JP2006248064A - インクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、インク吸収性に劣るコート紙やアート紙などの記録媒体に印字しても、カラーブリード耐性やビーディング耐性に優れ、更に普通紙でのフェザリング耐性、カール耐性も向上した水系のインクジェットインクを用いたインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも色材、水及び高分子化合物を含むインクジェットインクを、記録ヘッドから記録媒体にインク液滴として吐出してインクジェット画像を記録するインクジェット記録方法において、該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物であって、かつ該インクジェットインクのインク液滴量を、0.10pl以上、1.0pl以下の条件で吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規のインクジェット記録方法に関するものである。
インクジェット記録方法は、比較的簡単な装置で、高精細な画像記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。また、用途も多岐にわたり、それぞれの目的にあった記録媒体あるいはインクジェット用インクが使用される。特に、近年では、記録速度の大幅な向上が図られ、軽印刷用途にも耐えうる性能を持つプリンタの開発も行われている。
しかしながら、インクジェットプリンタにおいて、その性能を十分に引き出すためには、高いインク吸収性を付与したインクジェット専用紙が必要である。例えば、通常の印刷に用いられる普通紙では、紙を構成するセルロース繊維間に沿った滲み、いわゆるフェザリングや、インクが紙の裏面方向まで抜けてしまい表面濃度を低下させてしまう裏抜け等が、インクジェット記録方式で吸水性記録媒体記録する上での課題となっていた。
従来よりインクの表面張力を紙の臨界表面張力より大きくすることで浸透を抑制し、フェザリングを解決する方法が提案されている。インクの紙への浸透を遅らせることでフェザリング、裏抜けを防止するという試みであるが、基材表面上にインクが対流するため多色印字の際の色濁り、いわゆるカラーブリードなどの新たな課題を引き起こすことが判明した。
上記課題に対し、一般印刷用のアート紙、コート紙に対して、樹脂エマルジョンを添加したインクジェットインクを用いて画像記録する方法が開示されている(例えば、特許文献1、2参照。)。しかし、これら開示されている方法では、インク吸収性に乏しい印刷用アート紙、コート紙に対し、インクの打ち込み量が多い条件では、乾燥に時間を要し、また記録媒体表面にインクが溢れた状態となるため、異なる色のインクが混ざることにより、カラーブリードが発生しやすいという問題を抱えている。
また、水系の紫外線重合型のモノマーを用いて、インク吸収性の少ない記録媒体のブリードを防止する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、特許文献3で開示されている方法では、普通紙に対してはフェザリングやカールを引き起こすという問題を引き起こす。このカール抑制に対し、インク液滴量を少なくしてインク付与量を減らすと、インク液滴表面積の増大から酸素重合阻害の影響が大きくなり、実用上は困難である。
また、インク液滴体積を3pl未満とし、記録媒体へのインク打ち込み量を1平方ミリメートルあたり3×10-6ml〜3×10-5mlとすることにより、普通紙におけるカールを低減する技術が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。特許文献4の実施例では、インク液滴体積を2〜2.5plとし、インク打ち込み量を10ml/mm2〜20ml/mm2とした例が記載されている。しかし、ここでのインク液滴体積で十分なカール低減効果を得るインク付着量とするためには、記録解像度に対してドットを間引いて記録する必要があり、このために画像に白抜けが起きやすいという課題がある。
特開2002−67473号公報 特開2002−69346号公報 特開平7−224241号公報 特開2004−209762号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、インク吸収性に劣るコート紙やアート紙などの記録媒体に印字しても、カラーブリード耐性やビーディング耐性に優れ、更に普通紙でのフェザリング耐性、カール耐性も向上した水系のインクジェットインクを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(請求項1)
少なくとも色材、水及び高分子化合物を含むインクジェットインクを、記録ヘッドから記録媒体にインク液滴として吐出してインクジェット画像を記録するインクジェット記録方法において、該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物であって、かつ該インクジェットインクのインク液滴量を、0.10pl以上、1.0pl以下の条件で吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
(請求項2)
前記インクジェットインクのインク液滴量が、0.10pl以上、0.50pl以下であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
(請求項3)
前記高分子化合物の親水性主鎖がポリ酢酸ビニルのケン化物であり、かつケン化度が77%以上、99%以下で、重合度が500以上、4000以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
(請求項4)
前記記録媒体が、一般印刷用の普通紙、上質紙、アート紙及びコート紙から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
(請求項5)
前記記録ヘッドから記録媒体に前記インクジェットインクのインク液滴を吐出する方式が、静電吸引方式であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
