JP2006267784A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カラーフィルタを透過した光の光度を光センサによって検知することで、より適切なLEDの光度調整を行うことのできる電気光学装置を提供する。
【解決手段】 電気光学装置は、例えば、一対の基板を有する液晶表示装置であり、複数の色の着色層が、一対の基板の間に設置されると共に画像の表示領域内に配置されている。照明装置は、バックライトであり、一対の基板のうち、一方の基板から光を入射させる。このバックライトとしては、例えば端面に、複数の光源を有する導光板であり、複数の光源としては、例えば、赤色、緑色、青色などの各色のLEDが用いられる。光センサは、着色層を透過した各色の光の光度を検知する。光源制御手段は、光センサによって検知された各色の光の光度を基に複数の光源の光度を色毎に制御する。これにより、電気光学装置は、着色層を透過した白色光の色、即ち、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種情報の表示に用いて好適な電気光学装置に関する。
液晶表示装置においては、透過表示を行うために液晶表示パネルの背面側にバックライトが設けられる。赤、緑、青の各色のLEDを光源に有するバックライトは、それぞれのLEDから出射された光を混光することにより白色光を生成し、生成された白色光を液晶表示パネルの背面側に照射する。液晶表示装置は、バックライトより照射された白色光を、液晶表示パネルの基板上に積層されている赤、緑、青のそれぞれの波長の光を透過するカラーフィルタに透過させることにより、カラー表示を実現している。
しかしながら、各色のLEDは、温度変化や経時変化により、光度特性が大きく変わる性質があるため、混光された白色光の色も変化してしまうという問題があった。特許文献1では、バックライト側に光センサを設け、各色のLEDから照射される光の光度を直接検知し、その検知信号を基にLEDの光度を調整しているが、ここで調整された白色光の色は、カラーフィルタを通したものではないので、観測者が所望する白色光の色とは異なるという問題があった。
特開2004−342454公報
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、カラーフィルタを透過した光の光度を光センサによって検知することで、より適切なLEDの光度調整を行うことを課題とする。
一対の基板と、前記一対の基板の間に設置されると共に画像の表示領域内に配置される複数の色の着色層と、それぞれが異なる色の光を出射する複数の光源を有し、前記一対の基板のうち一方の基板から光を入射させる照明装置と、前記着色層を透過した各色の光の光度を検知する光センサと、前記各色の光の光度を基に前記複数の光源の光度を色毎に制御する光源制御手段と、を備える
上記の電気光学装置は、例えば、一対の基板を有する液晶表示装置であり、複数の色の着色層が、一対の基板の間に設置されると共に画像の表示領域内に配置されている。照明装置は、バックライトであり、一対の基板のうち、一方の基板から光を入射させる。このバックライトとしては、例えば端面に、複数の光源を有する導光板であり、複数の光源としては、例えば、赤色、緑色、青色などの各色のLEDが用いられる。光センサは、着色層を透過した各色の光の光度を検知する。光源制御手段は、光センサによって検知された各色の光の光度を基に複数の光源の光度を色毎に制御する。これにより、電気光学装置は、着色層を透過した白色光の色、即ち、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例では、前記複数の色の着色層は、前記一対の基板のうち、いずれか一方の基板に設置されている。
上記の電気光学装置の好適な実施例では、前記複数の光源の光度は、前記複数の光源に流れる電流量により変化し、前記光源制御手段は、前記各色の光の光度が所定の比率となるまで前記複数の光源に流れる電流量を調整する。
上記の電気光学装置の一態様では、前記光センサは、単体の光センサとされ、光の分光スペクトルをとることにより前記各色の光の光度を検知する。このようにすることで、センサの数を減らすことが可能となる。
上記の電気光学装置の他の一態様では、前記電流量は、前記光センサが前記各色の光の光度を検知した後に、前記光源制御手段が前記電流量を調整する調整量の幅が0.2mA以下とされる。これにより、光源の光の光度を微調整することが可能となる。
上記の電気光学装置の他の一態様では、前記光センサは、前記他方の基板の着色層の存在する範囲を超えて延在する部分に取付けられる。これにより、一部の着色層が光センサによって覆われることがなく、表示領域の拡大を図ることができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例では、前記光センサは、前記他方の基板の内部を伝播してくる光を検知する。
本発明の他の観点では、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を液晶表示装置に適用したものである。
[第1実施形態]
(液晶表示装置)
