JP4736481B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、半導体装置に関する。より詳細には、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)によって代表される画素トランジスタを半導体基板上に備えたアクティブマトリクス方式などの表示装置(電気光学装置)に関し、特に、パネル背面から照明光を照射する透過型の装置における、照明光の品質と関わり持つ表示輝度や表示色度などの表示品質を管理する技術に関する。
近年、液晶や有機EL(Electro luminescence;エレクトロルミネセンス/OLED;Organic Light Emitting Diode)などを表示機能要素に利用した表示装置は、薄型で低消費電力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ(パソコンともいう)などのOA(Office Automation )機器や、電子手帳などの携帯情報機器、あるいは表示モニタを備えたカメラ一体型VTRなどに広く用いられている。また、近年では、地上波デジタルなどのデジタル機器の普及により、表示の高精細化や高色純度化のニーズが高まっている。
ここで、液晶表示装置においては、画素電極にITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電性薄膜を用いて液晶表示パネルの背面から照明光を照射する透過型の液晶表示装置と、画素電極に金属などの反射電極を用いて液晶表示パネルの正面から照明光を照射する反射型の液晶表示装置と、反射型と透過型との両方の機能を合わせ持った複合(ハイブリッド)型の液晶表示装置とに大別される。
また、照明光の入射/出射とパネルを構成する画素基板(たとえばTFT基板)や対向基板(たとえばカラーフィルタ基板)との関係では、入射側を画素基板とする形態と、入射側を対向基板とする形態とがある。
一方、これら液晶表示装置においては、液晶表示パネル外、あるいは液晶表示パネルの周辺の外側領域や表示領域内に、種々のセンサなどの素子や各種回路(IC)などの各種の機能素子を付加することで、本来の表示機能の他に、付加的な機能を持たせる仕組みが提案されている(たとえば特許文献1,2参照)。
また、付加機能の典型的な例として、照明光の発光強度や色度などをセンサで検知することで、照明光の発光強度や色度などの変化があっても、それが表示輝度や表示色度などの表示品質に影響を与えないようにする仕組みが種々提案されている(たとえば特許文献3〜9参照)。
特開平05−080314号公報 特開2003−344876号公報 特開平05−080314号公報 特開2003−344876号公報 特開平05−080314号公報 特開2003−344876号公報 特開2004−193029号公報 特開2000−066624号公報 特開2004−163479号公報 特開平11−295689号公報 特開2004198320号公報 特開昭63−261327号公報 特開平03−153211号公報
たとえば、付加機能の利用形態の観点として、特許文献1に記載の仕組みでは、光センサによって、主画像表示部分とは独立に補助表示部分の光出力を検出することで、装置内部で液晶表示パネルの特性の自動化調整を行なうようにしている。
また、特許文献3〜5に記載の仕組みでは、照明光の発光強度を輝度センサで検知し、その結果に基づいて、照明光の発光強度が一定となるようにしている。
また、たとえば、モバイル向けの液晶表示装置では、バックライト光源として薄型化や低消費電力化の要求から白色LED(青色LEDと黄色蛍光体の組合せ)が採用されている。ところが、色再現性の観点からすると従来バックライト光源として採用されてきたCCFL(冷陰極管)に比べ、著しく劣るという課題が生じていた。これに対して、R,G,Bの3波長発光の光源(たとえばRGB発光LEDなど)による高色純度策が考案されている。しかし、R,G,Bの3波長発光LEDは、各色LEDの輝度バラツキ、経時変化、温度変化などにより、ホワイトバランスが大きく変化してしまうという課題が生じている。
この問題を解消する仕組みとして、特許文献6〜9に記載の仕組みでは、R,G,B各色に対応したフォトセンサでなるカラーセンサを使用して照明光の色度を検知し、その結果に基づいて、表示色度が一定となるようにしている。たとえば、特許文献6,7に記載の仕組みでは、たとえばR,G,B3色の照明光の発光強度がそれぞれ一定となるようにすることでそれを実現し、特許文献8,9に記載の仕組みでは、画像データに補正を加えることでそれを実現している。
他方、センサの配置位置の観点として、特許文献3,5に記載の仕組みでは、バックライト光の状態を検知するセンサを液晶モジュール(または液晶パネル)に外付けする仕組みが開示されている。たとえば特許文献3,5では、図9に示すように、パネルの導光板や拡散板の側面側に光センサを配置し、その側面から漏洩する光を検出するようにしている。
しかしながら、このようなセンサの配置形態では、外付けに伴う部品点数の増加などにより高コスト化を招き、また外付けに伴いモジュールの薄型化や省スペース化が困難となってしまう。
この問題を解消する仕組みとして、特許文献1,4,8,9に記載の仕組みでは、液晶モジュール(または液晶パネル)上の画像表示領域外にパネルと一体的にセンサを設ける仕組みが開示されている。たとえば、特許文献8では、バックライトの色温度を検出するため、カラーLCD固定枠の裏面で、バックライトの照射範囲内にセンサを取り付けている。
しかしながら、画像表示領域外に外付けの形式で各種の部材を取り付けていこうとすると、基板として見たときの表示に寄与しない周辺の実装領域が大きくなってしまい、特定の限られた基板内での液晶表示装置の高機能化に限度があり、外付けのために液晶表示装置の集積化が困難になり得る。
この問題を解消する仕組みとして、特許文献2に記載の仕組みでは、液晶モジュール(または液晶パネル)上の画像表示領域内にパネルと一体的にセンサを設ける仕組みが開示されている。この仕組みでは、液晶表示パネルの周辺の外側領域に機能素子を外付けすることを要せずに、外側領域に搭載できないような種類の部材を含めて機能素子を搭載して、高集積化や高機能化を図ることができ、しかもコストアップを低減することができるようになる。ただし、表示領域内にセンサを設けることで、パネル透過率のロスが生じ表示品位に影響を与える虞れがある。
しかしながら、たとえ特許文献1,4,8,9あるいは特許文献2に記載の仕組みのように、パネルと一体的にセンサを設けるとしても、センサ(特に受光部)を画素基板と対向基板の何れに設けるのかや、照明光が画素基板と対向基板の何れから入射するのかによっては、製造プロセス上問題が生じ得ることが分かった。
図10および図11は、この問題を説明する図である。図10において、図示しないTFTや駆動線32などが形成されたTFT基板2a、カラーフィルタCFが形成されたCF基板2b、および液晶層LCなどでなるパネル部50と一体的に光学センサ部(光検知部)10が形成されている。その場所としては、たとえば特許文献1,4,9と同様に画像表示領域外であるとする。また、光学センサ部10を構成するフォトセンサ12は、バックライト光L2が入射するTFT基板2a上に、バックライト光L2が入射するTFT基板2a側が受光面となるように形成されている。
