JP2006260839A - フラットディスプレイパネル及びフラットディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

フラットディスプレイパネル及びフラットディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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和則 井上
Minoru Hasegawa
実 長谷川
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
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Abstract

【課題】 不純物が封止領域の内側、特に表示領域に侵入することを防止することができるフラットディスプレイパネル及び該フラットディスプレイパネルを製造するための製造方法を提供する。
【解決手段】 誘電体層13のうちの、パネルの中央から封止領域の内周部までの領域には光損傷耐性の改善のための保護層21が形成され、パネルの周縁部から封止領域の外周部までの領域には不純物を吸着するための吸着層31が形成されている。封止材15の上部に間隙が生じるように両基板を適長離隔した状態で両基板の位置を固定して加熱炉70に導入することから、加熱炉内の雰囲気ガス(不純物ガス)が間隙に侵入するが、吸着層31がパネルの周縁部から封止領域の外周部までの領域に形成されているため、不純物ガスは吸着層31に吸着されてパネル内部(表示領域)に侵入することを防止することができる
【選択図】 図4

Description

本発明は、フラットディスプレイパネル及びフラットディスプレイパネルの製造方法に関し、より具体的には、2つの基板の周縁部を封止材で封止する場合に、2つの基板の間隙から周縁部より内側の表示領域に不純物が侵入することを抑制するようにしたフラットディスプレイパネル及びフラットディスプレイパネルの製造方法に関する。
以下、フラットディスプレイパネルとして3電極面放電構造のAC型プラズマディスプレイパネル(以下、放電型表示装置)を例に説明する。図12は従来の放電型表示装置(AC型プラズマディスプレイパネル)の要部斜視図である。
放電型表示装置は、可視光領域(380nm〜770nm)における透過率が優れたガラス板などの前面基板100aと背面基板100bとを対向配置し、前面基板100a及び背面基板100bの周縁部を封止材(シール材)105で封止することによって生じた空間にXe−Ne、Xe−Heなどの放電媒体を封入した自己発光型の表示装置である。
前面基板100aには、互いに平行する一対の第1電極101,101が所定ピッチで形成され、さらに壁電荷を蓄積するための誘電体層103が第1電極101,101を被覆して形成されている。第1電極101は、維持放電に用いられることからサステイン電極と呼ばれる。また、誘電体層103には、酸化マグネシウム(MgO)のような保護層110が被覆形成されており、保護層110は、誘電体層103へのイオン衝撃を防ぐとともに、放電のための2次電子を放出するなど重要な役割を果たしている。
一方、背面基板100bには、第1電極101と直交する方向に、第2電極102が所定ピッチで形成され、さらに第2電極102を被覆する誘電体層104が形成されている。第2電極102は、一対のうちの一方の第1電極101と協業してアドレス放電に用いられることからアドレス電極と呼ばれる。また、隣合う第2電極102の略中間領域にあたる誘電体層104上に、第2電極102と同方向に延びる隔壁106が形成されており、さらに、隔壁106の壁面及び誘電体層104の表面にカラー表示用の赤,緑,青の3色の蛍光体層107が周期的に形成されている。
第1電極101と第2電極102との交点によって区画される領域が画素単位の放電セルとなり、一方の第1電極101と第2電極102との間に電圧を印加して表示書き込みのためのアドレス放電を選択的に発生し、引き続いて一対の第1電極101,101間に電圧を印加してアドレス放電の生じたセルに表示維持のための維持放電を発生させる。
維持放電は、アドレス放電を行った後に、第1電極101,101間に印加する電圧をスイッチングして、誘電体層103を介して放電セルで放電を生じさせ、さらに、第1電極101,101間に印加する電圧をスイッチングして、新たに放電を生じさせる。これを繰り返すことにより継続的に放電を発生させるものである。この放電によって放電媒体中のXeと衝突して真空紫外光が放出される。放出された真空紫外光は蛍光体層107を励起させ、可視光が出射される。このように、各電極間に印加する電圧により各放電セルにおける電界を制御し、真空紫外光の発生を制御することにより表示装置として機能する。
ところで、放電型表示装置においては、放電媒体をパネル内部に封入する前に、表示領域内の保護層などに吸着した不純物を除去することが極めて重要であり、従来、不純物は、前面基板100aと背面基板100bとを貼り合わせた後に、図示しない排気穴から加熱排気によって除去していた。不純物は、例えば炭化水素のような有機物、又は水,二酸化炭素などである。
