JP2006248005A - ラインヘッドモジュール、露光装置、画像形成装置 - Google Patents

ラインヘッドモジュール、露光装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱による発光素子の劣化を防止し、耐久性を向上させたラインヘッドモジュールを提供する。
【解決手段】 本発明のラインヘッドモジュール101は、整列配置された複数の発光素子3を有するラインヘッド1を備え、前記発光素子3からの光によって感光体に対して露光をなすラインヘッドモジュールであって、前記ラインヘッド1を支持する支持体10と、前記支持体10の内部に設けられ、前記ラインヘッド1と熱的に接続された冷却媒体流通用の流路10Hとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置において露光手段として用いられるラインヘッドモジュール、及びこのラインヘッドモジュールを備えた露光装置、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を利用したプリンタとして、ラインプリンタ(画像形成装置)が知られている。このラインプリンタは、被露光部となる感光体ドラムの周面上に、帯電器、ライン状のプリンタヘッド(ラインヘッド)、現像器、転写器などの装置を近接配置したものである。すなわち、帯電器によって帯電された感光体ドラムの周面上に、プリンタヘッドに設けられた発光素子の選択的な発光動作で露光を行なうことにより、静電潜像を形成し、この潜像を現像器から供給されるトナーで現像して、そのトナー像を転写器で用紙に転写するようにしたものである。
ところで、前記のようなプリンタヘッドの発光素子としては、一般にLED(発光ダイオード)などが用いられている。また、近年では、EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)、特に発光点を精度良く作り込める有機EL素子を発光素子とする発光素子アレイを、プリンタヘッドとして備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−1864号公報
トナー定着型のプリンタやコピー機等の出力機器の場合、機器内にトナーを熱定着させる部位が設けられているため、機器内は50℃以上の高温となる。また、プリンタ等のヘッドの光源には高速印字を可能にするために高い光量が求められており、このような高光量を発生させるために発光素子には大きな電気的負荷がかかり、発光素子そのものが発熱する。これらの熱は発光素子の劣化の要因となる虞がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、熱による発光素子の劣化を防止し、耐久性を向上させたラインヘッドモジュールと、このラインヘッドモジュールを備えた露光装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のラインヘッドモジュールは、整列配置された複数の発光素子を有するラインヘッドを備え、前記発光素子からの光によって感光体に対して露光をなすラインヘッドモジュールであって、前記ラインヘッドを支持する支持体と、前記支持体の内部に設けられ、該支持体を介して前記ラインヘッドと熱的に接続された冷却媒体流通用の流路とを備えたことを特徴とする。前記支持体は、SUS、アルミニウム、真鍮等の熱伝導率の高い金属材料によって構成されることが望ましい。
この構成によれば、支持体内を流通する冷却媒体の働きにより、ラインヘッドを効率的に冷却することができる。このため、発光素子の耐久性が向上し、多印字枚数可能な画像形成装置を実現することができる。
本発明においては、前記冷却媒体は、前記ラインヘッドの駆動状況に応じて流通が制御されるものとすることができる。例えば、ラインヘッドの駆動/停止に連動して冷却媒体の循環をオン/オフしたり、ラインヘッドの過熱状態(発光素子の温度、発光時間、発光輝度、露光装置内の温度等)に応じて循環速度を制御したりすることができる。
この構成によれば、ラインヘッドの出力が安定し、良好な印字品質が得られるようになる。
本発明においては、前記支持体は前記感光体に対して平行な回転軸を有しており、前記ラインヘッドは前記支持体の周面上に複数設けられ、該複数のラインヘッドは前記回転軸を中心とした前記支持体の回転によって前記感光体に対して切り換え可能に構成されているものとすることができる。
この構成によれば、1つの感光体に対して複数のラインヘッドが割り当てられているため、発光素子の寿命を見かけ上延ばすことができ、高速且つ高光量の印字が可能になる。また、ラインヘッドの切り換えは支持体の回転によって行なわれるため、ラインヘッドモジュール自体の構成がコンパクトになり、露光装置、さらにはこの露光装置を露光手段とする画像形成装置の小型化が可能になる。
本発明においては、前記支持体には、前記流路に対して前記冷却媒体を流入又は流出させるための柔軟なチューブが接続されているものとすることができる。チューブの材質としては、フレキシビリティが高く、比較的強度のある樹脂、例えばテフロン(登録商標)樹脂等が好適である。
