JP2006264323A - ホットランナースプルー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホットランナースプルー36のノズルタッチ面42aから成形機ノズル36が離間することにより、樹脂供給路50内の樹脂への外部からの加圧が止められると、シール部材66が大気圧に勝る樹脂供給路50内の樹脂の逆流圧力を受け、このシール部材66によって、樹脂供給路50の内側から、樹脂供給路50の開口42bが塞がれる。したがって、ホットランナースプルー34からの樹脂漏れが無くなり、ランナー30の樹脂への気泡の混入を防ぐことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ホットランナースプルーから成形機ノズルが離間する際の樹脂漏れと、それに起因するランナーへの気泡の混入を防ぎ、成形品における銀条の発生を回避することにある。
なお、成形機ノズルからの樹脂の供給時には、シール部材は、成形機ノズルから供給される樹脂の圧力を受けて、樹脂供給路の開口から樹脂供給路内へと後退し、樹脂をホットランナースプルーの樹脂供給路へと導くことが可能となる。この際、シール部材は、成形機ノズルからの樹脂の供給時における樹脂流動を妨げることが無いように設けられていることから、樹脂は円滑に金型の製品部へと充填される。
この構成によれば、シール部材の主シール部が、樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて樹脂供給路の段部の肩に対し、マニホールド側から開口側へ向けて当接することにより、成形機ノズルのノズルタッチが阻害されることなく、樹脂供給路の内側からその開口が塞がれることとなる。また、主シール部から突出する副シール部が、樹脂供給路の段部から開口に至る部分に対し隙間無く嵌合することによって、樹脂供給路の開口はノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることとなる。
この構成により、成形機ノズルからの樹脂の供給時に、樹脂は、ガイド突起とそれに摺動案内されるスライドピンとの間に形成される空間を流れ、樹脂供給路の樹脂流動が確保される。また、主シール部は、ガイド突起によって摺動案内されることで、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて、樹脂供給路の段部の肩に対し、マニホールド側から開口側へ向けて当接することが可能となる。また、成形機ノズルからの樹脂の供給時には、シール部材は、成形機ノズルから供給される樹脂の圧力を受けて、樹脂供給路の開口から樹脂供給路内へと後退し、樹脂をホットランナースプルーの樹脂供給路へと円滑に導くことが可能となる。
この構成によれば、主シール部が、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて、樹脂供給路の段部の肩に対し、マニホールド側から開口側へ向けて当接する際に、副シール部も、樹脂分流手段を介して樹脂の逆流圧力を受ける。そして、主シール部から突出する副シール部が、樹脂供給路の段部から開口に至る部分に対し隙間無く嵌合することによって、樹脂供給路の開口はノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることとなる。一方、成形機ノズルからの樹脂の供給時には、副シール部は成形機ノズルからの樹脂供給圧力を受けて、主シール部に没入し、主シールも樹脂供給路の段部の肩から離間して、樹脂供給路の開口から樹脂供給路内へと後退することにより、樹樹脂供給路への樹脂流動が確保される。
この構成によれば、主シール部が、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて、樹脂供給路の段部の肩に対し、マニホールド側から開口側へ向けて当接する際に、シリンダ室に摺動案内されるサブスライドピンも、連通孔を介してシリンダ室内に流入する樹脂の逆流圧力を受ける。そして、サブスライドピンの一部が主シール部から突出して、樹脂供給路の段部から開口に至る部分に対し隙間無く嵌合することによって、樹脂供給路の開口はノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることとなる。