本発明によれば、インク吸収性に劣るコート紙やアート紙などの記録媒体に印字しても、フェザリング耐性やビーディング耐性に優れ、更に普通紙でのフェザリング耐性、カール耐性も向上した水系のインクジェットインクを用いたインクジェット記録方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討を行った結果、少なくとも色材、水及び高分子化合物を含むインクジェットインクを、記録ヘッドから記録媒体にインク液滴として吐出してインクジェット画像を記録するインクジェット記録方法において、該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物であって、かつ該インクジェットインクのインク液滴量を、0.10pl以上、1.0pl以下の条件で吐出することを特徴とするインクジェット記録方法により、インク吸収性に劣るコート紙やアート紙などの記録媒体に印字しても、フェザリング耐性やビーディング耐性に優れ、更に普通紙でのフェザリング耐性、カール耐性も向上した水系のインクジェットインクを用いたインクジェット記録方法を実現できることを見出し、本発明に至った次第である。
すなわち、本発明者らは、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物を用いることで、印刷用紙のような低インク吸収性記録媒体でのビーディング、カラーブリードを十分に抑制することができた。また、普通紙のようなインク吸収性の高い記録媒体でのフェザリングも抑制することができた。また、従来の水系紫外線硬化型インクジェットインクでは、インクの液滴量を抑えると、小液滴化による表面積の増大により重合阻害を引き起こし、硬化感度低下の影響が大きくなり、実用可能な硬化感度を保つことができなかったが、本発明に係る高い硬化感度を有する高分子化合物を適用することにより、インク滴適量が0.1〜1.0plという極めて微小のインク液滴条件においても、重合阻害の影響を殆ど受けることなく印字が可能となり、この結果、普通紙におけるカールの発生を十分に抑制することができた。本発明で規定するインクジェット記録方法に従えば、印刷用紙のような低吸収性用紙と普通紙それぞれの課題に対して、各特性が両立できるインクジェットプリントが可能である。
本発明のインクジェット記録方法においては、上述の如く、インク液滴量が0.1pl以上、1.0pl以下の範囲で印字することを特徴とし、好ましくは0.1pl以上、0.5pl以下である。
インク液滴量が1.0pl以下、好ましくは0.5pl以下であれば、記録媒体へのインク付量によるカールの発生を効果的に抑制することができる。また、着弾液滴が許容されるサイズであり、特に、吸収性の低い印刷用紙でもカラーブリードの発生を抑えることができる。また、インク液滴量が0.1plであれば、インク液滴体積に対する比表面積の増大に伴う硬化感度の低下を抑えることができ、十分な定着性及び耐擦過性を得ることができる。
以下、本発明の詳細について説明する。
はじめに、本発明に係るインクジェットインクの詳細について説明する。
本発明に係るインクジェットインク(以下、単にインクともいう)では、少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有し、該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物であることを特徴とする。
本発明に係る親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物とは、例えば、ポリ酢酸ビニルのケン化物、ポリビニルアセタール、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、または前記親水性樹脂の誘導体、ならびにこれらの共重合体からなる群より選ばれる少なくとも一種の親水性樹脂に対して、側鎖に光二量化型、光分解型、光重合型、光変性型、光解重合型等の変性基を導入したものである。
主鎖においては、側鎖の導入に対する簡便性や、取り扱いの観点からポリ酢酸ビニルのケン化物が好ましく、ケン化度は77%以上、99%以下であることが好ましい。また、重合度は500以上、4000以下であることが好ましく、500以上、2000以下であることがハンドリングの観点からより好ましい。
主鎖に対する側鎖の変性率は1.0モル%以上、4.0モル%以下であることが好ましく、1.0モル%以上、1.5モル%以下であることが反応性の観点からより好ましい。1.0モル%より小さいと架橋性が不足し本発明の効果が小さくなり、4.0モル%を超えると架橋密度が大きくなり硬くてもろい膜となり、膜の強度が落ちてしまう。
光二量化型の変性基としては、ジアゾ基、シンナモイル基、スチルバゾニウム基、スチルキノリウム基等を導入したものが好ましく、例えば、特開昭60−129742号公報等の公報に記載された感光性樹脂(組成物)が挙げられる。
特開昭60−129742号公報記載の感光性樹脂は、ポリビニルアルコール構造体中にスチルバゾニウム基を導入した下記一般式(1)で表される化合物である。
Figure 2006248064
式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基を表し、A-はカウンターアニオンを表す。
特開昭56−67309号公報記載の感光性樹脂は、ポリビニルアルコール構造体中に、下記一般式(2)で表される2−アジド−5−ニトロフェニルカルボニルオキシエチレン構造、または、下記一般式(3)で表され4−アジド−3−ニトロフェニルカルボニルオキシエチレン構造、を有する樹脂組成物である。
Figure 2006248064
また、下記一般式(4)で表される変性基も好ましく用いられる。
Figure 2006248064
式中、Rはアルキレン基または芳香族環を表す。好ましくはベンゼン環である。
光重合型の変性基としては、例えば特開2000−181062号、特開2004−189841号に示される下記一般式(5)で表される樹脂が反応性との観点から好ましい。
Figure 2006248064
式中、R2はメチル基または水素原子、nは1または2を表し、Xは−(CH2m−COO−、−CH2−COO−または−O−、Yは芳香族環または単結合、mは0〜6までの整数を表す。
また、特開2004−161942号公報に記載されている光重合型の下記一般式(6)で表される変性基を、従来公知の水溶性樹脂に用いることも好ましい。
Figure 2006248064
