JP2006254394A - インターネット・インターホン - Google Patents

Abstract

【課題】 従来のインターホンではアナログの通信方法または独自の方法を採用しているため、建物の中ないしは半径１００メートル以内の無線といった限定的な使い方しかできなかった。しかしインターネットプロトコルとインターネット回線を利用することで各種汎用品と連携して、新式のインターホンシステムを構築することができる。そこで本発明は、インターネット回線を利用した、インターホン用インターネット端末を構築することを課題とする。
【解決手段】 本発明のインターネットプロトコルを利用したインターネット式インターホンで、インターホン専用回線は不要になり、既存の電話回線（銅線）やケーブルテレビ回線、インターネット光ケーブル、無線ＬＡＮ、また携帯電話などを活用したインターホンを容易に構築できるようにする。そしてインターネットに相互接続することにより、いままで不可能であった遠隔地でのインターホン受けを実現する。
【選択図】図１

Description

この発明は、インターネット回線を利用したインターホンに関する。

従来のインターホン技術では無線技術で屋内配線が不要なものもあるが、トランシーバと同じ原理なため、各種汎用品と連携することができない。また携帯電話などと相互接続する手立てもないため、内線電話の概念を超える動作はできない。

本発明は、インターネット回線（ＩＰ）を利用した、インターホン用インターネット端末を構築することを課題とする。

以上の課題を解決するために、第一発明は、インターホン端末をインターネット回線に繋いだ端末で実現する。そしてその端末から特定のインターネット端末（携帯電話やパソコンなど）に信号が発せられ、各種データ交信を開始することが可能。第二発明は、利用者が部屋番号（内線番号）や名前を入力するだけで発信できるようにするためのもので、電話番号やＩＰアドレスを入力することなく特定の端末に発信するための仕組み。第三発明は、集合住宅などエントランスゲートの鍵の開閉を、上記装置と連動して動作可能にするための発明。

第一発明、第二発明、第三発明によれば、従来のインターホン（または内線電話）で必要だった専用線の屋内配線工事をインターネット配線（有線・無線問わず）に収束できる利点がある。また、インターネット経由にすることで、訪問者とのやり取りを外出先の携帯電話などで行うことが可能になり、不在中でも訪問者とコミュニケーションできるようになる。

この発明の一実施形態を、図１に示す。
訪問者は玄関に設置されたインターネット式インターホンで部屋番号（または内線）を押すと、予め指定された専用端末やパソコン、携帯電話などのインターネット端末を自動的に呼び出す。受け手は送られてきた映像を見て、在宅中や外出中にかかわらず訪問者を確認することができる。必要に応じて受け手は訪問者と各種データを送受信し、必要があればエントランスゲートの鍵を開けたり宅配用のロッカーキーを開けたりできる。

「実施形態の効果」
この実施形態によれば、既存のインターホン（ないしは内線）では逃していた訪問客と対話を可能にする。また訪問者に在宅中か外出中かを悟られず、防犯効果も飛躍的に向上させるので、既存のインターホンの欠点を解消することができる。

既存のインターホンでは専用の屋内配線を必要とし、また耐用年数の問題からもインターネットを利用することで大幅なコスト削減を消費者にもたらす。そればかりかインターネットプロトコルを用いることで今後あらたな発明がなされ、インターホン用に各種サービスを生み出す事になり、生産者においては新たなビジネスチャンス、利用者にとってはさらなる利便性をもたらすことになる。

この発明の一実施形態を示す概念図である。

符号の説明

（１）は、インターネットを利用したインターホン全体図。
（２）は、訪問者が玄関に設置された呼び鈴ネット端末。
（３）は、インターネット回線に訪問者データを送る図。
（４）は、（３）で受け取った情報を処理するサーバの図。
（５）は、各種端末の呼び出し行う図。
（６）は、相互接続が完了し各種データを送受信。
（７）は、（６）のデータの一種で鍵の開閉を指示するデータ。

Claims (3)

1. インターネットに接続されたインターホン端末で、特定の携帯電話およびインターネット端末と音声・映像・文字データを相互に交信するＩＰ通信装置。
2. 部屋番号や名前などを入力することにより、指定された携帯電話、または特定のインターネット端末と交信することが可能なＩＰ通信装置。
3. 特定の携帯電話およびインターネット端末から、鍵などの開閉をコントロールする装置。

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