JP2006252056A - 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006252056A
JP2006252056A JP2005066046A JP2005066046A JP2006252056A JP 2006252056 A JP2006252056 A JP 2006252056A JP 2005066046 A JP2005066046 A JP 2005066046A JP 2005066046 A JP2005066046 A JP 2005066046A JP 2006252056 A JP2006252056 A JP 2006252056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation means
holder
input
terminal device
information terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005066046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3893469B2 (ja
Inventor
Motoyoshi Miura
元喜 三浦
Susumu Kunito
進 國藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Advanced Institute of Science and Technology
Original Assignee
Japan Advanced Institute of Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Advanced Institute of Science and Technology filed Critical Japan Advanced Institute of Science and Technology
Priority to JP2005066046A priority Critical patent/JP3893469B2/ja
Publication of JP2006252056A publication Critical patent/JP2006252056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3893469B2 publication Critical patent/JP3893469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 スティック状の操作手段のホルダ内における位置移動による入力が可能な入力機構に関し、操作手段の位置移動を検出する検出手段が停止中に操作手段が操作されても、低消費電力化を阻害することなく停止中の操作を入力として反映させることが可能であり、操作手段により操作される出力の状態を予め調整することも可能であり、操作手段のホルダからの取り出しやホルダへの収納の操作によっても入力が可能な、情報端末装置の入力機構、及び、その入力機構を備える情報端末装置を提供する。
【解決手段】 スティック状の操作手段3aにより情報端末装置への入力を可能とする入力機構3であり、操作手段3aを収納可能なホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置、及び/又は、操作手段3aの有無を検出する検出手段を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スタイラスなどのスティック状の操作手段により情報端末装置への入力を可能とする情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置に関する。
近年、PDAに代表される小型の携帯情報端末装置においては、携帯性を高めるためにキーボードやマウスといった入力装置の代わりにタッチパネルを搭載し、スタイラスやペンのようなスティック状の操作手段を用いた画面への入力操作が主に用いられている。一般にユーザはスティック状の操作手段を用いて画面へのタップやホールド,ドラッグ操作を行うことにより、画面に表示されるアイコンやオブジェクトを操作する。
かかる情報端末装置においては、スタイラスなどのスティック状の操作手段を用いた入力機構として、従来からの操作であるタップやホールド,ドラッグのほかに、新たな操作を可能とする入力機構が提案されている。たとえば、特許文献1には、スティック状の操作手段を収納するホルダ内における当該操作手段の移動により、携帯情報端末への入力を可能とする携帯情報端末装置が開示されている。より具体的には、スティック状の操作手段の移動にともなう回転ローラの回転量を、ホルダ内におけるスティック状の操作手段の相対位置として検出し、検出された相対位置により入力が行われる。ここで、相対位置とは、情報端末装置に対するスティック状の操作手段の移動変位量を累積加算した値を利用して間接的に計算される位置である。
