JP2006257795A - 仮設トイレ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】便槽部材Eと該便槽部材に載置されるハウス部材Hと該ハウス部材内に配設される清水タンク部材Wと該清水タンク部材に配設される便器Tとを有する仮設トイレにおいて、清水タンク部材に、ハウス部材の奥壁2に形成された開口2aから突出可能な清水補給用小型タンクwを形成したものである。
【効果】清水タンク部材への清水の供給を、ハウス部材の外側から行うことができ、従って、清水タンク部材への清水の供給作業の作業性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築現場や運動場や海水浴場等の屋外において使用される仮設トイレに関するものである。
従来、屋根部と奥壁と相対する側壁と床部と前枠と該前枠に取り付けられた扉部とからなるハウス部材、前記床部の上に載置された清水タンク部材、該清水タンク部材に配設された便器、前記床部の下に配置された便槽部材等を組み立てることにより構成された仮設トイレが、一例として、特許文献1に記載されている。
特許第2656425号公報
上述した従来の仮設トイレにおいては、清水タンク部材への清水の供給が、扉部を開けて、清水パイプを、扉部側から狭いハウス部材内に導入するとともに、清水タンク部材に穿設された清水供給口に挿入するように構成されているので、清水タンク部材への清水の供給作業の作業性が悪いという問題があった。
また、仮設トイレを解体するに当たっては、清水タンク部材の残余の清水を除去することになるが、このような清水タンク部材の残余清水の除去の際には、上述した清水タンク部材の清水供給口にバキュームパイプを挿入する必要があるが、狭いハウス部材内におけるこのような残余清水の除去作業には、時間と労力を要し、従って、残余清水の除去作業の作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の仮設トイレが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、便槽部材と該便槽部材に載置されるハウス部材と該ハウス部材内に配設される清水タンク部材と該清水タンク部材に配設される便器とを有する仮設トイレにおいて、第1には、清水タンク部材に、ハウス部材の奥壁に形成された開口から突出可能な清水補給用小型タンクを形成したものであり、第2には、清水タンク部材の外壁に、ハウス部材を構成する側壁の内面に形成された略逆U字状の嵌合溝に嵌合可能な嵌合突起を形成したものであり、第3には、清水補給用小型タンクに、清水補給用小型タンクがハウス部材の奥壁に形成された開口から突出した際に、便槽部材の後部段部に形成された汚物吸引・清水注入用開口の上方に位置する清水排出口を形成したものである。
清水タンク部材に、ハウス部材の奥壁に形成された開口から突出可能な清水補給用小型タンクを形成したので、清水タンク部材への清水の供給を、ハウス部材の外側から行うことができ、従って、清水タンク部材への清水の供給作業の作業性が向上する。
また、清水タンク部材の清水補給用小型タンクが、ハウス部材内に収納することができるので、ハウス部材を接近して並設することができ、従って、ハウス部材の搬送効率や保管効率が向上するとともに、清水補給用小型タンクの損傷を防止することができる。
清水タンク部材の外壁に、ハウス部材を構成する側壁の内面に形成された略逆U字状の嵌合溝に嵌合可能な嵌合突起を形成したので、仮設トイレの使用時及び仮設トイレの搬送時に、清水タンク部材が水平移動するようなことを防止することができる。
清水補給用小型タンクに、清水補給用小型タンクがハウス部材の奥壁に形成された開口から突出した際に、便槽部材の後部段部に形成された汚物吸引・清水注入用開口の上方に位置する清水排出口を形成したので、清水タンク部材Wからの残余清水の除去作業の作業性が向上する。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1〜図3を用いて、主として、仮設トイレの全体構成について説明する。
Hは、ハウス部材であり、ハウス部材Hは、屋根部1と奥壁2と相対する側壁3と床部4と前枠5と該前枠5に取り付けられた扉部6とから構成されている。Eは、汚物を貯留するための略角筒状の便槽部材であり、便槽部材Eの上面には、ハウス部材Hが載置されるように構成されている。Wは、平面形状が、略U字状の清水を貯留するための清水タンク部材であり、清水タンク部材Wは、ハウス部材Hの床部4に載置されるように構成されており、清水タンク部材Wの凹部には、便器Tが収容されている。また、ハウス部材Hを構成する床部4の裏面には、少なくとも、側壁3に沿って、ガイド凹部4aが形成されている。なお、本実施例には、床部4の全周に沿って、ガイド凹部4aが形成されている例が示されている。
