JP2006255795A - 工作物支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワークを容易かつ正確に把持できるワーク支持装置を提供することにある。
【解決手段】 ダイヤフラム4の前面に複数の把持爪5が円周方向に配設されたワーク支持装置において、ダイヤフラム4の中央部42を工作機械のスピンドルとともに回転する基体2に固定し、ダイヤフラム4の外周部41にピストン3の押圧力を作用させることにより、把持爪5の揺動支点を回転軸の中心側に位置させる。これにより、把持爪5が、その拡開時にワークWを工作機械側に引き込むように作用するようにして、チャッキング時にワークWの端面Wbを基準に位置決めができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は工作物支持装置に関し、さらに詳細には、円筒状の工作物の内径又は外径を支持するダイヤフラムチャックおよびその把持爪の構造に関する。
従来のダイヤフラムチャックは、外周縁が基体に固定された円盤状のダイヤフラムの表面に複数の把持爪を円周方向に配設・固定するとともに、ダイヤフラムの中央部(内周側)にピストンによる押圧力または引込力を作用させることにより、ダイヤフラム前面の把持爪を拡開または縮閉させる構造が採用されている。
ところで、この種のダイヤフラムチャックの使い方としては、上記把持爪で工作物(以下、ワークと称する)の外径(外側面)を把持する外掴み方式と、上記把持爪でワークの内径(内側面)を把持する内掴み方式とがある。
外掴み方式で使用する場合、チャッキングに先立ち、上記ピストンを前進させ、該ピストンの押圧力をダイヤフラムの中央部に作用させてダイヤフラムを外方に凸曲面状に変形させて上記把持爪を拡開させ、この状態でワークを所定のチャッキング位置に配置する。そして、チャッキングにあたっては、上記ピストンによる押圧力を解除し、ダイヤフラムを初期形状に復元させて上記把持爪を縮閉させることによってワークの外径を把持爪で把持させている。
一方、内掴み方式で使用する場合、まず、上記ピストンを後退させ、該ピストンの引込力をダイヤフラムの中央部に作用させてダイヤフラムを内方に凹曲面状に変形させて上記把持爪を縮閉させ、この状態でワークを所定のチャッキング位置に配置する。そして、チャッキングにあたっては、上記ピストンによる引込力を解除し、ダイヤフラムを初期形状に復元させて上記把持爪を拡開させることによってワークの内径を把持爪で把持させている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開平5−104312号公報 特開平10−249615号公報
しかしながら、このような従来の構成では、以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、従来のダイヤフラムチャックを内掴み方式で使用する場合、ダイヤフラムの外周縁が基体に固定されているため、ピストンの引込力を解除すると、ダイヤフラムの表面に設けられた把持爪aは、図7に示すように、ワークWを外側に押し上げるようにワーク内径Waに作用する(図中の2点鎖線参照)。なお、図において符号Sは、把持爪aの動きの支点を示している。
そのため、従来のダイヤフラムチャックでは、内掴み方式でワークを把持する場合、ワークWの位置をその端面Wbを基準に位置決めしていても、クランプ時にワークWが浮き上がり、その位置が狂ってしまうという問題があった。
一方、外掴み方式の場合、図8(a)に示すように、把持爪を縮閉させることによって隣接する把持爪a,a同士の間隔(具体的には、把持爪aの内径面b相互の間隔)を詰めてワークWの外径を把持しているが、たとえば図8(b) に示すように、ワークWの外径にDカットや凹部などの切欠部Wdが形成されていると、該切欠部Wdによって失われたワーク外径の円弧長(図8(b)の点線で示す円弧の長さ)L1が、把持爪aの内径面bの円弧長L2よりも長くなると、図8(a)に示すように、把持爪aのうちの一つがワークWを把持しない状態が生じ得る。そして、このように把持爪aのうちのいずれか一つでもワークWの外径を把持しない状態が発生すれば、チャッキングによってワークWの中心がずれてしまい、正確な加工を行うことができないという問題を生じる。
