JP2006259447A - 光センサ、プリント回路板、および画像形成装置 - Google Patents

光センサ、プリント回路板、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント配線板に表面実装方式で実装する光センサにおいて、センサ光学系のばらつきを小さく抑える。
【解決手段】樹脂ケース67の嵌合突部69をプリント配線板70の嵌合孔71にはめ合わせたり、レンズ66を樹脂ケース67のレンズ収納部kにはめ合わせたりして、樹脂ケースやレンズなどの光センサ構成部品を別部品とはめ合わせて一体化してなる、例えばトナー画像のトナー濃度調整用や位置ずれ補正用などの主として反射型の光センサ62に関する。そのような光センサにおいて、樹脂ケースやレンズなどの光センサ構成部品のはめ合い位置に、はめ合いにより押圧力を受けて変形する、断面三角形状などの突起66a、69aを形成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置などに備えて、プリント配線板に表面実装方式で光センサ構成部品を取り付けるプリント回路板に関する。および、例えば画像形成装置において、像担持体上のトナー画像のトナー濃度を検知したり、トナー画像の位置ずれを検知したりする、トナー濃度調整用や位置ずれ補正用などの光センサに関する。
例えば、電子写真式の画像形成装置では、ドラム状やベルト状の感光体の回転とともに、その感光体上に帯電、書込みを行って静電潜像を形成して後、現像装置でトナーを付着することにより可視像化してトナー画像を形成し、そのトナー画像を直接、または多くはベルト状の中間転写体を介して間接的に転写して、搬送する用紙、OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する。
このような画像形成装置にあっては、感光体や中間転写体などの像担持体に対向して光センサを備え、その光センサで像担持体上のトナー画像のトナー濃度を検知したり、トナー画像の位置ずれを検知したりしていた。光センサは、従来は、単純に発光素子と受光素子とからなる構成であったが、近年では、分解能や集光能力などを考慮し、さらにレンズなどを加えた複雑な構成となっている。
そして、光センサの発光素子から発した光を像担持体に向けてその像担持体の表面や像担持体上のトナー画像で反射し、その反射光を受光素子に入れてその受光素子に生ずる検知電圧の相違からトナー濃度を検知して調整を行い、またトナー画像の位置ずれを検知して位置ずれ補正を行っていた。
この種の光センサは、一般に、プリント配線板上に実装して備える。例えば、リード型の発光素子や受光素子などの電子部品を樹脂ケース内の所定位置に入れ、発光素子の出射角や受光素子の入射角を定め、各電子部品のリードをプリント配線板のスルホールに挿入し、半田付けにより固定していた。このような挿入実装方式では、樹脂の精度によって各光センサ構成部品間の位置を比較的正確に出すことができる。
しかしながら、この挿入実装方式では、小型化や自動化などの点で不利であり、コスト高となる問題があった。そこで、最近は、光センサ構成部品の電子部品である発光素子や受光素子を個別にプリント配線板上に半田付けする表面実装方式が考えられている。
このような表面実装方式のものでは、光センサ構成部品として発光素子や受光素子などの電子部品とは別に、発光素子からの光が直接受光素子に入ることを阻止する遮光壁のある樹脂ケースを用い、その樹脂ケースでレンズなどを保持するとともに、その樹脂ケースに例えば軸足状の嵌合突部を形成していた。そして、その嵌合突部を、プリント配線板にあけた溝状などの嵌合孔はめ付けて位置決めし、樹脂ケースと発光素子や受光素子との位置関係を出していた。
特開平11−89769号公報 特開2004−309292号公報 特開2004−309293号公報
ところが、表面実装方式のものでは、樹脂ケースの嵌合突部とプリント配線板の嵌合孔との間にガタができて、発光素子や受光素子などの電子部品と、樹脂ケースや、レンズなどの光学部品を用いる場合にはその光学部品との位置関係を正確に出しにくい、という不具合があった。特に、光センサをベルト状の中間転写体に対向して設ける場合には、検知対象である中間転写体の表面がわずかに振れることから、それらの部品間の位置関係を正確に出して一層センサ光学系のばらつきを小さく抑える必要があった。
そこで、この発明の第1の目的は、プリント配線板に表面実装方式で実装する光センサにおいて、センサ光学系のばらつきを小さく抑えることにある。
この発明の第2の目的は、樹脂ケースとレンズのように、光センサ構成部品同士の位置を正確に出してセンサ光学系のばらつきを小さく抑えることにある。
この発明の第3の目的は、プリント配線板に対する樹脂ケースのように、光センサ構成部品以外の部品に対する光センサ構成部品の位置を正確に出してセンサ光学系のばらつきを小さく抑えることにある。
この発明の第4の目的は、位置出しを行う光センサ構成部品の材質により一層センサ光学系のばらつきを小さく抑えることにある。
この発明の第5の目的は、プリント配線板に表面実装方式で光センサを実装するプリント回路板において、センサ光学系のばらつきを小さく抑えることにある。