特開平11−175243号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、操作手段の相対位置を入力とすると、相対位置を検出するセンサが停止状態のときの位置移動については検出されないため、操作が反映されないという不都合が生じていた。たとえば、近年、低消費電力化の観点から、情報端末装置には、一定時間入力がない場合は処理が休止した状態(スリープ状態)となる機能(スリープ機能)が備わっている。かかるスリープ機能を備える情報端末装置に、上記特許文献1の移動距離による入力機構が適用された場合、スリープ状態における操作手段の位置変化は検出されない場合があり、操作が入力として反映されないという問題が生じていた。これらの問題を解決するためには、常時センサを稼動して操作手段の位置移動を検出しなければならず、消費電力が大きくなってしまう。
また、相対位置による入力によると、操作手段によって操作される出力の起動時における状態は、例えば初期設定で定められていたり、前回の出力状態を維持してその状態で出力されたりすることが考えられ、起動時における出力状態を予め操作できないという状況にある。このため、起動時においては、例えば音楽を出力する際には音量が大きかったり、月ごとに順次情報が表示されるスケジュール管理のアプリケーションの場合においては不要な月の情報が初期画面に表示されたりして、起動後に操作手段を操作して調整しなければならないという不都合が生じていた。
また、発明者等は、スティック状の操作手段の操作について調査分析した結果、特許文献1のように、ホルダ内でスタイラス等の操作手段を操作することにより入力を行う場合は、例えばスケジュール管理のアプリケーション使用時においては、スタイラスをホルダ内から取り出した場合は、操作手段をペンとして用いて文字等を画面に入力することが多いなど、所定の行動パターンがあることを見出した。このことから、ホルダ内における操作手段の有無により、行動パターンに応じた処理の切り替えが行われると、操作者にとって、より利便性が高まると考えられる。さらには、かかるホルダ内におけるスティック状の操作手段の有無により、オブジェクトの選択や、スイッチのON/OFFなど、その状況に応じた様々な入力が可能となれば、操作者にとっては、更に利便性が高まると考えられる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、スティック状の操作手段のホルダ内における位置移動による入力が可能な入力機構に関し、操作手段の位置移動を検出する検出手段が停止中に操作手段が操作されても、低消費電力化を阻害することなく停止中の操作を入力として反映させることが可能であり、操作手段により操作される出力の状態を予め調整することも可能であり、操作手段のホルダからの取り出しやホルダへの収納の操作によっても入力が可能な、情報端末装置の入力機構、及び、その入力機構を備える情報端末装置を提供することを目的とする。
本発明の情報端末装置の入力機構は、スティック状の操作手段により情報端末装置への入力を可能とする入力機構であり、当該操作手段を収納可能なホルダ内における操作手段の絶対位置、及び/又は、操作手段の有無を検出する検出手段を備える。ここで、絶対位置とは、情報端末装置に対するスティック状の操作手段の位置を、検出手段を用いて検出することにより、直接的に計算される位置である。
この発明によれば、検出手段がホルダ内における操作手段の絶対位置を検出するため、検出手段が停止中に操作手段の位置移動があった場合でも、絶対位置を入力とすることによりその位置移動を入力に反映させることができる。操作手段の絶対位置を合わせることにより、予め出力の状態を調整することも可能である。また、ホルダ内における操作手段の有無を検出するため、操作手段のホルダからの取り出しやホルダへの収納の操作により、モードの切り替えや電源のON/OFFなどの様々な入力が可能となる。
前記検出手段は、前記ホルダ内における操作手段の絶対位置の変化、及び/又は、操作手段の有無に応じて生じる電気的変化を検出することを特徴とする。電気的変化を検出する検出手段の例としては、例えば、可変抵抗器やバリアブルコンデンサを用いて操作手段の絶対位置の変化に応じて抵抗値を可変にし、その抵抗値を測定しても良い。この発明によれば、電気的変化を検出することにより操作手段の絶対位置や、ホルダ内における操作手段の有無を検出することができる。
前記検出手段は、超音波により操作手段の位置、及び/又は、操作手段の有無を検出可能な超音波センサを備えるものでも良い。この発明によれば、超音波により操作手段の絶対位置、及び/又は、操作手段の有無を検出することができる。
また、前記操作手段は表面が複数の色で着色されており、前記検出手段は、ホルダ内の所定箇所において色を検出する色センサを備えるものでも良い。この発明によれば、ホルダ内の所定位置における色を検出することにより、ホルダ内の所定位置に操作手段のどこが位置しているかがわかるため、検出された色によりホルダ内における操作手段の絶対位置を検出することができる。操作手段に着色された色以外が検出された場合は、操作手段はホルダから取り出された状態であることがわかり、操作手段の有無も検出することが可能である。
