JP2006246355A - 撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とした撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、撮像光学系、撮像素子106、カメラ信号処理回路113、マイコン123等を備える。マイコン123は、撮像装置の撮影開始準備完了スイッチ10が操作されたことを操作検出部11により検出した場合、撮影開始準備完了したことを通信回路12により他方の撮像装置に送信する。また、マイコン123は、他方の撮像装置から動作状況を受信した場合、表示信号発生回路14及び加算回路15により、他方の撮像装置の動作状況を撮影画像に重畳する形で表示モニタ125に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影時における動作状況を示す情報を通信する機能を備えた撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、同一の被写体を複数台の撮像装置を用いて同時に撮影し映像の記録を行うマルチアングル撮影では、各撮像装置を操作する撮影者を各々異なった撮影位置に配置し、例えばディレクタ等の指揮者の合図により各撮影者が撮影を開始または終了するといったことが行われている。これは、映画撮影及びTV番組撮影などでも見受けられる光景である。
図14は、従来例に係るマルチアングル撮影の撮影状況を示す図である。
図14において、201は撮像装置A、202は撮像装置B、203は被写体、204は指揮者、205は撮像装置Aの撮影者a、206は撮像装置Bの撮影者bである。
以下、上述したマルチアングル撮影の撮像状況において使用される従来の撮像装置の構成及び各種処理について説明する。
図15は、従来例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図15において、撮像装置201は、固定の第1のレンズ群101、変倍を行う第2のレンズ群(ズームレンズ)102、入射光量を調節する絞り103、固定の第3のレンズ群104、変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能と焦点調節機能とを兼ね備えた第4のレンズ群(フォーカスコンペレンズ)105からなる撮像光学系、撮像素子106、駆動系、制御系を備えている。
撮像素子106は、撮像光学系を介して被写体像が結像される。アクチュエータ107、108、109は、それぞれ、ズームレンズ102、絞り103、フォーカスコンペレンズ(以下フォーカスレンズ)105をそれぞれ移動させる。ズームモータ駆動回路110、絞りモータ駆動回路111、フォーカスモータ駆動回路112は、後述するシステムコントロール回路123から供給される制御信号に基づいて、それぞれ、アクチュエータ(ズームモータ)107、アクチュエータ(絞りモータ)108、アクチュエータ(フォーカスモータ)109を駆動するドライバである。
カメラ信号処理回路113は、撮像素子106の出力に所定の信号処理を施して、規格化された標準ビデオ信号に変換する回路であり、焦点調節用の自動焦点調節(以下AF)演算回路114と、露光調節用の自動露出(以下AE)演算回路115と、ホワイトバランス調節用の自動ホワイトバランス(以下AWB)演算回路116を備えている。
撮像素子駆動回路(TG)117は、撮像素子106を駆動する。ラインメモリ118は、カメラ信号処理回路113で生成されるデジタル撮影信号を少なくとも1ライン分記憶し、任意の位置(アドレス)から読み出し可能とするメモリである。メモリ制御回路119は、後述するシステムコントロール回路123からの制御信号に基づいて、ラインメモリ118に記憶された先頭の画素を選択し、標準イメージサイズ分だけのデータを読み出す制御を行う。
角速度センサ120は、撮像装置の振れを検出する。高域通過フィルタ(以下HPF)121は、角速度センサ120の出力から直流成分を除去する。増幅器122は、HPF121の出力を所定量増幅する。システムコントロール回路123は、システムを制御する回路であり、マイクロコンピュータにより構成されている。以下、システムコントロール回路123をマイコンと称する。操作スイッチ群124は、撮像装置の各部操作を行う際に操作される。表示モニタ125は、カメラ信号処理回路113の出力信号を表示する。
次に、上記構成を有する撮像装置201の具体的な動作について説明する。
被写体からの入射光線は、第1のレンズ群101、ズームレンズ102、絞り103、第2のレンズ群104、フォーカスレンズ105を通過して、撮像素子106の撮像面上に被写体像として結像される。結像された被写体像は、撮像素子106により光電変換され、電気的な信号としてカメラ信号処理回路113に入力される。カメラ信号処理回路113は、撮像素子106から得られた撮像信号を規格化された標準ビデオ信号に変換して後段の記録再生部へ出力する。
次に、撮像装置201の各種機能について説明する。始めに、手ぶれ補正動作について図15、図16、図17、図18を用いて説明する。
撮像素子106は、放送方式(例えばNTSC(National Television System Committee)方式)で必要となる標準の撮像素子に比べて画素数の多い撮像素子を用いている。撮像素子106は、マイコン123からの後述する制御命令に基づき、どのラインから最終的に出力するエリアを切り出すかを垂直方向(V方向)に関して選択可能に工夫されている撮像素子駆動回路117により駆動される。
図16は、電子式手ぶれ補正を行うための撮像素子106の切り出しエリアを示す図である。
図16において、具体的には、1401が全イメージサイズ、1402、1403、1404は放送方式に準ずる標準イメージサイズの例である。例えば、最上ラインからΔyaライン下のya+1ラインから有効とする場合、Δyaラインを高速に読み出し、垂直同期信号に対し標準サイズのCCDを用いた場合と同じタイミングでya+1から読み出す。そして、残りのΔybラインを再び高速に読み出すことにより、実際にV方向に関して、標準イメージサイズのラインを切り出すことが可能となっている。
撮像素子106から出力された撮像信号は、カメラ信号処理回路113へ供給され、規格化された映像信号として出力される。カメラ信号処理回路113に入力された撮像信号は、A/D変換された後、ラインメモリ118へ供給される。このラインメモリ118は、撮像素子106の少なくとも1ライン分の記憶容量を有しており、更に所定の位置(アドレス)から読み出すことが可能となっている。なお、ラインメモリ118に記憶される撮像信号は標準イメージサイズに比べ画素数が多い状態で記憶される。
ラインメモリ118に記憶されている撮像信号は、標準イメージサイズ分だけ読み出すように工夫されているメモリ制御回路119により、マイコン123からの制御命令に基づき読み出され、カメラ信号処理回路113へ供給される。詳しくは、ラインメモリ118から読み出す先頭の画素がマイコン123からの制御命令に基づいて選択され、カメラ信号処理回路113へ選択的に読み出された情報が標準信号として供給される。
次に、マイコン123から撮像素子駆動回路117、メモリ制御回路119へ供給される制御命令について図17を用いて説明する。
図17は、撮像装置の手ぶれ補正を説明するためのブロック図である。
図17において、角速度センサ120、HPF121、増幅器123から構成される振れ検出部により、角速度センサ120の振れ検出信号が所定の帯域制限と増幅が施された振れ検出信号として生成され、システムの制御を行うマイコン123に入力される。マイコン123に入力されたアナログの振れ検出信号は、A/D変換器123aによりデジタルの振れ信号に変換された後、HPF123bによりA/D変換等で生じた直流成分が除去される。
次いで、直流成分が除去された振れ信号は、積分器123cで積分演算されて角速度信号が角変位信号へ変換され、補正系制御部123dへ供給される。補正系制御部123dからは振れ補正制御量として撮像素子駆動回路117、メモリ制御回路119へ出力される。
振れ補正制御量を受ける撮像素子駆動回路117、メモリ制御回路119は、各々、振れ補正信号に基づいて撮像装置の振れを打ち消す方向に撮像素子106の切り出し位置を変化させるように動作し、撮影画像の振れ補正を実現している。
次に、撮像装置のマイコン123内での上述した手ぶれ補正処理について説明する。
図18(a)は、撮像装置のマイコン123内で実行される手ぶれ補正処理(全体の処理において垂直同期の周期毎に処理されるルーチン)を示すフローチャート、図18(b)は、割り込み処理(全体の処理に割り込む割り込みルーチン)を示すフローチャートである。
まず、垂直同期の周期毎に処理されるルーチンについて図18(a)に従い説明する。
図18(a)において、ステップS1601では、マイコン123は、初期設定、つまり割り込み処理やRAMの設定を行う。次のステップS1602では、マイコン123は、割り込みカウンタの値が設定値と等しくなったか否かを判定し、等しくなった場合は(YES)、ステップS1603へ進む。等しくなければ(NO)、設定値になるまでこのステップS1602に待機する。次のステップS1603では、マイコン123は、ステップS1601での初期設定の設定値で処理される毎に割り込みカウンタのカウントをクリアする。
次のステップS1604では、マイコン123は、振れ検出部(角速度センサ120、HPF121、増幅器123)からの出力に基づいて振れ補正量を選定する。この振れ補正量は、ステップS1601での初期設定の設定値に基づき、後述する割り込み処理で算出されている振れ補正量から選定する。次のステップS1605では、マイコン123は、ステップS1604で選定された振れ補正量に基づいて、撮像素子106の切り出し位置データ(垂直方向、水平方向)を設定する。そして、設定後はステップS1602に戻り、処理を繰り返す。
次に、全体の処理に割り込む割り込み処理について図18(b)に従い説明する。この割り込み処理は、上記図18(a)の垂直同期の周期毎に処理される手ぶれ補正処理よりも早い周期(例えば1msec)で行われる処理である。
図18(b)において、割り込み処理に入ると、まずステップS1621では、マイコン123は、振れ検出部(角速度センサ120、HPF121、増幅器123)からの振れ検出信号をA/D変換処理して取り込む。次のステップS1622では、マイコン123は、ステップS1621で取り込んだ振れ検出信号をA/D変換することで生じた直流成分を除去するHPF演算を行う。
次のステップS1623では、マイコン123は、振れ検出信号に対して積分処理を施し、角変位信号へ変換する。次のステップS1624では、マイコン123は、ステップS1623にて角変位信号に変換された振れ検出信号を振れ補正信号として設定する。そして、ステップS1625では、マイコン123は、ステップS1621〜ステップS1625までの処理を行う毎に割り込みカウンタを1ずつカウントアップして、この割り込み処理を終了する。
上述した一連の動作により、図16に示すように全イメージサイズ1401から、例えば1402、1404のように標準イメージサイズを中央からずらして切り出すことで、通常の手持ち撮影等の手ぶれ補正を可能としている。
