JP2006249687A - 防水構造 - Google Patents

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健 小栗
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祥雄 田中
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Abstract

【課題】防水シート同士の継目部分の防水性が改良された防水構造を提供する。
【解決手段】床板3と耐水合板5との交叉隅部に、両者に跨がってゴムアスファルトテープ6を貼着しておく。この床板3から該隅部を回り込んで耐水合板5の下部にまで連続して防水シート7を配設する。耐水合板5に沿う防水シート7の立ち上がり部の上縁の床板3からの高さHは30mm以上例えば30〜150mm程度とされる。耐水合板5上には、防水シート7と同様の防水シート8を接着剤や両面粘着テープにより貼着する。防水シート7,8はローラー等を用いてゴムアスファルトテープ6に圧着する。防水シート7の上縁と防水シート8の下縁との間にはシリコン等のコーキング9を施す。防水シート7,8の継目を跨ぐようにゴムアスファルトテープ10を貼着する。防水シート7,8の上に樹脂モルタル11を塗着し、その上にセメントボード12を貼る。樹脂モルタル11が乾いた後、セメントボード12の上に弾性接着剤を介してタイルを張り付けて仕上げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物下地の上に防水シートを設けた防水構造に係り、特にこの防水シートの上に接着材料層を介してボードを接着した防水構造に関する。
建築物の床などを防水構造とする方法として、下地の上に防水シートを設け、その上に接着剤層を介して化粧スレートを貼着することが特開2003−172004号に記載されている。なお、シート材料については同号公報の0013段落に記載され、接着剤については0019〜0023段落に記載されている。
特開2003−172004号
上記特開2003−172004号で用いている接着剤は、熱硬化性粘着剤、ウレタン系接着剤、アクリルゴム系接着剤、ゴムアスファルト系接着剤である。これらの接着剤は、防水シート同士の継目のシール作用が必ずしも十分ではない。
本発明は、防水シート同士の継目部分の防水性が改良された防水構造を提供することを目的とする。
請求項1の防水構造は、下地の上に防水シートが設けられ、該防水シートに対し接着材料層を介してボードが接着されている防水構造において、該接着材料層は樹脂モルタルであることを特徴とするものである。
請求項2の防水構造は、請求項1において、前記樹脂モルタルはアクリル系樹脂モルタルであることを特徴とするものである。
請求項3の防水構造は、請求項1又は2において、該下地は、床下地及び壁下地であり、前記防水シートは該床下地から壁下地にかけて連続して設けられており、壁下地に沿って立ち上がる防水シートの上縁が床下地から30mm以上上位に位置することを特徴とするものである。
請求項4の防水構造は、床下地から壁下地にかけて防水シートが連続して設けられている防水構造において、壁下地に沿って立ち上がる防水シートの上縁が床下地から30mm以上上位に位置することを特徴とするものである。
本発明では、防水シートに対し樹脂モルタルによってボードを接着するが、樹脂モルタルは防水シート同士の間に容易に侵入する。このため、防水シート同士の継目の防水性が著しく向上する。特に、樹脂モルタルとしてアクリル系樹脂モルタルを用いると、硬化前の粘性が低く、防水シート同士の間に十分に侵入し、防水性が著しく向上する。
この防水シートを床下地から壁下地にかけて連続して設けた場合、壁下地に沿って立ち上がる防水シートの上縁を床下地から30mm以上上位とすることが好ましい。これは、壁に塗着した樹脂モルタルが垂れ下ってきて壁と床との交叉隅部に溜まったりして、壁最下部での樹脂モルタル塗り厚みが大きくなった場合、この樹脂モルタルに乾燥収縮による亀裂が生じるおそれがあるからである。上記の防水シート上縁を床下地から30mm以上の高位置とした場合には、万一かかる亀裂が生じたとしても、亀裂に侵入した水が防水シート上縁に達することが防止される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る防水構造を示す縦断面図、第2図は防水シートのコーナー部の納まり図、第3図は床上の防水シート張りの説明図である。
この実施の形態では、防水構造の一例として防水床の構築例を示す。
ユニットバスルーム等の構築予定スペースのコンクリート床F上に架台1が足ボルト2を介して設置されている。この架台1は横桟と縦桟を直交状に組み付けた枠形のものである。
この架台1上に複数枚の床下地としての床板3が端面を突き合わせて配設されている。床板3はテクスビス4により架台1に固定される。壁下地としての耐水合板5が胴縁(図示略)に取り付けられている。
この床と壁下地に対し防水施工を施すには、床板3及び耐水合板5にプライマーを塗布しておく。また、床板3と耐水合板5との交叉隅部に、両者に跨がってゴムアスファルトテープ6を貼着しておく。この床板3から該隅部を回り込んで耐水合板5の下部にまで連続して防水シート7を配設する。前記ゴムアスファルトテープ6は、この防水シート7の上縁よりも十分に上方にまで配材されており、防水シート7のうち耐水合板5に重なる部分の全体を該ゴムアスファルトテープ6に貼り付ける。
なお、第2図の通り、防水シート7のコーナー部の頂角部から対角線方向に切れ目を入れ、(a)図のように防水シート7の辺縁7aを矢印Aの通り直角に折り立てる。この辺縁7aのうち防水シートのコーナー部にあっては、三角形のフラップ7bを(b)図の矢印Bのように直角に折り返して各辺縁7aに重ね合わせる。これにより、防水シート7を床板3と耐水合板5とのコーナー部も含めた隅部にぴったりと重ねて納めることが可能となる。
