JP2006260800A - 3つ以上の電極を有する放電ランプの制御 - Google Patents

3つ以上の電極を有する放電ランプの制御 Download PDF

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Abstract

【課題】 周波数成分を有するエネルギーを放電ランプに供給しながらも、直流光源に近い点灯状態を発生させる技術を提供する。
【解決手段】 放電ランプに電極を3つ備え、各々の電極間で放電可能とする。放電ランプの最大出力時は、3つの電極端子間電圧VeAB,VeBC,VeCAの少なくとも1つが放電域となるよう、電極端子に電圧を印加する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、放電ランプの制御に関する。
従来の放電ランプは、2つの電極を備えるものが多い。放電ランプ制御装置は、2つの電極に電圧を印加して、2つの電極間で放電させることにより放電ランプを点灯させていた。このような従来の単相駆動の放電ランプに、交流電圧を印加すると、放電ランプは点灯状態と非点灯状態を交互に繰り返す光源となる。
特開平6−325735号公報
放電ランプが点滅を繰り返す光源となることにより、様々な問題が生じていた。例えば、このような放電ランプをプロジェクタ等の表示装置に適用した場合、光源の点滅周波数と表示装置の駆動周波数との干渉によるフリッカ現象が発生していた。また、点滅を繰り返す放電ランプを照明装置として用いる場合、周囲環境にある他の光源の点滅周波数と干渉してフリッカ現象を発生させる可能性があった。更に、放電周波数の影響で、眼と脳内にストレスを与える可能性もあった。
一方では、直流電圧を電極に印加して放電ランプを点灯させるという考えも存在する。しかし、直流電圧を印加すると電極にかかる負荷が大きくなり、電極の寿命を短くしてしまうという問題がある。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、周波数成分を有するエネルギーを放電ランプに供給しながらも、直流光源に近い点灯状態を発生させる技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明による放電ランプ制御装置は、
放電ランプは、互いに放電可能な3つ以上の電極を備え、
前記放電ランプ制御装置は、前記3つ以上の電極へ周波数成分を有する電力信号を供給し、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に前記3つ以上の電極のうちの少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、前記電力信号の供給を制御することを特徴とする。
本発明によれば、放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように電力信号の供給を制御するので、周波数成分を有する電力信号を供給しながらも、直流光源に近い点灯状態を発生させることができる。
更に、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときにも、前記3つ以上の電極各々において、放電が起きない無放電期間が順次発生するように、前記電力信号の供給を制御するものとしても良い。
これによれば、各電極において放電が起きない無放電期間を発生させるので、電極の負荷を減少させることができる。
前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように設定されたデジタル信号を出力するデジタル信号出力部と、
前記デジタル信号に基づいて、前記3つ以上の電極に供給する電力信号を生成する電力信号生成部と、
を備えるものとしても良い。
これによれば、デジタル信号に基づいて電力信号を生成するので、制御が簡便である。
前記デジタル信号出力部は、
矩形以外の波形を有する基準波信号と、前記基準波信号の波長に比べ波長が短い矩形以外の波形を有する比較波信号とを発生させる波形発生部と、
前記基準波信号と前記比較波信号とを比較して、第1のPWM信号を生成する第1のPWM信号生成部と、
を備え、前記第1のPWM信号を前記デジタル信号として出力するものとしても良い。
これによれば、PWM制御により、放電ランプを制御することが可能である。
前記デジタル信号出力部は、更に、
前記放電ランプを最大出力で点灯させるときにも、前記3つ以上の電極各々において、放電が起きない無放電期間が順次発生するように、予め記憶しているマスク量で前記第1のPWM信号をマスクして第2のPWM信号を生成する第2のPWM信号生成部を備え、
前記第2のPWM信号を前記デジタル信号として出力するものとしても良い。
これによれば、第1のPWM信号をマスクすることで、容易に、放電が起きない無放電期間を発生させることができる。
更に、前記放電ランプの輝度を調節する調光値を設定する調光値設定部を備え、
