JP2006258203A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2006258203A
JP2006258203A JP2005077124A JP2005077124A JP2006258203A JP 2006258203 A JP2006258203 A JP 2006258203A JP 2005077124 A JP2005077124 A JP 2005077124A JP 2005077124 A JP2005077124 A JP 2005077124A JP 2006258203 A JP2006258203 A JP 2006258203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
rolling bearing
raceway surface
collar
raceway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005077124A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshiro Saikawa
友司郎 齋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2005077124A priority Critical patent/JP2006258203A/ja
Publication of JP2006258203A publication Critical patent/JP2006258203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 幅の狭い転がり軸受においても軌道面の長さを十分に確保することができると共に、大きい荷重にも耐えることができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】 内周面に軌道面12を有する外輪11と、外周面に軌道面14を有する内輪13と、両軌道面12,14の間に複数配置された転動体15と、を備える転がり軸受であって、外輪11と内輪13の少なくとも一方は、その端部につば部17,18を有し、各つば部17,18と軌道面14との間に形成される逃げ溝21,22が、つば部17,18の各つば面19,20から延長した直線より軸方向外側に設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車用歯車減速装置に装着されて回転軸を支持する円すいころ軸受や円筒ころ軸受等の転がり軸受に関する。
従来のこの種の転がり軸受としては、例えば図3に示すものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図3に示すように、特許文献1に記載の転がり軸受70は、外周面に円すい状の内輪軌道面72を有する内輪71と、内周面に円すい状の外輪軌道面74を有する外輪73と、これら内輪軌道面72と外輪軌道面74との間で転動自在に介装された複数の円すいころ75と、を備える円すいころ軸受で、内輪71の大径側端部に、円すいころ75の大径側端面76に接するつば部77が突設され、また、内輪71の小径側端部に周溝78が形成される。そして、周溝78に、円すいころ75の小径側端面79に摺接するリップ81を有したストップリング80を嵌着する。
この従来の転がり軸受70では、内輪71の小径側端部に小つばを形成しないことによって、内輪軌道面72の幅L3を大きくして、設計上の耐荷重容量をより向上させると共に、内輪軌道面72の小径側端部と保持器84との間隔L4を大きくして、潤滑油の流入を円滑にすることができる。
特開2000−304054号公報(第3−5頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載の転がり軸受70では、内輪71の大径側端部に形成されたつば部77と内輪軌道面72側との間に形成される逃げ溝82が、つば部77のつば面83から延長した直線より内輪軌道面72側に出張るように設けられている。これにより、幅の狭い転がり軸受等では軌道面の長さを十分に確保することができないため、大きい荷重に耐えられない可能性があり、軸受寿命の低下を招く原因になる。また、軸受の小型化においてもこの軌道面の確保は重要な問題となっている。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、幅の狭い転がり軸受においても軌道面の長さを十分に確保することができると共に、大きい荷重にも耐えることができる転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に軌道面を有する外輪と、外周面に軌道面を有する内輪と、前記両軌道面の間に複数配置された転動体と、を備える転がり軸受であって、
前記外輪と内輪の少なくとも一方は、その端部につば部を有し、
前記つば部と前記軌道面との間に形成される逃げ溝が、前記つば部のつば面から延長した直線より軸方向外側に設けられることを特徴とする転がり軸受。
本発明の転がり軸受によれば、つば部と軌道面との間に形成される逃げ溝が、つば部のつば面から延長した直線より軸方向外側に設けられるので、幅の狭い転がり軸受においても軌道面の長さを十分に確保することができると共に、大きい荷重にも耐えることができる。
