JP2006252132A - ユーティリティプログラム管理方法及び画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにする。
【解決手段】 PC10に、通常利用するデフォルトMFP20のアドレスを記憶させ、デフォルトMFPに、ユーティリティの情報を記録したユーティリティ情報DB41を利用するためのアドレスを記憶させ、PC10がデフォルトMFP20のアドレスにダウンロード画面要求を送信した場合に(S12)、デフォルトMFP20がユーティリティ情報DB41を利用するためのアドレスが示すメインMFP40に要求を転送し(S14)、メインMFP40が、ユーティリティ情報DB41の内容に基づいて、PC10に対し、ユーティリティ取得のためのダウンロード画面を表示させるようにした(S15〜S20)。
【選択図】 図5

Description

この発明は、画像処理装置を利用するクライアント装置に記憶させるユーティリティプログラムの管理方法、および複数の画像処理装置とその画像処理装置の少なくとも1つを利用するクライアント装置とを備えた画像処理システムに関する。
従来から、プリンタ等の画像処理装置を利用するPC等のクライアント装置に記憶させる、プリンタドライバ等のユーティリティプログラムの状態を管理し、必要に応じてその更新を行わせるための技術として、種々のものが知られている。
例えば、特許文献1には、ネットワークに接続された周辺機器と、周辺機器を管理する周辺機器管理装置と、周辺機器を利用するコンピュータとで構成される情報処理システムにおいて、上記のコンピュータが周辺機器管理装置から周辺機器の制御プログラムに対応したドライバの情報を取得し、そのドライバの情報が更新されているか否かを判定し、判定結果に応じてそのドライバを更新するようにすることが記載されている。
特開2001−249777号公報
また、特許文献2には、ドライバを有するサーバと少なくとも1台のコンピュータがインターネットに接続されたネットワーク更新システムにおいて、上記のコンピュータが、サーバに格納されたドライバの情報を定期的に取得し、そのドライバが自己のドライバのバージョンより新しい場合には、ファイルをダウンロードしてドライバを更新するようにすることが記載されている。
特開2002−222136号公報
また、特許文献3には、印刷装置が、ベンダ側からプリンタドライバ更新通知の電子メールを受信した場合に、ベンダ側コンピュータから最新のプリンタドライバを取得してその管理情報と共に保存し、コンピュータからの印刷要求を受信した時に、保存されている管理のための情報を参照して、そのコンピュータが使用中のプリンタドライバが最新のものであるか調べ、最新のものでないと判断した場合には、保存している最新のプリンタドライバを、そのコンピュータに配信してプリンタドライバの更新を行わせるようにすることが記載されている。
特開2001−51810号公報
しかしながら、上記の特許文献1又は2に記載のシステムにおいては、末端のコンピュータがドライバを取得するためには、周辺機器管理装置やプログラム提供機能を有するサーバといった所定の装置にアクセスする必要があった。従って、そのアクセス先を各コンピュータに設定する必要があった。
しかし、ユーザがコンピュータに不慣れであったり、ネットワーク環境に関する知識があまりなかったりした場合には、どの装置にアクセスしたらよいかわからなかったり、例えわかっても設定を行うことが難しかったりする場合があるという問題があった。
また、特許文献3に記載の印刷装置の場合には、印刷装置自身に最新のプリンタドライバを取得して記憶させるようにしているため、印刷装置に容量の大きな記憶手段を設ける必要があった。また、印刷装置が1台ずつばらばらにドライバの更新に係る処理を行うため、ユーザ側環境に複数の印刷装置を設ける場合には、プリンタドライバを重複して蓄積して記憶容量を無駄に消費してしまったり、全体としての更新状況の管理が困難であったりするという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のユーティリティプログラム管理方法は、画像処理装置を利用するクライアント装置に、通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶させ、上記デフォルト画像処理装置に、ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶させ、上記クライアント装置が上記デフォルト画像処理装置のアドレスにアクセスした場合に、上記デフォルト画像処理装置が上記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置又は上記デフォルト画像処理装置自身が、上記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、上記デフォルト画像処理装置にアクセスしたクライアント装置に対し、そのクライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促すようにしたユーティリティプログラム管理方法である。
このようなユーティリティプログラム管理方法において、上記ユーティリティ情報データベースを、上記クライアント装置と上記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外に配置したサーバに設けるとよい。
あるいは、上記ユーティリティ情報データベースを、上記クライアント装置と上記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外部から取得した情報を、その画像処理ネットワーク内に設けたいずれかの装置に蓄積して設けるとよい。
また、上記の各ユーティリティプログラム管理方法において、上記画像処理ネットワーク内に設けたプログラム蓄積装置に、ユーティリティプログラムをその供給元のサーバから取得して保存させると共に、上記画像処理ネットワーク内に設けたデータベース管理装置に、上記ユーティリティ情報データベースにその記録位置を記録させるようにするとよい。
さらに、記憶領域の空き容量が大きいプログラム蓄積装置に上記ユーティリティプログラムを優先的に保存させるようにするとよい。
また、ユーザが指定したプログラム蓄積装置に上記ユーティリティプログラムを保存させるようにしてもよい。
さらにまた、上記の各ユーティリティプログラム管理方法において、上記画像処理ネットワーク内に設けたユーザ登録装置に上記デフォルト画像処理装置を介して上記クライアント装置のユーザの電子メールアドレスの登録を受け付けさせ、上記画像処理ネットワーク内に設けた通知装置に、上記ユーティリティ情報データベースを監視させ、そのデータベースに新しいユーティリティプログラムが登録された場合に、上記登録装置が受け付けた登録内容を参照させ、上記新しいユーティリティプログラムを取得させるべきユーザに対して、その新しいユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させるようにするとよい。
さらに、上記通知装置に、上記ユーザ登録装置が受け付ける登録の内容を監視させ、上記ユーザ登録装置が新たにユーザの登録を受け付けた場合に、上記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、その新たなユーザに対し、そのユーザに取得させるべきユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させるようにするとよい。