式中、R3はメチル基または水素原子を表し、R4は炭素数2〜10の直鎖状または分岐状のアルキレン基を表す。
本発明に係るインクにおいては、水溶性光重合開始剤を添加することが好ましい。これらの化合物は溶媒に溶解、または分散した状態か、もしくは感光性樹脂に対して化学的に結合されていてもよい。
適用される水溶性光重合開始剤について、特に制限はないが、混合性、反応効率の観点から、特に、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(HMPK)、チオキサントンアンモニウム塩(QTX)、ベンゾフェノンアンモニウム塩(ABQ)が水系溶媒への混合性という観点で好ましい。
さらに、樹脂との相溶製の観点から下記一般式(7)で表される4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(n=1、HMPK)や、そのエチレンオキシド付加物(n=2〜5)がより好ましい。
Figure 2006248064
式中、nは1〜5の整数を表す。
また、他には一例としベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ビス−N,N−ジメチルアミノベンゾフェノン、ビス−N,N−ジエチルアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類。チオキサトン、2、4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、クロロチオキサントン、イソプロポキシクロロチオキサントン等のチオキサントン類。エチルアントラキノン、ベンズアントラキノン、アミノアントラキノン、クロロアントラキノン等のアントラキノン類。アセトフェノン類。ベンゾインメチルエーテル等のベンゾインエーテル類。2,4,6−トリハロメチルトリアジン類、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2,−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フェニルイミダゾール2量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、ベンジルジメチルケタール、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェナントレンキノン、9,10−フェナンスレンキノン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等ベンゾイン類、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9,9′−アクリジニル)ヘプタン等のアクリジン誘導体、ビスアシルフォスフィンオキサイド、及びこれらの混合物等が好ましく用いられ、上記は単独で使用しても混合して使用してもかまわない。
これらの水溶性光重合開始剤に加え、促進剤等を添加することもできる。これらの例として、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
これらの水溶性光重合開始剤は親水性主鎖に対して、側鎖にグラフト化されていても好ましい。
このような活性エネルギー線架橋型の樹脂においては、元々ある程度の重合度をもった主鎖に対して側鎖間で架橋結合を介して架橋をするため、一般的な連鎖反応を介して重合する活性エネルギー線硬化型の樹脂に対して光子一つ当たりの分子量増加効果が著しく大きい。一方、従来公知の活性エネルギー線硬化型の樹脂においては架橋点の数は制御不可能であるため硬化後の膜の物性をコントロールすることができず、硬くてもろい膜となりやすい。
本発明に用いられる樹脂においては架橋点の数は親水性主鎖の長さと、側鎖の導入量で完全に制御でき、目的に応じたインク膜の物性制御が可能である。
さらに、従来公知の活性エネルギー線硬化型インクが色剤以外のほぼ全量が硬化性分であり、そのため硬化後のドットが盛り上がり、光沢に代表される画質に劣ることに対し、本発明に用いられる樹脂においては必要量が少量ですみ、乾燥成分が多いため乾燥後の画質の向上が図られ、かつ定着性も良い。
本発明のインクジェット記録方法においては、本発明に係る活性エネルギー線を照射することにより架橋結合可能な高分子化合物を含む本発明に係るインクを吸水性記録媒体に対し吐出した後、1.0秒以内に紫外線を照射することを特徴とする。
本発明でいう活性エネルギー線とは、例えば、電子線、紫外線、α線、β線、γ線、エックス線等が挙げられるが、人体への危険性や取り扱いが容易で、かつ工業的にもその利用が普及している点で紫外線が好ましい。
紫外線の光源としては、例えば、100Pa〜1MPaの動作圧力を有する低圧、中圧、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等が用いられるが、光源の波長分布という観点で高圧水銀灯、メタルハライドランプが好ましく、メタルハライドランプがより好ましい。
特に、光源の波長に300nm以下の紫外線が含まれる場合や、照射エネルギーとして100J/cm2を超える場合には、電離放射線架橋性樹脂の母核、または共存させる各種添加剤が電離放射線により分解を起こし、本発明の効果を得られないだけでなく、分解物に由来する臭気などの問題を生ずる可能性がある。逆に、照射エネルギーが0.1mJ/cm2に満たない場合では、架橋効率が不足し、本発明の効果を十分に得ることができなくなる。したがって、光源としては300nm以下の波長光をカットするフィルターを設けることが好ましく、ランプの出力としては400W〜30kW、照度としては10mW/cm2〜10kW/cm2が好ましい。本発明では照射エネルギーとしては0.1mJ/cm2〜100mJ/cm2であることが好ましく、1mJ/cm2〜50mJ/cm2であることがより好ましい。
同一積算光量(mJ/cm2)を与える場合、照度に好ましい範囲があることは、その光の透過率が変化することに起因する。紫外線の透過性により、発生した架橋反応種の濃度分布が異なり、紫外線照度が高い場合、表層に高濃度の架橋反応種が発生し、塗膜表層に堅い緻密な膜が形成されてしまう。
次いで、本発明に係るインクジェットインクの各構成要素について説明する。
本発明に係るインクにおいては、色材を含有する。
