JP2006250911A - 電磁超音波探触子 - Google Patents

電磁超音波探触子 Download PDF

Info

Publication number
JP2006250911A
JP2006250911A JP2005072064A JP2005072064A JP2006250911A JP 2006250911 A JP2006250911 A JP 2006250911A JP 2005072064 A JP2005072064 A JP 2005072064A JP 2005072064 A JP2005072064 A JP 2005072064A JP 2006250911 A JP2006250911 A JP 2006250911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
unit
ultrasonic probe
electromagnetic
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005072064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4734522B2 (ja
Inventor
Masahiro Nishikawa
雅弘 西川
Yusuke Otsuka
裕介 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka University NUC
Original Assignee
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka University NUC filed Critical Osaka University NUC
Priority to JP2005072064A priority Critical patent/JP4734522B2/ja
Publication of JP2006250911A publication Critical patent/JP2006250911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4734522B2 publication Critical patent/JP4734522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02881Temperature

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【目的】 高強度の超音波を発生することができ、所望の形状に容易に加工できる電磁超音波探触子を提供することである。
【構成】 本発明に係る電磁超音波探触子は、複数個の単位磁石を配列した磁石体と、この磁石体と被測定対象物の間に電流が流れる電線を有して、被測定対象物中に電磁力によって超音波を送信する又は被測定対象物中に伝播する超音波を受信する電磁超音波探触子において、前記単位磁石が単位電磁石から形成され、発生する磁界の方向が交互に反転するように前記単位電磁石を複数個配列して電磁石体を構成し、この電磁石体から発生する磁界の強さを自在に調整できる電磁超音波探触子である。また、前記単位磁石体を構成する励磁コイルを所望の形状に巻回又は変形することにより、設置位置や被測定対象物の形状に応じて、電磁超音波探触子の形状を決定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被測定対象物の非破壊検査や厚さ測定などに用いられる電磁超音波探触子に関し、更に詳細には、前記電磁超音波探触子の磁石体を構成する単位磁石が励磁コイルから形成される電磁超音波探触子に関する。
電磁超音波探触子は、電磁相互作用により導電体内に超音波を発生させることができ、永久磁石からなる複数の単位磁石と電流線から構成されている。従来の電磁超音波探触子を用いた流体温度測定方法や金属試料の検査方法が本発明者等の一部により特開2001−74567号公報(特許文献1)及び特開2001−74759号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献2では、超音波の伝播特性の変化を利用して金属材料の材質劣化を検出している。ステンレス鋼等の金属材料を長時間使用すると材質の劣化が発生し、このような材質劣化が生じた領域では超音波の伝播特性が変化する。従って、電磁超音波探触子から発生する超音波ビームを用いて金属試料中を走査し、その反射ビームを検出することにより材質劣化の有無を判定することができる。
図22は、特許文献1及び2における従来の電磁超音波探触子の説明図である。磁石体102は、磁極を相互に反転させながら組み合わされた複数個の単位永久磁石106から構成されている。電流線104に高周波電流を流すと、被測定対象試料108内に渦電流110が流れる。この渦電流110は、前記単位永久磁石106の磁力線mと相互作用して、ローレンツ力fが作用する。このローレンツ力Fが被測定物内の金属に、高周波電流と同じ振動数の縦波超音波が発生する。
図23は従来の電磁超音波探触子による横波超音波発振機構の説明図である。横波超音波を発生するためには、図23における単位永久磁石106に対する電流線104の配置を変更すれば良く、横波超音波を発生する電磁超音波探触子も複数個の単位永久磁石106を直列に配列した磁石体102と電流線104から構成され、この電流線104は前記磁石体102に巻回されている。前記単位永久磁石106の磁石厚dは全て等しく設計され、隣り合う単位永久磁石106が密着して磁極が交互に反転するように配列されている。
前記電流線104に高周波電流を矢印方向に通電すると、電磁相互作用により被測定対象物108の表層部分に矢印方向の渦電流110(誘導電流)が流れる。この渦電流110は単位永久磁石106より形成される磁場m(点線矢印)と相互作用することにより被測定対象物108内のローレンツ力fが作用する。このローレンツ力110は、超音波112の進行方向に対して垂直方向に発生するから、被測定対象物108内に横波超音波112が発生する。
