を生成する手段とを画像処理装置に具備させたものが提案されている(特許文献1)。この画像処理装置によれば、入力画像から基準画像に含まれる部分を消去し、データ量を圧縮するため、高いデータ圧縮率を得ることができる。しかし、データを情報通信回線を通じて送信する際には、送信元及び送信先で予め基準帳票、即ち、基準画像を所有しなければならず、複数の帳票に対応するには、各帳票で指定されたシステムが必要となってしまう。また、決まりきったアプリケーションには対応可能であるが、新しい帳票の追加が煩雑であり、スキャンサービス業者など、顧客のあらゆる帳票を画像読取装置により読み取らなければならない業態には対応し難いといった問題がある。
更に、入力画像と、予め記憶されている基準画像とを単純に減算する方法では、入力画像が斜めに読み取られている場合や、読み取り位置の原点がずれて読み取られている場合などには減算されず、結果的にデータ量が圧縮されない、或いは必要なデータが消去されてしまう場合がある。更にまた、画像読取装置により入力画像を読み取り、当該入力画像における矩形枠を認識させ、画像処理により前記矩形枠を削除してデータ圧縮率を上げる方法では、前記矩形枠と、チェックボックスやカタカナの「ロ」との区別など、入力画像の画素から基準画像の画素を判定することが困難であるといった問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、第1の目的としては、画像読取装置により読み取られた記入枠を有する定型文書における各記入枠の領域をコードに変換し、画像出力装置によりコードが付与されたコード付定型文書を記録用紙へ形成することができる画像処理装置を提供することにある。
更に、第2の目的としては、各記入枠が手書きにより記入された記入済定型文書の各記入枠の領域を画像読取装置により正確に読み取り、記入済定型文書における定型文書データと、各記入枠の領域内の記入データとを分けて処理することにより、高い圧縮率で双方のデータを保存することができる定型文書記入情報処理システムを提供することにある。
前記第1の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、記入枠を有する定型文書で前記記入枠が未記入である未記入定型文書を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置により前記未記入定型文書が電子データ化された未記入定型文書データを格納する未記入定型文書データ記憶手段と、前記未記入定型文書の各記入枠を検出する記入枠検出手段と、前記記入枠検出手段により検出された前記未記入定型文書における各記入枠の領域を示す座標をコード化し、前記未記入定型文書にコードを付与するコード付与手段とを備える情報処理デバイスと、前記情報処理デバイスの要求に応じ前記定型文書を記録用紙へ形成する出力装置とから構成され、前記出力装置は、前記未記入定型文書に前記コード付与手段によりコードが付与されたコード付未記入定型文書を記録用紙へ形成することを特徴とするものである。
このような本発明の画像処理において、前記画像読取装置は、前記未記入定型文書を読み取り、当該未記入定型文書を電子データ化された未記入定型文書データに変換できるものであればよい。例えば、一般的に使用されているスキャナやコピー機などの画像形成装置に装備されているスキャナ機能を前記画像読取装置として適用してもよい。
前記未記入定型文書データ記憶手段は、前記情報処理デバイスに装備されているメモリやハードディスクであればよい。そして、前記情報処理デバイスがコンピュータなどの端末装置と接続されている場合には、当該コンピュータに装備されているハードディスク、或いは、前記ハードディスクに格納されている電子データを書き込み、記憶させることができるフロッピディスク、CD−R、MOなどの記憶媒体であってもよい。また、複数種類の前記未記入定型文書に対応するため、前記画像読取装置により新たに前記未記入定型文書を読み取る毎に、「0001」、「0002」などの識別番号を付け、各未記入定型文書データ、即ち、各定型文書を識別できる状態で前記未記入定型文書データ記憶手段に格納するとよい。更に、前記未記入定型文書データを前記未記入定型文書データ記憶手段に格納させる際には、MMRなどの圧縮形成を適用するのがよい。
前記記入枠検出手段は、前記未記入定型文書データ記憶手段に格納された前記未記入定型文書データのうち、前記未記入定型文書の有する記入枠を検出できるものであればよい。この時、前記未記入定型文書データの識別番号を認識させた上で、矩形形状を有する記入枠の各頂点、或いは、対角の位置関係にある2頂点に囲まれた領域、または、基準となる1頂点から所定の幅及び高さを有する矩形に囲まれた領域を記入枠とし、各頂点は前記未記入定型文書における座標として検出させるのが好ましい。また、記入枠を検出するのと同時に、前記未記入定型文書が有する記入枠の個数も検出させるとよい。これにより、前記画像読取装置により前記未記入定型文書を読み取った際に、前記未記入定型文書データの識別番号と、当該未記入定型文書データの有する記入枠の個数及び各記入枠の領域を必要最小限のデータで前記記入枠検出手段において保持することができる。
