JP2006261260A - 電磁ソレノイドおよびそれを用いた遮断器の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電力用遮断器に用いる電磁ソレノイドの動作時間を、安定させる。
【解決手段】
電磁ソレノイド201、202は、軸方向に移動可能な押し棒304と、この押し棒に取り付けられたプランジャ303とを有する。プランジャと軸方向に隣り合って、中心部に穴が形成されたコア301が配置されている。コアの外周にコイル302が巻回されている。プランジャの外周側には、コイルの一端側を覆う第1のヨーク306が配置されている。コアとプランジャとヨークとは、磁気回路を形成する。プランジャの外周部に凹部を形成し、この凹部に隙間を有して対向する突出部をヨークに形成する。凹部と突出部とが形成する隙間は、プランジャ軸方向の隙間である。
【選択図】 図1

Description

本発明は電磁ソレノイドおよびそれを用いた遮断器の駆動装置に関し、特に電力用ガス遮断器の流体圧駆動装置やばね操作器に好適な電磁レノイドに関する。
従来のソレノイドの例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載されたソレノイドでは、小さい電流値で大きな駆動を出す駆動ソレノイドにおいて、電磁弁装置の開閉動作時間を安定にするために、可動コアの反固定コア側の駆動ソレノイドに、永久磁石を設けている。この永久磁石は、コイルへの初期通電時に可動コアを吸引し、所定時間経過後は可動コアの吸引を解くものである。可動コアの反固定コア側に永久磁石を設けている。もしくは、可動コアの反固定コア側の駆動ソレノイドに永久磁石を設けている。
特開2003−14154号公報
上記特許文献1に記載のソレノイドでは、プランジャの反固定コア側に永久磁石を設け、永久磁石の吸引力を反力より大きくしている。これにより、固定コア側の吸引力が永久磁石の吸引力に打ち勝つまでプランジャが保持され、反力よりも大きい力で物体を押し始める。したがって物体は、停滞することなく一気に押され、プランジャ動作時間が安定になるという利点を有する。
しかしながらこの特許文献1に記載のソレノイドでは、構造が複雑になり部品点数が多くなってコスト増を招く。一方、動作時間を調整したい場合には、永久磁石を大きくすれば調整が容易になるが、永久磁石の大型化は装置の大型化を招く。この手法とは別に、特にソレノイドの動作時間を遅くしたい場合にコイルの巻数を増して電流の立ち上げを遅くする方法も採用されている。コイルの巻数を多くすると、装置が大型化するとともに構造が複雑になる。これらの動作時間を調整する方法は、コスト増になる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、遮断器の操作装置用のソレノイドにおいて、コスト増を招くことなく簡単な構成で動作時間の調整を容易にすることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、押し棒に固定したプランジャをコイルが駆動する電力用遮断器に用いる電磁ソレノイドにおいて、プランジャとの間にプランジャ軸方向の隙間を形成するヨークを配置し、このヨークとプランジャはコイルに通電して磁気回路を形成するものである。
そしてこの特徴において、プランジャと軸方向に隣り合ってコアを配置し、このコアとプランジャとが形成するプランジャ軸方向の隙間が、ヨークとプランジャとが形成するプランジャ軸方向の隙間より大であるのが好ましく、ヨークとプランジャをプランジャ軸方向に吸引するばねをヨークとプランジャ間に配置してもよい。また、ヨークとプランジャとが形成する軸方向の隙間は、プランジャ軸に対して斜めに形成されていてもよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、軸方向に移動可能な押し棒と、この押し棒に取り付けられたプランジャと、このプランジャと軸方向に隣り合って配置され中心部に穴が形成されたコアと、このコアの外周に巻回されたコイルと、プランジャの外周側に配置されコイルの一端側を覆うヨークとを有し、コアとプランジャとヨークとが磁気回路を形成する電磁ソレノイドにおいて、プランジャの外周部に凹部を形成し、この凹部に隙間を有して対向する突出部をヨークに形成し、凹部と突出部とが形成する隙間はプランジャ軸方向の隙間としたものである。