図4〜図6に示されているように、便槽部材Eは、ハウス部材Hの床部4が載置される載置部e1と載置部e1より一段下がったステップ部e2とを有しており、便槽部材Eの底部e3の長辺側には、所定の間隔を置いて、フォークが挿入可能なフォーク挿入用凹部e3aが形成されている。また、載置部e1の略方形状の中央領域e1aには、汚物が投入される汚物投入用開口e1bが穿設されており、更に、ステップ部e2と反対側には、載置部e1より一段下がった後部段部e4が形成されており、後部段部e4の上面には、汚物吸引ダクトが挿入可能な、且つ、余った清水が注入可能な汚物吸引・清水注入用開口e4aが穿設されているとともに、更にまた、後部段部e4の上面には、排気用開口e4bが穿設されている。なお、汚物吸引・清水注入用開口e4aは、適当な蓋部材e5により被蓋されるように構成されている。後部段部e4側に位置する便槽部材Eの後壁e6の下部には、排水口e6aが穿設されており、排水口e6aのネジ部には、キャップe6bが螺合されている。
便槽部材Eの載置部e1には、載置部e1の周囲には、相対する長辺側土手e7aと相対する短辺側土手e7bとから形成された周辺土手部材e7が形成されており、周辺土手部材e7の上面は、汚物投入用開口e1bが穿設されている載置部e1の中央領域e1aと略同じレベルになるように形成されている。また、略方形状の中央領域e1aの角部付近と長辺側土手e7aの両端部とは、4本の傾斜土手部e8により連結されているとともに、短辺側土手e7b側に位置する中央領域e1aの中央部と相対する短辺側土手e7bの中央部とは、それぞれ、連結土手部e9により連結されている。なお、本実施例においては、連結土手部e9は、短辺側土手e7b側に位置する中央領域e1aの中央部と短辺側土手e7bの中央部とを連結する幹状土手e9aと、幹状土手e9aの略中央から枝分かれしているとともに、傾斜土手部e8まで達していない枝状土手e9bとにより、平面形状が略十字状に形成されている。更に、長辺側土手e7a側の中央領域e1aの中央部には、長辺側土手e7a方向に延在する補強用土手部e10が形成されており、本実施例においては、補強用土手部e10は、長辺側土手e7aに対して略垂直な分岐土手e10aと、分岐土手e10aの先端に形成されているとともに、長辺側土手e7aに対して略平行な端部土手e10bとにより、平面形状が略T字状に形成されている。
上述した便槽部材Eの載置部e1の中央領域e1aの上面、周辺土手部材e7の上面、傾斜土手部e8の上面、連結土手部e9の上面及び補強用土手部e10の上面は、略同じレベルになるように形成されており、それ以外の載置部e1を、載置部e1の中央領域e1aの上面、周辺土手部材e7の上面、傾斜土手部e8の上面、連結土手部e9の上面及び補強用土手部e10の上面より一段低くすることにより、載置部e1には、排水用凹部e11が形成されている。本実施例においては、周辺土手部材e7を構成する長辺側土手e7aと相対する傾斜土手部e8と載置部e1の中央領域e1aとにより囲まれた長辺側凹部e11aが形成されているとともに、周辺土手部材e7を構成する短辺側土手e7bと相対する傾斜土手部e8と載置部e1の中央領域e1aとにより囲まれた短辺側凹部e11bとが形成されており、2個の長辺側凹部e11aと2個の短辺側凹部e11bとにより、排水用凹部e11が形成されているとともに、長辺側凹部e11a同士、各短辺側凹部e11b同士及び長辺側凹部e11aと短辺側凹部e11bとは、それぞれ、連通されておらず、独立している。
周辺土手部材e7を構成する長辺側土手e7aの略中央部には、長辺側凹部e11aに連通する排水口e12が形成されているとともに、周辺土手部材e7を構成する短辺側土手e7bの両端部には、短辺側凹部e11bに連通する排水口e13が形成されている。このように構成することにより、長辺側凹部e11aや短辺側凹部e11bに溜まった雨水や洗浄水は、排水口e12、e13を経て、便槽部材Eの外に排出されることになる。従って、便槽部材Eに、雨水や洗浄水が貯留されるようなことを防止することができる。
