JP2006259055A - カメラ - Google Patents

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Kan Matsuda
完 松田
Takahiko Koizumi
孝彦 小泉
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Abstract

【課題】 レンズユニットの絞り値を推定できるカメラを提供する。
【解決手段】 絞り値を検出不能なレンズユニットを通過した第一の光の照度と絞り値が既知の第二の光の照度とを計測する測光部と、前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力する推定部と、を備えることを特徴とするカメラ。
【選択図】 図1

Description

本発明はカメラに関し、特に絞りの推定方法に関する。
従来、リムーバブルメモリやフィルムといった記録媒体に画像とともに絞り値を記録できるレンズ交換型カメラが知られている。交換型レンズユニットには、通信機能により本体に絞り値を伝達できるものと、本体との通信機能をもたないものがある。本体との通信機能をもたない交換型レンズの場合、ユーザが設定した絞り値を本体が検出できないため、画像とともに絞り値を記録媒体に記録することができない。
特開昭60−64329号公報
本発明は上述の問題を解決するために創作されたものであって、レンズユニットの絞り値を推定できるカメラを提供することを目的とする。
(1)上記目的を解決するカメラは、絞り値を検出不能なレンズユニットを通過した第一の光の照度と絞り値が既知の第二の光の照度とを計測する測光部と、前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力する推定部と、を備える。
レンズユニットを通過した第一の光の照度と、絞り値がわかっている第二の光の照度とを計測することにより、絞り値を検出不能なレンズユニットの絞り値を推定した値である推定絞り値を、第一の光の照度と第二の光の照度とに基づいて特定することができる。光の反射源および放射源の範囲が同じであれば、特定の既知の絞りを通過した光の照度がわかると未知の絞りを通過した光の照度を特定することができるからである。尚、第二の光の絞り値とは、絞り値の設定機能を備えた絞りの絞り値のみを意味するのではなく、光の通過量を制限する開口の面積に相関する値の全てを意味する。すなわち、第二の光は、絞り値の設定機能のない単なる開口を通過した光であってもよい。
(2)前記第二の光は前記レンズユニットを通過していない外光でもよい。
(3)前記測光部は、前記第一の光の照度を計測する内部照度計と、前記第二の光の照度を計測する外部照度計とを有してもよい。
2つの照度計を用いることにより、第一の光の照度と第二の光の照度を同時に計測することができる。
(4)前記測光部は、前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とを実質的に同時に計測してもよい。前記推定部は、実質的に同時に計測された前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力してもよい。
第一の光の照度と第二の光の照度とを同時に計測することにより、同一照明環境下で第一の光の照度と第二の光の照度を計測できるため、レンズユニットの絞り値の推定精度を向上させることができる。
(5)前記測光部は、ハーフシャッタ時に前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とを計測してもよい。前記推定部は、ハーフシャッタ時に計測された前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力してもよい。
撮影直前のハーフシャッタ時に計測された第一の光の照度と第二の光の照度とに基づいてレンズユニットの推定絞り値を出力することにより、操作性が向上する。
(6)前記カメラは、前記レンズユニットに設定すべき特定の絞り値に対応する前記絞り値を案内する案内部をさらに備えてもよい。前記推定部は、前記特定の絞り値に対応する基準照度と前記第一の光の照度とに基づいて前記レンズユニットに対応する前記推定絞り値を補正してもよい。
