JP2006261523A - リジッドフレックス回路基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内層回路に補強板を要するリジッドフレックス多層回路基板を安価に短納期に製造する方法を提供する。
【解決手段】コア層100で構成されるフレキシブル部110と、コア層100にプリプレグ4と回路層21とがこの順に積層されてなるリジッド部210と、を備えるリジッドフレックス回路基板であって、フレキシブル部110は、リジッド部210の端部から突出する突出部120を有し、突出部120の一部には、プリプレグ4が補強部122として積層されているリジッドフレックス回路基板。
【選択図】図7

Description

本発明は、リジッドフレックス回路基板およびその製造方法に関するものである。
近年の電子機器の高密度化に伴い、これに用いられるフレキシブル配線板等の多層回路基板の多層化、細線化が進んでいる。
フレキシブル配線板は、フレキシブル基板と硬質多層配線基板との複合基板であるリジッドフレックス配線板、フレキシブル基板の一部分を積層して多層化した多層フレキシブル配線板に大別される。
このようなフレキシブル配線板も各社供給能力増強に伴い、市場価格は下落し汎用化が進むと同時に多種多様な用途へと適用範囲は拡大し、一方では顧客要求仕様も多岐に渉る中でのコストダウン及びリードタイム短縮を要求されている。
このような状況の中、より安価に、より短納期で製作する為に、従来の加工方法を見直す事による対応検討が必要となった。
特開2003−198180号公報
本発明の目的は、より安価に、短納期で内層補強板付き多層回路基板を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(2)に記載の本発明により達成される。
(1)コア層で構成されるフレキシブル部と、前記コア層にプリプレグと回路層とがこの順に積層されてなるリジッド部と、を備えるリジッドフレックス回路基板であって、
前記フレキシブル部は、前記リジッド部の端部から突出する突出部を有し、前記突出部の一部には、前記プリプレグが補強部として積層されていることを特徴とするリジッドフレックス回路基板。
(2)コア層で構成されるフレキシブル部と、前記コア層にプリプレグと回路層とがこの順に積層されてなるリジッド部と、を備えるリジッドフレックス回路基板の製造方法であって、
前記フレキシブル部を形成する工程と、前記プリプレグを前記リジッド部の端部から前記フレキシブル部が突出するように形成する工程と、前記プリプレグを介して前記フレキシブル部と前記リジッド部を積層配置し前記リジッド部を形成するとともに前記補強部を形成する工程を含むことを特徴とするリジッドフレックス回路基板の製造方法。
本発明によれば、より安価に、短納期で内層補強板付き多層回路基板を提供することができる。
以下、本発明の多層回路基板およびその製造方法について添付する好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明を多層フレキシブル配線板およびその製造方法に適用した場合の実施形態を示す断面図である。
図7は、本実施形態に係るリジッドフレックス回路基板500の概略構成を示す図である。
回路基板500は、コア層100で構成されるフレキシブル部110とリジッド部210とを備える。フレキシブル部110は、フレキシブル回路部100を構成し、リジッド部210の端部から突出する突出部120を有している。
フレキシブル回路部100は、それぞれ、基材1と基材1の両面に設けられた導体回路(21a、21b)を備えている。
フレキシブル部500は、図示したように、リジッド部210と層間接着材で接着されていない。いずれにしても、接合されていないため、基板のフレキシブル性が良好に保たれる。フレキシブル部は、必要により2基材以上設けてもよい。また、2基材以上の場合同じ回路が配置されたものを用いてもよいし、異なった回路が配置されたものでもよい。
リジッドフレックス回路基板500は、プリプレグ4(層間接着剤)により複数の基材が積層接着されたリジッド部210を有する。リジッド部210は腰があり、この部分を利用して部品を実装したり他の基板と接続したりすることが可能となる。
基材1は、それぞれリジッド部210まで延在し、リジッド部210を構成している。リジッド部210の両面側にはそれぞれリジッド回路部20が重ねて配置されている。リジッド回路部210は、それぞれ、回路基板内側に位置する基材と、その外側に設けられた導体回路とにより構成されている。
