JP2006268169A - ディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、その電源制御方法 - Google Patents

ディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、その電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データディスクの故障と同時期にスペアディスクも故障し、ディスクアレイ装置の信頼性を低下させるということのないディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法を提供する。
【解決手段】2つ以上のスペアディスク30ー1〜30ー3の内、1台のスペアディスク30ー2のみ電源をオンしてホットスタンバイ状態にし、残りのスペアディスク装置30ー1、30ー3は電源をオフし動作停止状態にし、且つ、スペアディスク装置30ー1〜30ー3の電源状態を一定周期でローテーションする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法に関し、特に、信頼性(MTBF)を向上させるディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法に関する。ディスクアレイ装置のスペアディスクドライブ(スペアディスク装置)として設ける複数のハードディスクドライブ(HDD)の電源を1台のみオンにし、残りのスペアディスク装置をオフにして休止させることにより、データディスクドライブ(データディスク装置)とスペアディスク装置との障害が同一時期に発生することを防止するディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法に関する。
従来この種のディスクアレイ装置は、複数台のハードディスクドライブ(HDD)でRAID(Redundant Arrays of Inexpensive disks)を構成し、データの信頼性向上を図っている。例えば、RAIDレベル5のディスクアレイ装置は、データを各データディスク装置にストライプ状に分散して記録するとともに、各データのパリティ情報も分散して記録する。
ディスクアレイ装置は、RAIDを構成しているデータディスク装置に障害が発生したときに冗長性を保つため、スペアディスク装置を搭載する。データディスク装置が故障したとき、スペアディスク装置には、故障したデータディスク装置のデータを生成する。故障したデータディスクドライブは、ディスクアレイ装置から切り離す。
しかし、HDDの品質・信頼性(MTBF:平均故障間隔)が同じ場合、データディスク装置の故障と同時期にスペアディスク装置も故障するというケースがある。スペアディスク装置の故障により、ディスクアレイ装置の信頼性を低下させることになる。
そこで、スペアディスク装置を具備するディスクアレイ装置の信頼性を向上させる技術として、スペアディスク装置を使用しないとき、スペアディスク装置の回転を停止させる制御を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の技術は、ディスクアレイ装置に搭載した全てのスペアディスク装置のモータを停止させ、スペアディスク装置を確実にかつ安定して使用するものである。
上記技術は、データディスク装置の故障を検出したタイミングでスペアディスク装置のモータを起動させ、故障したデータディスク装置のデータを生成する。従って、スペアディスク装置が正常に起動しない場合には、非冗長状態(縮退状態)となり、ディスクアレイ装置の信頼性の向上を図ることはできない。
また、ディスクアレイ装置のHDDの寿命を平均化して信頼性を向上させ、HDDの交換回数を減らすものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2の技術は、ディスクアレイ装置に搭載した全てのHDDの中で最も通電時間の長いHDDをホットスペアディスク装置にローテーションする。通電時間の短いHDDをデータディスク装置として使用するものである。
上記技術は、データディスク装置が故障したタイミングでホットスペアディスク装置へのデータ生成と、ホットスペアディスク装置のローテーションのために故障交換したスペアディスク装置に対してRAIDの再構築をう。従って、ローテーション中は、一時的にホットスペアディスク装置がディスクアレイ装置内に存在しなくなる。従って、ローテーション中に、他のデータディスク装置が故障した場合には非冗長状態(縮退状態)となり、ディスクアレイ装置の信頼性の向上を図ることはできない。
ところで、ディスクアレイ装置に搭載するHDDは、ファイバーチャネル(Fibre Channel、以下FCと略す)インタフェースを備えるHDDが一般的である。その理由は、FCの持つ高い性能や信頼性の要求に対応するためである。パーソナルコンピュータ(PC)で汎用的に用いるATA(AT Attachment)インタフェースのHDDを使用することは、信頼性の面から非常に稀である。
一方、近年、安価で大容量かつ柔軟で容易な運用が可能なストレージへの市場要求が高まり、ATA HDDを用いた信頼性の高いディスクアレイ装置が必要となっている。しかし、ATA HDDは、高密度化技術として、FC HDDに比べてヘッドと媒体との隙間(浮上量)をFC HDDに比較して小さくしており、HDDの信頼性(特に、MTBF:Mean Time Between Failure)が低くなっている。従って、低価格のATA HDDを用いて信頼性の高いディスクアレイ装置を構成できないという問題がある。
特開2001ー067190号公報 特開2000ー293315号公報
従来のスペアディスク装置を用いるディスクアレイ装置は、HDDのMTBFが同じ場合、RAIDを構成するデータディスク装置の故障と同時期にスペアディスク装置も故障し、ディスクアレイ装置の信頼性を低下させるという課題がある。
また、ディスクアレイ装置に搭載した全てのスペアディスク装置のモータを停止させ、スペアディスク装置を安全に使用する特許文献1の技術は、スペアディスク装置が正常に起動しないとき、非冗長状態となり、ディスクアレイ装置の信頼性を向上できないという課題がある。
特許文献2の技術は、ディスクアレイ装置に搭載した全てのHDDの中で最も通電時間の長いHDDをホットスペアディスク装置にローテーションし、通電時間の短いHDDをデータディスク装置として使用する。従って、ローテーション中は、一時的にホットスペアディスク装置がディスクアレイ装置内に存在しなくなり、ローテーション中に、他のデータディスク装置が故障したときには非冗長状態となり、ディスクアレイ装置の信頼性を向上できないという課題がある。
本発明の目的は、上述のRAIDを構成するデータディスク装置の故障と同時期にスペアディスク装置も故障し、ディスクアレイ装置の信頼性を低下させるという課題を解決したディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法を提供することにある。
また、寿命(MTBF)は短いが低価格であるATA HDDを用いて、信頼性の低下しないディスクアレイ装置を構成できるディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法を提供することにある。
本発明のディスクアレイシステムは、複数のディスクドライブとディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置と、ディスクアレイ装置との間で書込・読出情報を送受信するホストコンピュータと、ディスクアレイ装置を管理する管理端末とを有するディスクアレイシステムにおいて、ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、ディスク制御部は、スペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りのスペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にする手段と、スペアディスクドライブの電源状態をローテーションする手段と、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを故障したデータディスクドライブと代替する手段とを有する電源制御手段と、ディスクドライブの情報を格納するディスクドライブ管理テーブルとを有することを特徴とする。
ディスクドライブ管理テーブルは、ディスクドライブの冗長構成情報と構成位置情報とを有するディスク構成情報と、ディスクドライブ障害の情報を格納する障害履歴情報と、スペアディスクドライブの電源状態を格納する電源オン/オフ情報とを有することを特徴とする。
冗長構成情報は、データディスクドライブとスペアディスクドライブとの台数情報を有することを特徴とする。
構成位置情報は、データディスクドライブとスペアディスクドライブとで各々の位置情報を有することを特徴とする。
管理端末は、電源オン状態と電源オフ状態との周期を変更する電源オン/オフ周期設定手段と、ディスクドライブ管理テーブルからディスクドライブの情報を収集するドライブ情報収集手段とを有することを特徴とする。
ローテーションする手段は、一定周期でローテーションすることを特徴とする。
ローテーションする手段は、停止状態のスペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にし、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを停止状態にすることを特徴とする。
本発明のディスクアレイ装置は、複数のディスクドライブと、ディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置において、ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、ディスク制御部は、スペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りのスペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にする手段と、スペアディスクドライブの電源状態をローテーションする手段と、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを故障したデータディスクドライブと代替する手段とを有する電源制御手段と、ディスクドライブの情報を格納するディスクドライブ管理テーブルとを有することを特徴とする。