以下、本発明の転がり軸受に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態である転がり軸受を説明するための断面図、図2は本発明の第2実施形態である転がり軸受を説明するための断面図である。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態である転がり軸受について説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態である転がり軸受10は、内周面に円すい状の外輪軌道面(軌道面)12を有する外輪11と、外周面に円すい状の内輪軌道面(軌道面)14を有する内輪13と、外輪11の外輪軌道面12と内輪13の内輪軌道面14との間に複数配置される円錐台形状の円すいころ(転動体)15と、外輪11の外輪軌道面12と内輪13の内輪軌道面14との間に組込まれた保持器16と、を備え、軸受空間に封入されたグリース(不図示)によって潤滑される円すいころ軸受である。
この転がり軸受10は、外輪11の外輪軌道面12、内輪13の内輪軌道面14及び円すいころ15を、それぞれの円錐面の延長線上の頂点が円すいころ15の軸線上の1点に集まるように設定される。
内輪13は、大径側端部に大つば部(つば部)17が、小径側端部に小つば部(つば部)18が形成され、大つば部17に有するつば面19が円すいころ15の大径側端面に接し、小つば部18に有するつば面20が円すいころ15の小径側端面に接することによって、円すいころ15のアキシアル方向の移動を規制する。なお、内輪13の内径面には、回転軸(不図示)が内嵌される。
また、内輪13は、大つば部17と内輪軌道面14との間に形成される逃げ溝21が、つば面19から延長した直線より軸方向外側に設けられると共に、小つば部18と内輪軌道面14との間に形成される逃げ溝22が、つば面20から延長した直線より軸方向外側に設けられる。これにより、逃げ溝21,22が、つば面19,20から延長した直線と内輪軌道面14とが交差する位置より軸方向外側に設けられるので、内輪13の内輪軌道面14は、円すいころ15の長さと同等の幅L1を有する。
保持器16は、鋼板製の打ち抜き保持器であって、円すいころ15を挿入して転動自在に保持するために、円すいころ15の形状に対応した等脚台形のポケット23が柱部(不図示)を介して円周方向に複数打ち抜かれて成形されている。また、この保持器16は、内周部を内輪13の外周面に加締めによって固定されている。
従って、本実施形態の転がり軸受10では、逃げ溝21,22が、各つば面19,20から延長した直線と内輪軌道面14とが交差する位置よりも軸方向外側にそれぞれ設けられているので、内輪軌道面14の有効長さを十分に確保することができる。これにより、幅の狭い転がり軸受であっても、円すいころ15と内輪軌道面14との間の接触面圧を低くでき、大きい荷重にも耐えることができる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態である転がり軸受について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
図2に示すように、本発明の第2実施形態である転がり軸受30は、内周面に軸方向に平行な外輪軌道面(軌道面)31を有する外輪11と、外周面に軸方向に平行な内輪軌道面(軌道面)32を有する内輪13と、外輪11の外輪軌道面31と内輪13の内輪軌道面32との間に複数配置される円筒状の円筒ころ(転動体)33と、を備え、軸受空間に封入されたグリース(不図示)によって潤滑される円筒ころ軸受である。
内輪13は、軸方向両端部にそれぞれつば部34,35が形成され、各つば部34,35が、円筒ころ33の両端面に接触することにより、円筒ころ33のアキシアル方向の移動を規制する。なお、内輪13の内径面には、回転軸(不図示)が内嵌される。
また、内輪13は、一方のつば部34と内輪軌道面32との間に形成される逃げ溝38が、つば面36から延長した直線より軸方向外側に設けられると共に、他方のつば部35と内輪軌道面32との間に形成される逃げ溝39が、つば面37から延長した直線より軸方向外側に設けられる。これにより、逃げ溝38,39が、つば面36,37から延長した直線と内輪軌道面32とが交差する位置よりも軸方向外側に設けられるので、内輪13の内輪軌道面32は、円筒ころ33の長さと同等の幅L2を有する。
従って、本実施形態の転がり軸受30では、逃げ溝38,39が、各つば面36,37から延長した直線と内輪軌道面32とが交差する位置よりも軸方向外側にそれぞれ設けられているので、内輪軌道面32の有効長さを十分に確保することができる。これにより、幅の狭い転がり軸受であっても、円筒ころ33と内輪軌道面32との間の接触面圧を低くでき、大きい荷重にも耐えることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、逃げ溝は、各実施形態において内輪側にのみ形成されるが、外輪側又は両方に形成しても良い。
また、逃げ溝は、各実施形態において内輪の軸方向両側に形成されるが、少なくとも一方に設けていれば良い。
さらに、転がり軸受としては、図示したものに限らず、保持器を備えた円筒転がり軸受等、様々な転がり軸受に本発明を適用しても良い。
また、第1実施形態では、保持器16に打ち抜き保持器を使用しているが、他に冠形保持器を使用してもよい。
その他、外輪、内輪、軌道面、転動体、つば部、つば面及び逃げ溝の各部材の材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る転がり軸受の第1実施形態の断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第2実施形態の断面図である。 従来の転がり軸受を説明するための断面図である。