前記第2のPWM信号生成部は、前記調光値に応じて、前記第1のPWM信号をマスクする量を調節するものとしても良い。
これによれば、調光値に応じて第1のPWM信号をマスクすることで、容易に調光を行なうことが可能である。
なお本発明は種々の形態で実現可能であり、例えば、放電ランプ制御方法,照明装置,投写型画像表示装置,これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現可能である。
A.第1実施例:
図1は、本発明の投写型画像表示装置の一実施例としての液晶プロジェクタ10の概略構成を示す説明図である。液晶プロジェクタ10は、レシーバ20と、画像処理部30と、液晶パネル駆動部40と、液晶パネル50と、液晶パネル50を透過した透過光をスクリーンSC上に投写するための投写光学系60と、CPU700とを備えている。液晶プロジェクタ10は、更に、液晶パネル50を照明するための放電ランプ600と、放電ランプ600を制御するための放電ランプ制御部1000とを備えている。
レシーバ20は、図示しないパーソナルコンピュータなどから供給される画像信号VSを入力し、画像処理部30で処理可能な形式の画像データに変換する。画像処理部30は、レシーバ20を介して入力された画像データに対して、輝度調整や色バランス調整などの各種画像処理を施す。液晶パネル駆動部40は、画像処理部30において画像処理が施された画像データに基づいて、液晶パネル50を駆動するための駆動信号を生成する。液晶パネル50は、液晶パネル駆動部40で生成された駆動信号に応じて照明光を変調する。投写光学系60は、ズーム機能を備えた投写レンズを備えており(図示省略)、投写レンズのズーム比を変更し、焦点距離を変化させることによって、ピントを合わせたまま投写画像のサイズを変化させる。液晶パネル駆動部40と、液晶パネル50と、投写光学系60と、スクリーンSCは、放電ランプ600の照明光を利用して画像を投写表示する本発明の投写表示部に相当する。
CPU700は、図示しないリモートコントローラや、液晶プロジェクタ10本体に備えられた操作ボタンの操作にしたがって、画像処理部30や、投写光学系60を制御する。また、CPU700は、放電ランプ制御部1000にも制御信号を出力する。更に、CPU700は、放電ランプ制御部1000の輝度を調節する調光値を設定する機能を有する。調光に関しては後述する。
図2は、放電ランプ制御部1000の機能ブロック図と放電ランプ600の構造を示す説明図である。放電ランプ制御部1000と、放電ランプ600は、3本の電源線810A〜810Cにより接続されている。
放電ランプ600は、放電管640と、凹面状の反射面を有するガラス製の反射ケース660とを備えている。放電管640は、その先端が反射ケース660の中空部670内に突出するように、反射ケース660のベース部650に固定されている。反射ケース660の中空部670内には、例えば窒素ガスが封入されている。
図3は、放電管640の詳細構成を示す説明図である。図3(a)には、放電管640の横断面を示しており、図3(b)には、図3(a)のb−b断面を示している。放電管640は、放電空間642を内部に有する放電容器641を備えている。放電容器641は、例えば石英ガラスを用いて略円柱形状に形成されている。放電空間642は、放電容器641の一端の内部に形成された略回転楕円形状の空間であり、放電空間642内には、例えば水銀とアルゴンガスとが封入されている。
放電容器641の内部には、電極643と、金属箔646と、電極端子647とが、それぞれ3つずつ収納されている。電極643および電極端子647は、例えばタングステンを用いて形成されており、金属箔646は、例えばモリブデンを用いて形成されている。電極643と金属箔646と電極端子647とは、この順に接続されている。また、図2で示すように、3つの電極端子647A〜647Cのそれぞれは、3本の電源線810A〜810Cのそれぞれに接続されている。
電極643は、棒状形状であり、一方の端部(以下「放電端」と呼ぶ)が放電容器641の放電空間642内に突出している。本実施例では、電極643は、放電端を含む先端部644と、残りの部分である胴体部645とから構成されており、先端部644と胴体部645とが所定の角度を有するような形状となっている。図3(a)に示すように、3つの電極643の胴体部645は、互いに略平行に配置されている。また、図3(a)および(b)に示すように、3つの電極643の先端部644はすべて、1つの仮想的な点(以下「結合点P」と呼ぶ)を指向するように配置されている。なお、以下の説明では、3つの電極643を、それぞれ「A極」、「B極」、「C極」とも呼ぶものとする。
図4は、放電管における電極643の概念図である。電極643(A極643A、B極643B、C極643C)は、図4(a)に示すような配置となっている。これは、図4(b)に示すように、3つの電極643のそれぞれが、容量Cを介して他の2つの電極643と接続されたデルタ型の電気回路に相当している。