本発明に係るインクで用いる色材としては、染料を用いることができ、水溶性染料、例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料、あるいは分散染料を用いることが好ましい。
水溶性染料としては、例えば、酸性染料、塩基性染料、反応性染料が挙げられる。特に好ましいものは、
C.I.ダイレクトレッド2、26、31、62、63、72、75、76、79、80、81、83、84、89、92、95、111、173、184、207、211、212、214、218、221、223、224、225、226、227、232、233、240、241、242、243、247、
C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、51、66、90、93、94、95、98、100、101、
C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、27、28、29、33、35、39、41、44、50、53、58、59、68、86、87、93、95、96、98、100、106、108、109、110、130、132、142、144、161、163、
C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、55、67、68、71、76、77、78、80、84、86、87、90、98、106、108、109、151、156、158、159、160、168、189、192、193、194、199、200、201、202、203、207、211、213、214、218、225、229、236、237、244、248、249、251、252、264、270、280、288、289、291、
C.I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、51、56、62、69、77、80、91、94、97、108、112、113、114、117、118、121、122、125、132、146、154、166、168、173、199、
C.I.アシッドレッド35、42、52、57、62、80、82、111、114、118、119、127、128、131、143、151、154、158、249、254、257、261、263、266、289、299、301、305、336、337、361、396、397、
C.I.アシッドバイオレット5、34、43、47、48、90、103、126、
C.I.アシッドイエロー17、19、23、25、39、40、42、44、49、50、61、64、76、79、110、127、135、143、151、159、169、174、190、195、196、197、199、218、219、222、227、
C.I.アシッドブルー9、25、40、41、62、72、76、78、80、82、92、106、112、113、120、127:1、129、138、143、175、181、205、207、220、221、230、232、247、258、260、264、271、277、278、279、280、288、290、326、
C.I.アシッドブラック7、24、29、48、52:1、172、
C.I.リアクティブレッド3、13、17、19、21、22、23、24、29、35、37、40、41、43、45、49、55、
C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、7、8、9、16、17、22、23、24、26、27、33、34、
C.I.リアクティブイエロー2、3、13、14、15、17、18、23、24、25、26、27、29、35、37、41、42、
C.I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、13、14、15、17、18、19、21、25、26、27、28、29、38、
C.I.リアクティブブラック4、5、8、14、21、23、26、31、32、34、
C.I.ベーシックレッド12、13、14、15、18、22、23、24、25、27、29、35、36、38、39、45、46、
C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、10、15、16、20、21、25、27、28、35、37、39、40、48、
C.I.ベーシックイエロー1、2、4、11、13、14、15、19、21、23、24、25、28、29、32、36、39、40、
C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、22、26、41、45、46、47、54、57、60、62、65、66、69、71、
C.I.ベーシックブラック8
等が挙げられる。
分散染料としては、
ディスパーズイエロー3、4、42、71、79、114、180、199、227、
ディスパーズオレンジ29、32、73、ディスパーズレッド11、58、73、180、184、283、
ディスパーズバイオレット1、26、48、ディスパーズブルー73、102、167、184
等を好ましく挙げることができる。
また、本発明に係るインクで用いる色材として、顔料を用いることもできる。
顔料としては、従来公知の有機及び無機顔料が使用でき、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料や、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられる。
具体的な有機顔料を以下に例示する。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる
本発明に係るインクにおける色材含有量としては、1〜20質量%で用いられる。
本発明に係るインクで適用する顔料は、通常、分散剤を用いて公知の分散手段により分散されるが、適用可能な分散剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、または水溶性高分子分散剤を挙げることができる。
本発明に係るインクにおいて好ましく用いることができる水溶性高分子分散剤としては、下記の水溶性樹脂を用いることが吐出安定性の観点から好ましい。