また、横波か縦波であるかに関わらず、超音波の波長をλ、単位永久磁石104の磁石厚をd、超音波の入射角をθとしたとき、各超音波の行路差をδとすると、δ=λ/2(ここで、δ=dsinθ)の関係式を満たす方向へ超音波は強め合う。被測定対象物108の厚さが磁石厚dより十分大きいとき、強め合う超音波は指向性のある超音波ビームを形成する。
特開2001−74567号公報 特開2001−74759号公報
図21及び図22に示した従来の電磁超音波探触子によって発生する超音波の強度は、電磁超音波探触子を構成する単位永久磁石から発生する磁界の強度と電流線を流れる電流量に依存する。また、永久磁石を用いた場合、電磁超音波探触子として十分な強度の磁界を得るために所定以上の大きさが必要とされ、従来の電磁超音波探触子を小型化することは困難であった。
更に、従来の電磁超音波探触子を構成する永久磁石は硬質な材料から形成されるから、前記永久磁石を切削したり、湾曲させるためには、特殊な加工技術必要とされ、従来の電磁超音波探触子を簡易に所望の形状に加工することは困難であった。従って、被測定対象物の形状や設置されるスペースに応じて、所望の形状を有する電磁超音波探触子を製造することにより、その製造コストを大幅に増加させていた。
従って、本発明の目的は、高強度の超音波を生起できると共に、超音波のパルス幅やパルス間隔を自在に調整でき、容易に所望の形状に加工できる電磁超音波探触子を提供することである。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、1複数個の単位磁石を配列した磁石体と、この磁石体と被測定対象物の間に電流が流れる電線を有して、被測定対象物中に電磁力によって超音波を送信する又は被測定対象物中に伝播する超音波を受信する電磁超音波探触子において、前記単位磁石が単位電磁石から形成され、発生する磁界の方向が交互に反転するように前記単位電磁石を複数個配列して電磁石体を構成し、この電磁石体から発生する磁界の強さを自在に調整できる電磁超音波探触子である。
本発明の第2の形態は、前記単位電磁石が、複数個直列に配列されて電磁石体を形成し、この電磁石体が複数個並列に配列される電磁超音波探触子である。
本発明の第3の形態は、前記単位電磁石が、励磁コイルを板状に巻回して形成された板状電磁石である電磁超音波探触子である。
本発明の第4の形態は、前記単位電磁石が、励磁コイルを板状に巻回した板状電磁石の両端を同一方向に折曲して形成された凹状電磁石である電磁超音波探触子である。
本発明の第5の形態は、前記単位電磁石が、芯体に励磁コイルが同一方向に巻回された領域と、この領域に隣接する励磁コイルの巻回方向が逆方向の領域から構成される電磁超音波探触子である。
本発明の第6の形態は、前記芯体が絶縁体、磁性体又は非磁性体から形成される電磁超音波探触子である。
本発明の第7の形態は、前記電磁石体に放熱手段が設置される電磁超音波探触子である。
本発明の第8の形態は、少なくともコイル及びコンデンサーから構成されるLC回路を含む電圧印加手段が前記電磁石体に接続され、この電圧印加手段により所望の時間幅及び強度を有するパルス磁場を発生させる電磁超音波探触子である。
本発明の第9の形態は、前記LC回路が複数段直列に接続される電磁超音波探触子である。
本発明の第10の形態は、前記単位電磁石の磁石幅方向の中点に対応する被測定対象物表面の超音波発振点と焦点とを線分で結んだとき、前記超音波の波長をλとすると、隣り合う線分の長さがλ/2づつずれることによって焦点に収束する超音波が強め合うように前記単位電磁石が配設される電磁超音波探触子である。
本発明の第11の形態は、前記単位電磁石が扇状に形成された扇状単位電磁石であり、磁石長の異なる前記扇状単位電磁石を前記磁石長が小さなものから大きなものへ順次配列して前記磁石体が扇状になるように構成される電磁超音波探触子である。
本発明の第12の形態は、第1〜11の形態のいずれかの電磁超音波探触子を超音波送信器及び/又は超音波受信器として具備する超音波測定装置である。
本発明の第1の形態によれば、被測定対象物中に伝播する超音波を送受信する電磁超音波探触子が単位電磁石から形成され、発生する磁界の方向が交互に反転するように前記単位電磁石を複数個配列して電磁石体を構成するから、所望の強度の磁界を生じさせ、この磁界と電流線により被測定対象物中に誘起される渦電流との電磁相互作用により、高強度の超音波を発生させることができる。更に、前記単位電磁石を構成する励磁コイルの巻き方は自在に設計することができ、励磁コイルからなる単位磁石はフレキシブルであるから、本発明に係る電磁超音波探触子は、設置位置や被測定対象物の形状に応じて所望の形状に設計することができる。また、本発明に係る電磁超音波探触子は、小型化及び軽量化を行う場合、印加電圧を増大させることにより、従来の電磁超音波探触子と同程度かそれ以上の強度を有する超音波を発生させることができる。
本発明の第2の形態によれば、前記単位記電磁石が複数個直列に配列されて電磁石体を形成するから、前記超音波は所定の方向に強め合いながら超音波ビームとして伝播させることができる。更に、前記電磁石体が複数個並列に配列されるから、所望の大きさ及び形状を有する領域に前記超音波を発生させることができる。本発明に係る単位電磁石は励磁コイルから形成され、この励磁コイルを所望の大きさに設定することは容易であり、前記単位電磁石を複数個直列に配列しても、小型で軽量な超音波探触子を形成することができる。また、直列に配列される前記単位電磁石の幅が同一である場合、超音波の強め合う方向は、超音波の波長と前記単位電磁石の幅から一意的に決定されるから、前記超音波ビームの伝播方向を容易に設定することができる。