符号の説明
10,30 転がり軸受
11 外輪
12,31 外輪軌道面(軌道面)
13 内輪
14,32 内輪軌道面(軌道面)
15 円すいころ(転動体)
17 大つば部(つば部)
18 小つば部(つば部)
19,20,36,37 つば面
21,22,38,39 逃げ溝
33 円筒ころ(転動体)
34,35 つば部

Claims (1)

  1. 内周面に軌道面を有する外輪と、外周面に軌道面を有する内輪と、前記両軌道面の間に複数配置された転動体と、を備える転がり軸受であって、
    前記外輪と内輪の少なくとも一方は、その端部につば部を有し、
    前記つば部と前記軌道面との間に形成される逃げ溝が、前記つば部のつば面から延長した直線より軸方向外側に設けられることを特徴とする転がり軸受。
JP2005077124A 2005-03-17 2005-03-17 転がり軸受 Pending JP2006258203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077124A JP2006258203A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 転がり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005077124A JP2006258203A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 転がり軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006258203A true JP2006258203A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37097688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005077124A Pending JP2006258203A (ja) 2005-03-17 2005-03-17 転がり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006258203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140369635A1 (en) * 2013-06-17 2014-12-18 Jtekt Corporation Tapered roller bearing and power transmission device using tapered roller bearing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140369635A1 (en) * 2013-06-17 2014-12-18 Jtekt Corporation Tapered roller bearing and power transmission device using tapered roller bearing
US9243667B2 (en) * 2013-06-17 2016-01-26 Jtekt Corporation Tapered roller bearing and power transmission device using tapered roller bearing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007333022A (ja) 深溝玉軸受
JP4661424B2 (ja) 回転支持部
JP2006266277A (ja) 保持器付自動調心ころ軸受
JP2007292195A (ja) 深溝玉軸受
JP2011094716A (ja) スラストころ軸受
JP2015200393A (ja) シールリング付転がり軸受
JP2012219994A (ja) ころがり軸受
JP2006070909A (ja) 玉軸受
JP4920238B2 (ja) 円すいころ軸受
JP2006258203A (ja) 転がり軸受
JP6064783B2 (ja) 転がり軸受
JP2010169140A (ja) スラストころ軸受
JP2007071292A (ja) ころ軸受
JP2006112555A (ja) 調心輪付きころ軸受
JP2008121767A (ja) 円すいころ軸受
JP2006144921A (ja) 転がり軸受
JP2007327518A (ja) 円筒ころ軸受および円筒ころ軸受用保持器
JP2009185978A (ja) 円すいころ軸受用保持器及び円すいころ軸受
JP2008064230A (ja) スラスト軸受
JP2009216112A (ja) ラジアル針状ころ軸受
JP2008045597A (ja) 円すいころ軸受およびパイロット部軸支持構造
JP2007333024A (ja) トランスミッション用深溝玉軸受
JP2007239929A (ja) ころ軸受
JP2007303598A (ja) 2分割ころ軸受
JP2007155063A (ja) 円すいころ軸受およびパイロット部軸支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071128