そしてこの特徴において、プランジャとヨークとの間に形成される隙間が、プランジャとコアとの間に形成される隙間よりも小さくなるようにプランジャを押し棒に取り付けるのが好ましく、プランジャは外周部においてヨークとの間に半径方向の隙間を形成し、この半径方向の隙間は凹部と突出部とが形成する軸方向隙間よりも大きいことが望ましい。
本発明によれば、ソレノイドを構成するヨークとプランジャの間に、固定コアとプランジャ間よりも短い隙間を形成したので、ソレノイドの構成が簡単になり、かつ動作時間の調整が容易になる。また、永久磁石を使わずに済むのでコストを低減できる。
以下、本発明に係る遮断器の駆動装置の一実施例を、ガス遮断器に用いた例で説明する。図4はガス遮断器100の正面図であり、図5はこのガス遮断器100に用いる操作装置部の詳細を示すブロック図である。ガス遮断器100では、円筒形のタンク103を架台上に設置している。円筒形のタンク103には、例えばSFガス(六弗化硫黄ガス)が規定の圧力で封入されている。さらに図示しない可動接触子および固定接触子を有する接点もガスタンク103内に収納されている。ガスタンク103の軸方向中間部から斜め上方にブッシング101、102が突き出ており、変電所や開閉所の中の電線を接続して電路を構成する導体がブッシング101、102内に収納されている。架台105の側部には、このガス遮断器100の操作装置を収納する操作箱104が取り付けられている。
本実施例で示したガス遮断器100では、通電時に、電力が図示しない系統から上流側のブッシング101に供給される。そして、ブッシング101からタンク103内の接点に導かれ、下流側のブッシング102を経て再び系統に供給される。落雷などで系統に事故が発生すると、操作装置104を駆動してタンク103内の接点を開き、下流側への電力の供給を遮断する。なお、ここではSFガスを使用したガス遮断器を例にとり説明するが、真空遮断器など他の開閉装置にも本発明を適用できる。
図5に、図4で示した操作箱104内に収容する操作装置とそれに接続する接点を含む開閉装置400を、模式図で示す。この図5は、開閉装置400において、接点29を遮断する前であって接点29が投入されている状態を示している。開閉装置400は、主軸4を有する遮断制御機構401と、カム軸2を中心とした投入制御機構402、主軸4を中心とした遮断ばね部403、カム軸2を中心とした投入ばね部404、および電力を投入または遮断する遮断部接点29とを有している。
遮断ばね部403に設けた遮断ばね26のばね力を放勢して電力を遮断し、投入ばね部404の投入ばね28のばね力を放勢して電力を投入する。遮断ばね26は、投入ばね28の放勢により蓄勢され、投入ばね28は駆動モータ41と減速歯車列51、52により蓄勢される。
遮断部接点29では、一端部が主軸4に取り付けられたリンク33の他端部が、端部に可動接点29aを形成する可動接触子32に接続している。可動接触子32の可動端29aは、タンク103に固定された固定接点29bに接触可能に配置されている。
遮断ばね部403を構成する主軸4には、主レバー5が取り付けられている。主レバーはY字型をしており、Y字型の2つの端部にはローラ6、7が取り付けられている。Y字型の残りの端部には、遮断ばねリンク25が回動自在に取り付けられている。主軸4が回動すると、遮断ばねリンク25は上下動する。遮断ばねリンク25は上下方向に配置されており、遮断ばねリンク25の下端には、フランジ34が取り付けられている。フランジ34をストッパとして、遮断ばねリンク25の外周に遮断ばね(遮断部材)26が巻かれている。遮断ばね26の上端は、筐体1で押えられている。