この構成によれば、支持体が回転した場合であっても、チューブはそれに追随して変形するので、冷却媒体の流通に支障が生じることはない。
本発明においては、前記複数のラインヘッドのそれぞれについて、前記発光素子からの光を結像させる光学結像系が設けられているものとすることができる。
この構成によれば、各発光素子から出射した光が感光体上により良好に結像されるようになる。
本発明においては、前記発光素子はエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)であるものとすることができる。
EL素子はLEDなどに比べて輝度(光量)は低いが、本発明においては複数の発光素子列を切り換えて使用することにより高輝度な状態を長期間維持することができるため、十分に高い実用性を備えたものとなる。なお、EL素子としては、特に発光点を精度よく作り込むことができる有機EL素子が好適である。
本発明の露光装置は、前述した本発明のラインヘッドモジュールと、前記ラインヘッドモジュールに備えられる発光素子からの光によって露光される感光体とを備えたことを特徴とする。また、本発明の画像形成装置は、本発明の露光装置を露光手段として備えたことを特徴とする。
この構成によれば、高速且つ多印字枚数可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で参照する各図面においては、図面を見易くするために、各構成要素の寸法等を適宜変更して表示している。
(露光装置)
まず、本発明の露光装置について説明する。
図1は、本発明の露光装置の一実施形態を示す図であり、図1中符号100は露光装置である。この露光装置100は、後述する画像形成装置において露光手段として用いられるもので、ラインヘッド1と、このラインヘッド1からの光を結像させるレンズアレイ(光学結像系)31と、前記レンズアレイ31を透過した前記ラインヘッド1からの光によって露光される感光体ドラム(感光体)9と、を備えて構成されたものである。
(ラインヘッドモジュール)
図2は、ラインヘッドモジュール101の概略構成を示す図であり、図2(a)はその斜視図、図2(b)はその断面図である。
図2に示すように、ラインヘッドモジュール101は、複数の発光素子3を整列配置したラインヘッド1と、ラインヘッド1からの光を結像させるレンズ素子を整列配置したレンズアレイ31と、ラインヘッド1を支持する支持体10と、を備えて構成されている。
図2において、支持体10は断面が正方形をなす角柱体として構成されている。支持体10の中央には、感光体ドラム9の回転軸9aと平行な回転軸10aが設けられている。回転軸10aは制御手段110に接続されており、この制御手段110からの制御信号によって、その回転が制御されるようになっている。この支持体10の周方向に配置された複数の周面、すなわち角柱体の4つの側面には、それぞれラインヘッド1が設けられている。そして、回転軸10aを中心とした支持体10の回転によって、これらのラインヘッド1が切り換えられるようになっている。なお、これら複数のラインヘッド1は、その切り換えに応じて駆動も切り換えられるようになっており、特定のラインヘッド1が選択されている間は、他のラインヘッド1の駆動は停止される。
ラインヘッド1の切り換えは、例えばラインヘッド1に備えられた発光素子3の光量の劣化に応じて行なわれる。発光素子3の光量が感光体ドラム9の露光に不十分となった場合(寿命を迎えた場合)には、制御手段110が回転軸10aを基点として支持体10を90°ずつ回転することで、別のラインヘッド1が使用可能となる。光量の劣化は、センサ等によって直接検知してもよいし、印字条件(光量、印刷速度等)や印字枚数等に基づいて判断してもよい。ラインヘッド1の切り換えは、光量の劣化に応じて自動的に行なわれることが望ましい。例えば、ラインヘッド1が1本20ppmの速度において20万枚の印字が可能である場合、20万枚の印字枚数がカウントされると、制御手段110が自動的に支持体10を回転軸10aの周りに90°回転し、新たなラインヘッド1が使用可能となるようプログラミングされている構成とすることができる。この構成より、画像形成装置としては80万枚の印字枚数が可能な仕様となる。
支持体10の中心部には、その長手方向の一端側から他端側にかけて支持体10内を貫通する貫通孔(空孔)10Hが設けられている。この貫通孔10Hは、支持体10内に冷却媒体を流通させるための流路を構成するものである。この流路10Hは支持体10を介してラインヘッド1に熱的に接続されており、その流路10Hの内部に冷却媒体を流通させることで、ラインヘッド1を冷却できるようになっている。流路10Hは回転軸10aに平行に設けられており、支持体10の端面に開口した一方の開口部(図示左側の開口部)が流入口であり、もう一方の開口部(図示右側の開口部)が流出口である。なお、本実施形態では、流路10Hを直線状の流路としたが、流路の形状は必ずしもこれに限定されない。また、流路10Hの流入口と流出口を支持体10の端面に設けたが、これらを支持体10の周面上(ラインヘッド1の設けられない部分)に設けることも可能である。
