JP2006259442A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画質を良好に維持することができるのは勿論のこと、連続する画像形成動作の間で、画像形成条件が大きく変動するような制御動作が実行されるのを回避し、当該制御の前後でカラーバランスが変動することがなく、一連の画像形成動作においてカラー画像の色相が変動するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】 露光量変化値を所定の範囲内に制限するように制御する第1の制御と、前記濃度検出手段101の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段4の露光量補正値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量補正値に基づいて前記画像露光手段4による露光量を制御する第2の制御とを実行する制御手段104を備え、 前記制御手段104は、特定の条件下においては第1の制御のみを実行するように制御するように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真方式を採用したカラー複写機やカラーレーザプリンタ、あるいはカラーファクシミリなどのカラー画像形成装置に関し、特に画像形成条件を制御する前後で不本意にカラー画像の色相等が変動するのを防止することが可能なカラー画像形成装置に関するものである。
特開平11−295956号公報
従来、この種の電子写真方式を採用したカラー複写機やカラーレーザプリンタ、あるいはカラーファクシミリなどのカラー画像形成装置としては、例えば、1つの感光体ドラムを備え、当該感光体ドラム上に順次イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応したトナー像を形成し、この感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、中間転写体ベルトを介して記録媒体上に一括して転写するか、又は直接記録媒体上に一括して転写することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した、所謂4サイクル方式のカラー画像形成装置が種々提案されており、既に製品化されてきている。
また、上記カラー画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)等の各色に対応した4つの画像形成部を直列に配置し、これら各色の画像形成部によって形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、中間転写体ベルトを介して記録媒体上に一括して転写するか、又は直接記録媒体上に一括して転写することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置も種々提案されており、既に製品化されてきている。
ところで、これらのカラー画像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像の濃度やカラーバランスが、所定の条件を満たすように、中間転写ベルト上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像(テストパッチ)を形成し、当該各色のテストパッチの濃度を濃度検出手段によって検出し、この濃度検出手段による検出値をフィードバックして、現像装置の現像剤中のトナー濃度(Toner Concentration)や現像バイアス、あるいは感光体ドラムの帯電電位や画像露光量等の画像形成プロセス条件を制御するように構成されている。
しかしながら、上記従来のカラー画像形成装置の場合には、テストパッチを生成する際の濃度ばらつきや、テストパッチの濃度を検出する際の検出誤差などに起因して、本来、画像形成のプロセス条件をほとんど補正する必要がないにもかかわらず、画像形成条件が補正されてしまうことによって、かえってプロセス制御を実行する前後でカラーバランスが崩れてしまう場合があるという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し、不要な制御による画像形成動作の中断をなくし、しかも画像濃度安定性を確保し得る技術としては、例えば、特開平11−295956号公報等に開示されているものが既に提案されている。
この特開平11−295956号公報に係るカラー画像形成装置は、帯電、露光、現像、転写を含む一連の画像形成プロセスによって転写材上に複数色のトナー像を形成するカラー画像形成装置において、画像形成に先立って画像形成条件制御を行なうべく、帯電条件、露光条件、現像条件のうちの少なくとも1つを適宜に変化させて像担持体上に形成された複数の濃度測定用の検知用画像の濃度を検知する濃度検知手段と、該濃度検知手段の出力に基づいて前記画像形成条件のうちの少なくとも1つを最適な条件に設定する画像形成条件制御を行なう制御手段と、カラープリント枚数を積算カウントする第1の積算手段と、単色黒プリント枚数を積算カウントする第2の積算手段と、前記制御手段は、これら第1の積算手段の積算カウント値と第2の積算手段の積算カウント値とに基づいて、前記画像形成条件制御の実行の有無を判断するように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平11−295956号公報に係るカラー画像形成装置の場合には、カラープリント枚数を積算カウントする第1の積算手段と、単色黒プリント枚数を積算カウントする第2の積算手段の積算カウント値に基づいて、画像形成条件制御の実行の有無を判断することにより、現像バイアス制御の頻度を減少させるように構成したものであるが、プリント枚数の積算値が一定枚数を超えた場合には、連続する印刷命令と印刷命令との間でも、画像形成条件の制御動作が実行されてしまい、当該制御の前後でカラーバランスが変動して、カラー画像の色相が変動し、ユーザーに対して悪い印象を与えるという問題点を依然として有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、画質を良好に維持することができるのは勿論のこと、連続する画像形成動作の間で、画像形成条件が大きく変動するような制御動作が実行されるのを回避し、当該制御の前後でカラーバランスが変動することがなく、一連の画像形成動作においてカラー画像の色相が変動するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、被検出媒体上に形成された複数色の濃度検出用パターンの濃度を濃度検出手段によって検出し、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて複数色に対応した画像露光手段の露光量をそれぞれ制御して画像を形成するカラー画像形成装置において、