また、この発明の画像処理システムは、複数の画像処理装置と、その画像処理装置の少なくとも1つを利用するクライアント装置とを備えた画像処理システムにおいて、上記クライアント装置に、上記複数の画像処理装置のうち通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶する手段を設け、上記複数の画像処理装置の各々に、ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶する手段を設け、それに加えて、上記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、上記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置に、上記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、上記クライアント装置に対し、そのクライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促させる手段又は、上記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、上記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、上記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、上記クライアント装置に対し、そのクライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促す手段を設けたものである。
以上のようなこの発明のユーティリティプログラム管理方法又は画像処理システムによれば、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔実施形態:図1乃至図14〕
まず、この発明の画像処理システムの実施形態であり、またユーティリティプログラム管理方法を実行させるシステムの実施形態である、画像処理システムの構成について説明する。図1は、その画像処理システムの構成を示したブロック図である。
この画像処理システム1においては、図1に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)10,50及び、デジタル複合機(MFP)20,30,40をローカルエリアネットワーク(LAN)70に接続している。このLANが、画像処理ネットワークである。また、LAN70はファイアウォール60を介してインターネット80に接続しており、画像処理システム1中の各装置はインターネット80を介してベンダサーバ90のようなシステムの外部の装置との間で通信を行うことができる。
そして、MFP20,30,40は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ通信等の種々の機能を有する画像処理装置であり、独立してコピーやファクシミリ送受信の動作を行う他、PC10,50からの指示に従ってプリントやスキャンあるいはファクシミリ送信等の動作を行うことができる。
なお、図1において、PCとして、PC10と管理者用PC50を示しているが、前者は一般のユーザが使用するPC、後者は画像処理システム1の管理者が使用するPCという程度の差であり、これらについてハードウェアや機能が異なるものである必要はない。ただし、一般のPC10には、管理用のアプリケーションを搭載しないようにしてもよい。また、これらのPCは、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM,ハードディスクドライブ(HDD),ディスプレイ等を備えた公知のものでよい。
また、MFPについても、デフォルトMFP20,MFP30,メインMFP40を設けているが、これらについても、ハードウェアとして特に異なるものとする必要はない。
そして、デフォルトMFP20は、PC10において通常使用するMFPとして設定されいるMFPである。例えば、1台のPCから複数のプリンタを利用できる場合であっても、特に装置を指定しない場合に利用するプリンタを予め定めておくことは広く行われており、このような装置がデフォルトMFPに該当する。また、明示的に定められていない場合には、単にPCにおいて利用できるように設定してあるMFPのうちリストの最上位にあるMFPがデフォルトMFPであると考えることもできる。
従って、PCが複数ある場合には、各PC毎にデフォルトMFPが異なる場合もあるし、メインMFP40が同時にデフォルトMFPとなる場合もあるが、ここでは説明を判りやすくするため、1台のMFPを特にデフォルトMFP20として示したものである。
また、メインMFP40は、画像処理システム1内の機器に取得させるユーティリティプログラム(以下単に「ユーティリティ」ともいう)の情報を記録するユーティリティ情報データベース(DB)41,画像処理システム1内の機器のユーザに関する情報を記録するユーザ情報DB42,上記のユーティリティプログラム自体を保存するユーティリティ蓄積DB43等を持ち、画像処理システム1内でユーティリティの管理に関する動作を主として担当させるMFPである。従って、CPUの処理能力が大きかったり、HDDの記憶容量が大きかったりする装置をメインMFP40とすることが好ましいが、これに限られることはない。
そして、MFP30は、上記のデフォルトMFP20とメインMFP40以外のMFPである。
ここで、図2に、図1に示したMFPのハードウェア構成を示す。ここではデフォルトMFP20を代表として示しているが、他のMFPも同様な構成でよい。
この図に示すように、デフォルトMFP20は、CPU201,ROM202,RAM203,NVRAM(不揮発性メモリ)204,HDD205,ネットワークインタフェース(I/F)206,エンジン部207を備え、これらがシステムバス208により接続されている。
そして、CPU201は、デフォルトMFP20全体を統括制御する制御手段であり、ROM202やNVRAM204あるいはHDD205に記録された種々のプログラムを実行することにより、種々の動作を行う手段として機能し、後述するようなこの実施形態の特徴に係る種々の機能を実現する。
ROM202は、不揮発性の記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM202を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
RAM203は、一時的に使用するデータを記憶したり、CPU201のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
NVRAM204は、フラッシュメモリ等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。後述するユーティリティ情報DB利用アドレス等の通信先アドレスの情報は、ここに記憶させるようにするとよい。
HDD205も、書き換え可能な記憶手段であり、CPU201が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。また、HDD205には、比較的容量が大きかったり、頻繁に書き換えたりするデータを記憶させるようにしている。
ネットワークI/F206は、デフォルトMFP20をLAN70等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)方式の通信を行うためのインタフェースである。そして、ネットワークを介して他の装置と通信を行う場合、このネットワークI/F206とCPU201とが通信手段として機能する。なお、ネットワークとしては、有線、無線を問わず種々の方式のものが使用可能であり、ネットワークI/F206は、ネットワークの規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意する。また、複数の規格に対応させて複数のネットワークI/F206を設けることも当然可能である。
エンジン部207は、画像形成部、画像読取部、ファクシミリ通信ユニット等であり、CPU201がこれらの動作を適切に制御することにより、デフォルトMFP20にコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信等の種々の動作を実行させることができる。なお、この部分は、この実施形態の特徴とはあまり関係ないため、図示は簡単なものに留めている。
以上のような画像処理システム1において、各PCは、MFPに種々の動作を実行させるために、ユーティリティの一種であるMFPドライバプログラム(以下「MFPドライバ」と呼ぶ)を記憶しており、ユーザは、MFPを利用する場合には、PCにこのMFPドライバを実行させ、このドライバを用いてMFPに種々の要求を送信する。そして、このMFPドライバは、新しい機能を追加したり、処理を効率的に行えるようにしたりするために、随時ベンダーから新しいバージョンのものが提供されるものである。