水溶性樹脂として好ましく用いられるのは、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体等のような水溶性樹脂である。
水溶性樹脂のインク全量に対する含有量としては、0.1〜10質量%が好ましく、更に好ましくは、0.3〜5質量%である。これらの水溶性樹脂は二種以上併用することも可能である。
また、本発明で用いることのできる分散手段としては、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー、高圧ホモジナイザー等の各種分散機を用いることができる。また、顔料分散体の粗粒分を除去する目的で、遠心分離装置を使用すること、フィルターを使用することも好ましい。
本発明に係るインクにおいて、顔料分散体の平均粒径は500nm以下が好ましく200nm以下がより好ましく、100nm以下が特に好ましい。
本発明に係るインクでは親水性溶媒を含有するものであり、親水性媒体としては、水及び水溶性有機溶剤等の混合溶媒が更に好ましく用いられる。好ましく用いられる水溶性有機溶剤の例としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)等が挙げられる。
本発明に係るインクに好ましく使用される界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、アルキルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げられる。
これらの界面活性剤は顔料の分散剤としても用いることができ、特にアニオン性界面活性剤を好ましく用いることができる。
本発明に係るインクでは、上記説明した以外に、必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができ、例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等の油滴微粒子、特開昭57−74193号、同57−87988号及び同62−261476号に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−87989号、同60−72785号、同61−146591号、特開平1−95091号及び同3−13376号等に記載されている退色防止剤、特開昭59−42993号、同59−52689号、同62−280069号、同61−242871号および特開平4−219266号等に記載されている蛍光増白剤等を挙げることができる。
本発明のインクジェット記録方法においては、本発明に係るインクジェットインクをインクジェットヘッドを用いて、記録媒体に吐出して画像形成する。
本発明のインクジェット記録方法で使用するインクジェットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。
インクジェット記録方式としては、圧電素子の振動によりインク流路を変形させることによりインク液滴を吐出させるピエゾ方式、インク流路ないに発熱体を設け、その発熱体を発熱させて気泡を発生させ、気泡によるインク流路内の圧力変化に応じてインク液滴を吐出させるサーマル方式、インク流路内のインクを帯電させてインクの静電吸引力によりインク液滴を吐出させる静電吸引方式が知られている。
本発明の記録方法で規定するインク液滴量を0.10pl以上、1.0pl以下の範囲で安定に吐出するには、特に、静電吸引方式による吐出を適用することが好ましい。
静電吸引方式のインクジェットプリンタとしては、特開平11−277747号公報に記載のものが挙げられる。上記公報に記載のインクジェットプリンタでは、その先端部からインクの吐出を行う複数の凸状インクガイドと、各インクガイドの先端に対向して配設されると共に接地された対向電極と、各インクガイドごとにインクに吐出電圧を印加する吐出電極とを備えている。そして、凸状インクガイドは、インクを案内するスリット幅が異なる二種類のものを用意し、これらのものを使い分けることで、二種類の大きさの液滴を吐出可能とすることを特徴とする。そして、このインクジェットプリンタは、吐出電極にパルス電圧を印加することでインク液滴を吐出し、吐出電極と対向電極間で形成された電界によりインク液滴を対向電極側に導いている。
本発明では、特に、特開2004−136651号公報に記載の静電吸引方式での吐出が特に有効である。上記公報には、帯電した溶液の液滴を基材に吐出する液体吐出装置であって、先端部から液滴を吐出する先端部の内部直径が30μm以下のノズルを有する液体吐出ヘッドと、ノズル内に溶液を供給する溶液供給手段と、ノズル内の溶液に吐出電圧を印加する吐出電圧印加手段とを備え、ノズル内の溶液が当該ノズル先端部から凸状に盛り上がった状態を形成する凸状メニスカス形成手段を設ける、という構成を採っている。
上記構成によれば、ノズルの先端部に液滴の受け面が対向するように、ノズルまたは基材が配置される。これら相互の位置関係を実現するための配置作業は、ノズルの移動または基材の移動のいずれにより行うことができる。
そして、溶液供給手段により液体吐出ヘッド内に溶液が供給される。ノズル内の溶液は吐出を行うために帯電した状態にあることが要求される。なお、溶液の帯電に必要な電圧印加を行う帯電専用の電極を設けても良い。
そして、凸状メニスカス形成手段によりノズル先端部において溶液が盛り上がった状態(凸状メニスカス)が形成される。かかる凸状メニスカスの形成のためには、例えば、ノズル内圧力をノズル先端部から液滴がこぼれ落ちない範囲で高める等の方法が採られる。
そして、ノズル先端部の凸状メニスカスの形成前または同時に、液体吐出ヘッド内の溶液に対して吐出電圧印加手段により凸状メニスカス位置における吐出電圧が印加されている。この吐出電圧は、単独では液滴吐出が行われず、凸状メニスカス形成手段によるメニスカス形成との協働により吐出が可能となる範囲に設定されている。従って、凸状メニスカスを形成する駆動電圧により凸状メニスカスがノズル先端に形成されると、凸状メニスカスの突出先端部から溶液の液滴が基材の受け面に対して垂直方向に飛翔し、基材の受け面上には溶液のドットが形成される。
なお、本発明では、溶液に対する電圧の印加を行う吐出電圧印加手段とは別に、凸状メニスカスを形成するための凸状メニスカス形成手段を備えることにより、吐出電圧印加手段単独でメニスカス形成及び液滴吐出に要する電圧印加を行う場合と比較して、低い電圧で吐出させることができるので、液体吐出装置をかかる負荷を軽減することができる。
