JP2006259303A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006259303A
JP2006259303A JP2005077304A JP2005077304A JP2006259303A JP 2006259303 A JP2006259303 A JP 2006259303A JP 2005077304 A JP2005077304 A JP 2005077304A JP 2005077304 A JP2005077304 A JP 2005077304A JP 2006259303 A JP2006259303 A JP 2006259303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transfer
toner
potential
toner image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005077304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4802525B2 (ja
Inventor
Satoshi Nishida
聡 西田
Shigetaka Kurosu
重隆 黒須
Kazuteru Ishizuka
一輝 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2005077304A priority Critical patent/JP4802525B2/ja
Publication of JP2006259303A publication Critical patent/JP2006259303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4802525B2 publication Critical patent/JP4802525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 転写部における剥離放電によりトナー像が乱されるのを防止して、高い画質の画像を形成する。
【解決手段】 中間転写体上のトナー像電位を検知し、検知結果に基づいて、1次転写条件、2次転写条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、画像形成工程における転写工程が改良された画像形成装置に関する。
像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及び1次転写手段を有する複数の画像形成部において、トナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写体に転写した後に、該中間転写体から転写材に転写する画像形成工程は、カラー画像形成装置において多く用いられている。
このような中間転写体を用いた画像形成工程における転写工程、即ち、像担持体から中間転写体にトナー像を転写する転写工程及び中間転写体から転写材にトナー像を転写する転写工程に関しては、従来から多くの研究があり、様々な改良が行われてきた。
転写工程の改良は主として、高い転写率を達成するとともに、転写率を一定に維持することを目的としている。
例えば、特許文献1では、高い転写率を得ることを目的として、画像領域の外にトナー像を形成して、形成したトナー像のトナー像電位を検知し、検知結果に基づいて、転写電流を制御している。
特許文献2では、2次転写工程における転写性の変動を防止することを目的として、中間転写体の表面電位を検知し、検知結果に基づいて、2次転写を行う転写ローラに印加する電圧を制御している。
特許文献3では、像担持体から中間転写体に複数回転写を行う1次転写工程において、発生する逆転写を防止することを目的として、中間転写体の表面電位を制御条件に組み込んで、中間転写体に印加されるカウンターバイアスを設定している。
特開平5−281860号公報 特開平8−54789号公報 特開2004−109703号公報
転写工程において改良すべき問題としては、前記に説明したものの他に、転写部における剥離放電によるトナー像の乱れがある。
転写工程においては、像担持体と中間転写体とが、或いは中間転写体と転写材とが一旦密着した後に離れるが、密着状態から離間状態に移る際に剥離放電が起こって、トナー像を乱す現象が起こる。この現象はトナー像電位が高い場合に発生しやすい。
このようなトナー像の乱れを防止する手段としては次のようなものが考えられる。
(1)トナーの帯電量、即ち、単位質量当たりのトナーの電荷量を小さくしてトナー像電位を下げる。
(2)トナー像を形成するトナーの量を少なくすることにより、トナー像電位を下げる。
(3)中間転写体の抵抗値を低くすることにより、中間転写体上のトナー像から電荷がリークしやすくする。
(4)転写電流を制御することにより、剥離放電を抑制する。
(5)転写直後の剥離部に除電極を設ける。
しかしながら、前記の防止手段にはそれぞれ次のような問題があり、解決手段として十分ではない。
トナー帯電量を小さくすること自体は剥離放電防止に効果がある。しかしながら、現像性やトナー飛散防止性能を確保していることが前提となる。現在のトナー像電位と、現像性が確保され、トナー飛散防止を起こさないで剥離放電を生じない目標レベルとが分からないと、制御ができない。
(2)の手段を採った場合、画像濃度不足になる可能性がある。
(3)の手段を採った場合、剥離放電は防げても、転写部において中間転写体に付与した電荷がリークしてしまうために、転写不良が発生したり、転写部の上流にまで電流が流れるために、転写前のトナー像が中間転写体に移動して文字散りが発生するなどの現象が起こりやすくなる。