本発明では、構造の単純化のために主シールの回転止めを設けず、主シール部が、樹脂供給路の内壁に形成されたガイド突起によって軸中心に回転自在に支持されている。しかも、樹脂供給路に対する主シール部の回転位相の如何にかかわらず、ガイド突起に塞がれることのない位置に、前記連通孔が一つまたは二つ以上設けられていることから、副シール部は、連通孔を介して成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受け、主シール部から突出することとなる。
この構成により、樹脂供給路の開口は、副シール部によってノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることから、一度離間した成形機ノズルが再びホットランナースプルーのノズルタッチ面に当接する際に、成形機ノズルとノズルタッチ面との間にエアが介在することはない。したがって、成形機ノズルとノズルタッチ面との間からの、ランナーへの気泡の混入を招くこともない。
この場合にも、シール部材の主シール部が、樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて樹脂供給路の段部の肩に対し、マニホールド側から開口側へ向けて当接することにより、樹脂供給路の内側からその開口が塞がれる。また、主シール部から突出する副シール部が、樹脂供給路の段部から開口に至る部分に対し隙間無く嵌合することによって、樹脂供給路の開口はノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることとなる。
この構成によれば、樹脂供給路の段部から開口に至る部分に副シール部の一部が挿入された状態で、環状または溝状のバイパスにより樹脂流動が確保されることから、シール部材に求められる作動ストロークの長大化を防止することが可能となる。
この構成により、樹脂供給路の開口は、副シール部によってノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることから、一度離間した成形機ノズルが再びホットランナースプルーのノズルタッチ面に当接する際に、成形機ノズルとノズルタッチ面との間にエアが介在することはない。したがって、成形機ノズルとノズルタッチ面との間からの、ランナーへの気泡の混入を招くこともない。
この場合には、ノズルタッチ面と副シール部との間に微小隙間を生じるので、副シール部は、開口の内側から、その開口をノズルタッチ面と段差を生じることなく塞ぐものではない。しかしながら、かかる微小隙間程度のエアが樹脂に混入しても、製品には銀条が発生することはない。
そして、円錐状突起に、成形機ノズルから供給される樹脂の整流効果を発揮させ、樹脂供給路内の樹脂流動性を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るホットランナースプルー34は、図1から図3に示すように、マニホールド12に直接的に密着する本体基部38と、本体基部38に重なる本体中間部40と、本体中間部40に重なる本体先端部42とで構成された、全体には円筒状をなす本体44を有している。そして、本体基部38、本体中間部40、本体先端部42は、ボルト46によってマニホールド12に固定されている。また、本体基部38および本体中間部40は、位置決めピン48によって、マニホールド12に対する正確な位置決めがなされている。
また、本体中間部40には、図5に示すように、中央部を貫通するように一定直径の穴40aが形成され、穴40aには、本体中間部40の軸方向(樹脂流動方向)に向けて延設された、複数条のガイド突起40bが形成されている。図示の例では、円周方向に等間隔(90°間隔)に4本のガイド突起40bが形成されている。ガイド突起40bの先端部を結ぶ円C1の直径は、後述するスライドピン54を摺動案内するための直径が与えられている。一方、穴40aの直径は、後述のように、成形機ノズル36からの樹脂の供給時における樹脂流動を確保するための直径となっている。
また、穴40aの一端部(本体先端部42と当接する側の端部)には、穴40aと同一直径若しくは若干径の大きい深座ぐり40cが形成されている。この深座ぐり40cを設けることによって、後述するキャップ60の移動スペースが確保され、かつ、ガイド突起40bの一端部(本体先端部42に面する側の端部)が、後述するキャップ60のストッパー面40dとして機能することとなる。そして、穴40aと各ガイド突起40bと後述するスライドピン54との間には、樹脂流動部PA(図2、図8)が形成される。なお、図5中の符号40eは、ボルト46の挿通穴である。