前記コード付与手段は、前記記入枠検出手段において保持されている前記未記入定型文書データに付けられた識別番号のデータと、前記未記入定型文書データにおける記入枠に関するデータとをQRコードなどの2次元コードに変換できるものでなければならない。そして、前記コード付与手段により、前記コードのデータを前記未記入定型文書データに付与し、前記未記入定型文書の四隅へ前記コードを付与するのがよい。これにより、前記コード付未記入定型文書を前記出力装置により記録用紙へ形成することが可能となる。また、前記未記入定型文書の四隅へ付与される前記コードについては、当該未記入定型文書を4つの領域に分け、各領域内の各記入枠に関するデータを2次元コードへ変換し、4つの前記コードのうち一つのコードに記入枠の個数のデータを保持させればよい。更に、前記未記入定型文書の四隅に付与されるコードの位置は、予め設定させておくとよい。
前記出力装置は、前記未記入定型文書データ記憶手段に格納された前記未記入定型文書データに、前記コード付与手段において2次元コードに変換された前記コードのデータを付与することにより、前記コード付未記入定型文書を記録用紙へ形成できるものであればよい。また、後述のデータ合成手段において作成された記入済定型文書データを基に記入済定型文書を記録用紙へ形成できるものであればよい。具体的には、電子写真方式或いはインクジェット方式の何れかの方式を適用している画像形成装置が好ましい。
前記未記入定型文書は、既に記録用紙に形成されたものに限らず、端末装置などにインストールされた文字や図形などを編集できるワードプロセッサソフトを前記未記入定型文書データ作成手段として駆使することにより前記未記入定型文書データを作成してもよい。尚、前記ワードプロセッサソフトに関しては、一般的に使用されているソフトや本発明専用のソフトの何れも適用できる。
次に、前記第2の目的を達成するために、本発明の定型文書記入データ処理システムは、特許請求の範囲第1項または第2項の画像処理装置の構成に加え、前記画像読取装置は、前記コード付未記入定型文書の各記入枠が手書きにより記入されたコード付記入済定型文書を読み取り、前記情報処理デバイスは、前記画像読取装置により読み取られた前記コード付記入済定型文書に付与されたコードを検出するコード検出手段と、前記コードにより示された座標から前記コード付記入済定型文書における各記入枠の領域内の記入データを抽出する記入データ抽出手段と、前記記入データ抽出手段により抽出された前記記入データを格納する記入データ記憶手段と、前記未記入定型文書データ記憶手段に格納された前記未記入定型文書データ及び前記記入データ記憶手段に格納された前記記入データを合成し、記入済定型文書データを作成するデータ合成手段とを備え、前記記入データ記憶手段は、前記未記入定型文書データと、前記記入データとからファイルを作成し、当該ファイルを格納することを特徴とするものである。
このような本発明の定型文書記入データ処理システムにおいて、前記コード検出手段は、前記画像読取装置により前記コード付記入済定型文書を読み取った際に、当該コード付記入済定型文書に付与された前記コードを検出できなければならない。そして、前記コードが保持している前記コード付記入済定型文書、即ち、読み取った定型文書の識別番号のデータと、前記コード付記入済定型文書における記入枠の個数と、各記入枠に囲まれた領域を示す座標のデータとを後述の記入データ抽出手段へ送るものでなければならない。
前記記入データ抽出手段は、前記コード検出手段から送られた前記コード付記入済定型文書の識別番号のデータと、前記コード付記入済定型文書における記入枠の個数と、前記コード付記入済定型文書における記入枠に関するデータとを基に各記入枠に囲まれた領域内の記入データとを抽出できるものでなければならない。このように、前記画像読取装置により前記コード付記入済定型文書を読み取った際に、当該コード付記入済定型文書の識別番号と、各記入枠に囲まれた領域内の記入データとを抽出することにより、前記コード付記入済定型文書の定型文書データ及び記入データを含む全てのデータを抽出する場合と比べ、抽出するデータ量を必要最小限に抑えることができるため、抽出されたデータを高い圧縮率をもって後述の記入データ記憶手段に格納することが可能となる。
ここで、前記画像読取装置により、複数枚の前記コード付記入済定型文書を読み取る際には、当該画像読取装置に備えられている自動原稿搬送装置により前記コード付記入済定型文書が前記画像読取装置の読取面であるプラテンガラス上へ順次送られ、読み取られる。自動原稿搬送装置においては、当該自動原稿搬送装置の用紙搬送経路を構成する機器と、前記コード付記入済定型文書との間に働く摩擦力が安定しない場合、前記読取面へ搬送された当該コード付記入済定型文書に位置ずれやスキューずれが発生することがある。この場合、前記コード付記入済定型文書はずれているものの、当該コード付記入済定型文書に付与されている前記コードに保持されている各記入枠の座標のデータに基づき記入データが抽出されるため、正確に前記記入データを抽出できないことがある。そこで、予め設定されている前記コード付与手段により前記コード付未記入定型文書へ付与される前記コードの位置と、前記画像読取装置により読み取られた前記コード付記入済定型文書に付与された前記コードの位置とを比較し、当該コード付記入済定型文書の位置ずれを検出する位置ずれ検出部を前記コード検出手段に備えるとよい。これにより、前記位置ずれ検出部により検出された位置ずれ量に応じ、前記コード付記入済定型文書における各記入枠の座標のデータを補正した上で記入データ抽出手段へ各記入枠のデータが送られるため、各記入枠内の記入データを正確に抽出することができる。
