JP2006257604A - ウェットクリーニング方法 - Google Patents

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文宣 萱谷
Toshiharu Hagiwara
敏治 萩原
Kenichi Sonoda
憲一 園田
Hiroshi Yomo
宏 四方
Yasuhiko Inoue
靖彦 井上
Kengo Masumura
建五 益邑
Tadashi Ishii
正 石井
Masateru Moriai
政輝 森合
Toshimitsu Sakae
敏充 栄
Koichi Nakano
浩一 中野
Tomohiko Okuya
智彦 奥谷
Akira Kobayashi
章 小林
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Abstract

【課題】従来のクリーリング方法の問題点を改善し、環境に及ぼす様々な影響を考慮しつつ、クリーニング対象物の品質を充分に担保しながら、クリーニング効率を向上させる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】水系洗浄液を用いたウェットクリーニング方法であって、静止したクリーニング対象物3に対して液体及び気体を吹き付け若しくは吸引して、該クリーニング対象物3に該洗浄液を塗布する洗い工程S100と、該洗い工程S100によって洗浄液を塗布されたクリーニング対象物3を水洗する濯ぎ工程S120、S130、S140と、水洗されたクリーニング対象物を乾燥する乾燥工程S150とを連続して行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェットクリーニング方法に関し、より詳細には、固定されたクリーニング対象物に対して洗い・濯ぎ・乾燥等の各工程を連続して行う方法に関する。
近年、クリーニング業界では、価格競争の激化に伴ってクリーニングの品質が低下しているという指摘や、公害・環境対策投資が少なく「環境にやさしい」という日本社会の通念に乗り遅れているとの指摘がなされている。そのため、クリーニング業界においては、従来型のドライクリーニングからの転換が急務とされている。
一般的に、従来衣服等を洗浄する方法としては、洗浄媒体として非水系の溶剤、例えば、石油系溶剤などの揮発性有機溶剤を用いたドライクリーニングと、洗浄媒体として大量の水を用いたランドリーとに大別される。ドライクリーニングは、油溶性汚れに対して優れた洗浄力を有するものであるが、水溶性の汚れに対するドライソープの洗浄力が不足している。一方で、水を用いたランドリーは、大量の水を要し、油性汚れに対する洗浄力は低いものの、水性汚れに対しては高い洗浄力を有する。特に、ウール系のクリーニング対象物は水洗いをすると、収縮・型崩れ等が起こり易い。そのため、業務用クリーニングとしては、一般に、主として溶剤を用いたドライクリーニングが行われている。
しかし、ドライクリーニングでは、洗浄媒体が揮発性溶剤であり、老廃した石油・フィルター・カーボン等の産業廃棄物が排出され、このような溶剤を使用し続けることよって、オゾン層が破壊され、発ガン性物質が体内に吸収されて健康に悪影響を及ぼす恐れがある。また、ドライクリーニングは水の使用比率は比較的小さいが、ランドリーは100%であり、濯ぎ水を環境に還元するには排水の浄化を経る必要があった。
また、近年、例えば、特許文献1に開示されるように、クリーニング対象物の連続クリーニングを可能とした装置が提案されており、クリーニング対象物を大型のクリーニング装置にまとめて投入して一度に大量のクリーニングを行うことで、コストの低減が図られている(特許文献1参照)。しかし、繊細な衣服等をクリーニングする場合には、このようなクリーニング方法では縮み・型崩れ・毛羽立ち等の劣化や損傷が生じる場合があり、一方で、クリーニングを各工程において一着ずつ手作業や搬送したのでは効率が悪かった。
さらに、クリーニング品質の改善という観点からからは、例えば、特許文献2において、水系洗浄液を用いたウェットクリーニング方法であって、洗浄工程・濯ぎ工程・加工処理工程において停止操作及び揺動操作が繰り返され、洗浄工程が15℃以上40℃未満に温度にて停止操作が揺動操作に2〜20倍の操作時間とした方法が提案されている(特許文献2参照)。しかし、特許文献1に開示されるクリーニング方法は、洗浄工程における縮みを防止してクリーニング品質を向上するものであるが、クリーニング対象物を停止・揺動を繰り返して洗い等を行うものであったため、クリーニング対象物が絡まったり伸びてしまったりして損傷してしまう場合があった。
このように、従来のクリーニング方法では、一度に大量にクリーニングする場合に、クリーニング対象物毎の汚れ度合いや顧客の個々のニーズ等に対応できず、洗浄品質が十分に担保されているとはいえなかった。
特許第3151098号公報 特開2000−192366号公報
本発明においては、ウェットクリーニング方法に関し、前記従来の課題を解決するもので、従来のクリーリング方法の問題点を改善し、環境に及ぼす様々な影響を考慮しつつ、クリーニング対象物の品質を充分に担保しながら、クリーニング効率を向上させる方法を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、水系洗浄液を用いたウェットクリーニング方法であって、静止したクリーニング対象物に対して液体及び気体を吹き付け若しくは吸引して、該クリーニング対象物に該洗浄液を塗布する洗い工程と、該洗い工程によって洗浄液を塗布されたクリーニング対象物を水洗する濯ぎ工程と、水洗されたクリーニング対象物を乾燥する乾燥工程とを連続して行うものである。
請求項2においては、前記クリーニング対象物は、枠体によって人型若しくは人型の一部に近似して立体成形された支持部に固定され、該支持体とクリーニング対象物との間に通気性を有する中間部材が装着されるものである。
請求項3においては、前記洗い工程は、クリーニング対象物にミスト状に噴霧された洗浄液が吹き付けられるものである。
請求項4においては、前記洗い工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引されるものである。
請求項5においては、前記濯ぎ工程は、洗浄剤を塗布されたクリーニング対象物を静止水に浸漬させる工程を含むものである。
請求項6においては、前記濯ぎ工程は、高圧エアが混入された濯ぎ水をクリーニング対象物に対して斜方向から吹き付ける表面濯ぎ工程と、その後、微細液滴化した濯ぎ水をクリーニング対象物に対して略垂直方向から吹き付ける内部濯ぎ工程とを含むものである。
請求項7においては、前記表面濯ぎ工程は、前記支持部の内側が正圧に切り換えられて、該支持部の内側の気体が外側方向に吸引され、前記内部濯ぎ工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引されるものである。