この、本体44に形成された樹脂供給路50には、先端からサブスライドピン52が出没自在となるように構成されたスライドピン54が、ガイド突起40bによってスライドピン54の軸方向に摺動自在に支持されている。なお、スライドピン54は、ガイド突起40bによってスライドピン54の軸中心に回転自在に支持されており、樹脂供給路50内で特に回転止めは施されていない。
さらに、スライドピン54の外周壁上端には、後述するキャップ60と螺合するためのねじ54eが形成されている。なお、図6中、符号54fで示す部分は、工具を指し込むための、いわゆる二面幅である。
なお、図7中、符号60fで示す部分は、工具を指し込むための二面幅である。
その他、図1において、符号62で示す部材はバンドヒーターであり、符号64で示す部分は、熱電対穴である。
また、キャップ60の先端面60d(図7)が、図8に示すように、本体先端部42に形成された段部の肩42eと密着することによって、開口42bからの流体の漏れを防止するためのシールSm(メタルシール)が構成されるものである。したがって、本発明の実施の形態において、スライドピン54はキャップ60と共に、シール部材66の「主シール部」を構成するものである。
一方、スライドピン54に形成されたシリンダ室54bに摺動案内されるサブスライドピン52の一部(小径部)52bが、主シール部の先端に位置するキャップ60の開口60aから突出して、本体先端部42に形成された開口42bに隙間無く嵌合することで、開口42bからの流体の漏れを防止すると共に開口42b内のエアを排除するためのシールSs(メタルシール)が構成されるものである。したがって、本発明の実施の形態において、サブスライドピン52はシール部材66の「副シール部」を構成するものである。
まず、ホットランナースプルー34のノズルタッチ面42aから、段取り替え等によって成形機ノズル36が離間した状態では、図1、図8に示すように、樹脂供給路50内の樹脂の逆流圧力が、キャプ60のリブ60eおよび基端面60g(受圧部Pr:図8参照)に作用する。そして、キャップ60およびスライドピン54は、樹脂供給路50内を移動して開口42bへと接近し、図8に示すように、キャップ60の先端面60dが、本体先端部42に形成された段部の肩42eと密着し、シールSmが構成される。よって、開口42bからの流体の漏れが防止される。
また、樹脂供給路50内の樹脂の逆流圧力は、連通穴54dによってシリンダ室54b内のサブスライドピン52の大径基部52aにも付与される。よって、サブスライドピン52の大径基部52aは、シリンダ室54bの底面から突出するストッパーピン56と離間してキャップ60の段部60cに当接し、サブスライドピン52の小径部52bは、キャップ60の開口60aから突出する。そして、本体先端部42に形成された開口42bに隙間無く嵌合することで、開口42bからの流体の漏れを防止すると共に開口42b内のエアを排除するシールSsが構成される。
また、樹脂供給路50内の樹脂の逆流圧力は、連通穴54dによってシリンダ室54b内のサブスライドピン52の大径基部52aにも付与され、コイルスプリング58の弾性力も加わって、サブスライドピン52の小径部52bは、キャップ60の開口60aから突出する。そして、本体先端部42に形成された開口42bに隙間無く嵌合することで、開口42bからの流体の漏れを防止すると共に開口42b内のエアを排除するシールSs(図8)が構成される。したがって、ホットランナースプルー34のノズルタッチ面42aから、再び成形機ノズル36が離間しても、開口42bからエアが侵入することはない。
なお、成形機ノズル36からの樹脂の供給時には、シール部材66は、成形機ノズル36から供給される樹脂の圧力を受けて、樹脂供給路50の開口42bから樹脂供給路50内へと後退し、樹脂をホットランナースプルー34の樹脂供給路50へと導くことが可能となる。この際、シール部材66は、成形機ノズル36からの樹脂の供給時における樹脂流動を妨げることが無いように設けられていることから(キャップ60の各リブ60eの間、および、本体中間部40の各ガイド突起40bの間に樹脂流動部PAを備えている。)、樹脂は円滑に金型の製品部へと充填されることとなる。
また、主シール部を構成するスライドピン54は、ガイド突起40bによって摺動案内されることで、成形機ノズル36からの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて、主シール部を構成するキャップ60は、樹脂供給路の段部の肩42eに対し、マニホールド12側から開口42b側へ向けて当接することが可能となる。また、成形機ノズル36からの樹脂の供給時には、シール部材66は、成形機ノズル36から供給される樹脂の圧力を受けて、樹脂供給路50の開口42bから樹脂供給路50内へと後退し、樹脂をホットランナースプルー34の樹脂供給路50へと円滑に導くことが可能となる。