この実施形態の特徴は、画像処理システム1内で使用する、MFPドライバを始めとするユーティリティに関する情報やユーティリティそのもの取得及び蓄積に関する機能を、メインMFP40に集約する一方、PC10の側では、ユーザがどのMFPにこの機能が集約されているかを意識することなく、メインMFP40が蓄積しているユーティリティを取得できるようにした点である。
そこで、このような機能を実現するために各装置に実行させる動作及びそのために採用した構成について説明する。
まず、図3に、画像処理システム1のうち、上記のこの実施形態の特徴に係る動作に関与する装置及びその機能の概略を示す。
この図に示すように、画像処理システム1においては、PC10にユーティリティ取得要求部11を設け、このユーティリティ取得要求部11がユーザの指示に応じて又は自動的にユーティリティの取得に関連する種々の要求を行うようにしている。そして、この要求の送信先は、通常使用するMFPのアドレスであるデフォルトMFPアドレス12としている。MFPを利用するPCであれば、通常使用するMFPのアドレスは必ず設定されているはずであり、このアドレスは、ここではデフォルトMFP20のアドレスである。
従って、このアドレスを要求の送信先のアドレス利用をするようにすれば、ユーティリティ取得要求部11を機能させるに当たり、ユーザはその要求先のアドレスを別途設定する必要がない。そして、ユーティリティ取得要求部11による要求先がどの装置であるかを認識する必要もない。
なお、このアドレスは、IP(Internet Protocol)アドレスや、URL(Uniform Resource Locator)等、任意の形式で記載することができる。
一方、デフォルトMFP20には、ユーティリティ情報DBを持たせていないため、他の装置にアクセスしなければ、ユーティリティの検索を行うことができない。そこで、デフォルトMFP20には、要求転送部21を設けると共に、ユーティリティ情報DB41を利用するためのアドレスとして、ユーティリティ情報DB利用アドレス22を記憶させている。ここでは、ユーティリティ情報DB41はメインMFP40に記憶させており、ユーティリティ情報DB41を利用したい場合には、ここに要求を行って検索を行わせればよいため、ユーティリティ情報DB利用アドレス22は、メインMFP40のアドレスである。
そして、要求転送部21により、PC10のユーティリティ取得要求部11から送信されてくる要求を、ユーティリティ情報DB利用アドレス22が示すメインMFP40に転送するようにしている。
そして、メインMFP40には、要求実行部44を設け、デフォルトMFP20から転送されてきたPC10からの要求に応じて、ユーティリティ情報DB41を始めとするDBを利用し、ユーティリティの検索や提供等の動作を行う。そして、その結果は、デフォルトMFP20を介してPC10に返してもよいし、可能であれば直接PC10に返してもよい。
また、メインMFP40においては、DB管理部45により、定期的にあるいは管理者の指示に応じて、画像処理システム1内に設けたMFPのベンダが提供するベンダサーバ90等にアクセスし、新たなユーティリティの有無を確認し、これが提供された場合には取得してユーティリティ蓄積DB43に保存するようにしている。また、更新通知部46により、ユーティリティ蓄積DB43に新たなユーティリティが蓄積された場合に、ユーザDB42に登録されているユーザのうちその新たなユーティリティを取得させるべきユーザに、ユーティリティの記録位置の情報を含むメッセージを送信するようにしている。
以上のような構成を取ることにより、画像処理システム1においては、PC10のユーザが、どの装置がユーティリティプログラムの管理を行っているかを全く意識することなく、ユーティリティの更新情報や、ユーティリティ自体を取得することができる。
なお、PCによってどのMFPがデフォルトMFPとなるかが異なるので、デフォルトMFPとなり得るMFP全てに、上記のデフォルトMFP20と同様な要求転送部21を設けておくようにするとよい。また、メインMFP40がデフォルトMFPとなる場合には、要求転送部21は不要であるが、インタフェースの統一化を図る観点からは、このような場合でも要求転送部21を設けてもよい。その場合のユーティリティ情報DB利用アドレスは、自分自身のアドレスとなる。
次に、図4乃至図8を用いて、画像処理システム1において、ユーザがPC10においてユーティリティの取得を指示してから所望のユーティリティを取得するまでの各装置の動作について説明する。
ユーザは、PC10に予め所要のアプリケーションプログラムやユーティリティを設定しておけば、ユーティリティの取得に係る動作を、一定時間毎等の所定のタイミングで自動的に開始させることもできる。
またもちろん、ユーザの明示の指示に応じてユーティリティの取得に係る動作を開始させるようにしてもよい。そして、この場合に開始の指示を受け付けるためのインタフェースとしては、例えばデフォルトMFP20を利用するためのMFPドライバを利用することが考えられる。
図4に、PC10においてデフォルトMFP20にプリント動作を行わせるためのMFPドライバを起動した場合に表示されるGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)である設定画面の例を示すが、この図に示すように、設定画面100中に、ユーティリティの取得に係る動作の開始を指示するための、ユーティリティ取得ボタン101を設けることが考えられる。
上述の通り、PC10は、ユーティリティの取得に係る要求は、まずデフォルトMFP20に対して送信するので、これを制御するためのドライバにより処理の開始を指示できるようにすれば、直感的にわかり易い構成とすることができる。また、ユーティリティの取得に係る動作を行う機能も、MFPドライバが提供する機能の一部としてしまえば、デフォルトMFP20側とPC10側とで動作を連携させることも容易である。
ただし、ユーティリティの取得に係る動作の開始指示を、他のインタフェースにより受け付けるようにしてもよいことは、もちろんである。また、取得の対象となるユーティリティが、開始指示の受付に係るMFPドライバあるいは他のMFPドライバである必要はない。
次に、図5に、ユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する動作のシーケンス例を示す。なお、以下の図に示すものも含め、各装置が行う動作は、CPUが所要の制御プログラムを実行し、そのプログラムに従った処理を行うことにより実現されるものである。
PC10は、ユーザがユーティリティ取得に係る動作の開始を指示すると、図5のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、記憶しているデフォルトMFPアドレス12を取得し(S11)、そのアドレスが示すデフォルトMFP20に、ダウンロード画面要求を送信する(S12)。そして、デフォルトMFP20は、この要求を受信すると、ユーティリティ情報DB利用アドレス22を取得し(S13)、そのアドレスが示すメインMFP40に、ダウンロード画面要求を送信する(S14)。これらの要求は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストあるいはSOAP(Simple Object Access Protocol)リクエストとして転送することができる。
そして、メインMFP40は、ダウンロード画面要求を受信すると、ユーティリティ情報DB41に記憶しているユーティリティを検索し(S15)、その検索結果として、ユーティリティ情報DB41に登録されている各ユーティリティのユーティリティ名,機種,OSの情報を取得する(S16)。
そしてその後、ステップS16で取得した検索結果を基に、ユーザからのユーティリティのダウンロード指示を受け付けるための、ダウンロード画面のデータを生成する(S17)。そして、このデータを直接の要求元である、デフォルトMFP20を介してPC10に返す(S18,S19)。ただし、可能であれば、ダウンロード画面のデータをメインMFP40がPC10に直接送信するようにしてもよい。
PC10は、この画面データを受信すると、必要に応じてアプリケーションプログラムを起動し、受信した画面データに基づいてダウンロード画面を表示する(S20)。例えば、ウェブブラウザにより、ポップアップ画面として表示させることが考えられる。
ここで、図6にユーティリティ情報DB41に記録するデータの例を示す。