また、前記操作手段の絶対位置の変化に応じて状態が変化する間接部材が設けられており、前記検出手段は、当該間接部材の状態の変化により操作手段の絶対位置、及び/又は、操作手段の有無を検出することを特徴とする。たとえば、間接部材を操作手段の移動に追随して位置移動するように構成し、検出手段がその間接部材の状態の変化である位置移動を検出することによって、間接的に操作手段の絶対位置が検出されるようにする。この発明によれば、間接部材により操作手段のホルダ内における絶対位置や有無を間接的に検出することができるため、操作手段に絶対位置を検出するための機能を付加する必要がなく、設計や製造の自由度が高まる。操作手段は汎用的なもので足りるので、交換等も容易である。
また、本発明の情報端末装置は、上記入力機構のいずれかを備えることを特徴とする。この発明によれば、ホルダ内における操作手段の絶対位置による入力が可能となるため、操作手段の位置移動を検出する検出手段が停止中に操作手段が操作されても、その操作が入力に反映される。検出手段は少なくとも絶対位置の情報を得るときだけ駆動すればよく、常時駆動しておく必要がないため、低消費電力化を阻害することもなく、更なる低消費電力化も可能となる。また、操作手段の絶対位置が入力となるため、これにより操作される音量や画面表示など出力を予め調整しておくこともできる。また、ホルダ内における操作手段の有無を検出するため、操作手段の取り出しや収納の動作に応じて特定のイベントを発生させたり、電源のON/OFFなどの様々な入力を行うことが可能となる。
本発明によれば、ホルダ内における操作手段の絶対位置を入力とすることが可能であるため、検出手段が停止状態のときに操作手段が位置移動した場合にも、その操作が入力に反映される。たとえば、停止中に操作手段が操作されても、操作と入力とにズレが生じることがない。また、絶対位置が入力となるため、操作手段により操作される出力の状態を調整しておくことも可能となり、ホルダ内における操作手段の位置を見ることで出力の状態を予測することも可能である。たとえば、情報端末装置から音を出力する際に予め音量を調節しておいたり、最初に画面に表示される情報をあらかじめ指定することも可能である。また、ホルダ内における操作手段の有無を検出するため、操作手段の取り出しや収納によって、入力モードの切り替えやオブジェクトの選択、スイッチのON/OFFなどの入力が可能となり、今までにない新たな形態でのインタラクティブが可能となる。検出手段は絶対位置の情報を検出するときに駆動していればよく、常時駆動させる必要はないため、低消費電力化を阻害することもなく、更なる低消費電力化を図ることも可能である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の入力機構3を備える情報端末装置Pを説明する説明図である。
本発明の情報端末装置Pは、スティック状の操作手段3aにより情報端末装置Pへの入力を可能とする入力機構を備え、スティック状の操作手段3aのホルダ3b内における絶対位置や有無を検出することにより、その絶対位置や有無の情報を入力とするものである。
情報端末装置Pは、スティック状の操作手段を備えるパーソナルコンピュータ等であり、本実施の形態では携帯情報端末装置であるPDAを例に挙げる。情報端末装置Pは、片手で把持可能な程度の大きさであり、中央付近に設けられるタッチパネル等の出力画面1と、その出力画面1の下付近に設けられる入力ボタン2と、情報端末装置Pの一端側に設けられる入力機構3とを備える。
入力機構3は、スティック状の操作手段3aと、その操作手段3aを収納可能なホルダ3bと、その操作手段3aの絶対位置、及び、操作手段の有無を検出する検出手段とを備える。
操作手段3aは、情報端末装置Pの本体とは別体であり、取り外し可能となっている。本実施の形態では、操作手段3aとして、出力画面1に対するタップ等の操作が可能なペン型の操作手段であるスタイラスを例に挙げる。ホルダ3bは、情報端末装置1の本体に設けられており、スティック状の操作手段3bが抜き差し可能な円筒形状の長孔である。検出手段は、ホルダ3b内における、操作手段3aの絶対位置を検出するとともに、操作手段3aの有無を検出する機能を備える。
情報端末装置Pに対する入力操作としては、操作手段3aをホルダ3bから取り出した状態で操作する場合と、ホルダ3bに収納した状態で操作する場合とがある。操作者は、スティック状の操作手段3aを出力画面1にタッチさせて操作する場合は、ホルダ3bから取り出して使用する。また、操作手段3aをホルダ3bから抜き差しすることにより、カーソルの位置や出力音の大きさの操作などを行う場合は、ホルダ3bに収納したままの状態で使用する。この場合、操作者は操作手段3aを抜き差しして軸方向に位置移動させると、検出手段がホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置を検出し、その絶対位置の情報が入力となる。たとえば、絶対位置の値が大のときは音量を大きく、小のときは小さくというように、操作手段3aの絶対位置により出力状態を調整したりできる。