このような構造の場合、光学センサ部10でバックライト光L2の色度を検知するために、有効画素領域3a用のカラーフィルタCFと同様にCF基板2b上にカラーフィルタ層16を形成しても、バックライト光L2はカラーフィルタ層16を通ることなく直接にフォトセンサ12の受光面に入射するので、バックライト光L2の色度を検知する色センサとしての機能を備えることができず、バックライト光L2の光強度を検知できるに留まり、ホワイトバランスの調整は不可能である。このことは、特許文献2と同様に画像表示領域のセル内にセンサを配置する場合にも起こる。
この問題を解消するために、図11(A)の変形例1に示すように、TFT基板2a上に先ずカラーフィルタ層16を形成し、その上に、有効画素領域3a用のTFTなどを形成するのと同時にフォトセンサ12を形成することが考えられる。しかしながら、この場合には、TFTやフォトセンサ12を形成する際にカラーフィルタ層16が特性変化を起さないようにする必要があり、カラーフィルタ層16のカラーレジスト材料の選択やTFTやフォトセンサ12を形成する際の温度条件などの面で問題が生じる。
一方、図11(B)の変形例2に示すように、TFT基板2aのバックライト光L2の入射面側に、その受光面を接して、フォトセンサ12を形成し、その上にカラーフィルタ層16を形成することも考えられる。しかしながら、この場合には、有効画素領域3aのTFTや駆動線32などが形成される液晶層LC側と反対側にフォトセンサ12を形成することとなり、カラーフィルタ層16の材料選択の問題は生じないものの、TFT基板2aの両面に半導体層を形成しなければならず、製造プロセスが増えてしまう。
また、図11(C)の変形例3に示すように、バックライト光L2が入射するTFT基板2aではなく、対向するCF基板2b側に、受光面が液晶層LC側となるようにフォトセンサ12を形成し、その上にカラーフィルタ層16を形成することも考えられる。しかしながら、この場合には、CF基板2b側にも、TFT基板2aと同様のプロセスでフォトセンサ12用の半導体を形成しなければならず、製造工程数が増加しコストアップの問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画素基板側からバックライト光を入射させ対向基板側に出射させることで画像を表示する透過型の装置(その機能を持つ複合型も含む)において、本来の表示機能の他に、付加的な機能を持たせるため、光学センサ部をパネルと一体的に形成する場合でも、製造工程上の問題を招くことなく実現できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、表示機能に関わる組成物を有する層(表示層)を挟んで互いに対向して配置される一対の基板を有し、一方の基板には表示機能に関わる機能要素を有する画素が形成されており、照明光を一方の基板側から入射させ他方の基板側に出射させることで表示を行う半導体装置であって、照明光を検知する光検知素子を、受光面が表示機能に関わる組成物を有する層側となるように、一方の基板上に形成し、表示層を通過した照明光を光検知素子に向けて反射する反射部材を他方の基板上に形成すると共に、一方の基板の光検知素子の受光面側に波長弁別能を有する光学部材を有し、照明光の特定の波長成分を光検知素子に入射させることとした
また従属項に記載された発明は、本発明に係る半導体装置のさらなる有利な具体例を規定する。
たとえば、パネル(特に有効画素領域)の照明光利用効率を高める上では、反射部材および光検知素子を有する光検知部を有効表示領域外に形成するのがよい。また、面内ムラを低減する上では、反射部材および光検知素子を有する光検知部を、複数箇所に配置するのがよい。
また、一方の基板上における光検知素子の配置面としては、一方の基板の表示機能に関わる半導体機能要素が形成されている面と同一の面に形成すると、双方を同時に形成できる利点が得られる。
また、何れの面に形成するかに拘らず、光検知素子は、その受光面が、一方の基板の表示機能に関わる組成物を有する層側となるように形成するのがよい。
また、表示色度を管理する観点では、照明光の特定の波長成分が光検知素子に入射するようにする波長弁別能を有する光学部材を設けるのがよい。この波長弁別能を有する光学部材は、他方の基板の反射部材上、もしくは一方の基板の光検知素子の受光面側に形成することができる。
この波長弁別能を有する光学部材は、照明光を発する発光素子の発光中心波長と略同一の中心波長を持つようにするのがよい。たとえば、白色再現の観点では、それぞれの中心波長として、赤色帯、緑色帯、および青色帯の3つとするとよい。また、波長弁別能を有する光学部材は、有効表示領域内に形成されている照明光の特定の波長成分を通過させる波長弁別能を有する光学部材と同じ材料で形成すると、双方を同時に形成でき、光学特性を揃えることができる利点が得られる。
また、波長弁別能を有する光学部材や反射部材は、光検知素子の受光面の面積よりも大きな面積で形成するのがよい。
また、反射部材や波長弁別能を有する光学部材の上下層の何れかに、散乱層またはプリズム層またはフォログラム層を形成することで反射効率や集光効率を向上させるとよい。また、反射部材を、ブラックマトリクスと兼用させてもよい。
また、照明光を発する光源部と、光検知素子で検知される光源部から発せられた照明光の情報に基づいて、表示品質を所定の状態にする制御部とを設けるとよい。この制御部は、その機能として、表示輝度を所定の状態にする機能や表示色度を所定の状態にする機能を持つものであるとよい。これらの制御に当たっては、光源の発光強度を調整する手法を採ることができる。
本発明によれば、照明光が入射される一方の基板側に照明光を検知する光検知素子を、受光面が表示機能に関わる組成物を有する層側となるように形成するとともに、表示層を通過した照明光を光検知素子に向けて反射する反射部材を他方の基板上に形成し、一方の基板の光検知素子の受光面側に波長弁別能を有する光学部材を有することとした。つまり、照明光は表示層を通過して対向基板で反射した後、照明光の特定の波長成分が画素基板上の光検知素子で検知される。
これにより、詳細は実施形態にて述べるが、光検知素子の製造面や波長弁別能を有する光学部材の製造面ともに、製造工程上の問題点を招くことなく、実現できるようになる。また、反射部材と光検知素子を有する光検知部を有効画素領域の部材と一体的に形成でき、モジュール薄型化や省スペース化が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<液晶表示装置の全体構成>
図1は、本発明に係る光学センサ構成を適用した、たとえば電気光学素子として液晶セルを用いてなる液晶表示装置の一実施形態の全体構成の概略を示す図である。
図1に示すように、液晶表示装置1は、基板2の上に、画素アレイ部3、垂直駆動部5、水平駆動部6、レベルシフタ部(L/S)7、外部接続用の端子部(パッド部)8などが集積形成されている。すなわち、垂直駆動部5、水平駆動部6、およびレベルシフタ部7などの周辺駆動回路が、画素アレイ部3と同一の基板2上に形成された構成となっている。
画素アレイ部3は、左右両側から垂直駆動部5で駆動されるようになっている。端子部8には、液晶表示装置1の外部に配された駆動ICから、種々のパルス信号が供給されるようになっている。
一例としては、シフトスタートパルスINの他に、クロックパルスCKおよびクロックパルスxCK(CKを論理反転したもの)、スタンバイ信号STB(あるいはSTBを論理反転したxSTB)、イネーブルパルスENなど必要なパルス信号が供給される。