本発明の第3の形態によれば、前記単位電磁石が励磁コイルを板状に巻回して形成された板状電磁石であるから、電磁超音波探触子を薄型化することができる。この薄型化された電磁超音波探触子は複数層重ねることができ、超音波の強度を増大させることができる。更に、前記励磁コイルはフレキシブルであるから、前記板状電磁石を設置位置や被測定対象物の形状に応じて湾曲させる等の変形加工を容易に施すことができる。
本発明の第4の形態によれば、前記単位電磁石が励磁コイルを板状に巻回した板状電磁石の両端を同一方向に折曲して形成された凹状電磁石であるから、この凹状電磁石の被測定対象物に対向する面が励磁コイルの逆向きに電流が通電する対向面のみから構成され、前記測定対象物の広い範囲に均一な磁界を印加することができる。前記板状電磁石が長軸方向を有するように巻回されてトラック型に形成された場合、前記板状電磁石の長軸方向の両端を同一方向に折曲することにより、前記単位磁石の対向面でその両側に逆方向の電流が直線的に通電され、被測定対象物により均一な磁界を印加することができる。
本発明の第5の形態によれば、前記単位電磁石が、芯体に励磁コイルが同一方向に巻回された領域と、この領域に隣接する励磁コイルの巻回方向が逆方向の領域から構成されるから、前記測定対象物に均一な磁界を印加することができる。更に、前記被測定対象物の表面形状に応じて前記芯体の形状を選択すれば、高効率に超音波を発生させることができ、被測定対象物表面が平面である場合、矩形の芯体に前記励磁コイルを巻回することにより、前記被測定対象物中に高効率に超音波を発生させることができる。
本発明の第6の形態によれば、前記芯体が絶縁体又は非磁性体から形成される場合、前記励磁コイルからの磁界のみが超音波の発生に寄与し、所望の超音波を高精度に発生させることができる。前記絶縁体材料又は非磁性体材料としては、アクリルやカプトン等のプラスチック材料やSiOなどのガラス材料等を用いることができる。また、非磁性材料にエナメル樹脂、ポリイミド樹脂やゴム材料等の絶縁被膜を被覆して前記芯体として用いることができる。前記芯体が磁性体から形成される場合、励磁コイルの磁界によって前記磁性体が磁化され、前記電磁石体による磁界が増強されるから、超音波の発振効率が向上すると共に、高強度の超音波を発生させることができる。
本発明の第7の形態によれば、前記電磁石体に放熱手段が設置されるから、前記励磁コイルの抵抗によって発生する熱を外部に放出し、このような発熱による被測定対象物の変化や励磁コイルの電気特性の変化を防止することができ、本発明に係る電磁超音波探触子による高精度な探傷を実現することができる。前記放熱手段としては、熱伝導性の高い銅などの金属材料や種々の材料を用いることができる。
本発明の第8の形態によれば、少なくともコイル及びコンデンサーから構成されるLC回路を含む電圧印加手段が前記電磁石体に接続されるから、コンデンサーに蓄えられた電荷を放電させる際の電流からパルス電圧を発生させることができる。従って、このパルス電圧により発生するパルス磁界と電流線によって誘起される渦電流の電磁相互作用により、パルス超音波を発生させることができる。また、前記電圧印加手段により所望の時間幅及び強度を有するパルス磁場を発生させることにより、超音波を発生させることができる。
本発明の第9の形態によれば、前記LC回路が複数段直列に接続されることにより、位相の異なる複数の電流が重ね合わされ、より矩形に近いパルス電圧を出力することができ、安定に矩形パルス超音波の発生をさせることができる。従って、被測定対象物中の高精度な探傷を可能にする電磁超音波探触子を提供することができる。
本発明の第10の形態によれば、前記単位電磁石の磁石幅方向の中点に対応する被測定対象物表面の超音波発振点と焦点とを線分で結んだとき、前記超音波の波長をλとすると、隣り合う線分の長さが略λ/2づつずれることによって焦点に収束する超音波が強め合うように前記単位電磁石が配設されるから、高強度の収束超音波を発生させることができる。前記単位電磁石は、前記励磁コイルを所望の形状に巻回させることができるから、収束超音波を発生させる電磁超音波探触子を簡易に製造することができる。
本発明の第11の形態によれば、前記単位電磁石が扇状に形成された扇状単位電磁石であり、磁石長の異なる前記扇状単位電磁石を前記磁石長が小さなものから大きなものへ順次配列して前記磁石体が扇状になるように構成されるから、超音波を被測定対象物中の所定位置に収束させることができ、高効率に探傷走査等を行うことができる。前記単位電磁石において、その中点から超音波が強め合う方向に延ばした線上の所定位置と、前記中点以外の位置から超音波が強め合う方向とが一致するように前記単位磁石体が設計されている。更に、各単位磁石の幅を各々の超音波の焦点が一致するように設計することにより高強度の収束超音波を発生させることができる。
本発明の第12の形態によれば、本発明に係る電磁超音波探触子を超音波送信器及び/又は超音波受信器として具備することにより、高出力で高感度な超音波測定装置を提供することができる。本発明に係る電磁超音波探触子は、超音波送信機として用いれば、前記励磁コイルに印加する電圧を自在に調整することができ、被測定対象物に高強度の超音波を発生させる超音波測定装置を提供することができる。更に、本発明に係る電磁超音波探触子を超音波受信機として用いれば、微弱な超音波振動に対しても大きな渦電流が発生するから、微弱な超音波信号を観測できる超音波測定装置を提供することができる。
以下に、本発明に係る電磁超音波探触子の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明に係る電磁超音波探触子の構成概略図である。電磁超音波探触子は、電磁石体2とこの電磁石体2の下面に配置された電流線4から構成され、前記電磁石体2は複数個の単位電磁石6が直列に配列されている。前記単位電磁石2は励磁コイルから形成され、この励磁コイルの電流方向6a、6bが交互に反転するように各単位磁石6が配列されている。従って、前記単位電磁石6に電圧を印加すると、前記励磁コイルに電流が流れ、電磁誘導により磁極が交互に反転する磁界Mが発生する。前記単位電磁石6の配列個数は自在に調整できるが、図1では3個の単位電磁石6が配列されている。