耐水合板5に沿う防水シート7の立ち上がり部の上縁は、その床板3からの高さHが30mm以上例えば30〜200mm程度とされる。
耐水合板5上には、防水シート7と同様の防水シート8を接着剤や両面粘着テープ(図示略)により貼着する。防水シート8の下縁部分は、前記ゴムアスファルトテープ6に貼着する。なお、防水シート7,8はローラー等を用いてゴムアスファルトテープ6に圧着する。
防水シート7の上縁と防水シート8の下縁との間にはシリコン等のコーキング9を施す。これらの防水シート7,8の継目を跨ぐようにゴムアスファルトテープ10を貼着して継目の防水性を高める。
この防水シート7,8の上に樹脂モルタル11を塗着し、その上に繊維セメントボード等のセメントボード12を貼る。樹脂モルタル11が乾いた後、セメントボード12の上に弾性接着剤を介してタイル(図示略)を張り付けて仕上げる。
なお、通常の場合、床面の大きさは防水シート7の幅よりも大きいので、床上に複数枚の防水シート7を並列配置して床面の全体に防水シート7を敷設する。この防水シート7,7の側縁同士の継目部分においては、第3図のように、床板3上にゴムアスファルトテープ13を貼っておき、防水シート7,7の側縁をゴムアスファルトテープ13上に重ね、ローラー等を用いて押し付けて圧着する。なお、ゴムアスファルトテープ13の上面に補強用のネット(図示略)を配置し、その上から防水シート7を圧着し、該ネットをゴムアスファルトテープ13内に押し込むようにしてもよい。
この防水シート7,7上に前記樹脂モルタル11を塗着すると、樹脂モルタルが防水シート7,7の継目に侵入し、十分な防水効果を発揮する。
なお、第4図は比較例を示す断面図である。この比較例においては、防水シート7,7の継目にコーキング14を施し、その後弾性接着剤を塗布してセメントボード12を貼着し、タイル張りするようにしている。このようにコーキング14を施す作業と、弾性接着剤を塗布する作業とを行う場合には、本発明よりも作業工数が1つ増え、作業に手間がかかる。また、コーキング材の搬入、保管などにも手間、コストがかかる。
次に、上記各部材の好適な材料等について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記床板3としては、発泡合成樹脂ボードや、セメント系ボード、合板などが好適である。
ゴムアスファルトテープ6としては、ガラス繊維や有機繊維等の不織布にブチルゴム等の粘着性ゴムや粘着性アスファルト等を含浸させたものが好適である。ゴムアスファルトテープ6の厚さは0.5〜2mm程度が好適であり、幅は10〜1000mm特に100〜350mm程度が好適である。
防水シート7,8としては、厚さが1〜3mm程度のEVAシート等の合成樹脂シートや、ゴムシートが好適である。
樹脂モルタルとしては、アクリル系樹脂モルタルが好適である。このアクリル系樹脂は、ポリマーセメント組成物と水とを混練したものである。このポリマーセメント組成物は、好ましくはアルミナセメントと、アクリル系エマルジョンを含むものであり、さらに充填材を含むことが好ましい。
このポリマーセメント組成物は、好適には、アクリル系エマルジョンのポリマー固形分100質量部に対し、アルミナセメントと充填材とを含む粉体を好ましくは20〜200質量部、さらに好ましくは25〜200質量部、より好ましくは27〜200質量部、特に好ましくは27〜150質量部を含む。
アクリル系エマルジョンとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレートなど(メタ)アクリレート化合物などを1種または2種以上を重合したもの、さらにこれらのモノマーと共重合可能なスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデンなどのビニル化合物と共重合させたものを用いることが出来る。(メタ)アクリレートとは、メタクリレート及びアクリレートを意味する。アクリル系エマルジョンは、エマルジョンに含まれるポリマー成分が、架橋していないポリマー、さらに好ましくはポリマー内又はポリマー間で架橋していないポリマーを用いることにより、伸びに優れるために好ましい。
粉体は、アルミナセメントと充填材とを含むもの、又はアルミナセメントと充填材からなるものである。充填材は、珪砂、スラグ粉、フライアッシュ、石灰石粉、タルク、カオリン、アルミナ粉、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどを用いることが出来、これらの充填材を1種または2種以上用いることが出来る。
このポリマーセメント組成物は、凝結遅延剤、凝結促進剤、減水剤、流動化剤、消泡剤、増粘剤などを含んでもよい。
実施の形態に係る防水構造を示す縦断面図である。 防水シートのコーナー部の納まり図である。 床上の防水シート張りの説明図である。 比較例を示す断面図である。
符号の説明
3 床板
5 耐水合板
7,8 防水シート
11 樹脂モルタル
14 シリコンコーキング

Claims (4)

  1. 下地の上に防水シートが設けられ、該防水シートに対し接着材料層を介してボードが接着されている防水構造において、
    該接着材料層は樹脂モルタルであることを特徴とする防水構造。
  2. 請求項1において、前記樹脂モルタルはアクリル系樹脂モルタルであることを特徴とする防水構造。
  3. 請求項1又は2において、該下地は、床下地及び壁下地であり、
    前記防水シートは該床下地から壁下地にかけて連続して設けられており、
    壁下地に沿って立ち上がる防水シートの上縁が床下地から30mm以上上位に位置することを特徴とする防水構造。
  4. 床下地から壁下地にかけて防水シートが連続して設けられている防水構造において、
    壁下地に沿って立ち上がる防水シートの上縁が床下地から30mm以上上位に位置することを特徴とする防水構造。
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