端子部8の各端子は、配線9を介し、垂直駆動部5や水平駆動部6に接続されるようになっている。たとえば、端子部8に供給された各パルスは、レベルシフタ部7で電圧レベルを内部的に調整した後、バッファを介して垂直駆動部5や水平駆動部6に供給される。
なお、図示した例では、垂直駆動部5のみがレベルシフタ部7を介するようにしている。垂直駆動部5は線順次で画素アレイ部3を走査するとともに、これに同期して水平駆動部6が画像信号を画素アレイ部3に書き込む。
画素アレイ部3は、図示を割愛するが(詳細は後述する図2を参照)、1対の基板2と両者の間に保持された液晶とを備え、その背後にバックライト光源が設けられたパネル構造を有する。たとえば、画素トランジスタなどを含む画素が、透明絶縁基板、たとえば第1のガラス基板(駆動側基板;画素基板)上に行列状に2次元配置され、この画素配列に対して行ごとに走査線が配線されるとともに、列ごとに信号線が配線された構成となっている。
第1のガラス基板は、第2のガラス基板(対向側基板;カラーフィルタ基板)と所定の間隙を持って対向配置されるとともに、図示しないシール剤を介して貼り合わされている。そして、そのシール剤の位置よりも内側の領域に液晶材料が封入されることになる。また、バックライト光源部が、第1のガラス基板側から画素アレイ部3を照射するように設けられる。
画素アレイ部3には、走査線(ゲート線)12と信号線(データ線)14が形成されている。両者の交差部には画素電極とこれを駆動する薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)が形成される。画素電極と薄膜トランジスタの組み合わせで画素セルPを構成する。
また、詳細は後述するが、画素セルPには、カラー画像表示用の所定色のカラーフィルタの組合せでなる色分離フィルタの内の何れかのカラーフィルタ(CF;Color Filter)が形成される。
加えて、本実施形態特有の構成として、画素アレイ部3の中央側の有効画素領域(画素領域内)3aを囲む外郭領域3b、たとえば表示エリア外の額縁部(ブラックマトリクス部)には、液晶層を通過したバックライト光を検知することでバックライトの発光強度や発光色などを管理する目的の光学センサ部10が設けられる。
バックライト光管理用の光学センサ部10を外郭領域3bに設けるのは、バックライト光管理用の光学センサ部10を設ける場合にも、パネル透過率ロスをなくし表示品位に影響ないようにし、かつTFT側の開口率およびセンサ受光面積を拡大することで、光学センサ部10へ入射するバックライト光量を増加させ、感度アップ(S/N向上)を図るためである。
なお、バックライト光管理用の光学センサ部10の配置領域は、外郭領域3bに限らず、有効画素領域3aでもよい。ただしこの場合には、前述とは逆に、パネル透過率ロスが発生し、感度低下(S/N低下)を招くことになる。
また、バックライト光管理用の光学センサ部10は、液晶パネル面内に1箇所とは限らず、任意の複数箇所に配置されることもある。たとえば、図示するように液晶パネルの4隅など、液晶パネル面内2箇所以上に光学センサ部10を配置することにより、面内輝度や面内色均一性制御が実現できる。また、それぞれは、受光領域を広げることで感度アップを図るようにするのがよい。光学センサ部10を外郭領域3bに設けることで、光学センサ部10の受光領域を広げることが容易になる。
垂直駆動部5は、走査線5aを介して各画素セルPを順次選択する。水平駆動部6は、選択された画素セルPに対し信号線6aを介して画像信号を書き込む。
たとえば、垂直駆動部5は、論理ゲートの組合せ(ラッチも含む)によって構成され、画素アレイ部3の各画素セルPを行単位で選択する。なお、図1では、画素アレイ部3の一方側にのみ垂直駆動部5を配置する構成を示しているが、画素アレイ部3を挟んで左右両側に垂直駆動部5を配置する構成を採ることも可能である。
水平駆動部6は、シフトレジスタやサンプリングスイッチ(水平スイッチ)などによって構成され、垂直駆動部5によって選択された行の各画素セルPに対して画素単位で映像信号を書き込む。
なお、ここでは、選択行の各画素セルPに対して映像信号を画素単位で書き込む点順次駆動を例に挙げたが、選択行の各画素セルPに対して映像信号を行単位で書き込む線順次駆動を採ることも可能である。
<光学センサ部の構成;第1実施形態>
図2は、画素アレイ部3の外郭領域近傍に設けられる本発明に係る光学センサ部10の第1実施形態を説明する図である。ここで、図2(A)は、光学センサ部10近傍の断面模式図であり、図2(B)は、その平面(正面)模式図である。
図示するように、基板2としては、液晶層LCを挟んで互いに対向して配置される一対のTFT基板2aおよびCF(カラーフィルタ;Color Filter)基板2bを有している。TFT基板2a、CF基板2b、および液晶層LCなどでパネル部50が構成される。また、TFT基板2aの背後には、TFT基板2a側から画素アレイ部3の全体を照射するようにバックライト光源部4が設けられている。
バックライト光源部4としては、液晶パネルの背面(TFT基板2aの液晶層LCとは反対側)から液晶パネルを照射する構造であればよく、一例としては、照明光を発する光源と、光源から発せられた照明光を液晶パネルの全面に導く導光板や拡散板などを備えた構造とする。拡散板は、液晶パネルと光源との間に介設され、光源からの光を拡散して均一に液晶パネルの背面を照射させるものである。
光源としては、たとえば、赤色(R),緑色(G),青色(B)の3種類のLED(Light Emission Diode;発光ダイオード)もしくはOLED(Organic Light Emission Diode;有機EL(Electro Luminescence)ともいわれる)あるいは無機ELを1セットもしくは複数セット備えたユニット光源を用い、RGB各色のLEDもしくはOLEDがパルス幅変調(PWM;Pulse Width Modulation)駆動や定電圧駆動などにより各色独立駆動可能な駆動方法を採用する。
なお、バックライト光源部4の発光色およびカラーフィルタCFの色は、色再現性の観点からR,G,Bの3色が望ましいが、他色の組み合わせ、たとえばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロ)の3色などでもよい。
TFT基板2a上の画素アレイ部3の有効画素領域(画素領域)3aには、図示を割愛したTFT素子を主要部とする画素セルPがマトリクス状に配され、その画素セルPを駆動する駆動線32(図1の走査線5aや信号線6a)などが形成される。
TFT基板2aの有効画素領域3aに対応するCF基板2b上には、各画素セルPに対応して、たとえば赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3原色など、それぞれ異なった色に着色されたカラーフィルタCFが形成されている。
また、TFT基板2a上の画素アレイ部3の外郭領域3bには、バックライト光源部4の発光色を管理する目的の光学センサ部10が設けられている。この光学センサ部10の基本的な構造としては、TFT基板2aの液晶層LC側上に光検知素子としてのフォトセンサ12を形成し、対応するCF基板2b上に、反射層14と光学センサ部10用のカラーフィルタ層16を形成した構造としている。
