JP2006259543A - 光デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気光学効果を有する基板1と、この基板1に形成された光導波路6と、電界放射側電極15と、この電界放射側電極15から放射される電界が収束される電界収束側電極17とを備え、光導波路6を伝播する光が、電界放射側電極15の下又は電界収束側電極17の下のいずれか一方を通った後に、いずれか他方を通るように、光導波路6を形成する。
【選択図】 図1
Description
特許文献1の技術は、光変調器、特にマッハツェンダ型変調器に関し、小型で取り扱いが容易なことを目的とし、マッハツェンダ型変調器の平行導波路を、基板端面で折り返して複数対設けることにより、基板の長さを小さくして小型の矩形にすることができ、取り扱いが容易で、且つ、基板損傷を生じにくくすることができるようになっている。
(1)電気光学効果を有する基板と、該基板に形成された光導波路と、該光導波路を伝搬する光の位相を制御すべく該光導波路に対して電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る電極部とをそなえ、該光導波路を伝播する光が、該電極部の該信号電極から放射される上記電界を受ける位置と、該電極部の該接地電極に収束する上記電界を受ける位置との双方を所定の順で経由するように、該光導波路が形成されたことを特徴としている。
(3)また、該電極部は、該信号電極と該信号電極の両サイドに位置する2つの接地電極とを有するとともに、該光導波路が、該信号電極の下部と上記各接地電極の下部とをそれぞれ経由するように形成されてもよい。
(5)また、本発明の光デバイスは、電気光学効果を有する基板と、該基板に形成された強度変調用の光導波路対と、該光導波路対と連通する位相変調用の光導波路と、該強度変調用の光導波路対を伝搬する光の位相を制御すべく該強度変調用の光導波路に対して強度変調用の電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る強度変調用の電極部と、該位相変調用の光導波路を伝播する光の位相を制御すべく該位相変調用の光導波路に対して位相変調用の電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る位相変調用の電極部とをそなえ、該位相変調用の光導波路が、該位相変調用の電極部の該信号電極から放射される上記位相変調用の電界を受ける位置と、該位相変調用の電極部の該接地電極に収束する上記位相変調用の電界を受ける位置および該強度変調用の電極部の該接地電極に収束する強度変調用の電界を受ける位置のいずれか一方又は双方とを経由するように形成されたことを特徴としている。
(1)基板1において、光導波路を伝播する光が、電極部の信号電極から放射される上記電界を受ける位置と、当該電極部の接地電極に収束する上記電界を受ける位置との双方を所定の順で経由する、換言すれば、電界放射側電極の下及び電界収束側電極の下のいずれか一方を通った後に、他方を通るように形成されているので、信号電極近傍から放射される電界と接地電極近傍へ収束する電界の双方を光位相変調に利用することができ、導波路長(光と電気の相互作用長)を長くしても、接地電極下部の電界を使って変調指数を増大させて、長くした分に見合った変調指数を得る(増大させる)ことができる。したがって、多波長光源としての出力波長数を増やしたり、パルス光源としてのパルス幅を狭くしたり、あるいは、それぞれの場合の駆動電圧(半波長電圧)を低減することが可能となる。
(3)さらに、光導波路を、信号電極の下部を経由した後、接地電極の下部を経由すべく、基板上において当該基板の長手方向について複数回折り返して形成すれば、基板サイズに制限がある場合においても、相互作用長をできるだけ長く確保しつつ変調指数を増大させることが可能である。
図1は本発明の第1実施形態に係る光デバイスとしての光変調器(光周波数コム発生器)の構成を示す模式的平面図、図2は図1のA−A断面を印加電界の電気力線も併せて示す模式的断面図であり、図1に示すように、本実施形態の光周波数コム発生器は、例えば、LN結晶やLT結晶等の電気光学効果を有する基板1に、導波路構造の第1の光変調器(強度変調器)1−1と、当該強度変調器1−1と直列に接続された第2の光変調器(位相変調器)1−2とが形成(集積化)されており、多波長光源(図9参照)として、あるいは、図10により前述したごとく波長フィルタを付加することでパルス光源として応用することができる。