主レバー5の端部に設けた一方のローラ6は、投入動作時に、投入ばね部404のカム3の外周面に当接してカム3から荷重が伝達される。主レバー5に設けた他方のローラ7には、第2遮断ラッチ8が係合可能に配置されている。第2遮断ラッチ8の中間部は、筐体1に固定した軸に回動自在に取り付けられている。第2遮断ラッチ8の一端に形成したテーパ部は、主レバー5のローラ7と係合可能である。第2遮断ラッチ8の他端部には、ローラ10が取り付けられている。ローラ10に係合可能に、遮断ラッチ11が配置されている。第2遮断ラッチ10の軸とテーパ部の中間には、復帰ばね9が取り付けられている。復帰ばね9は、一端が筐体に固定されている。
遮断ラッチ11の中間部は、筐体1に固定した軸に回動自在に取り付けられており、一端側に形成したテーパ部が、第2遮断ラッチ8のローラと係合可能になっている。遮断ラッチ11の他端部には、ローラ13が取り付けられている。ローラ13に係合可能に、遮断トリガ14aが配置されている。遮断ラッチ11の軸とテーパ部との中間は、筐体1に一端が固定された復帰ばね12が取り付けられている。
遮断トリガ14aはT字状をしており、垂直方向の端部に遮断ラッチ11のローラ13に当接する曲面部が形成されている。遮断トリガ14aの水平部の一方はトリガレバー14bを形成し、詳細を後述する遮断用電磁石201のプランジャ211に当接する。水平部の他方には、一端が筐体1に固定された復帰ばね15が取り付けられている。第2遮断ラッチ8および遮断ラッチ11、遮断トリガ14aに取り付けた復帰ばね9、12、15は、図5に示す投入保持状態では圧縮状態にあり、第2遮断ラッチ8および遮断ラッチ11、遮断トリガ14aには常に復帰ばねのばね力が作用している。
投入ばね部404では、カム軸2に大歯車52が取り付けられている。大歯車52の側面には、偏心した位置に投入ばねリンク27の一端部が回動自在に取り付けられている。投入ばねリンク27の他端部は、ピンによりばね受35に接続されている。投入ばね(投入部材)28が、投入ばねリンク27を巻回している。投入ばね28は、下端側をばね受35で、上端側を筐体1で保持されている。上述したように、大歯車52には小歯車51が噛合っており、この小歯車51を電動機41が駆動する。
カム軸2には、外周部に滑らかな弧型の曲線部を有するカム3が取り付けられている。カム3の最大半径部付近には、ローラ18が取り付けられている。ローラ18に係合可能に、投入ラッチ19が配置されている。投入ラッチ19はV字状をしており、その折れ曲がり部を軸に回動自在に取り付けている。投入ラッチ19のV字の一方端部にはテーパが形成されており、カム3のローラ18に係合する。
投入ラッチ19のV字型の他端部には、ローラ21が取り付けられている。このローラ21に当接可能に、投入トリガ22が配置されている。投入ラッチ19のローラ21側の辺の途中には、一端が筐体に固定された復帰ばね20が取り付けられている。投入トリガ22の中間部は、筐体1に固定された軸に回動自在に取り付けられており、投入ラッチ19のローラ21に当接する側と反対端は、投入レバー22aを形成している。投入トリガ22の投入レバー22a側の中間部には、復帰ばね23が取り付けられている。投入レバー22aに当接可能に、投入用電磁石202のプランジャ212が配置されている。
このように構成した開閉装置400の投入保持状態では、遮断ばね26のばね力および投入ばね28のばね力が以下のようにして保持される。すなわち、遮断ばね26のばね力により主レバー5が反時計回りに回転しようとする。しかし、主レバー5のローラ7が第2遮断ラッチ8のテーパ部と係合して、主レバー5の回転は阻止される。また、第2遮断ラッチ8では、第2遮断ラッチ8の端部に設けたローラ10が遮断ラッチ11のテーパ部に係合して、回転が阻止される。遮断ラッチ11の端部に設けローラ13が遮断トリガ14aに係合して、遮断ラッチ11の回転が阻止される。このように、遮断制御機構401では、各構成部品同士が係合するので遮断ばね26ばね力は保持される。遮断動作では、各構成部品同士の係合を解除し、遮断ばねのばね力を解放して接点部29を開く。