リジッド部210では、フレキシブル回路部100と、これらの外側に位置するリジッド回路部20とが層間接着材を介して積層接着され、積層体をなしている。そして各回路部の回路同士を電気的に接続するため、この積層体を貫通するスルーホールが設けられている。なお、リジッド部は、必要により複数設けてもよい。
フレキシブル回路部100には、リジッド部210の端部から突出する突出部120を有する。この突出部120は、他の基板、例えばマザーボード基板とコネクターで接続か可能なように、被覆層3aの開口部33が設けられ、導体回路21aが露出している。そして必要により、導体回路21aは、端子加工35され、端子めっき31を施されている。
突出部120の他方の面側には、被覆層3bが形成されおり、先端部にプリプレグ4の一部が積層接着されて補強部122を構成している。図示では、補強部122の基材1側には被覆層3bが設けられているが、この被覆層を除去するかどうかは接続するコネクターとの嵌合性を考慮して適宜決定すればよい。
以下、リジッドフレックス回路基板500を構成する各部について詳細に説明する。
基材1を構成する材料としては、例えば樹脂フィルム基材等が挙げられる。樹脂フィルム基材としては、例えばポリイミド樹脂フィルム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリアミドイミド樹脂フィルム等のポリイミド樹脂系樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム等のポリアミド樹脂系フィルム、ポリエステル樹脂フィルム等のポリエステル樹脂系フィルムが挙げられる。このうち、弾性率と耐熱性を向上させる観点から、特にポリイミド樹脂系フィルムが好ましく用いられる。
基材1の厚さは、特に限定されないが、5〜50μmが好ましく、特に12.5〜25μmが好ましい。厚さがこの範囲内であると、特に屈曲性に優れる。
導体回路21a、21bは、表面が一部を残して表面被覆層3a、3bで覆われていてもよい。表面被覆層3a、3bは、樹脂フィルム31a、31bと接着材32a、32bで構成されたカバーレイフィルムでもよいし、熱硬化性樹脂を含む液状体の樹脂組成物をスクリーン印刷法などにより形成し加熱硬化してもよい。曲げ特性の面からカバーレイフィルムを用いることが好ましい。
接着剤32としては、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成されていることが好ましい。これらの中でもエポキシ系樹脂が好ましい。これにより、密着性を向上することができる。さらに、耐熱性を向上することもできる。
プリプレグ4を構成する材料としては、例えばエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でもエポキシ系樹脂が好ましい。これにより、密着性および耐熱性を向上することができる。また、層間接着層5を構成する材料としては、前記熱硬化性樹脂をガラス繊維基材等に含浸したプリプレグでも構わない。
プリプレグ4の厚さは、特に限定されないが、10〜200μmが好ましく、特にプリプレグを用いる場合は60〜120μmが好ましい。また、ボンディングシートを用いる場合は、厚さ15〜100μmが好ましい。厚さが前記下限値未満であると層間絶縁性が低下する場合があり、前記上限値を超えると可とう性が低下する場合がある。
次に、本実施形態に係るリジッドフレックス回路基板500の製造方法の一例について説明する。本例では、以下のA、B、Cの3ステップをこの順に実行する。
ステップAとして、内層となるフレキシブル回路部100を製造し(図1)、積層工程で一体化する材料準備を行う(図2)。
ステップBとして、4層の積層体200を製造する(図3)。
ステップCとして、4層フレキシブル配線板500を製造する(図6)
以下、各ステップについて説明する。
内層となるフレキシブル回路部
ステップA
ステップAでは、内層となるフレキシブル回路部100を製造する(図1(e))。
基材1の両面に銅箔2aおよび2bが形成された両面銅張り積層板10の銅箔2a、2bに対し、例えばエッチング等を施すことにより、所望の導体回路21a、21bを形成する(図1(b))。
基材1を構成する材料としては、例えば樹脂フィルム等が挙げられる。