具体的に、位相変調用の電極セット(電極部)15,16,17は、基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第1電極部)21と、一端がこの直線電極部21と連通し半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり(湾曲)電極部22と、この曲がり電極部22の他端と連通し基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第2電極部)23とを有して構成されている。
(1)直線電極部21の信号電極15下部に沿って、基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部61
(2)この直線導波路部61と連通し曲がり電極部22の信号電極15下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部62
(3)この曲がり導波路部62と連通し基板1の長手方向に直線電極部23の信号電極15下部に沿って直線状に延在する直線導波路部63
(4)この直線導波路部63と連通し半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部64
(5)この曲がり導波路部64と連通し基板1の長手方向に直線導波路部63と並行して延在しその一部(符号65a参照)が接地電極17下部に沿って設けられた直線導波路部65
(6)この直線導波路部65と連通し一方(内側)の接地電極17の曲がり電極部22に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部62よりも曲率半径の小さい曲がり導波路部66
(7)この曲がり導波路部66と連通し接地電極17の直線電極部23の下部に沿って基板1の長手方向に直線導波路部63と直線導波路部65との間を並行(直線状)に延在する直線導波路部67
つまり、光導波路6は、信号電極15の下部を経由した後、各接地電極16,17のうち一方(内側)の接地電極17下部を経由することにより、信号電極15下部と内側の接地電極17下部とをそれぞれこれらの順序で経由する、換言すれば、電極セット15,17の信号電極(電界放射側電極)15から放射される電界を受ける位置と、同じ電極セット15,17の接地電極(電界収束側電極)17に収束する前記電界を受ける位置とのいずれか一方を通った後に、他方を通るように形成されており、そのために、基板1の長手方向について曲がり導波路部62,64,66により複数回(図1では3回)折り返されて基板1上を外側から内側に向かって周回(2周)する形状を有しているのである。
さらに、本例においても、導波路4A,4B,6中を伝搬する光が信号電極11,15、接地電極12,17によって吸収されるのを防ぐために、基板1と信号電極11,15、接地電極12,17との間には誘電体層(バッファ層)30(図2参照)が介装されている。バッファ層30としては、この場合も、例えば厚さ0.2〜1.0μmのSiO2を用いることができる。電極11,12,13,15,16,17及びバッファ層30は、上述したごとく熱拡散やプロトン交換などにより光導波路を形成した後、例えばドライエッチング加工によって形成することができる。
即ち、上記入射光は、まず、信号電極15下部の直線導波路部61,曲がり導波路部62及び直線導波路部63を伝搬してゆき、クロスカプラ68でクロスポート(曲がり導波路部64)へ導かれる。ついで、当該入射光は、曲がり導波路部64から直線導波路部65及び接地電極17下部の直線導波路部65aを伝搬し、以降、接地電極17下を曲がり導波路部66及び直線導波路部67を経由してクロスカプラ68で出射導波路7へ導かれる。
また、上述したごとく位相変調器1−2を構成する電極長を長くして相互作用長を長くした場合、マイクロ波と光の速度整合に対する要求が厳しくなる。図3に半波長電圧Vπの電極長依存性を示す。電極長は例えば50〜150mmの範囲で設計されるが、図3に示すように、光導波路6と電極15,16,17との実効屈折率差が2%を超えると急激に半波長電圧Vπが増加することが実験的に分かっている。そこで、実効屈折率差が±2%の範囲(理想的には0%)となるように電極15,16,17を設計することが望ましい。なお、実効屈折率は電極断面形状(電極間距離、厚み、溝深さ等)によって決まる(制御できる)。
(A1)第1実施形態の第1変形例
上述した実施形態では、光導波路6が、強度変調器1−1側の接地電極12の下部は経由せずに、位相変調器1−2側の接地電極17の下部を経由するよう形成されているが、強度変調器1−1の信号電極11に印加される駆動電圧が大きい場合などにおいては、例えば図4に示すように、強度変調器1−1側の接地電極12の下部も経由するように形成してもよい。つまり、この場合、位相変調器1−2において、相互作用領域は、光導波路6全長のうち導波路部61,62,63,65及び65aとなる。
このような構成とすることで、位相変調器1−2の各電極15,17下部の位相変調用の電界のみならず、強度変調器1−1の接地電極12下部の強度変調用の電界をも利用して変調指数をさらに増大させることができるので、多波長光源としての出力波長数をさらに増やしたり、パルス光源としてのパルス幅をさらに狭くしたり、あるいは、それぞれの場合の駆動電圧(半波長電圧Vπ)をさらに低減することが可能となる。
(A2)第1実施形態の第2変形例
図5は図1に示す光デバイス(光周波数コム発生器)の第2変形例を示す模式的平面図で、この図5に示す光周波数コム発生器は、図1に示すものに比して、位相変調器1−2を構成する各電極15,16,17が基板1の長手方向についてその両端付近の2箇所(符号22,24参照)で折り返した形状を有するとともに、位相変調用の光導波路6が、信号電極15の下部を信号電極15に沿って経由した後、外側の接地電極16の下部を接地電極16に沿って経由するよう形成されている点が基本的に異なる。
(1)クロスカプラ60により強度変調器1−1の出射側Y分岐導波路5と連通し直線電極部21の信号電極15下部に沿って基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部61
(2)この直線導波路部61と連通し曲がり電極部22の信号電極15下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部62
(3)この曲がり導波路部62と連通し基板1の長手方向に直線電極部23の信号電極15下部に沿って直線状に延在する直線導波路部63
(4)この直線導波路部63と連通し曲がり電極部24の信号電極15下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部62よりも曲率半径の小さい曲がり導波路部64
(5)この曲がり導波路部64と連通し基板1の長手方向に直線電極部25の信号電極15下部に沿って直線状に延在する直線導波路部65
(6)クロスカプラ60を介して上記直線導波路部65と連通し直線電極部21の外側の接地電極16下部に沿って基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部65a
(7)この直線導波路部65aと連通し曲がり電極部22の接地電極16下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部62よりも曲率半径の大きい曲がり導波路部66
(8)この曲がり導波路部66と連通し直線電極部23の接地電極23下部に沿って基板1の長手方向に延在する直線導波路部67(この直線導波路部67の他端は出射導波路7として機能する)
つまり、本例の光導波路6も、信号電極15の下部を経由した後、各接地電極16,17の一方(外側)の接地電極16下部を経由することにより、信号電極15下部と外側の接地電極16の下部とをそれぞれ経由する、換言すれば、電極セット15,16の信号電極15から放射される電界を受ける位置と、同じ電極セット15,16の接地電極16に収束する前記電界を受ける位置とをそれぞれ経由するように形成されており、そのために、基板1の長手方向について曲がり導波路部62,64,66により複数回(図5では3回)折り返されて基板1上を内側から外側に向かって周回(2周)する形状を有しているのである。
上述の構成により、入射導波路2へ入力された光は、強度変調器1−1で強度変調を受けた後、クロスカプラ60経由で位相変調器1−2の光導波路6に入射し、当該光導波路6の形状に沿って光導波路6内を伝搬してゆく。
図6は本発明の第2実施形態に係る光デバイスとしての光変調器(位相変調器)の構成を示す模式的平面図で、この図6に示す位相変調器は、例えば、LN結晶やLT結晶等の電気光学効果を有する基板1に、平行又は略平行する2本の位相変調用の導波路(並行導波路)6A,6Bと、並行導波路6A,6Bの一方(6B)の上に信号電極(ホット電極)15をパターニングするとともに、この信号電極15の両サイドを挟む形で信号電極15と並行する接地電極(グランド電極)16,17をパターニングする。この際、並行導波路6A,6Bの他方(6A)の上に接地電極(グランド電極)17をパターニングする。
なお、本実施形態においても、並行導波路6A,6Bは、基板1上の一部に金属膜を形成し熱拡散させる、あるいは、金属膜をパターニングした後に安息香酸中でプロトン交換するなどして形成される。また、結晶方位のZ軸方向にカットして切り出された基板(Zカット基板)1を用いる場合は、Z方向の電界による屈折率変化を利用するため、導波路の真上に電極を配置する。