この図に示すように、ここでは、ユーティリティ情報DB41には、メインMFP40が把握している各ユーティリティについて、ユーティリティ名,未通知フラグ,バージョン,保存先URL,機種,OSの情報を記録している。
このうち、ユーティリティ名は、ユーティリティの大まかな種類や名称を示す情報である。図6に示した例に含まれる「RPCS」と「RPDL」はどちらもプリンタ言語の種類を示すので、RPCSドライバとRPDLドライバは、どちらもプリント動作を制御するためのドライバであることがわかる。
また、未通知フラグは、該当するユーティリティに関する情報がまだ後述する通知処理によりユーザに通知されていない場合にON、通知済みの場合にOFFとするフラグである。通知処理を行わない場合には、このフラグは不要である。
バージョンは、該当するユーティリティのバージョンを示す情報である。この情報により、同じ種類のユーティリティの新旧を判断することができる。
保存先URLは、該当するユーティリティの記録位置を示す情報である。該当するユーティリティがユーティリティ蓄積DB43に保存されていれば、そのDB中の位置を示せばよいし、ベンダサーバ90のような、画像処理システム1外の位置を示してもよい。また、記録位置は、URL以外にも、パス等、他の形式で示してもよい。
機種は、該当するユーティリティを用いて制御する装置の機種を示す情報である。図6に示したユーティリティはプリント動作を制御するためのドライバであるので、プリンタやMFPが記載されているが、ユーティリティの種類によっては、これら以外の装置が記載されることもあるし、制御対象の装置がなければ空欄でもよい。
OSは、該当するユーティリティが対応しているOSの種類を示す情報である。
これらの情報は、ユーティリティ情報DB41に記録する情報の一例であり、ユーティリティ情報DB41の形式や記録する情報がこれらに限られることはない。
また、図7にダウンロード画面の例を示す。
この図に示す通り、ここでは、ダウンロード画面110は、取得を希望するユーティリティについて、ユーティリティ名,機種,OSの選択を受け付けるプルダウンメニュー111,112,113と、選択したユーティリティの取得指示を受け付けるダウンロードボタン114とを設けている。
そして、プルダウンメニュー111,112,113の選択肢の情報は、メインMFP40がステップS16で取得した検索結果に基づいて生成するものである。
図5の説明に戻る。
ユーザがダウンロード画面110において必要な情報を選択し、ダウンロードボタン114を押下すると、PC10はこれをユーティリティ取得指示として検出し(S21)、その指示に基づいてメインMFP40に対してユーティリティ検索要求を送信する。また、これと共に、ユーザがダウンロード画面110において選択したユーティリティ名,機種,OSの情報も送信する(S22)。
なお、ダウンロード画面110のデータは、メインMFP40が作成するのであるから、ユーザが特に関与しなくても、その画面のデータ中に、依頼の送信先としてメインMFP40のアドレスを記載しておくことができる。ただし、ダウンロード画面要求の場合と同様に、デフォルトMFP20を介してユーティリティ検索依頼を送信するようにすることも考えられる。
そして、メインMFP40は、ユーティリティ検索要求を受信すると、同時に受け取ったユーザ情報をキーにユーティリティ情報DB41を検索し、検索結果として、ユーザ情報により指定されたユーティリティの情報を取得する(S23,S24)。ここでは、該当するユーティリティのバージョンと保存先URLの情報を取得すればよい。また、指定されたユーティリティのうち最新のバージョンのものの情報を取得するようにするとよい。
検索結果が取得できると、メインMFP40は、その情報に基づいてユーザに送信するユーティリティ取得画面のデータを生成し、PC10に返す(S25,S26)。
そして、PC10は、受信した画面データに基づいて、ユーティリティ取得画面を表示する(S27)。この画面も、ウェブブラウザ等のアプリケーションにより、ポップアップ画面として表示させればよい。また、メインMFP40からPC10のユーザ宛ての電子メールでユーティリティ取得画面のデータを送信し、ユーザが電子メールを開いた場合に、その内容としてユーティリティ取得画面が表示されるようにしてもよい。
図8にこのユーティリティ取得画面の例を示すが、この画面は、ユーザにユーティリティの取得を促すための画面である。
そして、この図に示すとおり、ユーティリティ取得画面120には、ユーティリティ情報表示部121とダウンロードボタン122を設けている。そして、ユーティリティ情報表示部121に、ユーティリティ名やバージョン等、ユーティリティの情報を表示し、ダウンロードボタン122により、そのユーティリティのダウンロード指示を受け付けることができるようにしている。
また、画面には表示されないが、ユーティリティ取得画面120のデータには、ダウンロードボタン122をユーザが押下した場合にPC10にユーティリティの記憶先にアクセスしてユーティリティのダウンロードを要求させるためのコマンドあるいはコードが含まれている。従って、ユーザに取得させるべきユーティリティの記録位置の情報も含まれている。
次に、図9に、ユーザがダウンロードボタン122を押下した場合に実行される処理シーケンスの例を示す。
PC10は、ユーザがダウンロードボタン122を押下すると、図9のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、ユーティリティ取得画面120のデータからユーティリティの記録位置情報を取得し(S31)、その位置(アドレス)に対してユーティリティのダウンロード要求を送信する(S32)。ここでは、ユーティリティの記憶位置は、メインMFP40に備えるユーティリティ蓄積DB43中の所定のディレクトリであり、ダウンロード要求はメインMFP40に対して送信することになる。
そして、ダウンロード要求を受け取ったメインMFP40は、ユーティリティ蓄積DB43のうちダウンロード要求で指定されたディレクトリからユーティリティを取得し(S33,S34)、PC10に送信する(S35)。
以上の処理により、PC10のユーザは所望のユーティリティを取得することができる。そして、この場合において、ユーザがユーティリティ取得のためにアクセス先を能動的に指定することは、一切不要である。
すなわち、画像処理システム1は、デフォルトMFP20にユーティリティ情報DB41を持つメインMFP40のアドレスを設定し、ここにPC10からのユーティリティ取得に係る要求を転送できるようにしてあることから、PC10が、ユーティリティ情報DB41にアクセスする際に、デフォルトMFP20に要求を送信すればよいような構成になっている。
一方で、PC10から通常利用するMFPであるデフォルトMFP20のアドレスは、当然にPC10に設定されているはずである。そうでなければ、デフォルトMFP20にプリント要求等の要求を送信できないためである。
従って、PC10のユーザがメインMFP40に対してユーティリティ取得に係る要求を送信しようとする場合には、ユーザが何ら送信先の設定を行わなくても、PC10が自動的に通常使用するMFPのアドレスを取得してそのアドレスに要求の送信を行うだけで、デフォルトMFP20を介してメインMFP40に要求を送信することが可能となるのである。そして、PC10のユーザは、実際にユーティリティ情報DB41がどこにあるかを認識する必要は全くない。
また、ダウンロード画面110やユーティリティ取得画面120については、この画面のデータを作成する装置が画面データ中に次にアクセスすべき装置やファイルの位置の情報を埋め込んでおけばよいので、ここでもユーザがアクセス先について意識する必要はない。
また、画像処理システム1においては、ユーティリティ情報DB41やユーティリティ蓄積DB43を、システム中の特定の装置(ここではメインMFP40)に記憶させ、この装置によって一元管理することにより、各装置が個々に記憶や管理を行う場合よりも、システム全体として必要な記憶容量を低減すると共に、DBのメンテナンスのための処理や通信等の負荷を低減し、システム運用の効率化を図っている。そして、このような構成とした場合であっても、PC10のユーザは、各DBをどの装置が管理しているか、またそれらのDBがどこにあるかを全く意識せずにユーティリティを取得することができる。
