JP2006259785A - 物品識別管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線タグを用いる物品識別管理システムにおいて、製造メーカ等にとって必要な詳細データの読み書きも可能とし、ユーザに公開データの提供も可能とすることである。
【解決手段】外箱30に公開無線タグ32、その中の物品であるトナーカートリッジ20に非公開無線タグ22がそれぞれ付される。生産工場12、製品倉庫14では、リーダライタ24により生産データ等が非公開無線タグ22に読み書きされる。また、公開無線タグ32には物品の個別識別IDが書き込まれる。公開無線タグ32の個別識別IDは公開IDセンタ52に送信され、顧客先16は業界標準の読出装置38により個別識別IDを読み出し、公開IDセンタ52にこれを問い合わせできる。また、公開無線タグ32と非公開無線タグ22の内容は関連付けコンピュータ36により関連付けられ、工場データセンタ60に記憶される。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品の識別管理システムに係り、特に、無線タグを用いて物品の識別管理をおこなう物品識別管理システムに関する。
物品の識別管理や物流管理を行う等のために、近年、データを書き換えることができるものとして、無線機能付メモリモジュールが用いられる。無線機能付メモリモジュールとは、データを読み書きできるメモリと、アンテナ等を組み合わせて1つの小型モジュールとしたもので、外部のリーダライタとの間で非接触の無線通信を行い、無線機能付メモリモジュールにデータを書き込み、また、無線機能付メモリモジュールに記憶されているデータを読みだすことができるものである。このような無線機能付メモリモジュールとしては、無線機能付のICカードや、部品に取り付けられるいわゆる無線タグ(TAG)あるいはIDタグ等が知られている。
例えば、特許文献1には、IDタグを付した白衣の個別管理システムが開示される。また、特許文献2には、画像形成装置において赤外線通信手段を用いて外部装置から不揮発性メモリに画像形成装置の動作条件を入力し、また不揮発性メモリに記憶されている動作条件を読み出して外部装置に送信させる技術が開示されている。
また、無線タグ等の無線機能付メモリデバイスのデータ処理に関する方式等を国際的に統一する提案として、例えば、米国のMIT等が提唱するEPCグローバル及びオートIDセンタ、わが国の坂村教授等が提唱するユビキタスIDセンタ等がある。これらによれば、例えばID付与及び128ビットのフォーマット等が統一され、これに従う環境下において、世界中どこでもデータの読み取りが可能になることが提案される。
特開2002−169879号公報 特開平9−179457号公報
このように、無線タグ等の無線機能付メモリデバイスを利用して、物品の識別管理や物流管理を行うことが実際に行われている。しかし、それらのほとんどは、物品の製造メーカや、販売会社等が、その扱う物品の製造品質管理や、物流追跡等のために、それぞれ独自の方式で、いわばクローズドされたシステムで行われていることが多い。したがって、無線タグに記憶されている内容には、一般的な物品の識別に関するデータと、製造メーカや販売会社のみに必要な、いわば内部的で非公開的な詳細個別情報とが、混在している。
たとえば、ユーザが特定の物品の内容について問い合わせしてくるときに、その特定の物品に付された無線タグの内容を読み出せばよいが、そのデータをそのまま提供してもユーザの目的に合わないことが多い。すなわち、無線タグに記憶されるデータは、上記のように、物品の製造メーカや販売会社等の内部的で非公開的な詳細個別情報が多く、これをそのまま出してもユーザはその中から必要な情報を取り出すのが困難である。また、ユーザに必要な情報は、主にその製造メーカや販売先等の、物品の出所情報、すなわち物品の個別識別IDと考えられるが、無線タグにこの個別識別IDの情報だけを記憶するのでは、物品の製造メーカや販売会社等の方の詳細な個別データの追跡管理等が行えない。
上記の国際的統一の動きの進展等により、将来は、ユーザ等が無線タグの内容を直接読み取ることが比較的容易になることが予想される。この場合にも、一般的な物品の識別に関するデータと、製造メーカ等の内部的で非公開的な詳細個別情報との両立の問題は残る。