投入ばね28のばね力により、大歯車52およびカム軸2を介してカム3に反時計回りの回転力が与えられる。このとき、カム3の一端に設けたローラ18が投入ラッチ19のテーパ部と係合して、カム3の回転が阻止される。投入ラッチ19の端部に取り付けたローラ21が投入トリガ22に係合して、投入ラッチ19の回転は阻止される。つまり、投入制御機構402の各構成部品同士を係合させて、投入ばね28のばね力を保持する。
開閉装置400が図5に示した状態にあるときに、遮断指令が入力されると遮断動作が開始される。初めに、遮断用電磁石201が励磁され、遮断用電磁石201のプランジャ211が上方向に突出してトリガレバー14bを押圧する。トリガレバー14bは反時計回りに回転する。このトリガレバー14bを含む遮断トリガ14aは、遮断ラッチ11との係合が解除される。
遮断トリガ14aとの係合が外れて、遮断ラッチ11は回動自由になり、第2遮断ラッチ8のローラ10からの押圧力により反時計回りに回転する。第2遮断ラッチ8は回動の規制がなくなったので、主レバー5のローラ7の押圧力により反時計回りに回転する。主レバー5と第2遮断ラッチとの係合が、外れる。
遮断ばね26の規制力がなくなったので、遮断ばね26は放勢される。遮断ばね26は、遮断ばねリンク25を下方に押し下げる。これにより主レバー5が反時計回りに回動し、可動接触子32が下方に移動して固定接点29aと可動接点29b間が開かれる。遮断動作が終了すると、主レバー5の端部のローラ6が、投入ばね部404に属し隣り合うカム3の外表面にほぼ当接して止まり、遮断動作が完了する。
電力系統を復帰させるために投入指令が出されると、投入ばね28が開放され、そのエネルギで遮断ばね28を蓄勢する。投入が完了したら、投入ばね28を電動機41を用いて蓄勢する。この状態が通常の運転状態であり、遮断器は緊急の遮断指令待ち状態になる。
この図5に示した電磁ソレノイド201、202の詳細を、図1ないし図3を用いて説明する。図1に、電磁ソレノイド201、202を縦断面図で示す。電磁ソレノイド201、202は、軸方向に移動可能な押し棒304と、この押し棒304の一端側に固定され押し棒304とともに軸方向に移動する磁性体のプランジャ303とを有する。押し棒304の他端部は、作動時に負荷311(図5におけるトリガレバー14bや投入レバー22a)を押す。負荷311とプランジャ303との間には、外周部でコイル302を保持する磁性体のコア301が配置されている。コア301の中心部には穴が形成されており、押し棒304が軸方向に移動可能に挿入されている。コイル302は、押し棒304の軸周りに巻回されている。コア301と押し棒304間には、僅かな隙間が形成されている。
プランジャ303の軸方向端面は、円板状のストッパ305に当接可能になっている。プランジャ303の外周側であって、ストッパ305側には、磁性体の第1のヨーク306の一部を保持するための凹部が形成されている。第1のヨーク306の軸方向端面には、ストッパ305が取り付けられている。第1のヨーク306の反ストッパ側には、軸方向に延びる円環状の突起部312が形成されている。突起部312よりも外径側で第1のヨーク306は、コイル302を保持する部材302aに当接する。第1のヨーク306とコア301の外周側には、コイル302を覆うように磁性体の第2のヨーク302が取り付けられている。
ここで、第1のヨーク306は、ストッパ側の内径が突起部312側の内径より大に形成されており、プランジャ303の外周側の凹部を形成するフランジ部303bとの間に空間が形成されている。この空間に、第1のヨーク306とプランジャ303を互いに離反させるばね307を配置する。