次に、撮像装置で撮影する被写体像の倍率を変化させるズーム動作について説明する。
ズームレンズ102によるズーム動作は、撮像装置の操作スイッチ群124内に装備されているズームスイッチを操作することで行うことができる。撮影者の意思によりズームスイッチが操作されると、マイコン123はその操作に基づいた駆動制御信号を出力し、ズームモータ駆動回路110は、駆動制御信号に基づいた方向及び速度でズームモータ107を駆動する。この一連の動作により、光学的に焦点距離が変化することで撮影画像の変倍が起こる。
次に、撮像装置で撮影する被写体像の自動焦点調節動作について、図19、図20、図21を用いて説明する。
図19は、撮像装置の自動焦点調節制御、自動露光制御、自動ホワイトバランス制御を説明するためのブロック図である。
図19において、撮像素子106からの出力がカメラ信号処理回路113に入力されると、カメラ信号処理回路113は、生成した輝度信号をAF演算回路114へ取り込み、合焦信号を生成する。合焦信号は、例えば輝度信号の高周波成分に着目し、高周波成分が最大となるようにフォーカスレンズ105を移動させたときの焦点電圧である。
図20は、焦点調節時におけるフォーカスレンズ105の位置と焦点電圧との関係を示す図である。
図20において、横軸はフォーカスレンズ105の位置であり、縦軸は焦点電圧である。1801はフォーカスレンズ105の位置に対する焦点電圧の変化量である。焦点電圧が最大となったフォーカスレンズ105の位置が合焦位置である。
図19に戻り、カメラ信号処理回路113は、AF演算回路114で生成した合焦信号をマイコン123へ出力する。マイコン123内の合焦判定部123eは、入力された合焦信号(焦点電圧)が最大となっているか否かの判定を行っており、合焦信号に基づいたフォーカス制御信号をフォーカスモータ駆動回路112へ出力する。フォーカスモータ駆動回路112は、フォーカス制御信号に基づいてフォーカスモータ109を駆動することにより、合焦信号(焦点電圧)が最大となるように自動焦点調節(AF)を行っている。
図21は、撮像装置のマイコン123内で実行される自動焦点調節処理を示すフローチャートである。
図21において、ステップS1901では、マイコン123は、フォーカスレンズ105を被写界深度内で小刻みに前後に動かし、焦点電圧が上昇した側を移動方向と判定する方向判定処理を行い、ステップS1902へ進む。次のステップS1902では、マイコン123は、フォーカスレンズ105を焦点電圧が最大となる位置まで移動させる山登り処理を行い、ステップS1903へ進む。
次のステップS1903では、マイコン123は、焦点電圧が最大となったか否かを判定する合焦判定処理を行い、焦点電圧が最大であれば(YES)、ステップS1904へ進み、焦点電圧が最大でなければ(NO)、ステップS1902へ戻り、山登り処理を継続する。次のステップS1904では、マイコン123は、ステップS1903で合焦判定がされたので、フォーカスレンズ105の移動を停止させるレンズ駆動停止処理を行い、ステップS1905へ進む。
次のステップS1905では、マイコン123は、焦点電圧が一定時間にわたって所定の値より下がったら(YES)、被写体が変化したと判断してステップS1901へ戻り、フォーカスレンズ105の移動を再開させるレンズ再起動処理を行い、焦点電圧に変化が無かったら(NO)、フォーカスレンズ105の移動の停止を継続させる。
即ち、上記処理により、焦点電圧が最大となるようにフォーカスレンズ105の位置を移動させるようにすることで、焦点調節が自動的(AF)に行われることとなる。
次に、撮像装置の自動露光動作について、図19、図22、図23を用いて説明する。
撮像した画像の適正な露光を得るべく、カメラ信号処理回路113は、得られた輝度信号を基にAE演算回路115により露光制御信号を生成する。露光制御信号は、入射光量に応じた撮像素子106からの出力に所定のガンマ補正を施した映像信号出力が所定の露光目標値のときと同じになるように、絞り103の開閉及び撮像素子106の駆動タイミングを変える信号である。
図22は、露光調節時における撮像素子106の出力信号と映像信号出力との関係を示す図である。
図22において、横軸は撮像素子106の出力信号であり、縦軸は映像信号出力である。2001は撮像素子106の出力信号にガンマ補正を施した映像信号出力特性であり、所定の露光目標値との交点が適正露光となる映像信号である。
図23は、撮像装置のマイコン123内で実行される自動露光調節処理を示すフローチャートである。以下では絞り103の制御について説明する。
図23において、ステップS2101では、マイコン123は、撮像素子106へ到達した入射光量を光電変換した値を取り込む測光評価値取り込み処理を行い、ステップS2102へ進む。次のステップS2102では、マイコン123は、適正露光であるか否かを判断する露光判断処理を行い、適正露光(測光評価値=露光目標値)であれば(YES)、ステップS2101へ戻り、再度測光評価値の取り込みを行い、適正露光でなければ(NO)、ステップS2103へ進む。
次のステップS2103では、マイコン123は、測光評価値と露光目標値を比較する比較処理を行い、(測光評価値>露光目標値)の条件が成立すれば(YES)、ステップS2104へ進む。(測光評価値>露光目標値)の条件が成立しなければ(NO)、ステップS2105へ進む。
ステップS2104では、マイコン123は、ステップS2103で測光評価値が露光目標値より大きいという判断結果から、適正露光になるまで絞りモータ駆動回路111を介して絞り103を閉鎖側へ駆動した後、ステップS2101へ戻り、測光を継続する。
ステップS2105では、マイコン123は、ステップS2103で測光評価が露光目標値より小さいという判断結果から、適正露光となるまで絞りモータ駆動回路111を介して絞り103を開放側へ駆動し、ステップS2101へ戻り、測光を継続する。
即ち、露光制御動作とは、絞りモータ駆動回路111を介して絞り103の開閉動作を行い、撮像素子106に到達する入射光量を制限することにより、所定の露光目標値での映像信号出力を自動的に(AE)保つ制御である。
また、同時に、撮像素子駆動回路117により撮像素子106の電荷蓄積時間(露光時間)を所定の範囲で増減する、いわゆる電子シャッタ動作により映像信号出力を所定の露光目標値に保つ制御でも、自動露出動作を実現できる。
これら二つの露光制御動作は、個別に行われるのではなく、例えば自動露出プログラム線図に基づく制御のような、予め決められた絞り値と電子シャッタ速度の値を組み合わせる制御を行うことにより、可変とすることも可能となっている。
次に、撮像装置の自動ホワイトバランス制御について、図19、図24、図25を用いて説明する。
自動ホワイトバランス制御とは、例えば適正なホワイトバランスは撮像素子により被写体像が取り込まれた一撮像画面に占める色データの総和が0であるという特性に基づき、カメラ信号処理回路113内のAWB演算回路116より得られる色差信号(R−Y)と(B−Y)の総和が0となるように、基準色Rと基準色Bを変更することにより自動的にホワイトバランスを得る制御である。
カメラ信号処理回路113は、AWB演算回路116で得た色差信号(R−Y)と(B−Y)をマイコン123へ出力し、マイコン123は、色差信号とホワイトバランス基準値とを比較し所定の演算を行う。マイコン123は、演算結果をホワイトバランス制御信号としてAWB演算回路116へ出力する。また、カメラ信号処理回路113は、AWB演算回路116で得られるホワイトバランス制御信号に基づき、基準色Rと基準色Bを調節する。
図24は、撮像装置のホワイトバランスの基準位置を説明するための図である。
図24において、縦軸は色差信号(R−Y)成分であり、横軸は色差信号(B―Y)成分である。2201は完全な白を示す基準値である。つまり、撮像素子により被写体像が取り込まれた一撮像画面に占める色データの総和が基準値2201となるよう、ホワイトバランス制御信号によりAWB演算回路116内の基準色Rと基準色Bのゲインを変化させるのである。
図25は、撮像装置のマイコン123内で実行される自動ホワイトバランス調節処理を示すフローチャートである。色差信号は(R−Y)と(B−Y)の2種類あるが、同様の処理を行うため、一方の基準色の処理で説明を代表する。
図25において、ステップS2301では、マイコン123は、撮像素子106へ到達した入射光量を光電変換したホワイトバランス評価値を取り込み、ステップS2302へ進む。次のステップS2302では、マイコン123は、取り込んだ撮像画の色データの総和が0となる適正ホワイトバランスであるか否かを判断し、ホワイトバランス評価値=0であれば(YES)、ステップS2301へ戻り、再度ホワイトバランス評価値の取り込みを行い、ホワイトバランス評価値=0でなければ(NO)、ステップS2303へ進む。
次のステップS2303では、マイコン123は、ホワイトバランス評価値の正負判定を行い、「ホワイトバランス評価値>0」の条件が成立すれば(YES)、ステップS2304へ進み、「ホワイトバランス評価値>0」の条件が成立しなければ(NO)、ステップS2305へ進む。
ステップS2304では、マイコン123は、ステップS2303でホワイトバランス評価値が0より大きいという判断結果から、ホワイトバランス評価値が0となるまで基準色のゲインを下げ、ステップS2301へ戻り、ホワイトバランス評価値の取り込みを継続する。
ステップS2305では、マイコン123は、ステップS2303でホワイトバランス評価値が0より小さいという判断結果から、ホワイトバランス評価値が0となるまで基準色のゲインを上げ、ステップS2302へ戻り、ホワイトバランス評価値の取り込みを継続する。
即ち、自動ホワイトバランス制御とは、撮像素子により被写体像が取り込まれた一撮像画面に占める色データの総和が0となるよう、ホワイトバランス制御信号によりAWB演算回路116内の基準色Rと基準色Bのゲインを自動的に(AWB)変化させる制御である。
以上のように、振れ補正制御、変倍制御、自動焦点調節制御、自動露出制御、自動ホワイトバランス制御が撮像装置201の撮影機能として実行される。
なお、カメラ信号処理回路113の出力は、撮影画像を記録再生する不図示の記録再生部へ供給されると共に、撮影時に撮影画像のモニタとして使用する表示モニタ125へも供給される。
上述した撮像装置と同様の構成からなる撮像装置を複数台使用することで、マルチアングル撮影による映像の記録が可能となる。
他方、被写体を複数台の撮像装置を用いて同時に撮影し映像の記録を行うマルチアングル撮影に関する別の技術としては、パーソナルコンピュータ(以下PC)により、画角、露光状態、カメラの向き等の撮影の条件を集中的にコントロールする監視カメラシステム等で適用されているものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−138924号公報(第18頁、図23)
しかしながら、複数台の撮像装置を用いて同時撮影を行うマルチアングル撮影では、人為的な合図により撮影が執り行われるため、人ごみ等の中では合図を見落とすことがあり、或る撮像装置だけ被写体を撮影できていなかったり、勘違いによる誤撮影をしたりするという欠点を有している。更に、他方の撮影者が撮影をできる状況にあるかどうかの判断も人為的な合図によるため、同様の欠点も併せ持っている。
