JP2006258684A - 漏水検出方法及び漏水検出システム並びにrfidタグ - Google Patents

漏水検出方法及び漏水検出システム並びにrfidタグ Download PDF

Info

Publication number
JP2006258684A
JP2006258684A JP2005078524A JP2005078524A JP2006258684A JP 2006258684 A JP2006258684 A JP 2006258684A JP 2005078524 A JP2005078524 A JP 2005078524A JP 2005078524 A JP2005078524 A JP 2005078524A JP 2006258684 A JP2006258684 A JP 2006258684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
rfid tag
tag
water leakage
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005078524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4484066B2 (ja
Inventor
Takanori Endo
貴則 遠藤
Tomohiro Mori
智広 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2005078524A priority Critical patent/JP4484066B2/ja
Publication of JP2006258684A publication Critical patent/JP2006258684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4484066B2 publication Critical patent/JP4484066B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】大掛かりな装置を必要とすることなく、わずかな水漏れであっても簡単かつ確実に検出することができる漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグの提供。
【解決手段】UHF帯やSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz)で作動するタグは水の影響を受けやすいという性質を利用して、配水管の継ぎ目近傍などの水漏れが生じやすい場所に上記高周波帯で作動するタグ2を設置し、タグ2とリーダ又はリーダ/ライタとの間の通信状態に基づいて水漏れの有無を判定する。また、タグ2の表面又は裏面の少なくとも一部に吸収材13を配設したり、タグ2の表面又は裏面の少なくとも一方に案内溝15を設けたり、タグ2の配水管設置面に軟磁性材17を配設して配水管の構成材料や内部の水の影響を抑制することによって、水漏れの検出精度を高める。
【選択図】図4

Description

本発明はRFID(Radio Frequency Identification)システム及び該システムを利用した方法に関し、特に、配水管の漏水を検出する漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグに関する。
各種建造物内部や地下などに張り巡らされている配水管は水漏れによる被害を防止するために定期的に検査が行われる。この水漏れの検査は、配水管が設置されている狭いスペース内で、作業者が配水管の継ぎ目を1つ1つ目視で確認したり触診するなどの方法によって行われるが、配水管は壁の内側などの狭く、かつ、照明のない暗い場所に設置されているため、水漏れを目視や触診で確認することは容易ではなく、検査に熟練を要すると共にわずかな水漏れを見落としてしまう危険性があった。
そこで、このような作業者の熟練に頼る作業を自動化すべく、様々な装置や方法が提案されている。例えば、特開2004−245618号公報には、水道管から水漏れ時に発生する音を計測することができる振動センサと、この振動センサで得られる信号を複数の周波数帯に分離する周波数分離器と、この周波数分離器で分離された単周波数波形のうち判断に必要な周波数のみを合算し、音波形に戻す逆変換装置と、この逆変換装置により出力される特徴集音波形と判定基準値とを比較し、水漏れを判定する判定器とを備えた漏水検知装置が開示されている。
特開2004−245618号公報(第3−6頁、第5図)
しかしながら、上記漏水検知装置は、水漏れ時に発生する音を計測するものであるため、大量の水漏れを検出することができたとしても、わずかな水漏れを検出することは困難である。また、水道管内を流れる水流により発生する音と、亀裂や継ぎ目から漏れる水漏れ音の周波数成分を比較するためには大掛かりな装置が必要であり、水漏れの検査にコストがかかってしまう。更に、このような方法では複数の配水管が複雑に配置されている場合に、どの部分で水漏れが発生しているかを特定するのは困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、大掛かりな装置を必要とすることなく、わずかな水漏れであっても簡単かつ確実に検出することができる漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の漏水検出方法は、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動する1以上のRFIDタグと、前記RFIDタグと通信を行うリーダ又はリーダ/ライタとを用いた漏水検出方法であって、前記継ぎ目から前記RFIDタグに流れ込む漏水による通信状態の変化に基づいて前記漏水を検出するものである。
本発明においては、前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に吸水材を配設し、該吸水材により、前記漏水を前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面に滞留させる構成、前記RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一方に案内溝を形成し、該案内溝により、前記漏水を前記RFIDタグの表面又は裏面に誘導する構成、又は、前記RFIDタグの前記配水管設置面に軟磁性材を配設し、該軟磁性材により、前記配水管の構成材料又は前記配水管内部の水による影響を抑制する構成とすることができる。
また、本発明の漏水検出システムは、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動する1以上のRFIDタグと、前記RFIDタグと通信を行うリーダ又はリーダ/ライタとを少なくとも備える漏水検出システムであって、前記継ぎ目から前記RFIDタグに流れ込む漏水による通信状態の変化に基づく前記漏水の検出を可能とするものである。