従って、以上のような画像処理システム1によれば、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることができる。
ところで、上述した画像処理システム1においては、メインMFP40が、ユーティリティ情報DB41及びユーティリティ蓄積DB43のメンテナンスの処理を行い、最新のユーティリティの情報を記録するようにしている。そこで、次に、これらのDBのメンテナンスに係る処理について説明する。
図10は、このメンテナンスに係る処理のうち、新規ユーティリティの検索及び記録に係る処理のシーケンス例を示すシーケンス図である。
メインMFP40は、定期的に又はシステム管理者の指示があった場合、あるいはベンダからのユーティリティ更新に係る通知があった場合等に、図10に示すような新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理を開始する。
そして、まずベンダサーバ90に対してユーティリティ情報取得要求を送信し(S41)、ベンダサーバ90が提供している全ユーティリティの情報の送信を要求する。すると、ベンダサーバ90は、この要求に応じてユーティリティを検索し(S42)、全ユーティリティの情報を返してくる(S43)。
また、MFP40は、ユーティリティ情報DB41についても、登録されている全ユーティリティの情報を検索し、その情報を取得する(S44,S45)。なお、ステップS41乃至S43の処理と、ステップS44,S45の処理とは、順不同で構わない。
そして、これらの処理で得られた情報を比較し、新たにベンダサーバ90で提供されたユーティリティの情報を抽出する(S46)。そして、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティの情報を追加するが(S47)、ここで追加する情報は、ステップS43でベンダサーバ90から取得した情報又はそれに基づいて作成した情報である。
そしてその後、そのユーティリティを取得して保存すべく、抽出したユーティリティの保存先を決定する(S48)。この決定法には種々のものが考えられるが、ここでは、ユーティリティ蓄積DB43中の適当なディレクトリを保存先とすればよい。このとき、新たにディレクトリを作成してもよい。なお、他の決定法については後述する。
また、メインMFP40は、ステップS48の後、ベンダサーバ90に対してユーティリティのダウンロードを要求し(S49)、ベンダサーバ90はこれに応じてメインMFP40にユーティリティを送信する(S50)。そして、メインMFP40がステップS47で決定した保存先(ユーティリティ情報DB43)にそのユーティリティを登録する(S51)。また、登録が完了した後、その保存先のURLをユーティリティ情報DB41に登録する(S52)。
なお、ステップS48乃至S52の処理は、新たに提供されたユーティリティが複数あった場合には、それらの各ユーティリティについて行う。また、これらの処理で取得又は登録の失敗したユーティリティについては、ユーティリティ情報DB41から登録を抹消するようにするとよい。このようなユーティリティについては、直ちに再度取得を試みてもよいし、次に新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理を行う際に、再度取得を試みてもよい。
また、新しいバージョンのユーティリティを登録した場合でも、古いバージョンのものを残しておくとよい。また、新しいバージョンのものを登録してから所定期間経過した場合に、古いバージョンのものを削除するようにしてもよい。
また、メインMFP40が、複数のベンダサーバ90からユーティリティをダウンロードするようにしてもよく、このような場合には、その各ベンダサーバ90について、順次図10に示した処理を行えばよい。
画像処理システム1においては、メインMFP40が以上のような処理を行うことにより、ベンダサーバ90において新たに提供されたユーティリティをユーティリティ蓄積DB43に保存すると共に、そのユーティリティの情報及び記録位置の情報をユーティリティ情報DB41に記録し、図5及び図9に示した処理によりPC10に提供できる状態にすることができる。
そして、以上の図10に示した処理において、メインMFP40はデータベース管理装置及びプログラム蓄積装置として機能する。
また、画像処理システム1においては、上述のように、ユーザの情報を登録しておき、ユーティリティ蓄積DBに新たなユーティリティが追加された場合に、そのユーティリティを使用するユーザにその旨を通知するようにしている。
そこで、次に、図11乃至図14を用いてこの処理について説明する。
このようにする場合、ユーザ登録の受け付けは、例えば図5のステップS27の処理でPC10に表示させるユーティリティ取得画面において行うことができる。
図11に、この場合の画面例を示す。
この図に示すように、この場合のユーティリティ取得画面120′は、図8の場合と同様なユーティリティ情報表示部121とダウンロードボタン122に加え、メールアドレス入力欄123及び登録ボタン124を設けている。そして、登録ボタン124の押下により、ユーティリティ情報表示部121に表示されているユーティリティを使用するユーザの電子メールアドレスとして、メールアドレス入力欄123に入力されている電子メールアドレスを登録する登録指示を、受け付けることができる。この登録は、ユーザを特定する情報として電子メールアドレスを使用する登録であると考えることができる。
なお、画面には表示されないが、ユーティリティ取得画面120′のデータには、登録ボタン124をユーザが押下した場合にPC10に登録処理を行うメインMFP40にアクセスしてユーザ登録を要求させるためのコマンドあるいはコードが含まれている。
また、ユーティリティ取得画面120に、ユーザ登録指示を受け付けるための登録ボタン124を設けることは必須ではなく、ユーザ登録のための独立した画面を用意するようにしてもよい。
次に、図12に、ユーザが登録ボタン124を押下した場合に図1に示した各装置が実行する処理シーケンスの例を示す。
PC10は、ユーザが登録ボタン124を押下すると、図12のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、ユーティリティ取得画面のデータからユーザ登録処理を行う装置(ここではメインMFP40)のアドレスを取得し(S61)、そのアドレスに対してユーザ登録要求を送信する(S62)。このとき、ユーザ情報として、ユーザの電子メールアドレスと、そのユーザが使用するユーティリティの情報(例えばユーティリティ情報表示部121に表示されていたもの)とを送信する。そして、メインMFP40は、この要求を受けると、ユーザ情報DB42に要求と共に受信したユーザ情報を登録し(S63)、その登録結果をPC10に返して(S64)、処理を終了する。
この処理において、メインMFP40がユーザ登録装置に該当する。
以上の処理により、PC10のユーザは、自身の電子メールアドレスと、使用するユーティリティの情報をユーザ情報DB42に登録することができる。この場合において、ユーザがアクセス先を能動的に指定することが不要であるのは、上述のユーティリティの取得の場合と同様である。なお、ユーザが複数のユーティリティを使用する場合、別々のユーティリティについて同一の電子メールアドレスを登録できるようにすることが好ましい。
また、図13に、ユーザ情報DB42に記録するデータの例を示す。
この図に示すように、ここでは、ユーザ情報DB42には、登録を要求した各ユーザについて、そのユーザの電子メールアドレスと対応させて、そのユーザが使用するユーティリティのユーティリティ名,対応機種,対応OSの情報を記録している。
次に、図14に、ユーザへの新規ユーティリティに関する情報の通知に係る処理のシーケンス例を示す。
メインMFP40は、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティに関する情報を追加した場合、図14に示すようなユーザへの新規ユーティリティに関する情報の通知に係る処理を開始する。
そして、まずユーティリティ情報DB41に登録されているユーティリティの情報を検索し(S71)、未通知フラグがONになっているユーティリティの情報を取得する(S72)。この検索結果としては、ユーティリティ情報DB41に登録しているユーティリティ名,バージョン,機種,OS,保存先URLを取得すればよい。