また、特開2000−138924号公報記載の技術では、PCにより撮影条件の集中管理を行うため、撮像装置システムとして大規模なものとなり、手軽にマルチアングル撮影を行えるというものでないという欠点を有している。
本発明の目的は、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とした撮像装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置の撮影開始準備の完了を知らせるための操作手段と、前記操作手段が操作されたか否かを検出する操作検出手段と、前記操作手段の操作が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定手段と、前記振れ検出手段の出力が前記閾値以下と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節手段と、前記焦点調節手段の出力に基づき合焦か否かを判定する合焦判定手段と、合焦と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節手段と、前記露光調節手段の出力に基づき適正露光か否かを判定する露光判定手段と、適正露光と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節手段と、前記ホワイトバランス調節手段の出力に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定手段と、適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定手段と、前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節手段と、前記焦点調節手段の出力に基づき合焦か否かを判定する合焦判定手段と、前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節手段と、前記露光調節手段の出力に基づき適正露光か否かを判定する露光判定手段と、前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節手段と、前記ホワイトバランス調節手段の出力に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定手段と、前記振れ検出手段の出力が前記閾値以下と判定され、且つ合焦と判定され、且つ適正露光と判定され、且つ適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影開始準備の完了を知らせるための操作手段が操作された場合、撮影開始準備完了を他の撮像装置に通知するため、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となり、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、撮像装置に加わる振れが閾値以下となった場合、撮影開始準備が完了したとして他の撮像装置に通知するため、同様に、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。
また、撮像装置の焦点調節により合焦となった場合、撮影開始準備が完了したとして他の撮像装置に通知するため、同様に、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。
また、撮像装置の露光量調節により適正露光となった場合、撮影開始準備が完了したとして他の撮像装置に通知するため、同様に、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。
また、撮像装置のホワイトバランス調節により適正ホワイトバランスとなった場合、撮影開始準備が完了したとして他の撮像装置に通知するため、同様に、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。
また、撮像装置に加わる振れが閾値以下となり、且つ合焦となり、且つ適正露光となり、且つ適正ホワイトバランスとなった場合、撮影開始準備が完了したとして他の撮像装置に通知するため、同様に、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、撮像装置201は、第1のレンズ群101〜フォーカスレンズ105からなる撮像光学系、駆動系、撮像素子106、カメラ信号処理回路113、マイコン123、操作スイッチ群124、表示モニタ125、通信回路12等を備えている。図1における上記図15と同一の構成要素には同一符号を付し説明を省略する。
撮影開始準備完了スイッチ10は、撮影開始準備完了を通知するためのスイッチであり、操作スイッチ群124に含まれている。また、トリガスイッチ(不図示)も操作スイッチ群124に含まれている。操作検出部11は、撮影開始準備完了スイッチ10を含む操作スイッチ群124の操作を検出するものであり、マイコン123内に装備されている。通信回路12は、撮像装置の外部と通信を行う。送受信部13は、通信回路12の送受信により制御命令を出力する。表示信号発生回路14は、送受信部13からの制御命令により表示信号を発生する。加算回路15は、カメラ信号処理回路113の出力に表示信号発生回路14の出力を加算する。
撮像装置202は、撮像装置201と同じ構成を有するものであり、図1では構成要素として通信回路12’のみ図示している。撮像素子202側で不図示であっても撮像装置201の構成要素と同一の構成要素には同一符号に’(dash)を付し、以降の説明に使用することとする。
次に、撮影開始準備完了スイッチ10、操作検出部11、通信回路12、送受信部13、表示信号発生回路14、加算回路15について説明する。
撮影開始準備完了スイッチ10は、撮影を行う際に撮影開始準備が整ったら撮影者が操作するスイッチである。撮影開始準備完了スイッチ10が操作されると、マイコン123内の操作検出部11は、通信回路12へ撮影開始準備完了スイッチ10が操作されたことを通知する。操作検出部11から通知を受けた通信回路12は、外部との通信を行うが、通信先がなければ操作検出部11からの指示を受けても通信は行わない。
通信回路12は、撮像装置201の外部から通信を受けた場合、マイコン123内の送受信部13に通信があったことを通知する。通信ありと通知を受けた送受信部13は、その通信内容に含まれる他方の撮像装置の撮影動作状態を表示モニタ125に表示させるべく、表示制御信号を表示信号発生回路14へ出力する。表示制御信号を受けた表示信号発生回路14は、表示すべき内容を加算回路15へ出力する。加算回路15は、カメラ信号処理回路113からの撮影画像出力信号に表示信号発生回路14からの表示信号を重畳して表示モニタ125へ表示させるように動作する。
次に、上述した構成の撮像装置を複数台用いてマルチアングル撮影を行う際の動作について、図2、図3、図4を用いて説明する。
図2は、マルチアングル撮影の撮影状況を示す図である。
図2において、201は一方の撮像装置A、202は他方の撮像装置B、203は被写体、205は撮像装置A201の撮影者a、206は撮像装置B202の撮影者bである。207は撮像装置A201と撮像装置B202を接続する信号線であり、信号線の接続手法は有線または無線の何れでもよい。また、撮像装置A201と撮像装置B202は、各々、撮影開始準備完了スイッチ10、撮影開始準備完了スイッチ10’を備えている。
マルチアングル撮影では、撮像装置A201と撮像装置B202の双方がほぼ同時に撮影を開始するために、各々の撮像装置を操作する撮影者が撮影開始できる状態になっているか否かを、一方の撮像装置の撮影者から他方の撮像装置の撮影者に知らせる必要がある。
そこで、被写体203を撮影すべく撮像装置のフレーミングを整え撮影開始準備が整ったら、各々の撮影者a205、撮影者b206が、撮像装置A201の撮影開始準備完了スイッチ10、撮像装置B202の撮影開始準備完了スイッチ10’を操作する。このとき、撮影開始準備完了スイッチを先に操作した側の撮像装置の通信回路から、他方の撮像装置の通信回路と通信を行うことで、撮影開始準備が整ったことを他方の撮影者に知らせることとなる。
図1に戻り、例えば、撮像装置A201側で撮影開始準備が整い撮影開始準備完了スイッチ10を操作すると、マイコン123内の操作検出部11は撮影開始準備完了スイッチ10が操作されたことを検出して通信回路12に制御命令を出力する。制御命令を受けた通信回路12は、他方の撮像装置B202の通信回路12’と通信を行う。
次に、撮像装置B202側の通信回路12’は、マイコン123’内の送受信部13’に他方の撮像装置A201から通信があったことを通知する。送受信部13’は、通知された情報を表示信号発生回路14’へ出力し、表示信号発生回路14’は、表示信号を加算回路15’へ出力する。
加算回路15’は、カメラ信号処理回路113’からの映像信号に表示信号発生回路14’からの表示信号を重畳させて表示モニタ125’へ出力する。これにより、表示モニタ125’には、撮影画像に文字情報として通信内容が表示される。表示する文字情報は、文字に限定されるものではなく、任意に決めたマーク等でもよく、また、表示色も自由に設定してよい。
図3(a)〜(e)は、マルチアングル撮影時における撮像装置A201の表示モニタ125と撮像装置B202の表示モニタ125’の表示の変化を示す図である。
図3(a)〜(e)において、301は撮像装置A201の撮影時の動作状況を示す表示モニタ125側の表示、302は撮像装置B202の撮影時の動作状況を示す表示モニタ125側の表示である。301’は撮像装置B202の動作状況を示す表示モニタ125’側の表示、302’は撮像装置A201の動作状況を示す表示モニタ125’側の表示である。
図3(a)の撮像装置A201側においては、撮像装置B202で撮影開始準備が整ったことに伴い撮影開始準備完了スイッチ10’が操作されたときの表示であり、撮像装置A201の表示モニタ125上に表示302が“準備完了”と表示される。このとき、撮像装置B202側の表示モニタ125’には、撮像装置A201側の撮影動作状態は表示されない。
次に、図3(b)の撮像装置A201側においては、撮像装置B202が撮影開始準備が整ったことを受けて、撮像装置A201の撮影者は録画を開始する。従って、表示301は“一時停止”から“録画”へ変わる。このとき、撮像装置B202側の表示モニタ125’には、撮像装置A201の撮影動作状態の表示302’が “録画”と表示される。
次に、図3(c)の撮像装置B202側においては、撮像装置A201が録画となったことを受けて、撮像装置B202の撮影者もすぐさま録画を開始する。従って、表示301’は“一時停止”から“録画”へ変わる。このとき、撮像装置A201側の表示モニタ125には、撮像装置B202の撮影動作状態の表示302が“準備完了”から“録画”へ変わる。
次に、図3(d)の撮像装置A201側においては、撮影者が撮影を中断する。従って、表示301は“録画”から“一時停止”へ変わる。このとき、撮像装置B202側の表示モニタ125’には、撮像装置A201の撮影動作状態の表示302’が“録画”から“一時停止”へ変わる。
