JP2006247075A - 生体電気信号測定装置、及び電極装置 - Google Patents

生体電気信号測定装置、及び電極装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無拘束、無意識に生体電気信号を適切に測定することができる生体電気信号測定装置等を提供する。
【解決手段】被験者が着用する衣服1と、衣服1に設けられた1個の不関電極4と、衣服1に設けられた2個の関電極2,3と、不関電極4と関電極2,3とを用いて、被験者の生体電気信号を測定する生体電気信号測定部5と、生体電気信号測定部5が測定した生体電気信号を出力する出力部6とを備える。不関電極4と、関電極2,3とは導電性繊維で構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体電気信号を測定する生体電気信号測定装置等に関する。
従来、心電位信号等の生体電気信号を測定することによって、心臓等の生体の検査が行われていた。そのような生体電気信号を測定する方法において、無拘束に生体電気信号を測定する方法も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−340311号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来例では、被験者が無意識のうちに生体電気信号を測定することはできなかった。例えば、上記特許文献1の場合であっても、下着に測定装置を設けることによって、被験者には何らかの違和感が生じる。少なくとも、金属等の電極が被験者の皮膚に触れることに起因する違和感が生じることになる。また、電極が金属等の一般に変形しない材料で構成されている場合には、被験者の姿勢や電極の位置によっては、電極が被験者の皮膚に密着しないことになり、生体電気信号を適切に検出することができなくなるという問題もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、無拘束、無意識に生体電気信号を適切に測定することができる生体電気信号測定装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による生体電気信号測定装置は、被験者が着用する衣服と、前記衣服に設けられた少なくとも1個の不関電極と、前記衣服に設けられた少なくとも2個の関電極と、前記不関電極と前記関電極とを用いて、前記被験者の生体電気信号を測定する生体電気信号測定部と、前記生体電気信号測定部が測定した生体電気信号を出力する出力部と、を備え、前記不関電極及び前記関電極が導電性繊維である、ものである。
このような構成により、被験者が衣服を着用することにより、無拘束に被験者の生体電気信号の測定を行うことができる。また、関電極及び不関電極が導電性繊維であることにより、電極が被験者の皮膚に触れることに起因する違和感を被験者に与えないようにすることができる。このように、被験者が生体電気信号を測定されているという意識を与えることなく、生体電気信号を測定することができ、無拘束、無意識の生体電気信号の測定を実現することができる。また、関電極及び不関電極が導電性繊維であることにより、電極が被験者の皮膚の形状に沿うことができ、被験者の皮膚に密着しやすくなる。その結果、よりノイズの少ない生体電気信号の測定を行うことができうる。
また、本発明による生体電気信号測定装置では、前記不関電極及び前記関電極は、弾性を有してもよい。
このような構成により、不関電極や関電極の被験者の皮膚への密着性を、より高めることができうる。
また、本発明による生体電気信号測定装置では、前記不関電極、及び前記関電極は、前記被験者が前記衣服を着用した場合に、前記不関電極が前記被験者の不関電極による測定を行う領域である不関電極領域に存在し、前記関電極が前記被験者の関電極による測定を行う領域である関電極領域に存在するように設けられていてもよい。
このような構成により、被験者が生体電気信号測定装置を着用するだけで、関電極や不関電極が、生体電気信号を測定するのに適切な位置に存在することとなり、適切な生体電気信号の測定を実現することができる。特に、衣服は、着用されたときに、各部分が被験者のどの領域に存在するのかが決まっているものである。したがって、関電極領域や不関電極領域などに精通していない被験者が、この生体電気信号測定装置を着用したとしても、関電極や不関電極が自動的に適切な位置に存在することになる。