特定の推定絞り値に対応する基準照度、すなわちその特定の絞り値が設定されている絞りを通過した光の照度の基準となる照度と、実際にその特定の推定絞り値が設定されている絞りを通過した第一の光の照度との差は、その特定のレンズユニットと基準照度に対応する基準レンズユニットとの光学的な特性差に相関している。したがって、特定の絞り値に対応する基準照度と特定の絞り値が設定されているレンズユニットを通過した第一の光の照度とを用いることにより、特定のレンズユニットに対応する推定絞り値を補正し、絞り値の推定精度を向上させることができる。
(7)前記カメラは、前記推定絞り値を補正するためのパラメータを前記推定部から取得し前記パラメータを記憶する記憶部と、記憶された前記パラメータの選択操作を受け付ける操作部とをさらに備えてもよい。前記推定部は、選択された前記パラメータに基づいて前記推定絞り値を補正してもよい。
特定のレンズユニットについて推定絞り値を補正するためのパラメータを記憶し、記憶されたパラメータをユーザに選択させることにより、レンズユニットを交換するときに必要になる、レンズユニットの推定絞り値を補正するためのパラメータを設定するための操作を簡略化することができる。
(8)被写体画像とともに前記推定絞り値を記録媒体に記録する記録部をさらに備えてもよい。
被写体画像とともに推定絞り値を記録媒体に記録することにより、被写体画像と絞り値の関係をユーザが事後解析できるようになる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、複数の実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施例で共通する構成要素には同一の符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第一実施例)
図2(A)、(B)、(C)および図3(A)は、本発明の一実施例によるディジタルスチルカメラ(DSC)1の外観を示す図である。図3(B)は、DSC1に交換型レンズユニット2を装着した状態の外観を示す図である。図4はDSC1を示すブロック図である。
DSC1は、複数種類の交換型レンズユニット2をマウント28に装着できる。レンズユニット2はレンズ交換ボタン34を押すことによってDSC1から取り外すことができる。レンズユニット2の鏡筒外部にはピント調整ダイヤル58と絞り調整ダイヤル56が設けられている。ピント調整ダイヤル58が回転すると、レンズ60、64が光軸方向に移動する。絞り調整ダイヤル56が回転すると、絞り62の口径が増減する。絞り62の口径の指標が絞り値である。本発明は、交換型レンズユニット2がDSC1との通信機能をもたない場合に特に有用である。
第一シャッタ幕30および第二シャッタ幕32は、電気制御式フォーカルプレーンシャッタを構成している。第一シャッタ幕30および第二シャッタ幕32は、巻き上げレバー14を回転させることによって作動可能状態になり、機械的な開放動作および遮断動作がシャッタ駆動部70によって電気的に制御される。尚、シャッタの構成は、特に限定されるものではなく、シャッタ幕の作動に電気制御を用いないものであってもよいし、シャッタ幕を用いずにイメージセンサ72の電荷蓄積時間をゲート信号によって制御するものであってもよい。
内部照度計66は、第一シャッタ幕30の反射光の照度を計測する光センサである。内部照度計66は第一シャッタ幕30の反射光の照度に応じたディジタル信号を出力する。内部照度計66に入射する光の照度は、絞り62の口径に応じて変化するため、絞り調整ダイヤル56が回転すると内部照度計66の出力値も変化する。第一シャッタ幕30の反射光の照度は、レンズユニット2を通過してイメージセンサ72に入射する光の照度に相関しているため、内部照度計66はレンズユニット2を通過してイメージセンサ72に入射する光の照度を間接的に計測していることになる。尚、シャッタ幕を用いない構成では、イメージセンサ72がレンズユニット2を通過した光の照度を直接検出したり、ハーフミラーの反射光を内部照度計66が間接的に検出することができる。
外部照度計68は、ボディ24に設けられた開口16を通過した光、すなわちレンズユニット2の絞り62を通過していない光の照度を計測する光センサである。外部照度計68の受光範囲は、開口16と外部照度計68に設けられている図示しないレンズによって決まり、レンズユニット2の最大受光範囲と同じである。尚、外部照度計68の受光範囲は、レンズユニット2の受光範囲と同じでなくてもよい。外部照度計68の受光範囲がレンズユニット2の受光範囲と異なる場合であっても、中央領域の照度を重く評価することにより、受光範囲の差による推定絞り値の誤差を小さくすることができる。内部照度計66は開口16を通過した光の照度に応じたディジタル信号を出力する。