また、上述した傾斜土手部e8の長辺側土手e7a側には、長辺側土手e7aに沿って、且つ、傾斜土手部e8を横断する浸入阻止用凹溝e14が形成されており、同様に、連結土手部e9を構成する幹状土手e9aの短辺側土手e7b側には、短辺側土手e7bに沿って、且つ、幹状土手e9aを横断する浸入阻止用凹溝e15が形成されている。このような浸入阻止用凹溝e14、e15の深さは、上述した長辺側凹部e11a及び短辺側凹部e11bの深さより浅く形成されている。このような浸入阻止用凹溝e14、e15を形成するとにより、長辺側土手e7a側や短辺側土手e7b側から便槽部材Eの載置部e1に浸入した雨水や洗浄水が、浸入阻止用凹溝e14、e15から、長辺側凹部e11aや短辺側凹部e11bに流れ込み、排水口e12、e13を経て、便槽部材Eの外に排出されることになる。従って、雨水や洗浄水が、便槽部材Eの載置部e1の中央領域e1aまで達するようなことを防止することができる。
更に、周辺土手部材e7を構成する長辺側土手e7aの排水口e12を挟んで位置する上面には、それぞれ、凸部e16が突設されている。
なお、e17は、便槽部材Eのステップ部e2の適当な側壁に形成された持ち手であり、また、e18は、上述した長辺側凹部e11aに連通する排水口e12を架橋するように形成された持ち手であり、このような持ち手e17、e18を持って、便槽部材Eを搬送することができるように構成されている。
図7及び図8に示されているように、平面形状が、略U字状の清水タンク部材Wは、略U字状の天板w1と略U字状の底板w2と相対する外壁w3と略U字状の内壁w4と後壁w5と所定の間隔を置いて配置された一対の前壁w6とを有している。天板w1には、清水タンク部材Wに貯留されている清水を汲み上げて、便器Tに供給するための公知の清水汲み上げポンプPが配設されている。
清水タンク部材Wの後壁w5には、清水補給用小型タンクw7が形成されており、清水補給用小型タンクw7は、後壁w5に連通口を穿設することにより、清水タンク部材Wに連通されている。清水補給用小型タンクw7には、上部開口w7aが穿設されており、上部開口w7aは、蓋部材w7bにより被蓋されている。また、清水補給用小型タンクw7の清水タンク部材Wの後壁w5に垂直な相対する側壁w7cのうちの一方の側壁w7cの下部には、清水排出口w7dが形成されており、清水排出口w7dのネジ部には、キャップw7eが螺合されている。更に、清水タンク部材Wを構成する相対する外壁w3の略中央部には、それぞれ、嵌合突起w3aが形成されている。清水排出口w7dは、上述した便槽部材Eの後部段部e4が形成された汚物吸引・清水注入用開口e4aの上方に位置するように構成されている。
図9及び図10に示されているように、ハウス部材Hを構成する相対する側壁3の内面(ハウス部材Hの内部側に位置する面)の下部中央部には、水平嵌合溝3a1と水平嵌合溝3a1の両端から下方に延在する一対の垂直溝3a2とからなる正面形状が略逆U字状の嵌合溝3aが形成されている。嵌合溝3aには、上述した清水タンク部材Wを構成する相対する外壁w3の略中央部に突設された嵌合突起w3aが嵌合されるように構成されている。
次に、ハウス部材Hと便槽部材Eと清水タンク部材Wと便器T等からなる仮設トイレの組立について説明する。
先ず最初に、地面やコンクリート面や床面等に便槽部材Eを設置した後、便槽部材Eの上面に、ハウス部材Hを構成する床部4の裏面に形成されたガイド凹部4aに、便槽部材Eを構成する周辺土手部材e7の長辺側土手e7aの上面に突設された凸部e16が嵌合されるように、ハウス部材Hを載置する。このように、ハウス部材Hを、便槽部材Eに載置した際に、便槽部材Eの周辺土手部材e7を形成する長辺側土手e7aの上面に突設された凸部e16が、ハウス部材Hの床部4の裏面に形成されたガイド凹部4aに嵌合されているので、扉部6が取り付けられた前枠5側からハウス部材Hを見た場合に、ハウス部材Hの左右方向の位置決めが行われており、従って、扉部6が取り付けられた前枠5側からハウス部材Hを見た場合に、ハウス部材Hを前後方向に、適宜、移動させるだけで、ハウス部材Hを、所定位置に載置することができる。なお、ハウス部材Hを前後方向に移動させて、便槽部材Eに、ハウス部材Hが載置された際には、便槽部材Eを構成するステップ部e2及び後部段部e4が、ハウス部材Hを構成する床部4の外側に位置するように構成されている。