そのため、従来のダイヤフラムチャックでは、全ての把持爪aがワークWの外径を把持するように、ワークWの回転方向の位置を予め調整する作業が必要となり、事前の作業が煩雑となるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ワークを容易かつ正確に把持できるワーク支持装置を提供することにある。具体的には、内掴み方式においては、ワークを端面基準で容易にチャッキングできるワーク支持装置を提供する。また、外掴み方式にあっては、ワークの外径に切欠部があっても回転方向の位置合わせをしなくとも中心がずれることなくチャッキングできるワーク支持装置を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1に係るワーク支持装置は、ダイヤフラムの前面に把持爪が円周方向に配設され、上記ダイヤフラムの弾性を利用して上記把持爪を揺動拡開させることにより該把持爪のワーク把持面でワークの内径を把持するように構成されたワーク支持装置において、上記把持爪の拡開時における揺動支点が、上記ダイヤフラムへの把持爪装着位置よりも内周側に位置するように設定されていることを特徴とする。
この請求項1に係る発明では、把持爪の揺動支点がダイヤフラムへの把持爪装着位置よりも内周側に設定されるので、内掴み方式でワークを把持する場合、把持爪は、図3に示すように、ワークWを内側(工作機械側)に引き込むようにワークWの内径に作用する(図3の2点鎖線参照)。
また、請求項2に係るワーク支持装置は、工作機械のスピンドルとともに回転する基体と、この基体内に設けられた中空室に内蔵されされ、この中空室内を前後方向に移動するピストンと、上記基体の前面に配設され、中央部が上記基体に固定された固定端とされるとともに外周部が上記ピストンと係合する自由端とされたダイヤフラムとを備えてなり、複数の把持爪が、上記ダイヤフラムの固定端の外周側に円周方向に配設されていることを特徴とする。
すなわち、この請求項2の発明では、ピストンは自由端とされたダイヤフラムの外周部と係合し、ダイヤフラムの中央部は基体に固定されているため、ピストンを前進させると、ダイヤフラムはその中央部を支点として、外周部側が外方に撓んで凹曲面状に変形し、ダイヤフラムの前面に配設された把持爪は縮閉状態となる。そして、ピストンによる押圧力を解除すると、ダイヤフラムが初期形状に復元し、ダイヤフラムの前面に配設された上記把持爪が揺動拡開する。その際、上記ダイヤフラムの固定端の外周側に把持爪が配設されていることから、把持爪はワークWを内側(工作機械側)に引き込むようにワークWの内径に作用する(図3の2点鎖線参照)。
そして、請求項1または2に係る発明は、その好適な実施態様として、上記ダイヤフラムの前面にワーク着座用の台座が配設されるとともに、この台座の前端面にワーク着座確認用の流体噴射孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係るワークの支持装置は、複数の把持爪を円周方向に配し、上記把持爪の縮閉時に円筒状のワークの外径を把持するように構成されたワーク支持装置において、上記各把持爪は、そのワーク把持面の両縁部の一部に逃げ部が形成され、少なくとも上記把持爪の縮閉時に、隣接する把持爪の逃げ部同士が重なり合いつつ全把持爪によって円環状のワーク把持面を形成して上記ワークの外径を把持するように構成されたことを特徴とする。
そして、その好適な実施態様として、上記各把持爪は、該把持爪におけるワーク把持面の円弧長が、上記ワークの外径に形成される切欠部によって失われるワークの円弧長よりも長くなるように設定されていることを特徴とする。