フォトセンサ12の受光面が液晶層LC側となるようにする観点では、TFT基板2aのバックライト光L2の入射面側に、その受光面を接して、フォトセンサ12を形成することも考えられる。しかしこの場合には、有効画素領域3aのTFTや駆動線32などが形成される液晶層LC側と反対側にフォトセンサ12を形成することとなり、カラーフィルタ層16の材料選択の問題は生じないものの、製造プロセスが増えてしまうので好ましくない。つまり、製造プロセス的には、付加機能を実現するためのフォトセンサ12と画像表示機能に関わる画素セル30の半導体素子などを、TFT基板2a上の同一面に形成することが肝要である。
また、付加機能を実現するためのフォトセンサ12と画像表示機能に関わる画素セル30とを、TFT基板2a上の同一面に形成するとの観点では、画素セル30の半導体素子がTFT基板2aのバックライト光L2の入射面側に形成されている場合には、それと同じ面にフォトセンサ12をその受光面がバックライト光L2の入射面側となるように形成することも考えられる。この場合、カラーフィルタ層16は、CF基板2b側に限らず、TFT基板2aの液晶層LC側に形成することができる。カラーフィルタ層16をTFT基板2a上に形成するプロセスが増えるものの、材料選択の制限は、図11(A)の変形例1よりは少ない。
フォトセンサ12を、液晶パネル内に内蔵していることから、モジュールの薄型化や省スペース化が同時に実現可能となる。加えて、TFT基板2a上の有効画素領域3aにTFTや駆動線32などを形成する際に、同時に、同一面の外郭領域3bにフォトセンサ12を形成することができるので、製造工程数が増加しないようにすることができ、プロセス削減やコストダウンを図ることもできる。
つまり、TFT基板2a側およびCF基板2b側の何れについても、液晶表示パネルに本来の表示機能用の機能素子を取り付けるのと同じプロセスで、付加機能用の機能素子を形成できるので、液晶表示パネルを製造するプロセスと機能素子を製造するプロセスとを同時に行なうことができ、工程数の増加を伴うことなく、付加機能を実現可能な装置を製造することができる。
ここで、フォトセンサ12は、その受光面がCF基板2bすなわち液晶層LC側となるように形成している。フォトセンサ12としては、たとえばフォトダイオードやCMOSの構成などがあるが、この構成に限るものではなく、光強度を検知(センシング)できる機能素子であれば、どのようなものを使用してもよい。なお、その受光面積によりフォトセンサ12の感度が影響を受けるので、受光領域をできるだけ大きくするのが好ましい。
一方、第1実施形態の光学センサ部10の構造においては、CF基板2b上に、反射層14とカラーフィルタ層16とをこの順序で形成している対向CF(Color Filter)構造とした点に特徴を有する。
ここで、反射層14としては、Cr,Mo,Al,Ag,Ti,Ta,Niなどの任意の金属(合金含む)を採用することができる。また、反射層14には光の干渉を利用した光学薄膜や干渉膜を用いてもよい。たとえば、干渉膜としては、低屈折率膜、高屈折率膜の多層膜、もしくは2層膜構造などがある。また、樹脂層と屈折率の異なるITO(Indium Tin Oxide)を積層配置し、たとえば、樹脂ブラックマトリクス層/ITO(/カラーフィルタ)の構造としてもよい。
また、図では、CF基板2bの液晶層LC側に反射層14を形成する例で示しているが、このような構造に限らず、たとえば、CF基板2bのバックライト光L2の出射面側に反射層14を形成してもよい。ただしこの場合、バックライト光L2がCF基板2b内を入射経路と反射経路の2回通ってフォトセンサ12に入射するのでロスが生じ感度低下を招き得る。よってこの点では、反射層14は、CF基板2bの液晶層LC側が好ましい。
あるいは、反射層14にブラックマトリクスとしての機能を兼ね備え、そのCF基板2b(ガラス面)側を低反射膜(酸化クロム)、液晶層LC側を高反射膜(メタルクロム)とすることにより、プロセス削減やコストダウンを図ることもできる。
カラーフィルタ層16は、バックライト光の特定の波長成分がフォトセンサ12に入射するようにする波長弁別能を有する光学部材の機能を持っており、その色(中心波長)は、バックライト光源部4の発光色の中心波長と異なっていてもよいが、光源の発光色とカラーフィルタ層16の色を同じ色(色相)とする、つまりバックライト光を発する発光素子42aの発光中心波長と略同一の中心波長を持つ方がより効率的であり望ましい。
たとえばバックライト光源部4がR,G,Bの3色発光であれば、カラーフィルタ層16の色も、R,G,Bの3色を選択することが望ましい。なお、このカラーフィルタ層16用のR,G,Bの3色は、有効画素領域3aの有効画素と同じカラーフィルタ材料(カラーレジスト)を用いると、プロセス削減やコストダウンを図ることができる。
また、光学センサ部10用の反射層14上に設けるカラーフィルタ層16に反射用カラーフィルタ材料(カラー反射レジスト)を用いることにより、反射率をアップし、感度アップや高効率化を図るようにしてもよい。また、反射バックライト光L3をフォトセンサ12で効率よく検知するようにするには、反射層14や反射層14上に設けるカラーフィルタ層16を、フォトセンサ12の受光領域よりも大きな面積とすることが望ましい。
このような構造の光学センサ部10とすることで、バックライト光源部4から射出されたバックライト光L2は、TFT基板2aの外郭領域3bに設けられた開口部3cを通過し、CF基板2b側に到達する。CF基板2bには、反射層14が形成されており、ここでバックライト光L2がTFT基板2aに設けられたフォトセンサ12に反射される。フォトセンサ12は、この反射してきた光(反射バックライト光L3)を検知する。
つまり、バックライト光源部4から発せられTFT基板2aの外郭領域3bを透過したバックライト光L2が一旦カラーフィルタ層16を通り反射層14で反射し、さらにカラーフィルタ層16を通りフォトセンサ12の受光面に入射するようになる。
後述する第2実施形態の構成とは異なり、フォトセンサ12に入射するバックライト光が光学センサ部10のカラーフィルタ層16を2回通過する構造となるため、フォトセンサ12の受光面への光量が低下(カラーフィルタ層16による透過率ロスが発生)し、後述する第2実施形態と比べると、感度の面では不利である。しかしながら、カラーフィルタ層16に、有効画素領域3aの有効画素と同じカラーレジストを用いることで、プロセス削減やコストダウンを図ることができる利点がある。
ここで、CF基板2bの反射層14上に、たとえばR(赤)のカラーフィルタ層16を配置することで、液晶層LCを通過し反射層14にてフォトセンサ12へ反射していく反射バックライト光L3のうち、R波長域の光が支配的となるため、Rに感度を持つフォトセンサ12の形成が実現できる。同様にカラーフィルタ層16に、G(緑)やB(青)を用いることにより、GやBに感度を持つフォトセンサ12の形成が実現できる。
バックライト光源部4が交換されたり、あるいはバックライト光源部4が温度変化や経年変化を持ったりしても、フォトセンサ12の検知結果に基づいて、液晶パネルが表示する画像の輝度やホワイトバランスが常に設定値と等しくなるように動作させる表示性能維持制御が実現できるようになる。
たとえば、フォトセンサ12の検知結果に基づいて、バックライト光源部4を効果的に制御する。具体的には、フォトセンサ12によりバックライト光の発光強度を検知し、輝度が設定値に合うようにバックライト光源部4の駆動にフィードバックすることで、バックライト光源部4の発光強度(輝度)の制御が実現できるようになる。また、R,G,B各色のフォトセンサ12R,12G,12Bを配置することにより、R,G,Bの各色の発光強度を検知し、ホワイト色度が設定値に合うようにバックライト光源部4の駆動にフィードバックすることで、バックライト光のホワイトバランス(色温度)の制御が実現できるようになる。