次に、図3(e)の撮像装置B202側においては、撮像装置A201が一時停止となったことを受けて、撮像装置B202の撮影者もすぐさま撮影を中断する。従って、表示301’は“録画”から“一時停止”へ変わる。このとき、撮像装置A201側の表示モニタ125には、撮像装置B202の撮影動作状態の表示302が“録画”から“一時停止”へ変わる。
このように、撮像装置A201からは表示モニタ125上で撮像装置B202の撮影動作状態が分かり、撮像装置B202からは表示モニタ125’上で撮像装置A201の撮影動作状態が分かるようになっているので、複数台の撮像装置によるマルチアングル撮影において、或る撮像装置だけ撮影できていなかったりするなどの不具合が生じることなく、複数台の撮像装置による有効な同時撮影映像を得ることができる。
図4は、撮像装置のマイコン123内で実行されるマルチアングル撮影時の通信処理を示すフローチャートである。本処理は撮像装置の所定の制御周期毎に実行される。
図4において、ステップS401は撮像装置A201の撮影モードの確認処理、ステップS402は撮像装置A201が他方の撮像装置から通信を受けたかの確認処理、ステップS403は他方の撮像装置の動作状態を撮像装置A201の表示モニタ125に表示させる表示処理である。ステップS404は撮像装置A201の操作スイッチ群124内にあるトリガスイッチの操作の確認処理、ステップS405、ステップS407、ステップS409は他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態を送信する通信処理、ステップS406、ステップS408は撮像装置A201の操作スイッチ群124内にある撮影開始準備完了スイッチ10の操作の確認処理である。
次に、マルチアングル撮影時の撮像装置A201の動作について説明する。
ステップS401では、マイコン123は、撮像装置A201の撮影モードがマルチアングルカメラモードに設定されているか否かの確認を行っている。マルチアングルカメラモードであれば(YES)、ステップS402へ進み、マルチアングルカメラモードでなければ(NO)、本処理を終了する。つまり、通常のカメラ撮影モードで撮影を行うことになる。
次のステップS402では、マイコン123は、動作モードがマルチアングルカメラモードに設定されている撮像装置A201が、他方の撮像装置から撮影動作状態の情報が通信されているか否かの確認を行っている。他方の撮像装置からの撮影動作状態の情報が通信されていれば(YES)、ステップS403へ進み、通信されていなければ(NO)、ステップS408へ進む。ステップS408へ進んだ場合の説明は後述する。
次のステップS403では、マイコン123は、ステップS402で他方の撮像装置からの撮影動作状態を示す情報が通信されたことを受けて、表示信号発生回路14により、他方の撮像装置の撮影動作状態を示す情報(録画或いは準備完了)を撮影画像に重畳する形で表示モニタ125へ表示させ、ステップS404へ進む。
次のステップS404では、マイコン123は、撮像装置A201の操作スイッチ群124内のトリガスイッチが操作されたかの確認を操作検出部11により行っている。ここでは、ステップS403での他方の撮像装置の撮影動作状態により、撮像装置A201の撮影者は録画或いは撮影開始準備完了の何れかの操作を行うことになる。本実施の形態では、他方の撮像装置からの撮影動作状態が“準備完了”であった場合を想定し、録画開始の主導権を撮像装置A201側としているので、“準備完了”の合図を受けたらトリガスイッチの操作を行うこととして説明を続ける。
トリガスイッチが操作されていれば(YES)、ステップS405へ進み、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態(録画)を通信回路12により送信し、本処理を終了する。トリガスイッチが操作されていなければ(NO)、ステップS406へ進む。
次のステップS406では、マイコン123は、撮像装置A201の操作スイッチ群内の撮影開始準備完了スイッチ10が操作されたか否かの確認を操作検出部11により行う。撮影開始準備完了スイッチ10が操作されていれば(YES)、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態“準備完了”を示す情報を通信回路12により送信し、本処理を終了する。撮影開始準備完了スイッチ10が操作されていなければ(NO)、本処理を終了する。このとき、撮像装置A201は他方の撮像装置とマルチアングル撮影による同時撮影の準備が整っていないということになる。
次にステップS402からステップS408へ進んだ場合について説明する。ステップS408では、マイコン123は、撮像装置A201の操作スイッチ群内の撮影開始準備完了スイッチ10が操作されたか否かの確認を操作検出部11により行う。撮影開始準備完了スイッチ10が操作されていれば(YES)、ステップS409へ進み、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態“準備完了”を示す情報を通信回路12により送信し、本処理を終了する。撮影開始準備完了スイッチ10が操作されていなければ(NO)、本処理を終了する。このとき、撮像装置A201は他方の撮像装置とマルチアングル撮影による同時撮影の準備が整っていないということになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整った場合に撮影開始準備完了スイッチ10を操作することで、撮影準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、撮像装置のマイコン123が図5に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図5において、撮像装置のマイコン(システムコントロール回路)123は、A/D変換器123a、HPF123b、積分器123c、送受信部13、撮影開始準備完了検出部16、補正系制御部501を備えている。図5における上記図1と同一の構成要素には同一符号を付し説明を省略する。
上述した第1の実施の形態では、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを知らせる撮影開始準備完了スイッチを操作することで他方の撮像装置と通信し、撮影準備が整ったことを他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とする制御について説明した。
これに対し、本実施の形態では、撮像装置に加わる振れの検出出力(角変位信号)を利用することで撮影開始準備完了を検出することを特徴としている。そこで、図5の構成における手ぶれ補正動作について、従来例との重複部分はその説明を省略し、相違のある部分である、撮影開始準備完了検出部16、通信回路12、送受信部13、表示信号発生回路14、加算回路15、補正系制御部501について説明する。
図5に戻り、撮影開始準備完了検出部16は、振れ補正系制御部501からの出力に基づいて、撮影開始準備が整ったことを検出している。補正系制御部501は、積分器123cから入力された角変位信号が所定の閾値以下であるか否かの判断を行っており、角変位信号が所定の閾値以下である場合は撮像装置の振れが安定していることを示す状態信号を出力し、角変位信号が所定の閾値以下でない場合は撮像装置の振れが安定していないことを示す状態信号(パンニング検出がされている)を出力する。
撮影開始準備完了検出部16は、撮像装置の撮影開始準備完了を検出した場合に検出信号を通信回路12へ出力し、通信回路12は、他方の撮像装置へ撮影開始準備が整ったことを通信する。撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けた通信回路12は、外部との通信を行うが、通信先がなければ撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けても通信は行わない。
次に、本撮像装置の通信回路12に他方の撮像装置の通信回路12’から通信があった場合について説明する。
本撮像装置の通信回路12は、他方の撮像装置の通信回路12’から通信があった場合、その受信した情報をマイコン123内の送受信部13へ出力する。送受信部13は、受信した情報を表示モニタ125に表示させるべく表示制御信号を表示信号発生回路14へ出力する。表示制御信号を受けた表示信号発生回路14は、表示信号を加算回路15へ出力する。加算回路15は、カメラ信号処理回路113からの撮影画像出力信号に表示信号発生回路14からの表示信号を重畳して表示モニタ125へ表示させるように動作する。
次に、本実施の形態の撮像装置のマイコン123内の処理について図6〜図8を用いて説明する。
図6は、撮像装置のマイコン123内で実行される手ぶれ補正処理(全体の処理において垂直同期の周期毎に処理されるルーチン)を示すフローチャートである。図7は、割り込み処理(全体の処理に割り込む割り込みルーチン)を示すフローチャートである。
垂直同期の周期毎に処理される手ぶれ補正処理については上述の従来例と同様なので説明を省略し、全体の処理に割り込む割り込み処理について説明する。この割り込み処理は、垂直同期の周期毎に処理される手ぶれ補正処理よりも早い周期(例えば1msec)で行われる処理である。
図7において、割り込み処理に入ると、まずステップS1621では、マイコン123は、振れ検出部(A/D変換器123a、HPF123b、積分器123c)からの振れ検出信号をA/D変換器123aによりA/D変換処理して取り込む。次のステップS1622では、マイコン123は、ステップS1621で取り込んだ振れ検出信号をA/D変換することで生じた直流成分をHPF123bによりHPF演算することで除去する。次のステップS1623では、マイコン123は、振れ検出信号に対して積分器123cにより積分処理を施し、角変位信号へ変換する。
次のステップS701では、マイコン123は、角変位信号が所定の閾値以下であるか否かを判定することで、撮像装置の振れが安定している状態であるか、安定していない状態(パンニング状態)であるかを判断する。角変位信号が所定の閾値以下であった場合(YES)、ステップS702へ進む。角変位信号が所定の閾値以下でなかった場合(NO)、ステップS703へ進む。
ステップS702では、ステップS701での判定が角変位信号が所定の閾値以下であったので、撮像装置の振れは安定している状態であるため、マイコン123は、撮影開始準備完了フラグをセットする。
ステップS703では、ステップS701での判定が角変位信号が所定の閾値以下でなかったので、撮像装置の振れは安定していない状態であるため、マイコン123は、撮影開始準備完了フラグをクリアする。
次のステップS1624では、マイコン123は、ステップS1623にて角変位信号に変換された振れ検出信号を振れ補正信号として設定する。そして、ステップS1625では、マイコン123は、ステップS1621〜ステップS1623、ステップS701〜ステップS703、ステップS1624〜ステップS1625までの処理を行う毎に割り込みカウンタを1ずつカウントアップして、本処理を終了する。