すなわち、請求項4の発明では、把持爪の縮閉時に、隣接する把持爪の逃げ部同士が重なり合いつつ全把持爪によって円環状のワーク把持面を形成して上記ワークの外径を把持するので、各把持爪の爪幅L3(図6(c)参照)を小さくせずに(換言すれば、ワークの把持面Bの円弧長L2を維持したままで)、把持爪を従来よりも小さく縮閉させることができる(図6(a)参照)。
そして、把持爪におけるワーク把持面の円弧長をワークの外径に形成される切欠部によって失われるワークの円弧長よりも長くなるように設定することで、外径に切欠部があるワークであっても全ての把持爪でワークをクランプできる。
請求項1または2に係るワーク支持装置によれば、ワークの内径を把持する場合に、把持爪はワークを内側(工作機械側)に引き込むように作用するので、クランプ時にワークの位置がずれない。そのため、ワークの端面を基準として容易にチャッキングできるワーク支持装置を提供できる。
しかも、ワークを台座に当接させるだけでワークを端面基準で位置決めできるので、上記ダイヤフラムの前面にワーク着座用の台座を配設するとともに、この台座の前端面にワーク着座確認用の流体噴射孔が設けることにより、流体噴射孔内の流体圧を測定することで、台座へのワークの着座を容易に確認することができる。
また、請求項4に係るワーク支持装置によれば、外径に切欠部を有するワークであっても、該切欠部によって失われるワーク外径の円弧長よりもワーク把持面の円弧長を長く設定することとができ、外径に切欠部を有するワークを把持する場合でも、全ての把持爪でワークをクランプすることができるようになる。したがって、従来行われていたようなチャッキング前の回転方向の位置決め作業が不要となる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
本実施形態に示すワーク支持装置1は、円筒状のワークの内径(内側面)を内掴み方式で把持するチャック装置であって、図1は、同ワーク支持装置1の縦断側面図を示しており、また、図2はその正面図を示している。
上記ワーク支持装置1は、基体2、ピストン3、ダイヤフラム4、および把持爪5を主要部として構成されるとともに、本実施形態では、さらにワークWの着座用の台座6を備えている。
上記基体2は、図示しない工作機械のスピンドル(主軸)にワーク支持装置1を装着するためのアダプタを構成するもので、図1に示すように、断面略凹形状の溝部21を備えた環状体で構成され、図示しないボルト等の固着具により工作機械のスピンドルに固定され、該スピンドルとともに同軸回転可能とされている。
上記溝部21は、基体2内に上記ピストン3を内蔵するための中空室Aを構成する部位で、この溝部21に上記ピストン3が嵌挿される。
上記ピストン3は、中空室A内を前後方向(図1の紙面の左右方向)に移動することにより、上記ダイヤフラム4に押圧力または引込力を作用させるための部材であって、上記溝部21に嵌合され、該溝部21との間に第1の圧力室A1を形成する断面略L字状の環状部材で構成されたピストン本体30と、このピストン本体30の前面に装着され、該ピストン本体30との間に第2の圧力室A2を形成する環状のカラー31とから構成されている。
カラー31とは、図1に示すように、適所がボルトなどの固着具81によって基体2に固定されている。ピストン本体30およびカラー31の外周および内周面の適所には、Oリング32が装着され、上記第1および第2の圧力室A1,A2が気密状態を維持できるように構成されている。
そして、これに関連して、上記基体2には、上記第1の圧力室A1に連通する第1の流体供給通路71と、上記第2の圧力室A2に連通する第2の流体供給通路72とが貫通形成されている。各流体供給通路71,72には、それぞれ図示しないポンプなどの流体供給手段が接続され、各流体供給通路71,72を介して第1および第2の圧力室A1,A2のそれぞれに流体(たとえばエア)の圧送が可能とされている。
しかして、後述するように、ダイヤフラム4の弾性に抗してピストン3を前進させる場合には、上記第1の流体供給通路71から第1の圧力室A1に流体を圧送する(その際、第2の流体供給通路72側のポンプは停止し、第2の流体供給通路72は大気開放とする)。これにより、第1の圧力室A1内の空気圧が上昇し、それにともなってピストン3が前進する。