前記電流線4に高周波電流を矢印方向4aに通電すると、電磁相互作用により被測定対象物8の表層部分に渦電流10(誘導電流)が矢印方向10aに流れる。この渦電流10は単位電磁石6によって形成される磁場Mと相互作用して、前記被測定対象物8内にローレンツ力Fを生起する。このローレンツ力Fにより被測定対象物14内に高周波電流と同じ周波数の超音波12が発生する。
前記単位電磁石6における磁石幅方向の中点で発生する超音波12と隣接する単位電磁石6との間に発生する超音波12とでは、磁界Mの向きが反転していることにより互いに逆向きのローレンツ力Fが作用し、前記超音波の位相がπずれている。従って、各超音波12の走行距離が行路となり、これらの行路を伝播する超音波の波長をλとすると、これらの行路の差(行路差)δがλ/2ずれたとき、各超音波12が強め合う。即ち、前記単位電磁石体6の幅Wが同一の場合、超音波が強め合う方向は条件(W/2)・sinθ=λ/2が満足される方向であり、θ=sin−1(λ/W)の関係式を満たす入射角θの方向となる。ここで、波長λは電流線に通電する高周波電流の振動数fに対し、λ=V/f(Vは音速)の関係を持ち、振動数fを決めれば発生する全ての超音波の波長λは等しくなる。
図2は、本発明に係る板状単位電磁石6の構成概略図である。前記励磁コイル6cを板状に巻回することにより、矩形の単位電磁石6が形成され、励磁コイル6cがこの単位電磁石6の厚さTとなるように構成されている。しかし、単位電磁石6の厚さTは、前記線径に限定されるものではない。また、前記励磁コイル6cの接続線7は、外部電源又は隣接する他の励磁コイルに接続される。図に示すように、前記励磁コイル6cが直角に折り曲げられることにより、この励磁コイル6cに流れる電流が直線的に通電され、前記単位磁石6における電流方向6a、6bが完全に逆向きになるように形成されている。
図3は、本発明に係る板状電磁石体2の概略構成図である。(3A)は前記板状電磁石体の平面概略図を示しており、幅Wと長さLが等しい各単位電磁石6が5個直列に配列されて電磁石体2が形成され、この電磁石体2が2列に並列されて電磁超音波探触子の電磁石部が構成されている。このような電磁石体を並列に配設することにより、均一な超音波の平面波が生起され、高精度に探傷することができる。
(3B)は、前記板状電磁石体2の断面概略図を示している。上述のように、電流方向6a、6bが交互に反転するように前記単位電磁石6が直列に配列され、電流を通電させることにより幅方向に交互に反転する磁界Mが発生する。前記単位電磁石6の厚さTは、前記励磁コイル6cの線径と厚さ方向の巻数から決定される。本発明に係る超音波探触子は前記励磁コイル6cの厚さ方向の巻数が1巻である場合においても、十分な強度を有する磁界を発生することができ、厚さ方向の巻数が少ないほど励磁コイル6cの抵抗によって生じる熱量を好適に外部に放出することができる。また、前記板状電磁石体2に熱伝導性の高い絶縁材料等を付設して放熱手段として用いることができる。
図4は、コーティングフィルム14が被覆された電磁石体2の概略構成図である。被測定対象物8は導電体であるため、前記電磁石体2は絶縁膜により被覆される必要がある。(4A)は前記コーティングフィルム14が被覆された電磁石体2の平面図である。前記電磁石体2を両面からコーティングフィルム14により被覆することにより、供給される電流が被測定対象物8に漏洩することを防止することができる。また、コーティングフィルム14の外部に露出する接続線7も絶縁被膜により被覆される。(4B)は(4A)の断面図を示しており、コーティングフィルム14が前記電磁石体2の両面から被覆されている。このコーティングフィルム14の厚さは、電磁超音波探触子が配設されるスペースや最大電流量に応じて適宜に選択することができる。また、上述の実施例では、コーティングフィルム14による絶縁方法を示したが、本発明に係る電磁石体2の絶縁被覆は、前記コーティングフィルム14に限定されるものではなく、前記励磁コイル自身が確実に絶縁被覆されれば、種々の被覆材料を用いることができ、例えば、絶縁性を有する塗料により被覆することもできる。
図5は、本発明に係る2層構造の電磁石部の概略構成図である。板状電磁石体2は、厚さTが励磁コイル6cの線径程度であり、所望の強度を有する磁界を発生させるために複数の電磁石体2から層構造を形成することができる。2層の電磁石体2からなる電磁石部は、これらの電磁石体の夫々にコーティングフィルム14が被覆され、電流がもう一方の電磁石体2へ漏洩することが防止されている。また、前記電磁石体2間の距離dは適宜に決定することができ、好適には互いの熱が伝導しない程度に離される。また、前記電磁石体2間のコーティングフィルムは1枚でもよい。
図6は、本発明に係るトラック型単位電磁石6の概略図である。前記単位磁石6は、反対称の電流方向6a、6bが構成されていれば、図に示すように前記励磁コイル6cが湾曲状に巻回することができる。このような場合、電流方向6a、6bが逆向きに流れる直線部分が十分な長さを有するように、トラック型に形成されることが好ましく、前記トラック型に形成された板状電磁石の両端を同一方向に折曲することにより、効率的に前記単位磁石6を配列して前記電磁石体2を形成することができ、以下に詳述する。
図7は、本発明に係る凹状単位電磁石の概略図である。(7A)は前記トラック型に巻回された単位電磁石6の概略図を示しており、この単位電磁石6は湾曲部16、16及び直線部18から構成される。(7B)は凹状単位電磁石の概略図であり、前記湾曲部16、16が同一方向に折曲されて形成されている。効率的に前記単位磁石6を配列して前記電磁石体2を形成することができ、更には励磁コイル6cの湾曲部16、16により生じる磁界の効果が抑制され、被測定対象物により均一な磁界を印加することができる。