また、操作手段3aをホルダ内から取り出すことにより、入力モードの切り替えや電源のON/OFFやオブジェクトの選択などを行うことができる。この場合、操作者は操作手段3aをホルダ3b内から取り出したり収納したりする操作を行うと、検出手段はホルダ3b内における操作手段3aの有無を検出し、有無の状態が入力情報となる。たとえば、スケジュール管理のアプリケーションにおいては、操作手段3aがホルダ内に存在する場合は操作手段3aの位置移動に応じて順次日付を表示するモードにし、操作手段3aが取り出されたときはそのときに表示されている日付が選択されるようにするとともに文字入力のモードに切り替えるというように機能する。検出手段は、操作手段3aの絶対位置を検出する機能のみを備えても良いし、操作手段3aの有無を検出する機能のみを備えても良いが、いずれも備えることが好ましい。
なお、ホルダ内における操作手段3aの絶対位置や有無だけでなく、操作手段3aの長手方向の軸を中心としてホルダ内で回転させ、その回転量を入力とすることができるようにしても良い。
本発明の入力機構3は、基本的構成は上記の通りであるが、ホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置や有無を検出する手法として、以下のような実施の形態が挙げられる。
(第1の実施の形態)
図2は、本実施の形態における入力機構3を説明する説明図である。入力機構3は、ホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置の変化に応じて生じる電気的変化を検出する機能を備える。
操作手段3aは、一部が導電性を有する材料(例えばニクロム、マンガン、銅ニッケル合金など)で構成される導電部3dを備える。導電部3dの一端(挿入方向の先端側)には操作手段側電極端子3eが設けられており、ホルダ3bの挿入口付近にはホルダ側電極端子3fが設けられている。ホルダ側電極端子3fは、操作手段3aが挿入された状態において導電部3dに接触するようになっている。両電極端子3e,3fはADコンバータや電流計3gに接続されている。ホルダ3bの内周には導電性部材3hが設けられており、操作手段3aの挿入状態において、操作手段側電極端子3eは導電性部材3hと接触し、導電部3dと導電性部材3hとの間には隙間が設けられている。これにより、操作手段側電極端子3eは導電性部材3hを介してADコンバータや電流計3gに接続され、操作手段3aのホルダ3bからの取り出しが阻害されないように構成されている。
操作手段3aが挿入された状態において、導電部3dはホルダ側電極端子3fに接触し、操作手段側電極端子3eとホルダ側端子導電部3f間に電圧が印加される。操作手段3aの抜き差しに応じて、導電部3dの両電極端子3e,3fに挟まれる長さが変化し、電気抵抗値が変化することとなる。検出手段3は、両電極端子3e,3f間に電圧を印加したときの電気抵抗を測定し、電気抵抗値を操作手段3aのホルダ3b内における絶対位置として検出する。
また、操作手段3aをホルダ3bから取り出すと電流は流れないため、ホルダ3b内に操作手段3aが存在せず、ホルダ3bに挿入すると電流が流れるため、ホルダ3b内に操作手段3aが存在する。そこで、検出手段は電流を計測することにより、ホルダ内3bにおける操作手段3aの有無を検出することができる。
なお、操作手段側電極端子3eは間隔を設けて複数取り付けられており、ホルダ側電極端子3fには、これらの操作手段側電極端子3eに相対する切り欠きが設けられている。これにより、操作手段3aをホルダ3bから取り出すときに両電極端子3e,3fが衝突せず、操作手段3aの取り出しが阻害されることはない。また、操作手段3aの他端側には絶縁体が設けられており、操作者の把持により抵抗値に影響を与えないようになっている。
電気的変化を検出する他の方法としては、可変抵抗器やバリアブルコンデンサを内蔵させ、操作手段の位置移動に伴って可変抵抗器やバリアブルコンデンサが調節されるように構成することで、操作手段の絶対位置の変化に応じて抵抗値を可変にし、その抵抗値を測定することにより絶対位置の情報を得るようにしても良い。
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態における入力機構3を説明する説明図である。入力機構3は、検出手段として、超音波によりホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置を計測可能な超音波センサ3iを備える。超音波センサ3iは、ホルダ3bの奥側に取り付けられている。操作手段3aが抜き差しされると、超音波センサ3iがそこから操作手段3aの先端までの距離を測定し、その距離を絶対位置として検出する。
また、操作手段3aがホルダ3b内に存在しない場合は、超音波センサ3iはホルダ3bの長さ以上の距離を計測することとなり、存在する場合は、ホルダ3bの長さ以内の距離を計測することとなる。したがって、検出手段は、ホルダ3bの長さを閾値として、超音波センサ3iにより計測される距離が閾値以上であるか以下であるかによってホルダ3b内の操作手段3aの有無を検出する。