図3は、ラインヘッドモジュール101の冷却機構を示す模式図である。
本実施形態の冷却機構102は、支持体10内に設けられた流路10Hと、この流路10H内に冷却媒体103aを流入又は流出させるためのチューブ103と、このチューブ103に連結されたポンプ104、によって概略構成されている。チューブ103は流路10Hの流入口及び流出口の双方に取り付けられており、これらのチューブ103、103の他方の端部がポンプ104を介して接続されている。チューブ103と流路10Hの内部は冷却媒体103aで満たされており、この冷却媒体103aがポンプ104によって循環されるようになっている。なお、図示を省略したが、これら循環経路内には冷却媒体103aに吸収された熱を放熱する放熱部が設けられている。
本実施形態においては、支持体10がラインヘッド1の切り換えに伴って回転するため、チューブ103としては、その回転に追随して変形できるだけの柔軟性をもっていることが望ましい。チューブの材質としては、フレキシビリティが高く、比較的強度のある樹脂、例えばテフロン(登録商標)樹脂等が好適である。
また、支持体10は、流路10Hとラインヘッド1とを熱的に接続する伝熱媒体として機能することから、その材質としては、SUS、アルミニウム、真鍮等の熱伝導率の高い金属製の材料であることが望ましい。
冷却媒体としては、特開平5−121609号公報や特開平5−326778号公報等に記載されている公知の冷却媒体を用いることができる。
冷却機構102の動作は、ラインヘッド1の駆動状況に応じて制御される。例えば、プリンタ本体のオン/オフ又はラインヘッド1の駆動/停止に連動して冷却媒体103aの循環がオン/オフされるものとされる。或いは、ラインヘッド1の過熱状態(発光素子3の温度、発光時間、発光輝度、露光装置100内の温度等)に応じて循環速度が制御されるようにしてもよい。後者の方法としては、例えば熱電対によってラインヘッド1の温度をモニタリングし、温度が50℃以上にならないように冷却媒体103aの循環速度を自動的にコントロールするような方法が挙げられる。このように冷却媒体103aの流通をラインヘッド1の駆動状況に応じて制御することで、ラインヘッド1の出力が安定し、良好な印字品質が得られるようになる。
なお、図2では支持体10の4つの側面全てにラインヘッド1を設けたが、ラインヘッド1は必ずしも全ての側面に設ける必要はなく、4つの側面のうちの2つ又は3つの側面についてのみラインヘッド1を設ける構成としてもよい。また、支持体10としては、4角柱体以外の多角柱体、例えば3角柱体、5角柱体、6角柱体…等を用いることも可能であり、これら多角柱体の少なくとも2つ以上の側面にラインヘッド1を設けることができる。さらに、支持体10としては、円柱体や楕円柱体等、その周面の一部に曲面を備えた柱状体を用いることも可能である。これらの柱状体においては、レンズアレイ31を共通化するために、その断面形状が正多角形又は円形をなしていることが好ましい。
また、本実施形態においては、同一の支持体10に設けられた複数のラインヘッド1は互いにスペアとして用いられるようになっている。このため、これらのラインヘッド1は互いに同じ仕様であることが望ましいが、これらの仕様を同一とせず、互いに異ならせることで、単なるスペアではない、何らかの補完関係をもったラインヘッド1とすることもできる。
本実施形態においては、レンズアレイ31として、特に正立等倍結像系であるSLアレイが用いられている。レンズアレイ31は、支持体10の側面に設けられたラインヘッド1のそれぞれについて設けられている。このレンズアレイ31は、ラインヘッド1に対してアライメントされた状態で一体的に保持されている。このような構成のもと、ラインヘッドモジュール101は、選択された特定のラインヘッド1で発光し出射した光を感光体ドラム9に正立等倍結像させるようになっている。
(ラインヘッド)
図4は、ラインヘッド1を模式的に示した図である。このラインヘッド1は、長細い矩形の素子基板2上に、複数の発光素子3を整列配置してなる発光素子列(発光部ライン)3Aと、発光素子3を駆動させる駆動素子4からなる駆動素子群と、これら駆動素子4(駆動素子群)の駆動を制御する制御回路群5とを一体形成したものである。発光素子3としては有機EL素子を用いるが、この代わりに無機EL素子や発光ダイオード(LED)等を用いてもよい。ラインヘッド1は、図1に示したようにその光出射側の面が感光体ドラム9に対向して配置されるようになっており、その際、前記の発光素子列3Aの列方向(発光素子の整列方向)が、感光体ドラム9の回転軸9aと平行に配置されるようになっている。
なお、図4では発光素子列3Aを1列の有機EL素子3で形成したが、例えば有機EL素子3を2列にしてこれらを千鳥状に配してもよい。その場合には、ラインヘッド1の長手方向における有機EL素子3のピッチを小さくすることができ、したがって後述する画像形成装置の解像度を向上させることができる。