一方、これとは反対に、ダイヤフラム4の弾性に抗してピストン3を後退させる場合には、上記第2の流体供給通路72から第2の圧力室A2に流体を圧送する(その際、第1の流体供給通路71側のポンプは停止し、第1の流体供給通路71は大気開放とする)。これにより、第2の圧力室A2内の空気圧が上昇し、それにともなってピストン3が後退する。
そして、上記ピストン3は、その外周部33の一部が前方に突出状に形成され、その先端には、後述するダイヤフラム4の外周部41(具体的には、ダイヤフラム4の外周部41のうち上記把持爪5の装着部43が設けられている部位)とかみ合い係合する鍵部34が形成されている。
ここで、ピストン3の外周部33を前方に突出状に形成させて鍵部34をダイヤフラム4の外周部41にかみ合い係合させているのは、ピストン3の前進によってダイヤフラム4の外周部(本実施形態では外周縁)41にピストン3による押圧力を作用させる一方、ピストン3の後退によりダイヤフラム4の外周部に引込力を作用させるためである。したがって、ダイヤフラム4の外周部41にピストン3の押圧力または引込力が作用する構造であれば、たとえばこれらの間に伝達機構を介装させたり、あるいはダイヤフラム4の外周部41を後方に突出させてピストン3に係合させたりするなど、図示例とは異なる他の構造を採用することも可能である。
上記ダイヤフラム4は、弾性を有する円盤状の膜体で構成される。具体的には、このダイヤフラム4は、上記基体2の前面に配設され、その外周部41が上記基体2の外周壁(上記溝部21によって形成される外側の壁)23内に嵌合されるとともに、その中央部42が上記基体2の内周壁(上記溝部21によって形成される内側の壁)24の前端面24aに固定される。
より詳細には、ダイヤフラム4の外周部41は、Oリング45を介して基体2の外周壁23と気密状態を維持しつつ前後にスライド可能に上記外周壁23内に嵌挿された自由端とされ、ダイヤフラム4の中央部42は、ボルト等の固着具82によって基体2の内周壁24の前端面24aに着脱可能に固定された固定端とされている。なお、特に図示しないが、このダイヤフラム4の中央部42も気密状態となるように基体2に固定される。
そして、このダイヤフラム4の所定位置には、後述する把持爪5を装着するための装着部43が設けられており、この装着部43の部分は他の膜体部分より肉厚に構成され、前面側にボルト装着孔が穿設されている。
しかして、このようにダイヤフラム4が基体2の前面に配設されることにより、ピストン3がダイヤフラム4の弾性に抗して前進すると、ダイヤフラム4は上記中央部42を支点として外周部41側が外方に撓み、ダイヤフラム4は凹曲面状に変形する。その一方、ピストン3による押圧力が解除される(第1の圧力室A1へのエアの圧送が停止する)と、ピストン3はダイヤフラム4の復元力によって後退し、それ伴ってダイヤフラム4も初期の形状(図1に示す状態)に復帰する。
上記把持爪5は、ワークWを把持するための爪部材であり、上記ダイヤフラム4の前面に円周方向に複数(図2に示す例では6個)配設される。
ここで、図1,図2には、このうちの内掴み方式の把持爪5を示している。この内掴み方式の把持爪5は、ワークWの内径Waを把持するためのもので、図示のように、略L字形状の部材で構成され、その垂直部51がボルト等の固着具83によってダイヤフラム4の前面の所定位置(装着部43)に着脱可能に装着され、上記垂直部51から垂直に起立して設けられた水平部52の外側(外周側)面がワークWの内径Waと係合するワーク把持面Bとされている。
上記台座6は、ワークWをワーク支持装置1に装着する際にワークWの端面Wbと当接され、ワークWの前後方向の位置決めを行うワーク着座用の部材であって、上記ダイヤフラム4の中央部前面にボルト等の固着具84で着脱可能に装着される。