図8は、本発明に係る凹状単位電磁石6から構成される電磁石部の概略図である。前記凹状単位電磁石6を直列に配列して形成された前記電磁石体2、2が並列に配設されて前記電磁石部が形成されている。図に示すように、前記凹状単位電磁石6の湾曲部16が折曲されることにより、各単位電磁石6を効率的に配列することができ、この電磁石部による磁界により均一な超音波を発生させることができる。また、各電磁石体2、2は、夫々、前記コーティングフィルム14により被覆することができ、更には絶縁体及び/又は非磁性体からなるパッキング部材20に収納しても良い。
図9は、芯体に励磁コイルが巻回された電磁石体2の概略図である。前記単位電磁石6は、前記芯体22に励磁コイル6cが逆向きに巻回された一対の巻回領域24から構成される。従って、前記単位電磁石6の中央とこれに隣接する単位磁石6との間に磁界Mが発生する。しかし、前記芯体22に励磁コイル6cを巻回する場合、前記巻回領域24が一対以上形成すれば、前記単位磁石体6を最小単位とする必要が無く、図に示されるように、前記電磁石体2は奇数個の巻回領域24から構成される。前記芯体22は、絶縁体又は非磁性体から形成され、前記励磁コイル6cからの磁界のみが超音波の発生に寄与する。前記絶縁体材料及び/又は非磁性体材料としては、アクリルやカプトン等のプラスチック材料やSiOなどのガラス材料等が用いられる。
図10は、本発明に係る電磁石体2の断面概略図である。(10A)は絶縁被膜22bを有する芯体22の断面概略図であり、この芯体22は、非磁性材料22aにエナメル樹脂、ポリイミド樹脂又はゴム材料等の絶縁被膜22bを被覆して形成される。(10B)は、放熱手段22cを具備する電磁石体2の断面概略図である。前記単位電磁石6は抵抗によって発熱するため、この熱を外部に放出する放熱手段22cを配設することができる。前記放熱手段22cは、熱伝導性の高い銅などの金属材料や高い熱伝導性を有する種々の材料から形成される。
図11は、並列に配列された電磁石体2の概略図である。図3や図8に示した電磁石部1と同様に、前記芯体22に励磁コイルが巻回された2つの電磁石体2を互いの電流方向6aが逆向きとなるように並設して電磁石部1が構成される。図に示すように、前記芯体22が矩形である場合、前記電磁石体2が効率的に配設され、所定の範囲内に均一な超音波を発生させることができる。
図12は、本発明に係るパルス形成回路の概略図である。このパルス発生回路は、コイル26、コンデンサー28及び負荷抵抗31から構成され、この負荷抵抗は電磁超音波探触子を構成する励磁コイルに対応している。コンデンサーに蓄えられた電荷は電流Iと電流Iとして合流点30で足し合わされて合成電流Iとなる。このとき、前記電流Iと電流Iは経路の違いにより位相差が生じる。
図13は、図12に示したパルス形成回路における電流の時間変化を示す測定図である。ここで、図中の一点差線は、図12における前記電流Iの時間変化、点線は電流Iの時間変化、実線は合成電流Iの時間変化を示している。上述のように、前記電流Iと電流Iに位相差が生じることにより、これらの合成電流Iにはパルス電流が形成される。このようなパルス電流は、複数段直列に接続されるLC回路の数を増加するに従って、より矩形に近いパルス形状が形成される。このようなパルス形成回路を前記電磁石体2に接続することにより、好適なパルス超音波を発生させることができる。
図14は、複数段直列に接続されたパルス形成回路の概略図である。LCR回路からなる各ユニットは、インダクタンスLが1μHのコイル26、容量が0.63μFのコンデンサー28及び抵抗値が0.03Ωの抵抗32から構成され、最後のユニットのみがインダクタンスLが3μHのコイル26、容量が0.63μFのコンデンサー28及び抵抗値が0.1Ωの抵抗32から構成されている。更に、前記パルス形成回路には励磁コイル部35が配設され、電圧計37による励磁コイル部の放電電圧の測定結果は、図16に示されている。
図15は、本発明に係る電磁超音波探触子を用いたパルス超音波の測定配置図である。超音波送信器34は、本発明に係る電磁超音波探触子から構成され、この電磁超音波探触子を構成する励磁コイルには、図14に示したパルス形成回路が接続されている。更に、板状、凹状及び巻回型の夫々の電磁石体から形成される3種類の電磁超音波探触子を準備し、各電磁超音波探触子を用いて超音波の測定が行われている。また、このパルス形成回路には前記ユニットが11段接続されている。印加電圧の最大値は1500V、放電周期が1Hz、励磁コイルの特性インピーダンスが1.3Ωに設定され、前記励磁コイルに印加されるパルス電圧の時間幅が16μsとなるように設計されている。被測定対象物8に前記超音波送信器34と超音波受信器36が載置され、この超音波受信器としては、従来の永久磁石を用いた電磁超音波探触子を用いている。この測定において、前記超音波送信器34と超音波受信器の間隔Dpは、約300mmに設定されている。
図16は、図14における励磁コイル部35の放電電圧(Discharge Voltage)の波形図である。図に示した放電電圧の波形は、図14に示した電圧計37による測定結果であり、実線は板状単位電磁石を形成する励磁コイル、一点鎖線は凹状単位電磁石を形成する励磁コイル、破線は巻回型単位電磁石を形成する励磁コイルからの放電電圧を示している。これらの結果から各励磁コイルには、前記パルス形成回路によって好適なパルス電圧が印加されたことが分かる。
図17は、本発明に係る電磁超音波探触子と従来の電磁超音波探触子を用いた受信超音波信号の比較図である。図に示される2つのパルス波形信号は永久磁石を用いた電磁超音波探触子(PPM構造EMAT)によって生起された超音波と電磁石を用いた電磁超音波探触子(パルス磁場EMAT)によって生起された超音波とを同一の受信器により受信された信号波形を示している。前記PPM構造EMATによって生起された超音波の受信信号より、前記パルス磁場EMATによって生起された超音波の受信信号は、強度の大きく、明確なパルス信号が得られている。更に、本発明に係る電磁超音波探触子の場合、励磁コイルへの印加電圧を更に増大させることができ、更に強度が強く、明確な受信信号を得ることができる。