一方、成形機ノズル36からの樹脂の供給時には、副シール部52は成形機ノズル36からの樹脂供給圧力を受けて、主シール部54、60に没入し、主シール54、60も樹脂供給路50の段部の肩42eから離間して、樹脂供給路50の開口42bから樹脂供給路50内へと後退することにより、樹樹脂供給路50への樹脂流動が確保される。
なお、連通孔54dの設置場所は、スライドピン54の外周面に限らず、例えば、スライドピン54の基端部54aからシリンダ室54bへと連通する穴を一つまたは二つ以上設けることとしても良い。
なお、本発明の実施の形態では、スプリング58にコイルスプリングを用いているが、必要に応じ他の弾性体を用いることも可能である。また、ホットランナ30の冷却による樹脂収縮の問題が生じないような場合には、スプリング58を省略することも可能となる。
この場合には、成形機ノズル36からの樹脂の供給停止時における樹脂供給路50内の樹脂の逆流圧力を受けて、最初に、主シール部54、60が樹脂供給路50の段部の肩42eに対し当接し、開口42bからの樹脂漏れを回避することが可能となる。続いて、副シール部52が主シール部54、60から突出して、樹脂供給路50の段部42cから開口42bに至る部分に対し隙間無く嵌合することにより、樹脂供給路50の開口はノズルタッチ面と段差を生じることなく塞がれることとなる。
なお、図10の例では、深座ぐり42fを設けつつ、シールSmに必要な面積を確保するために、図1〜図9の例と異なり、キャップ60の直径を一定としている。
また、主シール部54から突出する副シール部52が、樹脂供給路の段部42cから開口42bに至る部分に対し隙間無く嵌合することによって、樹脂供給路50の開口42bはノズルタッチ面42aと段差を生じることなく塞がれることとなる。しかも、図中二点鎖線で示すように、樹脂供給路50の段部42cから開口42bに至る部分に副シール部52の一部が挿入された状態で、環状のバイパス42f(深座ぐり)により樹脂流動が確保されることから、シール部材66に求められる作動ストロークの長大化を防止することが可能となる。
よって、図10の例に拠れば、シール部材66を、スライドピン54、サブスライドピン52、キャップ60が一体にすることによって、構造の単純化を図りつつ、図1〜図9の例と同様の作用効果を得ることが可能となる。
さらに、シール部材66に求められる作動ストロークの長大化を問題視しないのであれば、バイパスを構成するための、深座ぐり42fおよび突起60j、面取り42gおよび突起60hを省略することも可能となる。この場合には、樹脂供給路50の段部42eから開口42bに至る部分から、副シール部52が完全に抜き出されるまで、シール部材66を移動させた時点で、成形機ノズル36からの樹脂の供給時における樹脂流動が確保される。
この場合には、ノズルタッチ面42aとサブスライドピン52との間に微小隙間gを生じている、すなわち、サブスライドピン52は、開口42bの内側から、その開口をノズルタッチ面42aと段差を生じることなく塞ぐものではない。しかしながら、仮に微小隙間gに起因するエアが樹脂に混入しても、製品には銀条が発生することがないことが、発明者らによって確認されている。従って、サブスライドピン52の先端形状のバリエーションとして、採用することが可能である。
なお、図12、図13のサブスライドピンの形態は、図1〜図11の例にも採用することによって、これと同様の作用効果を得ることが可能である。
Claims (16)
- 成形機ノズルから供給される樹脂を、ホットランナーブロックのマニホールドへと送り込むための、成形機ノズルとの連結部を構成するホットランナースプルーであって、
ホットランナースプルーの本体には、成形機ノズルとのノズルタッチ面と、該ノズルタッチ面に開口し前記マニホールドへと連通する樹脂供給路とが形成され、該樹脂供給路には、成形機ノズルからの樹脂の供給時における樹脂流動を妨げず、かつ、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受けて、樹脂供給路の内側から、その開口を塞ぐシール部材が設けられていることを特徴とするホットランナースプルー。 - 前記樹脂供給路には、前記開口から前記マニホールドに至るまでの間に、不連続に直径を拡大する段部が形成され、前記シール部材には、前記樹脂供給路の段部の肩に対し、前記マニホールド側から前記開口側へ向けて当接する主シール部と、該主シール部から突出し、前記樹脂供給路の段部から前記開口に至る部分に対し隙間無く嵌合する副シール部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載のホットランナースプルー。