上述したように、ハウス部材Hを、便槽部材Eに載置した際には、便槽部材Eの周辺土手部材e7を形成する長辺側土手e7aの上面に突設された凸部e16が、ハウス部材Hの床部4の裏面に形成されたガイド凹部4aに嵌合されているので、便槽部材Eを構成するステップ部e2及び後部段部e4が、ハウス部材Hを構成する床部4の外側に位置するように、扉部6が取り付けられた前枠5側からハウス部材Hを見た場合に、ハウス部材Hを前後方向に水平移動させた場合に、ハウス部材Hが左右方向にずれるようなことがなく、従って、ハウス部材Hの便槽部材Eの上面への位置決めを、正確に、且つ、迅速に行うことができ、便槽部材Eの上面へのハウス部材Hの載置作業の作業性が向上する。なお、ハウス部材Hを、便槽部材Eの上面の所定の位置に載置した後、公知のように、ハウス部材Hと便槽部材Eとが、ネジやボルト・ナット等の適当な固着具により固定されることになる。
また、ハウス部材Hが前後方向に水平移動した際には、便槽部材Eの周辺土手部材e7の上面に突設された凸部e16が、ハウス部材Hの床部4の裏面に形成されたガイド凹部4aの端部に当接し、ハウス部材Hの前後方向への大きな水平移動が制限されるように構成されている。
次いで、ハウス部材Hを構成する床部4に、清水タンク部材Wを載置することになるが、床部4に、清水タンク部材Wを載置した際には、清水タンク部材Wの相対する外壁w3に突設された嵌合突起w3aが、ハウス部材Hを構成する相対する側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aに嵌合されるように構成されている。その後、清水タンク部材Wの後壁w5が、ハウス部材Hを構成する奥壁2に当接或いは奥壁2に接近するように、清水タンク部材Wを配置する。このように、清水タンク部材Wの後壁w5が、ハウス部材Hを構成する奥壁2に当接或いは奥壁2に接近するように、清水タンク部材Wを配置した際には、清水タンク部材Wの清水補給用小型タンクw7が、ハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された開口2aから、ハウス部材Hの外側に突出するように構成されているとともに、清水タンク部材Wの相対する外壁w3に突設された嵌合突起w3aが、ハウス部材Hを構成する相対する側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの奥壁2側の垂直溝3a2に嵌合されるように構成されている。従って、ハウス部材Hを構成する床部4に載置された清水タンク部材Wが水平移動するようなことがない。
次いで、清水タンク部材Wの凹部に、便器Tを配置する。清水タンク部材Wの凹部に、便器Tを配置した際には、公知のように、便器Tの排出口t1が、ハウス部材Hを構成する床部4に穿設された開口4b及び便槽部材Eに穿設された汚物投入用開口e1bの上方に位置するように構成されている。
その後、便槽部材Eを構成する後部段部e4の上面に穿設された排気用開口e4bとハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された排気用開口2b間に連結ダクトDを配設する。奥壁2は、ブロー成形等により、内部に空間部を有する2重壁構造に形成されているので、便槽部材E内に溜まった汚臭は、便槽部材Eを構成する後部段部e4の上面に穿設された排気用開口e4b、連結ダクトD、ハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された排気用開口2b及び奥壁2の内部空間部を経て、奥壁2に外側壁の上部に穿設された背部換気口2cから排出されるように構成されている。なお、2dは、奥壁2の上部に穿設された換気口であり、ハウス部材Hを換気するように構成されているとともに、換気口2dは、当然のことながら、2重壁構造に形成された奥壁2の内部空間部に連通しないように構成されている。なお、ハウス部材Hの側壁3の上部に、このような換気口3bを形成することもできる。
上述したようにして、仮設トイレが組み立てた後、ハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された開口2aから、ハウス部材Hの外側に突出している清水タンク部材Wの清水補給用小型タンクw7の上部開口w7aを被蓋している蓋部材w7bを開けて、上部開口w7aから、清水タンク部材Wに清水を供給し、その後、上部開口w7aを、蓋部材w7bにより被蓋する。このようにして、図1及び図2に示されているような仮設トイレが使用可能になる。なお、必要に応じて、仮設トイレ内に、照明装置や荷物台や衣装フック等が設置されることになる。
