JP2006250190A - ゴム状弾性部品およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴム状弾性部品がいずれの部品に付着するかを特定することができ、しかもゴム状弾性部品を表裏反対向きに取り付けることが可能なゴム状弾性部品を提供する。
【解決手段】互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設ける。付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものとする。また付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものとする。
【選択図】図2
【解決手段】互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設ける。付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものとする。また付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものとする。
【選択図】図2
Description
本発明は、互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品とその製造方法に関するものである。本発明のゴム状弾性部品は例えば、二部材間をシールするガスケット、または二部材間で振動の伝播を抑制する制振ゴムとして用いられる。また本発明のゴム状弾性部品は、ハードディスク装置(HDD)用ゴム状弾性部品として用いられ、例えばHDD用コネクタガスケットまたはHDD用ボイスコイルモータ(VCM)ダンパ等として用いられる。また本発明のゴム状弾性部品は、電気・電子機器のほか、自動車や一般産機のシール部品としても用いられる。
例えば、HDDにおいては、その内部にダストや水分等の異物が侵入することがないように、ゴムまたはエラストマー等の弾性体よりなるガスケットがトップカバー部(蓋部)およびコネクタ接続部にそれぞれ取り付けられている。
このうち、コネクタ接続部に取り付けられるコネクタガスケットは、ヘッドからの信号をフレキシブルサーキット(FPC)を経てHDD筐体の外部に取り出す部分のシールに用いられ、通常、FPCに実装されたコネクタを取り囲んで取り付けられ、FPCとアルミダイカスト等の金属製ベース間に挟み込まれて、ねじ等で締め付けられることによりシール作用を発揮する。
図5は、その一例を示し、ベース51内部の所定箇所にFPC52が取り付けられており、このFPC52をベース51から取り外して裏返した状態が図6に示されている。この図6において、符号53はFPC52の平面中央に実装されたコネクタを示しており、このコネクタ53の周りにベース51とFPC52との間をシールするコネクタガスケット54が取り付けられている。
ところで、HDDの製作過程においては、その組立後、HDDを作動させて検査を行ない、その結果次第で度々リワークを行なうというように、組立、検査およびリワークの繰り返しにより製作を行なっているため、リワーク時の作業性が殊のほか重要である。
しかしながら、従来は、ベース51からFPC52を取り外したときに、ガスケット54がベース51側に付着しているか、それともFPC52側に付着しているかが一定していないため、リワーク時の作業手順を一定化することができない不都合があり、特にベース51側に付着してしまった場合には、再度FPC52をベース51に取り付けるときに、ガスケット54をいちいちベース51から剥がしてFPC52側に取り付けるという作業もしなければならない。また、それに伴い、リワーク時全数について、ガスケット54がFPC52あるいはベース51のどちらに付着しているのかをチェックしなければならない。ガスケット54をFPC52あるいはベース51のどちらかに必ず付着させるためにはガスケット54の片面に接着剤を付けて装着すれば良いが、HDDの場合には、接着剤から発生するアウトガスが誤作動発生の原因となることから、接着剤の使用は不可であることが多く、また接着剤の使用はコストアップにもつながる。
上記問題を解消するため、本願出願人は先に、互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品において、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設けたゴム状弾性部品を提案しており、付着部材特定構造の具体例として、ゴム状弾性部品の表裏両面のうちいずれか一方の面に梨地処理を施したり、リップや突起等を設けたりすることを提案している(特許文献1参照)。
そして、この先行技術によれば、ゴム状弾性部品の表裏両面に付着力の差を付けることができ、よって初期の目的を十分に達成することができるが、反面、ゴム状弾性部品の表裏両面に付着力の差が付けられることから、ゴム状弾性部品を表裏反対向きに取り付けることができない制約がある。
