JP2006245347A - 携帯機器用スライド機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定側ユニットにスライド開閉式の可動側ユニットを組み合わせたスライド開閉型携帯機器に使用されるスライド機構において、部品点数の増大や部品の大型化を回避しつつ、自動復帰時の衝撃を緩和する。
【解決手段】 可動側ユニットのスライド方向に延びる縦長の箱型ガイド31内に、アクチュエータ33をスライド自在に収容する。アクチュエータ33は、箱型ガイド31内のスプリング34の復元力に抗して一端側へ強制ロックされ、ロック解除に伴って他端側へ自動復帰する。アクチュエータ33が自動復帰する側の端部において、箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aに板バネ状の弾性制動部31d,31d を一体形成する。弾性制動部31d,31d は、アクチュエータ33を側方から弾性的に押圧し制動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スライド開閉型携帯電話等のスライド開閉機構を有する各種携帯機器に使用される携帯機器用スライド機構に関する。
携帯電話における開閉機構の一つとしてスライド形式がある。スライド開閉機構をもつ携帯電話は例えば特許文献1及び2に記載されている。携帯電話に使用される典型的なスライド開閉機構の一つは、スライド方向に延びる固定ガイドと、固定ガイドに沿ってスライドするアクチュエータと、アクチュエータを一方向へ弾性的に押圧又は引張するコイルスプリングとを組み合わせたものであり、特許文献1及び2に記載されたスライド開放機構もこの形式に分類される。
特開2003−179678号公報 特開平11−331332号公報
この形式のスライド開閉機構では、通常、固定ガイドが可動側ユニットにコイルスプリングと共に組み込まれ、アクチュエータは固定側ユニットと連結固定される。可動側ユニットに閉止方向の外力が付加されない場合、その可動側ユニットはコイルスプリングによる押圧力により開放位置に弾性的に保持される。
可動側ユニットに閉止方向の外力を付加すると、その可動側ユニットはコイルスプリングによる付勢力に抗して閉止側へスライドし、最終的には固定側ユニットに設けられたロック機構により閉止位置にロックされる。ロック状態を解除すると、可動側ユニットはコイルスプリングの復元力により開放位置へ一気に自動復帰する。
このような従来のスライド開閉機構における問題の一つは、コイルスプリングの復元力によって可動側ユニットが開放位置へ自動復帰したときに少なからず衝撃が発生すると共に、この衝撃に伴って可動側ユニットが振動することである。携帯電話の使用感からいえば、可動側ユニットの復帰速度は大きいほど好ましいが、復帰速度が多くなると、復帰時の衝撃及びこれに伴う振動が大きくなるという矛盾があり、大きな衝撃及び振動は商品価値を下げ、内部機構に悪影響を与える危険性がある。
この問題を解決するために、復帰位置に衝撃緩和機構を付加することが考えられる。しかし、この対策の場合は、部品点数の増加とか、部品の厚みや長さが大きくなるといった新たな問題が発生する。
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、部品点数の増大や部品の大型化を回避しつつ、自動復帰時の衝撃を効果的に緩和できる携帯機器用スライド機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる携帯機器用スライド機構は、固定側ユニットにスライド開閉式の可動側ユニットを組み合わせたスライド開閉型携帯機器に使用されるスライド機構であって、可動側ユニットのスライド方向に延び、両側の側壁部の間に駆動用のスプリングを収容する縦長の箱型ガイドと、箱型ガイド内にスライド自在に収容されガイド内のスプリングの復元力に抗して一端側へ強制ロックされ、ロック解除に伴って他端側へ自動復帰するアクチュエータとを備えており、且つアクチュエータの復帰側端部においてアクチュエータを制動するために当該アクチュエータを側方から弾性的に押圧するように一体形成された板バネ状の弾性制動部を有している。
本発明にかかる携帯機器用スライド機構においては、弾性制動部がアクチュエータを側方から押圧する板バネ形状であるので、アクチュエータの復帰側端部での制動減速に伴う振動の軽減だけでなく、振動自体を積極的に抑制でき、制振効果が特に高い。しかも一体形成であるため、部品点数の増大や部品の大型化を伴わない。