なお、この台座6は、上述したようにワーク着座用の部材であるため、その前端面61はスピンドルの軸線と直交する平面を有しており、そして、この前端面61には、ワークWの着座確認用のエアを噴射するエア噴射孔(流体噴射孔)9が複数(図示例では3箇所)開設されている(図2参照)。
そして、これに関連して、上記各エア噴射孔9に連通するエア供給通路91が上記台座6、ダイヤフラム4および基体2を貫通して設けられており、これら各エア供給通路91のそれぞれには図示しない着座確認用のエア供給手段と、該エア供給通路91内の空気圧を測定する空気圧測定手段が設けられている。
そこで、このように構成されたワーク支持装置1を用いてワークWの内径をクランプする手順および作用について説明する。
(1)はじめに第1の圧力室A1に流体を圧送してピストン3を前進させる。ピストン3の前進により、ダイヤフラム4は中心部42を支点としてその外周部41が外方に撓んでダイヤフラム4が凹曲面状になる。これにより、ダイヤフラム4の前面に円周方向に配設されている各把持爪5はスピンドルの回転軸側に揺動し、これに伴って把持爪5同士の間隔が狭まり、把持爪5が縮閉状態となる。
(2)次に、この状態で、上記把持爪5の水平部52(ワーク把持面B)の外側をワークWの内径Waが覆うようにしつつ、ワークWの端面Wbを上記台座6の前端面61に押し当てて、ワークWの端面Wbを基準としてワークWの位置決めする。
(3)そして、ワークWの位置決めが完了すると、次に、上記第1の圧力室A1への流体の圧送を解除し、ピストン3によってダイヤフラム4に与えられている押圧力を解除する。これにより、ピストン3は、ダイヤフラム4の復元力によって押し戻されつつ後退し、それに伴ってダイヤフラム4が変形前の初期の形状(図1に示す状態)に復帰するので、ダイヤフラム4の前面に円周方向に配設されている把持爪5は、スピンドルの回転軸の中心側から外側に向かって径方向に揺動し、これに伴って把持爪5同士の間隔が広まり、把持爪5が拡開状態となる。
つまり、把持爪5が揺動拡開することによって、ワークWの内径Waが把持爪5のワーク把持面Bによって把持される。なお、その際、把持爪5による把持力を強めたい場合には、上記第2の圧力室A2に流体を圧送し、該第2の圧力室A2内の空気圧を上昇させることによって把持力を高めることができる。
また、このとき、ワークWの内径Waに対して上記把持爪5は、図3に示すように作用する。すなわち、本発明のワーク支持装置1では、ダイヤフラム4の中央部42が基体2に固定されているので、把持爪5はこの固定点(中央部42)を支点として揺動するため、把持爪5はワークWを内側(工作機械側)に引き込むようにワークWの内径Waに作用する(図3の2点鎖線参照)。
そのため、本実施形態に示すワーク支持装置1では、内掴み方式でワークを把持する場合に、ワークWをその端面Wbを基準に位置決めしておけば、クランプ時にワークWが浮き上がることがないので、その位置がずれることがなく、ワークWの装着作業を容易かつ正確に行うことができる。
また、このようにワークWの端面Wbを基準にワークWの装着を行うことができるので、ワークWの台座6への着座確認も容易に行なえ、チャッキングミスの発見を正確に行なうことができる。
すなわち、本発明のワーク支持装置1では、この着座確認は、ワークWを把持爪5でクランプした状態で、上記着座確認用のエア供給手段からエア供給通路91にエアを供給し、その際におけるエア供給通路91内の空気圧を上記空気圧測定手段で測定することにより行われる。つまり、ワークWの端面Wbが傾いていたり、ワークWの中心がずれていたりするなどのチャッキングミスがあると、エア噴射孔9からエアが漏れ、エア供給通路91内の空気圧は上がらない。したがって、上記空気圧測定手段での測定の結果、空気圧が上昇していればワークWが正しく着座していると判断できる一方、空気圧が上昇しなければチャッキングミス(NG)と判断でき、チャッキングミスの検出が容易にできる。
実施形態2
次に、円筒状のワークを外掴み方式で把持する場合について、図4乃至図6に基づいて説明する。