図2に示すように、放電ランプ制御部1000は、デジタル信号出力部100と、3つの電圧制御部200A〜200Cを備えており、3相駆動回路として構成されている。デジタル信号出力部100は、放電ランプ640に供給する電力信号の波形を表わすデジタル信号を出力する。デジタル信号出力部100が出力するデジタル信号について、詳しくは後述する。電圧制御部200A〜200Cは、デジタル信号出力部100が出力したデジタル信号に基づいて、それぞれ電極端子647A〜647Cに印加する電圧を制御する。電圧制御部200A〜200Cは、本発明の電力信号生成部に相当する。
図5は、電圧制御部200A〜200Cの構成を示す説明図である。電圧制御部200Aは、レベルシフタ部210Aと、2つのスイッチングトランジスタ230Ap,230Anと、昇圧部250ABとを備えている。レベルシフタ部210Aは、デジタル信号出力部100から供給される2つのデジタル信号Ap,Anをそれぞれ増幅する。第1のトランジスタ230Apは、第1のデジタル信号Apの値に応じてオン/オフし、オン状態のときに電極端子647Aに正電圧を印加する。第2のトランジスタ230Anは、第2のデジタル信号Anの値に応じてオン/オフし、オン状態のときに電極端子647Aに負電圧を印加する。トランジスタ230Ap,230Anの間にある駆動端子240Aは、昇圧部250ABを介してA極647Aに接続されている。
昇圧部250ABは、図6(a)で示すように、駆動端子240A,240B(図5参照)と、電極端子647A,647B(図5参照)との間に存在し、駆動端子240A,240B間の電圧Vabを電極端子647A,647B間の電圧VeABに増幅する。なお、図5においては、便宜上、昇圧部250AB,250BC,250CAを1つの電極端子と1つの駆動端子の間にあるように図示したが、昇圧部250AB,250BC,250CAは、実際には、図6(b)で示すように配置される。昇圧部250BCは、駆動端子240B,240C間の電圧を電極端子647B,647C間の電圧に増幅し、昇圧部250CAは、駆動端子240C,240A間の電圧を電極端子647C,647A間の電圧に増幅する。図6(a)には、昇圧部250ABの構成例としてトランスを示した。
図7(a),(b)には昇圧部250ABの他の構成例を示した。図7(a),(b)のように、インダクタンスと静電容量によっても昇圧部250ABを構成することができる。
図5では、電圧制御部200Aについて説明したが、電圧制御部200B,200Cも、電圧制御部200Aと同じ構成である。
図8は、デジタル信号出力部100が出力するデジタル信号Ap,An,Bp,Bn,Cp,Cn(以下、デジタル信号Ap〜Cnと呼ぶ)と、デジタル信号Ap〜Cnの変動に伴う電圧の変動を示すタイミングチャートである。図9は、各タイミングにおいて、各電極間に形成される放電電流の様子を概念的に示す説明図である。図8の最上部に示したP1、P2・・・の符号は、タイミングチャートにおける各期間を表しており、図9に示したP1、P2・・・の符号と対応している。なお、図8のデジタル信号Ap〜Cnは、放電ランプ600を最大出力で点灯させる場合のデジタル信号Ap〜Cnである。
例えば、図8のタイミングチャートにおける期間P1においては、デジタル信号出力部100は、2つのデジタル信号Ap,BnがHレベルの信号を出力し、他の4つのデジタル信号An,Bp,Cp,CnがLレベルの信号を出力する。このとき、図5に示す回路において、2つのトランジスタ230Ap、230Bnがオン状態となり、残りの4つのトランジスタ230An、230Bp、230Cp、230Cnがオフ状態となる。そのため、電源220AからA極643Aを経てB極643Bのグラウンドまでの電気経路が開通する。このとき、図9のP1の符号を付した図に示すように、A極643AからB極643Bに向けて放電電流が発生し、図5においてIA+、IB−で示した方向に電流が流れる。
なお、図5の駆動端子240Aにおいて、IA+方向に電流を流す電圧を正電圧とし、IA−方向に電流を流す電圧を負電圧とすると、期間P1においては、駆動端子240Aの電圧Vaは、正である(図8参照)。一方、駆動端子240Bにおいて、IB+方向に電流を流す電圧を正電圧とし、IB−方向に電流を流す電圧を負電圧とすると、期間P1においては、駆動端子240Bの電圧Vbは、負である(図8参照)。そして、電極643Aと電極643B間の電圧VeAB(以下、電極間電圧VeABと呼ぶ)は、正である(図8参照)。
同様に、図8のタイミングチャートにおける期間P2においては、デジタル信号出力部100は、3つのデジタル信号Ap,Bn,CnがHレベルとなり、他の3つのデジタル信号An,Bp,CpがLレベルの信号を出力する。このとき、図5に示す回路において、3つのトランジスタ230Ap、230Bn、230Cnがオン状態となり、残りの3つのトランジスタ230An、230Bp、230Cpがオフ状態となる。そのため、電源220AからA極643Aを経てB極643BおよびC極643Cのグラウンドまでの電気経路が開通する。このとき、図9のP2の符号を付した図に示すように、A極643AからB極643BおよびC極643Cに向けて放電電流が発生し、図5においてIA+、IB−、IC−で示した方向に電流が流れる。