請求項8においては、前記乾燥工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引される乾燥工程と、前記支持部の内側が正圧に切り換えられて、該支持部の内側の気体が外側方向に吸引される仕上げ工程とを含むものである。
請求項9においては、前記洗い工程、濯ぎ工程、及び乾燥工程は、単一ハウジング内で行われるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1に示す構成としたので、大量のクリーニング対象物をクリーニングする場合であっても、クリーニング対象物に機械力やその他の物理的な作用を与えることなく油溶性汚れを効果的に除去し、シルクやウール製品を洗浄する際に縮みを最小限に留めてクリーニング対象物の品質を担保できる。
請求項2に示す構成としたので、支持部を立体成形することで、クリーニング対象物が絡まったり擦れたりして損傷等するのを防止でき、また、洗浄液を特定の汚れ箇所に集中して噴射でき、生地を傷めずに素早く乾燥できてクリーニング対象物がしわになりにくい。さらに、中間部材を設けることによって、クリーニング対象物がメッシュに直接食い込んで生地が損傷するのを防止できるとともに、中間部材が膨張することによってクリーニング対象物に対するアイロン効果が期待できる。
請求項3に示す構成としたので、クリーニング対象物を擦りあわせることなく洗浄液を充分に塗布できるとともに、衣服の劣化損傷を防ぐことができる。また、洗浄液のかかりムラをなくし、均一に塗布させることができる。
請求項4に示す構成としたので、浮遊した洗浄液をクリーニング対象物の表面に付着させ又は浸透させて、クリーニング対象物の汚れを繊維の外側にまで析出させることができる。
請求項5に示す構成としたので、クリーニング対象物を擦り合わせることがないため、クリーニング対象物の損傷等を防止できる。また、クリーニング対象物を、常にフレッシュな濯ぎ水に浸漬させることができるため、他のクリーニング対象物の脱色による色写り等を防ぐことができる。
請求項6に示す構成としたので、各糸間の汚れまで確実に濯ぎ落とすことができるだけでなく、短時間で、少量の噴射量とすることができるため、水資源の保護にも寄与することができる。
請求項7に示す構成としたので、濯ぎ水によって効率よく汚れ等を濯ぎ落とすことができ、クリーニング効率を向上できる。すなわち、表面濯ぎ工程では、クリーニング対象物が膨張されて、斜方向からの濯ぎ水によって効率よく洗浄液や汚れを濯ぎ落とすことができ、内部濯ぎ工程では、吸引方向と略同じ方向から濯ぎ水を噴射させて濯ぎ効率を向上できる。
請求項8に示す構成としたので、クリーニング対象物が支持部に押し付けられることによる脱水効果が期待できるとともに、クリーニング対象物の繊維に適当な引っ張り力が付与されることによるアイロン効果や熱分布の均一化によって乾燥効率が向上される。
請求項9に示す構成としたので、搬送手段等の不要な工程を削除したことによって装置構成を単純化・狭小化でき、ひいてはクリーニング時間の短縮によってクリーニング効率を向上できる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明のウェットクリーニング方法のフローチャート、図2は本発明を適用したクリーニング装置の全体的な構成を示した斜視図、図3はハウジングの正面図、図4は同じく側面図、図5は同じく背面図、図6は同じく平面図、図7はクリーニング対象物が上室にある状態を表す図、図8はクリーニング対象物が下室にある状態を表す図、図9は支持部にクリーニング対象物を固定した状態を表す図、図10は同じく断面図、図11はノズルユニットの平面図、図12は同じく側面図、図13は濯ぎ水斜方噴射ノズル部における濯ぎ水の噴射の様子を示す模式図、図14は濯ぎ水垂直噴射ノズル部における濯ぎ水の噴射の様子を示す模式図、図15は支持部の内側が負圧又は正圧に切り換えられたときのクリーニング対象物の状態を表す図である。
本発明のウェットクリーニング方法は、図1に示すように、クリーニング対象物3を固定した後は、各クリーニング工程(洗い・濯ぎ・乾燥など)を連続して行うものであり、クリーニング対象物3に対して、表面側若しくは裏面側から吸引しながら洗浄液・濯ぎ水・温風等を吹き付けるようにして洗い・濯ぎ・乾燥等を行ってクリーニングする方法である。
まず、本発明に係るウェットクリーニング方法を実施するためのクリーニング装置1の全体構成について、以下に説明する。
図2に示すように、クリーニング装置1は、略矩形に形成されたハウジング2が左右方向に2個連設され、ハウジング2内に配設された支持装置4にクリーニング対象物3が固定され、クリーニング対象物3が支持装置4に固定された状態で、各クリーニング工程(洗い、定着、濯ぎ、乾燥等)が連続して行われるように構成されている。なお、クリーニング装置1は、ハウジング2が2個連設された構造に限定されるものではなく、単一のハウジング2より形成されてもよく、また2以上の複数のハウジングより形成されてもよい。
ここで、実施例における「洗い」とは、クリーニング対象物3に洗浄液を塗布し、汚れ等をクリーニング対象物3表面に浮き出させる工程をいう。「定着」とは、塗布された洗浄液をクリーニング対象物3の繊維内部に浸透させるための工程をいう。「濯ぎ」とは、クリーニング対象物3に付着した洗浄液および汚れ等を、クリーニング対象物3を静止水に浸漬させたり濯ぎ水を吹き付けたりして濯ぎ落とす工程をいい、後述する浸漬濯ぎ工程やノズル濯ぎ工程等を含むものである。「乾燥」とは、濯ぎによって汚れが落とされたクリーニング対象物3に含まれる水分を除去する工程をいい、乾燥後若しくは乾燥中にクリーニング対象物3の形を整えしわを伸ばす「仕上げ」を含む工程である。
クリーニング対象物3は、背広の上着・背広のズボン・カッターシャツ・ワンピース・セーター・ジャンパー等の広く一般的な衣類を含むものである。以下、クリーニング対象物3として背広の上着を用いる場合について説明するがこれに限定するものではない。
クリーニング装置1は、一方のハウジング2の正面に表示パネルやスイッチ類等からなるコントロールパネル5が付設されている。コントロールパネル5は、図示せぬ制御装置のコントローラ等と接続され、オペレータによってクリーニング対象物3のクリーニング情報が入力される。クリーニング情報は、衣服の種類、汚れ度合い、汚れ箇所等のみならず、クリーニング回数、受付票に基づく整理番号、顧客名、クリーニング開始時間、納品日、受注日、クリーニング担当者などを含めたクリーニング対象物3に関する付随的な一群の情報をいう。このクリーニング情報によって、各クリーニング工程の順序や、洗浄液の温度・濃度や、ノズルユニット11におけるワーク部材27の配置や、ノズルユニット11の移動方向・速度や、濯ぎ水の噴射方向・水圧・温度や、クリーニング対象物3に吹き付けられる気体の温度・時間などが調整される。