有機EL素子3は、一対の電極間に少なくとも有機発光層を備えたもので、その一対の電極から発光層に電流を供給することにより、発光するようになっている。有機EL素子3における一方の電極には電源線8が接続され、他方の電極には駆動素子4を介して電源線7が接続されている。この駆動素子4は、薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜ダイオード(TFD)等のスイッチング素子で構成されている。駆動素子4にTFTを採用した場合には、そのソース領域に電源線8が接続され、ゲート電極に制御回路群5が接続される。そして、制御回路群5により駆動素子4の動作が制御され、駆動素子4により有機EL素子3への通電が制御されるようになっている。
なお、有機EL素子3および駆動素子4の詳細な構造については後述する。
(SLアレイ)
図5は、レンズアレイ31としてのSLアレイの斜視図である。このレンズアレイ(SLアレイ)31は、SL素子31aを千鳥状に2列配列(配置)したものである。そして、千鳥状に配置された各SL素子31aの隙間には黒色のシリコーン樹脂32が充填されており、さらにその周囲にはフレーム34が配置されている。
前記SL素子31aは、その中心から周辺にかけて放物線上の屈折率分布を有している。そのため、SL素子31aに入射した光は、その内部を一定周期で蛇行しながら進む。
よって、このSL素子31aの長さを調整すれば、画像を正立等倍結像させることができる。そして、このように正立等倍結像するSL素子31aにあっては、隣接するSL素子31aどうしが作る像を重ね合わせることが可能になり、広範囲の画像を得ることができる。したがって、図5に示したSLアレイ31は、ラインヘッド1全体からの光を精度よく結像させることができるようになっている。
(有機EL素子および駆動素子)
次に、ラインヘッドにおける有機EL素子や駆動素子等の詳細な構成について、図6(a)、(b)を参照して説明する。
発光層60で発光した光を画素電極23側から出射する、いわゆるボトムエミッション型である場合には、素子基板2側から発光光を取り出す構成であるので、素子基板2としては透明あるいは半透明のものが採用される。例えば、ガラス、石英、樹脂(プラスチック、プラスチックフィルム)等が挙げられ、特にガラス基板が好適に用いられる。
また、発光層60で発光した光を陰極(対向電極)50側から出射する、いわゆるトップエミッション型である場合には、この素子基板2の対向側である封止基板側から発光光を取り出す構成となるので、透明基板及び不透明基板のいずれも用いることができる。不透明基板としては、例えば、アルミナ等のセラミックス、ステンレススチール等の金属シートに表面酸化などの絶縁処理を施したものの他に、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが挙げられる。
本実施形態では、ボトムエミッション型が採用され、したがって素子基板2には透明なガラスが用いられるものとする。
素子基板2上には、画素電極23に接続する駆動用TFT123(駆動素子4)などを含む回路部11が形成されており、その上に有機EL素子3が設けられている。有機EL素子3は、陽極として機能する画素電極23と、この画素電極23からの正孔を注入/輸送する正孔輸送層70と、有機EL物質からなる発光層60と、陰極50とが順に形成されたことによって構成されている。
ここで、有機EL素子3および駆動用TFT123(駆動素子4)を図4に対応した模式図で示すと、図6(b)に示すようになる。図6(b)において、電源線7は駆動素子4のソース/ドレイン電極に接続し、電源線8は有機EL素子3の陰極50に接続している。
そして、このような構成のもとに有機EL素子3は、図6(a)に示すように、正孔輸送層70から注入された正孔と陰極50からの電子とが発光層60で結合することにより、発光をなすようになっている。
陽極として機能する画素電極23は、ボトムエミッション型である本実施形態では、透明導電材料によって形成され、具体的にはITOが好適に用いられている。
正孔輸送層70の形成材料としては、特に3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液、すなわち、分散媒としてのポリスチレンスルフォン酸に3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンを分散させ、さらにこれを水に分散させた分散液が好適に用いられる。
なお、正孔輸送層70の形成材料としては、前記のものに限定されることなく種々のものが使用可能である。例えば、ポリスチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレンやその誘導体などを、適宜な分散媒、例えば前記のポリスチレンスルフォン酸に分散させたものなどが使用可能である。
発光層60を形成するための材料としては、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の発光材料が用いられる。なお、本実施形態では、例えば発光波長帯域が赤色に対応した発光層が採用されるが、もちろん、発光波長帯域が緑色や青色に対応した発光層を採用するようにしてもよい。この場合、用いる感光体は、その発光領域に感度を持つものを採用する。