また、上記構成にあっては、凸状メニスカス形成手段を備えることの他に、ノズルを従来にない超微細径とすることでノズル先端部に電界を集中させて電界強度を高めることに特徴がある。かかる場合、ノズルの先端部に対向する対向電極がなくとも液滴の吐出を行うことが可能である。例えば、対向電極が存在しない状態で、ノズル先端部に対向させて基材を配置した場合、当該基材が導体である場合には、基材の受け面を基準としてノズル先端部の面対称となる位置に逆極性の鏡像電荷が誘導され、基材が絶縁体である場合には、基材の受け面を基準として基材の誘電率により定まる対称位置に逆極性の映像電荷が誘導される。そして、ノズル先端部に誘起される電荷と鏡像電荷または映像電荷間での静電力により液滴の飛翔が行われる。
但し、上記構成では、対向電極を不要とすることを可能とするが、対向電極を併用しても構わない。対向電極を併用する場合には、当該対向電極の対向面に沿わせた状態で基材を配置すると共に対向電極の対向面がノズルからの液滴吐出方向に垂直に配置されることが望ましく、これによりノズル−対向電極間での電界による静電力を飛翔電極の誘導のために併用することも可能となるし、対向電極を接地すれば、帯電した液滴の電荷を空気中への放電に加え、対向電極を介して逃がすことができ、電荷の蓄積を低減する効果も得られるので、むしろ併用することが望ましい構成といえる。
以上の構成を特徴とした静電吸引方式を適用することにより、従来のインク流路内の圧力変化により吐出する方式と比べ、0.10pl以上、1.0pl以下という微小のインク液滴量の吐出を安定して行なうことができる。
本発明のインクジェット用インクの記録方法で適用できる記録媒体としては、例えば、普通紙、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、光沢紙、インクジェット専用紙等が広く用いることができるが、その中でも吸収性支持体である普通紙、あるいはアート紙またはコート紙を用いたインクジェット記録方法あることが、本発明のインクの持つ優れた特性をいかんなく発揮させることができ好ましい。
紙には、塗工紙、非塗工紙があり、塗工紙としては、1m2あたりの塗工量が片面20g前後のアート紙、1m2あたりの塗工量が片面10g前後のコート紙、1m2あたりの塗工量が片面5g前後の軽量コート紙、微塗工紙、マット調仕上げのマットコート紙、ダル調仕上げのダルコート紙、新聞用紙などを挙げることが出来る。非塗工紙としては、化学パルプ100%使用の印刷用紙A、化学パルプ70%以上使用の印刷用紙B、化学パルプ40%以上70%未満使用の印刷用紙C、化学パルプ40%未満使用の印刷用紙D、機械パルプを含有しカレンダー処理を行ったグラビア用紙などを挙げることが出来る。更に詳しくは、『最新紙加工便覧』紙加工便覧編集委員会編、テックタイムス発行、『印刷工学便覧』日本印刷学会編、などに詳細に記載されている。
普通紙とは、非塗工用紙、特殊印刷用紙及び情報用紙の一部に属す、80〜200μmの非コート紙が用いられる。本発明で用いられる普通紙としては、例えば、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙、薄様印刷紙、微塗工印刷用紙、色上質紙等特殊印刷用紙、フォーム用紙、PPC用紙、その他情報用紙等があり、具体的には下記する用紙及びこれらを用いた各種の変性/加工用紙があるが、本発明は特にこれらに限定されるものではない。
上質紙及び色上質紙、再生紙、複写用紙・色もの、OCR用紙、ノーカーボン紙・色もの、ユポ60、80、110ミクロン、ユポコート70、90ミクロン等の合成紙、その他片面アート紙68kg、コート紙90kg、フォームマット紙70、90、110kg、発泡PET38ミクロン、みつおりくん(以上、小林記録紙)、OK上質紙、ニューOK上質紙、サンフラワー、フェニックス、OKロイヤルホワイト、輸出上質紙(NPP、NCP、NWP、ロイヤルホワイト)OK書籍用紙、OKクリーム書籍用紙、クリーム上質紙、OK地図用紙、OKいしかり、きゅうれい、OKフォーム、OKH、NIP−N(以上、新王子製紙)、金王、東光、輸出上質紙、特需上質紙、書籍用紙、書籍用紙L、淡クリーム書籍用紙、小理教科書用紙、連続伝票用紙、上質NIP用紙、銀環、金陽、金陽(W)、ブリッジ、キャピタル、銀環書籍、ハープ、ハープクリーム、SKカラー、証券用紙、オペラクリーム、オペラ、KYPカルテ、シルビアHN、エクセレントフォーム、NPIフォームDX(以上、日本製紙)、パール、金菱、ウスクリーム上質紙、特製書籍用紙、スーパー書籍用紙、書籍用紙、ダイヤフォーム、インクジェットフォーム(以上、三菱製紙)、金毯V、金毯SW、白象、高級出版用紙、クリーム金毯、クリーム白象、証券・金券用紙、書籍用紙、地図用紙、複写用紙、HNF(以上、北越製紙)しおらい、電話帳表紙、書籍用紙、クリームしおらい、クリームしおらい中ラフ、クリームしおらい大ラフ、DSK(以上、大昭和製紙)、せんだいMP上質紙、錦江、雷鳥上質、掛紙、色紙原紙、辞典用紙、クリーム書籍、白色書籍、クリーム上質紙、地図用紙、連続伝票用紙(以上、中越パルプ)、OP金桜(チューエツ)、金砂、参考書用紙、交換証用紙(白)、フォーム印刷用紙、KRF、白フォーム、カラーフォーム、(K)NIP、ファインPPC、紀州インクジェット用紙(以上、紀州製紙製)、たいおう、ブライトフォーム、カント、カントホワイト、ダンテ、CM用紙、ダンテコミック、ハイネ、文庫本用紙、ハイネS、ニューAD用紙、ユトリロエクセル、エクセルスーパーA、カントエクセル、エクセルスーパーB、ダンテエクセル、ハイネエクセル、エクセルスーパーC、エクセルスーパーD、ADエクセル、エクセルスーパーE、ニューブライトフォーム、ニューブライトNIP(以上、大王製紙製)、日輪、月輪、雲嶺、銀河、白雲、ワイス、月輪エース、白雲エース、雲岑エース(以上、日本紙業製)、たいおう、ブライトフォーム、ブライトニップ(以上、名古屋パルプ)、牡丹A、金鳩、特牡丹、白牡丹A、白牡丹C、銀鳩、スーパー白牡丹A、淡クリーム白牡丹、特中質紙、白鳩、スーパー中質紙、青鳩、赤鳩、金鳩Mスノービジョン、スノービジョン、金鳩スノービジョン、白鳩M、スーパーDX、はまなすO、赤鳩M、HKスーパー印刷紙(以上、本州製紙製)、スターリンデン(A・AW)、スターエルム、スターメイプル、スターローレル、スターポプラ、MOP、スターチェリーI、チェリーIスーパー、チェリーIIスーパー、スターチェリーIII、スターチェリーIV、チェリーIIIスーパー、チェリーIVスーパー(以上、丸住製紙製)、SHF(以上、東洋パルプ製)、TRP(以上、東海パルプ製)等が挙げられる。