(4)の手段を採った場合、形成する画像パターンや個々の画像形成におけるトナー像電位によって放電に対する適正転写電流が異なるために、トナー像電位が検知されないと、制御ができない。
(5)の手段を採った場合、個々の像担持体に除電極を設ける必要があり、また、個々の像担持体毎に、最適条件を設定するために、コストアップ、装置の大型化、組み立て調整に長時間を要する等に問題がある。
本発明は、前記に説明した諸問題を解決し、転写部における剥離放電によるトナー像の乱れを防止し、高画質の画像を形成する画像形成装置を実現することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
(請求項1)
像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及び1次転写手段を有する複数の画像形成部、
中間転写体並びに、
2次転写手段を備え、前記画像形成部において形成されたトナー像を前記1次転写手段により前記中間転写体に転写し、
前記2次転写手段により、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する画像形成装置において、
前記中間転写体の主走査方向における画像領域内に形成されたトナー像のトナー像電位を検知する電位検知手段及び該電位検知手段が検知した電位に基づいて、現像条件、1次転写条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(請求項2)
前記制御手段は、前記トナー像電位を所定の基準値を用いて判断する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(請求項3)
前記電位検知手段の検知部に空気を送る送風手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
請求項1〜3の何れかの発明により、1次転写部及び2次転写部における剥離放電が十分に防止され、剥離放電によるトナー像の乱れが無く、高い画質の画像が形成される。また、中間転写体上のトナー像のトナー像電位を検知する電位検知手段を1個付加するのみであるので、装置が複雑化することがなく、コストアップを抑制して画質を向上することができる。
像担持体や中間転写体上のトナー像に粗大粒子やキャリアが混入している場合、これら粒子の周辺部で転写不良が発生して画像むらが発生することがある。このような粗大粒子が原因で発生する転写不良は、トナー像電位が高い場合に発生しやすい。
請求項1〜3の何れかの発明により、粗大粒子が原因で発生する転写不良をも防止することができる。
以下、実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態の一例であるカラー画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各単色トナー像を形成する画像形成部を配置し、各画像形成部の像担持体上に形成した単色トナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせた後、転写材に一括転写するものである。
図において、中間転写体6の周縁部には、その移動方向に、画像形成部がY、M、C、Kの順に縦列配置されている。
4個の画像形成部Y、M、C、Kは共通した構造である。
画像形成部Yは像担持体としての感光体ドラム1Yと、帯電装置2Yと、露光装置3Yと、現像手段4Yと、1次転写手段と、感光体クリーニング装置8Yとからなっている。
画像形成部Yは像担持体としての感光体ドラム1Yと、帯電装置2Yと、露光装置3Yと、現像手段4Yと、1次転写手段と、感光体クリーニング装置8Yとからなっている。
画像形成部Mは像担持体としての感光体ドラム1Mと、帯電装置2Mと、露光装置3Mと、現像手段4Mと、1次転写手段と、感光体クリーニング装置8Mとからなっている。
画像形成部Cは像担持体としての感光体ドラム1Cと、帯電装置2Cと、露光装置3Cと、現像手段4Cと、1次転写手段と、感光体クリーニング装置8Cとからなっている。
画像形成部Kは像担持体としての感光体ドラム1Kと、帯電装置2Kと、露光装置3Kと、現像手段4Kと、1次転写手段と、感光体クリーニング装置8Kとからなっている。
中間転写体6の移動方向に沿って、画像形成部Kの下流に、転写ローラ7A及び転写電源7Aeからなる2次転写手段及び2次転写手段の下流に中間転写体クリーニング装置8Aが配置される。
感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光層(OPC)を形成したものである。感光体ドラム1は、矢印で示す方向に回転される。
画像形成部Yを例に取ると、感光体ドラム1Yの周りには、帯電装置2Y、露光装置3Y、現像手段4Y、1次転写手段及び感光体クリーニング装置8Yが図の矢印にて示す感光体ドラム1Yの回転方向にこの順に配置される。画像形成部M、C、Kにおいても同様な配置である。
帯電装置2Y、2M、2C、2Kは、それぞれ感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの移動方向に対して直交する方向(図において紙面垂直方向)にこれら近接して取り付けられる。帯電装置2Y、2M、2C、2Kは、それぞれ帯電用のコロナ放電ワイヤ及びグリッドを備えたスコロトロン帯電器からなり、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電を行い、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに対し一様な電位を与える。
露光装置3Y、3M、3C、3Kは、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て露光を行う。