本発明の目的は、製造メーカ等にとって必要な詳細データの読み書きも可能としながら、ユーザに公開データの提供を可能とする物品識別管理システムを提供することである。
本発明に係る物品識別管理システムは、物品に付され、物品の公開できる識別情報を記憶し、無線交信により公開識別情報を伝送可能な公開無線タグと、物品に付され、物品の非公開の識別情報を記憶し、無線交信により非公開識別情報を読み書き可能な非公開無線タグと、公開無線タグと交信し、公開識別情報を取得する公開取得手段と、非公開無線タグと交信し、非公開識別情報を読み書きするリーダライタと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、さらに、同一の物品の公開識別情報と非公開識別情報とを関連付ける関連付け手段を備えることが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、さらに、複数の物品に関する公開識別情報を記憶する公開識別情報サーバと、公開識別情報に関連付けて、複数の物品に関する非公開識別情報を記憶する非公開識別情報サーバと、を備えることが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、公開無線タグは、業界標準に従ったデータフォーマットを有し、非公開無線タグは、独自のデータフォーマットを有することが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、公開識別情報は、物品の個別識別IDのみを有し、非公開情報は、物品の詳細な個別情報を含むことが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、公開識別情報及び非公開識別情報の少なくとも1つは、複数のデータ階層構造を有することが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、公開無線タグは、物品を収納する外箱の表面に貼付され、非公開無線タグは、外箱の中に収納される物品に貼付されることが好ましい。
また、本発明に係る物品識別管理システムにおいて、公開無線タグと公開取得手段との間の交信は、非公開無線タグとそのリーダライタとの間の交信に用いられる周波数帯より高周波帯域で行われることが好ましい。
上記構成により、物品識別管理システムは、物品に公開無線タグと非公開無線タグとが付され、これに対応して、公開無線タグと交信する公開取得手段と、非公開無線タグと交信するリーダライタとを備える。したがって、公開無線タグから物品の公開できる識別情報をユーザに提供でき、一方非公開無線タグに製造メーカ等に必要な詳細データの読み書きを行うことができる。このように、物品の識別情報管理を、主にユーザの利益になるデータの管理と、主に製造メーカ等の内部情報となるデータの管理とに分けることができる。
また、同一の物品の公開識別情報と非公開識別情報とを関連付けるので、ユーザにさらに詳細な情報を提供することが可能となり、また、ユーザからの情報を非公開識別情報と照らし合わせて、製造メーカ等に有益なものとすることが可能になる。また、公開識別情報を記憶する公開識別情報サーバと、公開識別情報に関連付けて、非公開識別情報を記憶する非公開識別情報サーバとを備えるので、2つのサーバの情報を関連付け、ユーザに更なる情報提供を迅速に提供でき、また、ユーザからの情報を非公開情報に迅速に反映できる。
また、公開無線タグは、業界標準に従ったデータフォーマットを有し、非公開無線タグは、独自のデータフォーマットを有するので、ユーザは、原理的に公開無線タグに記憶される公開識別情報に自由にアクセスできる。一方、製造メーカ等は、ユーザからの問い合わせ等に追われることなく、内部的な非公開情報の管理を行うことができる。
また、公開識別情報は、物品の個別識別IDのみを有し、非公開情報は、物品の詳細な個別情報を含むので、ユーザは、必要な個別識別IDをもっぱら取得でき、一方で製造メーカ等は、内部的な詳細個別情報を管理できる。
また、公開識別情報及び非公開識別情報の少なくとも1つは、複数のデータ階層構造を有するので、識別情報の検索が容易になる。