図3乃至図8に示すように、ハウジング2は、仕切板6によって前後方向に仕切られており、前側にクリーニング対象物3が収納される収納部7が形成され、後側に駆動装置8・9や前記コントローラなどの制御装置等が配設される。収納部7には、クリーニング対象物3を固定して支持する支持装置4と、ノズルユニット11とが配設され、支持装置4は駆動装置8に接続されて上下動可能とされ、ノズルユニット11は駆動装置9に接続されて上下動可能とされている。
収納部7は、さらに上下方向に2分割され、上室7aと下室7bとが形成されている。上室7a及び下室7bは、境界部7cにおいて上下方向に開放され、支持装置4が上室7a及び下室7bを跨いで移動可能となるように構成されている。後述するように、上室7a内は洗浄液雰囲気となるように構成されるため、境界部7cには樹脂成形されたカーテン部材等が支持装置4の移動を妨げないように取り付けられ、上室7aの空間と下室7bの空間とが遮断されている。ノズルユニット11は、上室7aの空間内で上下動され、下室7bにまで至ることがないように構成されている。
ハウジング2の前面上方に取出口12が開口され、取出口12にはハウジング2前方に開閉自在に取り付けられた扉13が配設されている。扉13を装置前方に開放することで、取出口12を介してクリーニング対象物3が収納部7から出入される。クリーニング対象物3を出入する際には、支持装置4が上室7aまで移動されて最上位(位置P1)で停止される。
また、下室2bには、図示せぬ給排ポンプが接続され、下壁に開口された給排口7dから濯ぎ水が給排されるように構成されている。そして、下室7bは、給排口7dより供給される濯ぎ水を貯溜できるように構成されており、下室7bに移動されたクリーニング対象物3が貯溜された濯ぎ水に浸漬させるように構成されている。また、給排口7dにより貯溜した濯ぎ水を排水するように構成されている。
次に、支持装置4について、以下に詳述する。
図3乃至図9に示すように、支持装置4は、上端部が略直角に屈曲されて駆動装置8に接続された左右一対の支持アーム14・14と、支持アーム14・14の下端部の間に略水平に介設された支持基板15と、支持基板15の平面略中心に配設された支持台16と、支持台16の左右両側であって支持基板15の縁部に垂直に立設された腕用ダクト17等とが配設されている。この支持装置4によって、クリーニング対象物3は、略垂直に立設された状態で固定され、さらに、収納部7内に上室7a及び下室7bに渡って上下動可能とされる。
支持基板15は、略矩形の中空の箱型とされ、内部に中空ダクト15aが成形され、中空ダクト15aは、気体(空気・温風など)の噴射・吸引を切り換え可能に構成された下ポンプ装置(図略)と、吐出用接続パイプ18a及び吸引用接続パイプ18bを介して接続されている。このポンプ装置が切り換えられることで、中空ダクト15a内に吐出用接続パイプ18aを介して空気が送られ、一方、中空ダクト15a内の空気が吸引用接続パイプ18bを介して下ポンプ装置の方向に排出される。そして、支持基板15の上面に配設された支持台16には通風孔42が開口されており、通風孔42を介して下ポンプ装置から送られた空気が収納部7内に噴出し、また収納部7内の空気が中空ダクト15aへと吸引される。
支持台16は、支持基板15の上面よりも上方に突出するようにして配設され、支持台16上にクリーニング対象物3を固定する支持部19が配設されている。支持部19は、枠体19aが人型若しくは人型の一部に近似するようにして立体成形され、枠体19aとしてアルミ製の針金(ワイヤ)が用いられ、これを網目状に編み込んで人型の上半身に成形されている(図9(a)参照)。また、支持台16の穿設された通風孔42によって、支持部19の内部と中空ダクト15aとが連続されている。支持部19を網目状に成形することで、下ポンプ装置を駆動させて、支持部19内側から外側へと及び外側から内側へと空気を自在に通気させることができる。枠体19aとしては、ワイヤの線径、織り方やメッシュ等を特に限定するものではなく、その他に金網を用いることができる。支持部19にクリーニング対象物3が固定される際には、固定金具20・20・・・によってクリーニング対象物3の縁部と枠体19aとの間でクリップ支持される。
支持部19は、複数種類の人型等に近似して成形されたものが用意され、それぞれが支持台16から取り外してクリーニング対象物3に併せて交換できるように取り付けられる。本実施例のようにクリーニング対象物3が背広の上着の場合には、支持部19の形状は人型の上半身部分に似せて成形され、クリーニング対象物3の着脱を考慮して腕を成形しなくてもよい。支持部19が人型等に立体成形されることで、クリーニング対象物3の形状に合わせた形状に成形すれば、各クリーニング工程(洗い・濯ぎ・乾燥等)において、クリーニング対象物3が絡まったり擦れたりして損傷等するのを防止でき、特に、洗い工程で洗浄液を特定の汚れ箇所に集中して噴射し易く、乾燥工程で生地を傷めずに素早く乾燥できる。また、乾燥工程から仕上げ工程へと連続して移行することができ、クリーニング対象物3がしわになりにくい。
特に、本実施例では、支持部19とクリーニング対象物3に間に、通気性のある中間部材21が配設される(図9(b)及び図10参照)。中間部材21は、クリーニング対象物3よりもメッシュの細かい布等の素材より支持部19の形状に合わせて成形され、支持部19の表面を完全に覆うようにして取り付けられ、下端部においては支持台16と密着固定されている。クリーニング対象物3を支持部19に固定するときには、支持部19に取り付けられた中間部材21の上からクリーニング対象物3をフィットさせて固定する。このように、支持部19とクリーニング対象物3との間に中間部材21を配設することで、クリーニング対象物3が支持部19の外側から水圧や空気圧を受けた際に、支持部19のメッシュに食い込んで生地が損傷するのを防止できるとともに、乾燥・仕上げの際に型崩れしたりしわが生じたりするのを防止できる。
なお、支持装置4に固定されるクリーニング対象物3は、一組に限定されるものではなく、複数組のクリーニング対象物3を固定して洗い・濯ぎ等を同時にできるように構成してもよい。
腕用ダクト17は、上縁部に支持台16に支持されたクリーニング対象物3(衣服の上着)の腕部の袖口が嵌合されるとともに、下縁部が中空ダクト15aと連通されている。上述したポンプ装置によって中間ダクト15a内の空気が吐出・吸引されると、腕用ダクト17を介してクリーニング対象物3の腕部に空気が吐出・吸引されて、乾燥や仕上げが行われる。本実施例のように、クリーニング対象物3が背広の上着の場合には、腕部や袖口の乾きが遅いため、クリーニング効率を向上できるという点で有効である。
図3乃至図8に示すように、駆動装置8は、ハウジング2の内部後方に配設され、ピストン22aを伸縮させて支持装置4を上下動させる電動シリンダ22と、電動シリンダ22と略平行に垂設されるガイド部材23・23と、左右の支持アーム14・14の上端部であって収納部7からハウジング後方に延設された端部に介設されたプレート部材24と、プレート部材の左右両端に配設されガイド部材23に前後方向から互いに当接されるガイドローラ25・25等とで構成されている。