また、特許文献1には、保護層を形成した後に封止材を周縁部に塗布し、封止材を乾燥させた後に封止材を溶解して2つの基板に接着させる焼成工程によって、保護層に吸着していた水及び有機物を脱離除去することにより、パネル内部に不純物の少ないパネルを製造するための技術が開示されている。
特開2002−140986号公報
しかしながら、本発明者は、加熱排気工程における不純物の流れについての鋭意研究を行った結果、両基板を貼り合わせた後の加熱排気によって不純物を除去するだけでは不十分であるとの知見を得た。より具体的には、貼り合わせる前に基板に吸着した不純物だけでなく、貼り合わせに用いる封止材から溶出する不純物や貼り合わせ時の雰囲気から侵入してくる不純物があるとの知見を得た。保護層であるMgOは、不純物を吸着する能力が高く、かつ表示領域にも配置されることから、貼り合わせ時における不純物の表示領域への侵入を防止することが必要である。
例えば、特許文献1に開示されている技術においては、図13に示すように、封止材105を溶解して、2つの基板に接着させるわけであるが、その溶解時に封止材105から不純物ガス(同図:矢印A)が発生し、発生した不純物ガスが保護層110に吸着されてしまう。また、封止材105の下部に間隙が生じるように両基板を適長離隔した状態で両基板の位置を固定して加熱炉に導入することから、加熱炉内の雰囲気ガス(不純物ガス)が間隙に侵入し、さらにパネル内部(表示領域)に侵入する(同図:矢印B)という問題があった。溶解時は圧力が高いため、不純物ガスは他のガスにぶつかりながら封止材の間隙に侵入する。間隙は狭いため、不純物ガスは封止材と相対する基板とにぶつかりながらパネル内部に侵入する。パネル内部も圧力が高いため、不純物ガスは内部に存在するガスにぶつかりながら侵入していく。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された封止領域の一部と重畳するように、不純物を吸着するための吸着層を少なくとも一方の基板に形成することにより、不純物が封止領域の内側、特に表示領域に侵入することを防止することができるフラットディスプレイパネル及び該フラットディスプレイパネルを製造するための製造方法の提供を目的とする。
また本発明は、吸着層の封止領域における未形成領域の幅を1mm以上とすることにより、封止材を両基板に接着するようにして、封止領域の内側と外側とのリーク経路を絶って、放電型表示装置の長寿命化を図ることができるフラットディスプレイパネルの提供を目的とする。
また本発明は、吸着層の形成領域が封止領域の外周部を含むように吸着層を周縁部から形成することにより、不純物が封止領域の内側、特に表示領域に侵入することをさらに効果的に防止することができるフラットディスプレイパネルの提供を目的とする。
また本発明は、封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口との距離に応じて吸着層の厚みを調整することにより、不純物が封止領域の内側に侵入した場合であっても、表示領域には侵入することを防止することができるフラットディスプレイパネルの提供を目的とする。
第1発明に係るフラットディスプレイパネルは、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、前記吸着層の形成領域が、前記封止材の封止領域の一部と重畳されていることを特徴とする。
第1発明にあっては、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された封止領域の一部と重畳するように、不純物を吸着するための吸着層を少なくとも一方の基板に形成する。吸着層が封止領域の一部と重畳する領域に形成されているため、不純物は吸着層に吸着されて封止材の内側(つまり表示領域)に侵入することが防止される。
第2発明に係るフラットディスプレイパネルは、前記吸着層の前記封止領域における未形成領域の幅が1mm以上あることを特徴とする。
第2発明にあっては、吸着層の封止領域における未形成領域の幅を1mm以上とする。未形成領域の幅を1mm以上とすることで、封止材を吸着層を介さずに基板に接着するようにして、封止領域の内側と外側とのリーク経路を絶って長寿命化を図ることができる。吸着層はその孔に不純物を吸着する多孔性であることから、周縁部を封止した後に、内部に封入された媒体がこの孔を通じて外部へリークしてしまうことがあるので、吸着層の封止領域における未形成領域を確保しておくことが好ましい。
第3発明に係るフラットディスプレイパネルは、前記吸着層の形成領域が前記封止領域の外周部を含むことを特徴とする。
第3発明にあっては、吸着層の形成領域が封止領域の外周部を含ませる。例えば、封止領域の外周部を含むように、吸着層を外周部から形成することで、封止材の外側から侵入してきた不純物ガスを効果的に吸着することができる。