帯電装置2Y、2M、2C、2Kにより感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを一様帯電し、露光装置3Y、3M、3C、3Kで露光することにより、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に静電潜像が形成される。このように、帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び帯電装置2Kと露光装置3Kのそれぞれは潜像形成手段を構成する。
現像手段はトナーとキャリアを主成分とする2成分現像剤を用いて現像を行うものであり、現像手段4Yはイエロートナーを、現像手段4Mはマゼンタトナーを、現像手段4Cはシアントナーを、現像手段4Kは黒トナーをそれぞれ収容し、感光体と同極性に帯電されたトナーで反転現像を行う。即ち、現像ローラ4Yr、4Mr、4Cr、4Krには、感光体の帯電と同極性の直流バイアス電圧又は該直流バイアスに交流バイアスが重畳された現像バイアス電圧が印加され、反転現像が行われる。
現像装置4Y、4M、4C、4Kは、現像剤の透磁率を測定することにより、トナー濃度を検知するトナー濃度センサ4Yt、4Mt、4Ct、4Ktを有する。
中間転写体6は、表面抵抗率が109〜1013Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)のポリイミド等の樹脂ベルト部材からなる。中間転写体6は複数のローラ6a及びバックアップローラ6bに張架され、矢印のように循環移動可能である。中間転写体としてはドラム状のものを用いることも可能である。
1次転写手段は転写ローラ及び転写電源からなり、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴム又はソリッドゴム(非発泡ゴム)を用いた導電性部材からなり、中間転写体6を挟んで各色毎の感光体ドラムに対向して設けられ、中間転写体6の背面を押圧して感光体ドラムとの間に転写部を形成する。転写電源は転写ローラにトナーと反対極性の直流電圧を印加する。1次転写手段は画像形成部Yでは、転写ローラ7Yと転写電源7Yeとからなり、画像形成部Mでは、転写ローラ7Mと転写電源7Meとからなり、画像形成部Cでは、転写ローラ7Cと転写電源7Ceとからなり、画像形成部Kでは、転写ローラ7Kと転写電源7Keとからなる。
2次転写手段は転写ローラ7A及び転写電源7Aeからなり、転写ローラ7Aはバックアップローラ6bにより支持された中間転写体6に圧接して、転写部を形成する。転写ローラA7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴム又はソリッドゴム(非発泡ゴム)を用いた導電性部材からなり、転写電源7Aeは転写ローラ7Aにトナーと反対極性の直流電圧を印加する。
画像形成工程について以下に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動により画像形成部Yの感光体ドラム1Yが図の矢印で示す方向に回転し、帯電装置2Yによって感光体ドラム1Yに電位が付与される。帯電された感光体ドラム1Yは露光装置3Yによって第1の色信号すなわちイエロー画像の画像データに対応する電気信号に基づいて露光され、感光体ドラム1Y上にイエロー画像の静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像手段4Yにより現像され、感光体ドラム1Y上にイエロートナー像が形成される。感光体ドラム1Y上に形成されたイエロートナー像は1次転写手段により中間転写体6に転写される。
同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)のトナー像が順次中間転写体6に転写され、中間転写体6上で重ね合わされて中間転写体6上にカラートナー像が形成される。
転写後のそれぞれの感光体ドラムの周面上に残ったトナーは感光体クリーニング装置によりクリーニングされる。
中間転写体6上に形成されたカラートナー像は2次転写手段により一括して転写材Pに転写される。
カラートナーが転写された転写材Pは、定着装置9により定着処理された後に排紙される。
中間転写体6の移動方向に沿って、画像形成部Kの下流で、2次転写手段の転写部の上流に電位検知手段としての電位センサ30が配置され、中間転写体6の表面電位を検知する。電位センサ30と共に、電位センサ30に空気を送り、電位センサ30のプローブにトナー等が付着するのを防止する送風手段31が設けられる。送風手段31は電位センサ30のプローブの背後から送風して、プローブへのトナーの付着を防止する。
電位センサ30は以下に説明するトナー像電位制御において用いられる。
<トナー像電位制御>
本実施の形態においては、現像条件、1次転写条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御することにより、転写工程において発生しやすい剥離放電によるトナー像の乱れを防止するトナー像電位制御が行われる。
トナー像電位制御は、画像形成装置の電源投入時、所定枚数の画像形成毎等において、画質調整のために現像条件を調整することを目的として従来行われている画質安定化制御とともに実施され、基本的に次の3工程からなる。
(1)中間転写体上にパッチ画像を形成する
パッチ画像としては一様な濃度のベタパッチ画像が用いられ、露光装置による一様露光、現像及び1次転写により中間転写体上にパッチ画像が形成される。
また、パッチ画像は図2に示すように、中間転写体6の画像領域内RAに形成される。
ここに、画像領域内RAとは、形成される種々のサイズの画像G1〜Gmのうちの最大サイズの画像Gmの最大幅の範囲内という意味であり、画像領域外RBとは、形成される画像の最大幅の範囲外という意味である。従って、画像領域内とは、露光装置3Y、3M、3C、3Kの主走査方向における画像領域内である。