電動シリンダ22は、ハウジング2の左右略中央部に配設され、上下方向にピストン22aが伸縮自在とされ、このピストン22aの上端部にプレート部材24が接続されている。ガイド部材23・23は、略円筒型に形成され、電動シリンダ22より前方であってハウジング2の左右両側に配設され、上端がハウジング2の上壁に、下端が略水平の中間壁2aにそれぞれ固定されている。なお、この中間壁2aによって、電動シリンダ22及び後述する駆動装置9を構成する電動シリンダ37が傾倒しないように支持されている。
プレート部材24は、側面視でガイド部材23・23と重なる位置であって左右のガイド部材23・23の間に位置され、プレート部材24によって支持アーム14・14が一体的に接続されている。プレート部材24の左右両縁部に取付プレート24a・24aが配設され、ガイドローラ25・25は、取付プレート24aに回転自在に取り付けられ、ガイド部材23に前方及び後方から挟むように当接し、このガイド部材23の表面に沿って回転しながら移動される。ガイドローラ25・25は、上下方向に離間して取り付けられており、ガイド部材23に沿って支持装置4を安定して上下動させることができる。また、前記仕切板6には長穴6a・6aが上下方向に開口され、この長穴6a・6aを介して支持アーム14が支持装置4と駆動装置8とに接続されている。
電動シリンダ22のピストン22aが伸長されると、ガイドローラ25・25がガイド部材23に沿って回転されながら支持装置4が垂直方向に上昇され、やがて上室7aの最上位置(位置P1)で停止される(図7参照)。上述したように、支持装置4が位置P1にある状態で、クリーニング対象物3の収納部7への出入や各クリーニング工程(洗い・濯ぎ・乾燥等)が行われる。一方、電動シリンダ22のピストン22aが収縮されると、支持装置4が垂直方向に下降され、やがて下室7bの最下位置(位置P2)で停止される(図8参照)。このように、支持装置4を移動可能とすることで、収納部7におけるスペースを有効活用でき、異なるスペースで様々な工程を実施でき、クリーニング効率を向上できる。
次に、ノズルユニット11について、以下に詳述する。
図7、図11乃至図14に示すように、ノズルユニット11は、クリーニング対象物3の外側を囲むように略円状に形成されたワーク部材26と、ワーク部材26の円周方向に沿って複数配設されクリーニング対象物3に向けて洗浄液や濯ぎ水を噴射するノズル部27・27・・・等とで構成され、このノズルユニット11によって、ノズル部27・27・・・から洗浄液や濯ぎ水等が噴射されて、クリーニング対象物3の洗い・濯ぎ等が行われる。ノズルユニット11は、収納部7の上室7aに配設され、駆動装置9に接続されて、支持装置4に固定されたクリーニング対象物3がワーク部材26の略中心に位置するように固定されている。
本実施例におけるノズルユニット11は、洗浄液、濯ぎ水、及び気体(温風)をそれぞれ切り換えて噴射するように構成されており、そのために洗浄用ワーク部材26a、濯ぎ水用ワーク部材26b・26c、及び温風用ワーク部材26dの計4個のワーク部材が略同一に形成され、垂直方向に上方から下方に向けて順に積層されて構成されている(図12参照)。この洗浄用ワーク部材26aは、図示せぬ洗浄液タンクと洗浄液用パイプ29を介して接続され、洗浄液が給排される。濯ぎ水用ワーク部材26bは、図示せぬ濯ぎ水タンクと濯ぎ水用パイプ30を介して接続され、濯ぎ水用ワーク部材26cは、図示せぬ濯ぎ水タンクと濯ぎ水用パイプ31を介して接続される。また、温風用ワーク部材26dは、図示せぬ温風発生用ポンプ装置と温風用パイプ32を介して接続され、温風が送排風される。なお、洗浄液タンクや濯ぎ水タンク等は、ハウジング2後部にそれぞれ配設されている。
ワーク部材26には、円周方向に沿って複数のノズル部27・27・・・が配設されており、具体的には、洗浄用ワーク部材26aには洗浄液噴射ノズル部27a・27a・・・が配設され、濯ぎ水用ワーク部材26bには濯ぎ水斜方噴射ノズル部27b・27b・・・が配設され、濯ぎ水用ワーク部材26cには濯ぎ水垂直噴射ノズル部27c・27c・・・が配設され、温風用ワーク部材26dには温風噴射ノズル部27d・27d・・・が配設されている。各ノズル部27a・27b・27c・27dには、クリーニング対象物3に向けてノズル孔33・34・35・36がそれぞれ開口され、各ワーク部材26a・26b・26c・26dに到達された洗浄液等は、連通路33a・34a・35a・36aを介してノズル孔33・34・35・36から噴射される。
洗浄液噴射ノズル部27aは、クリーニング対象物3に向けて洗浄液が噴射されるように構成され、特に、本実施例においては、洗浄液がミスト状に連続して噴霧されるように構成されている。洗浄液をミスト状に噴霧するために、例えば、ミスト発生ディスクを用いるディスク式、もしくはノズル孔33を狭小化した後に洗浄液を高圧噴霧する高圧式等による各種ミスト化の手段が用いられる。また、扇型ノズル・充円錐ノズル・空円錐ノズル等の各種ノズルが用いられる。
このような構成とすることで、上室7aはミスト状に噴霧された洗浄液が充満した洗浄液雰囲気とされ、クリーニング対象物3は、支持装置4に固定された状態で洗浄液雰囲気の空間中で放置され、表面に洗浄液が付着して塗布される。このように、クリーニング対象物3を擦りあわせることなく洗浄液を充分に塗布することができ、衣服の劣化損傷を防ぐことができる。また、洗浄液のかかりムラをなくし、均一に塗布させることができる。
洗浄液噴射ノズル部27aは、クリーニング対象物3に直接に噴射するように構成してもよく、局所的な噴射を可能とするために、直線ノズル等を用いて連続若しくは脈動噴射が可能な構成としてもよい。また、上述したように洗浄液を洗浄液噴射ノズル部27aよりミスト状に噴霧させる構成とする場合は、洗浄液噴射ノズル部27aをノズルユニット11に配設する場合だけでなく、例えば、上室7aの内部壁面に配設するようにしてもよい。
ここで、洗浄液噴射ノズル部27aにより噴射される洗浄液について、以下に詳述する。
洗浄液噴射ノズル部27aにより噴射される洗浄液としては、環境保護等の観点から、従来のドライクリーニングで用いられる石油系溶剤をはじめとする非水系の揮発性有機溶媒以外の洗浄液を用いるのが好ましい。本実施例では、特に、特開2003−183977号公報等に提示される洗浄液を用いることが好ましい。この洗浄液は、繊維用水系洗浄剤組成物等を含有し、アルキレンオキシドの付加モル数が6以下の、いわゆる低モル付加の界面活性剤を多量に含むものである。より具体的には、R−O(AO)n−Hの一般式で表される界面活性剤を備え(Rは、炭素数10〜18のアルキル基であり、AOは、炭素数2〜3のアルキレンオキシドであり、nは、アルキレンオキシドの付加モル数であって2以上の整数である)、(a)アルキレンオキシドの付加モル数nがn≦6のもの、(b)アルキレンオキシドの付加モル数nが7≦n≦8のもの、および、(c)アルキレンオキシドの付加モル数nが9≦nのもの、である3種類の非イオン界面活性剤を含んで構成されている。