このように構成した電磁ソレノイド201、202では、コイル302の上側が第1のヨーク306で、コイル302の下側がコア301で、コイル302の外周側が第2のヨーク310でそれぞれ覆われている。第1のヨーク306の突起部312とプランジャ303との間には、軸方向に隙間308が形成されている。この隙間308は、プランジャ303とコア301間に形成される軸方向の隙間309およびプランジャ303と第1のヨーク306間に形成される半径方向隙間313のいずれよりも狭くなるように設定する。隙間308での吸引面積は隙間309の吸引面積よりも小さい。
本実施例に示したソレノイド201、202の動作を、以下に説明する。コイル302に図示しない電源から電流が流されると、コア301および第2のヨーク310、第1のヨーク306、隙間308、313、プランジャ308、隙間309に磁気回路が構成される。このとき、磁界はコイル302に近い部分から徐々に遠くの方に広がる。その際、磁気抵抗の小さい場所を通る。すなわち、第1のヨーク306からプランジャ308に走る磁界については、半径方向の隙間313が軸方向の隙間308よりも広く形成されているので磁気抵抗が大きいから、最初はコイルに近い側の突起部312とプランジャ303間の軸方向の隙間308を通る磁界が形成される。
この軸方向の隙間308を狭くするように、第1のヨーク306にプランジャ303を吸引する吸引力(この吸引力を負の吸引力とする)が発生する。同時に隙間309にも磁気回路が構成され、隙間309を狭くする吸引力(この吸引力を正の吸引力とする。)が発生する。しかしコイル302への通電初期には、磁界が広がっておらずしかも隙間309が広いので、負の吸引力が正の吸引力より大きい。したがって、プランジャ3はストッパ305に当接した状態を保つ。
コイル302への通電状態がしばらく継続すると、コイル302の電流特性において、電流が立ち上がり、磁界が広がる。また、突起部312側の軸方向の隙間308の吸引面積がコア301側の軸方向の隙間309の吸引面積よりも小さいので、磁束が飽和する。この結果、半径方向の隙間313にも磁気回路が形成される。負の吸引力はコイル302の電流が増えてもそれほど増加しない。これに対して、隙間309側では磁気回路が広がり、さらに大きな吸引力が発生する。正の吸引力が負の吸引力に打ち勝ち、プランジャ303は図1で下方に移動する。プランジャ303が動き出すまでの時間を、突起部312の軸方向の隙間308の長さと面積を変えて容易に調整可能である。一旦プランジャ303が動作すると、隙間308が広がり、負の吸引力が急激に低下する。一方、隙間309が狭まり、正の吸引力が増加する。
図2に、図1に示した電磁ソレノイド201、202の動作特性を示す。横軸は、電流を流し始めてからの経過時間(ms)であり、縦軸は押し棒304の変位(mm)とコイル302により発生される力(N)である。なお、ばね307が発生する力も併せて示している。コイル302が発生する電界によりプランジャ303が駆動される力は、上述した正の吸引力と負の吸引力およびばね力の合力で表される。コイル302に通電開始した直後は、負の吸引力が大きい。一方、正の吸引力はゆっくり立ち上がる。正負の吸引力が逆転すると、プランジャ303が動き出し、急激にプランジャ303の駆動力が大きくなる。
本実施例によれば、急激に負荷に到達させることができるので、負荷311位置までプランジャ303が到達したときの吸引力が大きくなり、一気に押し切れる負荷が大きくなる。この負荷よりも小さいところで負荷が変動してもプランジャ3は停滞することなく動き、動作時間を安定にすることができる。
コイル302への通電が停止され、コイル302の励磁が解かれると、ばね307のばね力によりプランジャ303はストッパ305に当接する元の位置に復帰する。本実施例によれば、プランジャ303と第1のヨーク306の間に隙間308を形成し、この隙間308部でプランジャ303と第1のヨーク306間に吸引力を発生させたので、電磁ソレノイド201、202の駆動力を急激に変化させることができ、電磁ソレノイド201、202が一気に押し切る負荷を増大できる。その結果、電磁ソレノイド201、202の、動作時間が安定する。