つまり、本実施形態においても、光導波路が、信号電極15から放射される電界を受ける位置と、当該信号電極15から接地電極17に収束する前記電界を受ける位置とを経由する、即ち、信号電極15下部を経由した後、光ファイバ9を経由で、接地電極17下部を経由するように形成されているのである。
なお、本例においても、接地電極17下部の並行導波路6Aに対する電界の印加効率を高めるためには接地電極17の幅を狭くすることが望ましく、例えば、20μm以下にすることで効果が得られる。また、本例においても、図3により前述したように、並行導波路6A,6Bと電極15,16,17との実効屈折率差が2%を超えると急激に半波長電圧Vπが増加することが実験的に分かっているので、実効屈折率差が±2%の範囲となるように電極15,16,17を設計することが望ましい。
図7は第2実施形態の第1変形例に係る光デバイスとしての光変調器(位相変調器)の構成を示す模式的平面図で、この図7に示す位相変調器は、例えば、LN結晶やLT結晶等の電気光学効果を有する基板1に、入射光を伝搬する入射導波路2と、この入射導波路2とクロスカプラ(交差導波路部)60により連通し相互作用領域を形成する位相変調用の導波路であって、相互作用長をできるだけ長く確保すべく、基板1の長手方向について符号62,64,66で示すごとく3箇所の折り返し部(湾曲した曲がり導波路部)で3回折り返された形状を有する光導波路6が形成されている。なお、光導波路6の他端は出射導波路7として構成されている。
具体的に、位相変調用の電極15,16,17は、基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第1電極部)21と、一端がこの直線電極部21と連通し湾曲した折り返し形状を有する曲がり(湾曲)電極部22と、この曲がり電極部22の他端と連通し基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第2電極部)23とを有して構成されている。
(1)直線電極部21の信号電極15下部に沿って、クロスカプラ60経由で入射導波路2と連通し基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部61
(2)この直線導波路部61と連通し曲がり電極部22の信号電極15下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部62
(3)この曲がり導波路部62と連通し基板1の長手方向に直線電極部23の信号電極15に沿って直線状に延在する導波路部63
(4)この直線導波路部63と連通し半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部64
(5)この曲がり導波路部64とクロスカプラ60経由で連通し接地電極16下部に沿って基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部65
(6)この直線導波路部65と連通し外側の接地電極16の曲がり電極部22に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部62よりも曲率半径の大きい曲がり導波路部66
(7)この曲がり導波路部66と連通し直線電極部23の接地電極16に沿って直線導波路部63の外側を基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部67
つまり、本例の光導波路6も、信号電極15下部を経由した後、各接地電極16,17のうち一方(外側)の接地電極16下部を経由することにより、信号電極15下部と外側の接地電極16下部とをそれぞれ経由する、換言すれば、電極セット15,16の信号電極15から放射される電界を受ける位置と、同じ電極セット15,16の接地電極16に収束する前記電界を受ける位置とをそれぞれ経由するように形成されており、そのために、基板1の長手方向について曲がり導波路部62,64,66により複数回(図7では3回)折り返されて基板1上で内側から外側に向けて周回(2周)する形状を有しているのである。
さらに、本例においても、光導波路6中を伝搬する光が信号電極15、接地電極16(17)によって吸収されるのを防ぐために、基板1と信号電極15、接地電極16(17)との間には誘電体層(バッファ層)30(図2参照)が介装されている。バッファ層30としては、この場合も、例えば厚さ0.2〜1.0μmのSiO2を用いることができる。電極15,16,17及びバッファ層30は、上述したごとく熱拡散やプロトン交換などにより光導波路を形成した後、例えばドライエッチング加工によって形成することができる。
即ち、上記入射光は、まず、信号電極15下部の直線導波路部61,曲がり導波路部62及び直線導波路部63,曲がり導波路部64を伝搬してゆき、クロスカプラ60でクロスポートに連通した接地電極16下部の直線導波路部65へ導かれる。ついで、当該入射光は、接地電極16下を直線導波路部65,曲がり導波路部66及び直線導波路部67を経由して出射導波路7から出射される。
また、本例においても、図3により前述したごとく、光導波路6と電極15,16,17との実効屈折率差が2%を超えると急激に半波長電圧Vπが増加することが実験的に分かっているので、実効屈折率差が±2%の範囲となるように電極15,16,17を設計することが望ましい。
(B2)第2実施形態の第2変形例
図8は第2実施形態の第2変形例に係る光デバイスとしての光変調器(位相変調器)の構成を示す模式的平面図で、この図8に示す位相変調器は、例えば、LiNbO3(LN)結晶やLiTaO2(LT)結晶等の電気光学効果を有する基板1に、入射光を伝搬する入射導波路2と、この入射導波路2とクロスカプラ60Aにより連通し相互作用領域を形成する位相変調用の導波路であって、相互作用長をできるだけ長く確保すべく、基板1の長手方向について符号62,64,66,68,70で示すごとく5箇所の折り返し部(湾曲した曲がり導波路部)で5回折り返された形状を有する光導波路6が形成されている。なお、光導波路6の他端は出射導波路7として構成されている。
具体的に、位相変調用の電極部(電極セット)15,16,17は、この場合も、基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第1電極部)21と、一端がこの直線電極部21と連通し湾曲した折り返し形状を有する曲がり(湾曲)電極部22と、この曲がり電極部22の他端と連通し基板1の長手方向に直線状に延在する直線電極部(第2電極部)23とを有して構成されている。
(1)一方(内側)の接地電極17(直線電極部21)下部に沿って、クロスカプラ60A経由で入射導波路2と連通し基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部61
(2)この直線導波路部61と連通し接地電極17(曲がり電極部22)下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部62
(3)この曲がり導波路部62と連通し基板1の長手方向に接地電極17(直線電極部23)下部に沿って直線状に延在する直線導波路部63
(4)この直線導波路部63と連通し半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部64
(5)この曲がり導波路部64とクロスカプラ60B経由で連通し基板1の長手方向に信号電極15下部に沿って延在する直線導波路部65
(6)この直線導波路部65と連通し信号電極15(曲がり電極部22)下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部62よりも曲率半径の大きい曲がり導波路部66
(7)この曲がり導波路部66と連通し信号電極15(直線電極部23)下部に沿って導波路部63の外側を基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部67
(8)この直線導波路部67と連通し半円状に湾曲した折り返し形状を有し曲がり導波路部64よりも曲率半径の大きい曲がり導波路部68
(9)クロスカプラ60A経由で当該曲がり導波路部68と連通し他方の接地電極16に沿って直線導波路部65の外側を基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部69
(10)この直線導波路部69と連通し接地電極16(曲がり電極部22)下部に沿って半円状に湾曲した折り返し形状を有する曲がり導波路部70
(11)この曲がり導波路部70と連通し直線電極部23の接地電極16下部に沿って直線導波路部67の外側を基板1の長手方向に直線状に延在する直線導波路部71
つまり、本例の光導波路6は、一方の接地電極17下部を経由(周回)した後、信号電極15下部を経由(周回)し、さらに、他方の接地電極16下部を経由(周回)することにより、信号電極15下部と接地電極16,17下部とをそれぞれ経由する、換言すれば、電極セット15,16(17)の信号電極15から放射される電界を受ける位置と、同じ電極セット15,16(17)の接地電極16(17)に収束する前記電界を受ける位置とをそれぞれ経由するように形成されており、そのために、基板1の長手方向について曲がり導波路部62,64,66,68,70により複数回(図8では5回)折り返されて基板1上で内側から外側へ向けて周回(3周)する形状を有しているのである。