第4発明に係るフラットディスプレイパネルは、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、前記封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口が設けられており、前記排出口との距離に応じて前記吸着層の厚みが異なっていることを特徴とする。
第4発明にあっては、封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口との距離に応じて吸着層の厚みを調整する。不純物が封止領域の内側に侵入した場合であっても、表示に影響を及ぼす表示領域に侵入することを防止することができる。
第5発明に係るフラットディスプレイパネルの製造方法は、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルの製造方法であって、一方の基板に、前記封止材の封止領域の一部と重畳する領域に前記吸着層を形成する吸着層形成工程と、他方の基板の周縁部に前記封止材を形成する封止材形成工程と、両方の基板を対向させ、適長離隔した状態で両方の基板の位置を固定するアライメント工程と、両方の基板の位置を固定した状態で加熱炉に導入し、両方の基板を圧着して前記封止材を硬化させて前記周縁部を封止する封止工程とを含むことを特徴とする。
第5発明にあっては、一方の基板に不純物を吸着するための吸着層を形成するとともに、他方の基板の表示領域より外側の周縁部に封止材を形成する。そして、両方の基板を対向させ、適長離隔した状態で両基板の位置を固定し、その状態で加熱炉に導入した後に、両基板を圧着して封止材を硬化させて周縁部を封止する。封止材の上部に間隙が生じるように両基板を適長離隔した状態で両基板の位置を固定して加熱炉に導入することから、加熱炉内の雰囲気ガス(不純物ガス)が間隙に侵入するが、吸着層が封止領域の一部と重畳する領域に形成されているため、不純物は吸着層に吸着されて封止材の内側(つまり表示領域)に侵入することが防止される。
本発明によれば、表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された封止領域の一部と重畳するように、不純物を吸着するための吸着層を少なくとも一方の基板に形成することとしたので、不純物が封止領域の内側、特に表示領域に侵入することを防止することができる。したがって、フラットディスプレイパネルがPDPである場合、表示領域に設けられた蛍光体の不純物による劣化を防止して長寿命化を図ることができる。
本発明によれば、吸着層の封止領域における未形成領域の幅を1mm以上とすることとしたので、封止材を両基板に接着するようにして、封止領域の内側と外側とのリーク経路を絶って、放電型表示装置の長寿命化を図ることができる。
本発明によれば、吸着層の形成領域が封止領域の外周部を含むように吸着層を周縁部から形成することとしたので、不純物が封止領域の内側、特に表示領域に侵入することをさらに効果的に防止することができる。
本発明によれば、封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口との距離に応じて吸着層の厚みを調整することとしたので、不純物が封止領域の内側に侵入した場合であっても、表示領域には侵入することを防止することができる等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る放電型表示装置の模式的平面図、図2は周縁部の構造断面図である。
本発明の実施の形態1に係る放電型表示装置1は、可視光領域における透過率が優れたガラス板などの前面基板10aと背面基板10bとを対向配置し、これら前面基板10a及び背面基板10bの対向面の周縁部を低融点ガラスペーストなどの封止材15で封止することによって生じた空間(放電空間)に、Xe−Ne、Xe−Heなどの放電媒体を封入した構成を有している。
前面基板10aには、サステイン電極として機能する一対の第1電極11,11が所定ピッチで形成され、さらに壁電荷を蓄積するための誘電体層13が形成されている。第1電極11は、発光を効率良く前面基板10aから取り出せるように、ITO、NESAなどの透明電極が好ましいが、そのシート抵抗値が所望する抵抗値より高い場合には一対の透明電極及び導電性の高い金属などバス電極から構成されるハイブリッド電極であってもよい。ハイブリッド電極とすれば、ライン抵抗を下げて放電光の強度が表示領域の全域にわたって均一となるようにできるので、輝度ムラを抑制するとともに、優れた色再現性を確保することができる。もちろん、バス電極は光透過性が低いため、表示領域における線幅は必要とする抵抗値以下となる最小の線幅で形成する。
誘電体層13のうちの、パネルの中央から封止領域の内周部までの領域には光損傷耐性の改善のための保護層21が形成され、パネルの周縁部から封止領域の外周部までの領域には不純物を吸着するための吸着層31が形成されている。換言すれば、保護層21及び吸着層31がそれぞれパネルの内側及び外側から封止領域に入り込むように形成されている。吸着層31は、MgO、MgO及びAl2 3 の複合酸化物、AL及びSiの複合酸化物(ゼオライト)、Zr,Nb,Ta,Ti,Ca,Mgなどの複合酸化物などである。保護層21としては、MgOが一般的であることから、以下、保護層21及び吸着層31が、ともにMgOである場合について説明する。吸着層31がMgOである場合、(111)配向とすることで不純物の吸着を効果的に行うことができる。
一方、背面基板10bには、第1電極11と直交する方向に、アドレス電極として機能する第2電極12が所定ピッチで形成され、さらに第2電極12を被覆する誘電体層14が形成されている。また、隣合う第2電極12,12の略中間領域にあたる誘電体層14上に、第2電極12と同方向に延びる隔壁16が形成されており、さらに、隔壁16の壁面及び誘電体層14の表面にカラー表示用の赤,緑,青の3色の蛍光体層17が周期的に形成されている。
吸着層31は、密集しているが、微視的に見ると多くの孔を有しており(多孔性)、その孔に例えば炭化水素のような有機物、又は水,二酸化炭素などの不純物を吸着するものである。したがって、パネル周縁を封止した後に、パネル内部に封入した放電媒体がこの孔を通じてパネル外部へリークしてしまう虞があるので、吸着層31の封止領域における未形成領域を確保しておくことが好ましい。つまり、封止材15にて、封止領域の内外の密着性及びリーク耐性を確保するようにする。
封止材15の密着性は熱処理と大きく関係しており、加熱排気工程中で密着性が最も弱まることから、加熱排気工程に要する時間(拡散時間)内に、気体が封止材を拡散する拡散距離が封止材に要求される必要最低限度の幅と考えることができる。拡散距離Lは、気体の封止材中における拡散係数Dと拡散時間Tとを用いると式(1)のように表せるので、式(1)から拡散距離Lを算出することができる。
L=√(D×T) …式(1)
封止材が低融点ガラスである場合、その気体の封止材中における拡散係数Dは、最大でも10-4mm2 /秒と想定されるので、拡散時間が4時間である場合は、拡散距離Lが1mmと算出される。したがって、封止材15の幅が1mm以上ある場合には、加熱排気工程中であっても、気体がパネル内部に侵入しないと考えられるので、吸着層31の封止領域における未形成領域の幅が1mm以上あることが好ましい。
図3は本発明に係る放電型表示装置の製造方法を示す説明図である。
まず、可視光領域における透過率が優れた前面基板(ガラス板)10a上に、第1電極11を蒸着法、スパッタ法などで基板一面に形成した後に、フォトリソグラフィー法によりパターニングしてストライプ状とする。そして、スクリーン印刷法、気相成長法(CVD法)などで誘電体層12を一面に形成して第1電極11を被覆する(図3(a))。なお、スクリーン印刷法、インクジェット法、ディスペンサ法などによってストライプ状の第1電極11を形成するようにしてもよく、これらの方法を用いた場合にはパターニングが不要である。また、気相成長法で誘電体層12を形成するようにすれば、誘電体層12の膜厚を安定して高精度かつ均一に成膜することができるとともにスループットが向上することから、大規模量産において低コスト化が可能である。
次に、電子ビーム蒸着法により、保護層21及び吸着層31として機能するMgOを一面に蒸着した後、封止領域のうちの一部に対応する領域のMgOを除去して、保護層21及び吸着層31を形成する(図3(b))。
そして、第2電極12、誘電体層14、隔壁16及び蛍光体層17が形成された背面基板10bの周縁部に低融点ガラスペーストなどの封止材15をスクリーン印刷法、ディスペンサ法などにより塗布し、塗布した封止材15を略400℃で仮焼成して仮硬化させる。さらに、第1電極11と第2電極12とが直交するように、前面基板10aと背面基板10bとを対向させ、封止材15の上部に間隙が生じるように両基板を適長離隔した状態で両基板の位置を固定(アライメント)して加熱炉70に導入する(図3(c))。
そして、挟持手段又は押圧手段等によって、前面基板10a及び背面基板10bの外面から加圧した状態で、略450℃の焼成を行い、封止材15を前面基板10a及び背面基板10bに融着させる。そして、パネル内部の排気を行い、清浄化した空間にXe−Ne、Xe−He等の放電媒体を封入する(図3(d))。具体的には、前面基板10a又は背面基板10bに図示しない通気口が予め設けられており、この通気口を介して排気及び放電媒体の封入を行う。
図4は周縁部における不純物ガスの経路を示す説明図であり、不純物ガスの経路を微視的に示したものである。
上述したように、封止材15の上部に間隙が生じるように両基板を適長離隔した状態で両基板の位置を固定して加熱炉70に導入する(以下、アライメント工程という)ことから、加熱炉内の雰囲気ガス(不純物ガス)が間隙に侵入する。しかし、吸着層31がパネルの周縁部から封止領域の外周部までの領域に形成されているため、炉内から他のガスにぶつかりながら進んできた不純物ガスは、封止材15と吸着層31との間隙をさらにぶつかりながら進むが、最終的には吸着層31に吸着されてパネル内部(表示領域)に侵入することを防止することができる(図4:矢印Z)。また、封止領域の外周部を含むように、吸着層31をパネルの周縁部から形成することで、間隙に侵入してきた不純物ガスを効果的に吸着することができる。
このようにして、吸着層31を設けることによって、不純物がパネル内部(表示領域)に侵入することを防止する。したがって、表示領域に設けられた蛍光体の不純物による劣化を防止して長寿命化を図ることができる。また、吸着層31が多孔性である場合には、吸着層31を通じて放電媒体がリークする虞があるので、吸着層31の封止領域における未形成領域の幅を1mm以上設けることによって、封止材15を両基板に設けた誘電体層に接着するようにして、放電媒体のパネル外部へのリークを防止する。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。
本発明の実施の形態2に係る放電型表示装置2は、誘電体層13のうちの、パネルの中央から封止領域の内周部より内側の領域に保護層22が形成され、パネルの周縁部から封止領域の内周部までの領域に吸着層32が形成されている。換言すれば、吸着層32がパネルの外側から封止領域のすべてを重畳するように形成されている。実施の形態1との相違は保護層及び吸着層の形成領域にあり、それぞれの材料などは実施の形態1と同様である。
このようにすれば、アライメント工程時に生じた封止材15の上部の間隙に不純物ガスが侵入した場合であっても、その間隙が生じることとなる封止領域には吸着層32が形成されているため、不純物ガスは吸着層32に吸着されてパネル内部(表示領域)に侵入することを防止することができる。実施の形態2では、実施の形態1と比較して吸着層の面積を大きくしたので、よく確実にパネル内部(表示領域)に侵入することを防止することができる。
また、吸着層32を保護層22より厚くするようにしてもよく、吸着層32の厚みを厚くすることで、吸着層32の体積を増やして吸着層32の不純物吸着能力を高めるようにしてもよい。つまり、吸着層32は、ゼオライトのような多孔質であることから、体積を増やして孔の総容積を大きくして、吸着層32にて吸着できる吸着量を高めることが好ましい。
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。
本発明の実施の形態3に係る放電型表示装置3は、誘電体層13のうちの、パネルの中央から封止領域の内周部より内側の領域に保護層22が形成され、パネルの周縁部から封止領域の内周部までの領域に吸着層33が形成されている。換言すれば、吸着層33がパネルの外側から封止領域のすべてを重畳するように形成されている。さらに、放電型表示装置3では、実施の形態1(2)と異なり、吸着層33の表面が凹凸状のように粗面化されている。
例えば、前面基板10aにサンドブラスト耐性のマスクを配置し、前面基板10aよりも高硬度を有するSiC、アルミナなどの研磨材を前面基板10aに噴射(サンドブラスト)することにより、マスクパターン以外の領域の前面基板10aを切削して前面基板自体を予め粗面化する。このようにすれば、誘電体層13の表面も下地の前面基板10aの形状を反映して粗面化されることになり、吸着層33の表面も下地の誘電体層13の形状を反映して粗面化される。
また、保護層22の形成領域(表示領域)と吸着層33の形成領域とで添加するフィラーが異なる組成の材料を用いて、吸着層形成領域が粗面化された誘電体層13を形成するようにし、下地の誘電体層13の形状を反映して吸着層33の表面を粗面化することができる。
このように、表示領域における誘電体層13は、表示バラツキを低減するために平坦であることが好ましいが、表示領域以外の領域は平坦である必要性がないことから、下地の誘電体層13の表面形状を粗面化することで吸着層33の表面を粗面化するようにしても問題ない。また、誘電体層13の表面が粗面化された状態で吸着層33を形成した場合には、誘電体層13と吸着層33との接触面積が増大し、吸着層33の誘電体層13に対する密着性が向上する。従って、平坦形状の誘電体層上に吸着層33を形成した場合よりも、吸着層33が誘電体層13から剥離する不具合の発生を抑制することができる。
吸着層33が不純物ガスを吸着する能力は、その材料が同一である場合、不純物に晒される表面積によって決定されることから、吸着層33の表面を粗面化することによって、不純物に晒される表面積を大きくして不純物ガスの吸着率を向上させることができる。
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。
