JP2006263864A - ドリル加工用ブッシュ - Google Patents

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良衛 小林
Hidekatsu Tojo
秀勝 東條
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Abstract

【課題】 加工穴の微細化に対応して遊挿穴を小さくした場合であっても、切り粉を好適に除去できるとともに、ワークを確実に押さえることが可能なドリル加工用ブッシュを提供する。
【解決手段】 ドリル刃が遊挿する遊挿穴72が形成され、遊挿穴72の周縁部が、ドリル刃により穴開け加工されるワークを押さえる押圧面76bに形成されたドリル加工用ブッシュにおいて、押圧面76bに、遊挿穴72の周辺から遊挿穴72に向かって、前記ドリル刃の回転方向と同方向に湾曲するとともに徐々に幅狭となるよう形成された溝部78が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドリル刃が遊挿する遊挿穴が形成され、遊挿穴の周縁部が、ドリル刃により穴開け加工されるワークを押さえる押圧面に形成されたドリル加工用ブッシュに関する。
従来より、プリント基板にスルーホール用の穴等の微細穴を形成するために、ドリルによる穴開け加工が行われている。そのような穴開け工程において、穴開け加工されるワークを押さえるためにブッシュ(ドリル加工用ブッシュ)が用いられている。従来のドリル加工用ブッシュが、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載されたドリル加工用ブッシュを用いてプリント基板に穴開け加工を施す状態を示した説明図を、図3、図4に示す。
図3に示すように、特許文献1に記載のブッシュ10は、昇降制御可能に設けられたプレッシャーフット60の下端部に取り付けられる。
そして、プリント基板20にドリル40により穴開け加工する際には、図4に示すように、ブッシュ10はプレッシャーフット60に伴って下降されることで、敷き板50上に載置されたプリント基板20を、当て板30を介して押さえる。そして、ドリル40を下降させて、ドリル刃42によりブッシュ10の挿通孔14を介してプリント基板20に穴開け加工を施す。
さて、特にプリント基板のスルーホール用の微細穴を形成する場合では、加工する穴が非常に微細であるために、加工中に発生する切り粉が穴開け加工の邪魔となって、穴が曲がったり、ドリル刃が破損したりする原因となる。また、穴加工の開始時に加工面に切り粉が付着していると、非常に細径に形成されたドリル刃が切り粉に当たって曲げられて、微細穴の位置精度が悪くなったり、ドリル刃がワークへの進入時に折損したりするという問題が生じやすい。
そこで、穴開け加工の際には、中空状のプレッシャーフット60内の空気を吸引して負圧にすることで、ドリル加工で発生する切り粉を吸引する。ここで、図5に示すように、ブッシュ10の押圧面15には、ブッシュ10の外周面と挿通孔14とを結ぶ十字状の溝部18が形成されており、中空状のプレッシャーフット60内の空気が吸引されると、溝部18を介して挿通孔14内に外気が流入し、その空気が前記切り粉を伴って挿通孔14および気体流通路12を介してプレッシャーフット60内に流れ、さらにはプレッシャーフット60外に排出される。
また、特許文献2(本願図6,図7)に示されるように、ブッシュ(パッド部材4)の押圧面(接触面7)に形成される溝部(通気路8)の形態を、遊挿穴(ドリルの突出口部5)のほぼ接線方向に延びるよう形成したものも開示されている。
特開2003−159608号公報 特開2001−353608号公報
近年、プリント基板の高集積化に伴い、プリント基板に形成するスルーホールの微細化が直径0.1mm以下程度に進み、さらにその微細穴を、位置および形状の精度良く、正確に形成するよう、要求が高度化している。
加工する穴の微細化が進むと、加工穴の周辺部をより確実に押さえるために、ドリル加工用ブッシュのドリル刃が遊挿する遊挿穴の径を、より小さく形成する必要が生じる。
さらに、加工するスルーホールの径が0.1mm以下の微細穴を加工する際には、ドリル刃が非常に細くなって曲がりや折損が発生しやすくなり、切り粉の影響をより受けやすくなる。そこで、こういった微細穴を加工する際には、より切り粉を好適に除去する必要が生じる。
しかしながら、特許文献1および特許文献2記載の従来のドリル加工用ブッシュには、以下の課題がある。