上述したように、仮設トイレが組み立てられた際には、清水タンク部材Wの清水補給用小型タンクw7が、ハウス部材Hの外側に突出しているので、清水タンク部材への清水の供給を、ハウス部材Hの外側から行うことができ、従って、清水タンク部材Wへの清水の供給作業の作業性が向上する。
また、便槽部材Eに溜まった汚物は、便槽部材Eの後部段部e4が形成された汚物吸引・清水注入用開口e4aを被蓋している蓋部材e5を開けるとともに、汚物吸引・清水注入用開口e4aにバキュームパイプを挿入することにより、吸引除去することになる。
更に、仮設トイレを移動する際には、便槽部材Eの底部e3の長辺側に、所定の間隔を置いて形成されたフォーク挿入用凹部e3aと地面や床面等の間に形成された間隙に、一対のフォークの先端部を挿入するとともに、フォークに、仮設トイレを載置し、適宜、仮設トイレの設置位置を移動することができる。
仮設トイレを解体する場合には、便槽部材Eの後部段部e4が形成された汚物吸引・清水注入用開口e4aを被蓋している蓋部材e5を開けて、便槽部材Eに溜まった汚物を、上述したように、汚物吸引・清水注入用開口e4aにバキュームパイプを挿入することにより吸引除去する。また、清水タンク部材Wの清水排出口w7dのネジ部に螺合されているキャップw7eを取り外して、清水タンク部材Wに残っている清水を、清水排出口w7dの下方に位置する便槽部材Eの汚物吸引・清水注入用開口e4aに排出することにより、清水タンク部材Wを空にする。この清水を用いて、汚物が除去された便槽部材Eを洗浄することができ、また、清水タンク部材Wの残余の清水では足りない場合には、汚物吸引・清水注入用開口e4aから、洗浄水を注入することになる。便器Tや便槽部材Eの洗浄後、便槽部材Eに溜まっている洗浄水を、汚物吸引・清水注入用開口e4aにバキュームパイプを挿入することにより吸引除去するか、或いは、便槽部材Eの後壁e6の下部に形成された排水口e6aに螺合されているキャップe6bを取り外して、便槽部材Eに残存している洗浄水を除去する。
上述したように、清水タンク部材Wの清水排出口w7dのネジ部に螺合されているキャップw7eを取り外して、清水タンク部材Wに残っている清水を、清水排出口w7dの下方に位置する便槽部材Eの汚物吸引・清水注入用開口e4aに排出することができるので、清水タンク部材Wからの残余清水の除去作業の作業性が向上する。
その後、ハウス部材Hに設置された便器Tを、清水タンク部材Wの凹部から取り外す。次いで、清水タンク部材Wの少なくとも奥壁2側を持ち上げて、清水タンク部材Wの相対する外壁w3に突設された嵌合突起w3aを、ハウス部材Hを構成する相対する側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの奥壁2側の垂直溝3a2から排出させるとともに、清水タンク部材Wを、奥壁2から遠ざける方向、換言すれば、扉部6方向に移動させると、上記の外壁w3に突設された嵌合突起w3aが、側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの水平嵌合溝3a1に案内されながら、嵌合溝3aの扉部6側の垂直溝3a2方向に移動し、嵌合溝3aの扉部6側の垂直溝3a2の上方に移動した時点で、嵌合突起w3aが、側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの扉部6側の垂直溝3a2に嵌合されることになる。
図11に示されているように、清水タンク部材Wの外壁w3に突設された嵌合突起w3aが、ハウス部材Hの側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの扉部6側の垂直溝3a2に嵌合された時点においては、清水タンク部材Wの後壁w5に形成された清水補給用小型タンクw7が、ハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された開口2aから、ハウス部材Hの外側に突出されていた状態から、ハウス部材H内に収容されて、ハウス部材Hを構成する奥壁2から外側に突出しないように構成されている。また、この作業に前後して、便槽部材Eを構成する後部段部e4の上面に穿設された排気用開口e4bとハウス部材Hを構成する奥壁2に穿設された排気用開口2b間に配設された連結ダクトDを取り外す。