上述した一連の動作により、上述の従来例と同様に図16に示すように全イメージサイズ1401から、例えば1402、1404のように標準イメージサイズを中央からずらして切り出すことで、通常の手持ち撮影等の手ぶれ補正を可能としている。
また、振れ補正系制御部501で角変位信号が所定の閾値以下であるか否かを判断し、撮影開始準備完了検出部16が振れ補正系制御部501の出力に基づき撮影開始準備完了を検出した場合に、他方の撮像装置へ撮影開始準備が整ったことを通信することを可能としている。
図8は、撮像装置のマイコン123内で実行されるマルチアングル撮影時の通信処理を示すフローチャートである。
図8において、ステップS401は撮像装置A201の撮影モードの確認処理、ステップS402は撮像装置A201が他方の撮像装置から通信を受けたかの確認処理、ステップS403は他方の撮像装置の動作状態を撮像装置A201の表示モニタ125に表示させる表示処理、ステップS404は撮像装置A201の操作スイッチ群内にあるトリガスイッチの操作の確認処理である。ステップS405、ステップS406、ステップS407は他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態を送信する通信処理、ステップS801、ステップS802は撮像装置A201の角変位信号が所定の閾値以下であるか否かを示す撮影開始準備完了フラグを確認するフラグ判定処理である。
次に、マルチアングル撮影時の撮像装置A201の動作について説明する。
ステップS401では、マイコン123は、撮像装置A201の撮影モードがマルチアングルカメラモードに設定されているか否かの確認を行っている。マルチアングルカメラモードであれば(YES)、ステップS402へ進み、マルチアングルカメラモードでなければ(NO)、本処理を終了する。つまり、通常のカメラ撮影モードとして動作する。
次のステップS402では、マイコン123は、動作モードがマルチアングルカメラモードに設定されている撮像装置A201が他方の撮像装置から撮影動作状態の情報が通信されているか否かの確認を行っている。他方の撮像装置からの撮影動作状態の情報が通信されていれば(YES)、ステップS403へ進み、通信されていなければ(NO)、ステップS802へ進む。ステップS802へ進んだ場合の説明は後述する。
次のステップS404では、マイコン123は、ステップS403で他方の撮像装置からの撮影動作状態が通信されたことを受けて、表示信号発生回路12により、他方の撮像装置の撮影動作状態の情報(録画或いは準備完了)を撮影画像に重畳する形で表示モニタ125へ表示させ、ステップS404へ進む。
次にステップS404では、マイコン123は、撮像装置A201の操作スイッチ群124内のトリガスイッチが操作されたかの確認を行っている。ここでは、ステップS403での他方の撮像装置の撮影動作状態により、撮像装置A201の撮影者は録画或いは撮影開始準備完了の何れかの操作を行うことになる。本実施の形態では、他方の撮像装置からの撮影動作状態が“準備完了”であった場合を想定し、録画開始の主導権を撮像装置A201側としているので、“準備完了”の合図を受けたらトリガスイッチの操作を行うこととして説明を続ける。
トリガスイッチが操作されていれば(YES)、ステップS405へ進み、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態(録画)を通信回路12により送信し、本処理を終了する。トリガスイッチが操作されていなければ(NO)、ステップS801へ進む。
次のステップS801では、マイコン123は、撮像装置A201の撮影開始準備完了が検出されたか否かの判定を行う。具体的には、撮像装置A201の手ぶれ補正処理で設定される撮影開始準備完了フラグの設定状態により判定する。
撮影開始準備完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS407へ進み、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態“準備完了”を通信回路12により送信し、本処理を終了する。撮影開始準備完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。このとき、撮像装置A201は他方の撮像装置とマルチアングル撮影による同時撮影の準備が整っていないということになる。
次にステップS402からステップS802へ進んだ場合について説明する。ステップS802では、マイコン123は、撮像装置A201の撮影開始準備完了が検出されたか否かの判定を行う。具体的には、撮像装置A201の手ぶれ補正処理で設定される撮影開始準備完了フラグの設定状態により判定する。
撮影開始準備完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS407へ進み、マイコン123は、他方の撮像装置に撮像装置A201の撮影動作状態“準備完了”を通信回路12により送信し、本処理を終了する。撮影開始準備完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。このとき、撮像装置A201は他方の撮像装置とマルチアングル撮影による同時撮影の準備が整っていないということになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の角変位信号が所定の閾値以下であるか否かによる撮影開始準備完了検出を確認し、撮影開始準備完了フラグの状態判定を行い、撮影開始準備完了フラグがセットされた時に撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、撮像装置のマイコン123が図9に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図9において、撮像装置のマイコン(システムコントロール回路)123は、送受信部13、撮影開始準備完了検出部16、合焦判定部601、露光判定部602、ホワイトバランス判定部603を備えている。図9における上記図1と同一の構成要素には同一符号を付し説明を省略する。
上述した第1の実施の形態では、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを知らせる撮影開始準備完了スイッチを操作することで他方の撮像装置と通信し、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とする制御について説明した。
これに対し、本実施の形態では、撮像装置の撮影レンズによる焦点情報を利用することで撮影開始準備完了を検出することを特徴としている。そこで、図9の構成における自動焦点調節動作について、上述の従来例との重複部分はその説明を省略し、相違のある部分である、撮影開始準備完了検出部16、通信回路12、送受信部13、表示信号発生回路14、加算回路15、合焦判定部601について説明する。
図9に戻り、撮影開始準備完了検出部16は、合焦判定部601からの出力に基づいて、撮影開始準備が整ったことを検出している。合焦判定部601は、AF演算回路114から出力される合焦信号(焦点電圧)が最大となり、焦点調節を合焦と判定した場合は、所定の時間経過後、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていることを示す合焦状態信号を出力し、合焦信号(焦点電圧)が最大となっておらず、焦点調節を合焦と判定しない場合は、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていないことを示す非合焦状態信号を出力する。
撮影開始準備完了検出部16は、撮像装置の撮影開始準備完了を検出した場合に検出信号を通信回路12へ出力し、通信回路12は、他方の撮像装置へ撮影開始準備が整ったことを通信する。撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けた通信回路12は、外部との通信を行うが、通信先がなければ撮影開始準備完了検出部16からの検出信号を受けても通信は行わない。
次に、本実施の形態の撮像装置のマイコン123内の処理について図10を用いて説明する。
図10は、撮像装置のマイコン123内で実行される焦点調節処理を示すフローチャートである。
図10において、ステップS1901では、マイコン123は、フォーカスレンズ105を被写界深度内で小刻みに前後に動かし、焦点電圧が上昇した側を移動方向と判定する方向判定処理を行い、ステップS1902へ進む。次のステップS1902では、マイコン123は、フォーカスレンズ105を焦点電圧が最大となる位置まで移動させる山登り処理を行い、ステップS1903へ進む。
次のステップS1903では、マイコン123は、焦点電圧が最大となったか否かを判定する合焦判定処理を行い、焦点電圧が最大であれば(YES)、ステップS1904へ進み、焦点電圧が最大でなければ(NO)、ステップS1902へ戻り、山登り処理を継続する。次のステップS1904では、マイコン123は、ステップS1903で合焦判定したので、フォーカスレンズ105の移動を停止させるレンズ駆動停止処理を行い、ステップS1905へ進む。
次のステップS1905では、マイコン123は、焦点電圧が一定時間にわたって所定の値より下がったら(YES)、被写体が変化したと判断してステップS901へ進み、撮影開始準備完了状態となっているフラグをクリアし、ステップS1901へ戻り、フォーカスレンズ105の移動を再開させるレンズ再起動処理を行う。マイコン123は、焦点電圧に変化が無かったら(NO)、ステップS902へ進み、撮影開始準備完了状態となっているフラグをセットし、ステップS1904へ戻り、フォーカスレンズ105の移動の停止を継続させる。
即ち、上記処理により、焦点電圧が最大となるようにフォーカスレンズ105の位置を移動させるようにすることで、焦点調節が自動的に行われることとなる。
また、撮像装置が一定時間にわたって合焦状態にあるか否かに基づき、撮像装置が撮影開始準備完了状態となっているか否かの状態の設定を可能としている。
次に、マルチアングル撮影を行う際の処理については、撮像装置の撮影レンズの焦点情報に基づく撮影開始準備完了フラグの状態により、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知するので、上述した第2の実施の形態の図8のフローチャートで説明したものと同様であり、その詳細説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の自動焦点調節の状態が一定時間にわたり合焦であるか否かによる撮影開始準備完了検出を確認し、撮影開始準備完了フラグの状態判定を行い、撮影開始準備完了フラグがセットされた時に撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、撮像装置のマイコン123が図9に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