本発明においては、前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に、前記漏水を吸収し滞留させる吸水材が配設されている構成、前記RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一方に、前記漏水を前記RFIDタグの表面又は裏面に誘導する案内溝が形成されている構成、又は、前記RFIDタグの前記配水管設置面に、軟磁性材が配設されている構成とすることができる。
また、本発明においては、前記リーダ又は前記リーダ/ライタに、前記RFIDタグと通信できない場合、又は、前記通信状態が予め定めた基準状態よりも悪い場合に、漏水有りと判定する漏水判定手段を備える構成とすることもできる。
また、本発明のRFIDタグは、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、その内面の形状は前記配水管の外周と略等しく、前記配水管の一端から差し込み可能なリング状のものである。
また、本発明のRFIDタグは、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、その内面の形状が前記配水管の外周の一部と略等しく、前記配水管の側部から差し込み可能な半周以上の円弧状であり、前記配水管を把持可能な可撓性を有するものである。
また、本発明のRFIDタグは、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、その表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に、前記漏水を吸収し滞留させる吸水材を備えるものである。
また、本発明のRFIDタグは、配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、その表面又は裏面の少なくとも一方に、前記漏水を前記RFIDタグのアンテナの表面又は裏面に誘導する案内溝が形成されているものである。
本発明においては、更に、前記RFIDタグの前記配水管設置面に、軟磁性材を備える構成とすることができる。
このように、本発明では、UHF帯やSHF帯などの高周波帯で作動するRFIDタグが水の影響を受けやすいという性質を利用して、配水管の継ぎ目近傍の水漏れが生じやすい場所に上記高周波帯で作動するRFIDタグを設置し、RFIDタグとリーダ又はリーダ/ライタとの間の通信状態の変化に基づいて水漏れの有無を判定しているため、大掛かりな装置を必要とせず、既存のRFIDシステムを利用して水漏れを検出することができる。また、RFIDタグは数mm乃至数cm程度であり、一滴の水であっても十分に通信状態が変化するため、わずかな水漏れであっても簡単かつ確実に検出することができる。
本発明の漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグによれば、大掛かりな装置を必要とすることなく、わずかな水漏れであっても簡単かつ確実に検出することができる。
その理由は、UHF帯やSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz)で作動するRFIDタグは水の影響を受けやすいという性質を利用して、配水管の継ぎ目近傍などの水漏れが生じやすい場所に上記高周波帯で作動するRFIDタグを設置し、RFIDタグとリーダ又はリーダ/ライタとの間の通信状態の変化に基づいて水漏れの有無を判定しているからである。
また、RFIDタグは数mm乃至数cm程度であり、一滴の水であっても十分に通信状態が変化するため、わずかな水漏れであっても検出することができるからである。また、RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一部に、漏れ出た水を吸収、保持する吸収材を配設したり、RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一方に、漏れ出た水をRFIDタグの表面又は裏面に誘導する案内溝を設けたり、RFIDタグの配水管設置面に軟磁性材を配設して配水管内部の水の影響を抑制することによって、検出精度を高めることができるからである。
上述したように、従来、配水管の水漏れの検査は目視又は触診により行っていたが、狭くかつ暗い場所で配水管の水漏れを検出することは容易ではない。そこで、特許文献1などに水漏れを自動的に検出する装置が開示されているが、従来の装置はわずかな水漏れを検出することは難しく、装置が大掛かりになり、また、水漏れ箇所を特定できないなどの問題があった。
ここで、近年、ICチップを備えたタグとリーダ又はリーダ/ライタとの間でデータの通信を行うRFIDシステムが様々な用途に利用されるようになってきている。このRFIDシステムは、使用する周波数帯に応じて通信可能な距離が異なり、13.56MHz程度の短波帯で作動するものや、UHF帯やSHF帯などの高周波帯で作動するものなどがあるが、高周波帯で作動するRFIDタグは通信距離が長いという特徴がある反面、この周波数帯は水に吸収されるために水の影響を受けやすいという欠点もある。
そのため、UHF帯やSHF帯などの高周波帯で作動するRFIDタグは、通常、水の近くで作動させる用途には利用されないが、本発明では、この高周波帯で作動するRFIDタグが水の影響を受けやすいという欠点を利用して、RFIDタグを配水管の継ぎ目などの水漏れが発生しやすい場所に設置して、RFIDタグとリーダ又はリーダ/ライタとの間の通信状態の変化(通信距離の低下や共振周波数のずれ、通信不能になるなど)に基づいて漏水の有無を判定可能にしている。以下、その具体的構成について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例に係る漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグについて、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施例の漏水検出システムの構成を模式的に示す図であり、図2は本実施例のタグの構造を示す図である。また、図3は、本実施例のタグを配水管に設置した状態を模式的に示す図であり、図4は、水漏れが発生した状態を模式的に示す図である。また、図5乃至図8は、本実施例のタグのバリエーションを示す図である。