まず、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置100の概略構成を模式的に示す断面図である。図1では、TFD素子を用いたアクティブ・マトリクス駆動方式であって、完全透過型の液晶表示装置を一例として挙げる。
図1において、液晶表示装置100は大きく分けて、液晶表示パネル30とバックライト50からなる。
液晶表示パネル30は、素子基板91と、その素子基板91に対向して配置されるカラーフィルタ基板92とが枠状のシール部材3を介して貼り合わされ、内部に液晶が封入されて液晶層4が形成されてなる。この枠状のシール部材3には、複数の金粒子などの導通部材7が混入されている。
下側基板2は、ガラスなどにより形成され、下側基板2の内面上には、サブ画素SG毎に、矩形状の開口部20が複数形成されている。各サブ画素SGの間には、隣接するサブ画素SG間を隔て、一方のサブ画素から他方のサブ画素への光の混入を防止するため、黒色遮光層BMが形成されている。この黒色遮光層BMは、黒色の樹脂材料、例えば黒色の顔料を樹脂中に分散させたもの等を用いることが可能である。
また、開口部20上には、サブ画素SG毎にR(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかからなる着色層6R、6G、6Bが形成されている。この着色層6R、6G、6Bによりカラーフィルタが構成される。図中、画素Gは、RGBのサブ画素SGから構成されるカラー1画素分の領域を示している。以下の説明もしくは図面において、色を問わずに構成要素を示す場合には、単に「着色層6」のように記し、色を区別して構成要素を示す場合には、例えば「着色層6R」のように記すこととする。
着色層6及び黒色遮光層BMの上には、透明樹脂等からなる保護層18が形成されている。この保護層18は、各色間のカラーフィルタの段差を平滑化する機能を有すると共に、本実施形態に係るカラーフィルタ基板92及び液晶表示装置100の製造工程中に使用される薬剤等による腐食や汚染から、着色層6を保護する機能を有する。保護層18の表面上には、ストライプ状のITO(Indium-Tin Oxide)などの透明電極(走査電極)8が形成されている。この透明電極8の一端はシール部材3内に延在しており、そのシール部材3内の導通部材7と電気的に接続されている。
一方、上側基板1は、ガラスなどにより形成され、上側基板1の内面上には、サブ画素毎に、TFD素子21及び画素電極10が形成されている。この画素電極10と透明電極8との間に電圧をかけ、液晶層4の液晶を配向制御することにより光の透過性を変化させて階調表示を行う。
上側基板1の外面上には、RGBのそれぞれの色の光度を検知するために、光センサ11が備え付けられる。光センサ11は、光センサ11R、11G、11Bの3種類のセンサであり、光センサ11Rは、R(赤)の光度の大きさを検知し、光センサ11Gは、G(緑)の光度の大きさを検知し、光センサ11Bは、B(青)の光度の大きさを検知する。光センサ11は、着色層6の真上にくる位置に配置され、着色層6を透過した光を直接検知する。
TFD素子21及び画素電極10の内面上には、透明樹脂等からなる保護層17が形成されている。上側基板1及び保護層17の内面上の左右周縁部には、走査線31が形成されている。走査線31の一端部はシール部材3内まで延在しており、その走査線31は、シール部材3内の導通部材7と電気的に接続されている。
下側基板2の透明電極8の内面上、及び上側基板1の保護層17の内面上には、それぞれ図示しない配向膜が形成されている。それらの配向膜の間には、液晶層4の厚さを均一に保持するために粒子状のスペーサ(図示略)がランダムに配置されている。
下側基板2の透明電極8、即ち下側基板2の走査線と、上側基板1の走査線31とは、シール部材3内に混入された導通部材7を介して上下導通している。
次にバックライト50について説明する。バックライト50は、導光体51を備え、導光板51の端面には、光源55を備えている。光源55は、RGBの各色のLED56、即ち、赤色LEDのLED56R、緑色LEDのLED56G、青色LEDのLED56Bを搭載している。さらに、バックライト50は、導光板51の反射面側に反射板52を備え、導光板51の出光面側に光を均一に出射するための拡散板53およびプリズムシート54を備えている。
光源55の各色のLED56が発光することにより、光が導光体51の端面より入射し、導光体51に入射した光は、導光体51内部を伝播し、反射板52、拡散板53およびプリズムシート54によって外部に均一に液晶表示パネル30に向かって出射する。こうして液晶表示パネル30に照射された照射光のうち、図1に示す経路Tに沿って進行した照明光は、開口部20上の着色層6および液晶層4を通過して観察者に至る。この場合、照射光は、着色層6および液晶層4を透過することにより所定の色相及び明るさを呈する。こうして、所望のカラー表示画像が観察者により視認される。
一方、液晶表示パネル30に照射された照射光のうち、図1に示す経路T2に沿って進行した照明光は、着色層6および液晶層4を通過して光センサ11に入射する。光センサ11は、入射した光を基にRGBの各色の光の光度を検知する。光センサ11は、LED電流制御回路60と電気的に接続されている。LED電流制御回路60は、各色のLED56と電気的に接続され、光センサ11の検知した各色の光の光度を基に、各色のLED56へ流す電流量を調整する。LED56に流す電流量を増やせば、LED56より出光する光は明るくなり、LED56に流す電流量を減らせば、LED56より出光する光は暗くなる。よって、このLED電流制御回路60が、本発明における光源制御手段として機能する。