イメージセンサ72は、二次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えたカラー撮像素子であり、いわゆるCCDカラーイメージセンサ、CMOSカラーイメージセンサ等である。イメージセンサ72は、レンズ60、64及び絞り62によって受光面に結像された光学像の濃淡に応じた電気信号を出力する。イメージセンサ72は、光電変換素子毎にベイヤ配列の色フィルタを備えるため、画素毎にRGBいずれか1チャネルの濃淡レベルを示す電気信号を出力する。撮像コントローラ76は、所定のタイミングでゲート信号、シフト信号等のパルス信号をイメージセンサ72に出力し、イメージセンサ72を駆動する。
アナログフロントエンド(AFE)74は、イメージセンサ72から出力されるアナログ電気信号に対してAD変換を施してRAWデータを生成する。RAWデータとは、一般に撮像素子から出力されたアナログ電気信号を単純にディジタル化したデータのことである。AFE74から出力されるRAWデータは、RAMコントローラ98によってRAM100に格納される。
色処理部102は、制御部80と協働し、AFE74から出力されるRAWデータに対し、現像処理を施す。現像処理は、各光電変換素子の蓄積電荷に対応するRAWデータの各画素の濃淡レベルを近傍画素同士で補間するデモザイク処理とホワイトバランス補正と階調補正とにより、画素毎にRGBの3チャネルの濃淡レベルを持つ画像を形成する処理である。
解像度変換部104は、制御部80と協働し、画像の解像度(総画素数)を所定の解像度に変換する。具体的には例えば、解像度変換部104は、ユーザが撮像前に設定する撮像条件に応じた解像度に画像を変換したり、LCD36の画面サイズに対応した解像度に画像を変換する。
圧縮・伸張部106は、画像を圧縮し、また圧縮された画像を伸張する。尚、画像を圧縮せずにリムーバブルメモリ92に格納することもできる。
以上説明した色処理部102、解像度変換部104及び圧縮・伸張部106の機能は、ASIC、DSP等の専用回路で実現してもよいし、制御部80が特定のプログラムを実行することによって実現してもよい。
案内部としてのグラフィックコントローラ94は、合成機能を有する表示制御回路等を備え、RAM100のフレームメモリ領域に格納されている表示用画像を単体でLCD36の画面に表示したり、所定のメッセージを案内部としてのLCD36の画面に表示する。
操作部84は、電源スイッチ52、レリーズボタン10、シャッタ速度ダイヤル12や、撮影条件等を設定するためのボタン40,42,44,46,48,50およびジョグダイヤル22を備える。
外部インタフェースコントローラ86は、DSC1と図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等の外部システムとを通信可能に接続する。
記録部としての外部メモリコントローラ88は、カードコネクタ90に接続される記録媒体としてのリムーバブルメモリ92にRAM100に格納されているデータを転送する入出力機構である。
フラッシュメモリ82は制御部80が実行する画像処理プログラムを格納している不揮発性メモリである。DSC1が作動するために必要な画像処理プログラムや各種のデータは、所定のサーバからのネットワークを介したダウンロード、リムーバブルメモリ92からの読み出し等によってフラッシュメモリ82に格納することもできる。
推定部、案内部および記録部としての制御部80は、CPU78、RAM100及びRAMコントローラ98を備える。制御部80はフラッシュメモリ82に格納されている制御プログラムを実行することでDSC1の各部を制御する。RAMコントローラ98は、AFE74、色処理部102、解像度変換部104、圧縮・伸張部106、CPU78、グラフィックコントローラ94、外部メモリコントローラ90、フラッシュメモリ82等とRAM100との間のデータ転送を制御する。
図5は、DSC1の撮影処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、制御部80が制御プログラムの所定のモジュールを繰り返し実行することによって、DSC1が撮影モードの期間中に繰り返し実行される。
ステップS100では、制御部80は、レリーズボタン10がハーフシャッタの状態まで押し込まれたかどうかを判定する。ハーフシャッタとは、レリーズボタン10が可動範囲の中間位置にある状態をいう。
レリーズボタン10がハーフシャッタの状態まで押し込まれると、制御部80は絞り値の推定処理を実行する(ステップS102)。