また、上述した洗浄液は、実際に汚れを除去する界面活性剤の他に、当該界面活性剤をクリーニング対象物3に付着させ易くするための助溶剤が含有される。助溶剤として、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール、フェニルグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、1‐メチル−3−メトキシブタノール、エタノール、リモネン、流動パラフィン、ジメチルイミダリジノン、N−メチル−2−ピロリドン等を1種以上含有することができる。これにより、洗浄液の流動性が高まり、クリーニング対象物3に対してスプレー塗布することが容易になり、汚れに対して洗浄剤組成物を確実に付着させることができる。
なお、繊維用水系洗浄剤組成物の含有物は、上述の非イオン界面活性剤および助溶剤に限定するものではなく、その他アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、各種酵素、香料等が含有されてもよい。これらの含有物に含有比を調整することによって、より顕著な効果を奏することができる。
上述した洗浄液を用いることで、クリーニング対象物3に機械力やその他の物理的な作用を与えることなく、かつ、従来の水系の洗浄液では除去することのできなかった油溶性汚れを効果的に除去することができ、シルクやウール製品を洗浄する場合でも、縮みを最小限に留めることができる。また、従来の洗浄液組成物に含まれていたノニフェノールやアクキルベンゼンスルホン酸塩等を含まないため、環境問題の改善にも寄与できる。さらに、通常の濯ぎ水(静止水)に浸漬させるだけで洗浄液や汚れをある程度濯ぎ流すことができるため、装置構成の簡略化、およびクリーニング時間の短縮化を図ることができる。
濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bは、高圧エアを混入させた濯ぎ水をクリーニング対象物3の表面に斜方向から吹き付けるように構成されている(図13参照)。濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bには、連通路34aに加えて、エア導入パイプ34bが接続され、高圧エアを濯ぎ水に混入させてマイクロバブルを発生させるような構成とされている。具体的には、濯ぎ水用ワーク部材26bに図示せぬ高圧エアコンプレッサー若しくはブロアー等が接続され、エア導入パイプ34bを介してノズル孔34にエアが送られる。
マイクロバブルとは、直径が数十μm〜数百μm程度の気泡のことをいい、濯ぎ水の噴射の際に通常発生するバブル(マクロバブル)を除くものをいう。マイクロバブルの発生方法としては、例えば、濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bに送り込まれたエアを、ノズル孔34付近で濯ぎ水と混合させて、マイクロバブルを発生させてもよく、ノズル孔34において濯ぎ水とエアとの気液2相の旋回流を起こし、その界面における強せん断作用により、マイクロバブルを発生させるようにしてもよい。
濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bから噴射される濯ぎ水は、クリーニング対象物3表面の法線に対して、入射角θとなるように調整される。濯ぎ効率の観点から、好ましくは、入射角θが略±30度となるように調整される。濯ぎ水が入射角θで噴射されると、マイクロバブルがクリーニング対象物3表面で弾けて、パルス衝撃を発生させる。このような超微振動によって、該クリーニング対象物3に付着した汚れ等を濯ぎ落とし、クリーニング対象物3外に汚れ等を濯ぎ出す効果も期待できる。また、噴射速度をある程度低く設定できるため、クリーニング対象物3の損傷等を防ぐことができる。
濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cは、微細液滴化した濯ぎ水をクリーニング対象物に対して略垂直方向から吹き付けるように構成されている(図14参照)。濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cは、局所的な噴射を可能とするための直線ノズル等が具備され、連通路35aを介して前記濯ぎ水タンクから濯ぎ水がノズル孔35に送られて、衣服の表面に対して略垂直となるように濯ぎ水が噴射される。
本実施例においては、ノズル孔35から噴射される濯ぎ水の幅がマイクロメートルオーダーで調節され、好ましくは、口径W1が0.1mm〜0.5mmに形成される。通常の衣服等の被服地は、経密度と緯密度(1インチ間の糸本数)で表され、織り方(平織・綾織)や番手によってこの密度は異なるものの、通常は1インチ(2.54cm)あたり経糸(緯糸)が30本〜80本程度で織り込まれている。そして、各経糸(緯糸)間距離W2は、およそ数百μm程度である。口径W1を上記のように形成することで、噴射される濯ぎ水が各経糸(緯糸)間を通過することが可能となり、各交錯部位の汚れ等を効果的に濯ぎ落とすことができる。
クリーニング対象物3に対して濯ぎ水を直接噴射しただけでは、クリーニング対象物3に付着した汚れや洗浄液を迅速かつ確実に濯ぎ落とすことが容易ではなく、また、使用される水量も多い。濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cを配設することで、クリーニング対象物3の経糸と緯糸との交錯によって複雑に造形される衣服等において、交錯部位にまで浸透した汚れ等を効果的に落とすことができる。
このように、ノズルユニット11に濯ぎ水斜方噴射ノズル部27b及び濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cを配設して、濯ぎ水による濯ぎを行うように構成することで、各糸間の汚れまで確実に濯ぎ落とすことができるだけでなく、短時間で、少量の濯ぎ水の噴射量とすることができるため、水資源の保護にも寄与することができる。濯ぎ水斜方噴射ノズル部27b及び濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cは、連続もしくは脈動噴射が可能な構成とされ、特に、濯ぎ水を脈動噴射させることによって、より効果的に汚れ等を濯ぎ落とすことができる。なお、ノズルユニット11には、いずれか一方のノズル部27を配設するようにしてもよい。