前記樹脂フィルムとしては、例えばポリイミド樹脂フィルム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリアミドイミド樹脂フィルム等のポリイミド系樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム等のポリアミド系樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィルム等のポリエステル系樹脂フィルムが挙げられる。これら中でも主としてポリイミド系樹脂フィルムが好ましい。これにより、弾性率と耐熱性を特に向上することができる。
基材1の厚さは、特に限定されないが、5〜50μmが好ましく、特に12.5〜25μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、特に屈曲性に優れる。
次に、導体回路21a、21bに対して表面被覆層3a、3bを形成する(図1(e))。この表面被覆層3の形成は、例えば絶縁性樹脂材料に接着剤を塗布したオーバーレイフィルムを貼付するか、または、インクを直接絶縁基材に印刷する方法などがあるが、図1に示す構成では、表面被覆層3a、3bは、絶縁性樹脂材料31に接着剤32を塗布したオーバーレイフィルムを示す。
オーバーレイフィルム3a、3bを導体回路21a、21bが形成された基材1に積層する条件は、特に限定されないが、温度80〜220℃、圧力0.2〜10MPaの熱圧成形装置により圧着することが好ましい。
なお、この表面被覆層3aは、導体回路21aの一部を残して被覆する。すなわち、表面被覆層3a上に、端子加工をするために開口部を形成する。またその際、必要に応じて、メッキなどの表面処理を施してもよい。
開口部33は、予めパンチング等により形成しても、表面被覆層3aを形成後に開口部33を形成しても良い。
接着剤32としては、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成されていることが好ましい。これらの中でもエポキシ系樹脂が好ましい。これにより、密着性を向上することができる。さらに、耐熱性を向上することもできる。
以上の工程により、片面に開口部33を有する内層フレキシブル回路層100を得ることができる。
積層材料準備(層間接着材)
層間接着剤4(図2(a)(b))はあらかじめ製品の形状(フレキシブル回路層を露出させたい部分)に合わせて開口部(窓抜き部)41を加工する。このとき開口部加工は金型、ビクトリア型、ルーター加工機などを用いる。
層間接着層4を構成する材料としては、例えばエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でもエポキシ系樹脂が好ましい。これにより、密着性および耐熱性を向上することができる。また、層間接着層5を構成する材料としては、前記熱硬化性樹脂をガラス繊維基材等に含浸したプリプレグでも構わない。
層間接着層4の厚さは、特に限定されないが、10〜200μmが好ましく、特にプリプレグを用いる場合は60〜120μmが好ましい。また、ボンディングシートを用いる場合は、厚さ15〜100μmが好ましい。厚さが前記下限値未満であると層間絶縁性が低下する場合があり、前記上限値を超えると可とう性が低下する場合がある。
積層材料準備(離形シート)
離形シート5(図2(c))は内層フレキシブル回路部100の補強板加工が必要な部分の形状に合わせて、あらかじめ準備しておく。このときの形状加工には金型、ビクトリア型、ルーター加工機などを用いる。
離形シート5の組成として、樹脂系では例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等、後述する成形温度に応じてあらゆる樹脂系フィルムが選択できる。その他離形処理を施した金属シート、例えばアルミニウム合金系、銅箔などでも良い。
離形シート5の厚さは、特に限定されないが、5〜50μmが好ましく、特に5〜25μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、成形時の圧力集中を緩和できると同時に、打抜き工程後の離形シート剥離作業性に優れる。
積層材料準備(外層用素材)
外層となる銅張積層板20を準備する(図2(d))。 基材1の片面に銅箔2が形成された片面銅張り積層板20を用意する。層構成によっては両面銅張積層板の片面にのみ回路加工し、表面被覆を施したものも使用することがある。
基材1を構成する材料としては、例えば樹脂フィルムが挙げられる。