また、バックライト光源部4に設けられる拡散板などによって拡散されたバックライト光を検出するため、拡散板の拡散特性が温度変化や経時変化しても、それら特性変化の補償をも含めて、バックライト光源部4の発光強度やバックライト光の色温度を調整することができる。
ここで、光学センサ部10が温度変化や経時変化をすると、その影響がバックライト光源部4の発光強度やバックライト光の色温度を調整する制御に現われ、性能が低下する。この点では、光学センサ部10、特にフォトセンサ12としては、温度変化や経時変化に対する受光感度の変化の少ないものを使用するのが好ましい。あるいは、その変化を相殺する補償機構を設けるのが好ましい。
なお、上述の説明では、典型的な例として、光源の波長の種類および数と光学センサ部10の種類および数は同一が好ましいとしたが、光源の輝度と色度を制御できる限りにおいて、バックライト光源部4が出射する異なる波長の数よりも、多いもしくは少ないものとすることができる。
また、バックライト光の全波長帯域に感度を持つ1つのフォトセンサ12を有する光学センサ部10を備え、時分割により光学センサ部10を使用することによって、複数の異なる波長の光強度を検出することもできる。この場合、少なくとも反射層14をCF基板2b側に備えていればよく、カラーフィルタ層16はなくてもよいことになる。
<光学センサ部の構成;第2実施形態>
図3は、本発明に係る光学センサ部10の第2実施形態を説明する光学センサ部10近傍の断面模式図である。この第2実施形態の光学センサ部10は、カラーフィルタ層16をCF基板2b側の反射層14上に形成するのではなく、TFT基板2a側のフォトセンサ12上に形成している点に特徴を有する。要するに、TFT基板2a上にカラーフィルタ層16をオンチップ形成したオンチップカラーフィルタ(OCCF;On Chip Color Filter)構造とした点に特徴を有する。
具体的には、図示するように、基板2としては、第1実施形態のCF基板2bを対向基板2cに変更しており、液晶層LCを挟んで互いに対向して配置される一対のTFT基板2aおよび対向基板2cを有している。
TFT基板2a上の有効画素領域(画素領域)3aには、図示を割愛したTFT素子を主要部とする画素セルPがマトリクス状に配され、その画素セルPを駆動する信号線6aなどが形成される。また、各画素セルPに対応して、たとえばR色,G色,B色の3原色など、それぞれ異なった色に着色されたカラーフィルタCFが形成されている。
また、TFT基板2a上の画素アレイ部3の外郭領域3bには、バックライト光源部4の発光色を管理する目的の光学センサ部10が設けられている。ここで、第2実施形態の光学センサ部10の構造においては、TFT基板2a上に検知部としてのフォトセンサ12を形成し、光学センサ部10用のカラーフィルタ層16を形成した構造とし、対応するCF基板2c上に反射層14を形成している構造とした点に特徴を有する。この第2実施形態においても、フォトセンサ12を、液晶パネル内に内蔵していることから、モジュールの薄型化や省スペース化が同時に実現可能となる。
フォトセンサ12は、その受光面がCF基板2cすなわち液晶層LC側となるように形成している。また、その受光面積によりフォトセンサ12の感度が影響を受けるので、受光領域をできるだけ大きくするのが好ましい。カラーフィルタ層16の面積は、フォトセンサ12の受光面積とほぼ同じか幾分広い程度でよい。一方、反射バックライト光L3をカラーフィルタ層16を通してフォトセンサ12で効率よく検知するようにするには、反射層14をフォトセンサ12の受光領域よりも大きな面積とすることが望ましい。
このようなOCCF構造とすれば、TFT基板2a上の有効画素領域3aにTFTや駆動線32などを形成する際に同時に外郭領域3bにフォトセンサ12を形成し、また、その後に有効画素領域3aにカラーフィルタCFを形成する際に、同時に外郭領域3bにカラーフィルタ層16を形成することができるので、特殊なプロセスを追加することなく、フォトセンサ12上部へ直接にカラーフィルタ層16を形成することができ、プロセス削減やコストダウンを図ることができる。
また、このようなOCCF構造とすれば、フォトセンサ12に入射するバックライト光が光学センサ部10のカラーフィルタ層16を1回のみ通過する構造となるため、第1実施形態の構造よりもカラーフィルタ層16による透過率ロスを低減でき、フォトセンサ12の受光面への光量がアップし、感度向上を図ることができる。
<光学センサ部の構成;第3実施形態;ブラックマトリクス層+反射層+カラーフィルタ層の積層構造>
図4は、本発明に係る光学センサ部10の第3実施形態を説明する光学センサ部10近傍の断面模式図である。この第3実施形態の光学センサ部10は、CF基板2b上に樹脂やメタルなどでなるブラックマトリクス(BM;Black Matrix)18を形成し、このブラックマトリクス層18上に、さらに反射層14とカラーフィルタ層16の積層構造を形成した点に特徴を有する。要するに、カラーフィルタ層16が載置される反射層14のCF基板2b側に、樹脂BMやメタルBMなどのブラックマトリクス層18を配置した構造である。
第1実施形態における変形例として、反射層14にブラックマトリクスとしての機能を兼ね備える構造例を説明したが、この第3実施形態では、反射層14とは独立にブラックマトリクス層18を形成している点が異なる。
このように、反射層14とは独立にブラックマトリクス層18を形成することにより、ブラックマトリクス材料の選択の自由度が増し、反射能力の乏しい樹脂ブラックマトリクスでも採用可能となる。樹脂ブラックマトリクスは、メタルブラックマトリクスに比べ反射率が低く、液晶パネル観賞時に額縁やブラックマトリクスのメタリック感がなくなり、表示品位が向上するなど、表示特性上、良好なものである。つまり、表示特性上、良好な樹脂ブラックマトリクスを採用できるようになるので、パネル表示品位の向上を図ることができる。
<光学センサ部の構成;第4実施形態;反射層+散乱層の積層構造>
図5は、本発明に係る光学センサ部10の第4実施形態を説明する光学センサ部10近傍の断面模式図である。この第4実施形態は、散乱層を通してバックライト光をフォトセンサ12で検知する構造としている点に特徴を有する。散乱層を利用してバックライト光を検知することで、バックライト光を効率よくフォトセンサ12の受光面へ導くようにすることで、光量アップを図り、感度向上を図ることができるようになる。
ここで、散乱層を設ける位置としては様々な態様が考えられ、反射層14の上下やカラーフィルタ層16の上下の何れのレイヤ(層)でもよい。たとえば、図示した例は、第1実施形態の構造に散乱層を追加した構造例を示しており、具体的には、反射層14とカラーフィルタ層16との間に散乱層20を挟み込んだ構造、すなわち反射層14の上部(CF基板2bとは反対側)に散乱層20を設けた構造としている。
反射層14の上に散乱層20を配置することにより、効率よくフォトセンサ12の受光面へバックライト光を反射、集光させることで受光光量のアップを図ることで、感度を向上させることができる。
