JP2006267867A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光体上にトナーが均一に供給され、感光体表面の偏摩耗を抑制することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 入力された画像データに基づき感光体上にトナー像を形成する際に、A4記録紙の短手方向を先端にして給紙されるA4S記録紙に応じて画像データを出力し(A4S出力処理)、次に、A4記録紙の長手方向を先端にして給紙されるA4L記録紙に収まるように、画像データを90度回転して出力し(A4L出力処理)、感光体上に形成されるトナー像の位置が偏らないように、A4S記録紙/A4L記録紙出力が混在するように出力する画像形成装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置等に関し、より詳しくは、電子写真装置の複写機やプリンタ等に用いられる画像形成装置等に関する。
従来、電子写真方式のプリンタや複写機の感光体上には、転写行程で転写されないトナーが残るため、このトナーを除去するクリーニング手段が備えられている。通常、クリーニング手段は、感光体に常時圧接されているため、クリーニング手段と感光体との間に摩擦抵抗が発生し、その結果、感光体表面が摩耗することが知られている。
例えば、図6は、感光体膜厚の減少とトナー濃度との関係を説明するための図である。図6(a)に示すように、感光体にトナーを供給しない状態で走行枚数20,000枚の走行試験を行った場合は、感光体の膜厚が25μmから19μm程度に減少するのに対して、トナーを供給した場合は、12μm程度まで減少する。このように、感光体上にトナーが常に供給される場合は、感光体表面の摩耗が加速されるため、トナーの供給が少ない部分と多い部分とで、感光体の摩耗量に差が生じる(偏摩耗)。
また、図6(b)に示すように、感光体の膜厚が減少すると、感光体表面のトナー濃度が増大する現象が知られている。即ち、感光体表面の偏摩耗が加速すると、クリーニング不良が発生するとともに、感光体の膜厚によってトナー濃度が変動し、その結果、濃度ムラ等の画像欠陥に至る場合がある。このため感光体には均一にトナーを供給し、摩耗量に偏りを生じさせないことが望ましい。
感光体表面の摩耗量に偏りを生じさせない方法としては、例えば、画像出力枚数に応じて感光体の軸方向全面にトナーを強制的に供給し、クリーニング手段によりトナーを除去する方法(特許文献1参照)が挙げられる。また、感光体の非画像領域に、軸方向に延びた帯状の潜像を形成して現像手段によりトナー像を形成し、これをクリーニング手段により除去する方法(特許文献2参照)等が挙げられる。
特開2003−345207号公報 特開平04−005679号公報
しかし、特許文献1または特許文献2に記載されているような方法を用いる場合は、感光体表面に供給されるトナーの消費量が増大するため、コスト高の原因となり、生産性が低下するという問題がある。
また、生産性を向上させるために、一枚の記録紙の所定の位置に一定サイズの複数の画像を形成した後、裁断装置によりこれらの画像を裁断して複数のプリントに分割出力する方法も考えられる。例えば、図7は、一枚の記録紙に複数の画像を形成した場合を説明する図である。図7(a)に示すように、一枚の記録紙の所定の位置に4枚の画像を形成する場合は、4箇所の画像部と画像が形成されない非画像部とが生じる。このため、図7(b)に示すように、感光体表面には、画像部に対応する部分にトナーが供給され、非画像部に対応する部分にはトナーが供給されない。その結果、図7(c)に示すように、感光体のトナーが供給される部分(画像部)の磨耗量と、トナーが供給されない部分(非画像部)の磨耗量とに差が生じ、図7(d)に示すように、感光体上のトナーの濃度ムラが発生するという問題がある。
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、像担持体上に形成されるトナー像の位置が偏在しないようにすることが可能な画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、入力された画像データに応じて像担持体上にトナー像を形成する際に、像担持体表面の偏磨耗を抑制する画像形成方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明においては、長手方向の記録紙と短手方向の記録紙とを混在させて出力する方法を採用している。
即ち、本発明によれば、記録媒体の長手方向を先端にした向きで給紙する第1の給紙部と、第1の給紙部から給紙される記録媒体と同一サイズの記録媒体について、この記録媒体の短手方向を先端にした向きで給紙する第2の給紙部と、第1の給紙部からの出力と第2の給紙部からの出力とを混在させるように制御する制御部とを含むことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明が提供される画像形成装置は、入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理部と、画像処理部により画像処理が施された画像データに基づいてトナー像を担持する像担持体と、像担持体に担持されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備えている。