中間転写体6は画像形成の繰り返しにより、画像領域内RAと画像領域外RBとにおいて表面状態や抵抗値等の特性が異なる可能性がある。従って、トナー像電位制御におけるトナー像電位の検知のためには、画像領域内RAにパッチ画像を形成する必要がある。
更に、パッチ画像としては、たとえば、イエロートナー像とマゼンタトナー像の重ね合わせによる赤トナー像のように、複数の単色トナー像が重なったパッチ画像を形成することが好ましい。
(2)電位検知手段によりパッチ画像の電位を検知する
図1に示す電センサ30によりトナー像電位が検知されるが、検知されるトナー像電位Vzは図3に示すように、中間転写体6の表面電位Vmと、トナー像Tが有する電荷により生ずる電位差Vtとが合計された電位である。
(3)検知されたトナー像電位に基づいて、現像条件、1次転写条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御する。
この制御は、トナー像電位が高いときに、トナー像電位を下げることにより、剥離放電を抑制するものである。
現像条件の制御としては、現像剤のトナー濃度の制御があり、トナー濃度を上げることによりトナーの帯電量が低下し、結果として、中間転写体上のトナー像電位が低下する。
1次転写条件及び2次転写条件の制御としては、転写電源7Ye、7Me、7Ce、7Ke又は7Aeの電流値又は電圧値の制御がある。トナー像電位が高いときは、電流値又は電圧値を上げることにより、中間転写体の裏面の電位がトナー像の帯電と反対極性で高い値となるので、トナー像電位が引き下げられる。
剥離放電によるトナー像の乱れ、1次転写部及び2次転写部において発生する可能性がある。
1次転写部におけるトナー像の乱れは、現像条件及び1次転写条件の少なくとも一つを制御することにより防止され、2次転写部におけるトナー像の乱れは、現像条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御することにより防止される。
図4は、トナー像電位制御を行う制御系のブロック部、図5は制御の一例のフローチャートである。
制御手段CRは潜像形成手段LF及び現像手段4Y、4M、4C、4Kを制御して、中間転写体6上にベタパッチ画像であるトナー像を形成する。
形成されたトナー像のトナー像電位が電位センサ30により検知される。
制御手段CRは電位センサ30が検知したトナー像電位に基づいて、トナー像度センサ4Yt、4Mt、4Ct、4Kt、1次転写手段の転写電源7Ye、7Me、7Ce、7Ke及び2次転写手段の転写電源7Aeの少なくとも一つを制御して、トナー像電位を適正値に設定する。
図4における潜像形成手段LFは図1における帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び帯電装置2Kと露光装置3Kを含む。
STEP1において画像安定化制御を行う。
画像安定化制御は、感光体1Y、1M、1C、1Kにパッチ画像を形成し、形成したパッチ画像の濃度を検知し、検知した画像濃度に基づいて、現像剤のトナー濃度、現像ローラの回転速度、現像バイアス電圧等を制御して、画質を一定に維持する従来周知のものである。本実施の形態においては、パッチ画像を中間転写体6に転写し、中間転写体6上のトナー像の濃度を画像濃度センサ40(図1に示す)により検知する。
次に、STEP2において、トナー像電位制御が開始される。
トナー像電位制御の開始により、最初に、STEP3において、中間転写体6上にイエロートナー及びマゼンタトナーのパッチ画像が形成される。該パッチ画像は画像形成画部Yにおける露光装置3Yによるベタ画像の露光、現像装置4Yの現像及び1次転写と、画像形成部Mにおける露光装置3Mによるベタ画像の露光、現像装置4Mの現像及び1次転写とにより、中間転写体6上にイエロトナー像とマゼンタトナー像を重ね合わせて形成した赤トナー像である。
STEP4において、電位センサ30でSTEP3において形成したパッチ画像であるトナー像のトナー像電位を検知する。
STEP5において、検知された電位が基準値VR1より高いか否かを制御手段CRが判断する。
検知電位が基準値VR1よりも高いときは、画像形成部Yの転写電源7Yeを制御して、1次転写の転写電流を+3μAアップする(STEP6)。
転写電流をアップした後に、STEP4に戻ってトナー像電位を検知し、電位が基準値VR1よりも高いか否かを判断する(STEP5)。2回目のトナー像電位の検知(STEP4)では、STEP3において形成したトナー像を2次転写手段による転写及び中間転写体クリーニング装置8Aによるクリーニングを行うことなく1巡させ、画像形成部Yの1次転写手段を再度通過させた後のトナー像電位を検知する。
STEP5の判断でなお、基準値VR1よりも高いときは、更に、転写電流を+3μAアップする(STEP6)。
STEP4〜STEP6のループを3回繰り返した後に(STEP7のyes)、Yトナーの濃度を2%上昇させた後に(STEP8)、STEP9に移行する。STEP8におけるトナー濃度上昇は、トナー濃度センサ4Ytを制御することにより行われる。具体的には、トナー濃度センサ4Ytのコントロール電圧を変更してトナー補給を行うことにより、トナー濃度をアップする。
以上の工程、即ち、STEP4〜6を3回繰り返す工程は、1次転写手段の転写電流をアップすることにより、中間転写体6の表面電位Vm(図3参照)を帯電トナーによる電位を打ち消す方向に変更する工程であり、1次転写における転写条件の変更により、トナー像電位を下げる工程である。また、トナー濃度を上げる工程も、現像剤のトナー濃度を上げることにより、トナーの帯電量を減少させ、トナー像電位を下げる工程である。
