JP2006260776A - 電力線接続金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力線の開閉作業を容易かつ迅速に行うことができ、しかも、開閉作業を繰り返し行っても、継続して使用することができる電力線接続金具を提供する。
【解決手段】 方向が異なる複数の取付板部1a、1b、1cと、鉄塔の腕金14に取り付けられた長幹支持碍子15に支持されるための被支持板部1eとを備え、電力線のジャンパー線部11〜13の接続端子11a〜13aが端子ボルト2によって締結されるための第1挿入孔1dを各取付板部1a、1b、1cに形成し、被支持板部1eに長幹支持碍子15に接続されるための第2挿入孔1fを形成する。そして、端子ボルト2の締結、開放によって、任意のジャンパー線部11〜13の接続、分離(開閉)が容易かつ迅速に行え、しかも、電力線接続金具1を繰り返して使用できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力線を接続させたり分岐させたりするための電力線接続金具に関し、特に、電力線のジャンパー線部の接続、分離(開閉)を容易かつ迅速に行える電力線接続金具に関する。
送電線や配電線などの電力線を接続させたり、分岐させたりする場合、圧縮スリーブと呼ばれる電力線接続金具が用いられる場合がある。例えば、電力線を分岐させる場合、本電力線のジャンパー線部(例えば、張力がかかっておらず吊るされた状態の電力線部)を圧縮スリーブの第1の筒部に挿入し、この筒部を圧縮(圧着)してジャンパー線部を接続する。同様にして、分岐用の電力線のジャンパー線部を圧縮スリーブの第2の筒部に接続し、電力線を接続、分岐させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、このような圧縮スリーブには、分岐用の電力線を本電力線に対して接続、分離できるものも知られている。例えば、全体の形状がT字形の圧縮スリーブで、T字形の水平筒部に本電力線のジャンパー線部を接続し、T字形の垂直筒部に分岐用電力線のジャンパー線部を接続する。そして、水平筒部と垂直筒部とがボルトによって接続(締結)、分離できるようになっているものである(例えば、非特許文献1参照。)。
特開平10−255865号公報 旭電機株式会社編「送変電用付属品便覧」、1988年、p.200−201
ところで、上記のような圧縮スリーブによって接続、分岐された電力線において、永久事故が生じたり、長時間の停電作業を要する場合、電力線のジャンパー線部の分離、再接続(開閉)に多くの時間と労力とを要していた。例えば、上記特許文献1に記載されているような圧縮スリーブの場合、作業を行う電力線(作業回線)のジャンパー線部を圧縮スリーブから切断してジャンパー線部を開放し、その電力線を停電させて停電作業などを行う。そして、作業が終了した後に、上記と同様にして、すべての電力線のジャンパー線部を新たな圧縮スリーブに接続し直し、電力線を再接続、再分岐させて、電力系統を復旧させなければならない。
また、上記非特許文献1に記載されているような圧縮スリーブの場合、水平筒部と垂直筒部とがボルトによって接続、分離できるようになっているため、垂直筒部に接続されているジャンパー線部(分岐用電力線)を水平筒部に接続されているジャンパー線部(本電力線)に対して分離、再接続させることは容易である。しかしながら、例えば、本電力線の一部(例えば、水平筒部の左側に位置するジャンパー線部)を分離させて停電作業などを行い、本電力線の残部(例えば、水平筒部の右側に位置するジャンパー線部)と分岐用電力線との接続は維持させるような場合、上記特許文献1に記載された圧縮スリーブの場合と同様の開閉作業を行わなければならない。すなわち、当該本電力線の一部を圧縮スリーブから切断して停電作業などを行った後に、すべての電力線のジャンパー線部を新たな圧縮スリーブに接続し、電力線を再接続、再分岐し直さなければならない。
しかも、このような開閉作業を行う場合、通常電力線が鉄塔に架設されているため、作業場所が狭くかつ高所であり、作業がしづらく不安定な姿勢での作業を強いられる。このため、電力線のジャンパー線部の開閉作業には、多大な労力と時間とを要し、作業費用が大きなものとなっていた。