ここで、制御部は、同一の画像を同一の向きで一定枚数以上出力した後に、画像処理部に対して画像回転処理を指示し、画像回転処理に連動して第1の給紙部および第2の給紙部の何れか一方からの給紙を制御することが好ましい。
また、制御部は、第1の給紙部からの出力と第2の給紙部からの出力とを交互に実行するように制御することもできる。
また、本発明が適用される画像形成装置は、出力すべき画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行して画像処理を施す画像処理手段と、画像処理手段により画像処理が施された画像データに基づいて像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写してプリント出力する画像出力手段とを備え、画像出力手段は、画像処理手段による画像回転処理をする/しないに連動して記録媒体の送り方向を長手/短手で混在させた状態でプリント出力することにより、像担持体上に形成されるトナー像の位置の偏りを抑制することを特徴とすることができる。
画像処理手段は、画像データに対して90度回転処理をする/しないを選択的に実行することができる。
また、画像処理手段は、記録媒体の長手/短手いずれか1方向で送られる記録媒体の所定の枚数に基づき画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行することが好ましい。
さらに、画像処理手段は、記録媒体の長手/短手いずれか1方向で交互に送られる記録媒体の送り方向に基づき画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行することもできる。
次に、本発明を方法のカテゴリーから把握すると、本発明によれば、入力された画像データに基づいて像担持体上にトナー像を形成し、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写して出力する画像形成方法であって、記録媒体の短手方向および長手方向の何れか一方の向きを先端にして記録媒体を搬送し、一方の向きに対応して画像処理を施して像担持体上にトナー像を形成すると共に、形成されたトナー像を一方の向きで搬送される記録媒体に転写して出力し、一方の向きでの出力が所定の範囲を超えた状態にて、一方とは異なる他方の向きに対応して画像処理を施して像担持体上にトナー像を形成すると共に、形成されたトナー像を他方の向きで搬送される記録媒体に転写して出力することを特徴とする画像形成方法が提供される。
ここで、本発明が適用される画像形成方法においては、像担持体上に形成されたトナー像を一方の向きで搬送される記録媒体の所定の枚数に転写して出力した後、一方とは異なる他方の向きに応じて画像処理を施すことが好ましい。
また、本発明が適用される画像形成方法においては、像担持体上に形成されたトナー像を一方の向きで搬送される記録媒体に転写する出力と、一方とは異なる他方の向きで搬送される記録媒体に転写する出力と、を交互に実行することもできる。
さらに、本発明が適用される画像形成方法は、入力された画像データに基づき像担持体上にトナー像を形成する画像形成方法であって、トナー像が転写される所定の大きさの記録媒体の長手方向または短手方向を先端にした記録媒体の向きに応じて画像データを回転させて出力し、出力された画像データが収まるように、記録媒体の長手方向を先端にした記録媒体の向きと記録媒体の短手方向を先端にした記録媒体の向きとを切り替えて出力することを特徴とすることができる。
ここで、本発明が適用される画像形成方法においては、少なくとも1枚の記録媒体を記録媒体の短手方向を先端にして給紙し、続いて、少なくとも1枚の記録媒体を記録媒体の長手方向を先端にして給紙することが好ましい。
また、本発明が適用される画像形成方法では、像担持体上に、記録媒体の短手方向を先端にして所定枚数が給紙される向きにトナー像を形成し、その後、記録媒体の長手方向を先端にして所定枚数が給紙される向きにトナー像を形成するように画像データを回転し、像担持体の偏磨耗を抑制することができる。
本発明の画像形成装置によれば、感光体表面の偏摩耗が抑制される。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について、図面に基づき説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。また、使用する図面は、本実施の形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさを表すものではない。