図1に示すように、本実施例の漏水検出システム1は、UHF帯又はSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)でデータの通信を行う1以上のタグ2と、リーダ又はリーダ/ライタ(以下、リーダ/ライタ6とする。)とからなる。また、タグ2は、共振回路を構成するアンテナ3と情報を記憶するICチップ5とを備え、リーダ/ライタ6は、タグ2と交信するアンテナ7と、送受信信号を変換するための通信回路8aや送受信信号をデコードするための演算処理回路8b等の制御部8とを備え、タグ2は内蔵する電源又はリーダ/ライタ6から供給される電源を用いて駆動される。
上記タグ2は、図2に示すように、数mm×数cm程度のサイズの変形可能なプラスチックフィルムなどからなる基材4の上に、UHF帯又はSHF帯等で作動するアンテナ3(好ましくはダイポールアンテナ)とICチップ5とが配置され、アンテナ3とICチップ5とが接続されて構成される。
なお、図2の構造は例示であり、アンテナ3の構造や形状等は特に限定されない。例えば、図2では、アンテナ3として2本のアンテナエレメントが直線状に配置されたダイポールアンテナを示しているが、UHF帯又はSHF帯等の周波数帯で作動可能なアンテナであればよく、ダイポールアンテナの変形として、ダイポールアンテナの2本のアンテナエレメントの内、GND側を筐体に落として鏡像とするモノポールアンテナや、2つのダイポールアンテナを90度位相をずらして十字状に配置して円偏波を放射するターンスタイルアンテナなどとしてもよい。また、図2ではアンテナ3及びICチップ5が露出する構造としているが、タグ2全体をフィルムなどで保護する構造としてもよい。
そして、上記構成のタグ2を配水管の水漏れが生じやすい場所に設置する。例えば、図3に示すように、パイプ9と継ぎ手10の接続箇所近傍にタグ2を接着剤や粘着テープなどを用いて固定する。なお、タグ2の設置場所は任意であり、継ぎ手10に当接するように設置してもよいし、パイプ9と継ぎ手10を跨ぐように設置してもよい。また、タグ2の個数も任意であり、複数の場所にタグ2を設置してもよいし、各々の接続箇所に複数のタグ2を設置してもよい。
ここで、水漏れが発生していない場合は、リーダ/ライタ6(好ましくは持ち運びが容易なハンディタイプのリーダ/ライタ)のアンテナ7をタグ2にかざすと、タグ2とリーダ/ライタ6との間で正常にデータの通信が行われるが、水漏れが発生した場合に、図4に示すように漏れ出た水11がタグ2のアンテナ3の少なくとも一部を覆うと、漏れ出た水11によって電磁波が吸収されて通信距離が短くなったり、漏れ出た水11によってアンテナ3のインピーダンスが変化して共振周波数がずれるなどして通信状態が劣化したり、通信不能になるなどの障害が発生する。
従って、タグ2とリーダ/ライタ6とを通信状態の変化に基づいて、通信状態が正常であれば水漏れがなく、通信状態が異常であれば水漏れが発生していると判断することができるため、簡単かつ確実に水漏れを検出することができる。また、タグ2を複数設置した場合にリーダ/ライタ6では各々のタグ2を識別することができるため、予めタグ2と設置場所とを対応付けるテーブルを設けておけば水漏れが発生している箇所も特定することができる。
なお、図4に示す漏水状態は例示であり、漏れ出た水11がタグ2のアンテナ3の表面又は裏面の少なくとも一部に広がっていればよく、本実施例のタグ2は上述したように数mm乃至数cm程度の小さいサイズであるため、1滴の漏水であっても十分に通信状態を変化させることができる。また、漏水の有無を検査者自身が判定してもよいが、例えば、リーダ/ライタ6の制御部8に判定手段を設け、通信不能又は通信状態が予め定めた基準状態よりも悪い場合に水漏れがあると判定して、ランプなどによって検査者に知らせる構成としてもよい。
また、配水管の接続箇所から少しずつ漏水した場合に水は配水管の下側に溜まることから、図3ではタグ2を配水管(ここではパイプ9)の底部に設置しているが、図3右側の垂直方向の接続箇所などではどの位置から水が滴り落ちるかを特定することができないため、タグ2の設置場所によっては漏水を検出できない恐れがある。そこで、そのような場合には、図5に示すように、配水管(ここでは継ぎ手10)の全周を覆うようにタグ2を設置することもできる。配水管の全周を覆う方法として、タグ2の長手が配水管の外周よりも長くなるようにしておき、タグ2を配水管の周囲に巻き付けるようにしてもよいし、その内面の形状が配水管の外面と略等しいリング状のタグ2を形成し、該タグ2を配水管の一端から嵌め込むようにしてもよい。
また、タグ2を接着剤や粘着テープなどで配水管に固定する場合、狭いスペースに手を差し込んでタグ2を固定しなければならず、配水管の配置によっては作業が難しい場合も考えられる。そこで、例えば、図6に示すように、タグ2を配水管の形状に合わせて半周以上の円弧状(例えば、”C”字型)に加工しておき、このタグ2を配水管の側面から差し込む構造にすることもできる。この場合、タグ2を配水管に差し込んだ後に容易に離脱しないようにするために、例えば、基材4を適切な厚みのプラスチックで形成したり、基材4の内側にバネ材などを配置するなどして、適度な可撓性を持たせることが好ましい。
また、図3乃至図6では、配水管の外周方向にタグ2を設置したが、タグ2の設置方向も任意であり、例えば、図7に示すように、配水管(ここではパイプ9)とタグ2の長手を一致させるように配置したり、斜めに配置してもよい。
また、上記説明では、配水管の継ぎ目から漏れ出る水の影響について示したが、パイプ9や継ぎ手10の肉厚が薄い場合には、パイプ9や継ぎ手10の中を流れる水によってタグ2の通信状態が変化することも考えられる。そこで、パイプ9や継ぎ手10の肉厚が薄い場合はタグ2の基材4を厚くしたり、図8に示すように、基材4の下部にスペーサ12を配置し、基材4やスペーサ12によってタグ2のアンテナ3を配水管から離して(好ましくは3〜5mm程度)、内部に流れる水の影響を抑制することもできる。
上記スペーサ12は、任意の材料を用いて形成することができるが、例えばプラスチック(誘電率2〜3)やゴムなどを用いるとスペーサ12の誘電率が大きくなり、その結果、スペーサ12自身によるロスが大きくなるため、内部に気泡が混在する発泡ウレタンなどの多孔質プラスチック(誘電率1.1〜1.2)や多孔質ゴムなどを用いることが好ましい。
このように、本実施例の構成によれば、配水管の接続部分などの漏水しやすい場所に、UHF帯又はSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)で作動するタグ2を設置し、通信状態の変化に基づいて水漏れの有無を判定しているため、簡単かつ確実に漏水を検出することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグについて、図9乃至図12を参照して説明する。図9乃至図12は、本実施例のタグの構造を模式的に示す図である。