上述した第1の実施の形態では、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを知らせる撮影開始準備完了スイッチを操作することで他方の撮像装置と通信し、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とする制御について説明した。
これに対し、本実施の形態では、撮像装置の露光情報を利用することで撮影開始準備完了を検出することを特徴としている。そこで、図9の構成における自動露光調節動作について、上述の従来例との重複部分はその説明を省略し、相違のある部分である、撮影開始準備完了検出部16、通信回路12、送受信部13、表示信号発生回路14、加算回路15、露光判定部602について説明する。
図9において、撮影開始準備完了検出部16は、露光判定部601からの出力に基づいて、撮影開始準備が整ったことを検出している。露光判定部601は、AE演算回路115から出力される測光評価値が露光目標値と等しくなり、所定の時間が経過した場合は、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていることを示す適正露光状態信号を出力し、測光評価値と露光目標値が等しくなっておらず、露光状態が適正となっていない場合は、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていないことを示す非適正露光状態信号を出力する。
撮影開始準備完了検出部16は、撮像装置の撮影開始準備完了を検出した場合に検出信号を通信回路12へ出力し、通信回路12は、他方の撮像装置へ撮影開始準備が整ったことを通信する。撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けた通信回路12は、外部との通信を行うが、通信先がなければ撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けても通信は行わない。
次に、本実施の形態の撮像装置のマイコン123内の処理について図11を用いて説明する。
図11は、撮像装置のマイコン123内で実行される露光調節処理を示すフローチャートである。
図11において、ステップS2101では、マイコン123は、撮像素子106へ到達した入射光量を光電変換した測光評価値の取り込みを行い、ステップS2102へ進む。次のステップS2102では、マイコン123は、適正露光であるか否かを判断し、適正露光(測光評価値=露光目標値)であれば(YES)、ステップS1001へ進み、撮影開始準備完了状態を示す撮影開始準備完了フラグをセットし、ステップS2101へ戻り、再度測光評価値の取り込みを継続する。適正露光でなければ(NO)、ステップS1002へ進む。
次のステップS1002では、マイコン123は、ステップS2102での判断結果が適正露光でないため、撮影開始準備完了状態を示す撮影開始準備完了フラグをクリアし、ステップS2103へ進む。次のステップS2103では、マイコン123は、測光評価値と露光目標値の比較を行い、「測光評価値>露光目標値」の条件が成立すれば(YES)、ステップS2104へ進む。「測光評価値>露光目標値」の条件が成立しなければ(NO)、ステップS2105へ進む。
ステップS2104では、マイコン123は、ステップS2103で測光評価値が露光目標値より大きいという判断結果から、適正露光になるまで絞りモータ駆動回路111を介して絞り103を閉鎖側へ駆動し、ステップS2101へ戻り、測光を継続する。
ステップS2105では、マイコン123は、ステップS2103で測光評価が露光目標値より小さいという判断結果から、適正露光となるまで絞りモータ駆動回路111を介して絞り103を開放側へ駆動し、ステップS2101へ戻り、測光を継続する。
即ち、上記処理により、撮像素子106での測光評価値が露光目標値となるように絞り103を開閉することで、自動的に露光調節が行われることとなる。
また、撮像装置が一定時間にわたって適正露光状態にあるか否かに基づき、撮像装置が撮影開始準備完了となっているか否かの状態の設定を可能としている。
なお、上記露光調節処理では絞り103についてのみ説明したが、シャッタスピードを変化させたり、AGCゲインを変化させたりすることでも露光調節が可能であり、それぞれを組み合わせて行うことで、より複雑な露出制御も可能である。
次に、マルチアングル撮影を行う際の処理については、撮像装置の露光情報に基づく撮影開始準備完了フラグの状態により、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知するので、上述した第2の実施の形態の図8のフローチャートで説明したものと同様であり、その詳細説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の露光調節の状態が一定時間にわたり適正露光であるか否かによる撮影開始準備完了検出を確認し、撮影開始準備完了フラグの状態判定を行い、撮影開始準備完了フラグがセットされた時に撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、撮像装置のマイコン123が図9に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
上述した第1の実施の形態では、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを知らせる撮影開始準備完了スイッチを操作することで他方の撮像装置と通信し、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とする制御について説明した。
これに対し、本実施の形態では、撮像装置のホワイトバランス情報を利用することで撮影開始準備完了を検出することを特徴としている。そこで、図9の構成における自動露光調節動作について、上述の従来例との重複部分はその説明を省略し、相違のある部分である、撮影開始準備完了検出部16、通信回路12、送受信部13、表示信号発生回路14、加算回路15、ホワイトバランス判定部603について説明する。
図9において、撮影開始準備完了検出部16は、ホワイトバランス判定部603からの出力に基づいて、撮影開始準備が整ったことを検出している。ホワイトバランス判定部603は、AWB演算回路116から出力されるホワイトバランス評価値の総和が0となり、所定の時間経過した場合は、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていることを示す適正ホワイトバランス状態信号を出力する。ホワイトバランス評価値の総和が0とならず、ホワイトバランス状態が適正となっていない場合は、撮像装置A201が被写体に対して撮影準備に入っていないことを示す非適正ホワイトバランス状態信号を出力する。
撮影開始準備完了検出部16は、撮像装置の撮影開始準備完了を検出した場合に検出信号を通信回路12へ出力し、通信回路12は、他方の撮像装置へ撮影開始準備が整ったことを通知する。撮影開始準備完了検出部16から検出信号を受けた通信回路12は、外部との通信を行うが、通信先がなければ撮影開始準備完了検出部16からの検出信号を受けても通信は行わない。
次に、本実施の形態の撮像装置のマイコン123内の処理について図12を用いて説明する。
図12は、撮像装置のマイコン123内で実行されるホワイトバランス調節処理を示すフローチャートである。色差信号は(R−Y)と(B−Y)の2種類あるが、同様の処理を行うため、一方の処理で説明を代表する。
図12において、ステップS2301では、マイコン123は、撮像素子106へ到達した入射光量を光電変換したホワイトバランス評価値の取り込みを行い、ステップS2302へ進む。次のステップS2302では、マイコン123は、取り込んだ撮像画の色データの総和が0となる適正ホワイトバランスであるか否かを判断する。
ホワイトバランス評価値=0であれば(YES)、ステップS1101へ進み、マイコン123は、ホワイトバランスが一定時間にわたり適正である(安定している)ことから、撮影開始準備完了状態であるとして撮影開始準備完了フラグをセットし、ステップS2301へ戻り、再度ホワイトバランス評価値の取り込みを行う。ホワイトバランス評価値=0でなければ(NO)、ステップS1102へ進み、マイコン123は、ホワイトバランスが適正でないことから、撮影開始準備完了状態にないとして撮影開始準備完了フラグをクリアし、ステップS2303へ進む。
次のステップS2303では、マイコン123は、ホワイトバランス評価値の正負判定を行い、「ホワイトバランス評価値>0」の条件が成立すれば(YES)、ステップS2304へ進む。「ホワイトバランス評価値>0」の条件が成立しなければ(NO)、ステップS2305へ進む。
ステップS2304では、マイコン123は、ステップS2303でホワイトバランス評価値が0より大きいという判断結果から、ホワイトバランス評価値が0となるまで基準色のゲインを下げ、ステップS2301へ戻り、ホワイトバランス評価値取り込みを継続する。
ステップS2305では、マイコン123は、ステップS2303でホワイトバランス評価値が0より小さいという判断結果から、ホワイトバランス評価値が0となるまで基準色のゲインを上げ、ステップS2301へ戻り、ホワイトバランス評価値取り込みを継続する。
即ち、上記処理により、撮像素子106により被写体像が取り込まれた一撮像画面に占める色データの総和が0となるように、ホワイトバランス制御信号によりAWB演算回路116内の基準色Rと基準色Bのゲインを変化させることで、自動的にホワイトバランスの調節を可能としている。
また、撮像装置が一定時間にわたって適正ホワイトバランス状態にあるか否かに基づき、撮像装置が撮影開始準備完了となっているか否かの状態の設定を可能としている。
次に、マルチアングル撮影を行う際の処理については、撮像装置のホワイトバランス情報に基づく撮影開始準備完了フラグの状態により、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知するので、上述した第2の実施の形態の図8のフローチャートで説明したものと同様であり、その詳細説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置のホワイトバランス調節の状態が一定時間にわたり適正ホワイトバランスであるか否かによる撮影開始準備完了検出を確認し、撮影開始準備完了フラグの状態判定を行い、撮影開始準備完了フラグがセットされた時に撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、撮像装置のマイコン123が図9に示す構成を有する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図9に示す撮像装置において、撮影開始準備完了検出部16には、不図示ではあるが、上記図5の振れ補正の制御を行う補正系制御部501からの判定結果を示す出力も入力されている。
上述した第1の実施の形態では、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを知らせる撮影開始準備完了スイッチを操作することで他方の撮像装置と通信し、撮影開始準備が整ったことを他方の表示モニタに表示させることにより、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことを可能とする制御について説明した。