また、公開無線タグは、物品を収納する外箱の表面に貼付され、非公開無線タグは、外箱の中に収納される物品に貼付されるので、ユーザは目に付きやすい外箱の表面から公開識別情報を容易に取得でき、一方で製造メーカ等は、その物品から離れることなく、非公開無線タグにその物品の非公開識別情報を読み書きできる。
また、公開無線タグと公開取得手段との間の交信は、非公開無線タグとそのリーダライタとの間の交信に用いられる周波数帯より高周波帯域で行われるので、2つの無線タグの交信を分離できる。
上記のように、本発明に係る物品識別管理システムによれば、ユーザに必要なデータの提供が可能となるとともに、製造メーカ等に必要な詳細データの読み書きも可能となる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下において、物品の識別管理の一例として、工場から顧客に物品が流れる際における物品識別管理、すなわち物流管理における識別管理を説明するが、それ以外の目的の物品識別管理であっても、顧客との間の物品識別管理が必要なものであればよい。例えば販売店と顧客の関係における物品の識別管理であってもよい。また、識別管理の対象となる物品として、複写機のトナーカートリッジを例とするが、複写機のそれ以外の部品、例えば現像カートリッジ、感光体ドラム等を含むプロセスカートリッジ等の交換部品や、回路基板等であってもよい。また、複写機以外のファクシミリ、プリンタ等の画像処理装置であってもよい。また、物品は外箱に格納されて顧客に提供されるものとするが、外箱は、物品を収容するものであればよく、たとえば包装箱、包装紙等であってもよい。また、外箱を用いずに顧客に提供できる物品の場合は、2つの無線タグをそれぞれ、物品の目に付きやすい表面と、物品の内部とに貼付するものとしてもよい。
また、以下では、物品が流れる物流地点として、物品の生産工場、製品倉庫、顧客先としたが、これらのすべてを含む必要もなく、これら以外の物流地点が加わってもよい。また、顧客先は、顧客会社としたが、それ以外であっても、物品の公開識別情報を読み出せる能力を有するものであればよく、例えば、読取装置を有する消費者センタや、個人顧客であってもよい。
また、市場でいわゆる無線タグと呼ばれているものにはさまざまな種類があるが、本明細書中で用いる無線タグの語は、市場で用いられる用語の如何を問わず、リーダライタのような無線送受信端末と無線交信が可能で、製品及び外箱に固定して取り付けが可能な、アンテナを含む無線機能付メモリモジュールを広くさすものとする。
図1は、複写機のトナーカートリッジを対象とする物品識別管理システム10の構成を示す図である。物品識別管理システム10は、トナーカートリッジ20の生産工場12、トナーカートリッジ20を外箱30に入れて保管する製品倉庫14、及び顧客先16の流れを通して、トナーカートリッジ20の識別管理を一元化して管理するシステムである。トナーカートリッジ20は、生産工場12を出発点として、製品倉庫14を経由し、顧客先16へ流れ、物品識別管理システム10は、これらの流れの各局面におけるトナーカートリッジ20の識別管理を一元化して行う機能を有するものである。
物品識別管理システム10は、トナーカートリッジ20の識別を管理するため、トナーカートリッジ20に非公開無線タグ22を取り付け、外箱に公開無線タグ32を取り付け、これらと無線交信して得られる情報について、ネットワーク50を介し、公開IDセンタ52および工場データセンタ60に集め、必要な処理を行うものである。ネットワーク50としては、LAN(Local Area Network)やインターネットを用いることができる。
ここで、物品に取り付けられる無線タグを非公開無線タグ22とし、外箱に取り付けられる無線タグを公開無線タグ32として、「非公開」、「公開」の語を用いたのは、単に両者を区別するためで、秘密かどうかとは関係がない。すなわち、後者は、主に物品の識別番号等の識別IDで、識別管理の一般的な基本データであり、顧客先にとってもっとも知りたいデータであり、その意味で、顧客先から見ればいわば公開的にしてほしいデータである。これに対し、前者は、主に物品の製造メーカにおける生産工場の製造データや製品倉庫における管理データで、製造メーカにとってはその生産管理、品質管理、回収管理等にとり重要な内部データであるが、顧客先にとってはそのような詳細データは常に必要なものでなく、必要があれば製造メーカに問い合わせれば済む性格のものであり、顧客先から見ればいわば非公開ですむものである。別の表現をすれば、「公開」とは外部的、「非公開」とは内部的ということもできる。以後では、公開、非公開の語を用いることにするが、その意味は、あくまでも、上記のように相対的な相違を示すためのみである。
以下に識別管理を行う各地点における構成と動作を説明する。生産工場12は、トナーカートリッジ20を生産する工場で、トナーカートリッジ専用工場であってもよく、プリンタ製造工場の一部門であってもよい。生産工場12では、生産されるトナーカートリッジ20に非公開無線タグ22がしっかりと固着して取り付けられる。
図2は、非公開無線タグ22の平面図及び側面図で、これはごく一般的無線タグの構成と同じである。すなわち、非公開無線タグ22は、概略矩形形状の電子部品搭載回路モジュールであり、回路基板72の上に無線タグIC74が配置され、これに接続されるアンテナを構成する周回配線76がパターンとして形成され、全体として、適当な樹脂ポッティングあるいは樹脂封止が施される。必要があれば他の電子部品78も配置され接続される。寸法の一例を述べると、回路基板72は厚みが約0.4mmで、約15〜22mm角の形状を有する。無線タグIC74は、厚みが約0.9mmで、その大きさは縦横ともそれぞれ数mm程度である。アンテナを構成する周回配線76は、例えば4ターン程度巻回される。なお、これらの数値は、あくまで説明のための一例に過ぎず、これ以外のものであってもよい。非公開無線タグ22には、例えば近距離の無線交信が可能な13.56MHz帯用の無線タグを用いることができる。
非公開無線タグ22の中の無線タグIC74は、RFID−ICとも、あるいは単にRFIDと呼ばれることがある半導体チップであり、外部との無線交信によりデータを読み書き可能な無線機能付メモリICである。無線タグIC74の内部は、送受信回路、アンテナから受け取った無線信号に基づいて作動電力を生成する回路、データメモリ、CPU等を含んで構成される。データメモリは、EEPROM(Electric Erasable Programable Read Only Memory)等のデータの読み書き可能な不揮発性メモリを用いることができる。
非公開無線タグ22の取り付けには、例えば接着により非公開無線タグ22をトナーカートリッジ20に固定してもよく、非公開無線タグ22が回路基板状をなしているときはネジ等の適当な固定手段でトナーカートリッジ20に固定してもよい。あるいはトナーカートリッジ20の成形の際に非公開無線タグ22を埋め込むようにしてもよい。
トナーカートリッジ20に取り付けられた非公開無線タグ22には、リーダライタ24を介して、そのトナーカートリッジ20に関するデータが書き込まれる。書き込みには上記の例で、13.56MHz帯の信号が用いられる。リーダライタ24は、非公開無線タグ22と無線送受信機能を有するデータ送受信機で、その製造メーカ、あるいはその工場(Factory)にいわば固有の装置である。その意味で、図1のリーダライタ24には、「F」の記号を付してある。リーダライタ24はデータ制御コンピュータ26と接続される。データ制御コンピュータ26は、一般的なコンピュータ、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。
非公開無線タグ22に書き込まれるデータは、その非公開無線タグ22が固着されているトナーカートリッジ20に関する固有の個別情報の詳細なデータで、その製造シリアル番号等の識別データのほか、トナーカートリッジ20のトナーの色、容量等の仕様、生産工場12における品質データ等である。そして、さらに、その非公開無線タグ22を他のものと識別する非公開無線タグIDが付与されて書き込まれる。書き込まれたデータは、製品生産データベース28に記憶される。