本実施形態に示すワーク支持装置は、従来のワーク支持装置における把持爪の構造を改変したものであって、図4は、改変された把持爪の縦断側面図を示しており、また、図5は、同把持爪の縮閉時の配置例を示している。
ここで、図4に示すワーク支持装置100は、把持爪5′が改変された点を除けば、従来のワーク支持装置と同じ構成を備えている。そこで、説明の便宜上、まずこのワーク支持装置100の基本構成について簡単に説明する。
ワーク支持装置100は、図示しないが、基体2の内部にピストンを内蔵するための中空室を備えており、この中空室内にピストンが嵌挿されている。ピストンの前面にはダイヤフラムが配置され、該ダイヤフラムの前面には複数の把持爪5′が円周方向に配設・固定される。また、このダイヤフラムの外周縁は上記基体に固定されるとともに、中央部(内周側)が上記ピストンと係合されている。
このように構成されたワーク支持装置100では、円筒状のワークWの外径をチャッキングする場合、まず、上記ピストンを前進させ、該ピストンの押圧力をダイヤフラムの中央部に作用させてダイヤフラムを外方に凸曲面状に変形させて上記把持爪5′を拡開させる。
そして、この状態でワークWを所定のチャッキング位置(図4参照)に配置した後、上記ピストンによる押圧力を解除し、ダイヤフラムを初期形状に復元させて上記把持爪5′を縮閉させることによってワークWの外径を把持爪5′で把持している。
なお、図4において、符号10で示すのは、ワークWを所定位置に位置決めするためのワークストッパであり、このワークストッパ10は、図示のように、ワーク支持装置100の中央前端部に設けられている。
また、符号43で示すのは、把持爪5′(具体的には、後述する装着補助具11)をダイヤフラムの前面に装着するための部位であって、図示のように、ダイヤフラムの前面に突出状に設けられており、その前端面には後述する装着補助具11を装着するための固着具85を挿通するボルト孔(図示せず)が穿設されている。そして、本実施形態では、上記把持爪5′は、図5に示すように、ダイヤフラムの前面に6個装着されている。
ところで、このようにワークWの外径を外掴み方式で把持する場合、各把持爪のワーク把持面の円弧長(換言すれば、ワーク把持爪の爪幅)L1は、各把持爪がワークWの外周を均等に把持するように設定されている。そのため、従来のダイヤフラムチャックでは、たとえばワークWの外径に切欠部Wdが形成され、この切欠部Wdによって失われるワーク外径の円弧長L2が、上記ワーク把持面の円弧長L1よりも長くなると、把持爪のうちのいずれかがワークWを把持しないという事態を招いていた。
本実施形態に示すワーク支持装置100は、このような事態が生じないように把持爪の構造および配置を改変したものであって、本実施形態に示すワーク支持装置100では、各把持爪5′のワーク把持面Bの両縁部の一部に逃げ部Cが形成され(詳細は後述する)、少なくとも把持爪の縮閉時に、隣接する把持爪5′の逃げ部C同士が重なり合いつつ、全把持爪5′によって円環状のワーク把持面を形成してワークWの外径を把持するように構成されている。
そこで、この逃げ部Cの構造について図6に基づいて説明する。図6は、上記把持爪5′の特徴的構成を強調した模式図であり、図6(a)はワークWのチャッキング状態を示す正面図であり、図6(b)は逃げ部Cにおける把持爪5′同士の重なり状態を示す側面図であり、図6(c)は把持爪5′の構成を示す説明図である。
上述したように、上記把持爪5′は、その内側面に円弧状の把持面Bを有するが、上記逃げ部Cは、この把持面Bの左右両端部分を互い違いに斜めに形成することにより構成されている。
具体的には、たとえば、図6(c)に示すように、把持爪5′の内径側のいずれか一方の端部(図示例では左端部5a)に、その先端に向かって上面から下面に向かう傾斜面C1(図6(b)参照)が形成されるとともに、内径側の他方の端部(図示例では右端部5b)には、その先端に向かって下面から上面に向かう傾斜面C2が形成される。
そして、このように構成された把持爪5′は、図6(a),図6(b)に示すように、把持爪の縮閉時に、各把持爪5′が、隣接する把持爪5′に形成された同様の傾斜面と重なり合うことによって隣接する各把持爪5′の把持面Bが相互に連続して円環帯状の把持面を形成し、この円環帯状の把持面でワークWの外径を把持するように配置される。