すなわち、遊挿穴を小さくするのに伴って、押圧面の溝部の幅を狭くすると、溝部内を通過する空気の流量が減少して、切り粉を効果的に吹き飛ばして加工部から除去することが困難となるという課題がある。
他方、溝部の幅を維持したまま遊挿穴を小さくすると、遊挿穴の周縁部のワークに当接する部分の面積が小さくなりすぎて、ワークを確実に押さえることが困難となり、正確な穴開け加工ができなくなるという課題がある。
本願発明は、上記課題を解決すべく成され、その目的とするところは、加工穴の微細化に対応して遊挿穴を小さくした場合であっても、切り粉を好適に除去できるとともに、ワークを確実に押さえることが可能なドリル加工用ブッシュを提供することにある。
本発明に係るドリル加工用ブッシュは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、ドリル刃が遊挿する遊挿穴が形成され、該遊挿穴の周縁部が、ドリル刃により穴開け加工されるワークを押さえる押圧面に形成されたドリル加工用ブッシュにおいて、前記押圧面に、前記遊挿穴の周辺から遊挿穴に向かって、前記ドリル刃の回転方向と同方向に湾曲するとともに徐々に幅狭となるよう形成された溝部が設けられていることを特徴とする。
さらに、前記溝部が、前記遊挿穴の周囲に複数設けられていることを特徴とする。
これによれば、溝部が遊挿穴に向かって徐々に幅狭となるよう形成されているから、遊挿穴の周縁部のワークに当接する部分の面積が減少するのを抑えることができ、ワークを確実に押さえることが可能となる。それとともに、溝部は、遊挿穴の周辺から遊挿穴に向かって、ドリル刃の回転方向と同方向に湾曲しているから、ドリル刃の回転に伴ってドリル刃の周囲に発生する渦状の空気の流れを利用しつつ外気を効率的に吸引することができる。特に、溝部を通る空気は、溝部が遊挿穴に向かって徐々に幅狭となるよう形成されていることから、風速が徐々に高まりつつ遊挿穴に向かって進行するため、ドリルとワークとの間で発生した切り粉を高い風速で好適に吹き飛ばして除去することができる。
また、前記押圧面は、前記遊挿穴の周辺から遊挿穴に向かって前記ワーク側に近づくテーパ状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、遊挿穴の周縁部の押圧力をより強調して、ワークの加工部の近くをより確実に押さえることが可能となる
また、前記押圧面の反対面側が、前記遊挿穴から外周部に向かって、押圧面側から遊挿穴を通過してきた空気流が滞りなく流れるよう、滑らかな曲面状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、遊挿穴を介して前記反対面側に流れる、切り粉を含んだ空気を、滞留なく滑らかに流すことができる。
本発明に係るドリル加工用ブッシュによれば、加工穴の微細化に対応して遊挿穴を小さくした場合であっても、切り粉を好適に除去できるとともに、ワークを確実に押さえることができる。
以下、本発明に係るドリル加工用ブッシュを実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係るドリル加工用ブッシュBの説明図であり、(a)はドリル加工用ブッシュBを、穴開け加工されるワークを押さえる押圧面側から見た底面説明図であり、(b)は、ドリル加工用ブッシュBを側方から見た部分断面説明図である(断面部分は、図1(a)のA線での断面である)。
図1(a)に示すように、ドリル加工用ブッシュBのワークに対する対向面74は円状に形成され、その中央部にドリル刃が遊挿する遊挿穴72が形成される。この対向面74には、外周部側が平面状に形成され、中央部にはワークに向かって突出する突出部76が形成される。図2は、突出部76の側断面図である。突出部76は、遊挿穴72に向かうにしたがってワーク側に近づくテーパ面76aと、このテーパ面76aより内周側の、遊挿穴72の周縁部に形成された、ドリル刃により穴開け加工されるワークを押さえる押圧面76bとを有する。押圧面76bも、遊挿穴72に向かうにしたがってワーク側に近づくテーパ状に形成されるが、その傾斜角度は、テーパ面76aよりもなだらかに形成されている。
図1(a)に示すように、突出部76(押圧面76b)には、3つの溝部78が形成されている。溝部78は、押圧面76bおよびテーパ面76aに対して凹んで形成され、底面が対向面74と同一平面となるよう形成されている。
溝部78は、遊挿穴72の周辺(外側)から遊挿穴72に向かって、ドリル刃の回転方向(図1(a)中では左回り)と同方向に湾曲するとともに徐々に幅狭となるよう形成されている。これにより、突出部76は、図1(a)に示すようにエアファンの扇状に形成されている。