本発明に係る電磁ソレノイドの他の実施例を、図3に縦断面図で示す。本実施例が、上記実施例と相違するのは、隙間308の形状をテーパ状にしたことにある。すなわち、突起部312aの端面を円錐形状にし、この端面と対向するプランジャ303aの形状を突起部312aと同じ傾きの円錐形状としている。本実施例によれば、プランジャ303aの軸方向移動距離に対する、隙間308部で発生する負の吸引力の変化が小さくなる。これにより、動作時間の変化も小さくなる。すなわち、隙間の変化に鈍感に反応するから、プランジャ303aの動作時間は隙間量にそれほど影響を受けず、隙間の精度が劣っていてもよい。したがって、コストを低減できる。
図6ないし図8に、本発明に係る開閉装置用油圧操作装置の一実施例を断面図で示す。電流遮断部501は絶縁特性の優れたガスを充填した接地タンク502内に構成され、固定接触子503とこの固定接触子503に対して接離動作する可動接触子504を備えて構成されている。この可動接触子504は、絶縁操作ロッド505等を介して開閉装置用油圧操作装置の出力軸506に連結され、出力軸506を図示の下方に駆動することによって電流遮断部501の遮断動作を行ない、また出力軸506を図示の上方に駆動することによって電流遮断部501の投入動作を行なうようにしている。
開閉装置用油圧操作装置は、基本的にはシリンダ507および操作ピストン508から成る主駆動部509と、この主駆動部509に動作指令を与える投入用ソレノイド202および遮断用ソレノイド201を有する主制御弁512と、高圧作動油に蓄圧力を与える投入用蓄圧装置513および遮断用蓄圧装置514と、油圧ポンプユニット515とから構成している。主駆動部509を構成する操作ピストン508は、シリンダ507内に可摺動的に配置されると共に、出力軸506に連結されてシリンダ507外へ導出されている。従って、シリンダ507内には操作ピストン508の両側に高圧作動油が作用する油圧室516A,516Bがそれぞれ形成され、操作ピストン508は出力軸506に相当する断面積分だけ油圧室516B側の高圧作動油によって大きな受圧力をけることになる。
この油圧室516Bの高圧作動油を制御する主制御弁512は、投入用ソレノイド202への投入指令によって弁体を右方に駆動することによって油圧室516Bに高圧作動油を供給して操作ピストン508に上方への投入操作力を与え、遮断用ソレノイド201への遮断指令によって弁体を左方に駆動することによって油圧室516Bの高圧作動油を排出して操作ピストン508に下方への遮断操作力を与える。
投入用蓄圧装置513は、シリンダ517内に投入用蓄圧ピストン518を可摺動的に配置すると共に投入用蓄圧ばね519を配置し、この投入用蓄圧ばね519によって投入用蓄圧ピストン518に付勢力を与えて油圧室516Bに連通する投入用蓄圧室520の高圧作動油に蓄圧力を与えるようにしている。この投入用蓄圧ばね519は、定常状態において投入用蓄圧室520から投入用蓄圧ピストン518に加えられる受圧力に対応する力を投入用蓄圧ピストン518に加えるようにそのばね力を設定している。
また遮断用蓄圧装置514は、シリンダ521内に遮断用蓄圧ピストン522を可摺動的に配置すると共に遮断用蓄圧ばね523を配置し、この遮断用蓄圧ばね523によって遮断用蓄圧ピストン522に付勢力を与えて油圧室516Aに連通した遮断用蓄圧室524の高圧作動油に蓄圧力を与えるようにしている。この遮断用蓄圧ばね523も、定常状態において遮断用蓄圧室524から遮断用蓄圧ピストン522に加えられる受圧力に対応する力を遮断用蓄圧ピストン522に加えるようにそのばね力を設定している。これらの投入用蓄圧装置513および遮断用蓄圧装置514は、共用化できるように一体的に構成されているのではなく、それぞれ投入用および遮断用として独立して構成している。