前記樹脂フィルムとしては、例えばポリイミド樹脂フィルム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリアミドイミド樹脂フィルム等のポリイミド系樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム等のポリアミド系樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィルム等のポリエステル系樹脂フィルムが挙げられる。
またはリジッド多層板に用いられるFR−4、CEM−3、CEM−1など一般的な材料も用いることが出来る。
これらの中でも主としてポリイミド系樹脂フィルムは耐熱性と薄さの点で好ましく、FR−4材料については汎用性とコストの点で好ましい。
基材1の厚さは、特に限定されないが、5〜200μmが好ましく、特に12.5〜25μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、特に製品総厚みが薄く出来る点で優れる。
なお、ここでは内層のフレキシブル回路部100に両面板、外層回路用には片面銅張板20を用いたが、片面板/両面板どちらでも任意のものを用いても良い。
4層積層体
ステップB
ステップBでは、4層の積層体200を製造する(図3(b))。
内層フレキシブル回路部100と、外層回路用材料20を、層間接着層4を介して積層して4層の積層体200を得る。ここで、内層フレキシブル回路部100の補強板加工部6には、層間接着層4と外層回路用材料20との層間に、離形シート5を挿入されている。
内層フレキシブル回路部100と、2枚の外層回路用材料20を、層間接着層4を介して積層して4層の積層体200を得る条件は、特に限定されないが、温度110〜220℃、圧力0.2〜10MPaの熱圧成形装置で一体成形することが好ましい。
4層フレキシブル配線板
ステップC
ステップCでは、4層フレキシブル配線板500を製造する(図4(d))。
4層の積層体200にドリル等を用いて穴加工、メッキを行いスルーホール6を形成し、内層フレキシブル回路層100と外層回路層とを電気的に接続する(図4(a))。
そして、外層の銅箔に対し、例えばエッチング等を施すことにより、所望の導体回路21を形成する。
次に、表面被覆7を最外層の導体回路21を覆うように形成する(図4(b))。
表面被覆7としては、例えば保護フィルムが用いられる。ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でもポリイミド系樹脂が好ましい。これにより、耐熱性および弾性率を向上することができる。
保護フィルム7の厚さは、特に限定されないが、5〜50μmが好ましく、特に12.5〜25μmが好ましい。厚さが前記範囲内であると、特に屈曲特性に優れる。
保護フィルム7を積層する条件は、特に限定されないが、80〜220℃、圧力0.2〜10MPaの熱圧成形装置により圧着させることが好ましい。
なお、本実施の形態では最外層の導体回路21を覆うものとして保護フィルムを用いたが、これに限定されず、液状レジストを用いても良い。
さらに外層基材を除去し、内層フレキシブル回路部を露出させる為に切り込み加工を行う。(図4(c))。
このときの加工方法は例えばルーター加工機によるザグリ加工や、ビクトリア型などの刃型を用いて行うことが出来る。
最後に外形加工を実施し、不要な外層部及び離形シートを除去する事によって、内層フレキシブル回路層に接着材層を補強板として同時加工した4層フレキシブル配線板500を得る(図4(d))。
以上、本発明の多層回路基板について添付図面に記載する4層のフレキシブル配線板を例示して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、5層、6層、8層等の4層以上の多層回路基板等に用いることも可能である。
以下、本発明の実施例および比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
1.端子部を有する内層フレキシブル回路層の製造
厚さ25μmのポリイミド基材の両面に厚さ18μmの銅箔層を有する両面銅張板に最小回路幅75μm、最小回路間75μmの回路を両面作製し、予め開口部を設けた表面被覆層(ポリイミド樹脂基材絶縁被覆フィルム)を最高温度160℃、圧力4MPaの熱圧成形装置にて圧着して端子部を有する内層フレキシブル回路層を製造した。
2.4層フレキシブル配線板の製造
前記内層フレキシブル回路部と、厚さ25μmのポリイミド基材の片面に厚さ18μmの銅箔層を有する片面銅張板2枚を、あらかじめ開口部を設けた厚さ100μmのガラス織布基材にエポキシ樹脂を含浸した層間接着材と位置決め積層し、内層フレキシブル回路部の補強板必要部に、あらかじめ形状加工した25μm厚のポリイミドフィルムを位置決め挿入後、最高温度190℃、圧力4MPaの熱圧成形装置によって熱圧成形し、4層の積層体を得た。