また、代表的な印刷用紙として、三菱製紙社製特菱アート、王子製紙社製OKトップコートN等がある。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
《高分子化合物の合成》
(高分子化合物Aの合成)
ポリアクリル酸(重量平均分子量80万)の100gを、750gのメタノールに加熱溶解し、4−ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテルの12gと触媒としてピリジンの11gを加え、65℃に保ちながら30時間攪拌した。次いで、系の温度を96℃に上げ、水を滴下しながらメタノールを溜去下した後、イオン交換樹脂(三菱化学製:PK−216H)処理を行い、ピリジンを除去して不揮発分濃度15%の水溶液を得た。ここに、光重合開始剤としてチバスペシャリティケミカルズ社製のイルガキュア2959(前述の一般式(7)のn=1)を15%水溶液100gに対して0.2gの割合で混合し、その後イオン交換水で希釈して、10%の高分子化合物Aを得た。
(高分子化合物Bの合成)
グリシジルメタクリレートの56g、p−ヒドロキシベンズアルデヒドの48g、ピリジンの2g、及びN−ニトロソ−フェニルヒドロキシアンモニウム塩の1gを反応容器に入れ、85℃の湯浴中で10時間攪拌した。
次に、重合度1700、ケン化度88%のポリ酢酸ビニルケン化物の45gをイオン交換水225gに分散した後、リン酸を4.5gと上記反応で得られたp−(3−メタクリロキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)ベンズアルデヒドを、ポリ酢酸ビニルアルコールに対して変性率が1モル%になるように加え、90度で8時間攪拌した。得られた溶液を室温まで冷却した後、塩基性イオン交換樹脂を30g加えて1時間攪拌した。その後、イオン交換樹脂を濾過し、ここに重合開始剤としてイルガキュア2959を上記溶液100gに対して0.25gの割合で混合し、その後、イオン交換樹脂にて希釈して10%の高分子化合物Bを得た。
《インクの調製》
〔顔料分散液の調製〕
(マゼンダ顔料分散液の調製)
以下の各添加剤を混合し、0.5mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、マゼンダ顔料の含有量が10%のマゼンダ顔料分散液を調製した。このマゼンダ顔料分散液に含まれるマゼンダ顔料粒子の平均粒径は83nmであった。なお、粒径測定はマルバーン社製ゼータサイザー1000HSにより行った。
C.I.ピグメントレッド12 12部
ジョンクリル61(アクリルスチレン系樹脂分散剤、ジョンソンポリマー製) 3部
グリセリン 15部
イオン交換水 70部
(ブラック顔料分散液の調製)
Cabot社製のカーボンブラック自己分散物cabo−jet300をイオン交換水で希釈して、カーボンブラック含有量が10%のブラック顔料分散液を調製した。得られたブラック顔料分散液のカーボンブラック粒子の平均粒径は153nmであった。粒径測定は、マルバーン社製ゼータサイザー1000HSにより行った。
〔インクセットの調製〕
(インクセット1の調製)
下記の方法に従いマゼンタ顔料インク1及びブラック顔料インク1から構成されるインクセット1を得た。
〈マゼンタ顔料インク1の調製〉
高分子化合物A 30部
マゼンダ顔料分散液 30部
グリセリン 5部
ジエチレングリコール 15部
オルフィンe1010(日信化学社製、界面活性剤) 0.03部
上記各添加剤を混合した後、イオン交換水を加えて全量を100部として、マゼンダ顔料インク1を得た。
〈ブラック顔料インク1の調製〉
上記マゼンタ顔料インク1の調製において、マゼンダ分散液に代えてブラック顔料分散液を用いた以外は同様にして、ブラック顔料インク1を得た。
〔インクセット2の調製〕
上記インクセット1の調製において、マゼンタ顔料インク及びブラック顔料インクの調製に用いた高分子化合物Aに代えて、高分子化合物Bを用いた以外は同様にして、インクセット2を調製した。
(インクセット3の調製)
上記インクセット1の調製において、マゼンタ顔料インク及びブラック顔料インクの調製に用いた高分子化合物Aに代えて、高分子化合物C(1,4−ブタンジオールのジエポキシアクリル酸エステル(BASF社製 LR8765))の9部と、イルガキュア651(チバスペシャリティケミカルズ社製、光開始剤)の0.4部を用いた以外は同様にして、インクセット3を得た。
(インクセット4の調製)
上記インクセット1の調製において、マゼンタ顔料インク及びブラック顔料インクの調製に用いた高分子化合物Aに代えて、高分子化合物D(ジョンクリル61J ジョンソンポリマー社製水溶性ポリマー)の12部を用いた以外は同様にして、インクセット4を得た。
(インクセット5の調製)
上記インクセット1の調製において、マゼンタ顔料インク及びブラック顔料インクの調製に用いた高分子化合物Aに代えて、高分子化合物E(ジョンクリル450 ジョンソンポリマー社製水系エマルジョン溶液)の10部を用いた以外は同様にして、インクセット5を得た。
《インクジェット画像の形成及び評価》
〔インクジェット画像記録〕
特開2004−136651号公報に記載のものと同様の静電吸引型インクジェット記録ヘッドをXYステージに固定し、表1記載のインクセット種類とそのインク液滴量(pl)、記録解像度の組み合わせた記録方法1〜11で、アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)及び上質紙(しらおい 日本製紙社製)に、後述の各画像の印刷を行った。
インクジェット記録ヘッドから吐出するインク液滴量は、飛翔中のインク液滴をビデオマイクロスコープにより観察して計測した液滴直径から計算により求めた。なお、表1に記載の記録解像度を示す単位であるdpiとは、2.54cmあたりのドット数を表す。
(ビーディング耐性の評価)
アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)及び印刷用上質紙(しらおい、日本製紙社製)に10cm×10cmのブラックベタ画像を印字し、その画像を目視観察し、下記の基準に従ってビーディング耐性の評価を行った。
