JP2006252132A - ユーティリティプログラム管理方法及び画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 PC10に、通常利用するデフォルトMFP20のアドレスを記憶させ、デフォルトMFPに、ユーティリティの情報を記録したユーティリティ情報DB41を利用するためのアドレスを記憶させ、PC10がデフォルトMFP20のアドレスにダウンロード画面要求を送信した場合に(S12)、デフォルトMFP20がユーティリティ情報DB41を利用するためのアドレスが示すメインMFP40に要求を転送し(S14)、メインMFP40が、ユーティリティ情報DB41の内容に基づいて、PC10に対し、ユーティリティ取得のためのダウンロード画面を表示させるようにした(S15〜S20)。
【選択図】 図5
Description
例えば、特許文献1には、ネットワークに接続された周辺機器と、周辺機器を管理する周辺機器管理装置と、周辺機器を利用するコンピュータとで構成される情報処理システムにおいて、上記のコンピュータが周辺機器管理装置から周辺機器の制御プログラムに対応したドライバの情報を取得し、そのドライバの情報が更新されているか否かを判定し、判定結果に応じてそのドライバを更新するようにすることが記載されている。
しかし、ユーザがコンピュータに不慣れであったり、ネットワーク環境に関する知識があまりなかったりした場合には、どの装置にアクセスしたらよいかわからなかったり、例えわかっても設定を行うことが難しかったりする場合があるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることを目的とする。
あるいは、上記ユーティリティ情報データベースを、上記クライアント装置と上記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外部から取得した情報を、その画像処理ネットワーク内に設けたいずれかの装置に蓄積して設けるとよい。
また、ユーザが指定したプログラム蓄積装置に上記ユーティリティプログラムを保存させるようにしてもよい。
〔実施形態:図1乃至図14〕
まず、この発明の画像処理システムの実施形態であり、またユーティリティプログラム管理方法を実行させるシステムの実施形態である、画像処理システムの構成について説明する。図1は、その画像処理システムの構成を示したブロック図である。
そして、MFP20,30,40は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ通信等の種々の機能を有する画像処理装置であり、独立してコピーやファクシミリ送受信の動作を行う他、PC10,50からの指示に従ってプリントやスキャンあるいはファクシミリ送信等の動作を行うことができる。
そして、デフォルトMFP20は、PC10において通常使用するMFPとして設定されいるMFPである。例えば、1台のPCから複数のプリンタを利用できる場合であっても、特に装置を指定しない場合に利用するプリンタを予め定めておくことは広く行われており、このような装置がデフォルトMFPに該当する。また、明示的に定められていない場合には、単にPCにおいて利用できるように設定してあるMFPのうちリストの最上位にあるMFPがデフォルトMFPであると考えることもできる。
従って、PCが複数ある場合には、各PC毎にデフォルトMFPが異なる場合もあるし、メインMFP40が同時にデフォルトMFPとなる場合もあるが、ここでは説明を判りやすくするため、1台のMFPを特にデフォルトMFP20として示したものである。
そして、MFP30は、上記のデフォルトMFP20とメインMFP40以外のMFPである。
この図に示すように、デフォルトMFP20は、CPU201,ROM202,RAM203,NVRAM(不揮発性メモリ)204,HDD205,ネットワークインタフェース(I/F)206,エンジン部207を備え、これらがシステムバス208により接続されている。
ROM202は、不揮発性の記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM202を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
NVRAM204は、フラッシュメモリ等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。後述するユーティリティ情報DB利用アドレス等の通信先アドレスの情報は、ここに記憶させるようにするとよい。
HDD205も、書き換え可能な記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。また、HDD205には、比較的容量が大きかったり、頻繁に書き換えたりするデータを記憶させるようにしている。
そこで、このような機能を実現するために各装置に実行させる動作及びそのために採用した構成について説明する。