発光層60の形成材料として具体的には、(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)などのポリシラン系などが好適に用いられる。また、これらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素などの高分子系材料や、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等の低分子材料をドープして用いることもできる。
陰極50は、前記発光層60を覆って形成されたもので、例えばCaを厚さ20nm程度に形成し、その上にAlを厚さ200nm程度に形成して積層構造の電極とし、Alを反射層としても機能させたものである。
また、この陰極50上には接着層を介して封止基板(図示せず)が貼着されている。
また、このような有機EL素子3の下方には、前述したように回路部11が設けられている。この回路部11は素子基板2上に形成されたものである。すなわち、素子基板2の表面にはSiOを主体とする下地保護層281が下地として形成され、その上にはシリコン層241が形成されている。このシリコン層241の表面には、SiO及び/又はSiNを主体とするゲート絶縁層282が形成されている。
また、前記シリコン層241のうち、ゲート絶縁層282を挟んでゲート電極242と重なる領域がチャネル領域241aとされている。なお、このゲート電極242は、図示しない走査線の一部である。一方、シリコン層241を覆い、ゲート電極242を形成したゲート絶縁層282の表面には、SiOを主体とする第1層間絶縁層283が形成されている。
また、シリコン層241のうち、チャネル領域241aのソース側には、低濃度ソース領域241bおよび高濃度ソース領域241Sが設けられる一方、チャネル領域241aのドレイン側には低濃度ドレイン領域241cおよび高濃度ドレイン領域241Dが設けられて、いわゆるLDD(Light Doped Drain )構造となっている。これらのうち、高濃度ソース領域241Sは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール243aを介して、ソース電極243に接続されている。このソース電極243は、電源線(図示せず)の一部として構成されている。一方、高濃度ドレイン領域241Dは、ゲート絶縁層282と第1層間絶縁層283とにわたって開孔するコンタクトホール244aを介して、ソース電極243と同一層からなるドレイン電極244に接続されている。
ソース電極243およびドレイン電極244が形成された第1層間絶縁層283の上層には、例えばアクリル系の樹脂成分を主体とする平坦化膜284が形成されている。この平坦化膜284は、アクリル系やポリイミド系等の、耐熱性絶縁性樹脂などによって形成されたもので、駆動用TFT123(駆動素子4)やソース電極243、ドレイン電極244などによる表面の凹凸をなくすために形成された公知のものである。
そして、ITO等からなる画素電極23が、この平坦化膜284の表面上に形成されるとともに、該平坦化膜284に設けられたコンタクトホール23aを介してドレイン電極244に接続されている。すなわち、画素電極23は、ドレイン電極244を介して、シリコン層241の高濃度ドレイン領域241Dに接続されている。
画素電極23が形成された平坦化膜284の表面には、画素電極23と、前述した無機隔壁25とが形成されており、さらに無機隔壁25上には、有機隔壁221が形成されている。そして、画素電極23上には、無機隔壁25に形成された前記開口25aと、有機隔壁221に形成された開口221aとの内部、すなわち画素領域に、前記の正孔輸送層70と発光層60とが画素電極23側からこの順で積層され、これによって機能層が形成されている。
なお、この例では、EL素子を駆動する素子として、素子基板2上にTFTなどの駆動素子4を作り込んだ例を挙げたが、駆動素子4を素子基板2上に作り込まず、駆動素子4を外付けにする、具体的にはEL素子基板の端子領域にドライバICをCOG実装する、またはドライバICを実装したフレキシブル回路基板をEL素子基板に実装するようにしても良い。
このような構成からなるラインヘッドモジュール101は、図1に示したように被露光部となる感光体ドラム9に光を照射し結像して、露光するようになっている。このとき、ラインヘッド1とSLアレイ31とは互いにアライメントされた状態で一体的に保持されているので、使用に際しては、単にラインヘッドモジュール101を感光体ドラム9にアライメントするだけでよい。したがって、このラインヘッドモジュール101を備えた露光装置100にあっては、ラインヘッド1とSLアレイ31とを別に用意する場合に比べ、感光体ドラム9に対するアライメントが容易になり、アライメント不良に起因する露光むらが確実に防止されるようになる。
