JP4424201B2 - 撮像装置、撮像方法、プログラム、及びプロジェクタシステム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、プログラム、及びプロジェクタシステム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、プログラム、及びプロジェクタシステムに関する。
従来、色を高速に切り替えて順に投影することで混ざって知覚させる色順次式投射型プロジェクタがある。例えば、色順次式投射型プロジェクタの例としては、図3に示すようにカラーホイールとDMD(Digital Micromirror Device)素子を用いて構成されたものがある。
図3(a)は、特に図示しない制御部により制御されるプロジェクタの構成についての概略を示す図である。
先ず、白色光源50から発せられた光は光路上に備えられたカラーホイール51を透過する。カラーホイール51は、図3(b)に示すとおり、円盤にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)、W(白/透明)のフィルタを取り付けたものであり、特に図示しない軸着されるモータなどでフレームレートあるいはその整数倍で回転させることにより、白色光源50からの光がカラーホイール51を透過する際に時間的に色を変化させる。
カラーホイール51を透過した光は、集光ロッド52により集光されてDMD53に照明される。DMD53は、長方形の中の半導体素子上に、微細なミラーエレメントを敷き詰め、1枚のパネル上に形成されたものであり、ミラーひとつひとつが傾斜角度を変え、白色光源50から照明された光の投影レンズ54への投射をオン/オフする。よって、DMD53によりオンされ投影レンズ54から投射される光が特に図示しないスクリーン上に投影画像を描く。
そして、上述した色順次式のプロジェクタにおいては、より鮮明な投影画像を得るため、カラーホイール51の回転を検出する技術などが公知である(特許文献1を参照)。
また、従来、被写体からの光を受光して画像を得るカメラ(撮像装置)には、被写体からの光量を検出する調光センサが設けられている。このようなカメラにおいては、適切に露光された画像を得るため、シャッター解放時にこの調光センサからの出力を積分し、所定の値になったところでシャッターを閉じるなどの露光制御、又はストロボから被写体への発光制御が行われている。
特開平9−127437号公報
しかしながら、上記カメラ(撮像装置)を用いて色順次式のプロジェクタの投影画像を撮影する場合は、フレームの整数倍の時間で露光しなければ正確な色調の撮像画像を得ることができず、得られる撮像画像が不安定なものとなる問題があった。また、上記カラーホイール51の回転を検出する公知技術を単純に用いた構成では、適正な露光時間を得ることができなかった。
そこで、本発明の課題は、色が周期的に変動する被写体の撮影時に正確な色調で適正に露光した撮像画像を得ることができる撮像装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置であって、前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始後から積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、前記光量測定信号に基づいて、前記投射色のうちのいずれか一つの色に対応する前記光量測定信号の周期を検出し周期検出信号を出力する周期検出手段と、前記周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光開始命令を出力し、前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
更に、上述した請求項1に記載の発明に示した撮像方法、コンピュータに対してその主要機能を実現させるためのプログラム、及び撮像装置を含むプロジェクタシステムを提供する(請求項4、5、6に記載の発明)。
請求項2に記載の発明は、少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置であって、露光開始命令の出力を指示する指示手段と、前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始後から積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、前記光量測定信号に基づいて、前記投射色の周期を検出して前記指示手段からの露光開始命令時に対応する周期で周期検出信号を出力する周期検出手段と、前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
更に、上述した請求項2に記載の発明に示した撮像装置を含むプロジェクタシステムを提供する(請求項7に記載の発明)。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記光量測定手段は、ストロボ発光制御用の調光センサであることを特徴とする。
請求項1、4、5、6に記載の発明によれば、いずれか1つの色の周期的な変化を検出し、それを元に露光を開始させ、適正露光後に上記検出された周期的な変化に応じて露光を終了させる構成であるため、正確な色調で適正に露光した撮像画像を得ることができる。
撮影時における適正露光時のシャッター制御を、色が周期的に変動する被写体の光量の変化を元に撮影開始と終了とを同調させて行う構成であるため、正確な色調で適正に露光した撮像画像を得ることができる。例えば、色順次式のプロジェクタの投影画像の露光を正確に行うことができる。