また、上記のような圧縮スリーブでは、筒部にジャンパー線部を挿入し、この筒部を圧縮して接続するため、ジャンパー線部を圧縮スリーブから開放するには、ジャンパー線部を圧縮スリーブから切断しなければならい。このため、圧縮スリーブには切断されたジャンパー線部の一部が残り、一度使われた圧縮スリーブをそのまま再利用することができない。また、圧縮スリーブに残された線部だけジャンパー線部が短くなり、資源の無駄をも招いていた。
そこで本発明は、電力線の開閉作業を容易かつ迅速に行うことができ、しかも、開閉作業を繰り返し行っても、継続して(繰り返して)使用することができる電力線接続金具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、電力線を接続させたり分岐させたりするための電力線接続金具であって、方向が異なる複数の取付板部を備え、電力線の接続端子が締結手段によって締結されるための被締結部が各取付板部に形成されていることを特徴としている。
(作用)
例えば、電力線をT字形に分岐させる場合、3つの取付板部をT字形に配設した電力線接続金具とし、各取付板部の被締結部で電力線の接続端子を締結手段によって締結すればよい。そして、任意の方向の電力線を分離、再接続させたい場合には、その電力線の接続端子の締結手段を開放(取り外し)、再締結すればよく、締結手段の締結、開放によって任意の方向の電力線の接続、分離(開閉)が行える。
請求項2に記載の発明は、一平面板上に複数の取付板部が配設されていることを特徴としている。
(作用)
一平面板上に取付板部が配設されているため、電力線接続金具を一枚の平板状にすることが可能となり、電力線接続金具の形状、構成が単純化されるとともに、省スペース化が可能となる。さらに、平板状の電力線接続金具に対して電力線を接続、分離(開閉)するため、開閉作業が容易となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力線接続金具において、鉄塔に取り付けられた碍子に支持されるための被支持部が設けられ、この被支持部に碍子に接続されるための被接続部が設けられていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力線接続金具において、鉄塔に取り付けられる碍子が設けられていることを特徴としている。
(作用)
碍子を介して鉄塔に電力線接続金具(取付板部)を支持させることができるため、電力線接続金具が安定化し、電力線の開閉作業を安定して行えるとともに、碍子を伝わっての昇降や碍子によって作業者の体を支持させる(足場代わりとする)ことなども可能となる。この結果、開閉作業がさらに容易化、短時間化されるとともに、作業の安全性が大きく向上される。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の電力線接続金具において、被支持部または碍子が複数の取付板部の略中央部に配置されていることを特徴としている。
(作用)
被支持部または碍子が複数の取付板部の略中央部に配置されているため、碍子を介しての電力線接続金具(取付板部)の支持が安定化され、作業の安定性、容易性がさらに向上される。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電力線接続金具において、取付板部に色が付いた表面処理が施されていることを特徴としている。
(作用)
例えば、各取付板部にそれぞれ異なる色の表面処理を施すことで、各取付板部を目視によって容易に識別することができ、電力線を接続すべき取付板部を間違えることや、取付板部から取り外すべき電力線を間違えることなどが効果的に防止される。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電力線接続金具において、作業者の足などを載せられるステップを取り付け取り外し可能なステップ着脱部が設けられている、または、ステップが設けられていることを特徴としている。
(作用)
ステップを取り付けることができ、またはステップが設けられているため、ステップを足場にして開閉作業が行え、作業がさらに容易化、短時間化されるとともに、作業の安全性が向上される。
本発明によれば、締結手段の締結、開放によって任意の方向の電力線を接続、分離することができるため、電力線の開閉作業を容易かつ迅速に行うことができる。このため、狭くかつ高所である作業場所における作業労力と作業時間とが削減され、作業の安全性も向上する。しかも、電力線を分離(開放)する際に電力線を切断する必要がないため、開閉作業を繰り返し行っても、電力線接続金具を継続して(繰り返して)使用することができるとともに、電力線を無駄にすることもない。