非公開無線タグ22を付されたトナーカートリッジ20は、製品倉庫14に送られ、そこで外箱30に入れられる。外箱30への格納は、トナーカートリッジ20の運搬、保管に適する態様で行われるのが好ましい。外箱30には、公開無線タグ32がしっかりと固着して取り付けられる。公開無線タグ32は、基本的には図2で説明したものと同様の構造を有するが、ここでは業界標準の無線タグ、例えば、データフォーマットとして上記のオートIDセンタ等が推進する128ビットデータのフォーマットを使用でき、また、周波数帯として例えばUHF(Ultra High Frequency)帯を用いることができる無線タグを用いることができる。公開無線タグ32の取り付けには、外箱30の材質に応じ、接着、ネジ等の適当な固定手段等を用いることができる。図3は、外箱30の中に、非公開無線タグ22が貼付された物品であるトナーカートリッジ20が収納され、外箱30の目に付きやすい表面に公開無線タグ32が貼付される様子を示す図である。
製品倉庫14には、非公開無線タグ22と無線交信するリーダライタ24と、公開無線タグ32と無線交信するリーダライタ34と、これらに接続される関連付けコンピュータ36が配置される。
公開無線タグ32と無線交信するリーダライタ34は、公開無線タグ32に、識別管理をしたい物品であるトナーカートリッジ20の識別情報、具体的にはトナーカートリッジ20の個別識別IDを書き込み、書き込みが正常に行われたかどうか確認等のために読み出す機能を有するデータ送受信機である。個別識別IDとしては、製品倉庫14において、管理番号として付される製品として完成し出荷できるトナーカートリッジ20ごとに1つずつ固有の番号として連続または不連続に設定される製品番号等を用いることができる。リーダライタ34の基本的な構造は、非公開無線タグ22と交信しデータを読み書きできるリーダライタ24と同様であるが、上記のように周波数帯が異なり、また、データの読み書きが業界標準フォーマットに従うところが相違する。取り扱うデータ数も少ないので、非公開無線タグ22用のリーダライタ24に比較し、標準的で簡単な構成とできる。したがって、工場で使用する業界標準(defact Standard)のリーダライタの意味で、図1には「FS」の記号を付してある。
関連付けコンピュータ36は、生産工場12で付された非公開無線タグIDと、製品倉庫14で公開無線タグ32に記憶された個別識別IDとを対応付ける機能を有する端末装置である。関連付けが行われると、リーダライタ24によって非公開無線タグ22に記憶されているトナーカートリッジ20の詳細個別情報のデータ内容が読み出され、リーダライタ34によって公開無線タグ32に記憶されているトナーカートリッジ20の個別識別IDが読み出され、関連付けデータとともに倉庫管理サーバ40に記憶される。これらのデータは、ネットワーク50を介して工場データセンタ60に伝送される。また、公開無線タグ32のデータであるトナーカートリッジ20の個別識別IDのデータは、製造メーカの識別データ、例えば製造メーカのアドレスデータとともに、ネットワークを介し、公開IDセンタ52に伝送される。
図4は、公開IDセンタ52及び工場データセンタ60の内容を示す図である。公開IDセンタ52は、業界標準のフォーマット等に規約に従った個別識別IDを使用する複数の製造メーカ、販売会社、物流会社等の加盟者にまたがって、統合的にそのデータを管理する機能を有し、例えば、上記のオートIDの場合には、オートIDを使用する複数の加盟者にまたがり、それらの個別識別IDを管理するオートIDセンタ等の組織体である。公開IDセンタ52は、公開識別情報のアドレス解決サーバ54を備え、各加盟者からネットワーク50を介して送付されてくる、物品の個別識別IDのデータと、加盟者の識別データとが関連付けて記憶される。そして、顧客先16等のユーザから物品の個別識別IDが提示されて問い合わせがあると、その個別情報IDを検索キーとして公開識別情報のアドレス解決サーバ54を検索し、該当する加盟者の識別データ、例えば、アドレスデータを提供する。
工場データセンタ60は、公開IDセンタ52の加盟者が各自に備える内部データセンタである。図1の例では、その製造メーカの内部に設置されるデータセンタで、非公開無線タグのコンテンツサーバ62と、公開無線タグのコンテンツサーバ64と、関連付けリスト66とを含んで構成され、2つのサーバは内部ネットワークを介し、インターネット等のネットワーク50に接続される。