なお、この液晶表示装置100は本発明を適用可能な各種の液晶表示装置の一例に過ぎない。即ち、本発明を適用する液晶表示装置の駆動方式、素子基板などは、図示のものに限定されず、各種の構成の液晶表示装置に本発明の適用が可能である。
(RGBのLEDにおける白色調整)
一般的な液晶表示装置では、バックライトから照射された白色光をカラーフィルタに透過させることによりカラー表示を行う。
図2(a)は、RGBの各色のLEDを有するバックライトの光のスペクトル分布を示している。図2(a)において、横軸は光の波長[nm]を、縦軸は相対発光強度を、それぞれ示す。RGBの各色の光は、各色のLEDからそれぞれ発光される。従って、図2(a)のグラフが示すように、RGBの各色のLEDを有するバックライトの光は、各色ごとにピークとなる波長を有している。このようなバックライトを有する液晶表示装置では、RGBの各色のLEDより出光した光を混光することにより、白色光を生成する。
図2(b)は、RGBのそれぞれのカラーフィルタの透過率を示している。図2(b)において、横軸は光の波長[nm]を示し、横軸は透過率[%]を示している。図2(b)が示すように、RGBのそれぞれのカラーフィルタの透過率は、それぞれRGBの各色の波長の範囲で透過率が最も高くなる性質を有している。よって、一般的な液晶表示装置では、RGBの各色を表示する場合、各色の着色層が各色の波長の範囲にある光のみを透過することにより、カラー表示を行うことができる。
図3は、上記で述べたそれぞれの光源を用いた場合の液晶表示装置による色再現範囲を国際照明委員会(CIE)の色度図上に示している。色再現範囲301はRGBのLEDを用いた液晶表示装置における色再現範囲を示し、色再現範囲302はシングルチップ方式の白色LEDを用いた液晶表示装置における色再現範囲を示す。シングルチップ方式の白色LEDは、青色LEDからの青色光でYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を励起することによって黄色光を生成し、青色光と黄色光を混光することで白色光を照射する。そのため、シングルチップ方式の白色LEDを用いた液晶表示装置では、Rの相対発光光度が低い。RGBのLEDを用いた液晶表示装置は、シングルチップ方式の白色LEDを用いた液晶表示装置よりも、Rの表示性能が高いので、図3に示すように、その分、R方向の色再現範囲も広くなる。
青色LEDのみが用いられるシングルチップ方式の白色LEDを用いた液晶表示装置は、青色LEDを点灯するだけで、白色光を生成できる。それに対し、RGBのLEDを用いた液晶表示装置は、白色光を生成するのに、赤色LED、緑色LED、青色LEDという、それぞれ性質の異なる3つのLEDから出光された光を所定の割合で混光する必要がある。そこで、このようなRGBのLEDを用いた一般的な液晶表示装置では、製品出荷時に予め、各色のLEDから出光する光の光度を、LEDに流す電流量を調整することにより、所定の白色光となる光度に調整している。
一般的な液晶表示装置において、表示画面に映し出される白色は、液晶層を光が完全に透過する状態にした後、RGBの各色の着色層を透過した光を改めて混光することにより生成される白色光の色である。液晶表示パネルにおける着色層の光の透過率は、その着色層の厚さなどによって異なるため、RGBの各色のLEDから出光した光は、着色層を透過することにより、RGBの各色の光の光度がそれぞれ変化する。そのため、バックライト側において、RGBの各色のLEDから出光する光を混光することにより、所定の白色光が生成されても、着色層6を透過した後の白色光の色が、その所定の白色光の色と同じになるとは限らない。言い換えれば、表示画面で白色表示を行うときに、観測者が視認する白色が、そのバックライト側で生成された所定の白色光の色と同じになるとは限らない。このように、白色光を構成するRGBの各色の光の光度の割合が、着色層の透過率により変化するため、観測者は、表示画面に映し出される白色と、バックライト側で生成した所定の白色光の色とが異なって見えてしまう。
また、各色のLEDの光度は、温度変化や経時変化などによっても変化し、その変化の特性は、各色のLEDによって異なる。そのため、各色のLEDに流す電流量を製品出荷時に予め設定した電流量のままにしておくと、温度変化や経時変化などにより、各色のLEDから出光された光の光度がそれぞれ変化してしまうので、各色のLEDから出光する光を混光しても当初設定していた白色光と同じ白色光とならなくなる。例えば、温度が上昇すると、青色LEDは明るくなる性質を有し、赤色LEDは暗くなる性質を有する。そのため、気温が高い場所では、液晶表示パネルの表示画面で表示された白色は、青みがかった白色になる。また、RGBのLEDのうち、青色LEDは、劣化が最も早く、時間が経過するにつれて暗くなるのに対し、赤色LEDは、劣化が最も遅い。よって、時間が経つにつれて、液晶表示パネルの表示画面で表示された白色は、赤みがかった白色になる。