請求項2、7に記載の発明によれば、適正露光後に撮影開始時における色のタイミングと同期して露光を終了させる構成であるため、撮影開始時にタイムラグを生じさせることなく、正確な色調で適正に露光した撮像画像を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、従来からあるストロボ制御用の調光センサを用いる構成であるため、従来の装置構成を有効に活用して正確な色調の撮像画像を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず、本実施の形態における撮像装置1の外観について図1(a)を参照して説明する。
撮像装置1は、前面にレンズ光学系22、ストロボ部12、及び調光センサ11を備える。レンズ光学系22は、被写体からの光を後述するCCD23上で結像させるためのレンズである。ストロボ部12は、後述するCPU32により制御され、特に図示しない電荷を蓄積するコンデンサ、及びそのコンデンサを充電する充電回路と、キセノン管などからなる発光体とを備え、被写体に発光タイミングや発光量が調節されたストロボ光を照射する。
調光センサ11は、ストロボの発光制御を行うため、被写体からの反射光LINを受光してその光量を光量測定信号である出力AとしてCPU32に出力するSPC(Silicon Photo Cell)などである。なお、調光センサ11は、上述のSPCなどの受光素子により撮像光学系の受光部であるCCD23とは別に備える構成であってもよいし、CCD23から得られた信号を用いる構成であっても良い。また、上述したSPCにRGBのいずれかの色のフィルタを設け、そのフィルタの色における光量を検出する構成であってもよい。
次に、撮像装置1の回路構成を図2に示す。撮像装置1は、モータ(M)21、レンズ光学系22、CCD23、TG24、垂直ドライバ25、S/H26、A/D27、カラープロセス回路28、DMAコントローラ29、DRAMI/F30、DRAM31、CPU32、VRAMコントローラ33、VRAM34、デジタルビデオエンコーダ35、キー入力部36、JPEG回路37、フラッシュメモリ38、通信部39、手ブレ検出センサ40、調光センサ11、ストロボ部12、及び表示部13により構成される。
モータ(M)21は、CPU32から入力される制御信号に従って駆動し、レンズ光学系22の絞り位置を移動させる。
CCD23は、撮像素子が平面上(2次元)に配列された構造を有し、光入力を電気信号に変換して蓄積する光電変換部、蓄積された電荷を読み出す走査部、電気信号として出力する出力部により構成され、撮影モードのモニタリング状態において、TG24、垂直ドライバ25によって駆動される。
また、CCD23は、CPU32からの撮影指示(露光許可)である露光開始命令Eに基づいて光入力による電荷の蓄積を開始し、撮影終了(露光終了)指示である露光終了命令Fにより蓄積された電荷を出力する、いわゆる電子シャッターの機能を有する。
CCD23の出力部から出力された電気信号は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整され、S/H26(サンプルホールド回路)は、このゲイン調整された信号をサンプルホールドする。A/D27は、S/H26から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、カラープロセス回路28に出力する。
カラープロセス回路28は、A/D27から出力されたデジタル信号に対して画素補完処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を施し、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを生成し、DMAコントローラ29に出力する。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28から出力された輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路28から出力された複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMI/F30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
CPU32(Central Processing Unit)は、制御部32a、光量判定部32b、周期検出部32cを備え、各部に制御信号を送って撮像装置1の動作全般を統括制御する。
制御部32aは、図示しない演算処理部、内部RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備えて構成され、演算処理部において、内部RAMの所定領域を作業領域としてROMに記憶されている各種制御プログラムに従い、撮像装置1の各部を統括制御する回路から構成される。
具体的には、制御部32aは、後述するキー入力部36からの撮影指示や周期検出信号Dに従い露光開始命令Eを出力して露光を開始させ、光量判定信号C、周期検出信号Dに基づいて露光終了命令Fを出力することで露光を終了させる。
光量判定部32bは、調光センサ11からの出力Aを図示しないコンデンサで積算して電圧に変換し、この電圧を測定して基準光量REF以上と判定され、適正露出に達したところで光量判定信号Cを出力する回路から構成される。
周期検出部32cは、調光センサ11からの出力Aの値が所定の閾値以上である場合に周期検出信号Dを制御部32aに出力することで、被写体からの光量の変動を検出する回路から構成される。なお、CPU32は、調光センサ11から出力される光電流の変化量が所定の閾値以上である場合に周期検出信号Dを出力する構成であってもよい。
また、周期検出部32cは、露光開始命令Eが入力された時点から直近の出力Aが所定の閾値以上となる時点までの時間を計時し、周期的に計測される閾値以上となる時点からその計時された時間後に周期検出信号Dを出力する構成であっても良い。
この場合は、露光開始命令Eの入力時における色に合わせて周期検出信号Dを出力することができる。