散乱層20は、たとえば樹脂レジストなどをフォトリソグラフィ技術で形成してもよいし、ドライフィルム化したものを転写して形成してもよい。またその材料としては、樹脂レジスト内にプラスチックビーズなどの散乱体を分散させた材料を用いてもよい。
なお、第3実施形態の構造のように、反射層14とCF基板2bとの間にブラックマトリクス層18を設けた構造であってもよい。また、第2実施形態の構造のように、カラーフィルタ層16をフォトセンサ12上に形成した構造において、反射層14の上(液晶層LC側)もしくは下(CF基板2b側)に散乱層20を配置してもよい。
この場合でも、同様の効果を享受できる。ただし、その場合には、散乱層20をフォトセンサ12の受光部面積よりも広い領域(フォトセンサ12の外周部分、もしくはフォトセンサ12以外の部分で、対向基板としてのCF基板2b側に光を透過する領域)に配置する必要がある。なお、このとき、必ずしも、散乱層20の配置領域は、フォトセンサ12の受光部を含む必要性はない。対向基板としてのCF基板2b側に光を透過する際に、散乱や拡散をさせることによって、同様の効果が得られる。
<光学センサ部の構成;第5実施形態;反射層+カラーフィルタ層+プリズム層もしくはフォログラム層>
図6は、本発明に係る光学センサ部10の第5実施形態を説明する光学センサ部10近傍の断面模式図である。この第5実施形態は、プリズム層もしくはフォログラム層を通してバックライト光をフォトセンサ12で検知する構造としている点に特徴を有する。プリズム層やフォログラム層を利用してバックライト光を検知することで、バックライト光を効率よくフォトセンサ12の受光面へ導くようにすることで、光量アップを図り、感度向上を図ることができるようになる。
ここで、プリズム層やフォログラム層を設ける位置としては様々な態様が考えられ、たとえばカラーフィルタ層16の上下の何れのレイヤ(層)でもよい。たとえば、図示した例は、第1実施形態の構造にプリズム層もしくはフォログラム層を追加した構造例を示しており、具体的には、カラーフィルタ層16の上部(液晶層LC側)にプリズム層22もしくはフォログラム層24を設けた構造としている。
反射層14の上にプリズム層22やフォログラム層24を配置することにより、効率よくフォトセンサ12の受光面へバックライト光を反射、集光させることで受光光量のアップを図り、受光感度を向上させることができる。
なお、第3実施形態の構造のように、反射層14とCF基板2bとの間にブラックマトリクス層18を設けた構造であってもよい。また、第2実施形態の構造のように、カラーフィルタ層16をフォトセンサ12上に形成した構造において、反射層14の上(液晶層LC側)にプリズム層22やフォログラム層24を配置してもよい。
この場合でも、同様の効果を享受できる。ただし、その場合には、プリズム層22やフォログラム層24をフォトセンサ12の受光部面積よりも広い領域(フォトセンサ12の外周部分、もしくはフォトセンサ12以外の部分で、対向基板としてのCF基板2b側に光を透過する領域)に配置する必要がある。なお、このとき、必ずしも、プリズム層22やフォログラム層24の配置領域は、フォトセンサ12の受光部を含む必要性はない。対向基板としてのCF基板2b側に光を透過する際に、散乱や拡散をさせることによって、同様の効果が得られる。
<装置構成>
図7は、上記第1〜第5実施形態で説明した光学センサ部10と同様の思想を持つ光学センサ部70を備える液晶表示装置(LCDモジュール)1の全体概要の一例を示す断面図である。図示するように、液晶表示装置1は、フレーム(筐体)40内に、バックライト光源部4とパネル部50とを収容し、パネル部50の上面に配置される図示しないベゼルによって外側から保持、保護された構造となっている。
バックライト光源部4は、照明光を発する光源部42と、光源部42から発せられた照明光をパネル部50の全面に導く反射フィルム44や導光板45や拡散フィルム46やレンズフィルム(プリズムシート)48などを備えている。
光源部42は、異なる波長(色)の光を放射する複数の発光素子42aと、発光素子42aの周囲を囲み、発光素子42aから発せられた照明光を反射する反射板43とを備えたユニット構造をしている。発光素子42aの典型例としては、発光ダイオード(LED;OLEDを含む)が利用される。発光ダイオードのような発光スペクトルの幅の狭い光源を用いることにより、色純度の高い表示を得ることができる。
ここでは、青色(波長440〜470nm)、緑色(波長520〜550nm)、赤色(波長600〜650nm)にピーク波長を持つ個別のLEDを用いることとする。また、各色のLEDチップについては、要求される色度と輝度を有する光が光源部42から出射するように、適切な数や配置が選択される。もちろん、発光素子としては、LEDに限定されるものではなく、異なる波長の光を出射する様々な光源を利用することができる。
また、実装されるLEDの種類は、R,G,Bの3色に限らず、他の色の組合せであってもよく、2色もしくは4色以上であってもよい。たとえば、光源部42は3色以上の発光素子42aを有することが好ましい一方で、制御容易性や部品点数の観点からは、3色の光源を有することが好ましい。加えて、表示装置用の光源部42としては、白色光を形成することができる3色の発光素子42aを有することが好ましい。
たとえば、冷陰極管や、一般的なバックライトユニットに用いられる白色LED光源の構造と同様に、波長440〜470nmにピークをもつGaNのブルーLEDチップにYAG蛍光体を用いた白色光源としてもよい。ただし、白色LED光源では、短波長にのみピークを有しているので、G色およびR色の色再現性が悪くなってしまう。これに対して、440〜470nm・520〜550nm・600〜650nmにピーク波長を持つようなLEDを用いると、高色再現LEDバックライト(3色LEDバックライト)を実現できる。
反射フィルム44と導光板45は、サイドライト型のバックライト光源部4とするために用いられている。たとえば、反射フィルム44は、光源部42から発せられた照明光を導光板45側に反射する。導光板45は、その下面(反射フィルム44側)にドットパターンやプリズムパターンなどの散乱体45aが施されており、光源部42から発せられた照明光をパネル部50の下面で、平行に導き拡散させる。
拡散フィルム46は、光学シートであって、導光板45とパネル部50との間に介設され、光源部42から発せられ導光板45により導かれた照明光(透過光)を拡散することにパネル部50の背面を照射し、表示面の輝度を均一化させるために用いられる。
レンズフィルム48も光学シートであって、拡散フィルム46によって拡散された光を集光することにより表示正面の輝度を向上させるために用いられる。レンズフィルム48としては、発光素子42aとして使用するLEDに対して水平方向と垂直方向の光を集光するために、レンズフィルム48x,48yの2枚を使用している。
パネル部50は、支持部材51によりTFT基板2aおよびCF基板2bで液晶層LCを挟み込んだ構造の他に、これらを両側から挟むように設けられた偏光板52,54を備えている。このパネル部50は、フレーム40内のバックライト光源部4を取り囲むように設けられた支持部材60上に緩衝部材62を介して載置されている。
また、本実施形態特有の構成として、LCDパネル上の発光表示外部、つまり、パネル部50の外郭領域3bには、上記第1〜第5実施形態で説明したフォトセンサ12に相当する色度調整用のカラーセンサ72と、同じく反射層14に相当するCF基板2b上に設けられた反射板(鏡面)74を有する光学センサ部70を備えている。