そして、ここで取得した新規ユーティリティの情報を用いてユーザ情報DB42を検索し(S73)、その新規ユーティリティを使用するユーザの電子メールアドレスの情報を取得する(S74)。ここでの検索にはバージョン情報を用いていないが、これは、ユーザの登録時には、バージョン情報を登録したとしても、古いバージョンのものであると考えられるためである。
そして次に、ステップS74で取得した検索結果に基づいて、取得した電子メールアドレスに宛てた、新規ユーティリティの更新案内の電子メールを作成し(S75)、これを送信する(S76)。この電子メールの内容は、通知に係る新規ユーティリティをユーザに取得させるための図8に示したようなユーティリティ取得画面120を電子メールアプリケーションに表示させるためのものや、新たなユーティリティの記録位置を示すアドレスの情報を埋め込んだもの等とするとよい。
この処理において、メインMFP40が通知装置に該当する。
そして、この電子メールを受け取ったユーザは、ダウンロードボタン122を押下したり、電子メールに記載されたアドレスにアクセスしたりすることにより、図9を用いて説明したような処理により、新たなユーティリティを取得することができる。
以上の処理を行うことにより、ユーティリティ蓄積DBに新たなユーティリティが追加された場合に、そのユーティリティを使用するユーザにその旨を通知し、新たなユーティリティの取得を促すことができる。そして、この場合においても、ユーザがユーティリティの取得のためにアクセス先を能動的に指定することが不要であるのは、上述の場合と同様である。
なお、新たにユーザ登録がなされた場合に、そのユーザが使用するユーティリティの機種,OS,ユーティリティ名等の情報をキーにユーティリティ情報DB41の検索を行い、最新のバージョンのあるいは最適なユーティリティの情報を、その記録位置の情報と共に、図5のステップS26や図14のステップS76の場合と同様にユーザに通知するようにしてもよい。
また、定期的にユーザ情報DB42のメンテナンスを行い、一定期間アクセスの無いユーザのデータはユーザ情報DB42から削除するようにすることも考えられる。
〔ユーティリティ保存先決定の変形例:図15,図16〕
次に、上述した実施形態の画像処理システム1の説明において図10に示した新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理中の、ユーティリティ保存先決定に係る処理の変形例について説明する。
上述した実施形態では、ユーティリティ蓄積DB43をメインMFP40に設ける例について説明したが、ユーティリティ蓄積DB43は、他の装置に設けてもよく、また、複数の装置に分散させて設けても構わない。このようにしたとしても、ユーティリティ情報DB41に各ユーティリティの記録位置の情報を記録しておけば、ユーザがPC10からユーティリティを取得するに当たって特に問題はない。
そこで、1台の装置に集中してユーティリティを蓄積すると、その装置の記憶容量を圧迫する可能性があるため、ユーティリティ蓄積DB43を、画像処理システム1中の任意の装置に分散して、HDD等の記憶手段の空き容量が大きい装置に優先的にユーティリティを保存させるようにすることが考えられる。
ここで、図15に、このようにする場合の、図10のステップS47以降に相当する処理シーケンスの例を示す。
この図に示すように、ユーティリティ蓄積DB43を、画像処理システム1中の任意の機器に分散して設ける場合、新たなユーティリティの抽出を行うメインMFP40に、ユーティリティ蓄積DB43を設ける機器の情報(アドレス等)を記憶させておく。そして、ユーティリティの保存先を決定するに当たり、そのそれぞれのMFPに対し、HDDの残容量を問い合わせ、その残容量情報を取得する(S81〜S87)。メインMFP40自身にユーティリティ蓄積DB43を設けるのであれば、自分自身のHDDの残容量の確認も行う(S81)。これらの処理は、順不同である。
そして、各機器の残容量情報を取得した後、それに基づいてユーティリティの保存先とする機器を決定するが、例えば候補の中で最も残容量の多い機器をユーティリティの保存先に決定すればよい(S88)。例えば、ここではMFP30を保存先に決定するとする。
その後、メインMFP40は、ユーティリティ情報DB41に新たなユーティリティの情報を追加するが(S89)、ここではまだ保存先のディレクトリまでは決まらないため、ユーティリティ名,バージョン,機種,OSの情報を記録する。
そして、ステップS88で決定した機器(ここではMFP30)にユーティリティの保存依頼を行う(S90)。これを受けたMFP30は、HDD中にユーティリティ保存用ディレクトリを作成する(S91)と共に、ベンダサーバ90に対してユーティリティのダウンロードを要求し(S92)、ベンダサーバ90はこれに応じてメインMFP40にユーティリティを送信する(S93)。そして、MFP30はステップS91で作成した保存先にそのユーティリティを登録する(S94)。なお、ディレクトリは、必ずしも新たに作成せず、既存のものを利用してもよい。また、ユーティリティの保存を必ずしもデータベースとして行わず、単にディレクトリにファイルを置くような形式としてもよい。そして、これらの処理においては、メインMFP40がデータベース管理装置に、ユーティリティを保存する装置がプログラム蓄積装置にそれぞれ該当する。
そして、この登録が完了すると、MFP30はメインMFP40に対して保存場所情報として保存先ディレクトリの情報を含む保存結果通知を送信し(S95)、MFP40はその通知に基づいてユーティリティ情報DB41に、ユーティリティの保存先URLを記録する(S96)。
なお、新たに提供されたユーティリティが複数あった場合には、ユーティリティ毎にステップS88で保存先を決定してもよいし、一度決定した保存先に複数のユーティリティ全てを保存するようにしてもよい。また、ステップS91乃至S94でユーティリティの取得又は登録が失敗した場合には、保存結果通知によりその旨を通知させ、メインMFP40にユーティリティ情報DBからそのユーティリティの情報を抹消させるようにすればよい。
このような処理を行うことにより、記憶容量に余裕のある機器を優先的に活用し、システム全体として効率のよい運用を行うことができる。
なお、ユーティリティ蓄積DB43をどの機器に設けるかは、システムの管理者が管理者用PC50により設定できるようにするとよい。
図16に、このような保存先設定の処理シーケンス例を示す。
画像処理システム1の管理者が、管理者用PC50に所要のユーティリティ又はアプリケーションプログラムを実行させ、保存先設定を指示すると、管理者用PC50は図16に示すような処理を開始する。
そして、保存先設定指示を受け付ける(S101)と共に、管理者用PC50において通常使用するMFP(ここではデフォルトMFP20であるとする)のアドレスを取得し(S102)、そのアドレスに、受け付けた指示に係る保存先設定要求を送信する(S103)。デフォルトMFP20は、ユーティリティ情報DB41のメンテナンスを行う装置(ここではメインMFP40)にこの要求を転送し(S104)、メインMFP40はその要求に従ってユーティリティの保存先を設定して(S105)、結果を管理者用PC50に返す(S106,S107)。なお、破線で示すように、管理者用PC50とメインMFP40とが直接通信するようにしてもよい。
そして、メインMFP40は、図10のステップS48や図15のステップS81乃至S88では、この設定内容に従ってユーティリティの保存先を決定するようにする。保存先の装置が1つのみであれば、常にその装置にユーティリティを保存するようにすればよいし、複数の装置が設定されていれば、図15に示したような処理によりユーティリティの保存先を決定するようにすればよい。この場合において、決定法も管理者であるユーザが設定できるようにしてもよいし、保存先にメインMFP40が含まれている必要も全くない。
以上のように、ユーティリティの保存先をユーザが設定できるようにすれば、ユーティリティ蓄積DB43の位置をユーザ(管理者)が容易に把握することができ、システムの管理が容易になる。特に、システム内の機器を頻繁に撤去/設置するような場合に、ユーティリティ蓄積DB43を設けた装置を誤って撤去してしまわないようにするためには、このような構成が有効である。
〔ユーティリティの取得に係る処理の変形例:図17〕