VRAMコントローラ33は、CPU32の制御により、DRAM31に一時記憶されている画像データ(輝度信号Y及び色差信号Cb、Cr)を、DRAM31からDRAMI/F30を介して読み出し、VRAM34に書き込む。また、再生モード時、CPU32により伸長された画像データをVRAM34に展開して記憶させる。
デジタルビデオエンコーダ35は、VRAM34に記憶されている画像データを、VRAM34からVRAMコントローラ33を介して定期的に読み出し、これらのデータを元にビデオ信号を生成して表示部13に出力する。
キー入力部36は、電源キー、シャッターキー、モードスイッチ、メニューキー、及び十字キー等の各種キーにより構成され、それらのキー操作に応じた信号をCPU32に出力する。キー入力部36のシャッターキーは、2段階のストロークで動作し、一般的に「半押し」と表現されている第1段階の操作状態でAE(自動露光)処理やAF(オートフォーカス)処理を始めとする撮影の準備を行い、一般的に「全押し」と表現されている、より強く押圧操作した第2段階の操作状態で撮影を実行する。
JPEG回路37は、CCD23から取り込まれ、DRAM31に一時的に記憶されている画像信号を、ADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化などの処理によりデータ圧縮する。
フラッシュメモリ38は、撮像装置1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリーカード内に封入された不揮発性メモリであり、JPEG回路37により符号化された画像信号が記録される。なお、フラッシュメモリ38は、撮像装置1に内蔵されてもよい。
通信部39は、外部機器とケーブルを介したデータ通信を行うためのインターフェースを備える。例えば、通信部39は、IEEE1394やUSB(Universal Serial Bus)等により通信を行うためのインターフェースを備える。なお、外部機器と無線通信手段により通信可能としてもよい。
手ブレ検出センサ40は、加速度センサ等であり、撮影時の手ぶれ量を検出してCPU32に出力する。そして、CPU32は、その手ぶれ量を元に撮像された画像の補整を行う。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等により構成され、撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取り込んでいる画像情報に基づくスルー画像をリアルタイムに表示する。また、表示部13は、CPU32からの画像信号に基づいた各種情報画面を表示する。
次に、色順次式プロジェクタの投影画面を撮影する場合におけるCPU32による露光制御の概略を図1(b)、及び図4を参照して説明する。
図1(b)は、露光制御に関する装置構成の概略を示す図である。調光センサ11からの出力Aは、光量判定部32bと周期検出部32cとに入力され、被写体からの光量が適正であることを示す光量判定信号C、及び光量の変動を示す周期検出信号DとしてCPU32に出力される。CPU32は、それらの信号を元にVRAMコントローラ33における露光を制御し、そのVRAMコントローラ33で得られた画像信号をデジタル信号としてカラープロセス回路28から出力させる。
ここで、図4(a)に調光センサ11から出力される光電流である出力Aに関するグラフを示す。図4(a)は、縦軸に調光センサ11からに出力、横軸に時刻をとり、時間の経過に伴う出力の変化を示すグラフである。このグラフに示すように、調光センサ11からの出力は、W、R、G、Bから構成される4色順次式プロジェクタの投影画面の変遷に合わせて変化し、ここで示した例ではWの時に最大の出力となる。
先ず、調光センサ11からの出力A(図4(a)を参照)は、光量判定部32bと周期検出部32cとに入力される。図4(a)は、調光センサ11からの出力と時間との関係を示すグラフであり、W、R、G、Bから構成される4色順次式プロジェクタの投影画面からの光を調光センサ11で検出した場合の出力を示す。
なお、図4(a)に示す調光センサ11からの出力Aに基づく周期検出部32cでの光量の変動の検出は、所定の閾値によりWを検出する構成でもよいが、R、G、Bのいずれの周期を検出する構成であってもよい。また、調光センサ11からの出力を元に予め算出される予想露光時間内において周期的に現れるピークを検出する構成であってもよい。
次に、上述の図4(a)に示した調光センサ11の出力に基づいたVRAMコントローラ33における露光制御のタイミングチャートを図4(b)に示す。図4(b)は、カラーホイールにより白色(W)が投影されたスクリーンからの光を受光して周期検出部32cからHi信号が検出されている時刻t1から撮影が開始され、時刻t2で光量判定部32bにより適正露光が検出された直後の白色の投影時である時刻t3に露光を終了させるCPU32の制御を示す図である。
図4(b)に示すように、撮像装置1は、光量判定部32bで適正露光を検出した後に、周期検出部32cにより検出される色順次式プロジェクタから投影される色の変動を元に撮影開始時と同期して露光を終了させるため、W、R、G、及びBの各色を均等に露光させることができ、正確な色調で適正に露光された画像を得ることができる。このため、特に露光時間が色順次式プロジェクタなどによる色の変動周期に近づいた場合においても正確に露光させることができる。
<実施例1>
次に、実施例1として、CPU32による本発明を適用した撮像処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、CPU32は、キー入力部36からのユーザからのシャッター操作による撮像指示を受け付け(ステップS11)、電子シャッターの場合はCCD23による撮像を開始、又は機械式シャッターを備える場合はシャッターを開放による撮影を開始し(ステップS12)、周期検出部32cで所定の閾値との時間差による撮影開始時の色変動のタイミングの検出、及び周期検出信号Dの制御部32aへの出力と光量判定部32bで出力の積算とを行う(ステップS13)。
