JP2006250330A - ダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法 - Google Patents

ダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易にダクト内の気体が漏出しているか、又はダクト外の気体が流入しているか、を知ることができるダクトの伸縮量吸収構造とする。
【解決手段】ダクト1の伸縮量を吸収する伸縮継手2と、この伸縮継手2の保護カバー3と、を備える。伸縮継手2を保護カバー3の上から通気性を有しないシート11で覆い、ダクト1内の気体が漏出するとシート11が膨らむように、又はダクト1外の気体が流入するとシート11がしぼむようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法に関するものである。特に、ダクトが、直径が3〜5mを超えるような大きなダクトである場合に、好適な発明に関するものである。
図1に示すように、この種のダクトの伸縮量吸収構造100は、一対のダクト1A及び1Bを継手する伸縮継手2と、この伸縮継手2を保護する保護カバー3と、から主になる(なお、この種の構造100は、現実に各種設備で採用されているものの、あまりにも当然な構造であるためか、文献等は、知見されなかった。)。伸縮継手2は、この種の技術分野では、いわゆるベローズとも呼ばれものであり、ダクト1Aやダクト1B等がつながってなるダクト1の内方及び外方にうねる蛇腹状になっている。したがって、伸縮継手2は、ダクト1の長手方向(延在方向)に関して、伸縮可能となり、この伸縮によって、ダクト1Aとダクト1Bとの離間距離が調節されて、ダクト1の伸縮量が吸収される。一方、保護カバー3は、伸縮継手2を保護するためのものである。伸縮継手2は、伸縮するよう可撓性の薄い素材でできており、外部からの衝撃に弱いためである。この保護カバー3は、伸縮継手2の一端部と接続されたダクト1Aに、このダクト1Aから突出するように取り付けられた突材4Aと、伸縮継手2の他端部と接続されたダクト1Bに、このダクト1Bから突出するように取り付けられた突材4Bと、突材4Aの先端部に、図示例のようにボルト5で接続され、あるいは図示はしないが溶接等により接続された筒材6と、から主になる。この筒材6は、一方の突材4Aの先端部から、伸縮継手2の伸縮方向に、他方の突材4Bを超えた先まで延在している。筒材6と他方の突材4Bとが接続されていないのは、伸縮継手2の伸縮に対応するためであり、図示例では、筒材6と一方の突材4A先端部との間に、介在筒7が介在されて、筒材6と他方の突材4Bとが、わずかに離間するようになっている。
この種の伸縮量吸収構造100は、多くのダクトで現に利用されているが、以下に示す問題も指摘されている。
すなわち、伸縮継手2は、薄くて弱く、またダクト1と接続されるものであるため、例えば、伸縮継手2の破損部や伸縮継手2とダクト1との接続部などから、ダクト1内の気体が漏出してしまう可能性(例えば、ダクト1が排気管である場合など、ダクト1内が正圧の場合。)や、ダクト1外の気体がダクト1内に流入してしまう可能性(例えば、ダクト1が吸気管である場合など、ダクト1内が負圧の場合。)などがあり、適宜漏出・流入の有無を検査(健全性の検査)する必要がある。ところが、伸縮継手2は、保護カバー3で覆われていることから、検査のためには、この保護カバー3を、ボルト5を外すなどして、取り外さなければならない。この取外しは、漏出・流入の有無を検査するためのものであるから、事後的には「漏出・流入なし」という結果になるとしても行わなければならない。つまり、全ての保護カバー3について、行わなければならず、大変煩瑣である。また、筒材6と一方の突材4A先端部とが、溶接されている場合には、事実上行うことができないという問題もある。さらに、筒材6を、たとえ取り外したとしても、実際に漏出・流入の有無を検査するためには、例えば、いわゆる石鹸水等を塗り泡が発生する個所がないかを検査するなどという原始的な方法によらなければならず、著しく煩瑣である。特に、これらの問題は、ダクト1が、例えば、原子力発電所の主排気ダクトのような、直径が3〜5mを超えるような大きなダクトである場合は、保護カバー3の取り外しに、著しく時間及び費用がかかり、また、原始的な漏出・流入検査が事実上不可能となる。
本発明が解決しようとする主たる課題は、簡易にダクト内の気体が漏出しているか、又はダクト外の気体が流入しているか、を知ることができるダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
ダクトの伸縮量を吸収する伸縮継手と、この伸縮継手の保護カバーと、を有するダクトの伸縮量吸収構造であって、
前記伸縮継手が前記保護カバーの上から通気性を有しないシートで覆われて、前記ダクト内の気体が漏出すると前記シートが膨らむように、又は前記ダクト外の気体が流入すると前記シートがしぼむように、なっている、ことを特徴とするダクトの伸縮量吸収構造。
〔請求項2記載の発明〕
ダクトの伸縮量を吸収する伸縮継手が保護カバーで覆われている場合において、前記ダクト内の気体が漏出しているか、又は前記ダクト外の気体が流入しているか、を検査する方法であって、
前記伸縮継手に前記保護カバーの上から通気性を有しないシートを巻き、
このシートの一端縁部を前記伸縮継手一端部と接続されたダクトに、前記シートの他端縁部を前記伸縮継手他端部と接続されたダクトに、それぞれ付けた後、