前記した第1の実施例では、基材4上にアンテナ3とICチップ5とが配置されたタグ2又は更に基材4の下部にスペーサ12が配置されたタグ2を用いたが、これらのタグ2の構成材料は、通常、水をはじきやすい性質を有するため、漏水の量が少ない場合に漏れ出た水がアンテナ3の表面や裏面に滞留せず通信状態が変化しない恐れがある。また、水漏れが継続的に生じている場合はいつ検査しても水漏れを検出することが可能であるが、水漏れが断続的に生じている場合に、水漏れが止まっているときに検査しても水漏れを検出することができない恐れもある。そこで、本実施例では、わずかな水漏れや断続的な水漏れであっても確実に検出することができるように、漏れ出た水をタグ2の表面又は裏面に保持できるようにしている。
具体的に説明すると、本実施例のタグ2は、図9(a)に示すように、配水管の形状に合わせて変形可能なプラスチックフィルムなどからなる基材4の上に、UHF帯又はSHF帯等の高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)で作動するアンテナ3とICチップ5とが配置され、アンテナ3及びICチップ5の表面には、スポンジなどの吸水性のある材料(吸水材13と呼ぶ。)が配設されている。このような吸水材13を備えるタグ2では、配水管の接続箇所から漏れ出た水は吸水材13に吸収されて保持されるため、わずかな水漏れや断続的な水漏れであっても確実に検出することができる。
なお、吸水材13は水を吸収して一定期間保持することができるものであればよく、例えば、適当な大きさの孔や隙間が形成されたフィルタや紙、綿などの毛細管現象により水を吸い込むことができる材料や、水分を吸収してゲル化する材料などを用いることができる。
また、図9(a)では、タグ2の表面の全面を吸水材13で覆う構造としたが、タグ2がフィルムなどによって保護されていない場合、ICチップ5が水で濡れたままの状態となると破損する恐れがある。そのような場合には、図9(b)に示すように、アンテナ3の上部のみに吸水材13を配置したり、図9(c)に示すように、一方のアンテナ3上部のみに吸水材13を配置するなど、タグ2の表面の少なくとも一部に吸水材13を配置する構成としてもよい。
また、図9では、タグ2の表面に吸水材13を配置したが、アンテナ3の下部に水があっても通信状態が変化することから、図10(a)に示すように、タグ2の裏面(基材4の下層)に吸水材13を配置することもできる。この場合も、一方のアンテナ3の下層のみに吸水材13を配置するなど、タグ2の裏面の少なくとも一部に吸水材13を配置する構成としてもよい。また、表面又は裏面に吸水材13が配設されたタグ2を配水管に固定する作業を容易にするために、図10(b)に示すようにタグ2の裏面(図では吸水材13の裏面)に粘着剤14を予め設けておいてもよい。
また、図9及び図10では、タグ2の表面又は裏面の一方に吸水材13を配置したが、吸水効果を高めるために、図11に示すように、タグ2の表面及び裏面の双方の少なくとも一部に吸水材13を配置してもよいし、図12に示すように、タグ2の周囲の少なくとも一部を吸水材13で覆う構造としてもよい。
このように、本実施例の構成によれば、配水管の接続部分などの漏水しやすい場所に、UHF帯又はSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)で作動するタグ2を設置し、かつ、タグ2の表面又は裏面の少なくとも一部に吸水材13を配設しているため、漏れ出た水をタグ2の表面又は裏面に滞留させることができるため、わずかな水漏れや断続的な水漏れであっても確実に検出することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグについて、図13乃至図15を参照して説明する。図13乃至図15は、本実施例のタグの構造を模式的に示す図である。
前記した第2の実施例では、タグ2の表面又は裏面の少なくとも一方に吸水材13を配置したが、漏れ出た水を確実にタグ2のアンテナ3上面又は下面に誘導することができればよいことから、例えば、図13に示すように、基材4の裏面に案内溝15を設けることもできる。この構造では、漏れ出た水は案内溝15に沿ってアンテナ3の下部に誘導され、表面張力で案内溝15内部に滞留するため、わずかな水漏れであっても効率的に検出することが可能となる。
なお、この案内溝15の形や深さ、方向などは特に限定されず、例えば、図14に示すようにタグ2の長手方向に沿って案内溝15を形成してもよいし、図15に示すように、タグ2の表面に保護材16が形成される構造の場合は、タグ2上面の保護材16に案内溝15を設けてもよいし、表面と裏面の双方に案内溝15を設けてもよい。また、図13乃至図15では一方向に案内溝15を形成したが、格子状の案内溝15を設けたり、湾曲又は屈曲する形状の案内溝15を設けてもよい。
このように、本実施例の構成によれば、配水管の接続部分などの漏水しやすい場所に、UHF帯又はSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)で作動するタグ2を設置し、かつ、タグ2の表面又は裏面の少なくとも一方に案内溝15を形成しているため、漏れ出た水をタグ2の表面又は裏面に誘導することができ、わずかな水漏れや断続的な水漏れであっても確実に検出することができる。
次に、本発明の第4の実施例に係る漏水検出方法及び漏水検出システム並びにRFIDタグについて、図16及び図17を参照して説明する。図16は、本実施例のタグの構造を模式的に示す図であり、図17は、軟磁性材の構造を模式的に示す図である。
前記した実施例では、タグ2を単独又はスペーサ12や吸水材13を介して配水管に固定したが、配水管が鉄などの金属材料で形成されている場合、金属材料に流れる渦電流によりタグ2が作動しなくなったり通信距離が小さくなってしまい、漏水を確実に検出することができなくなる恐れがある。また、配水管内部を流れる水とタグ2との距離が短い場合は、内部の水による電磁波の吸収や共振周波数のずれなどにより通信状態が変化する恐れもある。
そこで、本実施例では、例えば、図16(a)に示すように、第1の実施例と同様の構造のタグ2の基材4の裏面に軟磁性材17を配設したり、図16(b)に示すように、第2の実施例と同様の構造のタグ2の吸水材13の裏面に軟磁性材17を配設し、配水管を構成する金属材料や配水管内部の水による影響を抑制できるようにしている。なお、図16では基材4又は吸収材13の下層に軟磁性材17を配設したが、第1乃至第3の実施例で示したいずれの構造のタグ2に対しても軟磁性材17を配設することができる。
また、この軟磁性材17は、一般的な軟磁性材や、本願発明者の先願(特開2002−215321号公報)に記載された方法を用いて製造された軟磁性材を利用してもよいが、損失を低減させるために、極めて微細な軟磁性金属の粉末をプラスチックまたはゴムと複合化したものを用いることもできる。