次に、上述した実施形態の画像処理システム1の説明において図5に示したユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する動作の変形例について説明する。
図5に示した例では、まずメインMFP40がPC10からの要求に応じてダウンロード画面のデータをPC10送信し、その画面においてユーティリティ取得指示を受け付けるようにしていた。
しかし、PC10が始めからユーティリティ取得要求を行うことができるようにしてもよい。このようにする場合、PC10において、ユーティリティの種類の選択を受け付ける手段が必要になるが、例えば、既存のドライバの更新を行う場合や、既知の機器の制御用ユーティリティを取得する場合等には、既存のドライバやユーティリティにより実現される機能で、あるいはOSレベルでも、取得しようとするユーティリティの名称や対応機種、対応OSの情報を把握することは可能である。
例えば、ドライバの更新であれば、図4に示したユーティリティ取得ボタン101のようなボタンにより、使用中のドライバと名称,対応機種,および対応OSが同じユーティリティの取得指示を受け付けるようにすることが考えられる。
ここで、図17に、ユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する処理の図5とは異なるシーケンス例を示す。
この例においては、PC10は、ユーザがユーティリティ取得を指示すると、図17のシーケンス図に示す動作を開始する。そして、記憶しているデフォルトMFPアドレス12を取得し(S111)、そのアドレスが示すデフォルトMFP20に、ユーティリティ取得要求を送信する(S112)。このとき、ユーザが指定したユーティリティ名,機種,OS等の情報を送信する。メインMFP40から直接応答を受け取れるようにしたい場合には、IPアドレス等、PC10の位置を示す情報も送信するようにするとよい。
そして、デフォルトMFP20は、この要求を受信すると、ユーティリティ情報DB利用アドレス22を取得し(S113)、そのアドレスが示すメインMFP40に、ユーティリティ取得要求及びそれと共に受信した情報を転送する(S114)。これらの要求も、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストあるいはSOAP(Simple Object Access Protocol)リクエストとして転送することができる。
そして、メインMFP40は、このユーティリティ取得要求を受信すると、デフォルトMFP20から受信した情報を用いてユーティリティ情報DB41に記憶しているユーティリティを検索し(S115)、その検索結果として、ユーティリティ情報DB41に登録されているユーティリティのうち、指定された条件に合致するユーティリティのユーティリティ名,機種,OS,バージョン,記録位置等の情報を取得する(S116)。なお、条件は特定の1つのユーティリティを指定するものでなくともよく、この場合には、条件に合致するユーティリティの全部又は一部の情報を取得すればよい。
そしてその後、ステップS116で取得した検索結果を基に、ユーザに送信するユーティリティ取得画面のデータを生成し、PC10に返す(S117,S118)。この送信は、破線で示すように、デフォルトMFP20を介して行ってもよい。この場合、メインMFP40が必ずしもPC10の位置を把握している必要はない。
そして、PC10は、受信した画面データに基づいて、ユーティリティ取得画面を表示する(S119)。この画面は、図8に示したようなものでよく、ユーザは、この画面でダウンロードボタン122を押下することにより、各装置に図9に示したような処理を行わせてユーティリティを取得することができる。
このような処理を行えば、ユーザは、ユーティリティ取得の指示を行うのみで、ユーティリティ取得画面を参照することができる。そして、この画面で取得の指示を行うことにより、所望のユーティリティを取得することができる。これらの場合においても、ユーザがユーティリティの取得のためにアクセス先を能動的に指定することが不要であるのは、上述の実施形態の場合と同様である。
なお、図17に示した処理において、メインMFP40が、ステップS116での検索結果に基づいてユーティリティ蓄積DB43からユーティリティを取得し、ユーティリティ取得画面に代えてユーティリティをPC10に送信するようにすることも考えられる。このようにすれば、ユーザは、一度ユーティリティ取得の指示を行うのみで、ユーティリティを取得することができ、操作性をさらに向上させることができる。
〔その他の変形例〕
また、以上説明してきた実施形態及び変形例において、システムの構成やデータの形式、処理内容、使用する通信プロトコル等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、ユーティリティ情報DB41とユーザDB42とユーティリティ蓄積DB43とを別々の装置に設けるようにしてもよい。
また、ユーティリティ情報DB41を設ける装置と、これを参照する装置が必ずしも同一でなくてもよい。例えば、デフォルトMFP20が、メインMFP40に設けたユーティリティ情報DB41を参照し、ダウンロード画面110やユーティリティ取得画面120のデータを生成してPC10に返すようにすることも考えられる。
さらに、ユーティリティ情報DBとして、LAN70の外部の、すなわち画像処理システム1に含まれないベンダサーバ90が提供するDBを使用するようにしてもよい。このようにする場合でも、ユーティリティ情報DB利用アドレス22として、ベンダサーバ90中でユーティリティ情報DB41を設けたディレクトリ等の情報をデフォルトMFP20に記憶させておけば、デフォルトMFP20がベンダサーバ90にアクセスしてユーティリティ情報DBを参照することは可能である。
さらに、ユーティリティ蓄積DB43についても、ベンダサーバ90において提供されているものをそのまま利用するようにすることが考えられる。ユーティリティ情報DB41やユーティリティ蓄積DB43をどこに設けるにしろ、ユーティリティ情報DB41に、ユーティリティ蓄積DB43中の各ユーティリティの保存先の情報を記録しておけば、これに基づいてユーティリティ取得画面120のデータを生成することが可能である。
このように、LAN外の装置に設けたDBを利用するようにすれば、画像処理システム内部にDBのメンテナンスに係る機能を設けなくてよいため、システムの構成を簡略化することができる。
また、もちろん、ユーザ登録装置や通知装置含め、上述した実施形態又は変形例におけるメインMFP40の機能の全部又は一部を、他の装置に分散させて持たせてもよい。この場合において、メインMFP40の機能を持つ装置が、ユーティリティ情報DB41やユーティリティ蓄積DB43を設ける装置と異なる装置、さらにはユーザDB42を設ける装置と異なる装置であっても構わない。
さらに、上述した各DBを、PC等のコンピュータ上に設けることも可能である。このようにすれば、記憶容量の資源を有効に活用することができる。
このように、ユーザの操作を直接受け付けるPC10が、その操作に応じた要求を、通常使用する画像処理装置として設定されているデフォルトMFP20に送信した場合に、デフォルトMFP20が適切な装置にその要求を転送したり、適切な装置から必要な情報を取得して処理したりすることにより、ユーザがユーティリティを取得するために必要な情報やユーティリティそのものが、結果的にPC10に送信されるようにシステムを構築しておけば、システム自体がどのような構成であっても構わない。
また、この発明は、上述したようなMFPや、コピー機,プリンタ,スキャナ,ファクシミリ通信装置等の画像処理装置の他、クライアント装置から、通常使用する装置として設定して使用することが考えられるような装置であれば、どのような装置にも適用可能である。適用対象としては、クライアント装置とは別の汎用コンピュータ,ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,自動車,航空機等の電子機器にネットワーク通信機能を持たせたネットワーク機器が考えられる。また、クライアント装置についても、汎用のPCに限られることはなく、何らかの用途に特化したような装置であってもよい。