本発明による電極装置は、被験者が着用する衣服と、前記衣服に設けられた少なくとも1個の不関電極と、前記衣服に設けられた少なくとも2個の関電極と、前記不関電極に接続された電極端子と、前記関電極に接続された電極端子と、を備え、前記不関電極及び前記関電極は導電性繊維である、ものである。
このような構成により、この電極装置の有する不関電極、関電極を用いて、被験者の生体電気信号を測定することができる。
本発明による生体電気信号測定装置は、前記電極装置と、前記電極装置の各電極端子に接続され、前記被験者の生体電気信号を測定する測定装置と、を備えたものである。
このような構成により、電極装置と測定装置とを分離することができ、1個の測定装置を、2以上の電極装置に対して用いることができるようになりうる。
本発明による電極装置は、被験者が着用する衣服と、前記衣服に設けられた少なくとも1個の電極と、前記電極に接続された電極端子と、を備え、前記電極は導電性繊維である、ものである。
このような構成により、この電極装置の有する電極を用いて、被験者の生体電気信号を測定することができる。
本発明による生体電気信号測定装置は、少なくとも2個の前記電極装置と、前記電極装置の各電極端子に接続され、前記被験者の生体電気信号を測定する測定装置と、を備えたものである。
このような構成により、生体電気信号を電極装置と、測定装置とに分離して構成することができ、1個の衣服でカバーすることのできない領域間の電位差を用いた生体電気信号の測定を行いうることになる。
本発明による生体電気信号測定装置等によれば、無拘束、無意識に生体電気信号を測定することができる。また、電極が導電性繊維であるため、電極の被験者への密着性を高めることができ、より適切に生体電気信号を測定することができうる。
以下、本発明による生体電気信号測定装置等について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素は同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による生体電気信号測定装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による生体電気信号測定装置の構成を示す図である。図1において、本実施の形態による生体電気信号測定装置10は、衣服1と、関電極2、3と、不関電極4と、生体電気信号測定部5と、出力部6とを備える。
衣服1は、被験者が着用するものである。衣服1は、例えば、図1で示されるようにTシャツなどでもよく、あるいは、ズボンや下着、帽子、靴下、手袋、サポーターなど、被験者が着用することができるものであれば、どのようなものであってもよい。ただし、関電極2,3、不関電極4によって生体電気信号を検出することができるように、衣服1は、被験者の皮膚に接して着用されるものであることが好ましい。また、衣服1は、被験者の皮膚に密着して着用されるものであることがさらに好ましい。本実施の形態では、図1で示されるように、衣服1が長袖のTシャツである場合について説明する。
関電極2,3及び不関電極4は、生体電気信号を検出する電極である。関電極2,3は、衣服1の袖口の部分に設けられている。不関電極4は、衣服1の胴体の部分に設けられている。関電極2,3及び不関電極4は、導電性繊維である。ここで、導電性繊維とは、導電性を有する繊維のことである。導電性繊維は、例えば、導電性高分子からなる繊維であってもよい。また、導電性繊維は、例えば、ナイロン、ポリエステル、アクリル、綿などの繊維の表面や中芯に、金属やカーボンなどの電気導電性材料を付着させたり練りこんだりした繊維であってもよい。金属は、例えば、銅やアルミニウムであってもよい。この導電性繊維は、皮膚との接触抵抗が小さく、人体に害を及ぼさないものであれば、どのようなものであってもよい。関電極2,3及び不関電極4が、導電性繊維であるとしても、関電極2,3及び不関電極4は、その一部に導電性繊維でないものを含んでもよい。例えば、関電極2,3及び不関電極4は、その一部に、非導電性の繊維を含んでもよい。なお、関電極2,3及び不関電極4は、弾性を有するものであってもよい。関電極2,3及び不関電極4が弾性を有する場合には、関電極2,3や不関電極4と、被験者の皮膚との密着性が、より高められることになりうる。例えば、関電極2,3がゴム状の弾性を有するものである場合には、その関電極2,3と、被験者の手首との密着性が高められることになる。また、不関電極4が、その不関電極4の面の厚さ方向に、スポンジ状の弾性を有する場合には、被験者の胴体の凹凸に応じて変形することができ、被験者の胴体との密着性が高められることになる。
なお、関電極2,3は、被験者が衣服1を着用した場合に、関電極2,3が被験者の関電極領域に存在するように設けられていることが好ましい。また、不関電極4は、被験者が衣服1を着用した場合に、不関電極4が被験者の不関電極領域に存在するように設けられていることが好ましい。ここで、関電極領域とは、被験者の関電極による測定を行う領域である。また、不関電極領域とは、被験者の不関電極による測定を行う領域である。例えば、関電極領域が両手首であり、不関電極領域が腰であってもよい。また、関電極領域が両上腕であり、不関電極領域がいずれかの足首であってもよい。不関電極領域は、生体電気信号を測定する基準電位を定めるものであるため、信号源から離れたところにあることが好ましい。例えば、心電位信号を測定する場合には、心臓から離れた場所に不関電極領域があることが好ましい。なお、関電極領域及び不関電極領域の組み合わせは、従来の生体電気信号の測定において知られているどのような組み合わせであってもよく、その組み合わせは問わない。また、その組み合わせは、今後の研究等によって見つけられる組み合わせであってもよい。
生体電気信号測定部5は、関電極2,3と、不関電極4とを用いて、被験者の生体電気信号を測定する。ここで、生体電気信号とは、被験者の体内に発生する電気に起因する信号である。生体電気信号は、例えば、心電位信号、筋電位信号、脳波などである。心電位信号とは、心臓の活動電位に関する信号であり、筋電位信号とは、筋肉の収縮に伴って発生する活動電位に関する信号であり、脳波とは、脳が発生する電位変化に関する信号である。なお、生体電気信号は、これら以外の信号であってもよい。本実施の形態では、生体電気信号が心電位信号である場合について説明する。また、生体電気信号測定部5の構成については、後述する。また、図1で示されるように、関電極2,3及び不関電極4と、生体電気信号測定部5とは、導電性の線によって接続されているものとする。この線は、衣服1の内側、あるいは外側に配線されていてもよく、あるいは、衣服1の繊維に織り込まれていてもよい。
出力部6は、生体電気信号測定部5が測定した生体電気信号を出力する。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への有線または無線の通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、記録媒体への蓄積でもよい。すなわち、出力部6は、例えば、生体電気信号測定部5が測定した生体電気信号を送信してもよく、あるいは、生体電気信号測定部5が測定した生体電気信号を所定の記録媒体に蓄積してもよい。所定の記録媒体とは、例えば、半導体メモリや、光ディスク、磁気ディスク等であり、出力部6が有していてもよく、あるいは出力部6の外部に存在してもよい。本実施の形態では、出力部6が生体電気信号を送信する場合について説明する。なお、出力部6は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタ、通信デバイス、記録媒体に情報を書き込むデバイスなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、出力部6は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
図2は、本実施の形態による生体電気信号測定部5の構成を示すブロック図である。図2において、本実施の形態による生体電気信号測定部5は、電位差測定部51,52と、差動増幅器53と、ノッチフィルタ54とを備える。
電位差測定部51は、不関電極4と、関電極2との間の電位を測定する。すなわち、不関電極4を基準とした関電極2の電位を測定する。
電位差測定部52は、不関電極4と、関電極3との間の電位を測定する。すなわち、不関電極4を基準とした関電極3の電位を測定する。
差動増幅器53は、電位差測定部51,52によって測定されたそれぞれの電位差を2個の入力として差動増幅を行う。
ノッチフィルタ54は、差動増幅器53の出力信号に対して、所定の周波数を減衰させるフィルタである。所定の周波数とは、ノイズ源の周波数であり、例えば、交流商用電源の周波数が60Hzの地域では、60Hzである。
なお、電位差測定部51,52、差動増幅器53、ノッチフィルタ54は従来から使用されているもので実現可能であり、その詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態による生体電気信号測定装置がどのように使用されるのかについて説明する。図3は、被験者100が生体電気信号測定装置10を着用した状態を示す図である。図3では、生体電気信号測定部5及び出力部6の記載を省略している。
図3で示されるように被験者100が生体電気信号測定装置10の衣服1を着用した状態において、関電極2,3は、被験者100の両手首の関電極領域に接することになる。また、不関電極4は、被験者の腰の部分の不関電極領域に接することになる。その結果、生体電気信号測定部5は、関電極2,3及び不関電極4によって検出された電気信号に基づいて、生体電気信号を測定することができる。また、出力部6は、その測定された生体電気信号を赤外線によって送信する。その赤外線は、図示しない受信部によって受信され、被験者の生体電気信号である心電位信号が記録されていく。そして、その記録された心電位信号に基づいて、図4で示されるように、心電位信号の時間変化を示す波形、いわゆる心電図をディスプレイに表示することなどができる。赤外線を受信する受信部の構成、生体電気信号を記録する構成、その生体電気信号をディスプレイに表示したり、印刷したりする構成については公知であり、その説明を省略する。
なお、出力部6が生体電気信号を赤外線以外によって送信してもよい。例えば、電波を用いて送信してもよい。生体電気信号を電波で送信する場合には、例えば、Bluetoothや無線LANなどの規格を用いてもよい。また、無線でなく、有線によって送信してもよい。例えば、出力部6は、ケーブルを用いて生体電気信号を送信してもよい。
また、出力部6は、前述のように、生体電気信号を所定の記録媒体に蓄積してもよい。出力部6は、その記録媒体に蓄積した生体電気信号を所定のトリガーによって送信してもよい。所定のトリガーは、毎日午前8時になったことであってもよく、外部から送信に関するコマンドが入力されたことなどであってもよい。また、出力部6は、着脱可能な記録媒体に生体電気信号を記録し、その記録媒体がはずされることによって、記録された生体電気信号が、パソコンなどに読み込まれてもよい。
また、本実施の形態では、生体電気信号測定部5が、電位差の測定と、差動増幅と、フィルタによる処理とを行う場合について説明したが、生体電気信号測定部5は、それらの処理のうち、いずれかを行わなくてもよく、あるいは、他の処理を行ってもよい。例えば、生体電気信号測定部5は、ノッチフィルタ54による処理を行わず、出力部6から出力された生体電気信号を受け付けた装置において、ノッチフィルタによる処理が行われてもよい。また、例えば、生体電気信号測定部5は、関電極2,3と、不関電極4との間の電位差を測定するだけであり、出力部6から出力された、電位差としての生体電気信号を受け付けた装置において、差動増幅処理や、ノッチフィルタによる処理等が行われてもよい。
以上のように、本実施の形態による生体電気信号測定装置10によれば、衣服1に関電極2,3及び不関電極4を設ける構成としたことで、被験者が衣服1を着用することによって、関電極2,3及び不関電極4が、それぞれ生体電気信号を測定するのに適切な領域である関電極領域や不関電極領域に存在するようにすることができる。
また、関電極2,3及び不関電極4が導電性繊維であることにより、関電極2,3及び不関電極4の被験者への密着性を高めることができ、よりノイズの少ない適切な生体電気信号の測定を行うことができるようになる。このように、電極を被験者に密着させるためにペーストや粘着テープなどを用いる必要がなく、長時間の生体電気信号の測定による皮膚のかぶれなどを防止することができうる。また、電極が衣服1に用いられる繊維で構成されることにより、電極が被験者の皮膚に触れることに起因する違和感を生じさせないようにすることができる。このように、被験者が生体電気信号を測定されているという意識を与えることなく、生体電気信号を測定することができ、無拘束、無意識の生体電気信号の測定を実現することができる。その結果、生体電気信号の測定に起因する、被験者に与えるストレス等の影響を著しく軽減することができうる。
また、無拘束、無意識の生体電気信号の測定を実現できるため、被験者の生体電気信号を長時間測定することもでき、長時間測定された生体電気信号を解析することによって、被験者の健康状態等をより詳細に診断することができうる。
なお、本実施の形態における生体電気信号測定装置10は、電極装置と、測定装置とに分離されて構成されてもよい。ここで、電極装置は、衣服1と、関電極2,3と、不関電極4と、関電極2,3に接続された電極端子(図示せず)と、不関電極4に接続された電極端子(図示せず)とを備えるものである。また、測定装置は、各電極端子に着脱可能に接続される生体電気信号測定部5と、出力部6とを備えるものである。このように、電極装置と測定装置とを分離可能に構成することで、電極装置のみを洗濯することができる。また、1個の測定装置を複数種類の電極装置、例えば、Tシャツの電極装置や、下着の電極装置等に用いることができうる。このように、生体電気信号測定装置は、電極装置と、測定装置とを備えるものであってもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による生体電気信号測定装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による生体電気信号測定装置は、生体電気信号を測定する測定装置と、電極を有する電極装置とが分離されている構成を有するものである。
図5は、本実施の形態による電極装置21,22を示す図である。電極装置21は、被験者が着用する衣服23と、衣服23に設けられた1個の関電極25とを備える。電極装置22も同様に、衣服24と、関電極26とを備える。図5では、衣服23,24は、手袋であるが、実施の形態1と同様に、衣服23,24は、他のものであってもよい。また、関電極25,26は、導電性繊維である。また、電極装置21,22は、それぞれ、関電極25、26に接続された図示しない電極端子を有する。この電極端子は、後述する測定装置と関電極25,26とを接続することができるものであれば、その構成、形状を問わない。
図6は、本実施の形態による電極装置31を示す図である。電極装置31は、衣服32と、1個の不関電極33とを備える。衣服32は、被験者の胴体の腹部領域で用いられるサポーター、あるいは腹巻である。また、電極装置21,22と同様に、電極装置31は、不関電極33に接続された図示しない電極端子を有する。この電極端子は、後述する測定装置と不関電極33とを接続することができるものであれば、その構成、形状を問わない。
図7は、電極装置21,22,31の使用状況を説明するための図である。被験者100は、電極装置21,22を両手に着用する。その結果、関電極25,26がそれぞれ被験者100の手首に位置することになる。また、被験者100は、電極装置31を胴体に着用する。その結果、不関電極33が被験者の腹部、あるいは腰に位置することになる。関電極25,26と、測定装置41とを電線で接続する。また、不関電極33と、測定装置41とを電線で接続する。具体的には、電線の一方の端を各電極装置21,22,31の電極端子に接続することによって電線と電極装置21,22,31との接続を行う。
測定装置41は、電極装置21,22,31の各電極端子に接続され、被験者100の生体電気信号を測定するものであり、図1で示される生体電気信号測定部5と、出力部6とを備える。したがって、測定装置41によって、関電極25,26と、不関電極33を用いた生体電気信号の測定を行うことができる。
なお、生体電気信号測定装置が3個の電極装置21,22,31と、測定装置41とから構成される以外、実施の形態1と同様であり、詳細な説明を省略する。
以上のように、本実施の形態による生体電気信号測定装置では、電極装置21,22,31と、測定装置41とによって、生体電気信号の測定を行うことができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、電極装置が1個の関電極や不関電極を有する場合について説明したが、電極装置は、少なくとも1個の電極を有するものであればよく、2個以上の関電極や、2個以上の不関電極を有してもよい。また、電極装置が有する電極が、その電極装置の衣服を被験者が着用した場合に、被験者の関電極領域や不関電極領域に存在することになるように設けられていることは、実施の形態1と同様であるとする。
また、本実施の形態では、生体電気信号測定装置が3個の電極装置21,22,31と、測定装置41とを備えた場合について説明したが、生体電気信号測定装置は、少なくとも2個の電極装置と、測定装置とを備えるものであればよい。例えば、生体電気信号測定装置は、2個の関電極を有する電極装置と、1個の不関電極を有する電極装置と、測定装置とを備えてもよい。
なお、上記各実施の形態では、生体電気信号測定装置が2個の関電極と、1個の不関電極とを有する場合について説明したが、生体電気信号測定装置が有する関電極の個数は2個以上であればよく、また、不関電極の個数は1個以上であればよい。このように、生体電気信号測定装置は、少なくとも2個の関電極と、少なくとも1個の不関電極とを備えるものであればよい。