この極めて微細な軟磁性粉末は自発磁化のため鎖状に繋がっており、軟磁性粉末をプラスチックまたはゴムと複合化し、図17(a)に示すように一方向に延ばしたり、軟磁性金属粉末を懸濁させたインクを塗布したフィルムに直流磁場を印加すると、図17(b)に示すように鎖状の繋がった粉末の集合体は延ばした方向に揃う。そして、材料を延ばした方向に磁場を印加すると、磁束が鎖状の粉末の集合体を通じることにより、延ばした方向の透磁率を高くすることができる。一方、延ばした方向に直交する方向では、粉末は繋がっていないために透磁率は低く、また、粉末が微細であるため粉末の内部を流れる渦電流の影響はない。従って、粉末が磁化方向に直交する方向で相互に繋がらないよう粉末の含有量を調整すれば40MHzを超える高周波でも使用することが可能となる。
このように、本実施例の構成によれば、配水管の接続部分などの漏水しやすい場所に、UHF帯又はSHF帯などの高周波帯(好ましくは2.45GHz近傍)で作動するタグ2を設置し、かつ、タグ2の裏面に軟磁性材17を配設しているため、配水管が金属材料で構成されている場合であっても漏水を確実に検出することができる。
なお、第2の実施例ではタグ2に吸水材13を配設し、第3の実施例ではタグ2に案内溝15を設けたが、これらを組み合わせて、一方の面に吸水材13を配設し、他方の面に案内溝15を設けたり、更に第4の実施例で示した軟磁性材17を配設するなどの組み合わせも可能である。
また、上記各実施例では、UHF帯又はSHF帯で動作するタグ2を用いたが、本発明のタグ2は水の有無によって通信状態が変化するものであればよく、水の吸収帯域で作動する任意のタグを用いることができる。
また、上記各実施例では、タグ2又はリーダ/ライタ6の構造に特徴を持たせたが、漏れ出た水をタグ2の表面又は裏面に効率的に誘導するために、配水管の表面の、タグ2と配水管の継ぎ目との間の経路上に案内溝を設けてもよい。
本発明は、水の有無で通信状態が変化することから、配水管を挟んでタグ2とリーダ/ライタ6のアンテナ7とを対向配置して配水管内に水が流れているか否かを検出するシステムなどに応用することができる。
本発明の第1の実施例に係る漏水検出システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグの設置状態を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグの設置状態(漏水時)を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第2の実施例に係るタグの構成を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第2の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第2の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第3の実施例に係るタグの構成を示す図である。 本発明の第3の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第3の実施例に係るタグのバリエーションを示す図である。 本発明の第4の実施例に係るタグの構成を示す図である。 本発明に係る軟磁性材の製造方法及び断面構造を模式的に示す図である。
符号の説明
1 漏水検出システム
2 タグ
3 アンテナ
5 ICチップ
6 リーダ/ライタ
7 アンテナ
8 制御部
8a 通信回路
8b 演算処理回路
9 パイプ
10 継ぎ手
11 漏れ出た水
12 スペーサ
13 吸水材
14 粘着材
15 案内溝
16 保護材
17 軟磁性材

Claims (14)

  1. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動する1以上のRFIDタグと、前記RFIDタグと通信を行うリーダ又はリーダ/ライタとを用いた漏水検出方法であって、
    前記継ぎ目から前記RFIDタグに流れ込む漏水による通信状態の変化に基づいて前記漏水を検出することを特徴とする漏水検出方法。
  2. 前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に吸水材を配設し、該吸水材により、前記漏水を前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面に滞留させることを特徴とする請求項1記載の漏水検出方法。
  3. 前記RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一方に案内溝を形成し、該案内溝により、前記漏水を前記RFIDタグの表面又は裏面に誘導することを特徴とする請求項1記載の漏水検出方法。
  4. 前記RFIDタグの前記配水管設置面に軟磁性材を配設し、該軟磁性材により、前記配水管の構成材料又は前記配水管内部の水による影響を抑制することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の漏水検出方法。
  5. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動する1以上のRFIDタグと、前記RFIDタグと通信を行うリーダ又はリーダ/ライタとを少なくとも備える漏水検出システムであって、
    前記継ぎ目から前記RFIDタグに流れ込む漏水による通信状態の変化に基づく前記漏水の検出を可能とすることを特徴とする漏水検出システム。
  6. 前記RFIDタグの表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に、前記漏水を吸収し滞留させる吸水材が配設されていることを特徴とする請求項5記載の漏水検出システム。
  7. 前記RFIDタグの表面又は裏面の少なくとも一方に、前記漏水を前記RFIDタグの表面又は裏面に誘導する案内溝が形成されていることを特徴とする請求項5記載の漏水検出システム。
  8. 前記RFIDタグの前記配水管設置面に、軟磁性材が配設されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載の漏水検出システム。
  9. 前記リーダ又は前記リーダ/ライタに、前記RFIDタグと通信できない場合、又は、前記通信状態が予め定めた基準状態よりも悪い場合に、漏水有りと判定する漏水判定手段を備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一に記載の漏水検出システム。
  10. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、
    その内面の形状が前記配水管の外周と略等しく、前記配水管の一端から差し込み可能なリング状であることを特徴とするRFIDタグ。
  11. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、
    その内面の形状が前記配水管の外周の一部と略等しく、前記配水管の側部から差し込み可能な半周以上の円弧状であり、前記配水管を把持可能な可撓性を有することを特徴とするRFIDタグ。