板バネ状の弾性制動部は、箱型ガイド、アクチュエータのいずれの側に形成してもよい。箱型ガイドの側に形成する場合は、例えば箱型ガイドの側壁部の一部分を内側へ切り起こして形成された内側へ凸の板バネであり、好ましくはスライド方向に平行な板バネである。
一方、アクチュエータの側に形成する場合は、例えばアクチュエータの側壁部の一部分を外側へ切り起こして形成された外側へ凸の板バネであり、好ましくはスライド方向に平行な板バネである。この場合は、箱型ガイドの側に、アクチュエータの制動箇所で当該板バネを変形させるべく制動箇所を除く部分に当該板バネを退避させる逃げ部を設ける必要がある。逃げ部は、例えばアクチュエータに形成された板バネが嵌合し且つスライドするように箱型ガイドの側壁部に形成されたスリットである。
箱型ガイド、アクチュエータのいずれに形成する場合にも、板バネ状の弾性制動部は両側に対称的に設けるのが好ましい。
本発明にかかる携帯機器用スライド機構は、アクチュエータの復帰側端部においてアクチュエータを制動するために当該アクチュエータを側方から弾性的に押圧するように一体形成された板バネ状の弾性制動部を有しているので、部品点数の増大や部品の大型化を回避しつつ、自動復帰時の衝撃を効果的に緩和することができ、使用する携帯機器の商品価値を大きく高めることができる。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を示すスライド開閉型携帯電話の4面図で開放状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。図2は同携帯電話の縦断面図で、(a)は図1中のC−C断面図、(b)は図1中のD−D断面図、(c)は図1中のB−B断面図、(d)は図1中のA−A断面図である。図3は同携帯電話の閉止状態の説明図で、(a)は図1中のD−D断面図に対応する縦断側面図、(b)は側面図、(c)は図1中のA−A断面図に対応する縦断側面図である。
また、図4は同携帯電話に使用されているスライド機構の説明図で、(a)は同スライド機構のロック状態を示す3面図、(b)はアクチュエータの3面図である。図5は同スライド機構の復帰状態を示す3面図である。図6は同携帯電話に使用されているロック機構の斜視図である。
本実施形態にかかる携帯機器用スライド機構は、スライド開閉型携帯電話のスライド開閉機構に使用されている。スライド開閉型携帯電話は、図1〜図3に示すように、長方形で厚肉の固定側ユニット10と、固定側ユニット10の表面側にスライド可能に取付けられた可動側ユニット20とからなる。可動側ユニット20は、固定側ユニット10に重合可能な長方形であり、固定側ユニット10より薄く設計されている。
可動側ユニット20のスライド動作のために、固定側ユニット10と可動側ユニット20との間に一組のスライド機構30,30が両側部に位置して設けられると共に、両側のスライド機構30,30の間に位置してロック機構40が設けられており、両者の干渉を回避するために、スライド機構30,30は主に可動側ユニット20の側に、ロック機構40は主に固定側ユニット10の側にそれぞれ設けられている。そして、可動側ユニット20は、ここでは閉止位置へ強制的に操作されてロックされ、そのロックの解除により開放位置に自動復帰する。
両側のスライド機構30,30は同じ構造である。各スライド機構30は、図4及び図5に示すように、可動側ユニット20のスライド方向に沿って長く延びる箱型ガイド31と、箱型ガイド31内に全長にわたって設けられた棒状ガイド32と、箱型ガイド31内に箱型ガイド31及び棒状ガイド32を案内部材としてスライド自在に収容されたアクチュエータ33と、アクチュエータ33を駆動するために箱型ガイド31内に収容されたスプリング34とを備えている。
箱型ガイド31は薄板の加工品であり、スライド方向に長い長方形の底板部と、底板部の両側の縁部から立ち上がった両側の側壁部31a,31aと、底板部の両端部から立ち上がった両端の端板部31b,31bとで箱体を構成している。端板部31b,31bの開口側の端部には、当該端部から両端側へ舌状に突出したねじ孔つきの固定用のフランジ部31c,31cが一体的に設けられている。この箱型ガイド31は、可動側ユニット20の側部裏面にフランジ部31c,31cを残して埋め込まれており、フランジ部31c,31cをその裏面にねじ止めすることにより、開口部を裏面側の固定側ユニット10の方に向けて可動側ユニット20に固定されている。