本発明は以上の点に鑑みて、ゴム状弾性部品がいずれの部品に付着するかを特定することができ、しかもゴム状弾性部品を表裏反対向きに取り付けることが可能なゴム状弾性部品とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるゴム状弾性部品は、互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設けたゴム状弾性部品において、前記付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の前記他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるゴム状弾性部品は、上記した請求項1のゴム状弾性部品において、付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、前記突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるゴム状弾性部品の製造方法は、互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設けたゴム状弾性部品の製造方法において、前記付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、前記突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであり、前記突起は、当該ゴム状弾性部品の素材である弾性シートを打ち抜き加工するときに、(1)前記シートの一面側から前記シートの中央部を押し治具にて押圧した状態で前記シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、(2)次いで、前記シートの反対側の面から前記シートの中央部を押し治具にて押圧した状態で前記シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、ことにより形成することを特徴とする。
上記構成を備えた本発明の請求項1によるゴム状弾性部品において、付着部材特定構造は、ゴム状弾性部品の他方の部材(付着させたい部材)に対する緊迫力を利用するものとされており、この緊迫力を利用する付着部材特定構造は、ゴム状弾性部品に他方の部材に対する緊迫力すなわち締め代を設定し、この締め代をもってゴム状弾性部品を他方の部材に抱き付かせるものであって、一方の部材(付着させたくない部材)に対する締め代は設定されず、または他方の部材に対する締め代よりも小さく設定されることから、両部材に対する締め代の大きさに差が設けられる。したがって、この締め代の大小によりゴム状弾性部品は必ず他方の部材側に残される結果となり、よって付着の相手方を特定することが可能となる。尚、上記図5および図6の例で云うなら、一方の部材はベース51、他方の部材は、FPC52およびコネクタ53よりなる組立品である。
また、本発明においては、ゴム状弾性部品の表裏両面に付着部材特定構造は設けられないので、表裏両面の付着力は原則同じとされている。したがって、ゴム状弾性部品を万一表裏反対に取り付けても、付着の相手方が変わることはない。
また、付着部材特定構造の具体例としては、請求項2に記載したように、ゴム状弾性部品の厚み面(内側面または外側面)に、他方の部材に対する緊迫力をもつ突起を設けることが好ましく、突起の形成方法としては、請求項3に記載したように、当該ゴム状弾性部品の素材である弾性シートを打ち抜き加工するときに、
(1)シートの一面側からシートの中央部を押し治具にて押圧した状態で、シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
(2)次いで、シートの反対側の面からシートの中央部を押し治具にて押圧した状態で、シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
ことにより形成するのが好ましい。
(1)シートの一面側からシートの中央部を押し治具にて押圧した状態で、シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
(2)次いで、シートの反対側の面からシートの中央部を押し治具にて押圧した状態で、シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
ことにより形成するのが好ましい。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1または2によるゴム状弾性部品においては、先ずは、付着部材特定構造が設けられていることから、付着の相手方を特定することができる。また、付着部材特定構造がゴム状弾性部品またはこれに設けた突起の他方の部材に対する緊迫力を利用するものとされていて、ゴム状弾性部品の表裏両面に付着力の差が設定されていないことから、ゴム状弾性部品を万一表裏反対に取り付けても付着の相手方が変わってしまうことがない。したがって、形状的に許容されるかぎり表裏の何れでも取り付けることができ、よって取付作業性を向上させることができる。
また、本発明の請求項3による製造方法においては、成形型等を用いることなく、打ち抜き工程にて比較的容易に付着部材特定構造としての突起を形成することができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)対向する2部材間に装着するゴム状弾性部品において、分解時必ず一方に付着するよう内側面に特異な形状を設けたことを特徴とする。