ディスクドライブ管理テーブルは、ディスクドライブの冗長構成情報と構成位置情報とを有するディスク構成情報と、ディスクドライブ障害の情報を格納する障害履歴情報と、スペアディスクドライブの電源状態を格納する電源オン/オフ情報とを有することを特徴とする。
冗長構成情報は、データディスクドライブとスペアディスクドライブとの台数情報を有することを特徴とする。
構成位置情報は、データディスクドライブとスペアディスクドライブとで各々の位置情報を有することを特徴とする。
ローテーションする手段は、一定周期でローテーションすることを特徴とする。
ローテーションする手段は、停止状態のスペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にし、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを停止状態にすることを特徴とする。
本発明のディスクアレイ装置の電源制御方法は、複数のディスクドライブと、ディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置の電源制御方法において、ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、ディスク制御部は、電源制御手段によりスペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りのスペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にするステップと、スペアディスクドライブの電源状態をローテーションするステップと、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを故障したデータディスクドライブと代替するステップと、ディスクドライブ管理テーブルにディスクドライブの情報を格納するステップとを有することを特徴とする。
ローテーションするステップは、一定周期でローテーションするステップと、停止状態のスペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にするステップと、ホットスタンバイ状態のスペアディスクドライブを停止状態にするステップとを有することを特徴とする。
本発明のディスクアレイシステム、ディスクアレイ装置、ディスクアレイ装置の電源制御方法によれば、2つ以上のスペアディスク装置の内、1台のみ電源をオンしてホットスタンバイ状態にし、残りのスペアディスク装置は電源をオフし動作停止状態にする。また、スペアディスク装置の電源状態を一定周期でローテーションする。従って、全てのHDDのMTBFが同じである場合、データディスク装置の故障と同時期にスペアディスク装置も故障するという問題を回避させ、信頼性の向上を図ることができるという効果がある。
また、データディスク装置が故障したときのみ、スペアディスク装置をデータディスク装置と代替するため、スペアディスク装置に安価で信頼性の低いATA HDDを用いたとき、信頼性を低下させることなく、安価なディスクアレイ装置を構成することができるという効果がある。
さらに、スペアディスク装置の1台は、ホットスタンバイ状態にしているので、データディスク装置が故障したとき、スペアディスク装置にRAID構成の情報を再構築し、冗長状態に短時間で復帰することができるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のディスクアレイシステム1を示す概略構成ブロック図、図2は、図1中のディスク制御部4の概略構成ブロック図、図3は、図1中の管理端末5の概略構成ブロック図である。
図1〜図3を参照すると、ディスクアレイシステム1は、ホストコンピュータ6と、ディスクアレイ装置2と、ディスクアレイ装置2を管理する管理端末5とで構成する。ディスクアレイ装置2は、複数のディスクドライブ20ー1〜30ー3と、ディスクドライブ20ー1〜30ー3を並列に駆動制御するディスク制御部4と、ホストインタフェース制御部3とで構成する。ホストコンピュータ6は、ディスクアレイ装置2との間でホストインタフェース制御部3を介して書込・読出情報を送受信する。
ディスクドライブ20は、RAIDを構成するデータディスクドライブ20ー1〜20ー3と、スペアディスクドライブ(予備ディスクドライブ)30ー1〜30ー3とで構成する。データディスクドライブとスペアディスクドライブとの台数は、各々3台に限定するものでないことは、云うまでもない。
なお、データディスクドライブ20ー1〜20ー3は、データディスク20ー1〜20ー3、スペアディスクドライブ30ー1〜30ー3は、スペアディスク30ー1〜30ー3と以降、略称する(図面も略称で表記する)。
ディスク制御部4は、電源制御手段42と、ディスクドライブ20の情報を格納するディスクドライブ管理テーブル41とを備える。