  12. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、
    その表面、裏面又は表裏面の少なくとも一部に、前記継ぎ目からの漏水を吸収し滞留させる吸水材を備えることを特徴とするRFIDタグ。
  13. 配水管の継ぎ目近傍に設置される、UHF帯又はSHF帯で作動するRFIDタグであって、
    その表面又は裏面の少なくとも一方に、前記継ぎ目からの漏水を前記RFIDタグのアンテナの表面又は裏面に誘導する案内溝が形成されていることを特徴とするRFIDタグ。
  14. 更に、前記RFIDタグの前記配水管設置面に、軟磁性材を備えることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一に記載のRFIDタグ。
JP2005078524A 2005-03-18 2005-03-18 漏水検出方法及び漏水検出システム Expired - Fee Related JP4484066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078524A JP4484066B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 漏水検出方法及び漏水検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078524A JP4484066B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 漏水検出方法及び漏水検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006258684A true JP2006258684A (ja) 2006-09-28
JP4484066B2 JP4484066B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=37098105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005078524A Expired - Fee Related JP4484066B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 漏水検出方法及び漏水検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4484066B2 (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233031A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Toda Constr Co Ltd 漏水検知システム
KR100877415B1 (ko) * 2006-11-27 2009-01-08 (주) 삼정디씨피 전자태그가 설치된 관체
JP2009085846A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 光収納箱浸水検知システム
WO2009075226A1 (ja) * 2007-12-10 2009-06-18 Omron Corporation Rfidタグ、及び、rfidタグ周囲の状況変化検知システムとその検知方法
JP2010122039A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Fujitsu Ltd 液漏れ検出方法及び液漏れ検出システム
WO2010105811A1 (de) * 2009-03-17 2010-09-23 Porextherm-Dämmstoffe Gmbh Indikator zum nachweis des eindringens von luft- und/oder feuchte in eine vakuum-, druck- oder schutzgasverpackung
JP2010216923A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujitsu Ltd 液漏れ検出方法及び液漏れ検出システム
US20110227721A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-22 Khaled Mezghani Leak detection system for pipes
JP2013164868A (ja) * 2013-05-16 2013-08-22 Toppan Forms Co Ltd Icタグ
CN104880289A (zh) * 2015-02-16 2015-09-02 中交第二航务工程局有限公司 沉管密封测试系统
US20150290567A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company System for detecting a liquid and a water filter assembly
US20150290569A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company Water filter assembly and a system for detecting liquid
US20150290568A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company System for detecting a liquid and a water filter assembly
JP2016009319A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社木村技研 看視システム
JP2016170070A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社村田製作所 水分検出用rficデバイス
JP2017102028A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社村田製作所 水分検出用rfidタグ及びおむつ
US10018407B2 (en) 2015-08-25 2018-07-10 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
US10040009B1 (en) 2017-06-27 2018-08-07 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