本発明の実施の形態4に係る放電型表示装置4は、誘電体層13のうちの、パネルの中央から封止領域の内周部より内側の領域に保護層22が形成され、パネルの周縁部から封止領域の内周部よりさらに内側の領域に吸着層34が形成されている。換言すれば、吸着層33がパネルの外側から封止領域のすべてを重畳し、さらに内側の領域(ただし表示領域の外側)に形成されている。また、実施の形態3と同様に、吸着層34の表面は凹凸状のように粗面化されている。なお、吸着層34の表面が粗面化されていなくてもよいが、不純物ガスの吸着率を向上するためには、表面を粗面化して吸着層34の表面積を大きくすることが好ましい。
吸着層34が不純物ガスを吸着する能力は、その材料が同一である場合、不純物に晒される表面積によって決定されることから、吸着層34を封止領域の内側の領域にまで形成することで、不純物ガスが封止領域の内側に侵入した場合であっても、封止領域の内側の領域34aにて不純物ガスを吸着することができ、表示領域に侵入することを防止できる。
ところで、保護層がMgOである場合、保護層が吸着層として機能することになるが、仮に保護層に不純物ガスが吸着された場合、不純物ガスが保護層から放出される虞がある。特に、排気工程では加熱が行われることから不純物ガスが放出される確率が高い。放電型表示装置として要求されるのは表示領域の保護層での不純物ガスの吸着を防止することにあり、非表示領域の保護層に不純物ガスが吸着されることは許容される。以下、保護層に不純物ガスがすでに吸着されている場合に、いかにして表示領域への進行を防止するかについて説明する。
図8は排気工程における不純物ガスの経路を示す説明図である。
前面基板10a又は背面基板10bには、封止領域より内側かつ表示領域より外側のコーナー部に排気穴18が予め設けられており、この排気穴18を介して排気及び放電媒体の封入を行うが、封止材15で囲まれた内側であって表示領域の外側の領域においては、例えば、不純物ガスが矢符50a,50b,50c,50dのように流れると考えられる。
排気穴18の遠方(50d)で吸着された不純物ガスは、排気穴18の近傍(50a)より流れ難いと考えることができるので、排気穴18の遠方(50d)では、保護層21の吸着能力を高くすることが好ましい。吸着とは、吸着及び脱離の2つの状態のうちの一方の状態(ここでは吸着)が行われている場合のことであり、2つの平衡状態を経て脱離が行われるようになる虞があることから、不純物ガスの流れが相対的に低い排気穴18の遠方(50d)では、脱離された不純物ガスが再び保護層21に吸着される確率が高いと考えられる。一方、不純物ガスの流れが相対的に高い排気穴18の近傍(50a)では、脱離された不純物ガスが排気穴18から排出される確率が高いと考えられる。
したがって、図9に示すように、排気穴18からの距離に応じて保護層21の厚みが調整されていることが好ましい。なお、排気穴18からの距離とは、例えば本例においては図8の排気穴18を原点とした2点鎖線に沿った距離のことである。具体的には、排気穴18との距離が長い位置における保護層21の厚みが、排気穴18との距離が短い位置における保護層21の厚みより厚くする。
このようにすれば、排気穴18の遠方(50d)で吸着された不純物ガスは、たとえ保護層から脱離した場合であっても、同じ位置又は極近傍の保護層に吸着されるため、表示領域への不純物ガスの進行を防止することができる。また、排気穴18の近傍(50a)で吸着された不純物ガスは、たとえ保護層から脱離した場合であっても、排気穴18から排出されるため、表示領域へ不純物ガスが進行することはない。
(実施の形態5)
図10は本発明の実施の形態5に係る放電型表示装置の模式的平面図である。
本発明の実施の形態5に係る放電型表示装置5は、前面基板10aの封止領域より内側かつ表示領域より外側のコーナー部に排気穴18が設けられている。そして、パネルの中央から封止領域の内周部より内側の領域のうちの、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在する領域に保護層23が形成されている。換言すれば、保護層23は、上述した領域のうちの、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在しない領域には形成されていない。本実施形態では、排気穴18への4つの排気経路のうち、図中下側の長辺部側の経路と図中左側の短辺部側の経路に対応する領域と表示領域に対応する領域とには保護層23を形成し、図中上側の長辺部側の経路及び図中右側の短辺部側の経路に対応する領域には形成しない。放電型表示装置5においては、保護層23が排気穴18の近傍の領域に形成されていない特徴を有しているとも言える。なお、前面基板側に排気穴が設けられていてもよいことは言うまでもない。
このように、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在しない領域では不純物ガスの流れが高いために、不純物ガスが排気穴18から排出されると考えられるので保護層を形成する必要はない。
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6に係る放電型表示装置の模式的平面図である。