図1は絞り値の推定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS200では、制御部80は内部照度計66の出力値を読み込み、レンズユニット2の絞り62を通過した第一の光の照度を検出する。このとき絞り62の絞り値は撮影実行時の絞り値と同じであり、第一シャッタ幕30および第二シャッタ幕32は図6(A)に示すように閉じているため、このときに検出される第一の光の照度は撮影実行時の絞り値に対応している。
ステップS202では、制御部80は外部照度計68の出力値を読み込み、絞り62を通過していない第二の光の照度を検出する。このとき外部照度計68に入射する光を反射又は放射している被写界の中心は、内部照度計66に入射する光を反射又は放射している被写界の中心と同じである。
ステップS204では、制御部80は内部照度計66および外部照度計68の出力値に基づいて推定絞り値を取得する。具体的には、制御部80は、以下の関係式に基づいて推定絞り値を算出し、RAM100の所定領域に格納する。
(関係式)
照度=2EV×3.4、F:絞り値、a:外部照度計の出力値、a’:内部照度計の出力値、外部照度計の出力値:開口16を通過する光の照度=内部照度計の出力値:絞り62を通過する光の照度、である場合
F=(a/(a’×3.4))1/2
尚、内部照度計66および外部照度計68が光の照度に基づいてシャッタ速度を算出する機能を有する露出計である場合、制御部80は内部照度計66および外部照度計68が出力するシャッタ速度に基づいて、上記関係式に対応する推定絞り値を算出することができる。
以上、絞り値の推定処理について説明した。図5に戻って撮影処理の説明を続ける。
ステップS104では、制御部80はハーフシャッタの状態が解除されたかどうかを判定する。制御部80はレリーズボタン10がハーフシャッタの位置からばね力で押し上げられるとハーフシャッタの状態が解除されたと判定する。
ステップS106では、制御部80はレリーズボタン10がフルシャッタの位置まで押し込まれたか、すなわちレリーズボタン10が完全に押し込まれたかどうかを判定する。
レリーズボタン10がフルシャッタの位置まで押し込まれると、制御部80は撮像コントローラ76を介してイメージセンサ72を制御してイメージセンサ72からアナログ信号を出力させ、イメージセンサ72から出力されるアナログ信号をAFE74でデジタル化させる(ステップS108)。このときの絞り値は図6(B)に示すように、前述したように絞り推定処理時の絞り値と同一である。
ステップS110では、制御部80は、AFE74から出力されたRAWデータを色処理部102、解像度変換部104および圧縮・伸張部106で処理させることにより画像情報を生成する。具体的には画像情報をRAM100の所定領域に格納する。このとき生成される画像情報のフォーマットは、例えばJPEG、ビットマップ等である。
ステップS112では、制御部80は、外部メモリコントローラ90を制御することにより推定絞り値とともに画像情報をリムーバブルメモリ92に格納する。リムーバブルメモリ92に格納される推定絞り値および画像情報のデータ構造に特に制限はないが、例えばEXIFやTIFFのファイルフォーマットで推定絞り値および画像情報を1ファイルに格納することができる。
以上説明した第一実施例によると、DSC1がレンズユニット2の絞り値を検出できない場合であっても、レンズユニット2の絞り値を画像情報とともにリムーバブルメモリ92に格納することができる。また、第一実施例によると、内部照度計66と外部照度計68が実質的に同時に光の照度を計測するため、同一照明環境下にある被写範囲から到達する光の照度を計測することができる。尚、内部照度計66と外部照度計68が照度を計測している光の放射源又は反射源の範囲が同一でない場合であっても、内部照度計66と外部照度計68が同時に光の照度を計測する限り、内部照度計66と外部照度計68が照度を検出するときにレンズユニット2の光軸がずれないため、内部照度計66と外部照度計68の計測時がずれている場合に比べて高精度に絞り値を推定することができる。また、ハーフシャッタ時に推定絞り値が特定されるため、操作性が向上する。
(第二実施例)
レンズ60の曇りによる経年劣化や、ベンダ毎の公表絞り値のばらつきなどがあるため、レンズユニット2の個体が異なると個体毎に推定絞り値を補正することが望ましい。本発明の第二実施例では、推定絞り値を補正する実施形態を説明する。