(第3の実施の形態)
図4は、本実施の形態における入力機構3を説明する説明図である。本実施の形態の入力機構3は、操作手段3aは表面が複数色で着色されており、検出手段は、ホルダ3b内の所定箇所において色を検出する色センサ3jを備え、検出される色によって操作手段3aの絶対位置を検出するものである。
操作手段3aの表面は、例えば挿入方向の一端から持ち手側となる他端に向かって色が濃くなるように濃淡が付けられている。色センサ3jは、ホルダ3bの挿入口付近に設けられており、そこに位置する色を検出可能になっている。操作手段3aを抜き差しすると、色センサ3jに位置する部分の色が認識され、その色情報を相対位置として検出することができる。
また、操作手段3aがホルダ3b内に存在しない場合はホルダ3b内側の色が認識され、ホルダ内に存在する場合は操作手段3aの色が認識されることとなる。したがって、検出手段は、色センサ3jによって認識される色が、ホルダ3b内側面の色であるか操作手段3aの色であるかを区別することにより、ホルダ3b内における操作手段3aの有無を検出する。
第2実施の形態及び第3の実施の形態の検出手段3cは、部材の磨耗などが少なく、耐久性に優れ、構成も簡単である。
(第4の実施の形態)
図5は、本実施の形態における入力機構3を説明する説明図である。本実施の形態の入力機構3は、操作手段3aの絶対位置の変化に応じて状態が変化する間接部材3kが設けられており、検出手段は、間接部材3kの状態の変化により操作手段3aのホルダ3b内における絶対位置や有無を間接的に検出するように構成されている。
間接部材3kは、操作手段3aの位置移動に追随して移動するスティック状の部材であり、導電性を有する。ホルダ3bの所定位置にはバネ3mが取り付けられており、間接部材3kはホルダ3bから引き出す方向に付勢されている。操作手段3aが抜き差しされると、操作手段3aに対する押圧力と、それとは逆方向に働くバネ3mの付勢力により、間接部材3kは操作手段3aの動きに追随して位置移動する。間接部材3kの先端には間接部材側電極端子3nが形成され、ホルダ3bの内側にはホルダ側電極端子3pが設けられており、両電極端子3n,3pがADコンバータや電流計3gなどに接続され、両電極端子3n間に電圧が印加されるようになっている。操作手段3aの抜き差しに追随して間接部材3kが位置移動し、間接部材3kの両電極端子3n,3p間の電気抵抗値を状態の変化として測定し、その電気抵抗値を操作手段3aの絶対位置として検出する。
また、操作手段3aがホルダ3b内に存在しない状態となった場合は、測定される電気抵抗値が閾値以下となり、存在する場合は閾値以上となる。したがって、測定された電気抵抗値が閾値以上であるか以下であるかを判断することにより、ホルダ3b内における操作手段3aの有無を検出することができる。
間接部材3kを用いることにより、上述の第1の実施の形態と比較して、操作手段3aの取り出しのために電極端子に切り欠きを設けるなどの手間が不要になり、取り出し・収納に際して切り欠きを意識する必要もなく、取り扱いが容易となる。操作手段3aは一部に導電性部材や絶縁性部材を設けるなどの検出のための機能を備えなくとも良いため、設計や製造の自由度が高まる。操作手段3aとして様々なものが使用可能となり、操作手段3aの製造や交換なども容易となる。
なお、間接部材3kの状態変化の検出に関しては、上記第2の実施の形態の超音波センサや、上記第3の実施の形態の色センサを、間接部材3kの状態変化の検出手段として適用することも可能である。
このように、本発明は、操作手段3aのホルダ3b内での絶対位置を入力とすることにより、検出手段が停止状態のときに操作手段3aが位置移動した場合にも、その操作が入力に反映される。
たとえば、スリープ状態などの検出手段の停止中に、操作手段3aが操作されても、再起動したときに操作後の絶対位置が入力となるため、操作と入力とにズレが生じることがない。
また、絶対位置が入力となるため、あらかじめ操作手段3aにより操作される出力の状態を調整しておくことも可能となり、ホルダ3b内における操作手段3aの絶対位置を見ることで出力の状態を予測することも可能である。たとえば、情報端末装置Pから音楽を出力する際に、出力前に操作手段3aを適当な位置に操作して予め音量を調節し、出力開始時点から適度な音量とすることが可能である。また、スケジュール管理のアプリケーションにおいて、従来のように起動直後は初期設定や前回表示の月が画面に表示されるように設定されている場合、アプリケーション起動時点において表示される情報が起動前に制御できないため、不用意に他人に情報が漏れる場合があり、その後に必要な月を表示させるための操作も必要となる。本発明によれば、アプリケーション起動前に、操作手段3aを適当な位置に操作して予め表示される月を調節し、起動時点から目的の月(又はその月の付近)の情報を表示させることが可能である。また、操作手段3aが所定位置にあるときは、内容が制限された情報(例えば日付のみ)が表示されるように設定しておき、アプリケーション起動前に操作手段3aを所定位置に操作すれば、不用意に他人の目に情報が触れないようにすることも可能である。