なお、その際、ワークWの外径に切欠部Wdが形成されている場合には、上記各把持爪5′は、該切欠部Wdによって失われるワーク外径の円弧長L2よりも、その内径面(把持面B)の円弧長L1が長い把持爪が用いられる。
一方、各把持爪5′の外側面には、図5に示すように、後述する取付ねじ86を螺入するためのねじ孔54が穿設され、さらに、その上面には後述する固着具87を挿通するための貫通孔55が設けられている。
そして、これら各把持爪5′は、図4に示すように、把持爪5′をダイヤフラム4に装着するための装着補助具11を介してダイヤフラム4の前面に装着される。
具体的には、上記装着補助具11は、上記装着部43の前端面に当接される垂直部11aと、この垂直部11aから起立状に立ち上げられた立上り部11bとからなる略L字形状の部材で構成される。
そして、上記垂直部11aには、固着具85を挿通するための貫通孔が穿設されており、この貫通孔を通じてボルトなどの固着具85によって装着補助具11がダイヤフラム4の前面に着脱可能に固定される。また、上記立ち上がり部11bには、この装着補助具11への把持爪5′の装着位置決め用の取付ねじ86を挿通するための貫通孔が穿設されており、この貫通孔を通じて上記取付ねじ86によって把持爪5′が装着補助具11に着脱可能に装着される。
しかして、このように構成されたワーク支持装置100を用いてワークWの外径を把持する手順および作用について説明する。
(1)ワーク支持装置100でワークWの外径をクランプする場合、ワークWを、上記把持爪5′のワーク把持面Bの内側に挿入し、該ワークWの端面Wbを該ワークストッパ10に押し当てて、ワークWの位置決めをする。
(2)そして、ワークWの位置決めが完了すると、続いてその状態で、中空室A内に流体を圧送してピストン3を前進させ、ダイヤフラム4を凸曲面状に変形させて把持爪5′を縮閉状態として把持爪5′にワークWの外径を把持させる。
その際、上述したように、各把持爪5′には逃げ部Cが形成されているため、隣接する把持爪5′同士の内径側端部が重なり合ってワークWの外径全周を把持するので、外径に切欠部Wdが形成されたワークWを把持する場合であってもワークWの中心が偏心することなくワークWを正確にチャッキングすることができる。
また、上記切欠部Wdによって失われるワーク外径の円弧長L2が長い場合であっても、この円弧長L2よりもワーク把持面Bの円弧長L1が長い把持爪を選択・使用することにより、全ての把持爪5′がワークWのいずれかと接触するので、ワークWを正確にチャッキングすることができる。
このように、本発明の第2の実施形態によれば、把持爪の縮閉時に、隣接する把持爪5′と把持爪5′の一部が重なり合うように各把持爪5′に逃げ部Cが形成されているので、この逃げ部Cによって隣接する把持爪5′同士が干渉することなく把持爪を縮閉させることができる(図6(a)参照)。
しかも、従来のダイヤフラムチャックでは、把持面Bの円弧長L2よりもワークWの切欠部Wdによって失われる円弧長L2が長くなって回転方向の位置決めが必要となる場合であっても、把持面Bの円弧長L1を従来のものより長くとれるので、回転方向の位置決めが不要なワーク支持装置を提供することができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲において種々の設計変更が可能である。
例えば、図示の実施形態では、把持爪5,5′として6個の爪を用いた場合を示したが、上記把持爪5,5′の数はこれに限定されるものではなく、ワークWの大きさや形状などに応じて適宜選択可能である。
また、上述した実施形態2に示した把持爪5′は、同実施形態で示したワーク支持装置100(具体的には、ピストン3の前進により把持爪が拡開し、ピストン3の後退により縮閉する構造のワーク支持装置)に限らず、実施形態1に示したような構造(ピストン3の前進により把持爪が拡開し、ピストン3の後退によって拡開する構造)のワーク支持装置にも適用可能である他、このようなダイヤフラム式以外の構造を備えたワーク支持装置にも適用可能である。