棒状ガイド32は断面が円形の丸棒であり、両端の端板部31b,31bの間に架設するべく端板部31b,31bにねじ止めされている。
アクチュエータ33は、ほぼ正方形の天板部33aの各辺から4つの縦壁部が延出した角形のキャップ形状であり、取付け用のねじ孔33bを天板部33aに有し、前後の縦壁部には棒状ガイド32が貫通する丸孔33cを有している。このアクチュエータ33は、箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aと棒状ガイド32とに案内されて、箱型ガイド31内を長手方向に自由に往復移動する。アクチュエータ33の天板側の一部は箱型ガイド31の開口部から外部へ突出しており、この突出部が固定側ユニット10の表面にねじ止めされることにより、アクチュエータ33は固定側ユニット10に固定されている。
このように、本実施形態では、スライド機構30,30の箱型ガイド31,31は可動側ユニット20に取付けられおり、アクチュエータ33,33は固定側ユニット10に取付けられている。このため、可動側ユニット20が開放側へ移動すると、アクチュエータ33,33は逆に、箱型ガイド31,31の閉止側端部の側に移動する。可動側ユニット20が閉止側へ移動するときは、アクチュエータ33,33は箱型ガイド31,31の開放側端部の側に移動する。
スプリング34はコイル状の圧縮スプリングであり、箱型ガイド31の一方の端板部31bとアクチュエータ33との間に棒状ガイド32に外嵌された状態で配置されている。より具体的には、スプリング34は、可動側ユニット20を開放側へ自動復帰させるために、箱型ガイド31の閉止側端部の側に位置する端板部31bとアクチュエータ33との間に配置されており、圧縮方向の外力を受けない状態でアクチュエータ33を復帰側の停止位置に弾性保持する(図5)。
そして、前記箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aは、アクチュエータ33の復帰側端部近傍に、側壁部31a,31aに一体的に設けられた板バネ状の弾性制動部31d,31dを有している。各弾性制動部31dは、ここでは側壁部31a,31aの開放側の縁部に当該縁部に平行なスリット31eを形成し、スリット31eより開口側の部分を内側へ三角形状に塑性変形させることにより形成されている。こうして形成された内側へ凸の山型の板バネからなる両側の弾性制動部31d,31dは、アクチュエータ33が復帰側端部の停止位置に到達する直前に、そのアクチュエータ33を両側から弾性的に押圧するようになっており、かつ停止位置に弾性保持する。
ロック機構40は、固定側ユニット10の中央部表面に形成されたスライド方向の凹部41内に構成されており、具体的には図6に示すように、片支持されたスライド方向の板バネ42と、板バネ42の自由端側の端部に取付けられたロック爪43と、ロック爪43を操作するための操作部材44とを備えている。
ロック爪43は、板バネ42により可動側ユニット20の側に付勢されており、可動側ユニット20の裏面に設けられた突起45と係合することにより、可動側ユニット20を閉止位置に保持する。突起45は、可動側ユニット20の開閉動作に伴って凹部41内をスライド方向に移動し、開放位置では凹部41の端面に当接することにより、可動側ユニット20を開放位置に停止させる。すなわち、突起45は可動側ユニット20を開放位置に停止させるストッパーを兼ねている。
操作部材44は、スライド方向に直角な摺動部材であり、固定側ユニット10の側の固定部46が挿入されるスライド方向の貫通孔を有している。貫通孔にはコイルスプリング47が収容されており、このスプリング47により、操作部材44は固定側ユニット10の外側方向へ付勢され、外力を受けない状態では、後端部を固定側ユニット10の側面から外側へ突出させる。コイルスプリング47による付勢力に抗して操作部材44を押し込むと、操作部材44は先端部でロック爪43のカム部48を押し下げ、ロック爪43に係合している突起45をロック爪43から解放する。
なお、49は押さえ板であり、操作部材44の貫通孔内からのスプリング48の飛び出しを防止する。