(画像形成装置)
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を説明するための図である。図1に示す画像形成装置は、記録紙としてA4サイズの短手方向を先端にしたカット紙(A4S記録紙)及びA4サイズの長手方向を先端にしたカット紙(A4L記録紙)を使用する。本体100には、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像形成手段が備えられている。
画像形成手段は、画像プロセス系1、記録紙給紙手段として記録紙(シート)を搬送するシート搬送系2、画像処理手段としてパーソナルコンピュータや画像読取部102等に接続され、受信された画像データに所定の画像処理を施す画像処理部(IPS:Image Processing System)40、制御手段として画像プロセス系1、シート搬送系2及び画像処理部(IPS)40を制御する制御部50、を主要な構成としている。また、モード切替手段としてユーザーインターフェース(UI)110を備えている。尚、図1は、画像形成装置をユーザが操作する側(手前側)から見た図である。
画像読取部102は、受像素子やプラテンガラス等を備え、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射してその反射光を受像素子で読み取り、この読み取り結果に基づいて、画像処理部(IPS)40によって画像データが生成される。画像形成装置はこのようにして生成された画像データに基づいて画像を形成するほか、図示せぬパーソナルコンピュータ等の外部装置から供給される画像データに基づいて画像処理部(IPS)40により画像を形成する。
画像プロセス系1は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)にそれぞれ対応する4個の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K、この画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにおける感光体2Y,2M,2C,2Kにそれぞれ形成された各色のトナー像を中間転写ベルト9上に多重転写させる転写ユニット3、を備えている。
また本体100には、転写ユニット3によって2次転写された記録紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録紙に定着させる定着器15を備えている。さらに、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kに対して各色のトナーをそれぞれ供給するためのトナーカートリッジ30Y,30M,30C,30Kが設けられている。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、4個の色毎に、図1中の矢印A方向に回転しながらトナー像を形成する感光体2Y,2M,2C,2Kと、帯電ロールを用いて感光体2Y,2M,2C,2Kを、それぞれ均一に帯電させる帯電器3Y,3M,3C,3Kと、を備えている。
また、Y,M,C,K各色の画像データに基いて変調された露光光を、帯電した感光体2Y,2M,2C,2Kに照射することによりY,M,C,K各色の静電潜像を形成する露光部4Y,4M,4C,4Kと、感光体2Y,2M,2C,2Kに形成された静電潜像をトナーによって現像することで感光体2Y,2M,2C,2Kにトナー像を形成する現像器5Y,5M,5C,5Kと、転写後に感光体2Y,2M,2C,2Kに残留したトナーをクリーニングするクリーナ7Y,7M,7C,7Kと、感光体2Y,2M,2C,2K上の静電潜像を消去させるイレーズランプ8Y,8M,8C,8Kとを備えている。
転写ユニット3は、駆動ロール10及び対向ロール13に架け渡され、感光体2Y,2M,2C,2Kと接触しながら、図1中の矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト9と、中間転写ベルト9を挟んで感光体2Y,2M,2C,2Kとニップ領域を形成し、このニップ領域において感光体2Y,2M,2C,2K周面のトナー像を中間転写ベルト9に転写する1次転写ロール6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ベルト9を挟んで対向ロール13とニップ領域を形成し、中間転写ベルト9上のトナー像を記録紙に2次転写する2次転写ロール12とを備えている。尚、2次転写ロール12と対向ロール13とによって形成されているニップ領域を、以下では「2次転写位置」という。