前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値及び、前回の露光量値との変化値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量変化値の各色間における差分の絶対値が、閾値以下であるか否かを判別し、前記差分の絶対値が閾値を超えている場合には、前記露光量変化値を所定の範囲内に制限するように制御する第1の制御と、
前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量補正値に基づいて前記画像露光手段による露光量を制御する第2の制御とを実行する制御手段を備え、
前記制御手段は、特定の条件下においては第1の制御のみを実行するように制御することを特徴とするカラー画像形成装置である。
ここで、特定の条件下とは、例えば、画像形成装置の電源オン時、又はパワーセーブモードからの復帰時以外の場合のように、一定の時間以内に前後して画像形成動作が実行される場合を意味する。
また、請求項2に記載された発明は、前記制御手段は、画像形成装置の電源オン時、前回の画像形成動作終了時から十分な休止時間をおいたパワーセーブモードからの復帰時、環境条件が大きく変動したパワーセーブモードからの復帰時のいずれかにおいて、第2の制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記制御手段は、画像形成動作の終了時に、第1の制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記濃度検出用パターンは、現像手段に供給するトナー供給量を制御するためのパターンであり、当該トナー供給量を制御するためのパターンに基づいたトナー供給量の制御は、前記画像露光手段の露光量を制御する動作と独立したタイミングで実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラー画像形成装置である。
この発明によれば、画質を良好に維持することができるのは勿論のこと、連続する画像形成動作の間で、画像形成条件が大きく変動するような制御動作が実行されるのを回避し、当該制御の前後でカラーバランスが変動することがなく、一連の画像形成動作においてカラー画像の色相が変動するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としての4サイクル方式のフルカラープリンタを示すものである。
図2において、1はフルカラープリンタの本体を示すものであり、このフルカラープリンタ本体1の内部には、中央よりもやや右上部に、像担持体としての感光体ドラム2が回動可能に配設されている。この感光体ドラム2としては、例えば、表面にOPC等よりなる感光体層が被覆された直径が約47mmの導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により、矢印方向に沿って約150mm/secのプロセススピードで回転駆動される。このフルカラープリンタは、プロセススピードが約150mm/secと、同様の機種においては、比較的高く設定されており、生産性の高いものとなっている。なお、上記フルカラープリンタのプロセススピードは、例えば、白黒モードの場合には、150mm/secよりも速く設定しても勿論良い。
上記感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2の略真下に配置された帯電手段としての帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、これ又感光体ドラム2直下の離れた位置に配置された画像露光手段としてのROS4(Raster Output Scanner)によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記画像露光手段としてのROS4は、後述するように、露光量が制御可能となっており、感光体ドラム2上に形成される静電潜像の露光部電位を変化させることができるように構成されている。上記感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式の現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。
上記回転式の現像装置5は、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器5Y、5M、5C、5Kが、回転軸51を中心にして回転する回転フレーム52の周方向に沿って互いに90度の角度を成すように装着されている。また、上記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器5Y、5M、5C、5Kは、前記回転フレーム52の回転位置を、当該回転フレーム52に設けられたスリット53の位置によって検出して制御することにより、各現像器5Y、5M、5C、5Kの開口部54に設けられた現像ロール55を、感光体ドラム2と対向する現像位置に停止させ、感光体ドラム2上に形成された静電潜像を所望の色のトナーによって現像するように構成されている。
さらに、上記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各現像器5Y、5M、5C、5Kには、当該各現像器5Y、5M、5C、5Kに隣接するように、図示しないトナーカートリッジが装着されており、当該トナーカートリッジから対応する現像器5Y、5M、5C、5Kにトナーを所定のタイミングで供給することによって、各現像器5Y、5M、5C、5K内のトナー濃度を調整することが可能となっている。