前記記入データ記憶手段は、前記未記入定型文書データ記憶手段と同様に、前記情報処理デバイスに装備されているメモリやハードディスクであればよい。そして、前記情報処理デバイスがコンピュータなどの端末装置と接続されている場合には、当該コンピュータに装備されているハードディスク、或いは、前記ハードディスクに格納されている電子データを書き込み、記憶させることができるフロッピディスク、CD−R、MOなどの記憶媒体であればよい。また、前記コード付記入済定型文書の記入データを前記記入データ記憶手段に格納する際には、当該コード付記入済定型文書に付与された識別番号毎に当該記入データをJPEGなどの圧縮形式で格納し、管理するとよい。更に、1つの前記定型文書について複数枚の前記コード付記入済定型文書の各記入データを前記記入データ記憶手段に格納する際には、当該定型文書に付けられている識別番号を認識させた上で、各記入データを識別するために当該定型文書の所定の記入枠内の情報、例えば、「氏名」などを当該記入データの名称として前記記入データ記憶手段に格納し、管理するとよい。そして、前記定型文書の未記入定型文書データと、当該定型文書のコード付記入済定型文書の前記記入データとを合わせ、ファイルを作成し、前記記入データ記憶手段に記憶させるとよい。このように各定型文書及び各定型文書に属する各記入データを識別できる状態で管理することにより、前記画像読取装置で複数種類の前記コード付記入済定型文書を複数枚読み込んだ場合、或いは、1つの前記定型文書について複数枚の前記コード付記入済定型文書を読み込んだ場合であっても、各定型文書毎に各記入データを識別可能に前記記入データ記憶手段に格納し、データベースを形成することが可能となる。
本発明の定型文書記入データ処理システムをユーザが使用するにあたり、前記記入データ記憶手段に格納された前記記入データを当該記入データが元々記入されていた前記定型文書の各記入枠内へ記入された状態、つまり、記入済定型文書を復元することが必要な場合が考えられる。このような場合、前記記入データ記憶手段に記憶されているファイル内の前記未記入定型文書データと、前記記入データとを合成させなければならない。そこで、前記未記入定型文書データと、前記記入データとを合成し、記入済定型文書データを作成するデータ合成手段を前記情報処理デバイスに備えるとよい。この時、前記未記入定型文書データと、前記記入データとは、それぞれ各定型文書毎に付けられている識別番号を照合させて合成させなければならない。これにより、ユーザの要求に応じ、前記記入済定型文書データを作成し、前記出力装置により前記記入済定型文書を記録用紙へ形成することができる。
また、ユーザが前記データ合成手段により作成された前記記入済定型文書を遠隔地へ送信することが必要な場合も考えられる。このような場合のため、前記情報処理デバイスを情報通信ネットワークに接続させ、遠隔地と通信可能な構成とするとよい。このような構成を適用することにより、遠隔地のユーザの要求に応じ、前記記入済定型文書を当該遠隔地のユーザへ送信することができる。
以上のように構成される本発明の画像処理装置によれば、画像読取装置により読み取られた記入枠を有する定型文書における各記入枠の領域をコードに変換し、画像出力装置によりコードが付与されたコード付定型文書を記録用紙へ形成することが可能となる。
更に、本発明の定型文書記入データ処理システムによれば、各記入枠が手書きにより記入された記入済定型文書の各記入枠の領域を画像読取装置により正確に読み取り、記入済定型文書における定型文書データと、各記入枠の領域内の記入データとを分けて処理することにより、高い圧縮率で双方のデータを保存することが可能となる。
以下添付図面に基づいて本発明の画像処理装置及び定型文書記入データ処理システムを詳細に説明する。
本発明の定型文書記入データ処理システムの概略図を示しているのが図1である。本システムは、未記入定型文書データを作成するための複数(本図では2台)のパーソナルコンピュータ(端末装置)1と、未記入定型文書における記入枠の領域を検出し、各記入枠の領域を示す座標のコードを付与し、コード付記入済定型文書の記入データを処理する情報処理デバイス2と、コード付未記入定型文書、或いは、情報処理デバイス2のデータベースに格納されているコード付記入済原本から抽出された各記入枠の記入データを所定の定型文書に形成する出力装置3と、未記入定型文書或いはコード付記入済定型文書を読取る画像読取装置4とから構成され、LANが形成されている。そして、パーソナルコンピュータ1、出力装置3及び画像読取装置4は、それぞれLANケーブルなどにより直接情報処理デバイス2と接続されている。また、情報処理デバイス2は、情報通信ネットワーク10に接続され、遠隔地のLAN100と通信可能な構成となっている。
本システムにおいて、情報通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IPプロトコルを用いたものや(インタネット、イントラネット、エクストラネット)、その他のプロトコルを適用しているものを使用することができる。また、端末装置としては、パーソナルコンピュータ1の他、他の形態のデータ通信機能を有するコンピュータ、例えば、ワークステーション、(データ通信機能付き)PDAなどを適用することが可能である。これら端末装置の何れを適用する場合であっても、未記入定型文書データを作成するためのワードプロセッサソフト、或いは専用ソフトを作動させることができるものでなければならない。