開閉装置用油圧操作装置を駆動するための補機として、油圧ポンプユニット515からの高圧作動油を投入用蓄圧室520に供給する油圧回路中に配置した逆止弁525や、点検時等に操作圧力を開放した時やトラブルで急激に圧力が低下した際に操作ピストン508が動作しないように機械的にロックするための図示しないロック機構も設けられている。
この開閉装置用油圧操作装置の動作を、以下に説明する。遮断状態のとき油圧室516Bは主制御弁512の弁体によって油圧ポンプユニット515側に連通し作動油が油圧ポンプユニット515側に回収されている。従って、操作ピストン508は油圧室516A側からの受圧力によって下方の遮断方向に駆動されて状態保持されている。このとき、遮断用蓄圧装置514の遮断用蓄圧ばね523はばね力の解放状態、また投入用蓄圧装置513の投入用蓄圧ばね519はばね力の解放状態となっている。
続いて、油圧ポンプユニット515が作動し、高圧作動油が矢印で示すように逆止弁525を介して投入用蓄圧室520に供給されるため、投入用蓄圧ピストン518を上方へ駆動しながら投入用蓄圧ばね519を所定の変位まで圧縮し、逆止弁525で高圧作動油を保持するようになる。油圧ポンプユニット515は、投入用蓄圧ピストン518と機械的に接続された図示しない接点によりON,OFF制御が行われている。
この状態において投入指令が投入用ソレノイド202に与えられると、図8に示すように主制御弁12の弁体は右方に駆動され、油圧室516Bと油圧ポンプユニット15側の連通が断たれると共に、投入用蓄圧装置513の投入用蓄圧室520と油圧室516B間が連通される。従って、投入用蓄圧装置513の投入用蓄圧室520からの高圧作動油が操作ピストン508に作用し、その受圧面積差による受圧力によって操作ピストン508は図示の上方の投入方向に駆動され電流遮断部501は投入状態となる。このときの操作ピストン508の動作により、油圧室516A内の高圧作動油は遮断用蓄圧装置514の遮断用蓄圧室524内に流入し、遮断用蓄圧ピストン522を変位させることにより遮断用蓄圧ばね523を圧縮する。
投入状態になると油圧ポンプユニット515が再度動作し、高圧作動油を逆止弁525を介して投入用蓄圧装置513の投入用蓄圧室520内に供給し、投入用蓄圧ピストン518を図示の上方へ駆動しながら投入用蓄圧ばね519を圧縮する。
電流遮断部501の投入が行なわれた際、主回路の事故がまだ回復していない場合、再び、遮断用ソレノイド201に遮断指令が与えられる。すると、図7に示すように主制御弁512の弁体が左方に駆動され、油圧室516Bは投入用蓄圧室520との連通を断つと共に、油圧ポンプユニット515側と連通する。このため、油圧室516B内の高圧作動油は油圧ポンプユニット515側に排出され、操作ピストン508はその両面の受圧面積差による受圧力によって図示の下方の遮断方向に駆動され、電流遮断部501を遮断状態にする。
なお、上記各実施例ではガス遮断器のトリガレバーや投入レバーを駆動する場合について説明したが、例えばガス遮断器の流体圧駆動装置におけるパイロット弁を駆動する場合にも本発明を適用できる。
本発明に係るソレノイドの一実施例の縦断面図。 ソレノイドにおける力と変位の関係を説明する図。 本発明に係るソレノイドの他の実施例の縦断面図。 図1または図3に示したソレノイドを適用した遮断器の操作装置のブロック図。 電力用ガス遮断器の一実施例の正面図。 開閉装置用油圧装置の一実施例の縦断面図。 開閉装置用油圧装置の一実施例の縦断面図。 開閉装置用油圧装置の一実施例の縦断面図。
符号の説明
201、202…ソレノイド、301…固定コア、302…コイル、303,303a…プランジャ、304…押し棒、305…ストッパ、306…第1のヨーク、307…ばね、308…隙間、309…隙間、310…第2のヨーク、311…負荷、312、312a…突起部、313…隙間。

Claims (9)