- 前記シール部材の主シール部には、成形機ノズルからの樹脂の供給時における樹脂流動を確保しつつ、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を受ける受圧部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のホットランナースプルー。
- 前記樹脂供給路の内壁には、樹脂流動方向に向けて延設された複数条のガイド突起が形成され、前記シール部材の主シール部は、前記ガイド突起に摺動案内されるスライドピンにより構成されていることを特徴とする請求項2または3記載のホットランナースプルー
- 前記シール部材の副シール部は、主シール部に対し出没自在に主シール部に保持され、かつ、前記主シール部には、成形機ノズルからの樹脂の供給停止時における樹脂供給路内の樹脂の逆流圧力を副シール部に付与して、該副シール部を主シール部から突出させるための、樹脂分流手段が設けられていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のホットランナースプルー。
- 前記副シール部は、前記主シール部内に形成されたシリンダ室に摺動案内されるサブスライドピンの一部が、主シール部の先端から出没自在に構成されてなるものであり、前記主シール部には、前記樹脂分流手段として、前記シリンダ室と前記樹脂供給路とを連通する連通孔が設けられていることを特徴とする請求項5記載のホットランナースプルー。
- 前記主シールは、前記樹脂供給路の内壁に形成されたガイド突起によって軸中心に回転自在に支持されており、かつ、前記樹脂供給路に対する回転位相の如何にかかわらず、前記ガイド突起に塞がれることのない位置に、前記連通孔が一つまたは二つ以上設けられていることを特徴とする請求項6記載のホットランナースプルー。
- 前記シリンダ室には、前記副シール部を前記主シール部から突出させる方向に付勢するスプリングが設けられていることを特徴とする請求項6または7記載のホットランナースプルー。
- 前記主シール部が受ける樹脂の逆流圧力が、前記シリンダ室内で前記副シール部が受ける樹脂の逆流圧力と前記スプリングの弾性力との和を上回るように、前記主シール部の受圧部の受圧面積と前記連通孔の開口面積とが決定されていることを特徴とする請求項8記載のホットランナースプルー。
- 前記副シール部は、前記樹脂供給路の内側から、その開口をノズルタッチ面と段差を生じることなく塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項記載のホットランナースプルー
- 前記主シール部から前記副シール部が突出した状態で、前記主シール部と前記副シール部とは一体をなしていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のホットランナースプルー。
- 前記樹脂供給路の段部の肩には、当該段部から前記開口に至る部分に前記副シール部の一部が挿入された状態で、成形機ノズルからの樹脂の供給時における樹脂流動を確保するための、環状または溝状のバイパスが設けられていることを特徴とする請求項11記載のホットランナースプルー。
- 前記主シール部の、前記樹脂供給路の段部の肩との対向面には、前記バイパスを埋める突起が、前記バイパス形状に倣って突設されていることを特徴とする請求項12記載のホットランナースプルー。
- 前記副シール部は、前記樹脂供給路の内側から、その開口をノズルタッチ面と段差を生じることなく塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載のホットランナースプルー
- 前記副シール部の突出高さが、前記樹脂供給路の前記段部から前記ノズルタッチ面に至る部分よりも低く形成されていることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載のホットランナースプルー。
- 前記副シール部の上面に円錐状突起が設けられていることを特徴とする請求項15記載のホットランナースプルー。
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