温風噴射ノズル部27dは、温風発生用のポンプ装置によって発生され、温風用パイプ32を介してノズル孔36まで移送された温風がクリーニング対象物3に吹き付けられるように構成されている。この温風噴射ノズル部27dから吹き付けられる温風によって、洗い及び濯ぎの各クリーニング工程を経たクリーニング対象物3が乾燥される。温風としては、好ましくはクリーニング対象物3の生地等を傷めない温度に設定される。なお、温風噴射ノズル部27dは、ノズルユニット11に配設する構成に限らず、クリーニング対象物3に温風が吹き付けられるようにハウジング2内部の側壁等に配設されてもよい。
ノズルユニット11における各ワーク部材26は、クリーニング対象物3の種類(汚れ度・形状・材料など)に応じて着脱させて取り換えたり増減したりできるように構成される。そして、クリーニング対象物3の種類(汚れ度・形状・材料)に応じた最適な条件で、各ノズル部27から噴出される濯ぎ水等の流量・圧力・温度・時間、また駆動装置9による駆動速さ等が調節される。また、各ワーク部材26に配設されるノズル部27は、クリーニング対象物3の種類に応じて個数や対向する角度等が変更される。また、複数のノズル部27のうち、例えば、汚れ箇所に近い位置に配設されたノズル部27のみの濯ぎ水の噴射量等を調節してもよい。
また、ノズルユニット11のクリーニング対象物3に対向する内壁部であって、ノズル部27の近傍に、クリーニング対象物3の汚れ箇所や濡れ箇所を検知する検知手段としてのセンサ部材が配設されてもよい。センサ部材は、クリーニング対象物3において、脂肪・油・蛋白質・糖分等の汚れの箇所を検出可能とされ、具体的には、該汚れ箇所を色調の違いにより検出する画像センサもしくは反射センサや、クリーニング対象物3の表面の水分を検出する水検出センサなどが用いられる。センサ部材が図示せぬコントローラ等に接続されて、所定の汚れ若しくは濡れ以上の汚れ箇所や濡れ箇所に局所的に洗浄液、濯ぎ水、温風が噴射されるようにノズルユニット11及び駆動装置9が制御される。このような構成とすることで、不必要な洗浄液・濯ぎ水の噴射量を低減させることができるとともに、クリーニング効率も向上できる。また、個々の顧客ニーズに対応しつつ、洗浄品質を担保できる。
図3乃至図8に戻って、ノズルユニット11の駆動手段としての駆動装置9は、ハウジング2の内部後方に配設され、ピストン37aを伸縮させてノズルユニット11を上下動させる電動シリンダ37と、電動シリンダ37と略平行に垂設されるガイド部材38・38と、ノズルユニット11を略水平に支持するユニット支持部39等とを備えてなり、上室7a内で各ノズル部27から洗浄液等を噴射しながら上下方向に自在に移動されるように構成されている(図7参照)。ただし、前記電動シリンダ37の代わりラックとモータにより構成することもできる。
電動シリンダ37は、ハウジング2の左右略中央部であって前記電動シリンダ22の前方に配設され、上下方向にピストン37aが伸縮自在とされ、このピストン37aの上端部にユニット支持部39が接続されている。ガイド部材38・38は、略円筒型に形成され、電動シリンダ37の左右両側に配設され、上端がユニット支持部39を挿通してハウジングの上壁に固定され、下端が前記中間壁2aに固定されている。また、前記仕切板6には上下方向に長穴6b・6bが開口され、この長穴6b・6bを介してノズルユニット11がユニット支持部39に接続されている。
電動シリンダ37のピストン37aが伸長されると、ガイド部材38に沿ってユニット支持部39が上昇され、ノズルユニット11が垂直方向に上昇され、やがて上室7aの最上位置(位置P3)で停止される。ノズルユニット11が位置P3にある状態で、クリーニング対象物3の収納部7への出入や支持部19への着脱が行われる。各クリーニング工程(洗い・濯ぎ・乾燥)が行われる際には、電動シリンダ37のピストン37aの収縮及び伸長が繰り返されて、ノズルユニット11が垂直方向に上下昇降される(位置P4)。このように、ノズルユニット11を移動可能とすることで、収納部7におけるスペースを有効活用して様々な工程を実施でき、クリーニング効率を向上できる。
なお、本実施例においては、駆動装置9の構成としては、ユニット支持部39によってノズルユニット11が上下方向にした移動されないように構成されているが、その移動方向は上下方向に限定されず、左右方向や前後方向、若しくは駆動装置9との接続部を中心に回転されるように構成してもよい。
以上のように、ノズルユニット11によって、一台でクリーニング対象物3の洗い・濯ぎ・乾を連続して行えるように構成することで、ハウジング2内のスペースを有効に活用して装置構成の簡略化をはかることができる。また、複数のノズル部27によって、濯ぎ水や温風を切り換えて噴射・吸引が可能であるため、クリーニング対象物3に応じてバリエーションのクリーニング工程を採用でき、ひいては、クリーニング効率の向上を図るとともに、クリーニング品質を向上できる。さらに、ノズルユニット11を移動可能とすることで、最小限のノズル部27を配設すればよいため、結果として使用する濯ぎ水等の消費を低減できる。
次に、サクション機構について、以下に説明する。
図3及び図15に示すように、上述した支持基板15の支持台16に開口された通風孔42と、支持基板15に吐出用接続パイプ18a及び吸引用接続パイプ18bを介して接続された下ポンプ装置(図略)と、ハウジング2(上室7a)の上壁の略中央に開口された通風孔43と、この通風孔43に吐出用接続パイプ44a及び吸引用接続パイプ44bを介して接続された上ポンプ装置(図略)等とが構成され、このポンプ装置が切り換え操作されることによって、前記支持部19の内部が加減圧されて、クリーニング対象物3がサクションされる機構が構成されている。
上ポンプ装置は、気体(空気・温空気)の噴射・吸引を切り換え可能に構成されており、吐出用接続パイプ44a及び吸引用接続パイプ44bが接続され、この吐出用接続パイプ44a及び吸引用接続パイプ44bが上室7aに開口された通風孔43に接続されている。この通風孔43はクリーニング対象物3に対向して開口されており、通風孔43より噴出された空気がクリーニング対象物3に吹き付けられる一方、上ポンプ装置が切り換えられて、通風孔43から上室7a内の空気が吸引用接続パイプ18bを介して上ポンプ装置に吸引される。
両ポンプ装置は、一方が空気を噴出す方向に、他方が空気を吸引する方向に駆動される。具体的には、下ポンプ装置が通風孔42を介して支持部19内の空気を吸引する方向に駆動されるとともに、上ポンプ装置が通風孔43より空気を噴出すように駆動されると、支持部19内部が減圧されて負圧とされて、支持部19の内側方向に気体が吸引される。一方、下ポンプ装置が通風孔42より空気を噴出すように駆動されるとともに、上ポンプ装置が通風孔43を介して上室7a内の空気を吸引するように駆動されると、支持部19内部が加圧されて正圧とされて、支持部19内の空気が外側方向に吸引される。後述するように、このサクション機構によるサクション方向は、各クリーニング工程(洗い・濯ぎ・乾燥等)で切り換えられる。クリーニング対象物3を乾燥させる際には、上下ポンプ装置から温風が給排され、通風孔42及び通風孔43から温風が吐出・吸引される。