以上説明したように、本実施形態においては、ラインヘッド1を支持する支持体10の内部に、該ラインヘッド1と熱的に接続された冷却用の流路10Hを設け、この流路10H内に冷却媒体103aを流通させてラインヘッド1を冷却している。このため、ラインヘッド1の耐久性が向上し、露光装置の寿命を延ばすことができる。また、本実施形態においては、1つの感光体ドラム9に対して複数のラインヘッド1(すなわち発光素子列3A)が割り当てられている。このため、ラインヘッドの寿命を見かけ上延ばすことができ、高速且つ高光量の印字が可能になる。また、ラインヘッド1の切り換えは支持体10の回転によって行なわれるため、ラインヘッドモジュール101自体の構成がコンパクトになり、露光装置100、さらにはこの露光装置100を露光手段とする画像形成装置の小型化が可能になる。
なお、本実施形態では、支持体10に複数のラインヘッド1を設け、これらを支持体10の回転によって切り換える構成としたが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されない。例えば、支持体10に設置するラインヘッド1を1本のみとし、支持体10を回転しない構成とすることも可能である。この場合、チューブ103は変形しないので、その材質としては、必ずしも柔軟性を有するものである必要はない。
次に、本発明の露光装置が露光手段として備えられている画像形成装置について説明する。
(タンデム方式の画像形成装置)
図7は本発明の画像形成装置の第1の実施形態を示す図であり、図7中符号80はタンデム方式の画像形成装置である。この画像形成装置80は、有機ELアレイラインヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム41K、41C、41M、41Yにそれぞれ配置したことにより、露光装置を構成した、タンデム方式のものである。
この画像形成装置80は、駆動ローラ91と従動ローラ92とテンションローラ93とを備え、これら各ローラに中間転写ベルト90を、図7中矢印方向(反時計方向)に循環駆動するよう張架したものである。この中間転写ベルト90に対して、感光体ドラム41K、41C、41M、41Yが所定間隔で配置されている。これら感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、その外周面が像担持体としての感光層となっている。
ここで、前記符号中のK、C、M、Yは、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示している。なお、これら符号(K、C、M、Y)の意味は、他の部材についても同様である。感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト90の駆動と同期して、図7中矢印方向(時計方向)に回転駆動するようになっている。
各感光体ドラム41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体ドラム41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)によって一様に帯電させられた外周面を感光体ドラム41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)とが設けられている。
ここで、有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)は、前述したようにヘッドケース等によってSLアレイ(図示せず)とともに互いにアライメントされた状態で一体的に保持され、ラインヘッドモジュールとして用いられている。
また、この有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)(ラインヘッドモジュール)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト90に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体ドラム41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とが設けられている。
ここで、各有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)は、それぞれのアレイ方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置されている。そして、各有機ELアレイラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とが略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体ドラム41(K、C、M、Y)に接触させあるいは押圧せしめることにより、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させ、トナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスによって中間転写ベルト90上に順次一次転写される。そして、中間転写ベルト90上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、さらに定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、その後、排紙ローラ対62によって装置上部に形成された排紙トレイ68上に排出される。