非公開無線タグのコンテンツサーバ62は、ネットワーク50を介し伝送されてきた各トナーカートリッジ20の非公開識別情報、すなわち非公開無線タグ22のデータ内容を非公開無線タグIDに関連付けて記憶する。そのデータ階層は、非公開無線タグIDごと、トナーカートリッジごと、生産工場ごと、生産時期別、仕向け先ごと、トナー色ごと、トナータイプごと、トナーカートリッジタイプごと等に階層を分ける複数の階層構成とすることができる。
公開無線タグのコンテンツサーバ64は、ネットワーク50を介し伝送されてきた各トナーカートリッジ20の個別識別ID、すなわち公開無線タグ32のデータ内容を記憶する。そのデータ階層は、番号順の単層としてもよく、個別識別IDの構成が複数種類のデータを含むときは、そのデータ種類ごとの階層構造としてもよい。たとえば、個別識別IDが、製品種類、生産工場、生産時期のデータを含むときは、これらごとに階層を分ける複数の階層構成とすることができる。
関連付けリスト66は、ネットワーク50を介し伝送されてきた関連付けデータをリスト化して記憶するもので、非公開無線タグのコンテンツサーバ62のデータ内容と、公開無線タグのコンテンツサーバ64のデータ内容とを結びつける機能を有する。関連付けリスト66は、非公開無線タグのコンテンツサーバ62と公開無線タグのコンテンツサーバ64のそれぞれに記憶されてもよく、独立の端末装置に記憶されてもよい。
関連付けリスト66は、非公開無線タグ22の識別IDである非公開無線タグIDと、製品倉庫14で公開無線タグ32に記憶された個別識別IDとを関連付ける関連付けデータをリスト化したものである。図5は、関連付けリスト66の一例を示す図である。ここでは、トナーカートリッジ20の個別識別IDに対応付けられて非公開無線タグIDがリスト化される。
再び図1に戻り、外箱30に格納されたトナーカートリッジ20は、図示されていない営業部門あるいは管理部門からの配送指示に従い、例えば配送トラック15等により顧客先16に配送される。顧客先16には、業界標準の読出装置38が備えられ、読出装置38は適当な端末装置42を介しネットワーク50に接続される。読出装置38は、公開無線タグ32の個別識別IDを読み出す機能、すなわち、読出装置38は、公開無線タグ32から公開識別情報である個別識別IDを読み出して取得する公開取得手段としての機能を有する。読出装置38は、製品倉庫14に備えられるリーダライタ34から書き込み機能を省略したもので、したがって、公開無線タグ32用のリーダライタ34に比較し、さらに標準的で、いわば業界標準(defact Standard)のものを用いることができる。その意味で、図1の読出装置38には「S」の記号を付してある。
このような構成の物品識別管理システム10の作用を説明する。顧客先16においてトナーカートリッジ20について何らかの情報を知りたいと考えるときは、読出装置38によって、公開無線タグ32から個別識別IDを読み出し、端末装置42を介し、公開IDセンタ52にそのデータを送付することができる。公開IDセンタ52は、個別識別IDデータを受け取ると、それを検索キーとして公開識別情報のアドレス解決サーバ54を検索し、該当する加盟者のアドレスを顧客先16に返信する。上記の例で、該当する加盟者である製造メーカは、予めそのサービスセンタをアクセス先のアドレスとして登録できる。したがって、顧客先16は、トナーカートリッジ20についての製造メーカにアクセスでき、必要な情報を得ることができる。サービスセンタにおいて、手持ちのデータ以上に詳細なデータが必要なときは、工場データセンタ60にアクセスする。そして、関連付けリスト66を用い、個別識別IDを非公開無線タグIDに読み替えて、非公開無線タグのコンテンツサーバ62に記憶される詳細な個別情報を読み出すことができる。その際に、非公開無線タグのコンテンツサーバ62のデータ階層構成を用い、例えば、生産工場別等の関連データを検索すること等を行い、参考データを取得することができる。
このように、ユーザである顧客先に必要なデータの提供が可能となるとともに、製造メーカ等に必要な内部データを不必要に顧客先に配布することもなく、また、生産データ等の詳細データの読み書きも十分に可能となる。