さらに、上述した実施形態では、外掴み方式の把持爪5′について逃げ部Cを設ける構成を開示したが、内掴み方式の把持爪についても適用可能である。すなわち、把持爪の縮閉時に隣接する把持爪同士を重なり合わせておくことで、把持爪の爪幅(具体的には、把持面の円弧長)を長く設定することができるので、たとえば、ワークWの内径が略C字形に形成されるなど内径の一部に切欠部が設けられているような場合でも、全ての把持爪でワークWの内径を把持することができる。
本発明の実施形態1に係るワーク支持装置の縦断側面図である。 同ワーク支持装置の正面図である。 同ワーク支持装置における把持爪の作用を説明するための模式図である。 本発明の実施形態2に係るワーク支持装置の把持爪の構造を示す一部縦断側面図である。 同把持爪の配置および構造を説明する同把持爪の正面図である。 同把持爪の特徴的構造を強調して示した模式図であり、図6(a)はワークのチャッキング状態を示す正面図であり、図6(b)は逃げ部における把持爪同士の重なり状態を示す側面図であり、図6(c)は把持爪の構成を示す説明図である。 従来のダイヤフラムチャックにおいて内掴み方式を採用したときの把持爪の動きを模式的に現した説明図である。 図8(a)は、従来のダイヤフラムチャックで外径に切欠部を有するワークを外掴み方式で把持した状態を示す正面図であり、図8(b)は同ワークの説明図である。
符号の説明
1,100 ワーク支持装置
2 基体
3 ピストン
30 ピストン本体
31 カラー
4 ダイヤフラム
5,5′ 把持爪
6 台座
9 エア噴射孔(流体噴射孔)
10 ワークストッパ
A 中空室
A1 第1の圧力室
A2 第2の圧力室
B ワーク把持面
C 逃げ部
W ワーク

Claims (5)

  1. ダイヤフラムの前面に把持爪が円周方向に配設され、前記ダイヤフラムの弾性を利用して前記把持爪を揺動拡開させることにより該把持爪の工作物把持面で工作物の内径を把持するように構成された工作物支持装置において、
    前記把持爪の拡開時における揺動支点が、前記ダイヤフラムへの把持爪装着位置よりも内周側に位置するように設定されていることを特徴とする工作物支持装置。
  2. 工作機械のスピンドルとともに回転する基体と、
    この基体内に設けられた中空室に内蔵され、この中空室内を前後方向に移動するピストンと、
    前記基体の前面に配設され、中央部が前記基体に固定された固定端とされるとともに外周部が前記ピストンと係合する自由端とされたダイヤフラムとを備えてなり、
    複数の把持爪が、前記ダイヤフラムの固定端の外周側に円周方向に配設されている
    ことを特徴とする工作物支持装置。
  3. 前記ダイヤフラムの前面に工作物着座用の台座が配設されるとともに、この台座の前端面に工作物着座確認用の流体噴射孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の工作物支持装置。
  4. 複数の把持爪を円周方向に配し、前記把持爪の縮閉時に円筒状の工作物の外径を把持するように構成された工作物支持装置において、
    前記各把持爪は、その工作物把持面の両縁部の一部に逃げ部が形成され、
    少なくとも前記把持爪の縮閉時に、隣接する把持爪の逃げ部同士が重なり合いつつ全把持爪によって円環状の工作物把持面を形成して前記工作物の外径を把持するように構成されたことを特徴とする工作物支持装置。
  5. 前記各把持爪は、該把持爪における工作物把持面の円弧長が、前記工作物の外径に形成される切欠部によって失われる工作物の円弧長よりも長くなるように設定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の工作物支持装置。
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