推定絞り値を補正するためには、レンズユニット2に設定されている現実の絞り値を制御部80が認識し、上述の関係式で求まる推定絞り値を現実の絞り値に補正するための係数を記録する必要がある。現実の絞り値は、絞り値毎に制御部80に認識させて絞り値毎に補正係数を算出してもよいし、1つの現実の絞り値を制御部80に認識させ、その絞り値に基づいて全絞り値の補正係数を算出してもよい。1つの現実の絞り値から全絞り値の補正係数を算出する場合、ユーザの操作を軽減できるが、絞り62の作動誤差がある場合には、推定絞り値の正確さが犠牲になる。一方、1つの現実の絞り値から全絞り値の補正係数を算出する場合であっても、レンズユニット2の透過率の差が現実の絞り値と推定絞り値の誤差として表れている場合には、正確に推定絞り値を補正することができる。具体的には例えばDSC1は以下のように作動する。
はじめに制御部80は、レンズユニット2に設定させる絞り値をLCD36に表示し、ユーザにその絞り値をレンズユニット2に設定させる。
次に制御部80は、内部照度計66と外部照度計68の出力値を用いて上述の関係式に基づいて算出される推定絞り値とレンズユニット2に設定されている現実の絞り値とから補正計数を算出し、推定絞り値毎の補正係数をLUT(Look Up Table)に格納する。補正係数をフラッシュメモリ82に格納することにより、いったん設定された補正係数を再利用することが可能になる。また、上述の関係式に基づいて算出される推定絞り値とユーザが設定した現実の絞り値との差が所定値(例えば0.5EV)以上になる場合には、エラー処理を実行してもよい。
ユーザが使用するレンズユニット2が複数ある場合、レンズユニット2毎の補正係数をフラッシュメモリ82に格納しておくことで利便性を向上させることができる。例えば、レンズユニット2毎に補正係数を格納したLUTを複数フラッシュメモリ82に格納しておき、レンズユニット2の交換時に、ユーザにどのLUTを使用するかを操作部84を用いて指定させることができる。
(第三実施例)
絞り値は照度計が1つであっても推定することができる。本発明の第三実施例では、1つの照度計を用いて絞り値を推定する実施形態を説明する。
図7は1つの照度計66を用いて絞り値の推定処理を実現するために必要な光学系の作動を示す模式図である。はじめに、第一シャッタ幕30および第二シャッタ幕32を閉じた状態で、DSC1が認識している絞り値が設定されている絞り62を通過した光の照度と、撮影実行時の絞り値が設定されている絞り62を通過した光の照度とを内部照度計66により計測する。これらの2つの光の放射源および反射源の範囲を一致させるため、2つの光の照度の計測はできるだけ短時間に行われることが望ましい。例えば、予め決められた特定の絞り値(Fs)をユーザに案内し、ユーザにその絞り値を絞り62に設定させた状態(図7(A)に示す状態)で絞り62を通過した光の照度を計測することにより、DSC1が認識している絞り値が設定されている絞り62を通過した光の照度(L1)を計測することができる。特定の被写体から放射又は反射され、予め決められた特定の絞り値(Fs)が設定されている絞り62を通過した光の照度(基準照度:Ls)が予めわかっている状態で、DSC1が認識している絞り値が設定されている絞り62を通過した光の照度(L1)を検出できれば、任意の絞り値が設定されている絞り62(図7(B)に示す状態)について絞り値の推定が可能である。
図8は第三実施例による絞り値の推定処理を示すフローチャートである。
ステップS300では、予め決められた特定の絞り値をユーザに設定させる。予め決められた特定の絞り値(Fs)は、LCD36への画面表示や操作マニュアルへの記載によってユーザに案内される。予め決められた特定の絞り値(Fs)は、ユーザが撮影直前に絞り調整ダイヤル56を回転させることにより絞り62に設定される。
ステップS302では、予め決められた特定の絞り値(Fs)が設定されている図7(A)に示す状態で、制御部80は内部照度計66の出力値(x1)を読み込み、絞りを通過した光の照度(L1)を計測する。
ステップS304では、撮影実行時と同一の絞り値をユーザに設定させる。
ステップS306では、撮影実行時と同一の絞り値が設定されている状態(図7(B)に示す状態)で、制御部80は内部照度計66の出力値(x2)を読み込むことにより、撮影実行時と同一の絞り値が設定されている絞り62を通過した光の照度(L2)を計測する。この処理は例えば制御部80がハーフシャッタを検出したときに実行する。