本図において、出力装置3及び画像読取装置4は、それぞれ別々に情報処理デバイス2と接続されているが、複写機能と、スキャナ機能とを備えた、つまり、出力装置3及び画像読取装置4の機能を有するフルカラー複合機に情報処理デバイス2を内蔵させる構成とすることもできる。この場合、フルカラー複合機をパーソナルコンピュータ1及び情報通信ネットワーク10に接続するとよい。また、複数のパーソナルコンピュータ1を情報通信ネットワーク10に接続されたサーバに接続し、更に、このサーバに出力装置3及び画像読取装置4を接続してLANを形成している構成においては、サーバを情報処理デバイス2として適用することも可能である。
本発明において出力装置として適用される電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の概略構成図を示しているのが図2である。本概略構成図は、接触帯電器で感光体表面を帯電した後、レーザ光線の照射により静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像するゼログラフィエンジンをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について備えたタンデム型のカラー電子写真方式の画像形成装置のIOT(イメージアウトプットターミナル:画像出力部)の概要が示されている。尚、図中では画像形成装置の画像処理部などは省略している。
この画像形成装置のIOTは、図中矢印Aの方向にて回転する4つの感光体31Y、31M、31C、31Kと、この各感光体の表面を帯電する接触帯電器32Y、32M、32C、32Kと、帯電された各感光体表面を各色の画像情報に基づいて変調された露光光により露光し、各感光体上に静電潜像を形成するROS(レーザ出力部)33Y、33M、33C、33Kと、各感光体上の静電潜像を各色現像剤で現像して感光体上にトナー像を形成する現像器34Y、34M、34C、34Kと、感光体上の各色トナー像を中間転写体ベルト36に転写する一次転写器35Y、35M、35C、35Kと、中間転写体ベルト36上のトナー像を記録用紙Pに転写する二次転写器37と、記録用紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器39と、記録用紙Pを収納する用紙トレイTと、各感光体の表面をクリーニングするクリーナ(図示せず)と、各感光体表面の残留電荷を除去する除電器(図示せず)と、中間転写体ベルト36表面をクリーニングするベルトクリーナ38とから構成されている。
本構成図に示されている画像形成装置における画像形成動作としては、先ず、画像読取装置(図示せず)で原稿から読み取られた原画像信号、或いは外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)などで作成された原画像信号は画像処理部(図示せず)に入力される。この入力画像信号は、各色の画像情報に分解された後、ROS(レーザ出力部)33Y、33M、33C、33Kに入力され、レーザ光線Lが変調される。そして、この変調されたレーザ光線Lは、接触帯電器32Y、32M、32C、32Kにより一様帯電された感光体31Y、31M、31C、31Kの表面に照射される。この各感光体表面にレーザ光線Lがラスタ照射されると、各感光体上にはそれぞれ入力画像信号に対応した静電潜像が形成される。続いて、各色現像器34Y、34M、34C、34Kにより各感光体上の静電潜像がトナーにより現像され、各感光体上にトナー像が形成される。各感光体上に形成されたトナー像は、各一次転写器35Y、35M、35C、35Kにより中間転写体ベルト36に転写される。この中間転写体ベルト36へトナー像の転写が終了した各感光体は、クリーナにより表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、除電器により残留電荷が除去される。
次に、中間転写体ベルト36上のトナー像は、二次転写器37により、用紙トレイTから送られてくる記録用紙P上に転写された後、定着器39により記録用紙P上に転写されたトナー像が定着され所望の画像が得られる。記録用紙P上へのトナー像の転写が終了した中間転写体ベルト36は、ベルトクリーナ38により表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、一回の画像形成動作が終了する。
本発明において適用される画像読取装置の概略構成図を示しているのが図3である。この画像読取装置4は、その上面に開口部を有し、この上面開口部には、原稿(図示せず)を載置するためのプラテンガラス41が取り付けられている。このプラテンガラス41上には、読み取るべき画像を下向きにした状態で、所定の位置に原稿が載置される。画像読取装置4の上部には、原稿をプラテンガラス41上に押圧するためのプラテンカバー42が、開閉自在に設けられている。
また、画像読取装置4の内部には、プラテンガラス41上に載置された原稿(図示せず)の画像を、照明する照射手段としてのランプ43と、ランプ43から照射された光を効率よく原稿面に集光するリフレクタ44と、原稿からの反射光像を水平方向に反射するフルレートミラー45と、このフルレートミラー45からの反射光像を折り返すように反射する2枚のハーフレートミラー46、47と、これら2枚のハーフレートミラー46、47からの反射光像を縮小結像する結像レンズ48と、遮光手段としてのサジタルストッパー49と、結像レンズ48によって結像された光像を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device) イメージセンサ等からなる光電変換手段としてのラインイメージセンサ50とが設けられている。結像レンズ48としては、例えば、ダブルガウスタイプのレンズが用いられる。また、上記CCDイメージセンサ50として、カラー画像を読み取るためには、カラー画像をB(ブルー),G(グリーン),R(レッド)の3色で読み取るカラーCCDイメージセンサが用いられる。
本構成において、ランプ43及びリフレクタ44と、フルレートミラー45とは、フルレートキャリッジ(図示せず)に搭載されており、このフルレートキャリッジは、副走査方向に沿って所定の速度Vで移動するように構成されている。また、2枚のハーフレートミラー46、47は、ハーフレートキャリッジ(図示せず)に搭載されており、このハーフレートキャリッジは、同じく副走査方向に沿って、フルレートキャリッジの半分の速度1/2・Vで移動するように構成されている。その結果、プラテンガラス41上に載置された原稿は、所定の速度で移動するランプ43、リフレクタ44及びフルレートミラー45と、2枚のハーフレートミラー46、47によって、光路長を変化させずに、結像レンズ48を介してCCDイメージセンサ50上に、その全面の画像が走査露光されるようになっている。
そして、原稿を読取る際には、プラテンガラス41上に載置された原稿の画像が、ランプ43から照射され、且つリフレクタ44によって集光された光によって照明され、当該原稿からの反射光像は、フルレートミラー45とハーフレートミラー46、47を介して、結像レンズ48によって、CCDイメージセンサ50上に縮小結像される。この時、結像レンズ48によってCCDイメージセンサ50上に縮小結像される原稿からの反射光像は、その一部がサジタルストッパー49で遮光され、CCDイメージセンサ50は、各々の画素ごとに入射光の強さに応じて光電変換を行い、これによって原稿画像に対応した画像信号(RGB信号)が得られる。
本発明において処理される定型文書を示しているのが図4である。分図(a)は、予め記録用紙に形成された、或いは、パーソナルコンピュータ1で作成され、記録用紙に形成された未記入定型文書P1を、分図(b)は、未記入定型文書P1の識別番号のデータと、各記入枠に関するデータとを保持しているコードC1、C2、C3、C4が未記入定型文書P1の四隅に付与されているコード付未記入定型文書P2を示している。ここで、コードC1、C2、C3、C4は、図中点線により示されているようにコード付未記入定型文書P2を4つの領域に分け、コード付未記入定型文書P2の左上の領域内の各記入枠に関するデータをコードC1に、右上の領域内についてはC2といったように、それぞれ各領域内の各記入枠に関するデータを保持している。また、分図(c)は、コードC1、C2、C3、C4が付与されているコード付未記入定型文書P2の各記入枠が手書きにより記入されているコード付記入済定型文書P3を、そして、分図(d)は、情報処理デバイス2に形成されたデータベースに格納されている記入データを未記入定型文書P1に合成させて作成された記入済定型文書P4をそれぞれ示している。尚、本発明の説明にあたり、「住所変更届け」を定型文書とする。
ここで、未記入定型文書P1を画像読取装置4で読取り、未記入定型文書P1に未記入定型文書P1の各記入枠に関するデータを保持するコードが付与されるまでの流れを本発明の画像処理装置及び定型文書記入データ処理システムのブロック図である図5と、未記入定型文書P1にコードが付与されるまでのフローチャートを示している図6と、コードに保持させる未記入定型文書P1の各記入枠の領域を示すデータの例とコードとが示されている図7とにより説明する。
図5のブロック図において、情報処理デバイス2は、未記入定型文書データ記憶手段21と、記入枠検出手段22と、コード付与手段23とから構成されている。そして、情報処理デバイス2には、未記入定型文書データを作成する未記入定型文書データ作成手段1a(パーソナルコンピュータ1)と、コードが付与されたコード付未記入定型文書P2を記録用紙へ形成する出力装置3と、未記入定型文書P1を読み取る画像読取装置4とが接続されている。
未記入定型文書P1にコードを付与するためには、先ず、画像読取装置4により未記入定型文書P1を読み取る(図6、ステップS1)。そして、画像読取装置4により電子データ化された未記入定型文書データを未記入定型文書データ記憶手段21に格納し、記憶させる(図6、ステップS2)。この時、定型文書を識別するために識別番号が付けられる。その後、記入枠検出手段22により、未記入定型文書データに付けられた識別番号のデータと、未記入定型文書データのうち、未記入定型文書P1の各記入枠に関するデータが保持され、コード付与手段23によりこれらデータがコードに変換され、当該コードのデータが未記入定型文書データに付与される(図6、ステップ3)。