次に、本実施形態にかかる携帯機器用スライド機構及びこれを用いたスライド開閉型携帯電話の動作について説明する。
まず、可動側ユニット20の開閉動作と、スライド機構30,30に設けられたアクチュエータ33,33の移動方向の関係について説明する。スライド機構30,30の箱型ガイド31,31は可動側ユニット20に取付けられおり、アクチュエータ33,33は固定側ユニット10に取付けられている。このため、前述したとおり、可動側ユニット20が開放側へ移動すると、アクチュエータ33,33は逆に、箱型ガイド31,31の閉止側端部の側に移動する。可動側ユニット20が閉止側へ移動するときは、アクチュエータ33,33は箱型ガイド31,31の開放側端部の側に移動する。
図3に示す閉止状態について説明すると、この状態では、両側のスライド機構30,30は、図4に示す状態となる。すなわち、可動側ユニット20が閉止側へ移動することにより、固定側ユニット10に取付けられたアクチュエータ33は、スプリング34による付勢力に抗して箱型ガイド31の開放側端部の側に移動し、スプリング34を圧縮する。ロック機構40の突起45は、ロック爪43と係合し、可動側ユニット20を閉止位置に固定する。これにより、可動側ユニット20はスプリング34,34の圧縮に伴う反発力により開放方向へ付勢されることになる。
この状態でロック機構40の操作部材44をコイルスプリング47による付勢力に抗して押し込むと、ロック爪43が突起45から外れる。これにより、可動側ユニット20はスプリング34,34の圧縮に伴う反発力により開放方向へ自動復帰する。この復帰動作は、突起45が凹部41の端面に当接するまで続く。この結果、可動側ユニット20は図1及び図2に示す開放状態となる。
このとき、両側のスライド機構30,30では、図5に示すように、各アクチュエータ33が箱型ガイド31,31の復帰側端部である閉止側端部の側に移動するが、この復帰側端部に設けられた板バネ状の弾性制動部31d,31dの間を停止直前に通過する。これにより、アクチュエータ33は、板バネ状の弾性制動部31d,31dにより両側から弾性的に押圧され、復帰速度を低下させる。この制動の結果、可動側ユニット20が開放位置へ自動復帰したときの衝撃が緩和される。また、この衝撃緩和により、可動側ユニット20の復帰時の振動が抑制されると共に、板バネ状の弾性制動部31d,31dでアクチュエータ33が両側から押圧さることによっても可動側ユニット20の復帰時の振動が抑制される。
かくして、本実施形態では、可動側ユニット20が開放位置へ自動復帰したときの衝撃及び振動が効果的に抑制される。また、可動側ユニット20が開放位置に弾性保持される。これらを行う板バネ状の弾性制動部31d,31dは、箱型ガイド31,31の復帰側端部に一体的に形成されているので、部品点数の増加も部品の大型化も回避することができる。
図7は本発明の他の実施形態を示すスライド機構の説明図で、(a)は同スライド機構のロック状態を示す3面図、(b)はアクチュエータの3面図である。図8は同スライド機構の復帰状態を示す3面図である。
本実施形態にかかるスライド機構30では、箱型ガイド31,31の復帰側端部でアクチュエータ33を制動する板バネ状の弾性制動部が、アクチュエータ33の側に設けられている。すなわち、アクチュエータ33は、両側の縦壁部に板バネ状の弾性制動部33d,33dを有している。各弾性制動部33dは、ここではアクチュエータ33の縦壁部にスライド方向の2本の平行なスリット33e,33eを設け、その間の部分を内側へ三角形状に塑性変形させることにより形成されている。
一方、箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aには、板バネ状の弾性制動部333d,33dが嵌合するスリット状の逃げ部31f,31fが、アクチュエータ33の移動範囲のうちの復帰側端部近傍を除いて設けられている。また、側壁部31a,31aの復帰側端部には、アクチュエータ33の復帰位置で弾性制動部33d,33dの各頂部が嵌合する貫通孔形式の保持部31g,31gが設けられている。
このようなスライド機構30では、アクチュエータ33が箱型ガイド31の復帰側端部近傍を除く部分を移動するときは、アクチュエータ33に設けられた両側の板バネ状の弾性制動部333d,33dが、箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aに設けられた逃げ部31f,31fに嵌合し、アクチュエータ33は弾性制動部33d,33dによる制動力を受けない。