この図に示すように、画像処理システム1においては、PC10にユーティリティ取得要求部11を設け、このユーティリティ取得要求部11がユーザの指示に応じて又は自動的にユーティリティの取得に関連する種々の要求を行うようにしている。そして、この要求の送信先は、通常使用するMFPのアドレスであるデフォルトMFPアドレス12としている。MFPを利用するPCであれば、通常使用するMFPのアドレスは必ず設定されているはずであり、このアドレスは、ここではデフォルトMFP20のアドレスである。
なお、このアドレスは、IP(Internet Protocol)アドレスや、URL(Uniform Resource Locator)等、任意の形式で記載することができる。
そして、要求転送部21により、PC10のユーティリティ取得要求部11から送信されてくる要求を、ユーティリティ情報DB利用アドレス22が示すメインMFP40に転送するようにしている。
なお、PCによってどのMFPがデフォルトMFPとなるかが異なるので、デフォルトMFPとなり得るMFP全てに、上記のデフォルトMFP20と同様な要求転送部21を設けておくようにするとよい。また、メインMFP40がデフォルトMFPとなる場合には、要求転送部21は不要であるが、インタフェースの統一化を図る観点からは、このような場合でも要求転送部21を設けてもよい。その場合のユーティリティ情報DB利用アドレスは、自分自身のアドレスとなる。
ユーザは、PC10に予め所要のアプリケーションプログラムやユーティリティを設定しておけば、ユーティリティの取得に係る動作を、一定時間毎等の所定のタイミングで自動的に開始させることもできる。
またもちろん、ユーザの明示の指示に応じてユーティリティの取得に係る動作を開始させるようにしてもよい。そして、この場合に開始の指示を受け付けるためのインタフェースとしては、例えばデフォルトMFP20を利用するためのMFPドライバを利用することが考えられる。
ただし、ユーティリティの取得に係る動作の開始指示を、他のインタフェースにより受け付けるようにしてもよいことは、もちろんである。また、取得の対象となるユーティリティが、開始指示の受付に係るMFPドライバあるいは他のMFPドライバである必要はない。
PC10は、ユーザがユーティリティ取得に係る動作の開始を指示すると、図5のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、記憶しているデフォルトMFPアドレス12を取得し(S11)、そのアドレスが示すデフォルトMFP20に、ダウンロード画面要求を送信する(S12)。そして、デフォルトMFP20は、この要求を受信すると、ユーティリティ情報DB利用アドレス22を取得し(S13)、そのアドレスが示すメインMFP40に、ダウンロード画面要求を送信する(S14)。これらの要求は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストあるいはSOAP(Simple Object Access Protocol)リクエストとして転送することができる。
そしてその後、ステップS16で取得した検索結果を基に、ユーザからのユーティリティのダウンロード指示を受け付けるための、ダウンロード画面のデータを生成する(S17)。そして、このデータを直接の要求元である、デフォルトMFP20を介してPC10に返す(S18,S19)。ただし、可能であれば、ダウンロード画面のデータをメインMFP40がPC10に直接送信するようにしてもよい。
PC10は、この画面データを受信すると、必要に応じてアプリケーションプログラムを起動し、受信した画面データに基づいてダウンロード画面を表示する(S20)。例えば、ウェブブラウザにより、ポップアップ画面として表示させることが考えられる。
この図に示すように、ここでは、ユーティリティ情報DB41には、メインMFP40が把握している各ユーティリティについて、ユーティリティ名,未通知フラグ,バージョン,保存先URL,機種,OSの情報を記録している。
このうち、ユーティリティ名は、ユーティリティの大まかな種類や名称を示す情報である。図6に示した例に含まれる「RPCS」と「RPDL」はどちらもプリンタ言語の種類を示すので、RPCSドライバとRPDLドライバは、どちらもプリント動作を制御するためのドライバであることがわかる。
バージョンは、該当するユーティリティのバージョンを示す情報である。この情報により、同じ種類のユーティリティの新旧を判断することができる。
保存先URLは、該当するユーティリティの記録位置を示す情報である。該当するユーティリティがユーティリティ蓄積DB43に保存されていれば、そのDB中の位置を示せばよいし、ベンダサーバ90のような、画像処理システム1外の位置を示してもよい。また、記録位置は、URL以外にも、パス等、他の形式で示してもよい。
OSは、該当するユーティリティが対応しているOSの種類を示す情報である。