この際、記入枠検出手段22には、未記入定型文書データの識別番号「0001」(図7、分図(b)参照)を認識させ、未記入定型文書P1における矩形形状を有する「所属」枠を記入枠「01」とした上で(図7、分図(a)参照)、記入枠「01」の左上の頂点Aを基準座標として、当該記入枠の幅と高さ、つまり、記入枠に囲まれた領域のデータが保持される。以下、未記入定型文書P1の記入枠「02」から「09」についても同様にして各記入枠に囲まれた領域のデータが記入枠検出手段22に保持される(図7、分図(b)参照)。最後に、コード付与手段23によりコードのデータが付与された未記入定型文書データに基づき出力装置3でコード付未記入定型文書P2が記録用紙へ形成される(図6、ステップS4)。コード付未記入定型文書P2に付与されているコードC1、C2、C3、C4は、図7分図(c)に示されているコードCのようなQRコードなどの2次元コードでよく、予め、コード付未記入定型文書P2に付与する位置が設定されている。
次に、未記入定型文書P2の各記入枠が手書きにより記入されているコード付記入済定型文書P3を画像読取装置4で読取り、コード付記入済定型文書P3の各記入枠に記入された記入データを抽出し、データベースを形成するまでの流れを本発明の画像処理装置及び定型文書記入データ処理システムのブロック図である図5と、コード付記入済定型文書P3の記入データからデータベースが形成されるまでのフローチャートを示している図8と、コード付記入済定型文書P3の記入データがデータベース化されるまでの流れを模式的に示している図9とにより説明する。
図5のブロック図において、情報処理デバイス2は、前述の構成に加え、コード検出手段24と、記入データ抽出手段25と、記入データ記憶手段26とから構成されている。そして、コード検出手段24には、コード付記入済定型文書P3に付与されたコードの位置ずれを検出する位置ずれ検出部24aが備えられている。また、情報処理デバイス2には、コード付記入済定型文書P3を読み取る画像読取装置4が接続されている。
コード付記入済定型文書P3の記入データからデータベースを形成するためには、先ず、画像読取装置4によりコード付記入済定型文書P3を読み取る(図8、ステップS11)。そして、画像読取装置4により電子データ化されたコード付記入済定型文書データのうち、コード付記入済定型文書P3に付与されたコードに関するデータが検出される(図8、ステップS12)。この時、コード検出手段24に備えられている位置ずれ検出部24aにより、画像読取装置4で読み取られたコード付記入済定型文書P3に付与されたコードC1、C2、C3、C4の位置と、予め設定されているコード付未記入定型文書P2に付与されたコードC1、C2、C3、C4の位置とが比較され(図8、ステップS13)、位置ずれが検出された場合には、位置ずれ量が更に検出された上で(図8、ステップS21)、コード付記入済定型文書P3における各記入枠の基準座標(図7、分図(b)参照)が位置ずれ量に応じ補正される(図8、ステップS22)。位置ずれ検出手段24aにより、位置ずれが検出されなかった場合は、記入データ抽出手段25により、コード付記入済定型文書P3に付与されたコードC1、C2、C3、C4に保持されているコード付記入済定型文書P3の識別番号のデータと、各記入枠の基準座標及び幅、高さのデータとを基に各記入枠に囲まれた領域内の記入データとが抽出される(図8、ステップS14)。この際、図9分図(a)に示されているように、抽出された記入データW1は、コード付記入済定型文書P3の各記入枠の位置を保ったまま切り出された状態となっている。その後、記入データW1は、コードC1、C2、C3、C4に保持されている各記入枠に関するデータの順に従い、記入枠「01」から「09」の順に並べ替えられ、記入データW2(図9、分図(b)参照)として圧縮され、記入データ記憶手段26に記憶される(図8、ステップS15)。複数のコード付記入済定型文書P3を画像読取装置4で読み取る場合には、ステップS11に戻り(図8)、単数、或いは、全てのコード付記入済定型文書P3を読み取った場合には(図8、ステップS16)、未記入定型文書データ記憶手段21に記憶された未記入定型文書P1のデータと、単数、或いは、複数の記入データW2とを合わせて、図9分図(c)に示されているようなファイルFが作成される(図8、ステップS17)。更に、ファイルFは識別番号毎に記入データ記憶手段26に記憶され、必要に応じ、遠隔地のLANへ配信される(図8、ステップS18)。尚、同種類のコード付記入済定型文書P3を複数枚画像読取装置4により読み取る場合に、各記入データW2を識別可能とするため、コード付記入済定型文書P3の所定の記入枠内の記入データ、例えば「氏名」を各記入データW2の名称として記入データ記憶手段26に記憶させるとよい。
更に、ファイルFの未記入定型文書P1のデータと、記入データW2とを合成し、出力装置3により記録用紙へ記入済定型文書P4を形成するまでの流れを本発明の画像処理装置及び定型文書記入データ処理システムのブロック図である図5と、ファイルFのデータから記入済定型文書P4が記録用紙へ形成されるまでのフローチャートを示している図10とにより説明する。
図5のブロック図において、情報処理デバイス2は、前述の構成に加え、記入データ記憶手段26に記憶されているファイルFの未記入定型文書P1のデータと、記入データW2とを合成するデータ合成手段27から構成されている。そして、情報処理デバイス2には、記入済定型文書P4を記録用紙へ形成する出力装置3が接続されている。