本実施形態の構成においては、カラーセンサ72は、TFT基板2a上にではなくTFT基板2aの横に配置している。このカラーセンサ72としては、発光素子42aの発光色R,G,Bに対応するように、カラーセンサ72R,72G,72B(つまり各1台づつ)を設ける。また、反射板74は、CF基板2bの液晶層LCとは反対側の面(偏光板54側)上にカラーセンサ72とほぼ対向するように配置している。
なお、図示を割愛するが、カラーフィルタ層はカラーセンサ72上に設けられており、液晶層LCを通過したバックライト光を反射板74でカラーセンサ72側に反射させ、カラーフィルタ層を通してカラーセンサ72に入射させる仕組みとしている。このような構成では、第2実施形態の構成と同様に、カラーセンサ72に入射するバックライト光がカラーフィルタ層を1回通過する構造となる。バックライト光源部4から発せられるR,G,Bの光それぞれの強度を対応する各色用のカラーセンサ72R,72G,72Bで感知して、バックライト光源部4が発するR,G、Bの各光をそれぞれ独立にフィードバックし制御することは可能である。
このような構成のバックライト光源部4の光学的動作について概説すると以下の通りである。発光素子42aから出射された光は、直接にあるいは反射板43や反射フィルム44に反射されて、導光板45内に入射する。導光板45内に入射した異なる波長の光は、導光板45内を伝播することによって拡散され、混色される。ここで、導光板45を利用して異なる波長の光を混色するのは、各色の発光強度を調節することによって、所望の色の光(典型的には白色)を得ることのできるバックライト光源部4とするためである。
導光板45により混色された光は、導光板45の下面に施されているドットパターンやプリズムパターンなどの散乱体45aにより導光板45の光出射面(図における導光板45の上面;拡散フィルム46側)から出射し、拡散フィルム46やレンズフィルム48x,48yを介して、パネル部50に入射する。
この際には、拡散フィルム46内で面内均一になるように全方向に広がりを持った光にされ出射される。拡散フィルム46により拡散出射した光は、レンズフィルム48x,48yによって、正面方向に集光されて出射する。その後、偏光板52、TFT基板2a、液晶層LC、CF基板2b、偏光板54(つまりパネル部50)を通り、正面方向へ出射する。
ここで、透過型表示装置では、色ごとの発光素子42aの発光強度または発光スペクトルが温度や経時的な影響で変化すると、表示される画像の輝度や色度が変化してしまうことになる。光源部42の発光素子42aが交換されても同様のことが起こる。
たとえば、LEDは色特性において優れている一方で、その発光特性が幾分か不安定である特徴がある。LEDは、特に、経時変化あるいは温度変化によって発光特性が変化する。具体的には、経時変化によって発光強度(発光輝度)が低下する。また、温度変化によって、発光強度が変化すると同時に、発光周波数がシフトする。このため、バックライト光源部4の輝度あるいは色度が時間や温度によって変化してしまう。
つまり、3色LEDバックライトなどでは、LEDを点灯していると波長毎の経時変化や寿命劣化あるいは発熱や環境温度などによる温度変換により、輝度や色度が変化してしまう。そのため白色度バランスが崩れてしまい、バックライトの初期の白色度と違ってしまうという問題が起こる。これを補うために、本実施形態では、光源部42からの光を光学センサ部70によって検出し、たとえば各発光素子42aの発光強度を制御する表示性能維持制御を実行する。
<表示性能維持の構成例>
図8は、液晶パネルが表示する画像の輝度やホワイトバランスが常に設定値と等しくなるように動作させる表示性能維持制御を実行する一構成例を示す図である。
図示するように、液晶表示装置1は、パネル部50の外郭領域3bに設けられた光学センサ部70で検知される光学情報Sに基づいてバックライト光源部4を制御する光源制御部80を備えている。
光学センサ部70としては、図示しないバックライト光源部が備えるR,G,Bの3色の発光素子それぞれに対応するR,G,Bの3色のカラーセンサ72を、パネル部50の外郭領域3bに備えている。
光源制御部80は、パネル部50の外に設けられている。この光源制御部80は、フィードバック制御系であり、設定部82、比較部84、および調整部86を有する比較処理部81と、比較処理部81の処理結果に基づいてバックライト光源部4の波長別の発光素子42aを駆動する駆動部(たとえばLEDドライバ)88とを備えている。なお、この光源制御部80は、マイクロコンピュータとソフトウェアを用いて、あるいは、ハードウェア構成によって実現することができる。
光源制御部80は、光学センサ部70によって検出されたR,G,Bの各検出光学情報SR,SG,SBに基づいて、フィードバック制御によって、バックライト光源部4に含まれる各発光素子42aの発光強度を制御する。たとえば、光学センサ部70のカラーセンサ72の検出値が所定値に近づくように、各発光素子42aに流れる電流値を調整することで各発光素子42aの発光強度を個々に自動調整する。たとえば、R,G,B3色の光強度を調整することで、バックライト光源部4からのバックライト光の輝度および色度が一定に維持されるように調整を行なう。
このため、先ず設定部82は、フィードバック制御のために、波長別(色別)対応の光源部42に対応して各所定の基準値JR,JG,JBを設定する。基準値JR,JG,JBは、たとえば、特定の値もしくは幅を有する特定域とすることができる。基準値JR,JG,JBは予め所定の記憶媒体に記憶しておくことができる。
比較部84は、光学センサ部70で検知された波長別(色別)の光学情報SR、SG,SBを、設定部82により設定される各基準値JR,JG,JBと比較し、その差異ΔR,ΔG,ΔBをそれぞれ決定し、調整部86に出力する。この際、検出された光学情報SR、SG,SBは、データ処理のために必要な変換が行なわれた値として使用される。
調整部86は、比較部84の比較結果(各センサの検出値と基準値との差異ΔR,ΔG,ΔB)と、発光素子42aにフィードバックすべき量を対応づける所定のフィードバック係数とに基づいて、各カラーセンサ72の検出値が基準値に近づくようにバックライト光源部4にフィードバックすべき操作量(フィードバック量)R−FB,G−FB,B−FBをそれぞれ決定し、駆動部88に出力する。設定部82は、フィードバック制御のために、波長別(色別)対応の光源部42に対応して各所定のフィードバック係数KR,KG,KBを調整部86に設定する。このフィードバック係数KR,KG,KBも、予め所定の記憶媒体に記憶しておくことができる。
駆動部88は、調整部86の出力、すなわちフィードバック量R−FB,G−FB,B−FBに従って、R,G,B各色の発光素子42aの動作電流IR,IG,IBを個別に調整することで、各発光素子42aの発光輝度を個別に操作する。
このような構成および動作により、バックライト光源部4(発光素子42aのみも含む)が交換されたり、あるいはバックライト光源部4が温度変化や経年変化を持ったりしても、カラーセンサ72の検知結果に基づいて、パネル部50が表示する画像の輝度やホワイトバランスが常に設定値と等しくなるように動作させる制御が実現できる。