なお、図7中の符号63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト90との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト90の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
(4サイクル方式の画像形成装置)
次に、本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態について説明する。図8は4サイクル方式の画像形成装置の縦断側面図である。図8において、画像形成装置160には主要構成部材として、ロータリ構成の現像装置161、像担持体として機能する感光体ドラム165、前記ラインヘッドモジュールからなる像書込手段167、中間転写ベルト169、用紙搬送路174、定着器の加熱ローラ172、給紙トレイ178が設けられている。
現像装置161は、現像ロータリ161aが軸161bを中心として矢印A方向に回転するよう構成されたものである。現像ロータリ161aの内部は4分割されており、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の像形成ユニットが設けられている。162a〜162dは、前記4色の各像形成ユニットに配置されており、矢印B方向に回転する現像ローラ、163a〜163dは、矢印C方向に回転するトナー供給ローラである。また、164a〜164dはトナーを所定の厚さに規制する規制ブレードである。
図8中符号165は、前記のように像担持体として機能する感光体ドラム、166は一次転写部材、168は帯電器、167は像書込手段であり、前記のラインヘッドモジュールからなるものである。そして、感光体ドラム165と像書込手段(ラインヘッドモジュール)167とから、本発明の露光装置が構成されている。
感光体ドラム165は、図示を省略した駆動モータ、例えばステップモータにより、現像ローラ162aとは逆の方向となる矢印D方向に回転駆動されるようになっている。なお、像書込手段167を構成するラインヘッドモジュールは、これと感光ドラム165との間で位置合わせ(光軸合わせ)がなされた状態に配設されている。
中間転写ベルト169は、駆動ローラ170aと従動ローラ170bとの間に張架されたものである。駆動ローラ170aは、前記感光体ドラム165の駆動モータに連結されたもので、中間転写ベルト169に動力を伝達するようになっている。すなわち、該駆動モータの駆動により、中間転写ベルト169の駆動ローラ170aは感光体ドラム165とは逆の方向となる矢印E方向に回動するようになっている。
用紙搬送路174には、複数の搬送ローラと排紙ローラ対176などが設けられており、用紙が搬送されるようになっている。中間転写ベルト169に担持されている片面の画像(トナー像)が、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に転写されるようになっている。二次転写ローラ171は、クラッチによって中間転写ベルト169に離当接されるようになっており、クラッチオンで中間転写ベルト169に当接され、用紙に画像が転写されるようになっている。
前記のようにして画像が転写された用紙は、次に、定着ヒータHを有する定着器で定着処理がなされる。定着器には、加熱ローラ172、加圧ローラ173が設けられている。
定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印F方向に進行する。この状態から排紙ローラ対176が逆方向に回転すると、用紙は方向を反転して両面プリント用搬送路175を矢印G方向に進行する。177は電装品ボックス、178は用紙を収納する給紙トレイ、179は給紙トレイ178の出口に設けられているピックアップローラである。
用紙搬送路において、搬送ローラを駆動する駆動モータとしては、例えば低速のブラシレスモータが用いられている。また、中間転写ベルト169については、色ずれ補正などが必要となるためステップモータが用いられている。これらの各モータは、図示を省略した制御手段からの信号によって制御されるようになっている。
図8に示した状態で、イエロー(Y)の静電潜像が感光体ドラム165に形成され、現像ローラ162aに高電圧が印加されることにより、感光体ドラム165にはイエローの画像が形成される。イエローの裏側および表側の画像がすべて中間転写ベルト169に担持されると、現像ロータリ161aが矢印A方向に90度回転する。
中間転写ベルト169は1回転して感光体ドラム165の位置に戻る。次に、シアン(C)の2面の画像が感光体ドラム165に形成され、この画像が中間転写ベルト169に担持されているイエローの画像に重ねて担持される。以下、同様にして現像ロータリ161の90度回転、中間転写ベルト169への画像担持後の1回転処理が繰り返される。