これらの情報は、ユーティリティ情報DB41に記録する情報の一例であり、ユーティリティ情報DB41の形式や記録する情報がこれらに限られることはない。
この図に示す通り、ここでは、ダウンロード画面110は、取得を希望するユーティリティについて、ユーティリティ名,機種,OSの選択を受け付けるプルダウンメニュー111,112,113と、選択したユーティリティの取得指示を受け付けるダウンロードボタン114とを設けている。
そして、プルダウンメニュー111,112,113の選択肢の情報は、メインMFP40がステップS16で取得した検索結果に基づいて生成するものである。
ユーザがダウンロード画面110において必要な情報を選択し、ダウンロードボタン114を押下すると、PC10はこれをユーティリティ取得指示として検出し(S21)、その指示に基づいてメインMFP40に対してユーティリティ検索要求を送信する。また、これと共に、ユーザがダウンロード画面110において選択したユーティリティ名,機種,OSの情報も送信する(S22)。
なお、ダウンロード画面110のデータは、メインMFP40が作成するのであるから、ユーザが特に関与しなくても、その画面のデータ中に、依頼の送信先としてメインMFP40のアドレスを記載しておくことができる。ただし、ダウンロード画面要求の場合と同様に、デフォルトMFP20を介してユーティリティ検索依頼を送信するようにすることも考えられる。
検索結果が取得できると、メインMFP40は、その情報に基づいてユーザに送信するユーティリティ取得画面のデータを生成し、PC10に返す(S25,S26)。
そして、この図に示すとおり、ユーティリティ取得画面120には、ユーティリティ情報表示部121とダウンロードボタン122を設けている。そして、ユーティリティ情報表示部121に、ユーティリティ名やバージョン等、ユーティリティの情報を表示し、ダウンロードボタン122により、そのユーティリティのダウンロード指示を受け付けることができるようにしている。
また、画面には表示されないが、ユーティリティ取得画面120のデータには、ダウンロードボタン122をユーザが押下した場合にPC10にユーティリティの記憶先にアクセスしてユーティリティのダウンロードを要求させるためのコマンドあるいはコードが含まれている。従って、ユーザに取得させるべきユーティリティの記録位置の情報も含まれている。
PC10は、ユーザがダウンロードボタン122を押下すると、図9のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、ユーティリティ取得画面120のデータからユーティリティの記録位置情報を取得し(S31)、その位置(アドレス)に対してユーティリティのダウンロード要求を送信する(S32)。ここでは、ユーティリティの記憶位置は、メインMFP40に備えるユーティリティ蓄積DB43中の所定のディレクトリであり、ダウンロード要求はメインMFP40に対して送信することになる。
以上の処理により、PC10のユーザは所望のユーティリティを取得することができる。そして、この場合において、ユーザがユーティリティ取得のためにアクセス先を能動的に指定することは、一切不要である。
一方で、PC10から通常利用するMFPであるデフォルトMFP20のアドレスは、当然にPC10に設定されているはずである。そうでなければ、デフォルトMFP20にプリント要求等の要求を送信できないためである。
また、ダウンロード画面110やユーティリティ取得画面120については、この画面のデータを作成する装置が画面データ中に次にアクセスすべき装置やファイルの位置の情報を埋め込んでおけばよいので、ここでもユーザがアクセス先について意識する必要はない。
従って、以上のような画像処理システム1によれば、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることができる。
メインMFP40は、定期的に又はシステム管理者の指示があった場合、あるいはベンダからのユーティリティ更新に係る通知があった場合等に、図10に示すような新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理を開始する。
そして、これらの処理で得られた情報を比較し、新たにベンダサーバ90で提供されたユーティリティの情報を抽出する(S46)。そして、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティの情報を追加するが(S47)、ここで追加する情報は、ステップS43でベンダサーバ90から取得した情報又はそれに基づいて作成した情報である。
また、メインMFP40は、ステップS48の後、ベンダサーバ90に対してユーティリティのダウンロードを要求し(S49)、ベンダサーバ90はこれに応じてメインMFP40にユーティリティを送信する(S50)。そして、メインMFP40がステップS47で決定した保存先(ユーティリティ情報DB43)にそのユーティリティを登録する(S51)。また、登録が完了した後、その保存先のURLをユーティリティ情報DB41に登録する(S52)。