ステップS13の後、調光センサ11からの出力の積分値が光量判定部32bにより検出され、適正露光として予め設定されている基準光量REFに達するまで待機される(ステップS14)。なお、ここにおける予め設定される基準光量REFは、レンズ光学系22の性能などにより工場出荷時に設定され、キー入力部36からの操作によりユーザの好みに調整される。
ステップS14で基準光量REFに達したと判定された後(ステップS14:YES)、周期検出部32cで色変動による周期的な信号である周期検出信号Dを検出しているか否かが判定され(ステップS15)、色順次式のプロジェクタによる投影画像の撮影ではなく、周期検出信号Dが検出されない場合(ステップS15:NO)、そのままシャッターが閉じられ(ステップS17)、CCD23により得られた画像データが出力される(ステップS18)。
ステップS15において、周期検出信号Dを検出している場合(ステップS15:YES)、撮影開始時の色変動のタイミング(同位相)まで待機された後(ステップS16:YES)、露光終了命令Fの出力により撮影が終了され(ステップS17)、画像データが出力される(ステップS18)。
以上のように、撮像装置1は、調光センサ11からの出力を光量判定部32b、周期検出部32cで監視することで色変動に合わせた適正な露光制御を行うことができ、例えば、色順次式プロジェクタの投影画像などの撮影時においても、正確な色調で適正に露光された画像を得ることができる。
<実施例2>
次に、実施例2として、CPU32が行う、シャッター操作での撮影指示後に周期検出部32cからの周期検出信号Dに応じて撮影を開始する撮像処理について図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、CPU32は、調光センサ11からの出力Aの監視を開始し(ステップS21)、シャッター操作による撮影開始の指示を受け付ける(ステップS22)。そして、ステップS22による撮影開始の指示の後、周期検出部32cにより、例えば白色(W)などの周期に合わせて出力される周期検出信号Dのタイミングまで待機されて(ステップS23)、露光開始命令Eを出力することでシャッターが開放される(ステップS24)。
ステップS24の後、光量判定部32bからの適正露光を示す光量判定信号Cが出力されるまで待機され(ステップS25)、適正な露光値となった後(ステップS25:YES)は、周期検出部32cから周期検出信号Dが出力されるタイミングまで待機された後(ステップS26)、露光終了命令Fが出力されることでシャッターが閉じられ(ステップS27)、画像が出力される(ステップS28)。
以上のように、実施例2における撮像装置1は、撮影の開始を周期検出部32cの周期検出信号Dに合わせ、撮影の終了を適正露光後の周期検出部32cの周期検出信号Dに合わせるという構成であり、色変動による同期を周期検出信号Dの検出で行う単純な構成で正確な色調の露光制御を行うことができる。
<実施例3>
次に、実施例3として、前記実施例1、2で説明した撮像装置1と図3で説明したプロジェクタと同等のプロジェクタ100とを組み合わせたプロジェクタシステムの例を図7に示す。
このプロジェクタシステムは、撮像装置1とプロジェクタ100とをPC200を介して互いに通信可能に接続したものであり、撮像装置1で撮像した資料等をプロジェクタ100でスクリーンや白板に投影することができる構成である。したがって、このプロジェクタシステムは、投影画像を上述した撮像装置1で撮像することにより、実際に投影した映像の保存や投影画像に合わせて実際に白板に書き込まれた文字等も含めた画像を適正に露光して撮像することができる。また、プロジェクタ100においては、適正に撮像された投影画像を利用することができるため、投影画像を検出した台形補正やフォーカス補正などの画像調整をより正確にすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、カメラは携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)に設けられたものであってよい。
また、色順次式プロジェクタに内蔵され、特許文献1に記載の技術などによりカラーホイールの回転を検出して周期検出部32cにより露光のタイミングを測る構成であってもよい。更に、上述のプロジェクタに内蔵される構成に限らず、USBなどの通信手段により色順次式のプロジェクタにおけるカラーホイールの回転の検出を通信部39に通知する構成であってもよい。
また、本実施の形態では、ステップS18、S28においてCCD23から画像データを出力する構成を備え、撮像装置1がデジタルカメラであるものとしたが、特に限定するものではなく、フイルムカメラであり、銀塩フィルムへの露光を制御するものであってもよい。
その他、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
(a)は、本発明を適用した撮像装置1の正面外観を示す図であり、(b)は、撮像装置1のCPU32による露光制御の概略を示す図である。 撮像装置1の機能的構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、色順次式のプロジェクタの構成を示す概略図であり、(b)は、カラーホイール51のフィルタ構成を示す図である。 (a)は、色順次式プロジェクタによる投影画像を調光センサ11で受光した際の時間の経過に伴う出力の変化を示すグラフであり、(b)は、露光制御のタイミングチャートを示す図である。 実施例1における露光の制御処理を説明するフローチャートである。 実施例2における露光の制御処理を説明するフローチャートである。 実施例3におけるプロジェクタシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 撮像装置
11 調光センサ
