JP2006247187A - 返血用液溜容器及び補液・返血用ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】補液の押し出しが容易になる返血用液溜容器及び補液・返血用ユニットを提供する。
【解決手段】返血用液溜容器Aは、補液容器Bからの補液を滞留させる容器本体1と、前記補液容器の補液を前記容器本体内に取り入れるための液入口2と、前記容器本体内の補液を取り出すための液出口3とを備え、前記容器本体は、補液容器よりも小容量で、返血に必要な量の補液を収容でき、かつ、収容された補液を絞り出すことができるように可撓性を有することを特徴とする。補液・返血用ユニットは、返血用液溜容器を前記補液ラインに設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動人工透析装置に用いられる返血用液溜容器及び補液・返血用ユニットに関する。
人工透析装置では、透析処置が終了すると、血液透析装置(ダイアライザー)と血液回路内の残留した血液を清潔かつ安全に患者の体内に戻す返血操作が必要になる。返血操作としては、生理食塩水などの補液を用いてポンプで返血する方法や補液の落差圧を利用して返血する方法などがあるが、いずれの方法にあっても、動脈側の圧力が高い場合には、補液容器を手で握って該補液容器内に残った補液を補液容器から押し出す必要が生じる。
しかしながら、透析終了により補液容器内には僅かな量の補液しか残らないので、補液容器の一部を押さえても、補液は補液容器の上部の方に逆流してしまい、また、手指を用いて容器の上部の方からしごくようにして補液を押し出すことは容易ではなく、作業者の負担が大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、補液の押し出しが容易になる返血用液溜容器及び補液・返血用ユニットを提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねて完成されたものである。
1.補液容器からの補液を滞留させる容器本体と、前記補液容器の補液を前記容器本体内に取り入れるための液入口と、前記容器本体内の補液を取り出すための液出口とを備え、前記容器本体は、補液容器よりも小容量で、返血に必要な量の補液を収容でき、かつ、収容された補液を絞り出すことができるように可撓性を有することを特徴とする返血用液溜容器を提供する。
2.前記液出口を前記容器本体の上部又はその近傍で開口させたことを特徴とする前記1に記載の返血用液溜容器を提供する。
3.前記液入口を前記液出口よりも高位に開口させたことを特徴とする前記1に記載の返血用液溜容器を提供する。
4.動脈ライン、静脈ライン及び補液ラインを有する人工透析ラインのうち少なくとも補液ラインの全部又は一部を備え、前記1から3のいずれかの返血用液溜容器を前記補液ラインに設けたことを特徴とする補液・返血用ユニットを提供する。
5.前記動脈ラインの全部又は一部を含むことを特徴とする前記4に記載の補液・返血用ユニットを提供する。
6.薬液注入ラインを含むことを特徴とする前記5に記載の補液・返血用ユニットを提供する。
本発明によれば、返血用液溜容器は、補液容器からの補液を滞留させる容器本体と、前記補液容器の補液を前記容器本体内に取り入れるための液入口と、前記容器本体内の補液を取り出すための液出口とを備え、前記容器本体は、補液容器よりも小容量で、返血に必要な量の補液を収容できるので、透析終了後は、容器本体内部が補液で十分に満たされた状態にすることができる。したがって、収容された補液を絞り出すことができるように可撓性を有する補液容器の一部を押さえることによって、補液を容易に押し出すことができることになって作業者の負担を大きく軽減することができる。
また、前記液出口を前記容器本体の上部又はその近傍で開口させれば、透析時に前記容器本体内の空気の排出が円滑に行われて前記容器本体内に空気が溜まり難くなり、その結果、返血時に空気が透析ラインに流出するのを防止できる。
また、前記液入口を前記液出口よりも高位に開口させたので、返血用液溜容器を絞る時に該返血用液溜容器内にある補液が前記液出口から流出し易くなる。
また、動脈ライン、静脈ライン及び補液ラインを有する人工透析ラインのうち少なくとも補液ラインの全部又は一部を備え、返血用液溜容器を前記補液ラインに設けたので、返血用液溜容器を含むラインのユニット化が可能になり、したがって、複雑な回路透析システムにおいて返血用液溜容器を更に追加することがあっても、透析準備等の作業を迅速化することができる。
以下、本発明に係る返血用液溜容器及び補液・返血用ユニットの実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1のように返血用液溜容器Aは、補液容器Bからの補液(生理食塩水)を滞留させる容器本体1と、補液容器Bの補液を容器本体内1に取り入れるための液入口2と、容器本体1内の補液を取り出すための液出口3とを備えている。容器本体1の容量は、補液容器Bのそれよりも小容量で、かつ、返血に必要な量の補液を収容できるように設定されている(例えば、補液容器が500ml〜1500mlに対して50ml〜100ml)。
容器本体1は、矩形状のフィルムの周縁部4を熱融着又は接着することにより可撓性を有する袋状に形成されている。フィルムの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂等、種々の樹脂を採用することができる。
容器本体1の上部から液取り入れ用チューブ5及び液取り出し用チューブ6の一部がそれぞれ導入され、液取り入れ用チューブ5及び液取り出し用チューブ6の端部が液入口2及び液出口3とされ、液出口3は容器本体1の底部又はその近くに位置し、液入口2は液出口3よりも高位置にある。なお、これらのチューブ5,6は、後述する透析システムDの補液ラインL1を構成するものである。
そして、返血用液溜容器Aを片手で把持して押圧することにより、返血用液溜容器A内に収容された補液が液取り出し用チューブ5を通って絞り出されて後述する透析システムDの循環回路100内に流し込まれる。
このように構成される返血用液溜容器Aは、図1のように補液・返血用ユニットC中に組み込まれ、該補液・返血用ユニットCは、図2のように透析システムDに組み込まれる。
補液・返血用ユニットCは、返血用液溜容器Aの液取り入れチューブ5の先端に補液容器穿刺用針8を設け、液取り入れチューブ5の途中に点滴筒7を設けることにより構成されている。なお、図1中の符号8aは、補液容器Bからの補液容器穿刺用針8の抜けを防止するための返りである。
透析システムDは、動脈側ラインL2及び静脈側ラインL3を有する循環回路と補液ラインL1と血液ポンプ101とダイアライザー102とを備えている。
循環回路100は、図3のように複数のチューブt1〜t11と、チューブt1及びチューブt11の先端にそれぞれ設けられる採血針接続部103及び返血針接続部104とを備えている。また、回路の途中には、ダイアライザー102、可撓性を有するポンプチューブ105、血液の気泡を除去する気泡除去チャンバー106、サンプリングポート107、血流感知ピロー108がそれぞれ配設されている。そして、血液ポンプ101がポンプチューブ105をしごきながら回転することにより、循環回路100内の血液を採血針接続部103側から返血針接続部104側に循環させる。チューブt2,t3はT字管109で接続され、チューブt3,t4はT字管110で接続されている。また、図中の符号111は液面調節ライン、112はダイアライザー接続部、113は圧力モニタラインである。
図3のように補液・返血用ユニットCの液取り出しチューブ6の端部はT字管110に接続され、また、図1のように液取り入れチューブ5に取り付けられた補液容器穿刺用針8は補液容器Bの被穿刺部B1に穿刺保持される。また、図3のように薬液注入ラインL4を構成するチューブt12はT字管109に接続されている。
このように構成される透析システムによる人工透析の方法は、動脈側のチューブ及び静脈側のチューブをクランプした状態で、採血針接続部103側の採血針を患者の動脈に、返血針接続部104側の返血針を患者の静脈にそれぞれ穿刺保持し、次に、クランプを開放した状態で、血液ポンプ101を駆動して採血針から血液を採血してダイアライザー102に送り込む。そして、ダイアライザー102内で老廃物が透析除去された後は、返血針から患者の体内へと返血される。また、透析処置中は、補液ラインL1を介して補液容器B中の生理食塩水が返血用液溜容器Aを通って血液中に補給される。
透析終了後は、補液容器Bには僅かな量の生理食塩水しか残らないが、返血用液溜容器Aには補液が十分に満たされた状態になっているので、図4のように返血用液溜容器Aを片手で握り締めることにより、該返血用液溜容器A内に溜まった補液が押し出されて返血が行われることになり、また、液入口2は液出口3よりも高位置にあるので、返血用液溜容器A内の補液が透析ラインに流出し易くなる。また、使用前の返血用液溜容器Aを内部に空気が入っていないペチャンコの状態にしておくことにより、返血の際、透析ラインに空気が流入するを防止することができる。なお、返血用液溜容器Aを握り締める力によって、液取り入れ用チューブ5及び液取り出し用チューブ6が扁平してこれらのチューブの途中で補液が詰まることがないようにチューブの厚みや材質等が設定されている。
図5(a)〜(d)は、補液・返血用ユニットCの種々の態様を示し、同図(a)は基本タイプを示し、同図(b)〜(d)は応用タイプを例示しており、該応用タイプでは循環回路100のチューブやポンプチューブ105や血流感知ピロー108等が接続されるようになっている。
図6は、返血用液溜容器Aの他の実施態様を示し、液出口3を容器本体1の上部に位置させ、液入口2を容器本体1の下部に位置させている。これにより、補液容器Bから液入口2を通って容器本体1内に流入する空気が該容器本体1内に溜まり難くなる構成にすることができる。また、返血の際には、補液が液入口2から補液容器Bに逆流しないように、容器本体1と補液容器Bとの間の液取り入れ用チューブ5を図外のクリップで留めるようにすることもできる。
本発明の実施形態の返血用液溜容器を備えた補液・返血用ユニットを示す断面図である。 同実施形態の返血用液溜容器を備えた透析システムの概略図である。 同実施形態の返血用液溜容器を備えた透析システムの循環回路等を示す図である。 同実施形態の返血用液溜容器を握り締めた状態を示す図である。 本発明の実施形態の補液・返血用ユニットの種々の態様を示す図である。 本発明の他の実施形態の返血用液溜容器を示す断面図である。
符号の説明
A 返血用液溜容器
1 容器本体
2 液入口
3 液出口
5 液取り入れ用チューブ
6 液取り出し用チューブ
L1 補液ライン
B 補液容器
C 補液・返血用ユニット
D 透析システム

Claims (6)

  1. 補液容器からの補液を滞留させる容器本体と、前記補液容器の補液を前記容器本体内に取り入れるための液入口と、前記容器本体内の補液を取り出すための液出口とを備え、前記容器本体は、補液容器よりも小容量で、返血に必要な量の補液を収容でき、かつ、収容された補液を絞り出すことができるように可撓性を有することを特徴とする返血用液溜容器。
  2. 前記液出口を前記容器本体の上部又はその近傍で開口させたことを特徴とする請求項1に記載の返血用液溜容器。
  3. 前記液入口を前記液出口よりも高位に開口させたことを特徴とする請求項1に記載の返血用液溜容器。
  4. 動脈ライン、静脈ライン及び補液ラインを有する人工透析ラインのうち少なくとも補液ラインの全部又は一部を備え、
    請求項1から3のいずれかの返血用液溜容器を前記補液ラインに設けたことを特徴とする補液・返血用ユニット。
  5. 前記動脈ラインの全部又は一部を含むことを特徴とする請求項4に記載の補液・返血用ユニット。
  6. 薬液注入ラインを含むことを特徴とする請求項5に記載の補液・返血用ユニット。
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