電源制御手段42は、スペアディスク30ー1〜30ー3の内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし(図1の例では、スペアディスク30ー2)、且つ残りのスペアディスク(図1の例では、30ー1、30ー3)を電源オフの状態で停止状態にする手段と、スペアディスク30ー1〜30ー3の電源状態をローテーションする手段と、データディスク20ー1〜20ー3が故障したときのみ、ホットスタンバイ状態のスペアディスク30ー2を故障したデータディスク20ー1〜20ー3と代替する手段とを格納する。
ディスクドライブ管理テーブル41は、ディスク構成情報411と、ディスクドライブ障害の情報を格納する障害履歴情報412と、スペアディスク30ー1〜30ー3の電源状態を格納する電源オン/オフ情報413とを有する。ディスク構成情報411は、ディスクドライブ20の冗長構成情報と構成位置情報とを有する。冗長構成情報は、データディスク20ー1〜20ー3とスペアディスク20ー1〜20ー3との台数情報と、RAID構成情報とを持つ。図1の例では、データディスク20ー1〜20ー3の3台でRAIDを構成し、3台のスペアディスク20ー1〜20ー3を持つ。構成位置情報は、データディスク20ー1〜20ー3とスペアディスク30ー1〜30ー3との各々の位置情報を有する。図1の例では、データディスク20ー1はデータディスク#0、データディスク20ー2はデータディスク#1、データディスク20ー3はデータディスク#2の位置情報を持つ。また、スペアディスク30ー1はスペアディスク#0、スペアディスク30ー2はスペアディスク#1、スペアディスク30ー3はスペアディスク#2の位置情報を持つ。
管理端末5は、電源オン状態と電源オフ状態との周期を変更する電源オン/オフ周期設定手段51と、ディスクドライブ管理テーブル41からディスクドライブ20の情報を収集するドライブ情報収集手段52とを備える。
次に、上述のように構成したディスクアレイシステム1の動作について、図面を参照して説明する。
図4は、ディスクアレイシステム1の動作を示すフローチャート、図5は、スペアディスク30ー1〜30ー3の電源(図示せず)の状態変化を説明するための図、図6は、スペアディスク30ー1〜30ー3の電源状態をローテーションする一例を示すタイミングチャートである。
図4を参照すると、まず、ディスク制御部4は、RAIDを構成しているディスク番号の確認を行う(S1)。次に、データディスク20ー1〜20ー3とスペアディスク30ー1〜30ー3との区分けをし、搭載しているスペアディスク30ー1〜30ー3の位置番号(#)と台数との確認を行う(S2)。
ここで、搭載しているスペアディスク30ー1〜30ー3の台数が1台の場合、ディスク制御部4は、そのスペアディスクの電源をオフせずホットスタンバイ状態のままとする(S11)。図1では、3台のスペアディスク30ー1〜30ー3が存在するが、データディスク20ー1〜20ー3の障害により、2台を交換済みで、保守による補充を未実施のとき、スペアディスク30ー1〜30ー3は残1台の状態となる。
スペアディスク30ー1〜30ー3が2台以上の場合、ディスク制御部4は、図6に示すようなスペアディスク30ー1〜30ー3の電源状態(電源オン/オフ状態)を一定時間間隔でローテーションするアルゴリズムに従い、1台のみ(図6では、始めにスペアディスク30ー2を選択)をオンにし、スペアディスク30ー1、30ー3をオフにする(S3)。
なお、図6に示す電源オン時間(T1)、電源オフ時間(T2)、オン/オフ周期(T1+T2)は、ディスクドライブ20の信頼性(MTBF)が最適となる値を、実績値、実験値などに基付いて設定する。
管理端末5は、電源オン/オフ周期設定手段51により、ローテーションするアルゴリズムを変更することができる(S4)。
次に、電源制御手段42は、ディスクドライブ管理テーブル41の情報を元に、スペアディスク30ー2を選択して電源をONにする(S5)。さらに、その選択したスペアディスク30ー2の電源をONにして、ホットスタンバイ状態とする(S6)。ここで、電源をONにしてもスペアディスク30ー2が正常に立ち上がらなかった場合は、起動失敗として、再度スペアディスク30ー1、30ー3の選択処理を行う(S5)。
正常にスペアディスク30ー2が起動した場合は、次に、ディスクドライブ管理テーブル41の情報を元に、電源をOFFにするスペアディスク30ー1、30ー3の選択を行なう(S7)。
ディスク制御部4は、選択した電源をOFFにするスペアディスク30ー1、30ー3をRAID構築に組み込んでいるか否かを確認する(S8)。即ち、既にデータディスク20ー1〜20ー3として代替して使用しているか否かを確認する。
選択したスペアディスク30ー1、30ー3が既にRAIDを構成している場合は、ディスク制御部4は、ディスクドライブ管理テーブル41に最新情報を書き込み、再度電源をOFFにするスペアディスク30ー1、30ー3の選択を行なう(S7)。
選択したスペアディスク30ー1、30ー3がRAIDを構成していない場合、電源制御手段42は、スペアディスク30ー1、30ー3の電源をOFFにする(S9)。
ディスク制御部4は、電源をOFF/ONしたディスク番号と位置番号(#)とをディスクドライブ管理テーブル41に書き込む(S10)。