さらに、本例においても、光導波路6中を伝搬する光が信号電極15、接地電極16,17によって吸収されるのを防ぐために、基板1と信号電極15、接地電極16,17との間には誘電体層(バッファ層)30(図2参照)が介装されている。バッファ層30としては、この場合も、例えば厚さ0.2〜1.0μmのSiO2を用いることができる。電極15,16,17及びバッファ層30は、上述したごとく熱拡散やプロトン交換などにより光導波路を形成した後、例えばドライエッチング加工によって形成することができる。
即ち、上記入射光は、まず、一方の接地電極17下部の直線導波路部61,曲がり導波路部62及び直線導波路部63,曲がり導波路部64を伝搬してゆき、クロスカプラ60Bでクロスポートに連通した信号電極15下部の直線導波路部65へ導かれる。ついで、当該入射光は、信号電極15下部を直線導波路部65,曲がり導波路部66,直線導波路部67及び曲がり導波路部68を経由してクロスカプラ60Aの一方の入力ポートに入射する。
即ち、位相変調器への入射光は、まず、一方の接地電極17下部を通過した後、信号電極15下部を通過し、さらに、他方の接地電極16下部を通過してゆく。この際、信号電極15にマイクロ波を印加することで、光導波路6を伝搬する光に位相変調が施される。また、この場合も、入射光は、信号電極15下部と接地電極16,17下部とで同じ方向に3回通ることになるので、図2により前述したのと同様に、1回目と2回目、および、2回目と3回目とで変調の向きが同じになるように、接地電極17下部の光導波路6の始点から信号電極15下部の光導波路6の始点までの長さ、および、信号電極15下部の光導波路6の始点から接地電極16下部の光導波路6の始点までの長さを信号電極15に印加するマイクロ波の波長に応じて調節しておく必要がある。
また、本例においても、図3により前述したごとく、光導波路6と電極15,16,17との実効屈折率差が2%を超えると急激に半波長電圧Vπが増加することが実験的に分かっているので、実効屈折率差が±2%の範囲となるように電極15,16,17を設計することが望ましい。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
〔C〕付記
(付記1)
電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された光導波路と、
該光導波路を伝搬する光の位相を制御すべく該光導波路に対して電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る電極部とをそなえ、
該光導波路が、該電極部の該信号電極から放射される上記電界を受ける位置と、該電極部の該接地電極に収束する上記電界を受ける位置とを経由するように形成されたことを特徴とする、光デバイス。
該光導波路が、該信号電極の下部と、該接地電極の下部とをそれぞれ経由するように形成されたことを特徴とする、付記1記載の光デバイス。
(付記3)
該電極部が、該信号電極と該信号電極の両サイドに位置する2つの接地電極とを有するとともに、
該光導波路が、該信号電極の下部と上記各接地電極の下部とをそれぞれ経由するように形成されたことを特徴とする、付記1記載の光デバイス。
該光導波路が、該信号電極の下部を経由した後、該接地電極の下部を経由すべく、該基板上において該基板の長手方向について複数回折り返されて形成されていることを特徴とする、付記2記載の光デバイス。
(付記5)
該光導波路が、一方の上記接地電極の下部を経由した後、該信号電極の下部を経由し、さらに他方の上記接地電極の下部を経由すべく、該基板上において該基板の長手方向について複数回折り返されて形成されていることを特徴とする、付記3記載の光デバイス。
該電極部が、該基板の長手方向に延在する第1電極部と、一端が該第1電極部と連通し湾曲した折り返し形状を有する湾曲電極部と、該湾曲電極部の他端と連通し該基板の長手方向に延在する第2電極部とを有して構成されるとともに、
該光導波路が、上記の各電極部の信号電極の下部に沿って延在する第1光導波路部と、該第1光導波路部と連通し上記の各電極部の接地電極の下部に沿って延在する第2の光導波路部とを含んで構成されたことを特徴とする、付記1,2,4のいずれか1項に記載の光デバイス。
該第1の光導波路部と該第2の光導波路部とが、折り返し導波路部を介して連通していることを特徴とする、付記6記載の光デバイス。
(付記8)
該電極部が、該基板の長手方向に延在する第1電極部と、一端が該第1電極部と連通し湾曲した折り返し形状を有する第1湾曲電極部と、該第1湾曲電極部の他端と連通し該基板の長手方向に延在する第2電極部と、該第2電極部と連通し湾曲した折り返し形状を有する第2湾曲電極部と、該第2湾曲電極部と連通し該基板の長手方向に延在する第3電極部とを有して構成されるとともに、
該光導波路が、上記の各電極部の信号電極の下部に沿って延在する第1光導波路部と、該第1光導波路部と連通し上記の各電極部の接地電極の下部に沿って延在する第2光導波路部とを含んで構成されたことを特徴とする、付記1,2,4のいずれか1項に記載の光デバイス。
該第1光導波路部と該第2光導波路部との交差部に交差導波路部が形成されていることを特徴とする、付記6〜8のいずれか1項に記載の光デバイス。
(付記10)
該電極部が、該基板の長手方向に延在する第1電極部と、一端が該第1電極部と連通し湾曲した折り返し形状を有する第1湾曲電極部と、該第1湾曲電極部の他端と連通し該基板の長手方向に延在する第2電極部と、該第2電極部と連通し湾曲した折り返し形状を有する第2湾曲電極部と、該第2湾曲電極部と連通し該基板の長手方向に延在する第3電極部とを有して構成されるとともに、
該光導波路が、上記の各電極部の一方の上記接地電極の下部に沿って延在する第1光導波路部と、該第1光導波路部と連通し上記の各電極部の信号電極の下部に沿って延在する第2光導波路部と、該第2光導波路部と連通し上記の各電極部の他方の上記接地電極の下部に沿って延在する第3光導波路部とを含んで構成されたことを特徴とする、付記3又は5に記載の光デバイス。
該第1光導波路部と該第2光導波路部との交差部に第1交差導波路部が形成されるとともに、
該第2光導波路部と該第3光導波路部との交差部に第2交差導波路部が形成されていることを特徴とする、付記10記載の光デバイス。
該電極部が、該基板の長手方向に延在して形成されるとともに、
該光導波路が、該電極部の該信号電極の下部に沿って延在する第1光導波路部と、該電極部の該接地電極の下部に沿って延在する第2光導波路部とをそなえて構成され、かつ、
該第1光導波路部の出力と該第2光導波路部の入力とが光ファイバにより接続されていることを特徴とする、付記1記載の光デバイス。
該光導波路において、該電極部の該信号電極から放射される上記電界を受ける位置と、該電極部の該接地電極に収束する上記電界を受ける位置とで同一方向に光が伝搬することを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項に記載の光デバイス。
(付記14)
該折り返し導波路部が、該第1光導波路部からの光を該第2光導波路部へ反射するミラーを用いて構成されたことを特徴とする、付記7記載の光デバイス。
該折り返し導波路部が、半円状に湾曲した曲がり導波路により構成されたことを特徴とする、付記7記載の光デバイス。
(付記16)
該曲がり導波路の外周部の該基板に溝部が設けられたことを特徴とする、付記15記載の光デバイス。
該信号電極及び該接地電極のいずれか一方又は双方の下部に位置する該光導波路の両側の該基板に溝部が設けられたことを特徴とする、付記2〜16のいずれか1項に記載の光デバイス。
(付記18)
該信号電極に印加する信号周波数が12.5GHz又はその近傍の周波数の整数倍であることを特徴とする、付記1〜17のいずれか1項に記載の光デバイス。
該電極部の該信号電極から放射される上記電界を受ける位置から、該電極部の該接地電極に収束する上記電界を受ける位置までの該光導波路の長さが該信号電極に印加される信号波長の(N+1/2)倍(Nは整数)に設定されていることを特徴とする、付記1〜18のいずれか1項に記載の光デバイス。
該光導波路の実効屈折率が、該電極部の実効屈折率の±2%の範囲にあることを特徴とする、付記1〜19のいずれか1項に記載の光デバイス。
(付記21)
該接地電極の幅が20μm以下に設定されていることを特徴とする、付記1〜20のいずれか1項に記載の光デバイス。
電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された強度変調用の光導波路対と、
該光導波路対と連通する位相変調用の光導波路と、
該強度変調用の光導波路対を伝搬する光の位相を制御すべく該強度変調用の光導波路に対して強度変調用の電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る強度変調用の電極部と、
該位相変調用の光導波路を伝播する光の位相を制御すべく該位相変調用の光導波路に対して位相変調用の電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る位相変調用の電極部とをそなえ、
該位相変調用の光導波路が、該位相変調用の電極部の該信号電極から放射される上記位相変調用の電界を受ける位置と、該位相変調用の電極部の該接地電極に収束する上記位相変調用の電界を受ける位置および該強度変調用の電極部の該接地電極に収束する強度変調用の電界を受ける位置のいずれか一方又は双方とを経由するように形成されたことを特徴とする、光デバイス。
電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された光導波路と、
電界放射側電極と、該電界放射側電極から放射される電界が収束される電界収束側電極とを備え、
該光導波路を伝播する光が、前記電界放射側電極の下及び前記電界収束側電極の下のいずれか一方を通った後に、他方を通るように、該光導波路が形成された、
ことを特徴とする、光デバイス。
1−1 第1の光変調器(強度変調器)
1−2 第2の光変調器(位相変調器)
2 入射導波路
3 入射側Y分岐導波路
4A,4B 並行導波路(強度変調用の光導波路)
5 出射側Y分岐導波路
6 位相変調用の光導波路
6A,6B 並行導波路(位相変調用)
60,60A,60B,68 クロスカプラ(交差導波路部)
61,63,65,65a,67,69,71 直線導波路部
62,64,66,68,70 曲がり導波路部(湾曲導波路部)
7 出射導波路
8,31 溝部
9 光ファイバ
11 信号電極(強度変調用)
12,13 接地電極(強度変調用)
15 信号電極(位相変調用)
16,17 接地電極(位相変調用)
21 直線電極部(第1電極部)
22 曲がり(湾曲)電極部
23 直線電極部(第2電極部)
30 誘電体層(バッファ層)
Claims (6)
- 電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された光導波路と、
該光導波路を伝搬する光の位相を制御すべく該光導波路に対して電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る電極部とをそなえ、
該光導波路を伝播する光が、該電極部の該信号電極から放射される上記電界を受ける位置と、該電極部の該接地電極に収束する上記電界を受ける位置との双方を所定の順で経由するように、該光導波路が形成されたことを特徴とする、光デバイス。 - 該光導波路が、該信号電極の下部と、該接地電極の下部とをそれぞれ経由するように形成されたことを特徴とする、請求項1記載の光デバイス。
- 該電極部が、該信号電極と該信号電極の両サイドに位置する2つの接地電極とを有するとともに、
該光導波路が、該信号電極の下部と上記各接地電極の下部とをそれぞれ経由するように形成されたことを特徴とする、請求項1記載の光デバイス。 - 該光導波路が、該信号電極の下部を経由した後、該接地電極の下部を経由すべく、該基板上において該基板の長手方向について1回又は複数回折り返されて形成されていることを特徴とする、請求項2記載の光デバイス。
- 電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された強度変調用の光導波路対と、
該光導波路対と連通する位相変調用の光導波路と、
該強度変調用の光導波路対を伝搬する光の位相を制御すべく該強度変調用の光導波路に対して強度変調用の電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る強度変調用の電極部と、
該位相変調用の光導波路を伝播する光の位相を制御すべく該位相変調用の光導波路に対して位相変調用電界を加えるための信号電極及び接地電極から成る位相変調用の電極部とをそなえ、
該位相変調用の光導波路が、該位相変調用の電極部の該信号電極から放射される上記位相変調用の電界を受ける位置と、該位相変調用の電極部の該接地電極に収束する上記位相変調用の電界を受ける位置および該強度変調用の電極部の該接地電極に収束する強度変調用電界を受ける位置のいずれか一方又は双方とを経由するように形成されたことを特徴とする、光デバイス。 - 電気光学効果を有する基板と、
該基板に形成された光導波路と、
電界放射側電極と、該電界放射側電極から放射される電界が収束される電界収束側電極とを備え、
該光導波路を伝播する光が、前記電界放射側電極の下及び前記電界収束側電極の下のいずれか一方を通った後に、他方を通るように、該光導波路が形成された、
ことを特徴とする、光デバイス。
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