12 ストロボ部
13 表示部
21 モータ(M)
22 レンズ光学系
23 CCD
24 TG
25 垂直ドライバ
26 S/H
27 A/D
28 カラープロセス回路
29 DMAコントローラ
30 DRAMI/F
31 DRAM
32 CPU
32a 制御部
32b 光量判定部
32c 周期検出部
33 VRAMコントローラ
34 VRAM
35 デジタルビデオエンコーダ
36 キー入力部
37 JPEG回路
38 フラッシュメモリ
39 通信部
40 手ブレ検出センサ
100 プロジェクタ
200 PC

Claims (7)

  1. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置であって、
    前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始後から積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて、前記投射色のうちのいずれか一つの色に対応する前記光量測定信号の周期を検出し周期検出信号を出力する周期検出手段と、
    前記周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光開始命令を出力し、前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置であって、
    露光開始命令の出力を指示する指示手段と、
    前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始後から積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて、前記投射色の周期を検出して前記指示手段からの露光開始命令時に対応する周期で周期検出信号を出力する周期検出手段と、
    前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記光量測定手段は、ストロボ発光制御用の調光センサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を受けて画像を得る撮像装置の撮像方法であって、
    前記スクリーンからの反射光の光量を測定し、
    前記測定された光量から前記投射色のうちのいずれか一つの色に対応する周期を検出し、
    撮影開始後から前記測定された光量を積算し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、 前記いずれか一つの色に対応する周期に同期して露光を開始させ、前記基準光量値に達した直後における該いずれか一つの色に対応する周期に同期して露光を終了させることを特徴とする撮像方法。
  5. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を受けて画像を得る撮像装置のコンピュータに、
    前記スクリーンからの反射光の光量を測定して出力するステップと、
    前記測定された光量から前記投射色のうちのいずれか一つの色に対応する周期を検出するステップと、
    撮影開始後から前記測定された光量を積算し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定するステップと、
    前記いずれか一つの色に対応する周期に同期して露光を開始させ、前記基準光量値に達した直後における該いずれか一つの色に対応する周期に同期して露光を終了させるステップと、
    を実現させるプログラム。
  6. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタと、このプロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置を含むプロジェクタシステムであって、
    前記撮像装置は、前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始時点を基準として積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて、前記投射色のうちのいずれか一つの色に対応する前記光量測定信号の周期を検出し周期検出信号を出力する周期検出手段と、
    前記周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光開始命令を出力し、前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
  7. 少なくともRGBの3原色を含む投射色を周期的に順次切換える色順次式プロジェクタと、このプロジェクタから投影されたスクリーンからの反射光を光学的に取得する撮像装置を含むプロジェクタシステムであって、
    露光開始命令の出力を指示する指示手段と、
    前記スクリーンからの反射光の光量を測定し光量測定信号を出力する光量測定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて前記スクリーンからの反射光の光量を撮影開始時点を基準として積分し、その積分光量値が予め定められた基準光量値に達したか否かを判定し、前記積分光量値が当該基準光量に達した時点で光量判定信号を出力する光量判定手段と、
    前記光量測定信号に基づいて、前記投射色の周期を検出して前記指示手段からの露光開始命令時に対応する周期で周期検出信号を出力する周期検出手段と、
    前記光量判定信号の出力時点を経過した直後における周期検出信号の信号レベルの遷移タイミングに同期して露光終了命令を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
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