本発明の実施の形態6に係る放電型表示装置6は、前面基板10aの封止領域より内側かつ表示領域より外側の短辺側中央部に排気穴18が設けられている。そして、パネルの中央から封止領域の内周部より内側の領域のうちの、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在する領域に保護層24が形成されている。換言すれば、保護層24は、上述した領域のうちの、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在しない領域には形成されていない。本実施形態では、排気穴18への4つの排気経路のうち、図中上側及び下側の2つの長辺部側の経路、並びに図中左側の短辺部側の経路に対応する領域には保護層24を形成し、図中右側の短辺部側の経路に対応する領域には形成しない。
このように、排気穴18を結ぶ直線上に表示領域が存在しない領域では不純物ガスの流れが高いために、不純物ガスが排気穴18から排出されると考えられるので保護層を形成する必要はない。
なお、各実施の形態において、フラットディスプレイパネルとして放電型表示装置(PDP)を例に、封止空間に放電媒体が封入された形態について説明したが、封止空間を真空にした形態(SED,FED)、封止空間に液晶物質が封入された形態(LCD)など、封止空間内の媒体について限定されるものではなく、フラットディスプレイパネル一般に適用できる。
以上の各実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、前記吸着層の形成領域が、前記封止材の封止領域の一部と重畳されていることを特徴とするフラットディスプレイパネル。
(付記2) 前記吸着層の前記封止領域における未形成領域の幅が1mm以上あることを特徴とする付記1に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記3) 前記吸着層の形成領域が前記封止領域の外周部を含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記4) 前記吸着層の表面が粗面化されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載のフラットディスプレイパネル。
(付記5) 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、前記封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口が設けられており、前記排出口との距離に応じて前記吸着層の厚みが異なっていることを特徴とするフラットディスプレイパネル。
(付記6) 前記排出口との距離が長い位置における前記吸着層の厚みは、距離が短い位置における前記吸着層の厚みより厚いことを特徴とする付記5に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記7) 前記吸着層は、前記排出口の近傍の領域に形成されていないことを特徴とする付記5に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記8) 前記吸着層は、前記排出口を結ぶ直線上に前記表示領域が存在しない領域に形成されていないことを特徴とする付記5に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記9) 前記吸着層は、MgO及びAl2 3 の複合酸化物、AL及びSiの複合酸化物、又はZr、Nb、Ta、Ti、Ca若しくはMgの複合酸化物の少なくともいずれか1つを含む材料からなることを特徴とする付記1乃至付記8のいずれかに記載のフラットディスプレイパネル。
(付記10) 前記封止材によって封止された空間内には放電媒体が封入されており、前記吸着層は、前記放電媒体の放電による光損傷から保護するための保護材料からなることを特徴とする付記1乃至付記8のいずれかに記載のフラットディスプレイパネル。
(付記11) 前記保護材料が酸化マグネシウムであることを特徴とする付記10に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記12) 前記酸化マグネシウムは、(111)配向であることを特徴とする付記11に記載のフラットディスプレイパネル。
(付記13) 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルの製造方法であって、一方の基板に前記吸着層を形成する吸着層形成工程と、他方の基板の周縁部に前記封止材を形成する封止材形成工程と、両方の基板を対向させ、適長離隔した状態で両方の基板の位置を固定するアライメント工程と、両方の基板の位置を固定した状態で加熱炉に導入し、両方の基板を圧着して前記封止材を硬化させて前記周縁部を封止する封止工程とを含むことを特徴とするフラットディスプレイパネルの製造方法。
(付記14) 前記吸着層形成工程にて前記吸着層を形成する領域が、前記封止材の封止領域の一部と重畳していることを特徴とする付記13に記載のフラットディスプレイパネルの製造方法。