ファイルFの未記入定型文書P1のデータと、記入データW2とを合成し、出力装置3により記録用紙へ記入済定型文書P4を形成するためには、記入データ記憶手段26からファイルF、或いは、遠隔地のLANから受信され、記入データ記憶手段26に記憶されたファイルFを要求し(図10、ステップS31)、データ合成手段27により、未記入定型文書P1のデータと、ファイルF内の所定の記入データW2とが合成される(図10、ステップS32)。この時、データ合成手段27では、未記入定型文書P1の各記入枠が未記入定型文書P1の左上から順番に検出され、検出された順番に従い、記入データW2の各記入データが未記入定型文書P1の各記入枠へ記入されているかの如く合成され、記入済定型文書P4のデータが作成される。そして、ファイルF内で他に合成する記入データW2がある場合には、ステップS32へ戻り(図10)、必要とされている記入データW2を「氏名」により識別し、必要とされている記入データW2を全て合成するまでステップS32及びステップS33を繰り返す(図10)。全ての必要とされている記入データW2が合成され、各記入データW2について記入済定型文書データが作成された後に、これら記入済定型文書データに基づき出力装置3で記入済定型文書P4が記録用紙へ形成される(図10、ステップS34)。
以上説明した通り、本発明の定型文書記入データ処理システムによれば、複数枚のコード付記入済定型文書P3を画像読取装置4で読み取る際、各コード付記入済定型文書P3に付与されているコードC1、C2、C3、C4に保持されているコード付記入済定型文書P3の識別番号のデータと、各記入枠に囲まれた領域内の記入データとが抽出される。そのため、画像読取装置4により読み取られたコード付記入済定型文書P3の全データから重複した部分、即ち、未記入定型文書P1のデータを取り除くことができ、高い圧縮率でコード付記入済定型文書P3の記入データを記入データ記憶手段26に記憶させ、未記入定型文書P1のデータと共にファイルFを作成し、データベースを形成することが可能となる。
また、記入データ記憶手段26に記憶されているファイルFには未記入定型文書P1のデータも含まれているため、コード付記入済定型文書P3を画像読取装置4で読み取り遠隔地のLANへ送信する際においては、読み取られたコード付記入済定型文書P3について記入データ記憶手段26でファイルFを作成し、このファイルFを送信すればよい。そのため、送信元及び送信先で未記入定型文書P1を予め保有している必要がなく、複数種類の定型文書に容易に対応することが可能である。そして、決まったアプリケーションだけではなく、スキャンサービス業者などの顧客のあらゆる定型文書を画像読取装置4により読み取らなければならない業態にも容易に対応することができる。
更に、画像読取装置4によりコード付記入済定型文書P3を読み取った際に、コード付記入済定型文書P3に位置ずれやスキューずれが発生している場合でも、位置ずれ検出部24aにより、予め設定されているコード付未記入定型文書P2に付与されたコードC1、C2、C3、C4の位置と、画像読取装置4により読み取られたコード付記入済定型文書P3に付与されたコードC1、C2、C3、C4の位置とが比較され、検出された位置ずれ量に応じ、コード付記入済定型文書P3における各記入枠の基準座標が補正される。そのため、画像読取装置4により読み取られたコード付記入済定型文書P3の全データから未記入定型文書P1のデータを正確に取り除くことができ、高い圧縮率でコード付記入済定型文書P3の記入データを記入データ記憶手段26に記憶させ、未記入定型文書P1のデータと共にファイルFを作成し、データベースを形成することが可能となる。また、画像読取装置4により複数枚のコード付記入済定型文書P3を読み取った際に、コード付記入済定型文書P3に位置ずれやスキューずれが発生している場合、1枚目を読み取った際にコードC1、C2、C3、C4の位置から検出された位置ずれ量を位置ずれ検出部24aに記憶させるとよい。これにより、2枚目以降については、位置ずれ検出部24aに記憶された1枚目の位置ずれ量をもとに、各記入枠の基準座標を補正させることができる。
更にまた、本発明では、画像読取装置4により読み取られるコード付記入済定型文書P3の識別番号のデータと、各記入枠に囲まれた領域のデータとが予めコードC1、C2、C3、C4として付与されているため、定型文書に記載されている番号を画像読取装置により読み取り、当該定型文書を認識することにより内容を読み取る方式と異なり、コードC1、C2、C3、C4を読み取るだけで抽出すべくコード付記入済定型文書P3における各記入枠に囲まれた領域を決定することができる。そして、複数種類の定型文書を画像読取装置により読み取る場合においては、予めコード付記入済定型文書P3における各記入枠に囲まれた領域を決定しているため、当該定型文書の各記入枠を読み取る都度判定し、各記入枠内の記入データ以外のデータを取り除く方式と異なり、誤判定を防止することができる。
最後に、本発明の説明にあたり、「住所変更届け」を定型文書としたが、これに限らず、アンケート用紙を定型文書とすることもできる。この場合においても、未記入アンケート用紙を画像読取装置4により読み取り、当該未記入アンケート用紙の各記入枠に関するデータを保持したコードを四隅に付与されたコード付未記入アンケート用紙を出力装置3により記録用紙に形成し、配布する。そして、回収された複数のコード付記入済アンケート用紙を画像読取装置4で読み取り、記入データ記憶手段に記入データと、未記入アンケート用紙のデータとを記憶させ、ファイルを作成し、データベースを形成することにより、アンケートを集計することが可能である。