その後、便槽部材Eに載置されているハウス部材Hを、ハウス部材H内に、清水タンク部材Wを収容したまま、便槽部材Eから降ろすことになるが、上述したように、清水タンク部材Wの後壁w5に形成された清水補給用小型タンクw7が、ハウス部材H内に収容されて、ハウス部材Hを構成する奥壁2から外側に突出しないように構成されているので、ハウス部材Hを、便槽部材Eから降ろす際に、清水補給用小型タンクw7が、他の部材に当接して、損傷するようなことを防止することができる。また、ハウス部材Hを、トラック等に積載して搬送したり、或いは、倉庫等に保管する際に、清水タンク部材Wの後壁w5の清水補給用小型タンクw7が、ハウス部材H内に収容されているので、隣り合うハウス部材Hの奥壁2同士や奥壁2と側壁3や奥壁2と前枠5とを、接近して配置することができるので、従って、より多くのハウス部材Hを、トラック等に積載することができるとともに、倉庫等に、効率的に保管することができる。
上述したようにして、仮設トイレを、少なくとも、便器T、清水タンク部材W、連結ダクトD、便槽部材E及びハウス部材Hとに解体し、搬送或いは保管することになる。
また、清水タンク部材Wの相対する外壁w3に突設された嵌合突起w3aが、ハウス部材Hの側壁3に形成された略逆U字状の嵌合溝3aの扉部6側の垂直溝3a2に嵌合されているので、ハウス部材Hの搬送中に、ハウス部材Hに収容された状態の清水タンク部材Wが移動するようなことがない。このように、ハウス部材Hの搬送中に、ハウス部材Hに収容された状態の清水タンク部材Wが移動するようなことがないので、仮設トイレの解体の際に、ハウス部材Hから、清水タンク部材Wを取り外す必要がなく、従って、仮設トイレの解体作業の作業性が向上するとともに、トラック等による搬送効率や倉庫等への保管効率が向上することになる。
図1は、本発明の仮設トイレの斜視図である。 図2は、本発明の仮設トイレの内部状態を含む斜視図である。 図3は、本発明の仮設トイレを構成するハウス部材の一部と便槽部材の斜視図である。 図4は、本発明の仮設トイレを構成する便槽部材の上方からの斜視図である。 図5は、本発明の仮設トイレを構成する便槽部材の下方からの斜視図である。 図6は、本発明の仮設トイレの奥壁側からの部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の仮設トイレを構成する清水タンク部材や便器等の斜視図である。 図8は、本発明の仮設トイレを構成する清水タンク部材の斜視図である。 図9は、本発明の仮設トイレの一部切り欠き部を含む側面図である。 図10は、本発明の仮設トイレを構成する側壁の部分拡大斜視図である。 図11は、図2と同様の本発明の仮設トイレの内部状態を含む斜視図である。
符号の説明
E・・・・・・・・・・・・・・・・・便槽部材
e1・・・・・・・・・・・・・・・・載置部
e2・・・・・・・・・・・・・・・・ステップ部
e4・・・・・・・・・・・・・・・・後部段部
H・・・・・・・・・・・・・・・・・ハウス部材
T・・・・・・・・・・・・・・・・・便器
W・・・・・・・・・・・・・・・・・清水タンク部材
w7・・・・・・・・・・・・・・・・清水補給用小型タンク
1・・・・・・・・・・・・・・・・・屋根部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・奥壁
3・・・・・・・・・・・・・・・・・側壁
3a・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合溝
4・・・・・・・・・・・・・・・・・床部
5・・・・・・・・・・・・・・・・・前枠
6・・・・・・・・・・・・・・・・・扉部

Claims (3)

  1. 便槽部材と該便槽部材に載置されるハウス部材と該ハウス部材内に配設される清水タンク部材と該清水タンク部材に配設される便器とを有する仮設トイレにおいて、前記清水タンク部材に、前記ハウス部材の奥壁に形成された開口から突出可能な清水補給用小型タンクが形成されていることを特徴とする仮設トイレ。
  2. 前記清水タンク部材の外壁に、前記ハウス部材を構成する側壁の内面に形成された略逆U字状の嵌合溝に嵌合可能な嵌合突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の仮設トイレ。
  3. 前記清水補給用小型タンクに、該清水補給用小型タンクが前記ハウス部材の奥壁に形成された開口から突出した際に、前記便槽部材の後部段部に形成された汚物吸引・清水注入用開口の上方に位置する清水排出口が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の仮設トイレ。
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