これに対し、本実施の形態では、撮像装置の手ぶれ検出情報、焦点情報、露光情報、ホワイトバランス情報を利用することで撮影開始準備完了を検出することを特徴としている。撮像装置における手ぶれ検出による情報、焦点情報、露光情報、ホワイトバランス情報を利用した動作については、上述した第2〜第5の実施の形態と同様であるので、その詳細説明は省略する。
次に、マルチアングル撮影を行う際の処理については、撮像装置の手ぶれ検出情報、焦点情報、露光情報、ホワイトバランス情報に基づく撮影開始準備完了フラグの状態により、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知するので、上述した第2の実施の形態の図8のフローチャートに対して、変更となる部分を抽出して図13を用いて説明する。
図13は、撮像装置のマイコン123内で実行されるマルチアングル撮影時における撮影開始準備完了検出処理を示すフローチャートである。
図13において、ステップS1201は手ぶれ検出情報による撮影開始準備完了検出処理、ステップS1202は焦点情報による撮影開始準備完了検出処理、ステップS1203は露光情報による撮影開始準備完了検出処理、ステップS1204はホワイトバランス情報による撮影開始準備完了検出処理である。
ステップS1201〜ステップS1204までの各々の撮影開始準備が整ったことを示す情報は、上述した第2〜第4の実施の形態で説明した撮影開始準備完了フラグにより得られる。なお、上記図8のステップS402、ステップS404からの継続処理として説明する。
ステップS1201では、マイコン123は、手ぶれ検出情報による撮影開始完了フラグがセットされているか否かを判断し、手ぶれ検出情報による撮影開始完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS1202へ進み、手ぶれ検出情報による撮影開始完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。
ステップS1202では、マイコン123は、焦点情報による撮影開始完了フラグがセットされているか否かを判断し、焦点情報による撮影開始完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS1203へ進み、焦点情報による撮影開始完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。
ステップS1203では、マイコン123は、露光情報による撮影開始完了フラグがセットされているか否かを判断し、露光情報による撮影開始完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS1204へ進み、露光情報による撮影開始完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。
ステップS1204では、マイコン123は、ホワイトバランス情報による撮影開始完了フラグがセットされているか否かを判断し、ホワイトバランス情報による撮影開始完了フラグがセットされていれば(YES)、ステップS407へ進み、ホワイトバランス情報による撮影開始完了フラグがセットされていなければ(NO)、本処理を終了する。
ステップS407では、マイコン123は、手ぶれ検出情報、焦点情報、露光情報、ホワイトバランス情報の各情報による撮影開始準備完了フラグがすべてセットされたので、他方の撮像装置へ撮影動作状態(撮影開始準備完了)を示す情報を送信し、本処理を終了する。
以上説明したように、複数台の撮像装置を用いたマルチアングル撮影において、一方の撮像装置の手ぶれ検出情報、焦点情報、露光情報、ホワイトバランス情報の各情報による撮影開始準備完了フラグがすべてセットされたという複数の条件が成立した場合に、撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知し、他方の撮像装置の表示モニタに表示させることにより、或る撮像装置だけ撮影できていないなどの不具合が発生することなく、複数台の撮像装置による同時撮影を行うことが可能となる。これにより、有効な同時撮影映像を得ることが可能となる。
また、マルチアングル撮影において、一方の撮像装置が他方の撮像装置から撮影開始準備完了の通知を受信した場合に、一方の撮影者が一方の撮像装置のフレーミングを整え(振れの状態を安定させ)、一方の撮像装置の撮影開始準備が整ったことを他方の撮像装置に通知することで、録画開始の主導権を他方の撮影者に委ねた同時撮影を行うことも可能となる。
[他の実施の形態]
上記第1乃至第6の実施の形態では、一方の撮像装置から撮影開始準備完了を他方の撮像装置に通知し他方の撮像装置の表示モニタに表示させる構成を例に挙げたが、これに限定されるものではない。一方の撮像装置から撮影開始準備完了を他方の撮像装置に通知し他方の撮像装置の表示モニタに表示させると共に音声(例えば電子音など)で報知させる構成、或いは、一方の撮像装置から撮影開始準備完了を他方の撮像装置に通知し他方の撮像装置に音声で報知させる構成としてもよい。
上記第1乃至第6の実施の形態では、2台の撮像装置でマルチアングル撮影を行う場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。3台以上の撮像装置でマルチアングル撮影を行う場合にも適用することができる。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによりも達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 マルチアングル撮影の撮影状況を示す図である。 (a)〜(e)はマルチアングル撮影時における撮像装置Aの表示モニタと撮像装置Bの表示モニタの表示の変化を示す図である。 撮像装置のマイコン内で実行されるマルチアングル撮影時の通信処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置のマイコン内で実行される手ぶれ補正処理を示すフローチャートである。 撮像装置のマイコン内で実行される割り込み処理を示すフローチャートである。 撮像装置のマイコン内で実行されるマルチアングル撮影時の通信処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置のマイコン内で実行される焦点調節処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内で実行される露光調節処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内で実行されるホワイトバランス調節処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る撮像装置のマイコン内で実行される撮影開始準備完了検出処理を示すフローチャートである。 従来例に係るマルチアングル撮影の撮影状況を示す図である。 撮像装置の構成を示すブロック図である。 電子式手ぶれ補正を行うための撮像素子の切り出しエリアを示す図である。 撮像装置の手ぶれ補正を説明するためのブロック図である。 (a)は手ぶれ補正処理を示すフローチャート、(b)は割り込み処理を示すフローチャートである。 撮像装置の自動焦点調節制御、自動露光制御、自動ホワイトバランス制御を説明するためのブロック図である。 焦点調節時におけるフォーカスレンズの位置と焦点電圧との関係を示す図である。 撮像装置のマイコン内で実行される自動焦点調節処理を示すフローチャートである。 露光調節時における撮像素子の出力信号と映像信号出力との関係を示す図である。 撮像装置のマイコン内で実行される自動露光調節処理を示すフローチャートである。 撮像装置のホワイトバランスの基準位置を説明するための図である。 撮像装置のマイコン内で実行される自動ホワイトバランス調節処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 撮影開始準備完了スイッチ(操作手段)
11 操作検出部(操作検出手段)
12 通信回路(通信手段)
14 表示信号発生回路(表示制御手段)
15 加算回路(表示制御手段)
16 撮影開始準備完了検出部(完了検出手段)
114 自動焦点調節演算回路(焦点調節手段)
115 自動露光調節演算回路(露光調節手段)
116 自動ホワイトバランス演算回路(ホワイトバランス調節手段)
120 角速度センサ(振れ検出手段)
123 マイコン
125 表示モニタ
501 補正系制御部(振れ判定手段)
601 合焦判定部(合焦判定手段)
602 露光判定部(露光判定手段)
603 ホワイトバランス判定部(ホワイトバランス判定手段)

Claims (33)

  1. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置の撮影開始準備の完了を知らせるための操作手段と、
    前記操作手段が操作されたか否かを検出する操作検出手段と、
    前記操作手段の操作が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の出力が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定手段と、
    前記振れ検出手段の出力が前記閾値以下と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の出力に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記焦点調節手段の出力に基づき合焦か否かを判定する合焦判定手段と、
    合焦と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記焦点調節手段の出力に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節手段と、
    前記露光調節手段の出力に基づき適正露光か否かを判定する露光判定手段と、
    適正露光と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節手段と、
    前記露光調節手段の出力に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節手段と、
    前記ホワイトバランス調節手段の出力に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定手段と、
    適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節手段と、
    前記ホワイトバランス調節手段の出力に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の出力が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定手段と、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記焦点調節手段の出力に基づき合焦か否かを判定する合焦判定手段と、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節手段と、