US10150067B2 (en) 2015-09-08 2018-12-11 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
US10166495B2 (en) 2014-04-10 2019-01-01 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
KR20190030332A (ko) * 2017-09-14 2019-03-22 삼성중공업 주식회사 부식 감지용 rfid 태그 및 이를 이용한 부식감지방법
US10274237B2 (en) 2017-01-31 2019-04-30 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Ice maker for an appliance
US10391430B2 (en) 2015-09-21 2019-08-27 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter assembly
US10502477B2 (en) 2014-07-28 2019-12-10 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance
US10571179B2 (en) 2017-01-26 2020-02-25 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a clear icemaker
US10605493B2 (en) 2017-01-26 2020-03-31 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a clear icemaker
JP2022516470A (ja) * 2018-12-31 2022-02-28 サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 漏洩検知システムおよび漏洩を検知する方法
JP7458570B2 (ja) 2020-03-30 2024-04-01 Toppanホールディングス株式会社 非接触通信媒体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104266085B (zh) * 2014-09-30 2017-10-13 太原理工大学 基于gis的供热管网泄漏检测系统及其方法
US10926206B1 (en) * 2020-02-06 2021-02-23 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter assembly with leak detection features

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100877415B1 (ko) * 2006-11-27 2009-01-08 (주) 삼정디씨피 전자태그가 설치된 관체
JP2008233031A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Toda Constr Co Ltd 漏水検知システム
JP2009085846A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 光収納箱浸水検知システム
WO2009075226A1 (ja) * 2007-12-10 2009-06-18 Omron Corporation Rfidタグ、及び、rfidタグ周囲の状況変化検知システムとその検知方法
JP2010122039A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Fujitsu Ltd 液漏れ検出方法及び液漏れ検出システム
JP2010216923A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujitsu Ltd 液漏れ検出方法及び液漏れ検出システム
WO2010105811A1 (de) * 2009-03-17 2010-09-23 Porextherm-Dämmstoffe Gmbh Indikator zum nachweis des eindringens von luft- und/oder feuchte in eine vakuum-, druck- oder schutzgasverpackung
US20110227721A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-22 Khaled Mezghani Leak detection system for pipes
JP2013164868A (ja) * 2013-05-16 2013-08-22 Toppan Forms Co Ltd Icタグ
US20150290567A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company System for detecting a liquid and a water filter assembly
US10173905B2 (en) * 2014-04-10 2019-01-08 Haier Us Appliance Solutions, Inc. System for detecting a liquid and a water filter assembly
US20150290569A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company Water filter assembly and a system for detecting liquid
US20150290568A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 General Electric Company System for detecting a liquid and a water filter assembly
US10173904B2 (en) * 2014-04-10 2019-01-08 Haier Us Appliance Solutions, Inc. System for detecting a liquid and a water filter assembly
US10173155B2 (en) * 2014-04-10 2019-01-08 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Water filter assembly and a system for detecting liquid