上記感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。上記回転式の現像装置5は、対応する色の現像器5Y、5M、5C、5Kの現像ロール55が、感光体ドラム2と対向する現像位置に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して4回繰り返され、当該感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。上記トナー像が形成されるにあたって感光体ドラム2が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム2が3回転することによって、1つの画像が形成される。つまり、感光体ドラム2の表面には、感光体ドラム2が3回転するごとに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
上記感光体ドラム2上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写体としての中間転写ベルト6が巻き付けられた一次転写位置において、当該中間転写ベルト6上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール7によって一次転写される。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像は、二次転写ロール8によって、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に二次転写位置Aにおいて一括して二次転写される。記録用紙9は、フルカラープリンタ本体1の下部に配置された給紙カセット10から、フィードロール11によって送り出されるとともに、当該フィードロール11及びリタードロール12によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、用紙搬送路13を介して、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置Aへと搬送される。
上記中間転写ベルト6は、複数のロールによって張架されており、所定のプロセススピード(約150mm/sec)で循環移動するように、感光体ドラム2の回転に伴って従動される。中間転写ベルト6は、ゴム材料等からなる弾性体によって伸縮可能に構成されている。この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、感光体ドラム2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト6上に転写する一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール17と、中間転写ベルト6のクリーニング装置18に対向する第1のクリーニングバックアップロール19と、第2のクリーニングバックアップロール20とによって、所定の張力で張架されている。
また、上記中間転写ベルト6は、上記の如く、複数のロール7、8、15〜17、19、20によって張架されているが、この実施の形態では、フルカラープリンタ本体1の小型化を図るため、中間転写ベルト6が張架される断面形状が、偏平な細長い略台形状となるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、図2に示すように、フルカラープリンタの全体が可能な限り小型化されているが、フルカラープリンタ本体1の大きなスペースを回転式の現像装置5が占めている。そのため、上記フルカラープリンタ本体1は、装置の小型化を達成しつつ、中間転写ベルト6や回転式の現像装置5などのメンテナンス性を向上させるように設計されている。具体的に、上記中間転写ベルト6は、感光体ドラム2や帯電ロール3などを含めて、一体的にプロセスカートリッジ21を構成しており、フルカラープリンタ本体1の上部カバー22を開くことによって、図3に示すように、プロセスカートリッジ21の全体がフルカラープリンタ本体1に着脱自在となるように構成されている。また、上記中間転写ベルト6の二次転写ロール8の上流には、被検出媒体としての中間転写ベルト6上に形成された濃度検出用パターンとしてトナーのテストパッチの濃度を検出する反射型フォトセンサからなる濃度検出手段としての自動濃度検出(ADC)センサ23が配設されている。
また、上記中間転写ベルト6のクリーニング装置18は、図2に示すように、第1のクリーニングバックアップロール19によって張架された中間転写ベルト6の表面に当接するように配置されたスクレーパ24と、第2のクリーニングバックアップロール20によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ25とを備え、これらのスクレーパ24やクリーニングブラシ25によって除去された残留トナーや紙粉は、クリーニング装置18の内部に回収されるようになっている。なお、上記クリーニング装置18は、揺動軸26を中心にして、図中反時計周り方向に揺動可能に配置されており、最終色のトナー像の二次転写が終了するまでは、中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しているとともに、最終色のトナー像の二次転写が終了すると、中間転写ベルト6の表面に当接するように構成されている。
さらに、上記中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、図2に示すように、定着器27へと搬送され、この定着器27の加熱ローラ27a及び加圧ベルト(又は加圧ローラ)27bによって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、排出ロール28によって排出口29からプリンタ本体1の上部に設けられた排出トレイ30上にそのまま排出される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の斜め下方に配置されたクリーニング装置31のクリーニングブレード32によって、残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