図から明なように、3回繰り返さない段階で、トナー像電位が基準値VR1以下に低下した場合には、3回繰り返すことなく、STEP9に移行する(STEP5のno)。
STEP4〜8の工程により、画像形成部Yの転写部における転写条件が適正に設定される。
次に、STEP9において、中間転写体6上にイエロートナー像とシアントナー像とを重ね合わせたパッチ画像が形成される。
形成されたパッチ画像に関して、トナー像電位の検知(STEP10)及びSTEP11〜14の繰り返しが実施される。
STEP11〜14は画像形成部Cにおける1次転写の条件を設定する工程であり、前記に説明したSTEP4〜8と同様な処理により、画像形成部Cにおける1次転写の適正転写条件が設定される。
STEP15〜20は画像形成部Mにおける1次転写の条件を設定する工程であり、前記に説明したSTEP4〜8と同様な処理により、画像形成部Mにおける1次転写の適正転写条件が設定される。
STEP21〜26は画像形成部Kにおける1次転写条件を設定するする工程であり、前記に説明したSTEP2〜6と同様な処理により、画像形成部Kにおける1次転写の転写条件が設定される。なお、STEP21においては、黒トナーの単層からなるパッチ画像が形成される。
2次転写手段における転写条件は、現像条件の制御及び/又は転写電源7Aeの制御により適正に設定されるが、1次転写条件における前記した設定と同様に、中間転写体6上にパッチ画像を形成し、パッチ画像であるトナー像のトナー像電位を電位センサ30で検知し検知結果に基づいて、現像条件及び/又は転写電源7Aeを制御する。
2次転写条件の設定も、前記と同様に、検知電位を用いたフィードバック制御でも良いが、トナー像電位に対する2次転写における転写電流値又は電圧値の適正値や現像剤のトナー濃度の適正値を予め定めておき、検知結果に基づいて、適正値を選択するプログラム制御が望ましい。
2次転写条件の設定におけるパッチ画像は複数層のトナー像からなるものが好ましく、たとえば、Y+M、Y+M+K、Y+M+C+K等のように、2〜4層からなるトナー像を中間転写体6上に形成し、形成したトナー像のトナー像電位を検知して、2次転写条件が設定される。
前記に説明した例は、転写電流を制御するものであるが、転写電圧又は転写電流と転写電圧とを制御することも可能である。
基準値VR1〜VR4には、必ずしも同一の値が用いられない。また、これらの基準値は環境、トナーの使用履歴等に応じて変えることができる。
図1に示すカラー画像形成装置を用い、次の条件で画像形成試験を行った。
・システムスピード(感光体及び中間転写体の線速度):220mm/s
・感光体:負帯電性のOPC感光体
・現像剤:負帯電性トナーを含有する2成分現像剤
・1次転写:半導電性スポンジからなる単層転写ローラに定電流転写電圧を印加
・2次転写:転写ローラ及びバックアップローラともに、半導線性のソリッドゴム層と表面層とからなる転写ローラに定電流転写電圧を印加
・図5に示す制御により、1次転写条件を設定した。
基準値VR1〜VR4を、−300Vに設定した。
比較例として、1次転写条件を一定に設定し、画像形成試験を行った。
200000枚の画像を形成する画像形成試験を行った結果を表1に示す。
Figure 2006259303
表1に○で示すとおり、実施例においては、画質不良がなく高い画質の画像が形成されたが、比較例においては、放電による濃度むら及び転写不良による画像の全体的な濃度不足が観察された。
本発明の実施の形態に係るカラー画像形成装置の全体概略図である。 画像領域内を示す図である。 トナー像電位を示す図である。 トナー像電位の制御を行う制御系のブロック図である。 トナー像電位の制御のフローチャートである。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
2Y、2M、2C、2K 帯電装置
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像手段
7A、7Y、7M、7C、7K 転写ローラ
7Ae、7Ye、7Me、7Ce、7Ke 転写ローラ
30 電位センサ
LF 潜像形成手段
CR 制御手段

Claims (3)

  1. 像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及び1次転写手段を有する複数の画像形成部、
    中間転写体並びに、
    2次転写手段を備え、前記画像形成部において形成されたトナー像を前記1次転写手段により前記中間転写体に転写し、
    前記2次転写手段により、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写する画像形成装置において、
    前記中間転写体の主走査方向における画像領域内に形成されたトナー像のトナー像電位を検知する電位検知手段及び該電位検知手段が検知した電位に基づいて、現像条件、1次転写条件及び2次転写条件の少なくとも一つを制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記トナー像電位を所定の基準値を用いて判断する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電位検知手段の検知部に空気を送る送風手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
JP2005077304A 2005-03-17 2005-03-17 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4802525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077304A JP4802525B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077304A JP4802525B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006259303A true JP2006259303A (ja) 2006-09-28