この発明の第6の目的は、センサ光学系のばらつきを小さく抑えたプリント回路板を備える画像形成装置を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、光センサ構成部品である樹脂ケース、レンズなどを、別部品であるプリント配線板、樹脂ケースなどとはめ合わせて一体化する、トナー画像のトナー濃度調整用や位置ずれ補正用などの主として反射型の光センサにおいて、前記光センサ構成部品のはめ合い位置に、はめ合いにより押圧力を受けて変形する、断面三角形状などの突起を形成するものである。
そして、光センサ構成部品を別部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で別部品に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めする。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の光センサにおいて、前記別部品を、前記光センサ構成部品とは別の光センサ構成部品とするものである。
そして、光センサ構成部品を別部品である別の光センサ構成部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で別の光センサ構成部品に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めする。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1に記載の光センサにおいて、前記別部品を、プリント配線板などの光センサ構成部品以外の部品とするものである。
そして、光センサ構成部品を別部品である光センサ構成部品以外の部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で光センサ構成部品以外の部品に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めする。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光センサにおいて、前記光センサ構成部品を樹脂製としてそれに軸足状などの嵌合突部を形成し、その嵌合突部に前記突起を形成するものである。
そして、光センサ構成部品を別部品である光センサ構成部品以外の部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形するとともに嵌合突部をたわませ、それらの反発力で別部品に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めする。
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、プリント配線板に表面実装方式で樹脂ケースなどの光センサ構成部品を取り付けるプリント回路板において、前記プリント配線板に溝状などの嵌合孔を形成する一方、前記光センサ構成部品に、前記嵌合孔にはめ付ける軸足状などの嵌合突部を形成し、その嵌合突部に、はめ付けにより押圧力を受けて変形する、断面三角形状などの突起を形成するものである。
そして、光センサ構成部品の嵌合突部をプリント配線板の嵌合孔にはめ付けてプリント配線板に表面実装方式で光センサ構成部品を取り付けるとき、はめ付けにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力でプリント配線板に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めする。
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項5に記載のプリント回路板を備える、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、光センサ構成部品を別部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めするので、はめ合いガタをなくして部品間の位置関係を正確に出し、センサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、光センサ構成部品を別部品である別の光センサ構成部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めするので、樹脂ケースとレンズのように、一方に形成した突起ではめ合いガタをなくし、光センサ構成部品同士の位置を正確に出してセンサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、光センサ構成部品を別部品である光センサ構成部品以外の部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力で光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めするので、プリント配線板に対する樹脂ケースのように、光センサ構成部品に形成した突起ではめ合いガタをなくし、光センサ構成部品以外の部品に対する光センサ構成部品の位置を正確に出してセンサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、光センサ構成部品を別部品である光センサ構成部品以外の部品とはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