本発明に係る実施の形態における物品識別管理システムの構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、非公開無線タグの平面図及び側面図である。 本発明に係る実施の形態において、非公開無線タグと公開無線タグの貼付の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、公開IDセンタ及び工場データセンタの内容を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、関連付けリストの一例を示す図である。
符号の説明
10 物品識別管理システム、12 生産工場、14 製品倉庫、15 配送トラック、16 顧客先、20 トナーカートリッジ、22 非公開無線タグ、24,34 リーダライタ、26 データ制御コンピュータ、28 製品生産データベース、30 外箱、32 公開無線タグ、36 関連付けコンピュータ、38 読出装置、40 倉庫管理サーバ、42 端末装置、50 ネットワーク、52 公開IDセンタ、54 公開識別情報のアドレス解決サーバ、60 工場データセンタ、62 非公開無線タグのコンテンツサーバ、64 公開無線タグのコンテンツサーバ、66 関連付けリスト、72 回路基板、74 無線タグIC、76 周回配線、78 電子部品。

Claims (8)

  1. 物品に付され、物品の公開できる識別情報を記憶し、無線交信により公開識別情報を伝送可能な公開無線タグと、
    物品に付され、物品の非公開の識別情報を記憶し、無線交信により非公開識別情報を読み書き可能な非公開無線タグと、
    公開無線タグと交信し、公開識別情報を取得する公開取得手段と、
    非公開無線タグと交信し、非公開識別情報を読み書きするリーダライタと、
    を備えることを特徴とする物品識別管理システム。
  2. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、さらに、
    同一の物品の公開識別情報と非公開識別情報とを関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする物品識別管理システム。
  3. 請求項2に記載の物品識別管理システムにおいて、さらに、
    複数の物品に関する公開識別情報を記憶する公開識別情報サーバと、
    公開識別情報に関連付けて、複数の物品に関する非公開識別情報を記憶する非公開識別情報サーバと、
    を備えることを特徴とする物品識別管理システム。
  4. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、
    公開無線タグは、業界標準に従ったデータフォーマットを有し、
    非公開無線タグは、独自のデータフォーマットを有することを特徴とする物品識別管理システム。
  5. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、
    公開識別情報は、物品の個別識別IDのみを有し、
    非公開識別情報は、物品の詳細な個別情報を含むことを特徴とする物品識別管理システム。
  6. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、
    公開識別情報及び非公開識別情報の少なくとも1つは、複数のデータ階層構造を有することを特徴とする物品識別管理システム。
  7. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、
    公開無線タグは、物品を収納する外箱の表面に貼付され、
    非公開無線タグは、外箱の中に収納される物品に貼付されることを特徴とする物品識別管理システム。
  8. 請求項1に記載の物品識別管理システムにおいて、
    公開無線タグと公開取得手段との間の交信は、非公開無線タグとそのリーダライタとの間の交信に用いられる周波数帯より高周波帯域で行われることを特徴とする物品識別管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102501649A (zh) * 2011-11-01 2012-06-20 大连声鹭科技有限公司 印章系统及印章、签章纸

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