(付記15) 前記封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排気口が設けられており、前記封止工程の後に、前記空間内の気体又は液体を前記排出口から外部に排出する工程をさらに含むことを特徴とする付記13又は付記14に記載のフラットディスプレイパネルの製造方法。
本発明の実施の形態1に係る放電型表示装置の模式的平面図である。 本発明の実施の形態1に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。 本発明に係る放電型表示装置の製造方法を示す説明図である。 周縁部における不純物ガスの経路を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。 本発明の実施の形態3に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。 本発明の実施の形態4に係る放電型表示装置の周縁部の構造断面図である。 排気工程における不純物ガスの経路を示す説明図である。 排気穴からの距離と保護層(吸着層として機能)の厚みとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態5に係る放電型表示装置の模式的平面図である。 本発明の実施の形態6に係る放電型表示装置の模式的平面図である。 従来の放電型表示装置の要部斜視図である。 従来の放電型表示装置の製造方法の排気工程における不純物ガスの経路を示す説明図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6 放電型表示装置
10a 前面基板
10b 背面基板
11 第1電極
12 第2電極
13,14 誘電体層
21,22,23,24 保護層
31,32,33,34 吸着層
15 封止材
16 隔壁
17 蛍光体層

Claims (5)

  1. 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、
    前記吸着層の形成領域が、前記封止材の封止領域の一部と重畳されていること
    を特徴とするフラットディスプレイパネル。
  2. 前記吸着層の前記封止領域における未形成領域の幅が1mm以上あること
    を特徴とする請求項1に記載のフラットディスプレイパネル。
  3. 前記吸着層の形成領域が前記封止領域の外周部を含むこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフラットディスプレイパネル。
  4. 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルであって、
    前記封止材によって封止された空間内の気体又は液体を排出するための排出口が設けられており、
    前記排出口との距離に応じて前記吸着層の厚みが異なっていること
    を特徴とするフラットディスプレイパネル。
  5. 表示領域より外側の周縁部が封止材によって封止された2つの基板を備え、少なくとも一方の基板に、不純物を吸着するための吸着層が形成されたフラットディスプレイパネルの製造方法であって、
    一方の基板に、前記封止材の封止領域の一部と重畳する領域に前記吸着層を形成する吸着層形成工程と、
    他方の基板の周縁部に前記封止材を形成する封止材形成工程と、
    両方の基板を対向させ、適長離隔した状態で両方の基板の位置を固定するアライメント工程と、
    両方の基板の位置を固定した状態で加熱炉に導入し、両方の基板を圧着して前記封止材を硬化させて前記周縁部を封止する封止工程と
    を含むことを特徴とするフラットディスプレイパネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008130407A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Ulvac Japan Ltd プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法、及び成膜装置
WO2009081471A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Hitachi, Ltd. プラズマディスプレイパネルとその製造方法
JP2012204117A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Panasonic Corp プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの製造方法及びプラズマディスプレイパネルの製造装置

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