次に、穴明機でφ0.3mmの穴開けを実施した後、メッキ装置にて最小厚み15μmの電解銅メッキを施してスルーホールを形成した。そして、最外層に最小回路幅75μm、最小回路間隔75μmの回路を作成し、エポキシ樹脂系の感光性液状レジストを塗工後、露光、現像して外層表面被覆層を形成した。
さらに、外層基材の不要箇所に、ルーター加工機を用いて切り込みを入れた後、打抜き加工機で外形を加工して、不要な外層基材及び離形用ポリイミドフィルムを取り除き、内層端子部に接着材層を補強板として同時加工した4層フレキシブルプリント配線板を得た。
(比較例1)
実施例1同様の方法により、端子部を有する内層フレキシブル回路層を製造した。
エポキシ樹脂系接着材シートを厚み0.2mmのガラス基材エポキシ樹脂積層板に常温常圧下で貼り付け、打抜き金型を用いて形状加工した補強板を準備し、前記端子部を有する内層フレキシブル回路層の所定の箇所に位置決め治具を用いて接着した後、最高温度160℃、圧力4MPaの熱圧成形装置にて圧着成形して端子部に補強板を有する内層フレキシブル回路層を製造した。
以降の4層フレキシブル配線板の製造工程については実施例1と同様にした。
実施例および比較例について、下記の比較を行った。
1.工数比較
実施例で要した原材料副資材準備工数、治工具加工工数、、製品加工工数を集計し、比較例による従来工数との比較を行ったところ、約7%の削減を達成した。
2.コスト比較
実施例で要した原材料費用、治工具費用、副資材費用、工数費用を集計し、比較例による従来費用との比較を行ったところ、約5%の削減を達成した。
本発明の多層回路基板は、携帯電話、パソコンの電気機器の周辺等に好適に用いることができる。
内層のフレキシブル回路部を製造する工程を示す断面図である。 4層の積層体に用いる準備材料を示す断面図である。 内層に補強板を有する4層の積層体の製造工程を示す断面図である 内層に補強板を有する4層フレキシブル配線板を製造する工程を示す断面図(1)である。 内層に補強板を有する4層フレキシブル配線板を製造する工程を示す断面図(2)である。 内層に補強板を有する4層フレキシブル配線板を製造する工程を示す断面図(3)である。 本発明の、リジッドフレックス回路基板を示す断面図である。
符号の説明
1 基材
2a 銅箔
21a 導体回路
2b 銅箔
21b 導体回路(回路層)
3a 表面被覆層
31a 絶縁樹脂材料
32a 接着剤
3b 表面被覆層
31b 絶縁樹脂材料
32b 接着剤
33 表面被覆開口部
4 プリプレグ(層間接着層)
41 層間接着層開口部
5 離形シート
6 補強板加工部
7 スルーホール
8 外層表面被覆
10 両面銅張板
20 片面銅張板
100 コア層(内層フレキシブル回路基板)
110 フレキシブル部
120 突出部
122 補強部
200 4層の積層体
210 リジッド部
300 4層の積層体(層間接続後)
400 4層の積層体(外層回路、表面被覆後)
500 4層フレキシブル配線板(製品)

Claims (2)

  1. コア層で構成されるフレキシブル部と、前記コア層にプリプレグと回路層とがこの順に積層されてなるリジッド部と、を備えるリジッドフレックス回路基板であって、
    前記フレキシブル部は、前記リジッド部の端部から突出する突出部を有し、前記突出部の一部には、前記プリプレグが補強部として積層されていることを特徴とするリジッドフレックス回路基板。
  2. コア層で構成されるフレキシブル部と、前記コア層にプリプレグと回路層とがこの順に積層されてなるリジッド部と、を備えるリジッドフレックス回路基板の製造方法であって、
    前記フレキシブル部を形成する工程と、前記プリプレグを前記リジッド部の端部から前記フレキシブル部が突出するように形成する工程と、前記プリプレグを介して前記フレキシブル部と前記リジッド部を積層配置し前記リジッド部を形成するとともに前記補強部を形成する工程を含むことを特徴とするリジッドフレックス回路基板の製造方法。

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KR101799095B1 (ko) * 2010-11-18 2017-11-17 한국단자공업 주식회사 메탈코어를 구비한 인쇄회로기판 및 그 제조방법

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