シート搬送系2は、給紙部17として、A4サイズの短手方向を先端にしたカット紙(A4S記録紙)を収容する収容トレイ18Nと、収容トレイ18NからA4S記録紙を送り出すフィードロール17Nと、A4S記録紙を搬送路21Nに搬送する第1搬送ロール23Nとを備えている。また、A4Sとは別に、A4サイズの長手方向を先端にしたカット紙(A4L記録紙)を収容する収容トレイ18Pと、収容トレイ18PからA4L記録紙を送り出すフィードロール17Pと、A4L記録紙を搬送路21Pに搬送する第1搬送ロール23Pと、を備えている。
さらに、搬送路21Nまたは搬送路21Pから搬送されたA4S記録紙またはA4L記録紙を搬送する第2搬送ロール19と、A4S記録紙またはA4L記録紙を搬送路20から2次転写位置に搬送するレジストロール24とを備えている。
また、2次転写位置に設けられた対向ロール13及び2次転写ロール12を介して定着器15に搬送され、トナー画像が定着されたA4S記録紙またはA4L記録紙を本体100の機外に排出する排出ロール34と、排出ロール34によって排出口35から排出されたA4S記録紙またはA4L記録紙を積載する排出トレイ38を備えている。
次に、図1を用いて、画像形成装置の動作について説明する。
画像読取部102によって読み取られた原稿の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとして画像処理部(IPS)40に入力される。画像処理部(IPS)40では、入力された反射率データに対して、例えば、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施された画像データとして出力される。本実施の形態が適用される画像形成装置は、制御部50からの指示により画像処理部(IPS)40において、画像データを90度回転する/しない処理が選択的に実行される。画像データの回転処理については後述する。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kに出力される。
各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kでは、感光体2Y,2M,2C,2Kが帯電器3Y,3M,3C,3Kによって所定の電位に帯電される。また、露光部4Y,4M,4C,4Kは、画像処理部(IPS)40に入力された色材階調データに応じて発光し、感光体2Y,2M,2C,2Kを照射している。感光体2Y,2M,2C,2Kは、帯電された表面が露光されて静電潜像が形成される。本実施の形態では、画像処理部(IPS)40は、制御部50からの指示により画像データを90度回転する/しない処理を選択的に実行し、これに連動して使用する記録紙(A4S記録紙またはA4L記録紙)に画像が収まるように出力する。形成された静電潜像は、各々の現像器5Y,5M,5C,5Kにより、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体2Y,2M,2C,2K上に形成されたトナー像は、各一次転写ロール6Y,6M,6C,6Kによって中間転写ベルト9上に多重転写される。また、転写後の感光体2Y,2M,2C,2Kは、クリーナ7Y,7M,7C,7Kによってクリーニングされる。
シート搬送系2では、A4S記録紙またはA4L記録紙の搬送動作が制御部50により制御される。即ち、搬送路21Nまたは搬送路21Pに送られたA4S記録紙またはA4L記録紙は、トナー像が形成された中間転写ベルト9の移動タイミングに合わせてレジストロール24が回転し、対向ロール13および2次転写ロール12によって形成される2次転写位置に搬送される。2次転写位置にて下方から上方に向けて搬送されるA4S記録紙またはA4L記録紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写されたA4S記録紙またはA4L記録紙は、定着器15によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール34によって本体100の上部に設けられた排出トレイ38に排出される。一方、2次転写後の中間転写ベルト9は、ベルトクリーナ14によってクリーニングされ、次のプロセスに備える。
次に、画像処理部(IPS)40及び制御部50について説明する。
図2は、画像処理部(IPS)40及び制御部50の処理を示す機能ブロック図である。図2に示す機能ブロック図において、画像処理部(IPS)40は、画像読取部(IIT)またはパーソナルコンピュータ(PC)等からの画像データが入力する入力部41、入力部41に入力した画像データに、各種画像編集等の所定の画像処理を施す処理部42、使用する記録紙(A4S記録紙、A4L記録紙)に画像が収まるように画像データの90度回転をする/しない処理を行う回転処理部43、処理部42及び回転処理部43において処理された画像データを出力する出力部44とを備えている。
また、制御部50は、画像形成(A4S出力処理、A4L出力処理)を実行した回数をカウントするカウンター51、カウンター51によりカウントされた回数を記憶するメモリ52、画像形成の実行回数に応じて画像データの90度回転をする/しない処理を指示する回転指示部53とを備えている。