つまり、複数の発光色をもつバックライト光源部4により構成される透過型の液晶表示装置1において、パネル部50が白表示するときに、同時にR,G,B波長ごとに光強度を光学センサ部70で感知し、各色の発光素子42aの発光強度をそれぞれ独立に変化させる。これにより、温度や経時的な影響などに関わらず、自由に白色(色温度)が正しく白色として表示され、すなわち常に一定のホワイト色度値を維持し(表示色度を高精度に保ち)、かつ適切な輝度となるように調節することができる。白表示時に、R,G,Bの強度を自動的に調整し、白色度が指定する色度座標になるようにシステムを構築すれば、特段の調整タイミングを設けなくても光源のホワイトバランスをリアルタイムに自動的に調整できるので都合がよい。もちろん、必要なときにのみこの表示性能維持制御機能を働かせて取得したフィードバック量R−FB,G−FB,B−FBに従って、次回のタイミングまで同じ動作電流IR,IG,IBを個別に設定してもよい。
なお、上記説明では、液晶パネルが表示する画像の輝度やホワイトバランスが常に設定値と等しくなるように動作させる表示性能維持制御を実現する際に、表示性能維持制御機能を働かせて取得したフィードバック量R−FB,G−FB,B−FBに従って、発光素子42aの動作電流IR,IG,IBを制御していたが、結果的に、液晶パネルが表示する画像の輝度やホワイトバランスを制御できればよく、その他の仕組みを採ることもできる。
たとえば、検知結果に基づいて画像信号に補正を加えることで、表示輝度や表示色度を一定に保持することができる。
また、通常の白色LEDにおいても、光学センサ部10でバックライト光L2の色度情報を検知することで、ある特定の色度範囲に収めることも可能である。また、発光LED(OLEDを含む)に限らず、冷陰極管を備えた光源でも、波長特性が変化する点は似通っており、これを相殺する目的に上記実施形態を適用することもできる。たとえば、一般的白色LED光源やCCFLなどの白色光源を用いたバックライトでは、センサで感知した値をパネル側のγ調整係数で色度補正を行なうことができる。
本発明に係る光学センサ構成を適用した液晶表示装置の一実施形態の全体構成の概略を示す図である。 光学センサ部の第1実施形態を説明する図である。 光学センサ部の第2実施形態を説明する図である。 光学センサ部の第3実施形態を説明する図である。 光学センサ部の第4実施形態を説明する図である。 光学センサ部の第5実施形態を説明する図である。 光学センサ部を備える液晶表示装置の全体概要の一例を示す断面図である。 液晶パネルが表示する画像の輝度やホワイトバランスが常に設定値と等しくなるように動作させる表示性能維持制御を実行する一構成例を示す図である。 従来技術の問題を説明する図である。 従来技術の問題を説明する図である。 従来技術の問題を説明する図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、10…光学センサ部、12…フォトセンサ、14…反射層、16…カラーフィルタ層、18…ブラックマトリクス層、2…基板、20…散乱層、22…プリズム層、24…フォログラム層、2b…CF基板、2c…対向基板、2a…TFT基板、3…画素アレイ部、30…画素セル、32…駆動線32、3b…外郭領域、3c…開口部、3a…有効画素領域、4…バックライト光源部、40…フレーム、42…光源部、42a…発光素子、43…反射板、44…反射フィルム、45…導光板、46…拡散フィルム、48x,48y…レンズフィルム、5…垂直駆動部、50…パネル部、51…支持部材、52…偏光板、54…偏光板、5a…走査線、6…水平駆動部、60…支持部材、62…緩衝部材、6a…信号線、7…レベルシフタ部、70…光学センサ部、72…カラーセンサ、74…反射板、8…端子部、80…光源制御部、82…設定部、84…比較部、86…調整部、88…駆動部、CF…カラーフィルタ、LC…液晶層

Claims (16)

  1. 表示機能に関わる組成物を有する層を挟んで互いに対向して配置される一対の基板を有し、一方の基板には表示機能に関わる機能要素を有する画素が形成されており、照明光を当該一方の基板側から入射させ他方の基板側に出射させることで表示を行う半導体装置であって、
    前記照明光を検知する光検知素子が、受光面が前記表示機能に関わる組成物を有する層側となるように、前記一方の基板上に形成されており、
    前記表示機能に関わる組成物を有する層を通過した前記照明光を前記光検知素子に向けて反射する反射部材が前記他方の基板上に形成されると共に、
    前記一方の基板の前記光検知素子の受光面側に波長弁別能を有する光学部材を有し、
    前記照明光の特定の波長成分を前記光検知素子に入射させる
    半導体装置。
  2. 前記波長弁別能を有する光学部材は、前記反射部材の反射性能より反射性能が劣る低反射材料で形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記反射弁別能を有する光学部材は、前記照明光を発する発光素子の発光中心波長と略同一の中心波長を持っている
    請求項1記載の半導体装置。
  4. それぞれの前記中心波長として、赤色帯、緑色帯、および青色帯の3つを持っている
    請求項記載の半導体装置。
  5. 前記波長弁別能を有する光学部材は、前記光検知素子の受光面の面積よりも大きな面積で形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記波長弁別能を有する光学部材の上下層の何れかに、散乱層またはプリズム層またはフォログラム層が形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記波長弁別能を有する光学部材は、有効表示領域内に形成されている前記照明光の特定の波長成分を通過させる波長弁別能を有する光学部材と同じ材料で形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記反射部材は、前記光検知素子の受光面の面積よりも大きな面積で形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記反射部材は、ブラックマトリクスと兼用されている
    請求項1記載の半導体装置。
  10. 前記反射部材の上下層の何れかに、散乱層またはプリズム層またはフォログラム層が形成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  11. 前記照明光を発する光源部と、
    前記光検知素子で検知される前記光源部から発せられた前記照明光の情報に基づいて、表示品質を所定の状態にする制御部とをさらに備えている
    請求項1記載の半導体装置。
  12. 前記制御部は、表示輝度を所定の状態にする
    請求項11記載の半導体装置。
  13. 前記制御部は、前記照明光の発光強度を制御する
    請求項11記載の半導体装置。
  14. 前記制御部は、表示色度を所定の状態にする
    請求項11記載の半導体装置。
  15. 前記光源部は、発光中心波長がそれぞれ異なる複数の発光素子と、当該複数の発光素子から発せられる複数の光を混合して前記照明光とする混合部とを有し、
    前記制御部は、前記複数の発光素子から発せられる各光の発光強度をそれぞれ制御することで前記表示色度を所定の状態にする
    請求項14記載の半導体装置。
  16. 前記光源部は、発光LEDを有して構成されている
    請求項11記載の半導体装置。
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