本発明の定型文書記入データ処理システムの概略図を示している図である。 本発明において出力装置として適用される電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の概略構成図である。 本発明において適用される画像読取装置の概略構成図である。 本発明において処理される定型文書を示している図である。 本発明の画像処理装置及び定型文書記入データ処理システムのブロック図である。 未記入定型文書にコードが付与されるまでのフローチャートを示している図である。 コードに保持させる未記入定型文書の各記入枠の領域を示すデータの例とコードとが示されている図である。 コード付記入済定型文書の記入データからデータベースが形成されるまでのフローチャートを示している図である。 コード付記入済定型文書の記入データがデータベース化されるまでの流れを模式的に示している図である。 ファイルのデータから記入済定型文書が記録用紙へ形成されるまでのフローチャートを示している図である。
符号の説明
1a・・・未記入定型文書データ作成手段、2・・・情報処理デバイス、21・・・未記入定型文書データ記憶手段、22・・・記入枠検出手段、23・・・コード付与手段、24・・・コード検出手段、24a・・・位置ずれ検出部、25・・・記入データ抽出手段、26・・・記入データ記憶手段、27・・・データ合成手段、3・・・出力装置、10・・・情報通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 記入枠を有する定型文書で前記記入枠が未記入である未記入定型文書を読み取る画像読取装置と、前記画像読取装置により前記未記入定型文書が電子データ化された未記入定型文書データを格納する未記入定型文書データ記憶手段と、前記未記入定型文書の各記入枠を検出する記入枠検出手段と、前記記入枠検出手段により検出された前記未記入定型文書における各記入枠の領域を示す座標をコード化し、前記未記入定型文書にコードを付与するコード付与手段とを備える情報処理デバイスと、前記情報処理デバイスの要求に応じ前記定型文書を記録用紙へ形成する出力装置とから構成され、
    前記出力装置は、前記未記入定型文書に前記コード付与手段によりコードが付与されたコード付未記入定型文書を記録用紙へ形成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記情報処理デバイスは、前記未記入定型文書データを作成する未記入定型文書データ作成手段を備える端末装置が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 特許請求の範囲第1項または第2項の画像処理装置の構成に加え、
    前記画像読取装置は、前記コード付未記入定型文書の各記入枠が手書きにより記入されたコード付記入済定型文書を読み取り、
    前記情報処理デバイスは、前記画像読取装置により読み取られた前記コード付記入済定型文書に付与されたコードを検出するコード検出手段と、前記コードにより示された座標から前記コード付記入済定型文書における各記入枠の領域内の記入データを抽出する記入データ抽出手段と、前記記入データ抽出手段により抽出された前記記入データを格納する記入データ記憶手段と、前記未記入定型文書データ記憶手段に格納された前記未記入定型文書データ及び前記記入データ記憶手段に格納された前記記入データを合成し、記入済定型文書データを作成するデータ合成手段とを備え、
    前記記入データ記憶手段は、前記未記入定型文書データと、前記記入データとからファイルを作成し、当該ファイルを格納することを特徴とする定型文書記入データ処理システム。
  4. 前記出力装置は、前記データ合成手段において作成された前記記入済定型文書データに基づき記入済定型文書を前記記録用紙へ形成することを特徴とする請求項3に記載の定型文書記入データ処理システム。
  5. 前記コード付与手段は、前記未記入定型文書の四隅に前記コードを付与し、前記コード検出手段は、前記画像読取装置により読み取られた前記コード付記入済定型文書の四隅に付与されたコードの位置ずれを検出する位置ずれ検出部を備えることを特徴とする請求項3に記載の定型文書記入データ処理システム。
  6. 前記情報処理デバイスは、情報通信ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の定型文書記入データ処理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015050730A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
JP2015056051A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 ブラザー工業株式会社 筆記データ処理装置
JP6060419B1 (ja) * 2016-06-20 2017-01-18 株式会社アクロス アンケート画像ファイル作成方法及びアンケート冊子

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