次に、画像処理部(IPS)40及び制御部50の動作について説明する。
画像処理部(IPS)40は、入力部41に入力した画像データを処理部42において各種画像編集等の所定の画像処理を施し、さらに、回転処理部43において使用する記録紙(A4S記録紙、A4L記録紙)に画像が収まるように画像データを90度回転をする/しない処理が行われ、その後、各種画像編集等の所定の画像処理を施された画像データとともに出力部44から出力され、一連の画像形成工程が実行される。
制御部50は、カウンター51によりカウントされてメモリ52に記憶された画像形成の実行回数が所定の数値に達すると、回転指示部53により画像処理部(IPS)40の回転処理部43に、画像データを90度回転をする/しない処理の指示がなされる。また、画像データを90度回転をする/しない処理に連動して、記録紙(A4S記録紙、A4L記録紙)の収容トレイ18N,18P(図1)の選択、中間転写ベルト9(図1)の移動タイミング等の制御が行われる。
本実施の形態が適用される画像形成装置は、前述したように、制御部50からの指示により画像処理部(IPS)40において、記録紙の所定の枚数毎に、画像データを90度回転する処理がなされる。その結果、感光体2Y,2M,2C,2K(以下、単に、感光体と言う。)上に均一にトナーが供給され、感光体表面の偏磨耗を抑制することができる。
図3は、感光体と記録紙との位置関係を説明する図である。図3(a)は、感光体に対するA4S記録紙の位置(a−a)及びA4L記録紙の位置(a−a)と、トナーの供給領域(a−a)とを表す。図3(b)は、感光体の軸方向に対して、A4サイズの短手方向を先端にしたA4S記録紙上の画像部及び画像データの向きを表し、同様に、図3(c)は、A4サイズの長手方向を先端にしたA4L記録紙上の画像部及び画像データの向きを表す。
図3(b)に示されたA4S記録紙上に形成される画像データは、制御部50からの指示によって画像処理部(IPS)40(図1)において90度回転処理が実行され、図3(c)に示されるように、A4L記録紙上に収まるように処理される。
その結果、図3(a)に示すように、感光体上のトナー供給領域が、感光体の軸方向全体に拡がるので、感光体表面の偏磨耗が抑制され、また、感光体上のトナーの濃度ムラを抑制することができる。
次に、本実施の形態が適用される画像形成装置における制御部50の回転処理ステップについて説明する。
図4は、制御部50(図2)における回転処理ステップを説明するためのフローチャートである。図4では、初めに、50枚のA4S記録紙に画像データを収める処理(A4S出力処理)の後、続いて、50枚のA4L記録紙に画像データを収める処理(A4L出力処理)を行う場合の回転処理ステップが示されている。
先ず、A4S出力処理について説明する。A4S出力処理においては、使用する記録紙としてA4S記録紙を選択する(ステップ101)。続いて、一連の画像形成行程が実施され、画像データをA4S記録紙上に形成させる(ステップ102)。さらに、定着器により未定着トナー像をA4S記録紙上に定着させ(ステップ103)、A4S出力処理が終了する。このとき、A4S出力処理の回数がA4S記録紙の使用枚数として制御部50に備えられたカウンター51(図2)によりカウントされ、記憶手段であるメモリ52(図2)に記憶される。続いて、次の画像の出力要求に対して、A4S記録紙の使用枚数(N)が50枚以下であるか否が判断される(ステップ104)。A4S記録紙の使用枚数(N)が50枚以下の場合は、再度、A4S記録紙(N=N+1)を使用するA4S出力処理が繰り返される(ステップ105)。
次に、メモリ52に記憶されるA4S記録紙の使用枚数(N)が50枚を超えると、A4L記録紙に画像データを収めるA4L出力処理が指示される(N=0)(ステップ106)。A4L出力処理においては、使用する記録紙としてA4L記録紙が選択される(ステップ107)。続いて、A4L記録紙に収まるように画像データを90度回転する指示が画像処理部(IPS)40(図2)になされる(ステップ108)。次いで、一連の画像形成行程が実施され、画像データをA4L記録紙上に形成させる(ステップ109)。さらに、定着器により未定着トナー像をA4L記録紙上に定着させ(ステップ110)、A4L出力処理が終了する。このとき、A4L出力処理の回数がA4L記録紙の使用枚数として制御部50のカウンター51によりカウントされ、メモリ52に記憶される。続いて、次の画像の出力要求に対して、A4L記録紙の使用枚数(N)が50枚以下であるか否が判断される(ステップ111)。A4L記録紙の使用枚数(N)が50枚以下の場合は、再度、A4L記録紙(N=N+1)を使用するA4L処理が繰り返される(ステップ112)。
さらに、メモリ52に記憶されるA4L記録紙の使用枚数(N)が50枚を超えると、A4S記録紙に画像データを収めるA4S処理が指示され(N=0)(ステップ113)、使用する記録紙としてA4S記録紙を使用するA4S出力処理が繰り返される。