不関電極が2個以上ある場合には、各不関電極が接続されていてもよく、あるいは、接続されていなくてもよい。後者の場合には、例えば、衣服の腰の位置に2個の不関電極を設け、一方の不関電極と右手側の関電極との間の電位差を測定し、他方の不関電極と左手側の関電極との間の電位差を測定して、生体電気信号を測定するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現されうる。例えば、上記各実施の形態における差動増幅処理やフィルタ処理等については、ハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェアによって実現されてもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による生体電気信号測定装置によれば、生体電気信号を無拘束、無意識に測定することができ、生体電気信号を測定する装置する装置等として有用である。
本発明の実施の形態1による生体電気信号測定装置の構成を示す図 同実施の形態による生体電気信号測定部の構成を示すブロック図 同実施の形態による生体電気信号測定装置が着用された状態を説明するための図 同実施の形態による生体電気信号測定装置によって測定された生体電気信号の一例を示す図 本発明の実施の形態2による電極装置を示す図 同実施の形態による電極装置を示す図 同実施の形態による生体電気信号測定装置が着用された状態を説明するための図
符号の説明
1,23,24,32 衣服
2,3,25,26 関電極
4,33 不関電極
5 生体電気信号測定部
6 出力部
10 生体電気信号測定装置
21,22,31 電極装置
41 測定装置
51,52 電位差測定部
53 差動増幅器
54 ノッチフィルタ

Claims (11)

  1. 被験者が着用する衣服と、
    前記衣服に設けられた少なくとも1個の不関電極と、
    前記衣服に設けられた少なくとも2個の関電極と、
    前記不関電極と前記関電極とを用いて、前記被験者の生体電気信号を測定する生体電気信号測定部と、
    前記生体電気信号測定部が測定した生体電気信号を出力する出力部と、を備え、
    前記不関電極及び前記関電極は導電性繊維である、生体電気信号測定装置。
  2. 前記不関電極及び前記関電極は、弾性を有する、請求項1記載の生体電気信号測定装置。
  3. 前記不関電極、及び前記関電極は、前記被験者が前記衣服を着用した場合に、前記不関電極が前記被験者の不関電極による測定を行う領域である不関電極領域に存在し、前記関電極が前記被験者の関電極による測定を行う領域である関電極領域に存在するように設けられている、請求項1または請求項2記載の生体電気信号測定装置。
  4. 前記出力部は、前記生体電気信号を送信する、請求項1から請求項3のいずれか記載の生体電気信号測定装置。
  5. 前記出力部は、前記生体電気信号を蓄積する、請求項1から請求項3のいずれか記載の生体電気信号測定装置。
  6. 前記生体電気信号は、心電位信号である、請求項1から請求項5のいずれか記載の生体電気信号測定装置。
  7. 前記生体電気信号は、筋電位信号である、請求項1から請求項5のいずれか記載の生体電気信号測定装置。
  8. 被験者が着用する衣服と、
    前記衣服に設けられた少なくとも1個の不関電極と、
    前記衣服に設けられた少なくとも2個の関電極と、
    前記不関電極に接続された電極端子と、
    前記関電極に接続された電極端子と、を備え、
    前記不関電極及び前記関電極は導電性繊維である、電極装置。
  9. 請求項8記載の電極装置と、
    前記電極装置の各電極端子に接続され、前記被験者の生体電気信号を測定する測定装置と、を備えた生体電気信号測定装置。
  10. 被験者が着用する衣服と、
    前記衣服に設けられた少なくとも1個の電極と、
    前記電極に接続された電極端子と、を備え、
    前記電極は導電性繊維である、電極装置。
  11. 請求項10記載の少なくとも2個の電極装置と、
    前記電極装置の各電極端子に接続され、前記被験者の生体電気信号を測定する測定装置と、を備えた生体電気信号測定装置。
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