図18は、励磁コイルに対する起磁力(Magneticmotive force)に対する超音波信号強度(Signal Intensity)の波形図である。ここで、起磁力は励磁コイルの巻数×電流密度で定義される。前記信号強度は、図15に示したように、本発明に係る電磁超音波探触子によって送信された超音波を前記超音波受信器36によって測定した信号である。本発明に係る電磁超音波探触子による超音波の信号強度は起磁力の増加に伴って増大し、4000ATに近付くと従来のPPM構造EMATによる超音波の信号強度を越え、4000AT以上では従来のEMATより大きな超音波の信号強度が得られている。
図19は、本発明に係る非対称超音波探触子の概略図である。この非対称電磁超音波探触子は、各単位電磁石6の磁石幅W・・・Wが幅方向に大から小へと変化する非対称配列を特徴として有している。電磁石体2は、隣り合う磁極が交互に反転する単位電磁石6から構成されている。前記励磁コイルから形成される単位電磁石6は、その大きさを自在に調整できるから、前記非対称超音波探触子を容易に作製することができる。
図20は、本発明に係る非対称電磁超音波探触子の説明図である。被測定対象物表面8aにおいて、最大幅を有する単位電磁石6に対応する超音波発振点40aから射出される超音波の走行距離を行路42aとする。この行路42aに垂直な面が波面44aとなる。これらの行路42aを伝播する超音波12の波長をλとすると、これらの行路42aの差(行路差)δがλ/2ずれたとき、前記波面44aにおいて各超音波が強め合う。同様に、最小幅を有する単位磁石体6に対応する超音波発振点40b、40bと波面44bと結んだ行路42bに対して、これらの行路差δがλ/2ずれたとき、波面44bにおいて超音波が強め合う。これらの超音波は、図示するように、焦点45に収束して収束超音波を形成する。
図21は、扇型構造を持つ電磁石体2の平面図である。電磁石体2を構成する単位電磁石6は平面形状が扇型に形成され、長さLが大きいものから小さなものへ順次配列されている。前記単位電磁石6において、超音波が強め合う方向(破線矢印)の先端位置が一致するように前記電磁石体2が設計されている。本発明に係る単位電磁石6は励磁コイル6cから形成されるからフレキシブルであり、容易に扇型構造の単位電磁石6を形成することができる。更に、前記単位電磁石6の長さLが大きなものは磁石幅Wを小さく、長さLが小さい単位磁石体の磁石幅Wを大きく形成することにより、超音波ビームの焦点における強度を一層増強することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々の変形例や設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明に係る電磁超音波探触子は、超音波の強度、パルス幅及び/又はパルス周期などを自在調整できるから、超音波測定装置や探傷装置の超音波送信器として用いることにより、流体温度測定方法や金属試料の検査方法の精度を格段に向上させることができる。高強度で高周波の超音波を金属材料等の被測定対象物中に発生させることにより、微細な材質劣化を検出することができる。更に、前記電磁超音波探触子は、印加電圧を自在に調整することにより、高感度の超音波受信器として用いることができる。従って、本発明に係る電磁超音波探触子を用いることにより、原子力発電所や有害な化学物資を取り扱う化学プラント等において、非破壊及び/又は非接触で金属材料中の材料劣化や金属管中の流体温度等を高精度に測定することができる。
本発明に係る電磁超音波探触子の構成概略図である。 本発明に係る板状単位電磁石の構成概略図である。 本発明に係る板状電磁石体の概略構成図である。 コーティングフィルム14が被覆された電磁石体の概略構成図である。 本発明に係る2層構造の電磁石部の概略構成図である。 本発明に係るトラック型単位電磁石の概略図である。 本発明に係る凹状単位電磁石の概略図である。 本発明に係る凹状単位電磁石から構成される電磁石部の概略図である。 芯体に励磁コイルが巻回された電磁石体の概略図である。 本発明に係る電磁石体の断面概略図である。 並列に配列された電磁石体2の概略図である。 本発明に係るパルス形成回路の概略図である。 図12に示したパルス形成回路における電流の時間変化を示す測定図である。 複数段直列に接続されたパルス形成回路の概略図である。 本発明に係る電磁超音波探触子を用いたパルス超音波の測定配置図である。 図14における励磁コイル部の放電電圧(Discharge Voltage)の波形図である。 本発明に係る電磁超音波探触子と従来の電磁超音波探触子を用いた受信超音波信号の比較図である。 励磁コイルに対する起磁力(Magneticmotive force)に対する超音波信号強度(Signal Intensity)の波形図である。 本発明に係る非対称超音波探触子の概略図である。 本発明に係る非対称電磁超音波探触子の説明図である。 扇型構造を持つ電磁石体の平面図である。 従来の電磁超音波探触子の説明図である。 従来の電磁超音波探触子による横波超音波発振機構の説明図である。
符号の説明
1 電磁石部
2 電磁石体
4 電流線
4a 矢印
6 単位磁石体
6a 電流方向
6b 電流方向
6c 励磁コイル
7 接続線
8 被測定対象物
10 渦電流
12 超音波
14 コーティングフィルム
16 湾曲部
18 直線部
20 パッキング部材
22 芯体
22a 絶縁被膜
22b 非磁性材料
22c 放熱手段
24 巻回領域
26 コイル
28 コンデンサー
30 合流点
31 負荷抵抗
32 抵抗
33 パルス形成回路
34 超音波送信器
35 励磁コイル部
36 超音波受信器
37 電流計
40a 超音波発信点
40b 超音波発信点
42a 行路
42b 行路
44a 波面
44b 波面
45 焦点
102 磁石体
104 コイル(電流線)
106 単位永久磁石
108 試料
110 渦電流
Dp 間隔
d 距離
F ローレンツ力
f ローレンツ力
L 長さ
M 磁界
m 磁界
T 厚さ
W 幅
θ 入射角
δ 行路差

Claims (12)

  1. 複数個の単位磁石を配列した磁石体と、この磁石体と被測定対象物の間に電流が流れる電線を有して、被測定対象物中に電磁力によって超音波を送信する又は被測定対象物中に伝播する超音波を受信する電磁超音波探触子において、前記単位磁石が単位電磁石から形成され、発生する磁界の方向が交互に反転するように前記単位電磁石を複数個配列して電磁石体を構成し、この電磁石体から発生する磁界の強さを自在に調整できることを特徴とする電磁超音波探触子。
  2. 前記単位記電磁石が複数個直列に配列されて電磁石体を形成し、この電磁石体が複数個並列に配列される請求項1に記載の電磁超音波探触子。
  3. 前記単位電磁石は、励磁コイルを板状に巻回して形成された板状電磁石である請求項1又は2に記載の電磁超音波探触子。
  4. 前記単位電磁石は、励磁コイルを板状に巻回した板状電磁石の両端を同一方向に折曲して形成された凹状電磁石である請求項1又は2に記載の電磁超音波探触子。
  5. 前記単位電磁石は、芯体に励磁コイルが同一方向に巻回された領域と、この領域に隣接する励磁コイルの巻回方向が逆方向の領域から構成される請求項1又は2に記載の電磁超音波探触子。
  6. 前記芯体が絶縁体、磁性体又は非磁性体から形成される請求項5に記載の電磁超音波探触子。
  7. 前記電磁石体に放熱手段が設置される請求項1〜6のいずれかに記載の電磁超音波探触子。
  8. 少なくともコイル及びコンデンサーから構成されるLC回路を含む電圧印加手段が前記電磁石体に接続され、この電圧印加手段により所望の時間幅及び強度を有するパルス磁場を発生させる請求項1〜7に記載の電磁超音波探触子。
  9. 前記LC回路が複数段直列に接続される請求項8に記載の電磁超音波探触子。
  10. 前記単位電磁石の磁石幅方向の中点に対応する被測定対象物表面の超音波発振点と焦点とを線分で結んだとき、前記超音波の波長をλとすると、隣り合う線分の長さがλ/2づつずれることによって焦点に収束する超音波が強め合うように前記単位電磁石が配設される請求項1〜9のいずれかに記載の電磁超音波探触子。
  11. 前記単位電磁石が扇状に形成された扇状単位電磁石であり、磁石長の異なる前記扇状単位電磁石を前記磁石長が小さなものから大きなものへ順次配列して前記磁石体が扇状になるように構成される請求項1〜10のいずれかに記載の電磁超音波探触子。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の電磁超音波探触子を超音波送信器及び/又は超音波受信器として具備することを特徴とする超音波測定装置。
JP2005072064A 2005-03-14 2005-03-14 電磁超音波探触子 Active JP4734522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072064A JP4734522B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 電磁超音波探触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072064A JP4734522B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 電磁超音波探触子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006250911A true JP2006250911A (ja) 2006-09-21
JP4734522B2 JP4734522B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=37091568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005072064A Active JP4734522B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 電磁超音波探触子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4734522B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110702789A (zh) * 2019-11-11 2020-01-17 北京航空航天大学 电磁超声换能器
CN113252796A (zh) * 2021-05-17 2021-08-13 哈尔滨工业大学 一种耐高温横波电磁超声换能器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145456A (ja) * 1984-12-19 1986-07-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 電磁超音波計測装置
JPH09257760A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Ebara Corp 電磁波音波共鳴による疲労寿命予測装置
JPH09304356A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Nippon Steel Corp 斜角電磁超音波トランスデューサ
JP2001305115A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フェーズドアレイ式超音波探傷装置
JP2002062280A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Daido Steel Co Ltd 熱間渦流探傷プローブ
JP2003066009A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷装置