(2)対向する2部材間に装着するゴム状弾性部品において、分解時必ず一方に付着するよう内側面に緊迫力を持たせた特異な形状を有することを特徴とする。
(3)装着相手であるコネクタの形状に合わせ、適切な締め代を設け、分解の際、抵抗を持たせることによって、意図する方向にガスケットを残す。その加工方法については、打ち抜き加工、加硫成形または射出成形等が考えられる。ガスケット内寸とコネクタとの寸法差は、ガスケット材料硬度にもよるが、0.5〜1.0mmが一般的である。
(4)断面形状を工夫することによって、リワーク時のガスケット貼付面をどちらか一方に限定することができる。相手部品との接触部分である内側面に締め代を持たせることにより、分解時に抵抗となり、意図する面にガスケットを残すことが可能となる。
(2)対向する2部材間に装着するゴム状弾性部品において、分解時必ず一方に付着するよう内側面に緊迫力を持たせた特異な形状を有することを特徴とする。
(3)装着相手であるコネクタの形状に合わせ、適切な締め代を設け、分解の際、抵抗を持たせることによって、意図する方向にガスケットを残す。その加工方法については、打ち抜き加工、加硫成形または射出成形等が考えられる。ガスケット内寸とコネクタとの寸法差は、ガスケット材料硬度にもよるが、0.5〜1.0mmが一般的である。
(4)断面形状を工夫することによって、リワーク時のガスケット貼付面をどちらか一方に限定することができる。相手部品との接触部分である内側面に締め代を持たせることにより、分解時に抵抗となり、意図する面にガスケットを残すことが可能となる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るゴム状弾性部品であるガスケット1およびその取付状態を示している。また、図2は、図1におけるB部拡大図を示している。
当該実施例に係るガスケット1は、上記図5および図6に示したようなHDDにおけるコネクタ53の周りに取り付けられて、ベース51およびFPC52間をシールするものであって、以下のように構成されている。
尚、当該実施例では、ベース51が、請求項1における一方の部材(付着させたくない部材)とされ、FPC52およびコネクタ53よりなる組立品が、請求項1における他方の部材(付着させたい部材)とされている。
すなわち先ず、所定のゴムまたはエラストマーよりなるゴム状弾性体、例えば熱可塑性エラストマーによってコネクタ53の周りを取り囲むエンドレス状のガスケット本体2が設けられており、このガスケット本体2に付着部材特定構造3が設けられており、この付着部材特定構造3が、ガスケット1の一方の厚み面である内側面(内周面)1aに設けた突起4のコネクタ53に対する緊迫力を付着力として利用するものとされている。
ガスケット本体2は、平板状に成形されて、その平面中央に、コネクタ53を嵌め込むための空間部5を有しており、この空間部5の周面すなわち上記内側面1aに突起4が内向きのものとして一体成形されている。尚、このガスケット本体2は、全体に対称な形状とされており、よってその取付に関して表裏が限定されていると、誤取付をなしやすいものである。
図2に拡大して示すように、突起4は、断面山形状に形成されており、コネクタ53に対する緊迫力すなわち締め代を設定されている。これに対して、図1に示したガスケット1の他方の厚み面である外側面(外周面)1bは平滑面状に形成されており、ベース51の取付段差部51aに対する緊迫力すなわち締め代はゼロとされている。
また、ガスケット1の表裏両面1c,1dすなわちベース51に接する面1cおよびFPC52に接する面1dはそれぞれ平滑面状に形成されており、特に梨地処理を施す等の付着部材特定構造は設けられていない。したがって、両面1c,1dの付着力は等しく形成されている。
図2(B)に示すように、上記構成のガスケット1をコネクタ53の周りに取り付けると、上記締め代によって突起4が撓み、コネクタ53へ向けて反発力(矢印C)が発生する。また、FPC52およびコネクタ53よりなる組立品をベース51から取り外す際には、ガスケット1にコネクタ53に抱き付こうとする力(矢印D)が発生する。したがって、ガスケット1はコネクタ53側に残ることになる。
上記突起4は、これを打ち抜き加工によって形成し、または加硫成形もしくは射出成形によって成形するのが好適である。
上記突起4を打ち抜き加工によって形成する場合には、ガスケット1の表裏両面1c,1dからの半抜き成形により、厚み方向の中央部に切り残し部を残すこととし、厚み方向の中央部が最も出っ張る形状にすることにより、突起4を形成する。図3にしたがってその工程を説明すると、以下のとおりである。
すなわち先ず、図3(A)に示すように、ガスケット1の素材である弾性シートSの中央部Sc(上記空間部5が形成される部位)を押し治具61を用いて押圧して圧縮する。押し治具61としては、その押圧面61aの平面形状および平面積が上記空間部5の平面形状および平面積よりも一回りほど小さなものを使用し、このような押し治具61にてシートSの中央部Scを押圧すると、押圧されたシートSは弾性変形し、特に中央部Scを中心として放射状に流れるように弾性変形する(矢印A)。また、このときの弾性変形には、シートSの表層部よりも深層部の方が弾性変形量が大きい特性がある。