図1(b)に示すように、ドリル加工用ブッシュBの、押圧面76b(対向面74)の反対面側には、遊挿穴72に連通する凹部79が形成されている。凹部79の内周面は、滑らかな球状の凹曲面に形成されている。
また、前記反対面側には、図3に示したプレッシャーフット60の下端部に取り付けるための取り付け部77が形成される。取り付け部77は、円形の対向面74と同径の基部75よりも小径に形成され、外周部にはプレッシャーフット60の内周面に嵌合される際にパッキンが嵌め込まれる周溝77aが形成されている。
本実施の形態に係るドリル加工用ブッシュBによれば、押圧面76bの溝部78が遊挿穴72に向かって徐々に幅狭となるよう形成されているから、遊挿穴72の周縁部のワークに当接する部分の面積が減少するのを抑えることができ、ワークを確実に押さえることが可能である。それとともに、溝部78は、遊挿穴72の周辺(外側)から遊挿穴72に向かって、ドリル刃の回転方向と同方向に湾曲しているから、ドリル刃の回転に伴ってドリル刃の周囲に発生する渦状の空気の流れを利用しつつ外気を効率的に吸引することができる。さらに、溝部78が遊挿穴72に向かって徐々に幅狭となるよう形成されていることから、導入部では溝幅が広く多くの空気を導入できるとともに、溝部78に導入された空気は溝幅が狭まるにしたがって風速が徐々に高まりつつ遊挿穴72に向かって進行するため、ドリルとワークとの間で発生した切り粉を高い風速で好適に吹き飛ばして除去することができる。
また、押圧面76bは、遊挿穴72の周辺(外側)から遊挿穴72に向かってワーク側に近づくテーパ状に形成されていることから、遊挿穴72の周縁部の押圧力をより強調して、ワークの加工部の近くをより確実に押さえることが可能である。
また、押圧面76bの反対面側の凹部79が、遊挿穴72から外周部に向かって、滑らかな曲面状に形成されているから、遊挿穴72を介して前記反対面側に流れる、切り粉を含んだ空気を、滞留なく滑らかに流すことこができ、切り粉が滞留してしまうといった問題が生じない。
本詳細な説明においては、プリント基板にスルーホールを形成する場合を例にとって説明を行ったが、本発明の用途はこれに限定されず、様々なドリル加工において応用することが可能である。
本発明に係るドリル加工用ブッシュの説明図であり、(a)はドリル加工用ブッシュを、穴開け加工されるワークを押さえる押圧面側から見た底面説明図であり、(b)は、ドリル加工用ブッシュを側方から見た部分断面説明図である。 突出部の側断面図である。 従来のドリル加工用ブッシュの使用状態を示す図である。 従来のドリル加工用ブッシュの使用状態を示す図である。 従来のドリル加工用ブッシュの押圧面に形成された溝部の形状を示す図である。 従来のドリル加工用ブッシュを示す図である。 従来のドリル加工用ブッシュの押圧面に形成された溝部の形状を示す図である。
符号の説明
B ドリル加工用ブッシュ
72 遊挿穴
74 対向面
75 基部
76 突出部
76a テーパ面
76b 押圧面
77 取り付け部
78 溝部
79 凹部

Claims (4)

  1. ドリル刃が遊挿する遊挿穴が形成され、該遊挿穴の周縁部が、ドリル刃により穴開け加工されるワークを押さえる押圧面に形成されたドリル加工用ブッシュにおいて、
    前記押圧面に、前記遊挿穴の周辺から遊挿穴に向かって、前記ドリル刃の回転方向と同方向に湾曲するとともに徐々に幅狭となるよう形成された溝部が設けられていることを特徴とするドリル加工用ブッシュ。
  2. 前記溝部が、前記遊挿穴の周囲に複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のドリル加工用ブッシュ。
  3. 前記押圧面は、前記遊挿穴の周辺から遊挿穴に向かって前記ワーク側に近づくテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のドリル加工用ブッシュ。
  4. 前記押圧面の反対面側が、前記遊挿穴から外周部に向かって、押圧面側から遊挿穴を通過してきた空気流が滞りなく流れるよう、滑らかな曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載のドリル加工用ブッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01115510A (ja) * 1987-10-30 1989-05-08 Rokuroku Sangyo Kk プリント基板の穿孔方法
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