また、ホルダ3b内における操作手段3aの有無を検出するため、操作手段3aの取り出しや収納によって、入力モードの切り替えやオブジェクトの選択、スイッチのON/OFFなどの入力が可能となり、今までにない新たな形態での入力が可能となる。たとえば、スケジュール管理のアプリケーションにおいては、操作手段3aがホルダ3b内に収納状態であるときは、操作手段3aの抜き差しにより日付を指定可能とし、ホルダ3bから取り出されるとその日付が選択され、選択された日付に対する文字入力のモードに切り替わるように設定することで、操作者の行動パターンにあった動作が実現される。検出手段は絶対位置の情報を検出するときに駆動していればよく、常時駆動させる必要はないため、低消費電力化を阻害することもなく、更なる低消費電力化を図ることも可能である。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態として示す情報端末装置を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態の入力機構を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態の入力機構を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態の入力機構を説明する図である。 本発明の第4の実施の形態の入力機構を説明する図である。
符号の説明
P 情報端末装置
1 出力画面
2 操作ボタン
3 入力機構
3a 操作手段
3b ホルダ
3d 導電部
3e 操作手段側電極端子
3f ホルダ側電極端子
3g ADコンバータや電流計
3h 導電性部材
3i 超音波センサ
3j 色センサ
3k 間接部材
3m バネ
3n 間接部材側電極端子
3p ホルダ側電極端子

Claims (6)

  1. スティック状の操作手段により情報端末装置への入力を可能とする入力機構であり、当該操作手段を収納可能なホルダ内における操作手段の絶対位置、及び/又は、操作手段の有無を検出する検出手段を備える情報端末装置の入力機構。
  2. 前記検出手段は、前記ホルダ内における操作手段の絶対位置の変化、及び/又は、操作手段の有無に応じて生じる電気的変化を検出することを特徴とする請求項1記載の情報端末装置の入力機構。
  3. 前記検出手段は、超音波により操作手段の位置、及び/又は、操作手段の有無を検出可能な超音波センサを備えることを特徴とする請求項1記載の情報端末装置の入力機構。
  4. 前記操作手段は表面が複数の色で着色されており、前記検出手段は、ホルダ内の所定箇所において色を検出する色センサを備えることを特徴とする請求項1記載の情報端末装置の入力機構。
  5. 前記操作手段の絶対位置の変化、及び/又は、操作手段の有無に応じて状態が変化する間接部材が設けられており、前記検出手段は、当該間接部材の状態の変化により操作手段の絶対位置、及び/又は、操作手段の有無を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報端末装置の入力機構。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の入力機構を備えた情報端末装置。
JP2005066046A 2005-03-09 2005-03-09 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置 Active JP3893469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005066046A JP3893469B2 (ja) 2005-03-09 2005-03-09 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005066046A JP3893469B2 (ja) 2005-03-09 2005-03-09 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006252056A true JP2006252056A (ja) 2006-09-21
JP3893469B2 JP3893469B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=37092494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005066046A Active JP3893469B2 (ja) 2005-03-09 2005-03-09 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3893469B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063778A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 操作位置検出器およびその応用装置