JP2004361354A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Masahiro Nishikawa 非対称電磁超音波探触子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145456A (ja) * 1984-12-19 1986-07-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 電磁超音波計測装置
JPH09257760A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Ebara Corp 電磁波音波共鳴による疲労寿命予測装置
JPH09304356A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Nippon Steel Corp 斜角電磁超音波トランスデューサ
JP2001305115A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フェーズドアレイ式超音波探傷装置
JP2002062280A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Daido Steel Co Ltd 熱間渦流探傷プローブ
JP2003066009A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷装置
JP2004361354A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Masahiro Nishikawa 非対称電磁超音波探触子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110702789A (zh) * 2019-11-11 2020-01-17 北京航空航天大学 电磁超声换能器
CN113252796A (zh) * 2021-05-17 2021-08-13 哈尔滨工业大学 一种耐高温横波电磁超声换能器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4734522B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5129566B2 (ja) フレキシブル電磁音響変換器センサ
US4127035A (en) Electromagnetic transducer
US20120103097A1 (en) Flexible EMAT Arrays for Monitoring Corrosion and Defect Propagation in Metal Components and Structures
US6038925A (en) Focal type electromagnetic acoustic transducer and flaw detection system and method
AU689279B2 (en) Electromagnetic acoustic transducer
Rueter Induction coil as a non-contacting ultrasound transmitter and detector: Modeling of magnetic fields for improving the performance
JP2009204342A (ja) 渦電流式試料測定方法と渦電流センサ
Liu et al. Development of a shear horizontal wave electromagnetic acoustic transducer with periodic grating coil
JP6275031B2 (ja) 電磁超音波センサ
JP4734522B2 (ja) 電磁超音波探触子
JP2008190984A (ja) 非接触探傷装置
US7742616B2 (en) Electromagnetic acoustic transducer for generating and measuring bending vibration in rod member using anti-symmetric magnetic field structure
US7434467B2 (en) Electromagnetic ultrasound converter
JP2010258357A (ja) メアンダコイル、メアンダコイルの製造方法及び電磁超音波トランスデューサ
KR101068306B1 (ko) 변환밴드 및 이를 이용한 자왜변환기
JP2009145056A (ja) 電磁超音波探触子および電磁超音波探傷装置
JP2015040746A (ja) 電磁超音波センサー、金属材料の脆化評価装置および金属材料の脆化評価方法
JP7387105B2 (ja) 電磁超音波探触子
JP4250460B2 (ja) 非対称電磁超音波探触子
JP2009014466A (ja) 電磁超音波探触子
RU2327152C2 (ru) Эма преобразователь
JP4270036B2 (ja) 電磁超音波センサ
JPS5995454A (ja) 電磁超音波トランスデユ−サ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080307

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20101130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20110315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A521 Written amendment

Effective date: 20110406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150