このように、両ポンプ装置の駆動を切り換えることによって、支持部19の内側/外側から空気を吹き付ける一方で外側/内側から空気を吸引して、支持部19内部が加減圧されるように構成されている。このように、クリーニング工程毎に、好ましい方向に切り換えてサクションをかけることができるため、繊維間の汚れを効果的に除去して濯ぎ落とすことができるとともに、乾燥時間を短縮でき、ひいてはクリーニング効率をさらに向上できる。
特に、本実施例では、支持部19にクリーニング対象物3及び中間部材21がその表面を覆うようにして固定されるため、クリーニング対象物3及び中間部材21に対するサクション方向(内側/外側)が切り換えられる。サクション機構によって支持部19の内側方向に空気が吸引される場合には、支持部19の表面側に中間部材21とクリーニング対象物3とが吸引される。このとき、支持部19とクリーニング対象物3との間に中間部材21が配設されるため、網目状に成形された支持部19のメッシュにクリーニング対象物3が入り込んで繊維に極度の引っ張りや曲げ力がかかって損傷したりするのを防止でき、また、吸引漏れを防止して効率を向上できる(図15(a)参照)。一方、支持部19内の空気が外側方向に吸引される場合には、中間部材21が膨張して、クリーニング対象物3の繊維に適当な引っ張り力が付与されてアイロン効果を奏するとともに、クリーニング対象物3が乾燥中であれば均一の熱分布とすることができ乾燥効率がよい(図15(b)参照)。
なお、サクションの機構としては、上述した構成に限定するものではなく、例えば、ノズルユニット11に気体給排ノズル部を配設して、このノズル部と支持基板15との間でサクションが行われるように構成してもよい。
次に、本発明のウェットクリーニング方法の一例を、以下に詳述する。
図1に戻って、まず、上室7a内にクリーニング対象物3が搬入され、駆動装置8によって駆動されて位置P1で停止された支持装置4の支持部19に固定される(図7参照)。本実施例では、支持部19には中間部材21が被覆されているため、クリーニング対象物3は中間部材21の上から覆うようにして装着される。このとき、ノズルユニット11は位置P3で停止される。
クリーニング対象物3が支持部19に固定されて取出口12が閉じられると、ノズルユニット11の洗浄液噴射ノズル部27aから洗浄液が噴射され、クリーニング対象物3に洗浄液が塗布される洗い工程(S100)が開始される。この洗い工程(S100)では、ノズルユニット11が駆動装置9によって垂直方向に上下動され(位置P4)、クリーニング対象物3の素材・形状等から、ノズルユニット11の移動方向・速度、洗浄液の種類・濃度、温度などが調整される。また、洗い工程(S100)が行われる際には、支持部19内側が負圧に切り換えられる(S200)。支持部19内側を負圧とすることで、上室7a内に浮遊していた洗浄液を、クリーニング対象物3の表面に付着させ又は浸透させることができ、クリーニング対象物3の汚れを繊維の外側にまで析出させることができる。ただし、支持部19内側を負圧に切り換える(S200)だけでなく、例えば、洗浄液を負に帯電させて、クリーニング対象物を正に帯電させるように構成してもよい。
洗い工程(S100)が終了すると、洗浄液噴射ノズル部27aからの洗浄液噴射が停止され、駆動装置8によって支持装置4が上室7aから下室7bへと下方向に移動されて位置P2で停止され(図7参照)、クリーニング対象物3が支持部19に固定された状態で数分間放置させる定着工程(S110)が行われる。上述した洗浄液を用いた場合は、洗浄液を充分に浸透させるための定着時間を設けることが効果的である。そして、このとき、好ましくは支持部19内側が負圧とされる(S210)。なお、定着工程は、上室7a内で行うように構成してもよいが、上室7aは洗浄液雰囲気であるため、定着効率の観点から、洗浄液の存在しない空間である下室7b内で行う方が好ましい。
次いで、クリーニング対象物3が下室7bにある状態のまま、前記給排口から下室7b内に濯ぎ水が供給されて、クリーニング対象物3が濯ぎ水(静止水)に浸漬される浸漬濯ぎ工程(S120)が行われる。クリーニング対象物3を濯ぎ水に浸漬させる浸漬法によると、クリーニング対象物3を擦り合わせることがないため、クリーニング対象物3の損傷を防止することができる。また、クリーニング対象物3を、常にフレッシュな濯ぎ水に浸漬させることができるため、他のクリーニング対象物3の脱色による色写り等を防ぐことができる。
なお、浸漬濯ぎ工程(S120)を設ける場合には、洗浄液をクリーニング対象物3に付着させ、5分間乃至10分間保持し、その後、クリーニング対象物3を静止水中に5分間乃至10分間浸漬することで、各種の汚れを効果的に除去することができる。また、この浸漬濯ぎ工程(S120)は、必ずしも設ける必要はなく、洗浄液の定着工程(S110)が終わり次第、ノズル濯ぎ工程(S130、S140)等を行うように構成してもよい。
次いで、下室7b内の濯ぎ水が給排口7dより排水され、駆動装置8によって支持装置4が下室7bから上室7aへと移動されて位置P1にて停止され(図6参照)、ノズルユニット11の濯ぎ水斜方噴射ノズル部27b及び濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cより濯ぎ水が噴射されて洗浄液等を濯ぎ落とすノズル濯ぎ工程(S130、S140)が行われる。本実施例では、まず濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bにより濯ぎ水が噴射される表面濯ぎ工程(S130)が行われ、次いで、濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cにより濯ぎ水が噴射される内部濯ぎ工程(S140)が行われる構成されている。
表面濯ぎ工程(S130)では、濯ぎ水斜方噴射ノズル部27bよって、主にクリーニング対象物3の表面汚れが落とされる。このとき、支持部19の内側が正圧に切り換えられ(S220)、支持部19内の空気が外側方向に吸引されて、クリーニング対象物3が中間部材21によってテンションを受けながら膨張される(図15(b)参照)。そのため、斜方向からの濯ぎ水によって効率よく洗浄液や汚れを濯ぎ落とすことができる。次いで、内部濯ぎ工程(S140)では、濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cによって、主にクリーニング対象物3の内部汚れが落とされる。このとき、支持部19の内側が負圧に切り換えられ(S230)、支持部19の内側方向に空気が吸引される(図15(a)参照)。この濯ぎ水垂直噴射ノズル部27cは、繊維間の汚れまで濯ぎ落とすため、吸引方向と略同じ方向から濯ぎ水を噴射することで濯ぎ効率を向上できる。