  1. 押し棒に固定したプランジャをコイルが駆動する電力用遮断器に用いる電磁ソレノイドにおいて、前記プランジャとの間でプランジャ軸方向の隙間を形成するヨークを配置し、このヨークとプランジャは前記コイルにより磁気回路を形成することを特徴とする電磁ソレノイド。
  2. 前記プランジャと軸方向に隣り合ってコアを配置し、このコアと前記プランジャとが形成するプランジャ軸方向の隙間が、前記ヨークとプランジャとが形成するプランジャ軸方向の隙間より大であることを特徴とする請求項1に記載の電磁ソレノイド。
  3. 前記ヨークと前記プランジャをプランジャ軸方向に吸引するばねを前記ヨークとプランジャ間に配置したことを特徴とする請求項2に記載の電磁ソレノイド。
  4. 前記ヨークと前記プランジャとが形成する軸方向の隙間は、プランジャ軸に対して斜めに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電磁ソレノイド。
  5. 軸方向に移動可能な押し棒と、この押し棒に取り付けられたプランジャと、このプランジャと軸方向に隣り合って配置され中心部に穴が形成されたコアと、このコアの外周に巻回されたコイルと、前記プランジャの外周側に配置され前記コイルの一端側を覆うヨークとを有し、前記コアとプランジャとヨークとが磁気回路を形成する電磁ソレノイドにおいて、前記プランジャの外周部に凹部を形成し、この凹部に隙間を有して対向する突出部を前記ヨークに形成し、前記凹部と突出部とが形成する隙間はプランジャ軸方向の隙間であることを特徴とする電磁ソレノイド。
  6. 前記プランジャと前記ヨークとの間に形成される隙間が、前記プランジャと前記コアとの間に形成される隙間よりも小さくなるように前記プランジャを前記押し棒に取り付けたことを特徴とする請求項5に記載の電磁ソレノイド。
  7. 前記プランジャは外周部において前記ヨークとの間に半径方向の隙間を形成し、この半径方向の隙間は前記凹部と突出部とが形成する軸方向隙間よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の電磁ソレノイド。
  8. 接点を開閉する流体圧シリンダと、この流体圧シリンダを駆動する複数の制御弁と、この複数の制御弁の1個を駆動して開路動作させる開路用ソレノイドと、前記複数の制御弁の他の1個の制御弁を駆動して閉路動作させる閉路用ソレノイドとを備え、前記開路用ソレノイドおよび閉路用ソレノイドはそれぞれ、固定コアと、この固定コアに巻回されたコイルと、前記固定コアに対向して配置され軸方向に動作可能なプランジャと、前記コイルの外側を囲うヨークとを有し、前記固定コアと前記プランジャと前記ヨークとが磁気回路を形成し、前記コイルを励磁して固定コアとプランジャ間に吸引力を作用させる遮断器の流体圧駆動装置において、前記開路用ソレノイドまたは閉路用ソレノイドの少なくともいずれかが請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のソレノイドであることを特徴とする遮断器の駆動装置
  9. 接点を開閉する駆動力を供給する遮断部材および投入部材と、この遮断部材による駆動力を保持および解放する遮断機構および投入制御機構と、ソレノイドとを備え、前記ソレノイドは、固定コアとこの固定コアに巻回されたコイルと、前記固定コアに対向して配置され軸方向に動作可能なプランジャと、コイルの外側を囲うヨークとを含み、前記固定コアと前記プランジャと前記ヨークが磁気回路を形成し、コイルを励磁して固定コアとプランジャ間に吸引力を作用させて遮断制御機構および投入制御機構を作動させる遮断器の駆動装置において、前記ソレノイドは請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のソレノイドであることを特徴とする遮断器の駆動装置。
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