ディスクドライブ管理テーブル41に記録した電源オン/オフ情報413から、図6に示すタイミングチャートに従って、上記(S1)のRAIDを構成しているディスク番号の確認に戻り、繰り返し処理を実行する。この繰り返し処理の中で、管理端末5から電源オン/オフ周期設定手段51による周期変更の入力がない場合は、図6に示すような時間間隔(T1、T2、T3)でスペアディスク30ー1〜30ー3の電源オン/オフをローテーションする。
次に、スペアディスク30ー1〜30〜3の電源状態変化を示す図5、および上記図4を用いて、ローテーションの動作に関して説明する。
図5を参照すると、ディスクアレイ装置2は、3台のデータディスク20ー1〜20ー3と、3台のスペアディスク30ー1〜30ー3とを搭載している例を示す。データディスク20ー1〜20ー3の障害により、2台を交換済みで、保守による補充を未実施のとき、スペアディスク30ー1〜30ー3は残1台の状態となるときの動作に関しては、ここでは説明を省略する。
ディスク制御部4は、3台のデータディスク20ー1〜20ー3と、3台のスペアディスク30ー1〜30ー3とを管理している。
図5に示す状態1は、スペアディスク30ー2の電源をオンにしてホットスタンバイ状態とし(図4のS6)、スペアディスク30ー1と30ー3との電源をオフしている状態を示している(図4のS9)。
状態2は、図6中のT1時間経過後のホットスペアの状態を示している。ここでは、スペアディスク30ー1の電源をオンにしてホットスタンバイ状態とし(図4のS6)、スペアディスク30ー2と30ー3との電源をオフしている状態を示している(図4のS9)。
状態3は、状態2から更にT1時間経過後のホットスペアの状態を示している。スペアディスク30ー3の電源をオンしてホットスタンバイ状態とし(図4のS6)、スペアディスク30ー1と30ー2との電源をオフしている状態を示している(図4のS9)。
状態1〜3に示すように、スペアディスク30ー1〜30ー3の内1台をホットスタンバイ状態にしているため、データディスク20ー1〜20ー3が故障した場合、ホットスタンバイ状態にあるスペアディスク30ー1〜30ー3にRAID構成の情報を再構築し、故障したデータディスク20ー1〜20ー3の代わりとして稼動することができる。
また、1台を除いた残りのスペアディスク30ー1〜30ー3は、電源をオフし、動作停止状態(休止)であるため、ディスクドライブの品質・MTBFが同じ場合、データディスク20ー1〜20ー3の故障と同時にスペアディスクが故障するという問題を回避することができ、ディスクアレイ装置2の信頼性の向上を図ることができる。
さらに、データディスク20ー1〜20ー3が故障したときのみ、スペアディスク30ー1〜30ー3をデータディスク20ー1〜20ー3と代替してRAIDに組み込むため、スペアディスク30ー1〜30ー3に安価で信頼性の低いATA HDDを用いたとき、信頼性を低下させることなく、安価なディスクアレイ装置2を構成することができる。
本発明のディスクアレイシステムを示す概略構成ブロック図である。 図1中のディスク制御部の概略構成ブロック図である。 図1中の管理端末の概略構成ブロック図である。 ディスクアレイシステムの動作を示すフローチャートである。 スペアディスクの電源の状態変化を説明するための図である。 スペアディスクの電源状態をローテーションする一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 ディスクアレイシステム
2 ディスクアレイ装置
3 ホストインタフェース制御部
4 ディスク制御部
41 ディスクドライブ管理テーブル
411 ディスク構成情報
412 障害履歴情報
413 電源オン/オフ情報
42 電源制御手段
5 管理端末
6 ホストコンピュータ
20ー1〜30ー3 ディスクドライブ
20ー1〜20ー3 データディスク
30ー1〜30ー3 スペアディスク
51 電源オン/オフ周期設定手段
52 ドライブ情報収集手段

Claims (15)

  1. 複数のディスクドライブと前記ディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置との間で書込・読出情報を送受信するホストコンピュータと、前記ディスクアレイ装置を管理する管理端末とを有するディスクアレイシステムにおいて、前記ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、前記ディスク制御部は、前記スペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りの前記スペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にする手段と、前記スペアディスクドライブの電源状態をローテーションする手段と、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを故障した前記データディスクドライブと代替する手段とを有する電源制御手段と、前記ディスクドライブの情報を格納するディスクドライブ管理テーブルとを有することを特徴とするディスクアレイシステム。