このように、画像データ出力に際して、使用する記録紙50枚毎に、用紙サイズをA4S記録紙からA4L記録紙に切り替えることによって、前述したように、感光体2上のトナー供給領域が感光体2の軸方向に拡がり、その結果、感光体2表面の偏摩耗を抑制することができる。
次に、制御部50における画像データの回転処理の他の実施形態について説明する。
図5は、制御部50(図2)における回転処理ステップの他の実施形態を説明するためのフローチャートである。図5では、A4S出力処理とA4L出力処理とを交互に行う場合の回転処理ステップが示されている。
初めにA4S出力処理について説明する。A4S出力処理においては、画像の出力要求に対して使用する記録紙としてA4S記録紙が選択される(ステップ201)。次に、一連の画像形成行程が実施されて、画像データをA4S記録紙上に形成する(ステップ202)。さらに、定着器により未定着トナー像をA4S記録紙上に定着させ(ステップ203)、A4S出力処理が終了する。続いて、次の画像の出力要求に対して、A4L出力処理がなされる。A4L出力処理は、使用する記録紙としてA4L記録紙が選択される(ステップ204)。次いで、A4L記録紙に収まるように画像データを90度回転する指示が画像処理部(IPS)40(図2)になされる(ステップ205)。続いて、一連の画像形成行程が実施され、画像データをA4L記録紙上に形成する(ステップ206)。さらに、定着器により未定着トナー像をA4L記録紙上に定着させ(ステップ207)、A4L出力処理が終了する。
さらに、次の画像の出力要求に対して、使用する記録紙としてA4S記録紙が選択され、再び、A4S出力処理が行われ、その後、A4L出力処理→A4S出力処理→A4L出力処理が交互に繰り返される。
このように、画像データ出力に際して、使用する記録紙の用紙サイズをA4S記録紙からA4L記録紙に交互に切り替えることによって、感光体2上のトナー供給領域が感光体2の軸方向に拡がり、その結果、感光体2表面の偏摩耗を抑制することができる。
以上、説明したように、画像形成装置において、画像データ出力に際して、画像処理手段による画像データの回転をする/しない処理に連動して、使用する記録紙の送り方向を長手/短手で混在させた状態で出力することによって、感光体上のトナー供給領域を感光体の軸方向に拡げることができる。その結果、感光体上のトナーの濃度ムラを抑制することができ、さらに、感光体表面の偏摩耗を抑制することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を説明するための図である。 画像処理部(IPS)及び制御部の処理を示す機能ブロック図である。 感光体と記録紙との位置関係を説明する図である。 制御部における回転処理ステップを説明するためのフローチャートである。 制御部における回転処理ステップの他の実施形態を説明するためのフローチャートである。 感光体膜厚の減少とトナー濃度との関係を説明するための図である。 一枚の記録紙に複数の画像を形成した場合を説明する図である。
符号の説明
1…画像プロセス系、2…シート搬送系、3…転写ユニット、9…中間転写ベルト、10…駆動ロール、12…2次転写ロール、13…対向ロール、15…定着器、17…給紙部、17N,17P…フィードロール、18N,18P…収容トレイ、19…第2搬送ロール、21N,21P…搬送路、23N,23P…第1搬送ロール、24…レジストロール、34…排出ロール、38…排出トレイ、40…画像処理部(IPS)、50…制御部、100…本体、102…画像読取部、110…ユーザーインターフェース(UI)、1Y,1M,1C,1K…画像形成ユニット、2Y,2M,2C,2K…感光体、3Y,3M,3C,3K…帯電器、4Y,4M,4C,4K…露光部、5Y,5M,5C,5K…現像器、7Y,7M,7C,7K…クリーナ、8Y,8M,8C,8K…イレーズランプ、30Y,30M,30C,30K…トナーカートリッジ

Claims (13)

  1. 記録媒体の長手方向を先端にした向きで給紙する第1の給紙部と、
    前記第1の給紙部から給紙される記録媒体と同一サイズの記録媒体について、この記録媒体の短手方向を先端にした向きで給紙する第2の給紙部と、
    前記第1の給紙部からの出力と前記第2の給紙部からの出力とを混在させるように制御する制御部と
    を含む画像形成装置。
  2. 入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部により画像処理が施された画像データに基づいてトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、