ところで、この実施の形態では、被検出媒体上に形成された複数色の濃度検出用パターンの濃度を濃度検出手段によって検出し、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて複数色に対応した画像露光手段の露光量をそれぞれ制御して画像を形成するカラー画像形成装置において、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値及び、前回の露光量値との変化値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量変化値の各色間における差分の絶対値が、閾値以下であるか否かを判別し、前記差分の絶対値が閾値を超えている場合には、前記露光量変化値を所定の範囲内に制限するように制御する第1の制御と、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量補正値に基づいて前記画像露光手段による露光量を制御する第2の制御とを実行する制御手段を備え、前記制御手段は、特定の条件下においては第1の制御のみを実行するように制御するように構成されている。
ここで、特定の条件下とは、例えば、画像形成装置の電源オン時、又はパワーセーブモードからの復帰時以外の場合のように、一定の時間以内に前後して画像形成動作が実行される場合を意味する。
また、この実施の形態では、前記制御手段は、画像形成装置の電源オン時、前回の画像形成動作終了時から十分な休止時間をおいたパワーセーブモードからの復帰時、環境条件が大きく変動したパワーセーブモードからの復帰時のいずれかにおいて、第2の制御を実行するように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記制御手段は、画像形成動作の終了時に、第1の制御を実行するように構成されている。
又、この実施の形態では、前記濃度検出用パターンは、現像手段に供給するトナー供給量を制御するためのパターンであり、当該トナー供給量を制御するためのパターンに基づいたトナー供給量の制御は、前記画像露光手段の露光量を制御する動作と独立したタイミングで実行するように構成されている。
すなわち、この実施の形態1に係るフルカラープリンタでは、図4に示すように、被検出媒体としての中間転写ベルト6上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナーによって、ROS4による各色の画像の露光量を制御するための第1の濃度検出用パターンとして、濃度50%の網点画像からなる第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kと、各現像器5Y、5M、5C、5K内のトナー濃度を制御するための第2の濃度検出用パターンとして、濃度100%(ベタ)の画像からなる第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kとが、所定のタイミングで形成され、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60C、、60K及び第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度をADCセンサ23によって検出するように構成されている。
なお、上記第1の濃度検出用パターンは、必ずしも、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色のトナーによって形成する必要はなく、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のカラートナーのみによって形成しても勿論良い。
上記ADCセンサ23の検出結果は、図1に示すように、パッチ濃度算出部101に送られて、当該パッチ濃度算出部101によって第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60K及び第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度が算出される。また、上記パッチ濃度算出部101によって算出されたパッチ濃度は、露光量算出部102とトナー濃度補正算出部103にそれぞれ送られ、当該露光量算出部102では、第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度に応じてROS4におけるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像露光量の補正値が算出される。そして、上記露光量算出部102で算出された露光量に基づいて、制御手段としてのROS制御部104によってROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像露光量が制御される。
なお、上記第1の濃度検出用パターンがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のカラートナーのみによって形成される場合には、露光量算出部102で算出された露光量に基づいて、制御手段としてのROS制御部104によってROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色の画像露光量が制御されることになる。
また、上記トナー濃度補正算出部103も、制御手段として機能するものであり、当該トナー濃度補正算出部103では、パッチ濃度に応じてトナーカートリッジから各現像器5Y、5M、5C、5Kに供給すべきトナー量が算出され、このトナー濃度補正算出部103で算出されたトナー濃度の補正値に基づいて、現像装置5の各現像器5Y、5M、5C、5Kに設けられたトナー供給モーター105が所定のタイミングで所定時間だけ駆動され、各現像器5Y、5M、5C、5Kに対応して設けられたトナーカートリッジ106から各現像器5Y、5M、5C、5Kに対応する色のトナーが供給されるようになっている。
さらに、この実施の形態では、第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度の検出結果に応じて、露光量算出部102で算出されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像露光量の補正値に基づいて、カラーバランス等を制御するために、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各カラー色の画像露光量を制御する際に、次のような制御が行われる。
即ち、上記ROS制御部104は、露光量補正値の各色間における差分の絶対値が、閾値以下であるか否かを判別し、前記差分の絶対値が閾値を超えている場合には、前記露光量補正値を所定の範囲内に制限するように制御する第1の制御と、ADCセンサ23の検出結果に基づいて、複数色の各色に対応したROS4の露光量補正値をそれぞれ算出し、当該露光量補正値に基づいてROS4による露光量をそのまま制御する第2の制御とを選択的に実行するように構成されている。
上記ROS制御部104は、例えば、画像形成装置の電源オン時、又はパワーセーブモードからの復帰時以外の場合のように、一定の時間以内に前後して画像形成動作が実行される場合のように、特定の条件下では、第1の制御のみを実行するように構成されている。
また、上記ROS制御部104は、フルカラープリンタの電源オン時、前回のプリント動作終了時から十分な休止時間をおいたパワーセーブモードからの復帰時、温度や湿度等の環境条件が大きく変動したパワーセーブモードからの復帰時のいずれかの場合には、常に、第2の制御を実行するように構成されている。
さらに、上記ROS制御部104は、プリント動作が終了した時には、第1の制御を実行するように構成されている。
さらに、上記トナー濃度補正算出部103は、第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度の検出結果に基づいて、各現像器5Y、5M、5C、5Kにトナーカートリッジ106から対応する色のトナーを供給するトナー供給量の制御を、ROS制御部104によってROS4の露光量を制御する動作とは独立したタイミングで実行するように構成されている。
以上の構成において、この実施の形態に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタでは、次のようにして、画質を良好に維持することができるのは勿論のこと、連続する画像形成動作の間で、画像形成条件が大きく変動するような制御動作が実行されるのを回避し、当該制御の前後でカラーバランスが変動することがなく、一連の画像形成動作においてカラー画像の色相が変動するのを防止することが可能となっている。
すなわち、上記フルカラープリンタでは、印刷命令による印刷動作終了時に、次に示すような制御が行われる。
このフルカラープリンタでは、図5に示すように、印刷動作が終了すると(ステップ101)、引き続きROS4による潜像露光出力を制御するための第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの像濃度検知が行われる(ステップ102)。この潜像露光出力を制御するための像濃度検知では、図4に示すように、被検出媒体としての中間転写ベルト6上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナーによって、濃度検出用パターンとして濃度50%の網点画像からなる第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kが形成され、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度がADCセンサ23によって検出される。
なお、上記の場合には、中間転写ベルト6上に第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kのみが形成され、第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kは形成されない。
すると、上記ADCセンサ23によって検出された第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度データは、図1に示すように、パッチ濃度算出部101に送られ、当該パッチ濃度算出部101によって第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度が算出される。
次に、上記パッチ濃度算出部101によって算出された第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度算出値は、露光量算出部102に送られ、当該露光量算出部102では、第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度算出値に応じて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像の露光量補正値が算出される。
上記露光量算出部102で算出されたROS4による露光量の補正値は、図1に示すように、ROS制御部104に送られ、当該ROS制御部104では、露光量算出部102で算出された露光量の補正値に基づいて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像の露光量を補正するように制御する。
その際、上記ROS制御部104は、図5に示すように、前回のイエロー(Y)色の潜像露光出力から今回のイエロー(Y)色の潜像露光予定出力を減算した露光量の補正値ΔYを計算する(ステップ103)。同様に、このROS制御部104は、マゼンタ(M)色とシアン(C)色についても、前回のマゼンタ(M)色及びシアン(C)色の潜像露光出力から今回のマゼンタ(M)色及びシアン(C)色の潜像露光予定出力を減算した露光量の補正値ΔM及びΔCを計算する(ステップ103)。
そして、上記ROS制御部104は、上記露光量補正値ΔY、ΔM、ΔCの各色間における差分の絶対値|ΔY−ΔM|、|ΔY−ΔC|、|ΔM−ΔC|が、第1の閾値(図示例では、0.1)以下であるか否かを判別するとともに、露光量補正値ΔY、ΔM、ΔCそのものが、第2の閾値(図示例では、−0.1)以上、且つ第3の閾値(図示例では、+0.1)以下であるか否かを判別し、これらすべての条件を満たしているか否かを判別する(ステップ104)。
上記ROS制御部104は、上記のすべての条件を満たしていると判別した場合には、露光量算出部102で算出されたROS4による露光量の補正値に基づいて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の潜像露光予定出力を、各色の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ105)、画像露光を実行する。なお、ROS制御部104は、各色の潜像露光出力を記憶しておき、新たな潜像露光出力が決定された場合には、当該新たな潜像露光出力に書き換えるようになっている。
一方、上記ROS制御部104は、上記のすべての条件のうち、いずれか1つでも満たしていないと判別した場合には、個別に、イエロー色の露光量補正値ΔYが、所定の範囲内−0.05≦ΔY≦0.05にあるか否かを判別し(ステップ106)、イエロー色の露光量補正値ΔYが、所定の範囲内−0.05≦ΔY≦0.05にある場合には、当該イエロー(Y)色の潜像露光予定出力を、潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ107)、画像露光を実行する。
また、上記イエロー色の露光量補正値ΔYが、所定の範囲内−0.05≦ΔY≦0.05にない場合には、当該イエロー色の露光量補正値ΔYが0より大きいか否かを判別し
(ステップ108)、イエロー色の露光量補正値ΔYが0より大きい場合には、前回のイエロー色の潜像露光予定出力に0.05を加算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ109)、画像露光を実行する。また、上記イエロー色の露光量補正値ΔYが0以下である場合には、前回のイエロー色の潜像露光予定出力から0.05を減算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ110)、画像露光を実行する。
次に、上記ROS制御部104は、図5に示すように、マゼンタ色の露光量補正値ΔMが、所定の範囲内−0.05≦ΔM≦0.05にあるか否かを判別し(ステップ111)、マゼンタ色の露光量補正値ΔMが、所定の範囲内−0.05≦ΔM≦0.05にある場合には、当該マゼンタ色(M)色の潜像露光予定出力を、潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ112)、画像露光を実行する。
また、上記マゼンタ色の露光量補正値ΔMが、所定の範囲内−0.05≦ΔM≦0.05にない場合には、当該マゼンタ色の露光量補正値ΔMが0より大きいか否かを判別し
(ステップ113)、マゼンタ色の露光量補正値ΔMが0以上である場合には、前回のマゼンタ色の潜像露光予定出力に0.05を加算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ114)、画像露光を実行する。また、上記マゼンタ色の露光量補正値ΔYが0以下である場合には、前回のマゼンタ色の潜像露光予定出力から0.05を減算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ115)、画像露光を実行する。
さらに、上記ROS制御部104は、図5に示すように、シアン色の露光量補正値ΔCが、所定の範囲内−0.05≦ΔC≦0.05にあるか否かを判別し(ステップ116)、シアン色の露光量補正値ΔCが、所定の範囲内−0.05≦ΔC≦0.05にある場合には、当該シアン色(C)色の潜像露光予定出力を、潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ117)、画像露光を実行する。
また、上記シアン色の露光量補正値ΔCが、所定の範囲内−0.05≦ΔC≦0.05にない場合には、当該シアン色の露光量補正値ΔCが0より大きいか否かを判別し(ステップ118)、シアン色の露光量補正値ΔCが0以上である場合には、前回のシアン色の潜像露光予定出力に0.05を加算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ119)、画像露光を実行する。また、上記シアン色の露光量補正値ΔCが0以下である場合には、前回のシアン色の潜像露光予定出力から0.05を減算した値を、今回の潜像露光出力としてROS4に設定し(ステップ120)、画像露光を実行するようになっている。
このように、上記実施の形態に係るフルカラープリンタでは、第1のテストパッチ60Y、60M、60Cの濃度検出結果に基づいて、ROS4による画像露光量を制御する際に、印刷命令による印刷動作終了時にROS4による画像露光量を制御する場合は、当該ROS4による各色の画像露光量の補正値に閾値を設定して、当該閾値以下の条件をすべて満たす場合には、そのまま各色の潜像露光予定出力を、各色の潜像露光出力として設定することにより、画像露光を行い、当該閾値以下の条件をいずれか1つでも満たさない場合には、ROS4による各色の画像露光量の補正値を、一定に制限した状態で、各色の潜像露光出力として設定することにより、画像露光を行うようになっている。
そのため、上記フルカラープリンタでは、第1のテストパッチ60Y、60M、60Cの濃度検出結果に基づいて、ROS4による画像露光量を制御することにより、画質を良好に維持することができるのは勿論のこと、印刷命令による印刷動作終了後に、再度、プリント動作を実行する場合のように、一定の時間内に相前後して連続するプリント動作の間で、ROS4の画像露光量によって決定される画像形成条件が大きく変動するような制御動作が実行されるのを回避することができ、当該制御の前後でイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のカラーバランスが大きく変動することがなく、一連の画像形成動作においてカラー画像の色相が変動するのを防止することが可能となっている。ここで、上記一定の時間としては、例えば、1〜2時間程度に設定されるが、その値は、3〜4時間程度であっても良い。
また、上記実施の形態に係るフルカラープリンタでは、図6に示すように、オフィス等における朝一番のように、当該プリンタの電源が投入されてオン状態となると(ステップ201)、中間転写ベルト6上に第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kを形成し、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度検出結果に基づいて(ステップ202)、ROS4による画像露光量の補正値を算出し、算出されたROS4による画像露光量の補正値に基づいて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の画像露光量が補正するような制御が行われる(ステップ203)。
ところで、フルカラープリンタの電源投入時、上記ROS制御部104は、ROS4による各色の画像露光量を補正する際に、当該各色の画像露光量補正値に閾値を設定することなく、算出された各色の画像露光量の補正値に基づいて、ROS4による画像露光量の制御を実行するようになっている。
このように、フルカラープリンタの電源投入時に、ROS4による各色の画像露光量補正値に閾値を設定することなく、画像露光量の制御動作を実行するのは、フルカラープリンタの電源が投入されるのは、通常、オフィス等における朝一番などであり、それ以前にプリント動作が実行されることは殆どなく、当該制御の前後でカラーバランスが大きく変動したとしても、支障がないと考えられるためである。
さらに、上記フルカラープリンタは、省エネルギー化のため、一定時間以上、プリント動作が実行されない場合には、省エネルギーモードであるパワーセーブモードに自動的に移行し、プリントボタンが操作されたり、画像データが送られてきた場合などには、パワーセーブモードから通常モードに自動的に復帰するように構成されている。
そして、上記フルカラープリンタは、内部にタイマーを備えており、パワーセーブモードから復帰した時に、図7に示すように、前回の印刷終了時より所定時間(例えば、4時間)以上経過しているか否かを判別するようになっている(ステップ301)。上記内部タイマーは、例えば、CPUやMCU等によって構成されるROS制御部104などに内蔵されたものが用いられるが、別途新たに設けても勿論良い。上記フルカラープリンタは、前回の印刷終了時より4時間以上経過していると判別すると、電源投入時と同様に、中間転写ベルト6上に第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kを形成し、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60Cの濃度検出を行った後(ステップ302)、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60Cの濃度検出結果に基づいて、ROS4による画像露光量の補正値を算出し、算出されたROS4による画像露光量の補正値に基づいて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像露光量が補正するような制御が行われる(ステップ303)。
一方、上記フルカラープリンタでは、前回の印刷終了時より4時間以上経過していない判別すると、図1に示すように、雰囲気温度を温度センサ107によって検出し(ステップ304)、図7に示すように、前回の潜像露光出力検知動作温度より±5℃以上変動しているか否かを判別する(ステップ305)。そして、前回の検知動作温度より±5℃以上変動していないと判別した場合には、直ちに当該制御を終了する。
また、前回の検知動作温度より±5℃以上変動していると判別した場合には、電源投入時と同様に、中間転写ベルト6上に第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kを形成し、当該第1のテストパッチ60Y、60M、60C、60Kの濃度検出結果に基づいて(ステップ306)、ROS4による画像露光量の補正値を算出し、算出されたROS4による画像露光量の補正値に基づいて、ROS4によるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像露光量が補正するような制御が行われる(ステップ307)。
また更に、上記フルカラープリンタは、図8に示すように、印刷命令を受け取った時に、雰囲気温度を温度センサ107によって検出し(ステップ401)、前回のトナー供給量制御用検知動作温度より±5℃以上変動しているか否かを判別する(ステップ402)。そして、前回の検知動作温度より±5℃以上変動していないと判別した場合には、直ちに印刷動作を開始し(ステップ403)、次の印刷枚数が、この連続印刷での51枚目か否かを判別する(ステップ404)。ここで、連続印刷とは、印刷間に、印刷終了や、トナー供給量の制御などを行わない印刷動作をいう。
一方、上記フルカラープリンタは、前回の検知動作温度より±5℃以上変動していると判別した場合には、中間転写ベルト6上に第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kを形成し、当該第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度検出結果に基づいて(ステップ405)、現像器に供給するトナー供給量を制御する動作を実行した後(ステップ406)、累積印刷枚数をリセット(ステップ413)し、印刷動作を開始する(ステップ403)。
次に、上記フルカラープリンタは、印刷動作を開始すると、次の印刷枚数が、連続印刷での51枚目か否かを判別し(ステップ404)、次の印刷枚数が、この連続印刷での51枚目でない場合には、印刷終了時の、前回のトナー供給量制御用検知動作時以降の累積印字枚数が20枚以上か否かを判別する (ステップ407)。そして、上記フルカラープリンタは、印刷終了時の、前回の検知動作時以降の累積印刷枚数が20枚以上でない場合には、直ちに当該制御を終了し、更に印刷命令を受け取った場合には、最初に戻る。また、印刷終了時の、前回の検知動作時以降の累積印刷枚数が20枚以上である場合には、中間転写ベルト6上に第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kを形成し、当該第2のテストパッチ61Y、61M、61Cの濃度検出結果に基づいて(ステップ408)、現像器に供給するトナー供給量を制御する動作を実行した後(ステップ409)、累積印刷枚数をリセット(ステップ414)し、制御終了する。さらに、印刷命令を受け取った場合には、最初に戻る。
また、上記フルカラープリンタは、次の印刷枚数が、この連続印刷での51枚目であると判別したときにも、中間転写ベルト6上に第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kを形成し、当該第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度検出結果に基づいて(ステップ410)、現像器5Y、5M、5C、5Kに供給するトナー供給量を制御する動作を実行した後(ステップ411)、累積印刷枚数をリセット(ステップ412)し、制御終了する。さらに、印刷命令を受け取った場合には、最初に戻る。
このように、上記フルカラープリンタでは、第2のテストパッチ61Y、61M、61C、61Kの濃度検出結果に基づいて、各現像器5Y、5M、5C、5Kに供給するトナー供給量を制御する動作を、ROS4による画像露光量の制御動作と独立したタイミングで実行するように構成されているので、ROS4による画像露光量の制御動作のタイミングを考慮することなく、各現像器5Y、5M、5C、5Kへのトナー供給量の制御を実行することができ、現像剤のトナー濃度を適時に適正な範囲に制御することが可能となり、良好な画質を維持することができる。
また、上記実施の形態では、図5に示すように、ROS制御部104によって、露光量補正値ΔY、ΔM、ΔCの各色間における差分の絶対値|ΔY−ΔM|、|ΔY−ΔC|、|ΔM−ΔC|が、第1の閾値(図示例では、0.1)以下でなく、しかも露光量補正値ΔY、ΔM、ΔCそのものが、第2の閾値(図示例では、−0.1)以上、且つ第3の閾値(図示例では、+0.1)以下でない場合であっても、露光量補正値ΔY、ΔM、ΔCを、±0.05以内に抑えることで、各色間の像の用紙上における反射濃度変動量を小量、図9に示すように、例えば、0.04以内に抑えることができるため、カラー画像の色相が制御の直後に変化したとユーザーに認識させることがない。
図1はこの発明の実施の形態1にカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタの要部を示すブロック図である。 図2はこの発明の実施の形態1にカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタを示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタのカバーを開けた状態を示す構成図である。 図4はテストパッチを示す模式図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタの動作を示すフローチャートである。 図6はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタの動作を示すフローチャートである。 図7はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタの動作を示すフローチャートである。 図8はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置としてのフルカラープリンタの動作を示すフローチャートである。 図9は潜像の露光出力を変化させた場合における用紙上の像反射濃度を示すグラフである。
符号の説明
4:ROS、23:ADCセンサ、103:トナー濃度補正算出部、104:ROS制御部。

Claims (4)

  1. 被検出媒体上に形成された複数色の濃度検出用パターンの濃度を濃度検出手段によって検出し、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて複数色に対応した画像露光手段の露光量をそれぞれ制御して画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値及び、前回の露光量値との変化値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量変化値の各色間における差分の絶対値が、閾値以下であるか否かを判別し、前記差分の絶対値が閾値を超えている場合には、前記露光量変化値を所定の範囲内に制限するように制御する第1の制御と、
    前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、複数色に対応した画像露光手段の露光量補正値をそれぞれ算出し、当該算出された露光量補正値に基づいて前記画像露光手段による露光量を制御する第2の制御とを実行する制御手段を備え、
    前記制御手段は、特定の条件下においては第1の制御のみを実行するように制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、画像形成装置の電源オン時、前回の画像形成動作終了時から十分な休止時間をおいたパワーセーブモードからの復帰時、環境条件が大きく変動したパワーセーブモードからの復帰時のいずれかにおいて、第2の制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成動作の終了時に、第1の制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記濃度検出用パターンは、現像手段に供給するトナー供給量を制御するためのパターンであり、当該トナー供給量を制御するためのパターンに基づいたトナー供給量の制御は、前記画像露光手段の露光量を制御する動作と独立したタイミングで実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011107630A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 画像濃度制御方法および画像形成装置
JP2011164528A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像濃度制御方法
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