次いで、図3(B)に示すように、押し治具61にてシートSの中央部Scを押圧したまま、ガスケット1の内側平面形状(上記空間部5の平面形状)に沿った平面形状の内側刃部62aおよびガスケット1の外側平面形状に沿った平面形状の外側刃部62bを有する刃物62を用いてシートSをその厚みの中途、およそ2/3の深さまで垂直方向に打ち抜く。打ち抜き方向は垂直であっても、上記したようにシートSはその表層部よりも深層部の方が大きく弾性変形しているので、実際には斜めに打ち抜いていることになる(後記するように、これにより突起4が形成されてゆく)。
次いで、図3(C)に示すように、シートSから一旦刃物62を抜き、押し治具61を後退させ、図3(D)に示すように、シートSを裏返しにする。
次いで、図3(E)に示すように、上記前半工程と同様に、シートSの中央部Scを押し治具61にて押圧して弾性変形させた状態にて、上記刃物62を用いてシートSをその厚みの中途、およそ2/3の深さまで垂直方向に打ち抜く。
次いで、図3(F)に示すように、シートSから刃物62を抜き、押し治具6を後退させる。押し治具6を後退させると、シートSは弾性復帰し、このとき上記したように実際には表裏両面1c,1dからそれぞれ斜めに打ち抜かれているので、内側面1aの厚み方向略中央に、図2(A)に示したような突起4が形成される。尚、同時に、上記外側刃部62bによってシートSからガスケット1自体も打ち抜かれることになるが、ガスケットの外側面1bは押し治具61から遠く離れているので、外側面1bには突起は形成されない。
上記打ち抜き加工によると、成形型を使用することなく、図2(A)に示したような突起4を形成することが可能となる。この場合の突起4の高さhは、0.05〜1.0mmが有効である。
また、突起4を加硫成形もしくは射出成形によって成形する場合には、成形型を使用することになるが、例えば図4(A)または(B)に示すように突起4の断面形状を任意に設定し得る利点がある。この場合の突起4の高さhは、0.05〜2.0mmが有効である。
尚、突起4は、シール作用をなすものでないため、必ずしもガスケット1の全周に亙って設ける必要はなく、上記緊迫力ないし締め代を発揮できるものであれば良い。したがって例えば、複数の突起4を周上一定間隔にて並べるようにしても良い。
1 ガスケット(ゴム状弾性部品)
1a 内側面
1b 外側面
1c,1d 面
2 ガスケット本体
3 付着部材特定構造
4 突起
5 空間部
51 ベース
51a 取付段差部
52 FPC
53 コネクタ
61 押し治具
61a 押圧面
62 刃物
62a 内側刃部
62b 外側刃部
S シート
Sc 中央部
1a 内側面
1b 外側面
1c,1d 面
2 ガスケット本体
3 付着部材特定構造
4 突起
5 空間部
51 ベース
51a 取付段差部
52 FPC
53 コネクタ
61 押し治具
61a 押圧面
62 刃物
62a 内側刃部
62b 外側刃部
S シート
Sc 中央部
Claims (3)
- 互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設けたゴム状弾性部品において、
前記付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の前記他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであることを特徴とするゴム状弾性部品。 - 請求項1のゴム状弾性部品において、
付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、前記突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであることを特徴とするゴム状弾性部品。 - 互いに対向する二部材間に接着剤を用いることなく挟着使用されるゴム状弾性部品であって、前記二部材を離間させたときに当該ゴム状弾性部品が必ず一方の部材から離れて他方の部材に付着するように付着部材特定構造を設けたゴム状弾性部品の製造方法において、
前記付着部材特定構造は、当該ゴム状弾性部品の厚み面に設けた突起を有し、前記突起の他方の部材に対する緊迫力を付着力として利用するものであり、
前記突起は、当該ゴム状弾性部品の素材である弾性シートを打ち抜き加工するときに、
(1)前記シートの一面側から前記シートの中央部を押し治具にて押圧した状態で前記シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
(2)次いで、前記シートの反対側の面から前記シートの中央部を押し治具にて押圧した状態で前記シートをその厚みの中途まで刃物にて打ち抜く、
ことにより形成することを特徴とするゴム状弾性部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005064811A JP2006250190A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | ゴム状弾性部品およびその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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