なお、各インクを連続吐出し、着弾した後0.1秒後に、120W/cmメタルハライ
ドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射した。
◎:均一な画像である
○:よく見るとわかるまだら状のノイズが5箇所未満存在する
△:よく見るとわかるまだら状のノイズが10箇所未満存在する
×:はっきりとしたまだら状のノイズが10箇所以上存在する
××:まだら状のノイズが20箇所以上存在する
このうち、×、××は製品として問題があるレベルである。
(カラーブリード耐性の評価)
アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)に、マゼンダベタ画像上に巾50μmの黒細線を印字した後、そのベタ画像と黒細線との境界領域部を目視観察し、下記の基準に従ってカラーブリード耐性の評価を行った。
なお、各インクを連続吐出し、着弾した後0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射した。
◎:黒細線とベタ画像の境界線がはっきりしている
○:わずかに境界がにじんでいる箇所があるが、実用上問題のない品質である
△:境界部ににじみが認められるが、実用上許容限界内の品質である
×:境界部で明らかなにじみの発生が認められ、線幅が1.5倍ほどとなり、実用上問題となる品質である
××:細線とベタ部の境界が不明瞭な品質であり、ブリード耐性が極めて乏しい
このうち、×、××は製品として問題があるレベルである。
(耐擦過性の評価)
アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)に10cm×10cmのマゼンタベタ画像を印字し、形成したベタ画像上を消しゴム(MONOトンボ鉛筆社製)で10回擦った後、画像部分の汚れの発生の有無を目視観察し、下記の基準に従って耐擦過性の評価を行った。
なお、インクを連続吐出し、着弾した後0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射し、評価画像サンプルを作成した。
◎:印画画像に全く変化なし
○:詳細に観察すると、わずかに印刷画像に汚れが観察される
△:ぱっと見でも、印刷画像の汚れが観察される
×:印刷画像の汚れが明確に観察される
××:印刷画像がかなり汚れている。
このうち、×、××は製品として問題があるレベルである。
(フェザリング耐性の評価)
印刷用上質紙(しらおい、日本製紙社製)に巾100μm、長さ5cmの黒細線をプリントし、その画像を目視観察し、下記の基準に従ってフェザリング耐性の評価を行った。
なお、各インクを連続吐出し、着弾した後0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL 電源電力3kW・hr)を照射した。
◎:滲みにより線が太ることも無く細線が再現されている
○:滲みにより線が太ることはないが5箇所未満、紙繊維に沿ったインク滲みが観測される
△:滲みにより線が太ることはないが、10箇所未満、紙繊維に沿ったインク滲みが観測される
×:滲みにより線が若干太り、紙繊維に沿ったインク滲みも10箇所以上観測される。
××:滲みによる線太りが激しく、紙繊維に沿ったインク滲みも20箇所以上観測される
このうち、×、××は製品として問題があるレベルである。
(カール耐性の評価)
印刷用上質紙(しらおい、日本製紙社製)に10cm×10cmの面積で黒ベタ画像の印字を行った後、23℃、50%RHの環境下で3分放置してカールを測定し、下記の基準に従ってカール耐性の評価を行った。
◎:カールの発生が全くない
○:わずかにカールの発生が認められる
△:やや伸縮が認められ、弱いカールが発生しているが、実用上問題となる品質ではない
×:収縮が大きく、明らかなカールが発生し、実用上問題となる品質である
××:収縮が大きく、強いカールが発生し、実用に耐えない品質である
このうち、×、は製品として問題があるレベルである。
以上により得られた結果を、表1に示す。
Figure 2006248064
表1に記載の結果より明らかな様に、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物を含有する本発明に係るインクを、インク液滴量として0.20〜0.9plの範囲で吐出した本発明の記録方法は、比較例に対し、アート紙を用いた際のビーディング耐性、カラーブリード耐性、耐擦過性の全ての特性にバランスがとれており、更に上質紙を用いて印字した際のフェザリング耐性及びカール耐性の全ての特性にバランスがとれていることが分かる。

Claims (5)

  1. 少なくとも色材、水及び高分子化合物を含むインクジェットインクを、記録ヘッドから記録媒体にインク液滴として吐出してインクジェット画像を記録するインクジェット記録方法において、該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物であって、かつ該インクジェットインクのインク液滴量を、0.10pl以上、1.0pl以下の条件で吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記インクジェットインクのインク液滴量が、0.10pl以上、0.50pl以下であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記高分子化合物の親水性主鎖がポリ酢酸ビニルのケン化物であり、かつケン化度が77%以上、99%以下で、重合度が500以上、4000以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記記録媒体が、一般印刷用の普通紙、上質紙、アート紙及びコート紙から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記記録ヘッドから記録媒体に前記インクジェットインクのインク液滴を吐出する方式が、静電吸引方式であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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