4色のカラー画像担持には中間転写ベルト169は4回転して、その後さらに回転位置が制御されて二次転写ローラ171の位置で用紙に画像を転写する。給紙トレー178から給紙された用紙を搬送路174で搬送し、二次転写ローラ171の位置で用紙の片面に前記カラー画像を転写する。片面に画像が転写された用紙は前記のように排紙ローラ対176で反転されて、搬送径路で待機している。その後、用紙は適宜のタイミングで二次転写ローラ171の位置に搬送されて、他面に前記カラー画像が転写される。ハウジング180には、排気ファン181が設けられている。
このような図7、図8に示した画像形成装置80、160においては、図1に示したような本発明の露光装置が露光手段として備えられている。
したがって、これら画像形成装置80、160にあっては、前述したようにラインヘッドの切り換えによって十分な寿命を確保することができ、また高速な印字も可能である。
なお、本発明の露光装置を備えた画像形成装置は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。また、本発明のラインヘッドモジュールは、プリンタ、コピー機等の種々の画像形成装置に広く適用可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明の露光装置の一実施形態の概略構成を示す模式図である。 (a)はラインヘッドモジュールの斜視図、(b)は断面図である。 ラインヘッドモジュールの冷却機構を示す模式図。 ラインヘッドを模式的に示した図である。 SLアレイの斜視図である。 (a)はラインヘッドの要部側断面図、(b)は模式図である。 本発明の画像形成装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。 本発明の画像形成装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1…ラインヘッド、2…素子基板、3…有機EL素子(発光素子)、3A…発光素子列、9…感光体ドラム(感光体)、10…支持体、10a…回転軸、10H…流路、31…レンズアレイ(光学結像系)、31a…SL素子(レンズ素子)、80,160…画像形成装置、100…露光装置、101…ラインヘッドモジュール、102…冷却機構、103…チューブ、103a…冷却媒体

Claims (11)

  1. 整列配置された複数の発光素子を有するラインヘッドを備え、前記発光素子からの光によって感光体に対して露光をなすラインヘッドモジュールであって、
    前記ラインヘッドを支持する支持体と、
    前記支持体の内部に設けられ、該支持体を介して前記ラインヘッドと熱的に接続された冷却媒体流通用の流路とを備えたことを特徴とする、ラインヘッドモジュール。
  2. 前記支持体は金属材料によって構成されていることを特徴とする、請求項1記載のラインヘッドモジュール。
  3. 前記冷却媒体は、前記ラインヘッドの駆動状況に応じて流通が制御されることを特徴とする、請求項1又は2記載のラインヘッドモジュール。
  4. 前記支持体は前記感光体に対して平行な回転軸を有しており、
    前記ラインヘッドは前記支持体の周面上に複数設けられ、該複数のラインヘッドは前記回転軸を中心とした前記支持体の回転によって前記感光体に対して切り換え可能に構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載のラインヘッドモジュール。
  5. 前記支持体には、前記流路に対して前記冷却媒体を流入又は流出させるための柔軟なチューブが接続されていることを特徴とする、請求項4記載のラインヘッドモジュール。
  6. 前記支持体は、柱状体又は板状体からなることを特徴とする、請求項4又は5記載のラインヘッドモジュール。
  7. 前記複数のラインヘッドのそれぞれについて、前記発光素子からの光を結像させる光学結像系が設けられていることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかの項に記載のラインヘッドモジュール。
  8. 前記発光素子はエレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかの項に記載のラインヘッドモジュール。
  9. 前記発光素子は有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする、請求項8記載のラインヘッドモジュール。
  10. 請求項1〜9のいずれかの項に記載のラインヘッドモジュールと、前記ラインヘッドモジュールに備えられる発光素子からの光によって露光される感光体とを備えたことを特徴とする、露光装置。
  11. 請求項10記載の露光装置を露光手段として備えたことを特徴とする、画像形成装置。

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