また、メインMFP40が、複数のベンダサーバ90からユーティリティをダウンロードするようにしてもよく、このような場合には、その各ベンダサーバ90について、順次図10に示した処理を行えばよい。
そして、以上の図10に示した処理において、メインMFP40はデータベース管理装置及びプログラム蓄積装置として機能する。
そこで、次に、図11乃至図14を用いてこの処理について説明する。
このようにする場合、ユーザ登録の受け付けは、例えば図5のステップS27の処理でPC10に表示させるユーティリティ取得画面において行うことができる。
この図に示すように、この場合のユーティリティ取得画面120′は、図8の場合と同様なユーティリティ情報表示部121とダウンロードボタン122に加え、メールアドレス入力欄123及び登録ボタン124を設けている。そして、登録ボタン124の押下により、ユーティリティ情報表示部121に表示されているユーティリティを使用するユーザの電子メールアドレスとして、メールアドレス入力欄123に入力されている電子メールアドレスを登録する登録指示を、受け付けることができる。この登録は、ユーザを特定する情報として電子メールアドレスを使用する登録であると考えることができる。
また、ユーティリティ取得画面120に、ユーザ登録指示を受け付けるための登録ボタン124を設けることは必須ではなく、ユーザ登録のための独立した画面を用意するようにしてもよい。
PC10は、ユーザが登録ボタン124を押下すると、図12のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、ユーティリティ取得画面のデータからユーザ登録処理を行う装置(ここではメインMFP40)のアドレスを取得し(S61)、そのアドレスに対してユーザ登録要求を送信する(S62)。このとき、ユーザ情報として、ユーザの電子メールアドレスと、そのユーザが使用するユーティリティの情報(例えばユーティリティ情報表示部121に表示されていたもの)とを送信する。そして、メインMFP40は、この要求を受けると、ユーザ情報DB42に要求と共に受信したユーザ情報を登録し(S63)、その登録結果をPC10に返して(S64)、処理を終了する。
この処理において、メインMFP40がユーザ登録装置に該当する。
この図に示すように、ここでは、ユーザ情報DB42には、登録を要求した各ユーザについて、そのユーザの電子メールアドレスと対応させて、そのユーザが使用するユーティリティのユーティリティ名,対応機種,対応OSの情報を記録している。
メインMFP40は、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティに関する情報を追加した場合、図14に示すようなユーザへの新規ユーティリティに関する情報の通知に係る処理を開始する。
この処理において、メインMFP40が通知装置に該当する。
以上の処理を行うことにより、ユーティリティ蓄積DBに新たなユーティリティが追加された場合に、そのユーティリティを使用するユーザにその旨を通知し、新たなユーティリティの取得を促すことができる。そして、この場合においても、ユーザがユーティリティの取得のためにアクセス先を能動的に指定することが不要であるのは、上述の場合と同様である。
また、定期的にユーザ情報DB42のメンテナンスを行い、一定期間アクセスの無いユーザのデータはユーザ情報DB42から削除するようにすることも考えられる。
次に、上述した実施形態の画像処理システム1の説明において図10に示した新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理中の、ユーティリティ保存先決定に係る処理の変形例について説明する。
そこで、1台の装置に集中してユーティリティを蓄積すると、その装置の記憶容量を圧迫する可能性があるため、ユーティリティ蓄積DB43を、画像処理システム1中の任意の装置に分散して、HDD等の記憶手段の空き容量が大きい装置に優先的にユーティリティを保存させるようにすることが考えられる。
この図に示すように、ユーティリティ蓄積DB43を、画像処理システム1中の任意の機器に分散して設ける場合、新たなユーティリティの抽出を行うメインMFP40に、ユーティリティ蓄積DB43を設ける機器の情報(アドレス等)を記憶させておく。そして、ユーティリティの保存先を決定するに当たり、そのそれぞれのMFPに対し、HDDの残容量を問い合わせ、その残容量情報を取得する(S81〜S87)。メインMFP40自身にユーティリティ蓄積DB43を設けるのであれば、自分自身のHDDの残容量の確認も行う(S81)。これらの処理は、順不同である。