  2. 前記ディスクドライブ管理テーブルは、前記ディスクドライブの冗長構成情報と構成位置情報とを有するディスク構成情報と、前記ディスクドライブ障害の情報を格納する障害履歴情報と、前記スペアディスクドライブの電源状態を格納する電源オン/オフ情報とを有することを特徴とする請求項1記載のディスクアレイシステム。
  3. 前記冗長構成情報は、前記データディスクドライブと前記スペアディスクドライブとの台数情報を有することを特徴とする請求項2記載のディスクアレイシステム。
  4. 前記構成位置情報は、前記データディスクドライブと前記スペアディスクドライブとで各々の位置情報を有することを特徴とする請求項2記載のディスクアレイシステム。
  5. 前記管理端末は、電源オン状態と電源オフ状態との周期を変更する電源オン/オフ周期設定手段と、前記ディスクドライブ管理テーブルから前記ディスクドライブの情報を収集するドライブ情報収集手段とを有することを特徴とする請求項1記載のディスクアレイシステム。
  6. ローテーションする手段は、一定周期でローテーションすることを特徴とする請求項1記載のディスクアレイシステム。
  7. ローテーションする手段は、停止状態の前記スペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にし、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを停止状態にすることを特徴とする請求項1または6記載のディスクアレイシステム。
  8. 複数のディスクドライブと、前記ディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置において、前記ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、前記ディスク制御部は、前記スペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りの前記スペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にする手段と、前記スペアディスクドライブの電源状態をローテーションする手段と、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを故障した前記データディスクドライブと代替する手段とを有する電源制御手段と、前記ディスクドライブの情報を格納するディスクドライブ管理テーブルとを有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  9. 前記ディスクドライブ管理テーブルは、前記ディスクドライブの冗長構成情報と構成位置情報とを有するディスク構成情報と、前記ディスクドライブ障害の情報を格納する障害履歴情報と、前記スペアディスクドライブの電源状態を格納する電源オン/オフ情報とを有することを特徴とする請求項8記載のディスクアレイ装置。
  10. 前記冗長構成情報は、前記データディスクドライブと前記スペアディスクドライブとの台数情報を有することを特徴とする請求項9記載のディスクアレイ装置。
  11. 前記構成位置情報は、前記データディスクドライブと前記スペアディスクドライブとで各々の位置情報を有することを特徴とする請求項9記載のディスクアレイ装置。
  12. ローテーションする手段は、一定周期でローテーションすることを特徴とする請求項8記載のディスクアレイ装置。
  13. ローテーションする手段は、停止状態の前記スペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にし、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを停止状態にすることを特徴とする請求項8または12記載のディスクアレイ装置。
  14. 複数のディスクドライブと、前記ディスクドライブを並列に駆動制御するディスク制御部とを有するディスクアレイ装置の電源制御方法において、前記ディスクドライブは、複数のスペアディスクドライブを有し、前記ディスク制御部は、電源制御手段により前記スペアディスクドライブの内1台を電源オンの状態でホットスタンバイ状態にし且つ残りの前記スペアディスクドライブを全て電源オフの状態で停止状態にするステップと、前記スペアディスクドライブの電源状態をローテーションするステップと、データディスクドライブが故障したときのみ、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを故障した前記データディスクドライブと代替するステップと、ディスクドライブ管理テーブルに前記ディスクドライブの情報を格納するステップとを有することを特徴とするディスクアレイ装置の電源制御方法。
  15. ローテーションするステップは、一定周期でローテーションするステップと、停止状態の前記スペアディスクドライブを1台選択してホットスタンバイ状態にするステップと、ホットスタンバイ状態の前記スペアディスクドライブを停止状態にするステップとを有することを特徴とする請求項14記載のディスクアレイ装置の電源制御方法。
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