なお、クリーニング装置1によっては、ノズル濯ぎ工程(S130、S140)を省略して、浸漬濯ぎ工程(S120)が終了した後に、直ちに次の乾燥工程(S150)に移行するように構成してもよい。また、ノズル濯ぎ工程(S130、S140)を行うか、又は何れか一方若しくは両方のノズル濯ぎ工程(S130、S140)を行うかは、クリーニング対象物3の種類(汚れ度・形状・材料など)に応じて適宜変更できる。
次いで、クリーニング対象物3に負圧をかけながら温風を当接させて乾燥させる乾燥工程(S150)が行われる。温風は、上述したポンプ装置(図略)から給排され、通風孔42及び通風孔43から上室7a内に温風が吐出・吸引されるとともに、ノズルユニット11の配設された温風噴射ノズル部27dより温風がクリーニング対象物3の方向に吹き付けられる。乾燥工程(S150)では、支持部19の内側が負圧とされ(S240)、内側方向に温風が吸引され、すなわち、通風孔43から噴出された温風は、クリーニング対象物3を介して通風孔42に吸引される。このように、乾燥工程(S150)において、温風を負圧吸引するように構成することで、中間部材21によって繊維の損傷等を防止ししながら、支持部19にクリーニング対象物3が押し付けられることによる脱水効果が期待でき、また、減圧乾燥によって乾燥効率を向上できる。ノズルユニット11を、温風を吹き付けながら駆動装置9によって上下動させることで、クリーニング対象物3の表面を効果的に乾燥させることができる。
そして、クリーニング対象物3が約40〜60%程度乾燥したところで、支持部19の内側の加減圧が切り換えられて仕上げ工程(S160)が行われる。すなわち、この仕上げ工程(S160)では、支持部19の内側が正圧とされ(S250)、支持部19内の空気が外側方向に吸引され、すなわち、通風孔42から噴出された温風は、クリーニング対象物3を介して通風孔43に吸引される。すると、中間部材21が膨張して、クリーニング対象物3の繊維に適当な引っ張り力が付与されてアイロン効果を奏するとともに、クリーニング対象物3が乾燥中であれば均一の熱分布とすることができ乾燥効率がよい。なお、仕上げ工程(S160)後に、完全に仕上げを行うために襟、袖口、及びポケットなどにアイロン仕上げを行ってもよい。
以上のように、本実施例のウェットクリーニング方法は、水系洗浄液を用いたウェットクリーニング方法であって、クリーニング対象物3を支持部19に固定して、静止したクリーニング対象物3に対して洗浄液、濯ぎ水及び温風を吹き付けたり吸引したりして、洗い工程(S100)と、浸漬濯ぎ工程(S120)と、表面濯ぎ工程(S130)と、内部濯ぎ工程(S140)と、及び乾燥工程(S150)とを連続して行うため、大量のクリーニング対象物3をクリーニングする場合であっても、クリーニング対象物3に機械力やその他の物理的な作用を与えることなく油溶性汚れを効果的に除去することができ、シルクやウール製品を洗浄する際に縮みを最小限に留めてクリーニング対象物3の品質を担保することができる。また、各クリーニング工程への移行は、固定したクリーニング対象物3を支持装置4によって僅かに移動させたり、又はノズルユニット11の各ノズル部27を切り換えたりすればよいため、作業時間を短縮してクリーニング効率を向上できる。
本発明のウェットクリーニング方法のフローチャート。 本発明を適用したクリーニング装置の全体的な構成を示した斜視図。 ハウジングの正面図。 同じく側面図。 同じく背面図。 同じく平面図。 クリーニング対象物が上室にある状態を表す図。 クリーニング対象物が下室にある状態を表す図。 支持部にクリーニング対象物を固定した状態を表す図。 同じく断面図。 ノズルユニットの平面図。 同じく側面図。 濯ぎ水斜方噴射ノズル部における濯ぎ水の噴射の様子を示す模式図。 濯ぎ水垂直噴射ノズル部における濯ぎ水の噴射の様子を示す模式図。 支持部の内側が負圧又は正圧に切り換えられたときのクリーニング対象物の状態を表す図。
符号の説明
S100 洗い工程
S110 定着工程
S120 浸漬濯ぎ工程(濯ぎ工程)
S130 表面濯ぎ工程(濯ぎ工程)
S140 内部濯ぎ工程(濯ぎ工程)
S150 乾燥工程
S160 仕上げ工程

Claims (9)

  1. 水系洗浄液を用いたウェットクリーニング方法であって、静止したクリーニング対象物に対して液体及び気体を吹き付け若しくは吸引して、該クリーニング対象物に該洗浄液を塗布する洗い工程と、該洗い工程によって洗浄液を塗布されたクリーニング対象物を水洗する濯ぎ工程と、水洗されたクリーニング対象物を乾燥する乾燥工程とを連続して行うことを特徴とするウェットクリーニング方法。
  2. 前記クリーニング対象物は、枠体によって人型若しくは人型の一部に近似して立体成形された支持部に固定され、該支持体とクリーニング対象物との間に通気性を有する中間部材が装着されることを特徴とする請求項1に記載のウェットクリーニング方法。
  3. 前記洗い工程は、クリーニング対象物にミスト状に噴霧された洗浄液が吹き付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェットクリーニング方法。
  4. 前記洗い工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引されることを特徴とする請求項3に記載のウェットクリーニング方法。
  5. 前記濯ぎ工程は、洗浄剤を塗布されたクリーニング対象物を静止水に浸漬させる工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のウェットクリーニング方法。
  6. 前記濯ぎ工程は、高圧エアが混入された濯ぎ水をクリーニング対象物に対して斜方向から吹き付ける表面濯ぎ工程と、その後、微細液滴化した濯ぎ水をクリーニング対象物に対して略垂直方向から吹き付ける内部濯ぎ工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のウェットクリーニング方法。
  7. 前記表面濯ぎ工程は、前記支持部の内側が正圧に切り換えられて、該支持部の内側の気体が外側方向に吸引され、前記内部濯ぎ工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引されることを特徴とする請求項6に記載のウェットクリーニング方法。
  8. 前記乾燥工程は、前記支持部の内側が負圧に切り換えられて、該支持部の外側の気体が内側方向に吸引される乾燥工程と、前記支持部の内側が正圧に切り換えられて、該支持部の内側の気体が外側方向に吸引される仕上げ工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のウェットクリーニング方法。
  9. 前記洗い工程、濯ぎ工程、及び乾燥工程は、単一ハウジング内で行われることを特徴する請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のウェットクリーニング方法。
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