JP4802525B2 JP4802525B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37098640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005077304A Expired - Fee Related JP4802525B2 (ja) 2005-03-17 2005-03-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4802525B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010128375A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8781348B2 (en) 2010-08-20 2014-07-15 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus incorporating same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595145U (ja) * 1978-12-26 1980-07-02
JPH0815943A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Ricoh Co Ltd カラ−画像形成装置
JP2004219894A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004226533A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Stanley Electric Co Ltd 帯電量検出装置及び帯電量検出方法
JP2005017770A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595145U (ja) * 1978-12-26 1980-07-02
JPH0815943A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Ricoh Co Ltd カラ−画像形成装置
JP2004219894A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004226533A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Stanley Electric Co Ltd 帯電量検出装置及び帯電量検出方法
JP2005017770A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010128375A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8781348B2 (en) 2010-08-20 2014-07-15 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus incorporating same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4802525B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8831452B2 (en) Image forming apparatus with transfer voltage detection
JP2004061941A (ja) 画像形成装置
JP2009109716A (ja) 画像形成装置
JP2007171461A (ja) 画像形成装置
KR20200018311A (ko) 화상 형성 장치
JP5791350B2 (ja) 画像形成装置
JP2003035987A (ja) 画像形成装置
JP4802525B2 (ja) 画像形成装置
JP3729123B2 (ja) 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6335646B2 (ja) 画像形成装置
JP2015118347A (ja) 画像形成装置
US20160259264A1 (en) Image forming apparatus
JP2011128373A (ja) 画像形成装置
JP5354925B2 (ja) 画像形成装置
JP2008250159A (ja) 画像形成装置
JP2005266749A (ja) 画像形成装置
JP4520181B2 (ja) 画像形成装置
JP4525293B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法
JP3880459B2 (ja) 画像形成装置
JP2003177610A (ja) 画像形成装置
JP4143372B2 (ja) 画像形成装置
JP2006243501A (ja) カラー画像形成装置
JP2003114554A (ja) 画像形成装置
JP3466578B2 (ja) 画像形成装置
JP2019200282A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4802525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees