JP2006249947A - 消音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消音装置の小型化を図りつつ、温度の高い場所に配置でき、より確実に騒音の消音を図る。
【解決手段】 外部から空気流が導入されて笛の原理により、騒音源から出力される騒音の周波数を有し、前記騒音の位相とは逆位相を有する消音用音波を発生する音波発生部71と、騒音源から出力される前記騒音の周波数および前記位相を検出し、前記消音用音波の周波数および位相を制御するコントローラ73と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、消音装置に係り、特にアクティブ・ノイズ・コントロール技術によりマフラーより出力される騒音の低減を図ることが可能な消音装置に関する。
従来より、騒音源であるエンジンに接続される排気管には、消音を行うための膨張室により音を減衰させる排気マフラーが接続されている。この排気マフラーによる騒音の抑制は非常に効果があることが知られているが、要請器を必要とするため、さらなる静音化を図ることについては限界があった。
そこで、特許文献1に示すように、アクティブ・ノイズ・コントロール技術を応用し、排気管の近傍にスピーカを配置し、さらに排気管の開口端部にマイクを配置し、マイクで集音した排気管の騒音とは逆位相の消音用音波をスピーカから出力することにより、排気管から放射される騒音を打ち消す作用を行うものが提案されている。
特開平11−224092号公報
上記従来の消音装置においては、エンジンが高温(450℃以上)の排気ガスを発生するため、音波発生器としてのスピーカを配置可能な場所は制限されるとともに、マフラーがかえって大きくなる場合があった。特に排気管近傍にスピーカを配置しようとすると、スピーカの振動板を排気管からの放射熱に対して遮蔽すべく別途対策が必要であった。
また、原理的にアクティブ・ノイズ・コントロール技術を応用して消音を行う場合には、騒音源により近い場所で騒音を打ち消す作用を行わせるのが好ましいが、例えば、排気マフラー等では、騒音源に近い場所ほど温度が高いため、スピーカの配置はより困難になるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、消音装置の小型化を図りつつ、温度の高い場所に配置でき、騒音源に近い場所に配置することにより、より効果的に騒音の消音を図ることができる消音装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、騒音源から出力される騒音と同期する周波数で、前記騒音の位相とは逆位相を有する消音用音波を発生する音波発生部と、前記騒音源から出力される前記騒音の周波数および前記位相を検出し、前記消音用音波の周波数および位相を制御する消音制御部と、を備える消音装置において、前記音波発生部は、外部から空気流を導入する空気流導入手段と、前記空気流により音波を発生させる空気流音波発生手段と、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、消音制御部は、騒音源から出力される前記騒音の周波数および位相を検出し、音波発生部における消音用音波の周波数および位相を制御する。
これらの結果、音波発生部の空気流導入手段は、外部から空気流を導入し、空気流音波発生手段は、導入された空気流により消音用音波を発生させる。
したがって、電気的に発音する音波発生部を用いる必要がなく、比較的高温な場所に消音装置を配置できるので、騒音源により近い位置で、効果的に騒音の消音を図ることができる。
この場合において、前記音波発生部は、有効管長を変更することにより前記消音用音波の周波数を変更可能な管長変更部と、前記外部からの空気流の導入タイミングを制御し、発音タイミングを制御することにより前記消音用音波の位相を前記騒音の位相とは逆位相にする位相変更部と、を備えるようにしてもよい。この構成によれば、機械的な構成を主とする音波発生部で消音用音波を生成することができ、比較的高温の場所でも適用が可能となる。
また、前記空気流は外部のコンプレッサにより供給され、前記位相変更部は、電磁弁により前記空気流の導入タイミングを制御するようにしてもよい。この構成によれば、簡単な構成でより効率的に消音用音波を発生させることができる。
さらに、前記音波発生部は、車両の排気マフラー内に配置されているようにしてもよい。この構成によれば、車両の小型化を維持しつつ、より効率的に消音が行える。
本発明によれば、設置スペースを必要以上に大きくすることなく、騒音源により近い高温の場所に配置することを可能としながら、消音効果を向上させることができる。
次に、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお説明中、前後および左右といった方向の記載は、車体に対してのものとする。
[1]第1実施形態
図1は、本実施形態に係る自動二輪車の全体構成の側面図を示している。この自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前端部に回動可能に支持された左右一対のフロントフォーク3と、これらフロントフォーク3の上端部に取り付けられて車体前部の上部に配置された操舵用の左右一対のバーハンドル4と、フロントフォーク3に回転自在に支持された前輪5と、車体フレーム2に支持されたエンジン6と、エンジン6の前方に配置されたラジエータ7と、エンジン6の後端と車体フレーム2によって鉛直方向に揺動可能に支持されたリヤフォーク8と、このリヤフォーク8の後端部に回転自在に支持された後輪9と、車体フレーム2の上部に配置された燃料タンク10と、この燃料タンク10の後方に配置された運転者が着座する乗車用シート11および同乗者が着座するピリオンシート12とを備えており、車体前部のほぼ全体がフロントカウル15によって覆われている。なお、ピリオンシート12は、乗車用シート11の後側に配置されたリヤカウル13に設けられている。
車体フレーム2は、前端のヘッドパイプ16と、このヘッドパイプ16から左右にわかれて後方かつ斜め下方に延び、その前後に下方に延びる前側エンジンハンガ17a、ならびに後側エンジンハンガ17bが、一体的に設けられた左右一対のメインフレーム17と、このメインフレーム17の後部上側に連結された左右一対の連結板19と、メインフレーム17および連結板19に連結されて後方かつ斜め上方に延びる左右一対のシートレール18とを備えている。なお、シートレール18は、連結板19に連結されて後方かつ斜め上方に延びる左右一対のアッパーパイプ18aと、メインフレーム17の後端部の連結部20に連結されて後方かつ斜め上方に延びる左右一対のロワーパイプ18bとを有しており、これらアッパーパイプ18aおよびロワーパイプ18bは後端部が互いに溶接されている。また、上記したリヤカウル13の前端部は、メインフレーム17の連結部20の近傍で締結されている。
エンジン6は、シリンダヘッドカバー21Aを有するシリンダヘッド21を備えたシリンダブロック22と、このシリンダブロック22の下に連設されたクランクケース23とを備え、シリンダブロック22内に、左右方向に4本のシリンダ(気筒)が並列に配された並列4気筒4サイクル型エンジンである。このエンジン6は、シリンダブロック22がやや前傾した状態で、このシリンダヘッド21が、メインフレーム17の前側エンジンハンガ17aに、またクランクケース23の後端上部がメインフレーム17の後端の後側エンジンハンガ17bにそれぞれボルト止めされることにより、車体フレーム2に支持されている。
また、シリンダブロック22の前部には、4つのシリンダ毎に排気管25(図1では左端の1本のみ図示)が接続され、4本の排気管25は、シリンダヘッド21に対する接続端部25aから下方に延び、エンジン6の下方において2本ずつの排気管25に揃えられ、さらに、クランクケース23の下面に沿って後方に延び、クランクケース23の後方において、1本の集合排気管25bにまとめられている。そして、この集合排気管25bは、右斜め後方に立ち上がりながら後輪9の右側に沿って配置され、その後端部には、真円筒形状のマフラー26が接続されている。このマフラー26には、マフラーバンド26aが取り付けられ、このマフラーバンド26aは、同乗者用ステップのブラケットを介して、シートレール18のロワーパイプ18bに固定されている。
リヤフォーク8は、その前端の基部30から左右一対のフォーク部31が後方に延びてなるもので、基部30がエンジン6の後端部に設けられたピボット6Aに枢支されることにより、このピボット6Aを軸に鉛直方向に揺動可能となっている。また、リヤフォーク8の基部30とメインフレーム17の後端との間にはリヤクッションユニット32が介装されており、これにより後輪9が路面から受ける振動を緩和吸収している。なお、フォーク部31の上部には、後輪9の前部上方を覆うリヤフェンダ33が取り付けられており、リヤカウル13の下部にも後輪の中間上方を覆うリヤフェンダA34が取り付けられ、さらに、このリヤフェンダA34の後部にも、後輪の後部上方を覆うリヤフェンダB35が取り付けられている。
加えて、フロントカウル15には左右一対のフロントウインカ36が取り付けられており、リヤフェンダA34およびリヤフェンダB35の境界部分には左右一対のリヤウインカ37が取り付けられている。さらに、リヤカウル13の後端部とこのリヤカウル13の下側に取り付けられるリヤフェンダA34の後端部とで囲まれる部分の内側に尾灯ユニット40が配置されている。
リヤカウル13は、上側のアッパーパイプ18aと下側のロワーパイプ18bとで構成されるシートレール18の外側を覆っており、特にロワーパイプ18bについては、これを完全に覆っている。すなわち、自動二輪車を側方から見ても、ロワーパイプ18bは一切見ることができない。
図2は、マフラーの部分断面図である。
さて、この実施形態では、図2に示すように、マフラー26が筒状本体60を有し、この本体60内が、円盤状の隔壁61を介して、第1膨張室Xおよび第2膨張室Yに仕切られている。
このマフラー26の前端部には、集合排気管25bの延長管25cが貫通して固定され、この延長管25cの出口25dは、第一膨張室Xに連通されている。
隔壁61には、この隔壁61の中心から若干径方向ずれた位置(図2では、上方向にずれた位置)に、連通管63が貫通して固定され、第一膨張室Xと第二膨張室Yとの間が連通されている。
隔壁61には、さらに、連通管63と干渉しない位置に、消音装置70を構成する音波発生部71が貫通して固定されている。
ここで、消音装置70の構成について説明する。
消音装置70は、大別すると、音波発生部71と、マイク72と、コントローラ73と、モータ74と、電磁弁75と、コンプレッサ80と、を備えている。
音波発生部71は、マフラー26の外部に配置されたコンプレッサ80から金属製のパイプ81を介して空気流が導入され、笛の原理に基づいて騒音源であるエンジン6から出力される騒音(排気音)の周波数を有し、騒音の位相とは逆位相を有する消音用音波を発生する。
マイク72は、騒音源であるエンジン6から燃焼による排気音として出力される騒音を集音し、騒音信号としてコントローラ73に出力する。
コントローラ73は、マイク72が出力した騒音信号に基づいて騒音の周波数および位相を検出し、コンプレッサ80、電磁弁75およびモータ74を制御して、騒音を消音する。なお、制御の詳細については後述する。
モータ74は、コントローラ73の制御下で消音用音波の周波数を変更可能に開口部71A(いわゆるトーンホール)の位置を変更して、音波発生部71の有効管長を変更する周波数変更部として機能する。
電磁弁75は、位相変更部として機能し、コントローラ73の制御下でコンプレッサ80からの空気流を金属製のパイプ81に導入するタイミングを変更して発音タイミングを制御し、消音用音波の位相を騒音の位相とは逆位相にする。
次に音波発生部71の構成について説明する。
図3は、音波発生部の正面図である。また、図4は、音波発生部の分解図である。
音波発生部71は、大別すると、ヘッド91と、ヘッド91に一体に形成された内管部92と、内管部92を回動可能に収納する外管部93と、を備えている。
ヘッド91は、大別すると、ウィンドウェイ94と、窓95と、ラピューム96と、を備えている。
ウィンドウェイ94は、コンプレッサ80からの空気流が導入される空気導入路を構成している。
窓95は、ウィンドウェイ94により導かれた空気流をラピューム96の傾斜面96Aに当接させつつ、マフラー26の第二膨張室Y内に導く。
ラピューム96は、導かれた空気流に振動を与え、内管部92内の気体を共振させて消音用音波を発生させることとなる。
ここで、消音用音波の周波数調整について説明する。
内管部92は、図4に示すように、螺旋状のスリット92Aを有しており、このスリット92Aに対向する位置に外管部93は、直線上のスリット93Aを有している。
外管部93は、マフラー26の第2膨張室Y内に固定金具97(図2参照)により固定されており、内管部92がその内部で回動可能に挿入されている。この結果、スリット92Aとスリット93とは、協働してトーンホールとして機能する開口71Aを形成することとなる。
この場合において、開口71Aの形成位置は、内管部92の回動位置で図3中、左右方向に移動し、左側に位置するほど内管部92の有効管長が短くなり、共振する空気中の長さが短くなって、消音用音波の周波数が高くなる。逆に右側に位置すると内管部92の有効官庁が長くなり、共振する空気中の長さが長くなって、消音用音波の周波数が低くなる。