アクチュエータ33が箱型ガイド31の復帰側端部近傍に到達すると、アクチュエータ33の弾性制動部33d,33dが両側の側壁部31a,31aにより両側から押圧される。その結果、アクチュエータ33は復帰側端部近傍で制動され、復帰時の衝撃を緩和する。復帰位置では、アクチュエータ33の弾性制動部33d,33dが箱型ガイド31の両側の側壁部31a,31aに設けられた保持部31g,31gに嵌合するため、アクチュエータ33は復帰位置に弾性的に保持される。
このように、箱型ガイド31,31の復帰側端部でアクチュエータ33を制動する板バネ状の弾性制動部は、アクチュエータ33の側に設けることも可能である。
また、前記スライド機構30では、箱型ガイド31を可動側ユニット20に取付け、アクチュエータ33を固定側ユニット10に取付けたが、反対に、箱型ガイド31を固定側ユニット10に取付け、アクチュエータ33を可動側ユニット20に取付けることも可能である。
また、前記スライド機構30は携帯電話に使用されているが、これに限るものではなく、携帯電話以外の携帯型電子機器(例えばPDA、ポケットPC、ゲーム機器等)に広く使用することが可能である。
本発明の一実施形態を示すスライド開閉型携帯電話の4面図で開放状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。 同携帯電話の縦断面図で、(a)は図1中のC−C断面図、(b)は図1中のD−D断面図、(c)は図1中のB−B断面図、(d)は図1中のA−A断面図である。 同携帯電話の閉止状態の説明図で、(a)は図1中のD−D断面図に対応する縦断側面図、(b)は側面図、(c)は図1中のA−A断面図に対応する縦断側面図である。 同携帯電話に使用されているスライド機構の説明図で、(a)は同スライド機構のロック状態を示す3面図、(b)はアクチュエータの3面図である。 同スライド機構の復帰状態を示す3面図である。 同携帯電話に使用されているロック機構の斜視図である。 本発明の他の実施形態を示すスライド機構の説明図で、(a)は同スライド機構のロック状態を示す3面図、(b)はアクチュエータの3面図である。 同スライド機構の復帰状態を示す3面図である。
符号の説明
10 固定側ユニット
20 可動側ユニット
30 スライド機構
31 箱型ガイド
31d 弾性制動部
31e スリット
31f 逃げ部
32 棒状ガイド
33 アクチュエータ
33d 弾性制動部
33e スリット

Claims (7)

  1. 固定側ユニットにスライド開閉式の可動側ユニットを組み合わせたスライド開閉型携帯機器に使用されるスライド機構であって、可動側ユニットのスライド方向に延び、両側の側壁部の間に駆動用のスプリングを収容する縦長の箱型ガイドと、箱型ガイド内にスライド自在に収容されガイド内のスプリングの復元力に抗して一端側へ強制ロックされ、ロック解除に伴って他端側へ自動復帰するアクチュエータとを備えており、アクチュエータの復帰側端部においてアクチュエータを制動するために当該アクチュエータを側方から弾性的に押圧するように一体形成された板バネ状の弾性制動部を有する携帯機器用スライド機構。
  2. 前記弾性制動部は、前記箱型ガイドの側壁部の一部分を内側へ切り起こして形成された内側へ凸の板バネである請求項1に記載の携帯機器用スライド機構。
  3. 前記板バネはスライド方向に平行である請求項2に記載の携帯機器用スライド機構。
  4. 前記弾性制動部は、前記アクチュエータの側壁部の一部分を外側へ切り起こして形成された外側へ凸の板バネであり、前記箱型ガイドはアクチュエータの制動箇所で当該板バネを変形させるべく制動箇所を除く部分に当該板バネを退避させる逃げ部を有する請求項1に記載の携帯機器用スライド機構。
  5. 前記板バネはスライド方向に平行である請求項4に記載の携帯機器用スライド機構。
  6. 前記逃げ部は、前記アクチュエータに形成された板バネが嵌合し且つスライドするように前記箱型ガイドの側壁部に形成されたスリットである請求項4に記載の携帯機器用スライド機構。
  7. 前記弾性制動部は、前記アクチュエータを復帰位置へ弾性的に保持する保持部を兼ねる請求項1に記載の携帯機器用スライド機構。
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