前記シート内の気体を抜き出し、又は前記シート内に気体を注入する、ことを特徴とする漏出検査方法。
本発明によると、簡易にダクト内の気体が漏出しているか、又はダクト外の気体が流入しているか、を知ることができるダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下、実施例では、ダクト内の気体が漏出しているかを検査する場合について、主に説明する。
〔用途等〕
本発明は、例えば、ダクトが原子力発電所の主排気ダクトのような、直径が3〜5mを超えるような大きなダクトである場合に、特に好適な発明である。ただし、本発明は、大きなダクトに対する適用に限定されるものではなく、例えば、一般のダクト等にも、利用することができる。
〔ダクトの伸縮量吸収構造及び漏出検査方法〕
図2に示すように、本実施の形態のダクトの伸縮量吸収構造10は、図1で示した従来の構造100を、付加的に変形したものである。
すなわち、本構造10は、伸縮継手2(本形態では、厚さ2mmのSUS板が曲げられてなる。)が保護カバー3(本形態では、厚さ6mmの鋼板製。)の上から通気性を有しないシート11で覆われて、ダクト1内の気体が、例えば、伸縮継手2の破損部分やダクト1との接続部分等から漏出するとシート11が膨らむようになっている(流入検査の場合は、シート11内の気体がダクト1内に流入して、シート11がしぼむようになっている。)。したがって、ボルトの取外しや溶断等を必要とする保護カバー3の取り外しや、前述した原始的な漏出検査等を行う必要がなく、簡易にダクト1内の気体が漏出しているか否かを知ることができる。また、本形態には、保護カバー3の再取付け(復旧)が必要ないとの利点や、保護カバー3の着脱に際して、伸縮継手2を傷つけてしまうおそれがないとの利点、コストが10分の1程度で足りるとの利点などもある。
通気性を有しないシート11の素材は、ダクト1内の気体を通さない性質のものであれば足り、特に限定されない。例えば、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ビニールシート、不透気性処理の施された紙、等の柔軟性を有するシートを、例示することができる。
また、シート11による伸縮継手2の覆い方も、特に限定されない。ダクト1内の気体が漏出した場合に、シート11が膨らむ形態となっていればよい。ただし、既存の伸縮量吸収構造100にそのまま適用でき、また、施行容易であるという観点からは、次の方法を推奨する。
すなわち、図2に示すように、伸縮継手2に保護カバー3の上から通気性を有しないシート11を巻き、このシート11の一端縁部11Aを伸縮継手2の一端部と接続されたダクト1Aに、シートの他端縁部11Bを伸縮継手2の他端部と接続されたダクト1Bに、それぞれ接着剤で接着するなどして付けた後、シート11とダクト1や伸縮継手2との間(シート11内)にある空気等の気体を抜き出す。これにより、ダクト1内の気体が漏出した場合には、シート11が膨らむことになる。
本方法において、シート11内にある気体を抜き出す方法は、特に限定されない。例えば、シート11にノズルを取り付け、このノズルから工業用掃除機等によって、シート11内の気体を抜き出す方法などが、考えられる。なお、流入検査の場合は、ここで、シート11内に気体を注入することになる。もちろん、この方法による場合は、最後にノズルを外して、密封しておく。
また、本方法は、漏出検査を行うに際して採用しても(漏出検査方法となる。)、検査とは関係なく既存の施設、新設の施設等に採用しても(伸縮量吸収構造の製造方法となる。)よい。
〔その他〕
(1)本実施の形態で説明した保護カバー3は、1つの例であり、本形態に限定する趣旨ではない。
(2)本発明は、ダクトの断面形状に関わらず、適用可能である。ダクトの断面形状としては、例えば、円形、四角形等を例示することができる。
本発明は、一般のダクトに対してはもちろん、例えば、原子力発電所の主排気ダクトのような、直径が3〜5mを超えるような大きなダクトに対しても、適用可能である。
従来の伸縮量吸収構造の説明図である。 本実施の形態の伸縮量吸収構造の説明図である。
符号の説明
1…ダクト、2…伸縮継手、3…保護カバー、10,100…伸縮量吸収構造。

Claims (2)

  1. ダクトの伸縮量を吸収する伸縮継手と、この伸縮継手の保護カバーと、を有するダクトの伸縮量吸収構造であって、
    前記伸縮継手が前記保護カバーの上から通気性を有しないシートで覆われて、前記ダクト内の気体が漏出すると前記シートが膨らむように、又は前記ダクト外の気体が流入すると前記シートがしぼむように、なっている、ことを特徴とするダクトの伸縮量吸収構造。
  2. ダクトの伸縮量を吸収する伸縮継手が保護カバーで覆われている場合において、前記ダクト内の気体が漏出しているか、又は前記ダクト外の気体が流入しているか、を検査する方法であって、
    前記伸縮継手に前記保護カバーの上から通気性を有しないシートを巻き、
    このシートの一端縁部を前記伸縮継手一端部と接続されたダクトに、前記シートの他端縁部を前記伸縮継手他端部と接続されたダクトに、それぞれ付けた後、
    前記シート内の気体を抜き出し、又は前記シート内に気体を注入する、ことを特徴とする漏出検査方法。
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