US10166495B2 (en) 2014-04-10 2019-01-01 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
JP2016009319A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社木村技研 看視システム
US10502477B2 (en) 2014-07-28 2019-12-10 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance
CN104880289A (zh) * 2015-02-16 2015-09-02 中交第二航务工程局有限公司 沉管密封测试系统
JP2016170070A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社村田製作所 水分検出用rficデバイス
US10018407B2 (en) 2015-08-25 2018-07-10 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
US10150067B2 (en) 2015-09-08 2018-12-11 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
US10391430B2 (en) 2015-09-21 2019-08-27 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter assembly
JP2017102028A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社村田製作所 水分検出用rfidタグ及びおむつ
US10605493B2 (en) 2017-01-26 2020-03-31 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a clear icemaker
US10571179B2 (en) 2017-01-26 2020-02-25 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a clear icemaker
US10274237B2 (en) 2017-01-31 2019-04-30 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Ice maker for an appliance
US10040009B1 (en) 2017-06-27 2018-08-07 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Filter cartridge
KR102027217B1 (ko) * 2017-09-14 2019-11-04 삼성중공업 주식회사 부식 감지용 rfid 태그 및 이를 이용한 부식감지방법
KR20190030332A (ko) * 2017-09-14 2019-03-22 삼성중공업 주식회사 부식 감지용 rfid 태그 및 이를 이용한 부식감지방법
JP2022516470A (ja) * 2018-12-31 2022-02-28 サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 漏洩検知システムおよび漏洩を検知する方法
JP7179994B2 (ja) 2018-12-31 2022-11-29 サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 漏洩検知システムおよび漏洩を検知する方法
US11585719B2 (en) 2018-12-31 2023-02-21 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Leak detection systems and methods of detecting leakage
JP7458570B2 (ja) 2020-03-30 2024-04-01 Toppanホールディングス株式会社 非接触通信媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4484066B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4484066B2 (ja) 漏水検出方法及び漏水検出システム
JP2007163255A (ja) 漏水検出方法及び漏水検出システム並びにrfidタグ
US11686878B1 (en) Electromagnetic marker devices for buried or hidden use
US20130099790A1 (en) Multi-axis marker locator
US10361587B2 (en) Wireless sensor
CN101901666B (zh) 磁化组件
JP2016130737A5 (ja)
JP6419422B2 (ja) アンテナ装置及び電子機器
TWI693738B (zh) 天線裝置、及電子機器
JP6297813B2 (ja) アンテナ装置及び電子機器
JP4542472B2 (ja) 無線icタグを内包した結束バンド
JP2018067165A (ja) 金属蓋および金属蓋用アンテナ並びに金属蓋用icタグ
WO2018185338A1 (en) Sensor system
MY191140A (en) Hoses and detecting failures in reinforced hoses
KR20200105479A (ko) Ic 태그
JP2007193675A (ja) 非接触通信装置、icカード及び携帯機器
JP2009048550A (ja) Icタグ
US20140111395A1 (en) Low-Profile Antenna-less RFID Tags and Integrated Circuit Wireless Transmission Apparatus
KR101499413B1 (ko) 근거리 통신 안테나 모듈
JP3232204U (ja) Icタグ実装プレートを備えた金属部材
EP3701228A1 (en) Sensor system
JP2017117619A (ja) ワイヤハーネス
JP6145141B2 (ja) アタッチメントアンテナ
KR20190030332A (ko) 부식 감지용 rfid 태그 및 이를 이용한 부식감지방법
JP2011138425A (ja) インレット検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4484066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees