JP2006259415A - バックライトユニット及びバックライトユニットを用いた液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つの蛍光ランプを直列に接続し、1つのインバータ回路によってこれら蛍光ランプを駆動する。そして2つの蛍光ランプ11の4つの電極のうち内側の電極をそれぞれ昇圧トランスの高圧側端子に接続し、外側の電極同士を接続して中間接続点とする。このときに、蛍光ランプの輝度勾配に応じて輝度を補償するように、蛍光ランプと拡散板(すなわち液晶パネル)との距離を変化させる。すなわち、蛍光ランプの高圧側電極を11H、低圧側(中間接続点側)電極を11Lとするとき、低圧側電極11Lと拡散板14との距離r1よりも、高圧側電極11Hと拡散板14との距離r2を大きくとるようにし、これにより拡散部に入射させる光量を変化させ、蛍光ランプの輝度むらを補償する。
【選択図】図2
Description
反射層13は、バックライトユニット10の筐体12の底部内面上で、該底部内面との間で間隙をもってもしくは底部内面に直接載置されて保持されるもので、例えば、発泡PETシートや、銀やアルミニウム等の光反射面を備えた素材等を適用することができる。
この他、液晶表示装置に適用するときに、拡散板14と蛍光ランプ11との間に、反射偏光フィルム,プリズムシート,ITOシート,等の機能性フィルムやシート等を含ませることができる。
図7は、従来の蛍光ランプのプッシュプルによる駆動機構の構成例を示す図である。従来の構成例では、1つの蛍光ランプに対して昇圧トランス20が1つ用いられる。そして蛍光ランプ11の両端の電極を、互いに反転位相の高電圧高周波を出力する昇圧トランス20の2次巻線22の高圧側端子それぞれに接続する。
蛍光ランプ11の点灯時には、両電極に互いに反転位相の高周波電圧が印加され、負荷の浮遊容量のバラツキで2次巻線22の高圧側にアンバランスが生じようとしても、昇圧トランス20の磁気回路が共通であるために一方のランプ電流が変動すると他方も同様に変動し、その結果としてU字形の蛍光ランプ11の両側の輝度が均一になるように維持する。
蛍光ランプ11の輝度は、上記のように高圧側から低圧側に向かって輝度が減少する輝度むらを有しているため、蛍光ランプ11と拡散板14との距離を、蛍光ランプ11の高圧側で相対的に遠くして、低圧側で近くすることにより、蛍光ランプ11の本来的な輝度むらを補償することができるようになる。
すなわち、上記の例では、蛍光ランプ11と拡散板14との距離rと、電極間の距離mとを最適化することによって輝度分布を均一にすることができる。
蛍光ランプ11の高圧側は放電しやすく、高信頼性を得るために高度(かつ高価)な絶縁構造が必要となる。ここで、図1のように蛍光ランプ11の高圧側電極同士を中央で隣接させることにより、高信頼性が必要となる高圧側の配置をコンパクトに設計することができ、絶縁構造をその要求程度に応じて合理的に配置することができる。
図3に示すように、直管型の蛍光ランプ11´の場合、2つの蛍光ランプ11´を直列に接続し、それぞれの蛍光ランプ11´の空き電極側に昇圧トランス20の高圧側端子を接続する。
そして、上記の例と同様に、直管型の蛍光ランプ11´の低圧側電極と拡散板14との距離r1よりも、高圧電極側と拡散板との距離r2を大きくとるように最適化して、蛍光ランプ11´の輝度むらを補償する。
液晶表示装置30は、2枚の透明絶縁性基板の間に液晶材料を封入した主要構成を有する一般的な液晶パネル15と、液晶パネル15の光を照射するためのバックライトユニット10とを具備している。本実施形態の液晶表示装置30が備えるバックライトユニット10は、上述した実施形態によるバックライトユニットを適用することができる。
Claims (6)
- 複数の蛍光ランプと、該蛍光ランプを駆動するインバータと、前記蛍光ランプから放射される発光を拡散する拡散部とを有し、該拡散部で拡散された蛍光ランプの発光によって被照明体を照明するバックライトユニットにおいて、前記インバータ回路によって駆動する蛍光ランプの長手方向の輝度むらを補償するために、蛍光ランプと前記拡散部との距離を、前記蛍光ランプの長手方向で変化させることを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項1に記載のバックライトユニットにおいて、該バックライトユニットは、2つの蛍光ランプが直列に接続され、前記インバータの昇圧トランスの高電圧側端子に接続された前記蛍光ランプの高圧側電極と、前記直列接続するための中間接続点となる前記蛍光ランプの低圧側電極とに関し、前記高圧側電極と前記拡散部との距離は、前記低圧側電極と前記拡散部との距離よりも大きくし、該距離の違いによる前記拡散部の照射光量の差を利用して、前記蛍光ランプの長手方向の輝度むらを補償することを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項2に記載のバックライトユニットにおいて、前記蛍光ランプはU字形の蛍光ランプであることを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項3に記載のバックライユニットにおいて、前記直列に接続される2つのU字形の蛍光ランプは、該2つの蛍光ランプが具備する4つの電極が並列するように配置され、該並列する4つの電極のうち、外側の2つ電極同士が接続され、内側の2つの電極のそれぞれが前記インバータの昇圧トランスの高電圧側端子に接続されることを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項4に記載のバックライトユニットにおいて、前記拡散部の照明面に平行な方向の前記蛍光ランプの電極間の距離において、前記高圧側電極と前記低圧側電極との距離は、前記高圧側電極間の距離よりも短くし、該距離の違いによる前記拡散部の照射光量の差を利用して前記蛍光ランプの長手方向の輝度むらを補償することを特徴とするバックライトユニット。
- 請求項1ないし5のいずれか1に記載のバックライトユニットと、該バックライトユニットによって照明される液晶パネルとを有することを特徴とする液晶表示装置。
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JP2005078339A JP2006259415A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | バックライトユニット及びバックライトユニットを用いた液晶表示装置 |
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2005
- 2005-03-18 JP JP2005078339A patent/JP2006259415A/ja active Pending
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