また、以上の実施形態又は変形例で説明したプログラムは、コンピュータに、上述したPC10のようなクライアント装置あるいはMFP20,30,40のような画像処理装置を始めとする通信装置を制御させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上説明してきたように、この発明のユーティリティプログラム管理方法又は画像処理システムによれば、画像処理装置を利用するクライアント装置のユーザが、ユーティリティプログラムを容易かつ効率よく取得できるようにすることができる。
従って、この発明を利用することにより、操作が容易でかつ運用の効率がよい画像処理システムを構成することができる。
この発明の画像処理システムの実施形態であり、またユーティリティプログラム管理方法を実行させるシステムの実施形態である、画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に示したMFPのハードウェア構成を示す図である。 図1に示した画像処理システムにおける特徴的な動作について説明するための図である。 図1に示したPCに表示させる設定画面の例を示す図である。 ユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する動作シーケンスの例を示すシーケンス図である。
図1に示したユーティリティ情報DB41に記録するデータの例を示す図である。 図1に示したPCに表示させるダウンロード画面の例を示す。 同じくユーティリティ取得画面の例を示す図である。 ユーザがダウンロードボタンを押下した場合に図1に示した各装置が実行する処理シーケンスの例を示すシーケンス図である。 図1に示した各装置が実行する新規ユーティリティの検索及び蓄積に係る処理のシーケンス例を示すシーケンス図である。
ユーティリティ取得画面の図8とは異なる例を示す図である。。 ユーザが登録ボタンを押下した場合に図1に示した各装置が実行する処理シーケンスの例を示す図である。 図1に示したユーザ情報DBに記録するデータの例を示す図である。 図1に示した各装置が実行するユーザへの新規ユーティリティに関する情報の通知に係る処理シーケンスの例を示すシーケンス図である。 図10のステップS47以降に相当する処理シーケンスの別の例を示すシーケンス図である。 図1に示した各装置が実行する保存先設定の処理シーケンス例を示すシーケンス図である。 ユーティリティの取得に係る動作の開始指示に応じて図1に示した各装置が実行する処理の図5とは異なるシーケンス例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10:PC,11:ユーティリティ取得要求部,12:デフォルトMFPアドレス,
20:デフォルトMFP,21:要求転送部,
22:ユーティリティ情報DB利用アドレス,30:MFP,40:メインMFP,
41:ユーティリティ情報DB,42:ユーザ情報DB,
43:ユーティリティ蓄積DB,44:要求実行部,45:DB管理部,
46:更新通知部,50:管理者用PC,60:ファイアウォール,100:設定画面,101:ユーティリティ取得ボタン,110:ダウンロード画面,
111,112,113:プルダウンメニュー,114:ダウンロードボタン,
120,120′:ユーティリティ取得画面,121:ユーティリティ情報表示部,
122:ダウンロードボタン,123:メールアドレス入力欄,124:登録ボタン

Claims (9)

  1. 画像処理装置を利用するクライアント装置に、通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶させ、
    前記デフォルト画像処理装置に、ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶させ、
    前記クライアント装置が前記デフォルト画像処理装置のアドレスにアクセスした場合に、前記デフォルト画像処理装置が前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置又は前記デフォルト画像処理装置自身が、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記デフォルト画像処理装置にアクセスしたクライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促すようにしたことを特徴とするユーティリティプログラム管理方法。
  2. 前記ユーティリティ情報データベースを、前記クライアント装置と前記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外に配置したサーバに設けることを特徴とする請求項1記載のユーティリティプログラム管理方法。
  3. 前記ユーティリティ情報データベースを、前記クライアント装置と前記デフォルト画像処理装置とが属する画像処理ネットワークの外部から取得した情報を、該画像処理ネットワーク内に設けたいずれかの装置に蓄積して設けることを特徴とする請求項1記載のユーティリティプログラム管理方法。
  4. 前記画像処理ネットワーク内に設けたプログラム蓄積装置に、ユーティリティプログラムをその供給元のサーバから取得して保存させると共に、前記画像処理ネットワーク内に設けたデータベース管理装置に、前記ユーティリティ情報データベースにその記録位置を記録させることを特徴とする請求項1又は3記載のユーティリティプログラム管理方法。
  5. 記憶領域の空き容量が大きいプログラム蓄積装置に前記ユーティリティプログラムを優先的に保存させるようにしたことを特徴とする請求項4記載のユーティリティプログラム管理方法。
  6. ユーザが指定したプログラム蓄積装置に前記ユーティリティプログラムを保存させるようにしたことを特徴とする請求項4記載のユーティリティプログラム管理方法。
  7. 前記画像処理ネットワーク内に設けたユーザ登録装置に前記デフォルト画像処理装置を介して前記クライアント装置のユーザの電子メールアドレスの登録を受け付けさせ、
    前記画像処理ネットワーク内に設けた通知装置に、前記ユーティリティ情報データベースを監視させ、該データベースに新しいユーティリティプログラムが登録された場合に、前記登録装置が受け付けた登録内容を参照させ、前記新しいユーティリティプログラムを取得させるべきユーザに対して、該新しいユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のユーティリティプログラム管理方法。
  8. 前記通知装置に、前記ユーザ登録装置が受け付ける登録の内容を監視させ、前記ユーザ登録装置が新たにユーザの登録を受け付けた場合に、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、その新たなユーザに対し、該ユーザに取得させるべきユーティリティプログラムの記録位置の情報を含む電子メールを送信させることを特徴とする請求項7記載のユーティリティプログラム管理方法。
  9. 複数の画像処理装置と、該画像処理装置の少なくとも1つを利用するクライアント装置とを備えた画像処理システムであって、
    前記クライアント装置に、前記複数の画像処理装置のうち通常利用するデフォルト画像処理装置のアドレスを記憶する手段を設け、
    前記複数の画像処理装置の各々に、
    ユーティリティプログラムの情報を記録したユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスを記憶する手段を設け、
    それに加えて、
    前記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、そのアクセス先の装置に、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記クライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促させる手段又は、
    前記クライアント装置がアクセスしてきた場合に、前記ユーティリティ情報データベースを利用するためのアドレスにアクセスし、前記ユーティリティ情報データベースの内容に基づいて、前記クライアント装置に対し、該クライアント装置に記憶させるべきユーティリティプログラムの取得を促す手段
    を設けたことを特徴とする画像処理システム。
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