第1実施形態の液晶表示装置100では、RGBのそれぞれの光を検知する光センサ11が上側基板1に設置され、その位置は着色層6の真上にくる位置とされる。光センサ11は、着色層6を透過した各色の光を検知した後、検知した各色の光の光度を検知信号として、光センサ11と電気的に接続されているLED電流制御回路60に送る。後に詳しく述べるが、LED電流制御回路60は、光センサ11によって検知された各色の光の光度を基に、LED56に流す電流量を変えることにより、各色の光の光度の割合を、当初設定していた白色光の割合に調整する。これにより、液晶表示装置100は、着色層6を透過した白色光の色、即ち、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。
第1実施形態に係る液晶表示装置100では、RGBのそれぞれの色の光度を検知するために、各色の光の光度を別々に検知する光センサ11R、光センサ11G、光センサ11Bが上側基板1上に設置されている。しかしながら、これに限られるものではなく、光センサ11を単体の光センサとしてもよい。この場合でも、単体の光センサである光センサ11は、RGBのすべての波長を含む光を検知し、その分光スペクトルをとることにより、RGBの各色の光の光度を求めることができる。センサ11を単体のセンサとすることで、センサの数を減らすことが可能となる。
また、着色層6は、RGBの3色の着色層より構成されるとしているが、これに限られるものではなく、さらにC(シアン)を加えた4色の着色層、さらには、Y(黄)、M(マゼンダ)、C(シアン)を加えた6色の着色層より構成されるとしてもよい。このような場合においても、新たに加えた色を含む各色の光の光度を光センサによって検知し、検知された各色の光の光度の割合が、予め設定されている所定の白色光の光度の割合になるまで、各色のLED56の光の光度の調整を行うことにより、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の構成について説明する。図4は、第2実施形態に係る液晶表示装置100aの概略構成を模式的に示す断面図である。第1実施形態に係る液晶表示装置100では、上側基板1に設置される光センサ11の位置は、着色層6の真上にくる位置とされ、着色層6を透過してくる光を直接検知する構成とされる。それに対し、第2実施形態に係る液晶表示装置100aでは、上側基板1は、着色層6の存在する範囲を超えて延在する部分1aを有し、光センサ11aは、その上側基板1の延在された部分1aに設置される。光センサ11aも、第1実施形態に係る液晶表示装置100の光センサ11と同様、LED56の電流量を制御するLED電流制御回路60と電気的に接続されている。
バックライト50より出光され、着色層6を透過して上側基板1に入射する光のうち、一部の光は、経路T3に沿って、上側基板1の上下面で反射を繰り返すことにより、上側基板1内部を伝播することができる。この上側基板1内部を伝播する光は、上側基板1の延在した部分1aに到達したときに、光センサ11aによって検知される。これによっても、第1実施形態に係る液晶表示装置100と同様、光センサ11aは、RGBの各色の光の光度を検知することができる。よって、第2実施形態に係る液晶表示装置100aは、着色層6を透過した白色光の色、即ち、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。また、第2実施形態に係る液晶表示装置100aでは、第1実施形態に係る液晶表示装置100と異なり、一部の着色層6が光センサ11によって覆われることがないので、表示領域の拡大を図ることができる。
なお、図4では、光センサ11aは、上側基板1の延在した部分1aの入光面側に取付けられているが、これに限られず、上側基板1の延在した部分1aの任意の場所に取付けることが可能である。例えば、破線11bで示すように上側基板1の延在した部分1aの出光面側に取付けることとしてもよい。
[LED電流制御処理]
次に、LED電流制御処理について、第1実施形態に係る液晶表示装置100を例に述べる。図5は、LED電流制御回路60のブロック図である。LED電流制御回路60は、CPU61と、CPU61に接続されているRAM(Random Access Memory)などのメモリ62から構成される。CPU61は、光センサ11およびLED56と電気的に接続されている。
液晶表示装置100において、製品出荷時には、表示画面に映し出される白色の設定が行われる。まず、液晶表示パネル30において、液晶層4は、光を完全に透過する状態にされる。次に、RGBの各色のLED56に流す電流量を調整することにより、表示画面に映し出される白色が、所定の白色に設定される。このときの着色層6を透過した後の白色光の光度の割合は、メモリ62に記憶される。このような白色光の例としては、例えば色温度6500K程度の白色光であり、そのときのRGBの各色の光の光度の割合は、およそ(Rの光度):(Gの光度):(Bの光度)=4:9:1となる。
先にも述べたように、RGBの各色のLEDから出光する光の光度は、温度変化や時間変化によって変化するので、定期的に白色光の光度調整を行う必要がある。このLED電流制御処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