JP2013025584A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Sharp Corp 情報処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063778A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 操作位置検出器およびその応用装置
JP4831236B2 (ja) * 2007-11-12 2011-12-07 株式会社村田製作所 操作位置検出器およびその応用装置
US8375794B2 (en) 2007-11-12 2013-02-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Operation-position detector and application thereof
US8813568B2 (en) 2007-11-12 2014-08-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. Operation-position detector and application thereof
JP2013025584A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Sharp Corp 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3893469B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3482281B1 (en) Contact-sensitive crown for an electronic watch
JP5158014B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法およびコンピュータプログラム
US7143355B2 (en) Information processing device for processing information based on a status monitoring program and method therefor
US10055030B2 (en) Dynamic visual indications for input devices
CN102792250B (zh) 移动终端
JP5654118B2 (ja) タッチパネル装置及びその表示方法並びに表示用プログラム
EP3525078A1 (en) Key strike determination for pressure sensitive keyboard
RU2007117909A (ru) Электронное портативное устройство с клавишной панелью на задней стороне и относящийся к нему способ
JP2011053973A (ja) 操作制御装置、操作制御方法およびコンピュータプログラム
WO2009054809A1 (en) Wireless handheld device able to accept text input and methods for inputting text on a wireless handheld device
JP5222967B2 (ja) 携帯端末
JP5646896B2 (ja) 携帯端末およびキー表示方法
CN104182138B (zh) 电子装置及其控制方法
WO2012127792A1 (ja) 情報端末、表示画面切り替えのための方法、及びそのプログラム
JP2009288882A (ja) 携帯端末及び情報表示方法
KR101838690B1 (ko) 점자 정보 단말기
KR20100090139A (ko) 터치 패널의 입력 장치
JP5968588B2 (ja) 電子機器
JP3893469B2 (ja) 情報端末装置の入力機構、及び、それを備えた情報端末装置
TW201520882A (zh) 輸入設備及輸入管理系統
KR101022126B1 (ko) 화면 스크롤 기능을 구비하는 스크롤 마우스
JP5925941B2 (ja) 生体試料測定装置
CA3096446A1 (en) Mechanism for pen interoperability with pressure sensor design
TWI536249B (zh) Hand-held touch device and its single-hand manipulation of the full touch range method
JP2015069540A (ja) 情報機器端末および情報機器端末のデータ保存方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060809

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150