起を変形するのみならず、嵌合突部をたわませ、それらの反発力で光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めするので、位置出しを行う光センサ構成部品の材質によりはめ合いガタをなくして部品間の位置関係を正確に出し、一層センサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、光センサ構成部品の嵌合突部をプリント配線板の嵌合孔にはめ付けてプリント配線板に表面実装方式で光センサ構成部品を取り付けるとき、はめ付けにより押圧力を受けて突起を変形し、その反発力でプリント配線板に対して光センサ構成部品を片側に寄せて位置決めするので、はめ合いガタをなくして、例えば発光素子や受光素子などの電子部品と、発光素子からの光が直接受光素子に入ることを阻止する遮光壁を有する樹脂ケースとの位置関係を正確に出して、またその樹脂ケースで保持するレンズなどの光学部品との位置関係を正確に出して、センサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置において、請求項5に記載のプリント回路板を備えるので、例えばトナー画像のトナー濃度調整や位置ずれ補正などを正確に行うことができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー複写機の全体概略構成を示す。
図中符号100は複写機本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける自動原稿搬送装置(ADF)である。
複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を、図示例では1つの駆動ローラ14と2つの従動ローラ15・16に掛けまわして図中時計まわりに回転走行可能に設ける。もちろん、別途中間転写体10の片寄りを調整するローラに掛け回すなど、4つ以上のローラに掛け回すようにしてもよい。
この図示例では、第1の従動ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去するベルトクリーニング装置17を設ける。
また、駆動ローラ14と従動ローラ15間にほぼ水平に張り渡した中間転写体10上には、その走行方向に沿って、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの4つの単色作像手段18を横に並べて配置してタンデム作像装置20を設ける。タンデム作像装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
一方、中間転写体10の張り渡し領域の下方には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、第2の従動ローラ16に押し当てて中間転写体10上の画像を記録媒体に転写する。
2次転写装置22の横には、記録媒体上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
上述した2次転写装置22には、画像転写後の記録媒体をこの定着装置25へと搬送する媒体搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、この媒体搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
さて、このような2次転写装置22および定着装置25の下には、中間転写体10の張り渡し方向と平行に、記録媒体の両面に画像を形成すべく記録媒体を反転する記録媒体反転装置28を備える。
ところで、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、自動原稿搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動してから、スキャナ300を駆動して原稿内容を読み取る。コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、そのまま原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動して従動ローラ15・16を従動回転し、中間転写体10を回転走行する。同時に、個々の単色作像手段18でその像担持体40を回転して各像担持体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の走行とともに、それらの単色画像を1次転写装置58で順次重ね1次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、適宜のタイミングで給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから、用紙、OHPフィルム等の記録媒体を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の記録媒体を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に記録媒体を送り込み、2次転写装置22で中間転写体10上の合成カラー画像を一括して2次転写して記録媒体上にカラー画像を形成する。
画像転写後の記録媒体は、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えて記録媒体反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、中間転写体10上に別途形成した合成カラー画像を2次転写して裏面にも画像を形成し、定着装置25へと送り込んで定着装置25で転写画像を定着して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写体10は、ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム作像装置20による再度の画像形成に備える。
さて、図1に示すカラー複写機では、駆動ローラ14の下側に、図2に示すようなプリント回路板60を配置して中間転写体10と対向する。図2(A)にはそのプリント回路板60の平面を、(B)には正面を、(C)には底面を示す。
図2に示すとおり、プリント回路板60は、竿状の細長なプリント配線板70に、間隔をあけて3つの光センサ62を取り付けてなる。真ん中の光センサ62Aは、像担持体である中間転写体10上のトナー画像のトナー濃度を検知するものであり、その検知信号に基づきトナー濃度を調整する。両側の光センサ62B・62Cは、中間転写体10上のトナー画像の位置ずれを検知するものであり、その検知信号に基づき位置ずれを補正する。各光センサ62の構成は、同一である。
図3には、1つの光センサ62の内部配置構成を上から見て示す。
1つの光センサ62は、反射型であり、図示例では1発光2受光型で、1つの発光素子63と、2つの受光素子64とからなり、その他に樹脂ケース65と、レンズ66とで構成する。すなわち、光センサ構成部品として、発光素子63と2つの受光素子64と樹脂ケース65とレンズ66とを設ける。
発光素子63としては、波長950nmの赤外光を発するLEDなどを用いる。受光素子64としては、反射角度を変え、一側に正反射受光用のフォトトランジスタ64Aを、他側に拡散反射受光用のフォトトランジスタ64Bなどを用いる。フォトトランジスタに代えて、フォトダイオードを用いてもよい。そして、トナー画像の反射率(正反射/拡散反射)が中間転写体10表面の反射率と相違することから、検知電圧の変化によりトナー画像を検出してトナー濃度調整や位置ずれ補正を行う。
図4には、光センサ構成部品の電子部品である発光素子63と受光素子64とをプリント配線板70に表面実装方式で取り付けた状態を示す。
図示するように、プリント配線板70には、嵌合孔71を溝状に形成する。そして、その嵌合孔71を挟んで1つの発光素子63と2つの受光素子64とを、プリント配線板70にそれぞれ個別に半田付けして固定する。
樹脂ケース65は、図2(B)に示すように、プリント配線板70を挟んで設ける上樹脂ケース67と下樹脂ケース68とで構成する。図5(A)には一方の上樹脂ケース67の底面を、(B)には正面を、(C)には(A)の側面を、(D)には一部を拡大して示す。
図示するごとく、上樹脂ケース67は、樹脂材料(UMG ABS LTD E47016 VD200、黒色)を用いて底面が開放する矩形箱形状につくり、内部には発光素子63からの光が直接受光素子64に飛び込んで検知に際して外乱となることを阻止する遮光壁aを設けて、発光素子収納部bと受光素子収納部c、dを区画し、通路を絞って出射通路eおよび入射通路f、gを形成する。正面壁には、出射通路eに通ずる出射口hと、入射通路f、gに通ずる入射口i、jを設ける。
正面壁には、また、出射口hと入射口i、jの外側に、レンズ66を手で底面側から挿入するレンズ収納部kを形成する。上樹脂ケース67の両側壁底面からは、それぞれ1つずつ突出して軸足状の嵌合突部69を形成する。図5(D)に示すように、嵌合突部69には、外周に、断面三角形状の突起69aを軸方向に形成する。
図6(A)にはレンズ66の正面を、(B)には底面を、(C)には一部を拡大して示す。
レンズ66は、樹脂材料(三菱レイヨン E54695 アクリペット VH001、透明色)を用いてつくり、上樹脂ケース67のレンズ収納部kとはまり合う片側のはめ合い位置に、断面三角形状の突起66aをレンズの厚さ方向に形成する。そして、レンズ66をレンズ収納部kに斜めにならないようにしっかりと押し込んで一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて突起66aの先端を変形し、その反発力で上樹脂ケース67に対してレンズ66を片側に寄せて位置決めする。これにより、はめ合いガタをなくして発光素子63や受光素子64などの電子部品との位置関係を正確に出し、センサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
この例では、光センサ構成部品であるレンズ66のはめ合い位置に突起66aを形成するが、別の光センサ構成部品である上樹脂ケース67のはめ合い位置に、はめ合いにより押圧力を受けて変形する突起を形成するようにしてもよい。
以上のようにして、レンズ66を取り付けた上樹脂ケース67の嵌合突部69を、図3に示すようにプリント配線板70の嵌合孔71にはめ付け、プリント配線板70上に上樹脂ケース67を被せて発光素子収納部b内に発光素子63を入れ、受光素子収納部c、d内に各々受光素子64を入れる。図示例では、嵌合孔71を1つの溝状につくったが、個々の嵌合突部69に対応して分割して形成してもよい。また、はめ合いにより上樹脂ケース67を位置決めできれば、溝状に限るものではない。
そして、発光素子63から発した光を出射通路eを通して出射口hからレンズ66を透して出射し、中間転写体10の表面または中間転写体10上のトナー画像で反射してレンズ66を透して入射口i、jから入射し、入射通路f、gを通して受光素子64で受光する。このとき、発光素子63から発した光が直接受光素子64に飛び込むことを遮光壁aで阻止する。
このようにすることにより、上樹脂ケース67をプリント配線板70にはめ合わせて一体化するとき、はめ合いにより押圧力を受けて、はめ合い位置に形成した突起69aの先端を変形するとともに嵌合突部69をたわませ、それらの反発力でプリント配線板70に対して上樹脂ケース67を片側に寄せて位置決めする。これにより、嵌合突部69のたわみによってもはめ合いガタをなくして上樹脂ケース67と電子部品との間の位置関係を正確に出し、一層センサ光学系のばらつきを小さく抑えることができる。
下樹脂ケース68は、プリント配線板70の裏側に取り付けて上樹脂ケース67に組み付け、プリント配線板70を通して裏側に漏れ出る発光素子63の光を遮光する。
図7は、上述したような画像形成装置において、中間転写体10であるベルトにおいて、地肌部の一周の検知電圧Vsgをモニタした結果である。検知電圧Vsgは、4±0.5Vに入るように光センサの発光素子63の電流を調節してある。ベルトを一回転した場合、駆動ローラ14の偏心やベルトの波打ちなど、駆動によって生じるさまざまな変動によって、Vsgはある範囲内で変動する。
当初、図面寸法公差内の組み付けばらつきによるガタを生じたままとすると、図7中のレンズ補正前曲線のように、ベルト一周のVsgの変動はかなり大きかった。よくよく観察してみると、レンズ66は上樹脂ケース67には挿入されているが、斜めに挿入されていることが確認された。そこで、前記突起66aのあるレンズ66を用いて高精度に位置決めされている光センサ62を用いると、図7中のレンズ補正後曲線のように、Vsgの変動幅は大きく改善された。N数をみてみても、突起66aのないレンズを用いた光センサ62の外観を確認すると、比較的大きな割合で、位置ずれを起こしているセンサが発生している。急いで作業した場合などの差は明確で、作業者に依存していたこともわかった。しかし、突起66aを有するレンズ66を用いると、この不具合が大きく改善されることが確認できた。作業者に依存することなく、位置決めできる構成となったといえる。
上樹脂ケース67に対するレンズ66のはめ付けの場合について説明したが、このことはプリント配線板70に対する上樹脂ケース67のはめ付けの場合についても、嵌合突部69に突起69aを設けることで同様のことがいえる。
画像形成装置の一例であるカラー複写機の全体概略構成図である。 (A)はそのカラー複写機に備えるプリント回路板の平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。 その1つの光センサの内部を上から見て示す配置構成図である。 光センサ構成部品の電子部品である発光素子および受光素子をプリント配線板に表面実装方式で取り付けた状態図である。 (A)は上樹脂ケースの底面図、(B)は正面図、(C)は(A)の側面図、(D)は部分拡大図である。 (A)はレンズの正面図、(B)は底面図、(C)は部分拡大図である。 レンズ位置補正前後の、時間に対する光センサの検知電圧の変動曲線図である。
符号の説明
60 プリント回路板
61 プリント配線板
62 光センサ
63 発光素子(光センサ構成部品の電子部品)
64 受光素子(光センサ構成部品の電子部品)
65 樹脂ケース(光センサ構成部品)
66 レンズ(光センサ構成部品の光学部品)
66a レンズの突起
67 上樹脂ケース
68 下樹脂ケース
69 嵌合突部
69a 嵌合突部の突起
70 プリント配線板
71 嵌合孔

Claims (6)

  1. 光センサ構成部品を別部品とはめ合わせて一体化する光センサにおいて、
    前記光センサ構成部品のはめ合い位置に、はめ合いにより押圧力を受けて変形する突起を形成することを特徴とする光センサ。
  2. 前記別部品が、前記光センサ構成部品とは別の光センサ構成部品であることを特徴とする、請求項1に記載の光センサ。
  3. 前記別部品が、光センサ構成部品以外の部品であることを特徴とする、請求項1に記載の光センサ。
  4. 前記光センサ構成部品を樹脂製としてそれに嵌合突部を形成し、その嵌合突部に前記突起を形成することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光センサ。
  5. プリント配線板に表面実装方式で光センサ構成部品を取り付けるプリント回路板において、
    前記プリント配線板に嵌合孔を形成する一方、前記光センサ構成部品に、前記嵌合孔にはめ付ける嵌合突部を形成し、その嵌合突部に、はめ付けにより押圧力を受けて変形する突起を形成することを特徴とするプリント回路板。
  6. 請求項5に記載のプリント回路板を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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