その後、メインMFP40は、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティの情報を追加するが(S89)、ここではまだ保存先のディレクトリまでは決まらないため、ユーティリティ名,バージョン,機種,OSの情報を記録する。
このような処理を行うことにより、記憶容量に余裕のある機器を優先的に活用し、システム全体として効率のよい運用を行うことができる。
なお、ユーティリティ蓄積DB43をどの機器に設けるかは、システムの管理者が管理者用PC50により設定できるようにするとよい。
画像処理システム1の管理者が、管理者用PC50に所要のユーティリティ又はアプリケーションプログラムを実行させ、保存先設定を指示すると、管理者用PC50は図16に示すような処理を開始する。
次に、上述した実施形態の画像処理システム1の説明において図5に示したユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する動作の変形例について説明する。
図5に示した例では、まずメインMFP40がPC10からの要求に応じてダウンロード画面のデータをPC10送信し、その画面においてユーティリティ取得指示を受け付けるようにしていた。
例えば、ドライバの更新であれば、図4に示したユーティリティ取得ボタン101のようなボタンにより、使用中のドライバと名称,対応機種,および対応OSが同じユーティリティの取得指示を受け付けるようにすることが考えられる。
この例においては、PC10は、ユーザがユーティリティ取得を指示すると、図17のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、記憶しているデフォルトMFPアドレス12を取得し(S111)、そのアドレスが示すデフォルトMFP20に、ユーティリティ取得要求を送信する(S112)。このとき、ユーザが指定したユーティリティ名,機種,OS等の情報を送信する。メインMFP40から直接応答を受け取れるようにしたい場合には、IPアドレス等、PC10の位置を示す情報も送信するようにするとよい。
そして、PC10は、受信した画面データに基づいて、ユーティリティ取得画面を表示する(S119)。この画面は、図8に示したようなものでよく、ユーザは、この画面でダウンロードボタン122を押下することにより、各装置に図9に示したような処理を行わせてユーティリティを取得することができる。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例において、システムの構成やデータの形式、処理内容、使用する通信プロトコル等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、ユーティリティ情報DB41とユーザDB42とユーティリティ蓄積DB43とを別々の装置に設けるようにしてもよい。
また、ユーティリティ情報DB41を設ける装置と、これを参照する装置が必ずしも同一でなくてもよい。例えば、デフォルトMFP20が、メインMFP40に設けたユーティリティ情報DB41を参照し、ダウンロード画面110やユーティリティ取得画面120のデータを生成してPC10に返すようにすることも考えられる。
このように、LAN外の装置に設けたDBを利用するようにすれば、画像処理システム内部にDBのメンテナンスに係る機能を設けなくてよいため、システムの構成を簡略化することができる。
さらに、上述した各DBを、PC等のコンピュータ上に設けることも可能である。このようにすれば、記憶容量の資源を有効に活用することができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
従って、この発明を利用することにより、操作が容易でかつ運用の効率がよい画像処理システムを構成することができる。
20:デフォルトMFP,21:要求転送部,
22:ユーティリティ情報DB利用アドレス,30:MFP,40:メインMFP,
41:ユーティリティ情報DB,42:ユーザ情報DB,
43:ユーティリティ蓄積DB,44:要求実行部,45:DB管理部,
46:更新通知部,50:管理者用PC,60:ファイアウォール,100:設定画面,101:ユーティリティ取得ボタン,110:ダウンロード画面,
111,112,113:プルダウンメニュー,114:ダウンロードボタン,
120,120′:ユーティリティ取得画面,121:ユーティリティ情報表示部,
122:ダウンロードボタン,123:メールアドレス入力欄,124:登録ボタン
Claims (9)
- 画像処理装置を利用するクライアント装置に、通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶させ、
前記デフォルト画像処理装置に、ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶させ、
前記クライアント装置が前記デフォルト画像処理装置のアドレスにアクセスした場合に、前記デフォルト画像処理装置が前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置又は前記デフォルト画像処理装置自身が、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記デフォルト画像処理装置にアクセスしたクライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促すようにしたことを特徴とするユーティリティプログラム管理方法。 - 前記ユーティリティ情報データベースを、前記クライアント装置と前記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外に配置したサーバに設けることを特徴とする請求項1記載のユーティリティプログラム管理方法。
- 前記ユーティリティ情報データベースを、前記クライアント装置と前記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外部から取得した情報を、該画像処理ネットワーク内に設けたいずれかの装置に蓄積して設けることを特徴とする請求項1記載のユーティリティプログラム管理方法。
- 前記画像処理ネットワーク内に設けたプログラム蓄積装置に、ユーティリティプログラムをその供給元のサーバから取得して保存させると共に、前記画像処理ネットワーク内に設けたデータベース管理装置に、前記ユーティリティ情報データベースにその記録位置を記録させることを特徴とする請求項1又は3記載のユーティリティプログラム管理方法。
- 記憶領域の空き容量が大きいプログラム蓄積装置に前記ユーティリティプログラムを優先的に保存させるようにしたことを特徴とする請求項4記載のユーティリティプログラム管理方法。
- ユーザが指定したプログラム蓄積装置に前記ユーティリティプログラムを保存させるようにしたことを特徴とする請求項4記載のユーティリティプログラム管理方法。
- 前記画像処理ネットワーク内に設けたユーザ登録装置に前記デフォルト画像処理装置を介して前記クライアント装置のユーザの電子メールアドレスの登録を受け付けさせ、
前記画像処理ネットワーク内に設けた通知装置に、前記ユーティリティ情報データベースを監視させ、該データベースに新しいユーティリティプログラムが登録された場合に、前記登録装置が受け付けた登録内容を参照させ、前記新しいユーティリティプログラムを取得させるべきユーザに対して、該新しいユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のユーティリティプログラム管理方法。 - 前記通知装置に、前記ユーザ登録装置が受け付ける登録の内容を監視させ、前記ユーザ登録装置が新たにユーザの登録を受け付けた場合に、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、その新たなユーザに対し、該ユーザに取得させるべきユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させることを特徴とする請求項7記載のユーティリティプログラム管理方法。
- 複数の画像処理装置と、該画像処理装置の少なくとも1つを利用するクライアント装置とを備えた画像処理システムであって、
前記クライアント装置に、前記複数の画像処理装置のうち通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶する手段を設け、
前記複数の画像処理装置の各々に、
ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶する手段を設け、
それに加えて、
前記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置に、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記クライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促させる手段又は、
前記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記クライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促す手段
を設けたことを特徴とする画像処理システム。
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JP2004038686A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Seiko Epson Corp | デバイス制御ソフトウェアの格納場所を通知するデバイス |
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