    前記制御部は、同一の画像を同一の向きで一定枚数以上出力した後に、前記画像処理部に対して画像回転処理を指示し、当該画像回転処理に連動して前記第1の給紙部および前記第2の給紙部の何れか一方からの給紙を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の給紙部からの出力と前記第2の給紙部からの出力とを交互に実行するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 出力すべき画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行して画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理が施された画像データに基づいて像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写してプリント出力する画像出力手段とを備え、
    前記画像出力手段は、前記画像処理手段による画像回転処理をする/しないに連動して記録媒体の送り方向を長手/短手で混在させた状態でプリント出力することにより、前記像担持体上に形成されるトナー像の位置の偏りを抑制することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記画像データに対して90度回転処理をする/しないを選択的に実行することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像処理手段は、記録媒体の長手/短手いずれか1方向で送られる前記記録媒体の所定の枚数に基づき前記画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記画像処理手段は、記録媒体の長手/短手いずれか1方向で交互に送られる前記記録媒体の送り方向に基づき前記画像データに対して回転処理をする/しないを選択的に実行することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 入力された画像データに基づいて像担持体上にトナー像を形成し、当該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写して出力する画像形成方法であって、
    記録媒体の短手方向および長手方向の何れか一方の向きを先端にして記録媒体を搬送し、
    前記一方の向きに対応して画像処理を施して前記像担持体上にトナー像を形成すると共に、形成された当該トナー像を当該一方の向きで搬送される記録媒体に転写して出力し、
    前記一方の向きでの出力が所定の範囲を超えた状態にて、当該一方とは異なる他方の向きに対応して画像処理を施して前記像担持体上にトナー像を形成すると共に、形成された当該トナー像を当該他方の向きで搬送される記録媒体に転写して出力することを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記像担持体上に形成されたトナー像を前記一方の向きで搬送される記録媒体の所定の枚数に転写して出力した後、当該一方とは異なる前記他方の向きに応じて画像処理を施すことを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  10. 前記像担持体上に形成されたトナー像を前記一方の向きで搬送される記録媒体に転写する出力と、当該一方とは異なる前記他方の向きで搬送される記録媒体に転写する出力と、を交互に実行することを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  11. 入力された画像データに基づき像担持体上にトナー像を形成する画像形成方法であって、
    前記トナー像が転写される所定の大きさの記録媒体の長手方向または短手方向を先端にした前記記録媒体の向きに応じて前記画像データを回転させて出力し、
    前記出力された前記画像データが収まるように、前記記録媒体の長手方向を先端にした当該記録媒体の向きと記録媒体の短手方向を先端にした当該記録媒体の向きとを切り替えて出力することを特徴とする画像形成方法。
  12. 少なくとも1枚の前記記録媒体を当該記録媒体の短手方向を先端にして給紙し、続いて、少なくとも1枚の前記記録媒体を当該記録媒体の長手方向を先端にして給紙することを特徴とする請求項11記載の画像形成方法。
  13. 前記像担持体上に、前記記録媒体の短手方向を先端にして所定枚数が給紙される向きに前記トナー像を形成し、その後、前記記録媒体の長手方向を先端にして所定枚数が給紙される向きに前記トナー像を形成するように前記画像データを回転し、当該像担持体の偏磨耗を抑制することを特徴とする請求項11記載の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009226693A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Shojudo Ltd ダイヤグラムリーフレット及びその作成方法

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