ステップS308では、基準照度(Ls)とL1とL2とに基づいて推定絞りを算出する。特定の被写体から放射又は反射され、予め決められた特定の絞り値(Fs)が設定されている絞り62を通過した光の照度(基準照度:Ls)に対応する内部照度計66の出力値(xs)は、制御プログラムのデータとしてフラッシュメモリ82に格納されている。推定絞り値は、基準照度(Ls)に対応する内部照度計66の出力値(Ls)と、読み込んだ内部照度計66の出力値(x1、x2)とに基づいて算出される。
第三実施例によると、TTL方式の照度計66が1つの場合であっても、絞りを推定することができる。
以上説明した複数の実施例では、ディジタルスチルカメラに本発明を適用した例について説明したが、本発明はフィルムカメラにも適用することができる。フィルムカメラに本発明を適用する場合、フィルムに推定露出値を露光によって記録したり、フィルムの磁気情報記録領域に推定露出値を記録することができる。
本発明の一実施例にかかるフローチャート。 (A)は本発明の一実施例にかかる正面図、(B)は本発明の一実施例にかかる背面図、(C)は本発明の一実施例にかかる上面図。 (A)、(B)ともに本発明の一実施例にかかる側面図。 本発明の一実施例にかかるブロック図。 本発明の一実施例にかかるフローチャート。 本発明の一実施例にかかる模式図。 本発明の一実施例にかかる模式図。 本発明の一実施例にかかるフローチャート。
符号の説明
2:レンズユニット、36:LCD(案内部)、56:絞り調整ダイヤル、60:レンズ、66:内部照度計、68:外部照度計、80:制御部(推定部、案内部、記憶部)、84:操作部、92:リムーバブルメモリ(記録媒体)、94:グラフィックコントローラ(案内部)1 特許文献

Claims (8)

  1. 絞り値を検出不能なレンズユニットを通過した第一の光の照度と絞り値が既知の第二の光の照度とを計測する測光部と、
    前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力する推定部と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 前記第二の光は前記レンズユニットを通過していない外光であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記測光部は、前記第一の光の照度を計測する内部照度計と、前記第二の光の照度を計測する外部照度計とを有することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記測光部は、前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とを実質的に同時に計測し、
    前記推定部は、実質的に同時に計測された前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力することを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラ。
  5. 前記測光部は、ハーフシャッタ時に前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とを計測し、
    前記推定部は、ハーフシャッタ時に計測された前記第一の光の照度と前記第二の光の照度とに基づいて前記レンズユニットの推定絞り値を出力することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記レンズユニットに設定すべき特定の絞り値に対応する前記推定絞り値を案内する案内部をさらに備え、
    前記推定部は、前記特定の絞り値に対応する基準照度と前記第一の光の照度とに基づいて前記レンズユニットに対応する前記推定絞り値を補正することを特徴とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラ。
  7. 前記推定絞り値を補正するためのパラメータを前記推定部から取得し、前記パラメータを記憶する記憶部と、
    記憶された前記パラメータの選択操作を受け付ける操作部と、をさらに備え
    前記推定部は、選択された前記パラメータに基づいて前記推定絞り値を補正することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 被写体画像とともに前記推定絞り値を記録媒体に記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のカメラ。

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