また、碍子を介して鉄塔に支持されるようにすることで、電力線の開閉作業が安定して行え、開閉作業がさらに容易化、短時間化されるとともに、作業の安全性が大きく向上する。さらに、ステップを設けるようにすることで、開閉作業の容易化、短時間化および安全性がさらに向上する。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係わる電力線接続金具1の平面図である。この電力線接続金具1は銅板製で、全面に銀メッキが施され、一平面板上に3つの取付板部1a、1b、1cが配設されている。すなわち、電力線接続金具1の略垂直中心の両側(左右)に第1取付板部1aと第2取付板部1bとが配設され、第2取付板部1bとのなす角θを30度として第2取付板部1bの下方に第3取付板部1cが配設されている。また、各取付板部1a、1b、1cには、後述する端子ボルト2(締結手段、図2参照)が挿入される第1挿入孔1d(被締結部)が形成されている。すなわち、後述する電力線の接続端子11a、12a、13aに形成されたボルト挿入孔(図示せず)と同位置(同ピッチ)に、第1取付板部1aと第2取付板部1bとにはそれぞれ6つの第1挿入孔1dが形成され、第3取付板部1cには4つの第1挿入孔1dが形成されている。これにより、この電力線接続金具1では、後述するように、第1取付板部1aと第2取付板部1bとによって電力線を略一直線上に接続し、第3取付板部1cによって電力線を30度(150度)傾けて分岐させるようになっている。また、各取付板部1a、1b、1cには、それぞれ異なる色の塗装(表面処理)が施され、それぞれを目視によって容易に識別できるようになっている。
このような取付板部1a、1b、1cの略中央部(電力線接続金具1の略中央部)には、鉄塔の腕金14の先端部に取り付けられた長幹支持碍子15(碍子)に支持されるための被支持板部1e(被支持部)が配置されている。そして、この被支持板部1eには、後述する碍子取付ボルト3(図2参照)が挿入される第2挿入孔1f(被接続部)が形成されている。すなわち、後述する長幹支持碍子15に形成されたボルト挿入孔(図示せず)と同位置(同ピッチ)に、第2挿入孔1fが4つ形成されている。なお、取付板部1a、1b、1cおよび被支持板部1eは、一平面板上に配設されているため、電力線接続金具1全体として一枚の平板であり、この平板の特定領域(特定部位)を取付板部1a、1b、1cおよび被支持板部1eとしているものである。
次に、このような電力線接続金具1を用いて電力線を接続、分離などさせる手順について説明する。
まず、図3に示すように、鉄塔の腕金14の先端部に取り付けられた長幹支持碍子15に電力線接続金具1を取り付ける(接続する)。すなわち、図2に示すように、長幹支持碍子15の自由端部(下端部)に電力線接続金具1の被支持板部1eを位置させ、第2挿入孔1fと長幹支持碍子15のボルト挿入孔とに碍子取付ボルト3を挿入し、ナット(図示せず)で締め付ける。これにより、長幹支持碍子15を介して電力線接続金具1が鉄塔の腕金14に支持される。
次に、電力線の各ジャンパー線部11、12、13に接続端子11a、12a、13aを取り付ける。ここで本実施形態では、第1、第2ジャンパー線部11、12はTACSR240mm(鋼心耐熱アルミ合金より線)で、第3ジャンパー線部13はACSR330mm(鋼心アルミより線)であり、それぞれの線種、線径に応じた接続端子11a、12a、13aを取り付ける。そして、第1ジャンパー線部11を第1取付板部1aに、第2ジャンパー線部12を第2取付板部1bに、第3ジャンパー線部13を第3取付板部1cに取り付ける。すなわち、各ジャンパー線部11、12、13の接続端子11a、12a、13aを各取付板部1a、1b、1cに位置させ、第1挿入孔1dと接続端子11a、12a、13aのボルト挿入孔とに端子ボルト2を挿入し、ナット(締結手段、図示せず)で締め付ける。
これにより、電力線接続金具1を介して、電力線の第1ジャンパー線部11と第2ジャンパー線部12とが略一直線上に接続され、これらのジャンパー線部11、12から第3ジャンパー線部13が30度(150度)傾いて分岐されるようになる。一方、永久事故や長時間の停電作業などのために、任意のジャンパー線部11、12、13を分離(開放)させる場合には、所望のジャンパー線部11、12、13の端子ボルト2を取り外し(開放し)、接続端子11a、12a、13aを取付板部1a、1b、1cから外せばよい。そして、停電作業などが終了し電力系統を復旧させる場合には、上記と同様にして、分離したジャンパー線部11、12、13の接続端子11a、12a、13aを取付板部1a、1b、1cに取り付ければよい。
以上のように、端子ボルト2の締結、開放(取り外し)によって任意のジャンパー線部11、12、13を接続、分離(開閉)することができるため、ジャンパー線部11、12、13の開閉作業を容易かつ迅速に行うことができる。また、長幹支持碍子15を介して電力線接続金具1が鉄塔の腕金14に支持されているため、電力線接続金具1が宙に浮いた状態にならずに安定し、ジャンパー線部11、12、13の開閉作業を安定して行うことができる。しかも、被支持板部1eすなわち長幹支持碍子15が取付板部1a、1b、1cの略中央部に配置されているため、長幹支持碍子15による電力線接続金具1の支持、ひいてはジャンパー線部11、12、13の支持がより安定化される。さらには、長幹支持碍子15を伝わって鉄塔の腕金14と電力線接続金具1との間を昇降したり、長幹支持碍子15によって作業者の体を支持させ、あるいは足場代わりにすることなどもでき、開閉作業をより容易かつ迅速に行うことが可能となる。そしてこれらの結果として、狭くかつ高所である作業場所において、開閉作業にかかる労力と時間とが削減され、作業の安全性も向上する。
しかも、ジャンパー線部11、12、13を分離させる場合に、ジャンパー線部11、12、13を切断する必要がないため、開閉作業を繰り返し行っても、電力線接続金具1を継続して(繰り返して)使用することができるとともに、電力線(ジャンパー線部11、12、13)を無駄にすることもない。また、各取付板部1a、1b、1cを、塗装された色によって容易に識別することができるため、開閉作業を間違えることなく、正確に行うことが可能となる。すなわち、色によって接続、分離すべき取付板部1a、1b、1cを確認できるため、ジャンパー線部11、12、13を接続すべき取付板部1a、1b、1cを間違える(間違った取付板部1a、1b、1cに接続してしまう)ことや、取付板部1a、1b、1cから取り外すべきジャンパー線部11、12、13を間違える(間違ったジャンパー線部11、12、13を取り外してしまう)ことなどが効果的に防止される。
さらに、上記のように、電力線接続金具1全体として一枚の平板であるため、電力線接続金具1の形状、構成が単純化されるとともに、省スペース化されて他の電力線などとのオフセット(離隔)を適切に確保することが可能となる。また、平板状の電力線接続金具1に対してジャンパー線部11、12、13を接続、分離するため、開閉作業がさらに容易化される。一方、ジャンパー線部11、12、13を上下(垂直)方向に離隔して配設させたいなどの場合には、取付板部1a、1b、1cを一平面状に配設せずに、垂直方向に段差を設けて配設するようにしてもよい。
ところで、本実施形態では、上記のように、ジャンパー線部11、12から第3ジャンパー線部13が30度傾いて分岐されるように、取付板部1a、1b、1cが配設されているが、取付板部1a、1b、1cの配設方向(配設位置)を変えることで、ジャンパー線部11、12、13(電力線)を所望の方向に配設する(分岐させる)ことができる。例えば、電力線をT字形に配設する場合、図4に示すように、電力線接続金具21を略T字形とし、各端部に取付板部21a、21b、21cを配設する。そして、各取付板部21a、21b、21cに各ジャンパー線部の接続端子を取り付けることで、電力線をT字形に配設させることができるものである。なお、この電力線接続金具21は銅板製で、全面に錫メッキが施され、各取付板部21a、21b、21cには、上記の第3取付板部1cと同様に、ACSR330mmのジャンパー線部を接続できるようになっている。
また、電力線接続金具1に、作業者の足などを載せられるステップ16を取り付けられるようにしてもよい。例えば、図5に示すように、電力線接続金具1にステップ取付孔(ステップ着脱部、図示せず)を設け、このステップ取付孔にステップ16の支柱部16aを挿入する。そして、支柱部16aの先端部に形成されたネジ部16bにナット17、17(ダブルナット)を締め付け、ステップ16を電力線接続金具1に取り付けられるようにしてもよい。これにより、作業者はステップ16の水平部16cを足場にして開閉作業が行え、開閉作業がさらに容易化、短時間化されるとともに、作業の安全性が向上する。また、ナット17、17の締付、開放によってステップ16を取り付け取り外し(着脱)できるため、作業場所や必要性などに応じてステップ16を容易に着脱できる。しかも、作業後はステップ16を取り外し、他の開閉作業などのために再びステップ16を使用することができる。ところで、電力線接続金具1にステップ取付孔を設け、ナット17、17によってステップ16を電力線接続金具1に着脱できるようにしているが、電力線接続金具1にステップ16を取り付け(固定させ)、全体として電力線接続金具を構成するようにしてもよい。なお、ステップ16の支柱部16aの長さ等は、他の電力線などとのオフセットを適切に確保できるように考慮、設計する必要がある。
さらに、本実施形態では、第2挿入孔1fを被接続部とし、この第2挿入孔1fを介して碍子取付ボルト3によって電力線接続金具1を長幹支持碍子15に接続するようにしているが、その他の被接続部を被支持板部1eに設けてもよい。例えば、長幹支持碍子15の自由端部に係止部を設け、この係止部と係止する被係止部を被支持板部1eに設けてもよい。また、被支持板部1eに第2挿入孔1fを設け、碍子取付ボルト3によって電力線接続金具1を長幹支持碍子15に接続、分離(着脱)できるようにしているが、電力線接続金具1に長幹支持碍子15を取り付け(設け)、全体として電力線接続金具を構成するようにしてもよい。
また、各取付板部1a、1b、1cには、それぞれ異なる色の塗装が施されているが、この塗料を蛍光塗料にすることで、夜間での作業でも、各取付板部1a、1b、1cを容易に識別することが可能となる。また、腐食などを防止するために、塗装ではなく、メッキなどその他の表面処置を施してもよい。なお、本実施形態では、各取付板部1a、1b、1cに塗装を施しているが、一部の取付板部1a、1b、1cのみに塗装を施すようにしてもよいことは勿論である。
本発明の実施形態に係わる電力線接続金具の平面図。 本発明の実施形態に係わる電力線接続金具に電力線のジャンパー線部を取り付けた状態を示す平面図。 本発明の実施形態に係わる電力線接続金具に電力線のジャンパー線部を取り付けた状態を下方から上方を見た斜視図。 本発明の実施形態における他の電力線接続金具を示す平面図。 本発明の実施形態に係わる電力線接続金具にステップを取り付けた状態を示す側面図。
符号の説明
1 電力線接続金具
1a 第1取付板部
1b 第2取付板部
1c 第3取付板部
1d 第1挿入孔(被締結部)
1e 被支持板部(被支持部)
1f 第2挿入孔(被接続部)
2 端子ボルト(締結手段)
3 碍子取付ボルト
11〜13 電力線のジャンパー線部
11a〜13a 接続端子
14 鉄塔の腕金
15 長幹支持碍子(碍子)
16 ステップ

Claims (7)

  1. 電力線を接続させたり分岐させたりするための電力線接続金具であって、
    方向が異なる複数の取付板部を備え、電力線の接続端子が締結手段によって締結されるための被締結部が前記各取付板部に形成されている、
    ことを特徴とする電力線接続金具。
  2. 一平面板上に前記複数の取付板部が配設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力線接続金具。
  3. 鉄塔に取り付けられた碍子に支持されるための被支持部が設けられ、この被支持部に前記碍子に接続されるための被接続部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電力線接続金具。
  4. 鉄塔に取り付けられる碍子が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電力線接続金具。
  5. 前記被支持部または前記碍子が前記複数の取付板部の略中央部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載の電力線接続金具。
  6. 前記取付板部に色が付いた表面処理が施されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電力線接続金具。
  7. 作業者の足などを載せられるステップを取り付け取り外し可能なステップ着脱部が設けられている、または、前記ステップが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電力線接続金具。
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