なお、図5の駆動端子240Aの電圧Vaは、期間P2においては、正である(図8参照)。一方、駆動端子240Bの電圧Vbは、期間P2においては、負である(図8参照)。図5の駆動端子240Cにおいて、IC+方向に電流を流す電圧を正電圧とし、IC−方向に電流を流す電圧を負電圧とすると、期間P2においては、駆動端子240Cの電圧Vcは、負である(図8参照)。そして、電極間電圧VeABは+であり、電極643Cと電極端子643A間の電圧VeCA(以下、電極間電圧VeCAと呼ぶ)は、負である(図8参照)。期間P3〜P12についても、同様である。
このように、デジタル信号出力部100が出力するデジタル信号Ap〜Cnに基づいて、電圧制御部200A〜200Cが、電極間電圧VeABと、電極643Bと電極端子643C間の電圧VeBC(以下、電極間電圧VeBCと呼ぶ)と、電極間電圧VeCAを制御する。電極間電圧VeAB,VeBC,VeCAの変動に伴い、電極643Aと電極端子643B間の放電光量Lab(以下、電極間放電光量Labと呼ぶ)と、電極643Bと電極643C間の放電光量Lbc(以下、電極間放電光量Lbcと呼ぶ)と、電極643Cと電極643A間の放電光量Lca(以下、電極間放電光量Lcaと呼ぶ)の大きさは、概略的に図8で示すように変動する。
第1実施例の放電ランプ制御部1000においては、調光が可能である。図2のデジタル信号出力部100は、調光値に応じたデジタル信号Ap〜Cnを予め記憶している。デジタル信号出力部100は、CPU700から調光値を受信すると(図示せず)、調光値に応じたデジタル信号Ap〜Cnを出力する。具体的には、デジタル信号出力部100は、電極間放電光量Lab,Lbc,Lcaを最大出力より小さくする調光値を受信した場合は、デジタル信号Ap〜CnのHレベル期間が図8の最大出力の例より短いデジタル信号Ap〜Cnを出力する。デジタル信号Ap〜CnのHレベル期間が短いので、電極間電圧VeAB,VeBC,VeCAの放電域も短くなる。よって、電極間放電光量Lab,Lbc,Lcaは小さくなる。
本実施例の放電ランプ制御部1000では、駆動端子の電圧Va,Vb,Vcから分かるように、周波数成分を有する、つまり点灯状態と非点灯状態を交互に繰り返すような電圧を各電極643に印加している。しかし、図8の電極間電圧VeAB,VeBC,VeCAから分かるように、すべての期間(P1〜P12)において、3つの電極(A極643A,B極643B,C極643C)のうち、少なくとも2つの電極間で常に放電が同時に起きている。よって、周波数成分を有する電圧を各電極643に印加しながらも、直流光源に近い点灯状態を発生させることができる。これにより、放電周波数と液晶パネル50の駆動周波数との干渉を低減し、フリッカ現象の発生を抑制することができる。更に、液晶パネル50は、フリッカ現象の発生を抑制するために倍速変換技術により駆動されていたが、倍速変換技術により駆動する必要がなくなり、低周波数での表示装置を実現できる。
また、本実施例の放電ランプ制御部1000によれば、放電のエネルギーが3つの電極643A,643B,643Cに分散されるため、電極643A,643B,643Cの長寿命化を図ることができる。図8の電極間電圧VeAB,VeBC,VeCAから分かるように、各電極643A,643B,643Cにおいて放電が起きない期間として無放電域を備えているので、電極643A,643B,643Cの負荷を更に減少させることができる。
また、本実施例では、A極用の2つのデジタル信号Ap,AnのそれぞれのHレベル期間の間に、双方がLレベルとなる期間P5,P11が設けられているので、図5におけるA極用の2つのトランジスタ230Ap,230Anが同時にONになる可能性が無い。この結果、電源220Aの電圧がトランジスタ230Ap,230Anに印加されてトランジスタ230Ap,230Anが破壊されることを防ぐことができる。トランジスタ230Bp,230Bn,230Cp,230Cnに関しても同様である。
更に、本実施例では、デジタル信号Ap〜Cnに基づいて電極にエネルギー供給するので、制御が簡便である。また、放電ランプ制御部1000をデジタル回路で構成することができるので、回路を小型化することが可能である。本実施例では、デジタル信号出力部100は、1つであるが、デジタル信号出力部100は、各電圧制御部200A〜200Cに対して1つずつ存在するものとしても良い。また、本実施例の放電ランプ制御部1000によれば、調光も可能である。
B.第2実施例:
図10は、第2実施例のデジタル信号出力部100aのブロック図である。第2実施例は、デジタル信号出力部100aの構成が第1実施例と異なるだけであり、他の構成は第1実施例と同じである。デジタル信号出力部100aは、PLL回路110と、タイミング形成部120と、パターン形成部130と、駆動パターン部140と、PWM制御部150を備える。PWM制御部150は、演算部151と、比較部152と、正弦波パターン部153と、ノコギリ波発生部154を備える。CPU700は、各部の動作を統括制御する。更に、CPU700は、デジタル信号出力部100aが使用する調光値を設定する機能を有する。CPU700は、本発明の調光値設定部に相当する。
PLL回路110は、クロック信号CKを他の回路に出力する。タイミング形成部120は、パターン形成部130とPWM制御部150を同期させるための同期信号SSをパターン形成部130とPWM制御部150に出力する。図11は、デジタル信号出力部100aにおける各信号を示すタイミングチャートである。図11(a)は、クロック信号CKを示す。
正弦波パターン部153は、クロック信号CKのパルスをカウントし、カウント値に従って、3つの正弦波信号A1a,A1b,A1c(以下、まとめて正弦波A1と呼ぶ)を発生させる(図11(b))。3つの正弦波信号A1a,A1b,A1cの位相差は互いに120度である。
ノコギリ波発生部154は、3つの正弦波信号A1a,A1b,A1cのためのノコギリ波信号A2a,A2b,A2cを発生する(図11(c))。3つのノコギリ波信号A2a,A2b,A2cの位相差も互いに120度であるので、ノコギリ波信号A2b,A2cの図示は省略した。以下の信号A3〜A6も、正弦波信号A1と同様に3種類の信号を含むが、3種類の信号の位相差は互いに120であるので、1種類の信号のみ図示し、他の2種類の信号の図示は省略した。正弦波パターン部153とノコギリ波発生部154は、本発明の波形発生部に相当する。
比較部152は、正弦波信号A1aと、ノコギリ波信号A2aを比較し、PWM信号A3aを生成する(図11(d))。PWM信号A3b,A3cも同様に生成される。比較部152は、本発明の第1のPWM信号生成部に相当する。
正弦波パターン部153は、正弦波パターン信号A4Pa,A4Pb,A4Pcと、正弦波ピーク信号A4PKa,A4PKb,A4PKcも発生させる。以下では、正弦波パターン信号A4Pa,A4Pb,A4Pcと、正弦波ピーク信号A4PKa,A4PKb,A4PKcをまとめて、パターン信号A4と呼ぶ。図11(e)に示すように、正弦波パターン信号A4Paは、正弦波信号A1aの正負を示す信号である。図11(f)に示すように、正弦波ピーク信号A4PKaは、正弦波信号A1aがピークとなっている位相を示す信号である。
パターン形成部130は、正弦波パターン部153から送信される各パターン信号A4をまとめて駆動パターン部140に送信する。駆動パターン部140は、パターン信号A4に基づいて、図8における期間P1〜P12のいずれの期間であるかを判断し、いずれの期間であるかを示す信号(期間P1〜P12のいずれか。以下、期間識別信号と呼ぶ)をパターン形成部130に出力する。
パターン形成部130は、図8のデジタル信号Ap〜Cnの波形パターンを記憶しており、駆動パターン部140から入力した期間識別信号に基づいて、各々デジタル信号Ap〜Cnと同一波形のデジタル信号A5ap,A5an,A5bp,A5bn,A5cp,A5cnを出力する(図11(g),(h))。
演算部151は、PWM信号A3aとデジタル信号A5apのAND演算を実行し、駆動信号A6apとして出力する(図11(i))。また、PWM信号A3bとデジタル信号A5anのAND演算を実行し、駆動信号A6anとして出力する(図11(j))。デジタル信号A5ap,A5anは、正弦波信号A1aの正負が反転するタイミングを中心とした対称な時間的範囲において、PWM信号A3aをマスクするように設定されている。演算部151は、他のPWM信号A3b,A3cについても同様の処理を実行し、駆動信号A6bp,A6an,A6cp,A6cnを出力する。パターン形成部130と、演算部151は、本発明の第2のPWM信号生成部に相当する。
駆動信号A6ap,A6anは、図5で示した電圧制御部200Aに出力される。すなわち、駆動信号A6apはトランジスタ230Apのゲートに供給され、駆動信号A6anはトランジスタ230Anのゲートに供給される。このとき、駆動端子240Aの電圧A7Vaは、図11(k)に示すように変動する。なお、同様に、駆動信号A6bp,A6bnは、電圧制御部200Bに、駆動信号A6cp,A6cnは、電圧制御部200Cに出力される。これにより、駆動端子240Aの電圧A7Vaと、駆動端子240Bの電圧(図示せず)と、駆動端子240Cの電圧(図示せず)は、位相差が互いに120度となる。
図11(l)は、3つの電極間放電光量A8Lab,A8Lbc,A8Lcaの変化を示している。電極間放電光量A8Lab,A8Lbc,A8Lcaは、それぞれ図5の電極643A―643B間,643B―643C間,643C―643A間の放電光量である。
第2実施例のデジタル信号出力部100aは、調光が可能である。調光方法は、例えば以下の方法を採用することができる。
1.第1の調光方法
例えば、電極間放電光量A8Lab,A8Lcaを小さくする際には、正弦波信号A1aの振幅を小さくする。すると、PWM信号A3aのデューティ比は小さくなるので、PWM信号A3aをデジタル信号A5ap,A5anによりマスクして生成される電圧A7Vaのデューティ比も小さくなり、電極間放電光量A8Lab,A8Lcaはそれぞれ小さくなる。電極間放電光量A8Lbcを小さくする場合も、同様に正弦波信号A1bまたは正弦波信号A1cの振幅を小さくすれば良い。
2.第2の調光方法
図12は、第2の調光方法を示している。第2の調光方法では、図10のパターン形成部130が、調光値に応じたデジタル信号A5ap〜A5cnを予め記憶している。パターン形成部130は、CPU700から調光値を受信すると(図示せず)、調光値に応じたデジタル信号A5ap〜A5cnを出力する。具体的には、パターン形成部130は、電極間放電光量A8Lab,A8Lbc,A8Lcaを小さくする調光値を受信した場合は、デジタル信号A5ap〜A5cnのデューティ比が小さいデジタル信号A5ap〜A5cnを出力する(図12(g),(h))。デジタル信号A5ap〜A5cnのデューティ比が小さいので、PWM信号A3aをデジタル信号A5ap〜A5cnによりマスクして生成される駆動信号A6ap〜A6cnのデューティ比が小さくなり、更に、電圧A7Vaのデューティ比も小さくなる。よって、電極間放電光量A8Lab,A8Lbc,A8Lcaも図12(i)に示すように、それぞれ小さくなる。
なお、調光時も、デジタル信号A5ap,A5anは、正弦波信号A1の正負が反転するタイミングを中心とした対称な時間的範囲において、PWM信号A3aをマスクするように設定されている。また、図12の1周期Tprの始期と終期は、図8の期間P11の中央のタイミングに相当している。
上述したように、第2実施例のデジタル信号出力部100aによれば、PWM制御により、放電ランプ600を制御することが可能である。また、演算部151において、PWM信号A3aをデジタル信号A5ap,A5anをマスクすることで、容易に、放電が起きない無放電期間を備えることができる。また、第2実施例のデジタル信号出力部100aによれば、2通りの調光方法で調光を行なうことができる。第2の調光方法においては、デジタル信号A5ap,A5anのHレベル期間を調整して、調光値に応じてPWM信号A3aをマスクすることで、容易に調光を行なうことが可能である。
なお、第2の調光方法において、演算部151は、PWM信号A3aをデジタル信号A5ap,A5anでマスクして調光しているが、調光方法は、これに限らず、正弦波信号A1やその他の放電ランプに印加する電圧の基準となる信号をマスクすることにより、調光を行なうものとしても良い。その場合、マスクされて生成された信号は、PWM信号に変換することが望ましい。
また、デジタル信号A5ap,A5anは、正弦波信号A1の正負が反転するタイミングを中心とした対称な時間的範囲において、PWM信号A3がマスクされるように設定されている。調光時においても同様である。しかし、デジタル信号A5ap,A5anは、これに限らず、PWM信号A3aの任意の期間をマスクするものとしても良い。
更に、ここでは、PWM信号の生成に用いる基準波信号は、正弦波信号A1であるものとしているが、基準波信号は、正弦波信号以外でも、矩形以外の波形を有する信号であれば良い。例えば、三角波信号やノコギリ波信号であっても良い。ただし、正弦波の場合は、少量の電流しか流れていない間の電圧の損失を減らし、電力効率を向上させることが可能で、電力効率の向上に伴い、輻射ノイズも低減可能という利点を有する。その結果、ノイズ対策部品を減らすことも可能である。また、上記第2実施例では、比較波信号は、ノコギリ波信号であるものとしているが、比較波信号は、ノコギリ波信号以外でも、正弦波信号A1の波長に比べ波長が短い矩形以外の波形を有する信号であれば良い。例えば、三角波信号であっても良い。
その他の実施例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施例では、調光を行なっているが、調光は必ずしも必要ではなく、調光を行わないものとしても良い。調光を行なわない場合には、放電ランプの「最大出力」とは定格出力を意味する。
(2)上記各実施例では、PWM制御やデジタル制御により電圧制御を行なっているが、これに限らず、他の回路などを用いて電圧制御を行なうものとしても良い。
(3)上記各実施例では、電極643A〜643Cにおいて放電が起きない無放電域を備えるものとしたが、必ずしも備えていなくとも良い。
(4)上記各実施例では、放電ランプ600は、3つの電極643A〜643Cを備えるものとして説明したが、4つ以上の電極を備え、四相以上の多相駆動回路により放電ランプ600を駆動するとしてもよい。この場合も、最大出力で放電ランプを点灯させるときには、少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、放電ランプに電力信号を供給することが好ましい。
(5)上記各実施例では、放電ランプ600として、アーク放電を利用した高圧水銀ランプを用いるものとした。放電ランプ600として、メタルハライドランプ、キセノンランプなどの他の放電ランプを用いるようにしてもよい。
(6)上記各実施例における放電ランプ600および放電管640の構成、材料等はあくまで一例であり、他の構成、材料等を採用することも可能である。例えば、上記各実施例では、電極643の先端部644と胴体部645とが所定の角度を有するように形成されているが、必ずしもこのように形成されている必要はなく、例えば電極643の先端部644と胴体部645とが同一の軸に沿って真っ直ぐな形状に形成されているとしてもよい。また、上記各実施例では、3つの電極643の胴体部645が互いに略平行に配置されているが、必ずしもこのような配置である必要はない。なお、上記各実施例のように、3つの電極643の胴体部645が互いに略平行に配置されているとすれば、光の伝達経路において光を遮る障害物をより少なくすることができ、光損失を特に抑制することができるため、好ましい。
(7)上記各実施例では、投写型画像表示装置として液晶プロジェクタ10について説明したが、投写型画像表示装置はこれに限らず、一般的な液晶表示装置であっても良いし、DLP(米国テキサスインスツルメンツ社の登録商標)方式の投写型画像表示装置であっても良い。また、本発明は、照明装置として構成することもできる。図13は、照明装置の一例としての車載照明装置を示す説明図である。車載照明装置は、放電ランプの一例としてのヘッドランプ600anと、ヘッドランプ制御部1000anとを備えている。ヘッドランプ制御部1000anは、デジタル信号出力部100anと、電圧制御部200Aan〜200Canとを備えている。デジタル信号出力部100anと、電圧制御部200Aan〜200Canとは、それぞれ、上記実施例で説明したデジタル信号出力部100と、電圧制御部200A〜200Cと同じ機能を有する。車載照明装置には、更に、上記CPU700と同じ機能を有する調光値設定部を備えるものとしても良い。照明装置は、車載照明装置に限らず、冷陰極管、ネオン管等の屋内外照明機器など、様々な用途で使用されるものであっても良い。本発明の照明装置によれば、放電周波数を上昇させなくても、フリッカなどの現象を抑制することができる。
以上、実施例に基づき本発明に係る放電ランプ制御装置、放電ランプ制御方法、投写型画像表示装置、照明装置を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本発明の投写型画像表示装置の一実施例としての液晶プロジェクタ10の概略構成を示す説明図。 放電ランプ制御部1000の機能ブロック図と放電ランプ600を示す説明図。 放電管640の詳細構成を示す説明図。 放電管における電極643の概念図。 電圧制御部200A〜200Cの構成を示す説明図。 昇圧部250ABの構成例と、昇圧部250AB,250BC,250CAの配置を示す説明図。 昇圧部250ABの他の構成例を示す説明図。 デジタル信号出力部100が出力するデジタル信号Ap〜Cnとデジタル信号Ap〜Cnの変動に伴う電圧の変動を示すタイミングチャート。 各タイミングにおいて各電極間に形成される放電電流の様子を概念的に示す説明図。 第2実施例のデジタル信号出力部100aのブロック図。 デジタル信号出力部100aにおける各信号を示すタイミングチャート。 第2の調光方法を示す説明図。 照明装置の一例としての車載照明装置を示す説明図。
符号の説明
10...液晶プロジェクタ
20...レシーバ
30...画像処理部
40...液晶パネル駆動部
50...液晶パネル
60...投写光学系
100,100A...デジタル信号出力部
120...タイミング形成部
130...パターン形成部
140...駆動パターン部
151...演算部
152...比較部
153...正弦波パターン部
154...ノコギリ波発生部
200A,200B,200C...電圧制御部
210A...レベルシフタ部
220A...電源
230Ap,230An,230Bp,230Bn,230Cp,230Cn...トランジスタ
240A〜240C...駆動端子
250AB,250BC,250CA...昇圧部
600...放電ランプ
640...放電管
641...放電容器
642...放電空間
643,643A〜643C...電極
644...先端部
645...胴体部
646...金属箔
647A〜647C,647...電極端子
650...ベース部
660...反射ケース
670...中空部
810A〜810C...電源線
1000...放電ランプ制御部
100an...デジタル信号出力部
200Aan,200Ban,200Can...電圧制御部
600an...ヘッドランプ
1000an...ヘッドランプ制御部
SC...スクリーン
VS...画像信号
Va,Vb,Vc...電圧
Vab...電圧
Ap,An,Bp,Bn,Cp,Cn...デジタル信号
VeAB,VeBC,VeCA...電極間電圧
Lab,Lbc,Lca...電極間放電光量
CK...クロック信号
A1a,A1b,A1c,A1...正弦波信号