そこで、コントローラ73は、モータ74により回動用パイプ98を介して、ヘッド91および内管部92を回動させ、開口部71A(いわゆるトーンホール)の位置を変更することにより、発生する消音用音波の周波数を所望の周波数に合わせることとなる。
次に消音の原理について説明する。
エンジン6により発生された騒音は、主たる周波数成分と、従たる周波数成分と、を含んでいる。
そこで、本実施形態においては、騒音に寄与することの大きい主たる周波数成分を検出し、当該周波数成分の騒音について、逆位相、かつ、同波長の消音用音波を生成し、いわゆる重ね合わせの原理により、互いに打ち消し合わせて騒音の低減を行うのである。
ここで、消音用音波の位相合わせについて説明する。
消音用音波の位相合わせ、すなわち、逆位相の消音用音波を生成するために、電磁弁75が設けられており、発音タイミングをずらして消音用音波を生成している。
このため、電磁弁の駆動可能速度は、消音用音波の周期よりも十分に短くなるように高速駆動が可能なものを用いる必要がある。理想的には、消音用音波の周期の1/20以下で駆動できれば、ほぼ逆位相の消音用音波を生成することが可能となる。
次に実施形態の動作について説明する。
図5は、実施形態の処理フローチャートである。
まずコントローラ73は、マイク2によりエンジン6からの排気音の集音を開始し(ステップS1)、入力された騒音信号に基づいて騒音の周波数および位相を検出する(ステップS2)。
続いてコントローラ73は、まず、モータ74を制御して、モータ74を回転させ、回動用パイプ98を介して、ヘッド91および内管部92を回動させ、開口部71A(いわゆるトーンホール)の位置を、検出した騒音の周波数(主たる周波数成分の周波数)に対応する位置に変更する(ステップS3)。
次にコントローラ73は、コンプレッサ80を駆動し、音波発生部71により発生した消音用音波の位相が、騒音の位相の逆位相となるタイミングで、電磁弁を開状態とする(ステップS4)。
この結果、音波発生部71から、騒音の周波数と同一の周波数、かつ、逆位相の消音用音波が生成、出力され、消音が行われることとなる。
この状態で、コントローラ73は、マイク72から入力されている消音対象周波数の音高(音量)を測定し、消音処理前と比較して低減されているか否かを判別する(ステップS)。
ステップS5の判別において、騒音が低減していない場合には(ステップS5;No)、処理を再びステップS1に移行し、処理を繰り返す。
ステップS5の判別において、騒音が低減した場合には(ステップS5;Yes)、一端処理を終了することとなる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、消音装置70を騒音源に近い場所に配置して効果的に騒音を抑制することが可能となる。
[2]第2実施形態
上記第1実施形態では、開口71A(トーンホール)の位置を変更することにより周波数調整を行っていたが、本第2実施形態では、音波発生部にスライダを設け、直接的に有効管長、すなわち、空気中の長さを変更する場合の実施形態であり、消音装置70に代えて、消音装置100を備えている。
図6は、第2実施形態のマフラーの部分断面図である。図6において、図2と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
まず、消音装置100の構成について説明する。
消音装置100は、大別すると、音波発生部101と、マイク72と、コントローラ73と、スライダ駆動モータ102と、電磁弁75と、コンプレッサ80と、を備えている。
音波発生部101は、マフラー26の外部に配置されたコンプレッサ80から金属製のパイプ81を介して空気流が導入され、スライド笛(スライドホイッスル)の原理に基づいて騒音源であるエンジン6から出力される排気音の周波数を有し、騒音の位相とは逆位相を有する消音用音波を発生する。
マイク72は、騒音源であるエンジン6から出力される排気音を集音し、騒音信号としてコントローラ73に出力する。
コントローラ73は、マイク72が出力した騒音信号に基づいて騒音の周波数および位相を検出し、コンプレッサ80、電磁弁75およびスライダ駆動用モータ102を制御して、騒音を消音する。なお、制御の詳細については後述する。
スライダ駆動用モータ102は、コントローラ73の制御下で消音用音波の周波数を変更可能にスライダバー102Aを駆動し、スライダバー102Aの先端に設けられたスライダヘッド102Bの位置を変更して、音波発生部101の有効管長を変更する周波数変更部として機能する。
スライダバー102Aは、具体的には、外ねじがきられ、スライダ駆動用モータ102により回転駆動された回転シャフト102A1と、スライダヘッド102Bが先端に設けられるととともに、内ねじがきられ回転シャフト102A1の外ねじに螺合して、図6中、左右方向にスライドするスライドシャフト102A2を有しており、回転シャフト102A1の回転に伴って、スライダヘッド102Bの位置が変更されることとなる。
電磁弁75は、位相変更部として機能し、コントローラ73の制御下でコンプレッサ80からの空気流を金属製のパイプ81に導入するタイミングを変更して発音タイミングを制御し、消音用音波の位相を騒音の位相とは逆位相にする。
ここで、消音用音波の周波数調整について説明する。
図5に示すように、スライダバー102Aを駆動して、スライダバー102Aの先端に設けられたスライダヘッド102Bを、図5中、左右方向に移動し、左側に位置するほど有効管長が長くなり、共振する空気中の長さが長くなって、消音用音波の周波数が低くなる。逆に右側に位置するほど内管部92の有効管長が短くなり、共振する空気中の長さが短くなって、消音用音波の周波数が高くなる。
そこで、コントローラ73は、スライダ駆動用モータ102によりスライダバー102Aを介して、スライダヘッド102Bを移動させ、有効管長を調整して、発生する消音用音波の周波数を所望の周波数に合わせることとなる。
本第2実施形態によっても、消音装置100を騒音源に近い場所に配置して効果的に騒音を抑制することが可能となる。
[3]実施形態の効果
以上の説明のように、各実施形態によれば、機械的構成を主とする音波発生部により、消音装置70を実現しているので、マフラーの温度の高い場所にも配置可能であり、騒音源に近い場所に配置して効果的に騒音を抑制することが可能となる。
[4]実施形態の変形例
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、以上の説明では、二室構造の排気マフラーへの適用例を示したが、三室構造以上の排気マフラーに用いても良い。
また、以上の説明では、自動二輪車の排気構造について説明したが、三輪車両や四輪車両等の他の排気構造にも適用可能である。
さらには、排気マフラーへの適用に限定されるものでなく、四輪車の者室内騒音の低減やエンジンルーム内への適用も可能である。
実施形態に係る自動二輪車の全体構成の側面図である。 第1実施形態のマフラーの部分断面図である。 音波発生部の正面図である。 音波発生部の分解図である。 実施形態の処理フローチャートである。 第2実施形態のマフラーの部分断面図である。
符号の説明
1…自動二輪車(車両)
6…エンジン
26…マフラー(排気装置)
70…消音装置
71…音波発生部
72…マイク
73…コントローラ
74…モータ
75…電磁弁
80…コンプレッサ
91…ヘッド
92…内管部
93…外管部
94…ウィンドウェイ
95…窓
100…消音装置
101…音波発生部
102…スライダ駆動用モータ
102A…スライダバー
102B…スライダヘッド
X,Y…膨張室

Claims (4)

  1. 騒音源から出力される騒音と同期する周波数で、前記騒音の位相とは逆位相を有する消音用音波を発生する音波発生部と、前記騒音源から出力される前記騒音の周波数および前記位相を検出し、前記消音用音波の周波数および位相を制御する消音制御部と、を備える消音装置において、
    前記音波発生部は、外部から空気流を導入する空気流導入手段と、
    前記空気流により音波を発生させる空気流音波発生手段と、
    を備えることを特徴とする消音装置。
  2. 前記音波発生部は、有効管長を変更することにより前記消音用音波の周波数を変更可能な管長変更部と、
    前記外部からの空気流の導入タイミングを制御し、発音タイミングを制御することにより前記消音用音波の位相を前記騒音の位相とは逆位相にする位相変更部と、
    を備えたことを特徴とする消音装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の消音装置において、
    前記空気流は外部のコンプレッサにより供給され、
    前記位相変更部は、電磁弁により前記空気流の導入タイミングを制御する、
    ことを特徴とする消音装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の消音装置において、
    前記音波発生部は、車両の排気マフラー内に配置されていることを特徴とする消音装置。

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