光センサ11は、液晶表示パネルが白色表示となるときの着色層6を透過したRGBの各色の光の光度を検知し、検知した各色の光の光度を検知信号D1としてCPU61に供給する(ステップS1)。検知信号D1を受け取ったCPU61は、検知信号D1を基にRGBの各色の光の光度の割合を求める。CPU61は、そのRGBの各色の光の光度の割合が、メモリ62に記憶されている製品出荷時における白色光の各色の光の光度の割合と等しいか否かを判定する(ステップS2)。CPU61は、RGBの各色の光の光度の割合が、製品出荷時における白色光の各色の光の光度の割合と等しくないと判断した場合(ステップS2:No)、CPU61は、各色のLED56に供給する制御電流D2の値を調整する(ステップS3)。このとき、制御電流D2の一回の調整量は、0.2[mA]以下とされる。このようにすることで、LED56の光の光度を微調整することが可能となる。
CPU61は、LED56に供給する制御電流D2を調整した後、光センサ11によって検知されたRGBの各色の光の光度の割合が、製品出荷時における白色光となる各色の光の光度の割合と等しくなるまで、ステップS1〜ステップS3の動作を繰り返す。CPU61は、検知されたRGBの各色の光の光度の割合が、製品出荷時における白色光の各色の光の光度の割合と等しいと判断した場合(ステップS2:Yes)には、LED電流制御処理を終了する。
以上より、温度変化や経時変化における白色光の調整は、着色層6を透過した各色の光の光度を基に行われるので、液晶表示装置100は、表示画面に映し出される白色を、製品出荷時に設定された白色に正確に調整することができる。なお、第2実施形態に係る液晶表示装置100aにおいても、上記で述べたのと同様のLED電流制御処理が行われる。
[電子機器]
次に、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器の具体例について図7を参照して説明する。
まず、本発明に係る液晶表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図7(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図7(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器としては、図7(a)に示したパーソナルコンピュータや図7(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す側面図である。 カラーフィルタとRGBのLEDの特性を示す図である。 RGBのLEDを有する液晶表示装置の色再現範囲を示す色度図である。 第2実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す側面図である。 LED電流制御回路を示すブロック図である。 LED電流制御処理を示すフローチャートである。 本発明の照明装置を適用した電子機器を示す概略図である。
符号の説明
1 上側基板、 2 下側基板、 6 着色層、 11 光センサ、 51 導光板、 55 光源、 50 照明装置、 100 液晶表示装置

Claims (8)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板の間に設置されると共に画像の表示領域内に配置される複数の色の着色層と、
    それぞれが異なる色の光を出射する複数の光源を有し、前記一対の基板のうち一方の基板から光を入射させる照明装置と、
    前記着色層を透過した各色の光の光度を検知する光センサと、
    前記各色の光の光度を基に前記複数の光源の光度を色毎に制御する光源制御手段と、を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記複数の色の着色層は、前記一対の基板のうち、いずれか一方の基板に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記複数の光源の光度は、前記複数の光源に流れる電流量により変化し、
    前記光源制御手段は、前記各色の光の光度が所定の比率となるまで前記複数の光源に流れる電流量を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記光センサは、単体の光センサとされ、光の分光スペクトルをとることにより前記各色の光の光度を検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記電流量は、前記光センサが前記各色の光の光度を検知した後に、前記光源制御手段が前記電流量を調整する調整量の幅が0.2mA以下とされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記光センサは、前記他方の基板の着色層の存在する範囲を超えて延在する部分に取付けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記光センサは、前記他方の基板の内部を伝播してくる光を検知することを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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