    前記露光調節手段の出力に基づき適正露光か否かを判定する露光判定手段と、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節手段と、
    前記ホワイトバランス調節手段の出力に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定手段と、
    前記振れ検出手段の出力が前記閾値以下と判定され、且つ合焦と判定され、且つ適正露光と判定され、且つ適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出手段と、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 前記他の撮像装置では、前記通信手段により通知された撮影開始準備完了を示す情報が表示されることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の撮像装置。
  12. 前記他の撮像装置から通知される前記他の撮像装置の撮影開始準備完了を示す情報を表示させる表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の撮像装置。
  13. 前記表示制御手段は、撮影画像に前記他の撮像装置の撮影開始準備完了を示す情報を重畳して表示させることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  14. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の撮影開始準備の完了を知らせるための操作手段が操作されたか否かを検出する操作検出ステップと、
    前記操作手段の操作が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  15. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出ステップと、
    振れ検出値が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定ステップと、
    振れ検出値が前記閾値以下と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出ステップと、
    振れ検出の出力状態に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  17. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    前記焦点調節ステップの処理に基づき合焦か否かを判定する合焦判定ステップと、
    合焦と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  18. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    前記焦点調節ステップの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  19. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節ステップと、
    前記露光調節ステップの処理に基づき適正露光か否かを判定する露光判定ステップと、
    適正露光と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  20. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節ステップと、
    前記露光調節ステップの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  21. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節ステップと、
    前記ホワイトバランス調節ステップの処理に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定ステップと、
    適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  22. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節ステップと、
    前記ホワイトバランス調節ステップの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  23. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出ステップと、
    振れ検出値が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定ステップと、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    前記焦点調節ステップの処理に基づき合焦か否かを判定する合焦判定ステップと、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節ステップと、
    前記露光調節ステップの処理に基づき適正露光か否かを判定する露光判定ステップと、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節ステップと、
    前記ホワイトバランス調節ステップの処理に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定ステップと、
    振れ検出値が前記閾値以下と判定され、且つ合焦と判定され、且つ適正露光と判定され、且つ適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出ステップと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  24. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置の撮影開始準備の完了を知らせるための操作手段が操作されたか否かを検出する操作検出モジュールと、
    前記操作手段の操作が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  25. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出モジュールと、
    振れ検出値が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定モジュールと、
    振れ検出値が前記閾値以下と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  26. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出モジュールと、
    振れ検出の出力に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  27. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節モジュールと、
    前記焦点調節モジュールの処理に基づき合焦か否かを判定する合焦判定モジュールと、
    合焦と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  28. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節モジュールと、
    前記焦点調節モジュールの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  29. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節モジュールと、
    前記露光調節モジュールの処理に基づき適正露光か否かを判定する露光判定モジュールと、
    適正露光と判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  30. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節モジュールと、
    前記露光調節モジュールの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  31. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節モジュールと、
    前記ホワイトバランス調節モジュールの処理に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定モジュールと、
    適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  32. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節モジュールと、
    前記ホワイトバランス調節モジュールの処理に基づいて撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  33. 他の撮像装置と連携して同一の被写体を撮影する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出モジュールと、
    振れ検出値が所定の閾値以下か否かを判定する振れ判定モジュールと、
    前記撮像装置の焦点調節を行う焦点調節モジュールと、
    前記焦点調節モジュールの処理に基づき合焦か否かを判定する合焦判定モジュールと、
    前記撮像装置の露光量調節を行う露光調節モジュールと、
    前記露光調節モジュールの処理に基づき適正露光か否かを判定する露光判定モジュールと、
    前記撮像装置のホワイトバランス調節を行うホワイトバランス調節モジュールと、
    前記ホワイトバランス調節モジュールの処理に基づきホワイトバランスが適正か否かを判定するホワイトバランス判定モジュールと、
    振れ検出値が前記閾値以下と判定され、且つ合焦と判定され、且つ適正露光と判定され、且つ適正ホワイトバランスと判定された場合、撮影開始準備が完了したと検出する完了検出モジュールと、
    撮影開始準備完了が検出された場合、撮影開始準備完了を前記他の撮像装置に通知する通信モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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