A2a,A2b,A2c...ノコギリ波信号
A3a,A3b,A3c...PWM信号
A4Pa,A4Pb,A4Pc...正弦波パターン信号
A4PKa,A4PKb,A4PKc...正弦波ピーク信号
A5ap,A5an,A5bp,A5bn,A5cp,A5cn...デジタル信号
A6ap,A6an,A6bp,A6an,A6cp,A6cn...駆動信号
A7Va,A7Vb,A7Vc...電圧
A8Lab,A8Lbc,A8Lca...電極間放電光量

Claims (9)

  1. 放電ランプ制御装置であって、
    放電ランプは、互いに放電可能な3つ以上の電極を備え、
    前記放電ランプ制御装置は、前記3つ以上の電極へ周波数成分を有する電力信号を供給し、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に前記3つ以上の電極のうちの少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、前記電力信号の供給を制御する、
    放電ランプ制御装置。
  2. 請求項1記載の放電ランプ制御装置であって、
    更に、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときにも、前記3つ以上の電極各々において、放電が起きない無放電期間が順次発生するように、前記電力信号の供給を制御する、
    放電ランプ制御装置。
  3. 請求項1記載の放電ランプ制御装置であって、
    前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように設定されたデジタル信号を出力するデジタル信号出力部と、
    前記デジタル信号に基づいて、前記3つ以上の電極に供給する電力信号を生成する電力信号生成部と、
    を備えた放電ランプ制御装置。
  4. 請求項3記載の放電ランプ制御装置であって、
    前記デジタル信号出力部は、
    矩形以外の波形を有する基準波信号と、前記基準波信号の波長に比べ波長が短い矩形以外の波形を有する比較波信号とを発生させる波形発生部と、
    前記基準波信号と前記比較波信号とを比較して、第1のPWM信号を生成する第1のPWM信号生成部と、
    を備え、前記第1のPWM信号を前記デジタル信号として出力する、
    放電ランプ制御装置。
  5. 請求項4記載の放電ランプ制御装置であって、
    前記デジタル信号出力部は、更に、
    前記放電ランプを最大出力で点灯させるときにも、前記3つ以上の電極各々において、放電が起きない無放電期間が順次発生するように、予め記憶しているマスク量で前記第1のPWM信号をマスクして第2のPWM信号を生成する第2のPWM信号生成部を備え、
    前記第2のPWM信号を前記デジタル信号として出力する、
    放電ランプ制御装置。
  6. 請求項5記載の放電ランプ制御装置であって、更に、
    前記放電ランプの輝度を調節する調光値を設定する調光値設定部を備え、
    前記第2のPWM信号生成部は、前記調光値に応じて、前記第1のPWM信号をマスクする量を調節する、
    放電ランプ制御装置。
  7. 互いに放電可能な3つ以上の電極を備えた放電ランプの制御方法であって、
    前記3つ以上の電極へ周波数成分を有する電力信号を供給し、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に前記3つ以上の電極のうちの少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、前記電力信号の供給を制御する、
    放電ランプ制御方法。
  8. 照明装置であって、
    互いに放電可能な3つ以上の電極を備えた放電ランプと、
    前記放電ランプを制御する放電ランプ制御装置と、
    を備え、
    前記放電ランプ制御装置は、前記3つ以上の電極へ周波数成分を有する電力信号を供給し、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に前記3つ以上の電極のうちの少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、前記電力信号の供給を制御する、
    照明装置。
  9. 投写型画像表示装置であって、
    互いに放電可能な3つ以上の電極を備えた放電ランプと、
    前記放電ランプの照明光を利用して画像を投写表示する投写表示部と、
    前記放電ランプを制御する放電ランプ制御装置と、
    を備え、
    前記放電ランプ制御装置は、前記3つ以上の電極へ周波数成分を有する電力信号を供給し、前記放電ランプを最大出力で点灯させるときには常に前記3つ以上の電極のうちの少なくとも2つの電極間で放電が同時に起きるように、前記電力信号の供給を制御する、
    投写型画像表示装置。
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