JP2006243969A - 健康管理システム、健康管理サーバ、健康管理方法及び健康管理プログラム - Google Patents

健康管理システム、健康管理サーバ、健康管理方法及び健康管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 長時間勤務時の健康状態を把握することができ、従業員の過重労働による健康障害を適切に防止できるようにする。
【解決手段】 健康管理データサーバ9は、収集した入退場情報や勤務情報に基づいて、長時間勤務者を抽出する。また、健康管理データサーバ9は、長時間勤務者の職場従業員端末3に、ヘルスチェックを行う旨の指示情報を送信する。職場従業員端末3は、職場従業員A3の操作に従って、ヘルスチェック情報を作成し、健康管理データサーバ9に送信する。そして、健康管理データサーバ9は、受信したヘルスチェック情報を、従業員に対応付けて健康管理データベースに蓄積する。また、健康管理データサーバ9は、健康管理部門端末2から要求に応じて、健康管理データベースからヘルスチェック情報を抽出し、健康管理部門端末2に配信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、就業者の健康状態を管理する健康管理システム、健康管理サーバ、健康管理方法及び健康管理プログラムに関する。
2001年12月にいわゆる過労死に関する労災認定基準の改正が行われ、翌年2月には過重労働による健康障害防止の総合対策に関する通達が出され、過重労働問題がクローズアップされている。また、企業における労務管理においても健康管理が重視され、産業医が従業員の勤務状態の管理に関与するようになってきている。この場合、行政指導に伴い、産業医が長時間勤務者に対して健康保健指導を行う。しかし、産業医が、一人一人の健康状態や労働状況を把握し、従業員に健康診断の受診指示をするまでに時間がかかり、迅速な対応を行えるとは限らない。また、一人一人の健康状態や労働状況を把握するための労力がかかり、産業医の負担が大きい。
出願人は、2003年5月の健康増進法の施行に伴い、健康管理センタ(社内診療所)において、従業員の健康状態のハイリスク状況を早いタイミングで把握可能とした仕組み(システム)を構築している。本仕組みにおいて、出願人は、特に過重労働と因果関係のある生活習慣病の予防的な観点から、各従業員の最新の健康管理リスクデータと長時間勤務者の勤務情報とをリンクさせて、各従業員の健康管理を行っている。
また、特許文献1には、従業員の健康状態や労働環境に基づいて、従業員の健康を管理する健康管理システムが記載されている。特許文献1に記載された健康管理システムは、従業員の健康診断結果データ及び勤務状況データを検索し取得する。また、健康管理システムは、健康診断時の問診結果に基づいて、従業員の自覚症状や生活習慣、持病、既往歴を取得する。そして、健康管理システムは、これら取得した情報を過重労働による健康障害の防止に活用する。
特開2003−256578号公報(段落0023−0046、図1−3)
しかし、健康管理リスクデータと勤務情報とをリンクさせて健康管理を行う場合であっても、医師(産業医)が長時間勤務者の健康確保措置の対応を行う際に、対象者の長時間勤務状況と長時間勤務時(すなわち、過重労働時)の健康状態とを同時に把握することはできない。そのため、産業医が長時間勤務時の健康状態に基づいて診断を行えるとは限らず、過重勤務者への適切な対応を行えないことがある。
また、特許文献1に記載された健康管理システムを用いれば、健康診断の検査結果及び問診結果に基づいて、ある程度過重労働による健康障害の防止を図ることができる。しかし、定期検査データ(検査結果や問診結果)は必ずしも長時間勤務時点(過重労働時点)の健康状態を反映しているわけではないので、産業医が長時間勤務時の従業員の健康リスク(健康状態)を把握できるとは限らない。そのため、過重労働による健康障害を防止できない可能性がある。
そこで、本発明は、長時間勤務時の健康状態を把握することができ、就業者の過重労働による健康障害を適切に防止できる健康管理システム、健康管理サーバ、健康管理方法及び健康管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による健康管理システムは、就業者(例えば、時間管理される正社員や、管理職、裁量労働者等の従業員)の健康状態を管理する健康管理システムであって、就業者が使用する就業者端末(例えば、職場従業員端末3によって実現される)と、就業者の健康状態を管理する健康管理サーバ(例えば、健康管理データサーバ9によって実現される)とを備え、就業者端末は、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報(例えば、ヘルスチェック情報)を、通信ネットワークを介して健康管理サーバに送信する申告情報送信手段(例えば、職場従業員端末3のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)を含み、健康管理サーバは、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報(例えば、入退場情報管理サーバ5が管理する入退場情報や、勤務管理サーバ6が管理する勤務情報)に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する就業者抽出手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPUによって実現される)と、就業者抽出手段が抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報(例えば、ヘルスチェックを行う旨の指示情報)を、通信ネットワークを介して送信する申告指示情報送信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)と、就業者端末から、通信ネットワークを介して申告情報を受信する申告情報受信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)と、申告情報受信手段が受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積する申告情報蓄積手段(例えば、健康管理データサーバ9が備える健康管理データベース)とを含むことを特徴とする。
また、健康管理システムは、就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末(例えば、健康管理部門端末2によって実現される)を備え、健康管理サーバは、健康管理担当者端末からの要求に応じて、申告情報蓄積手段から申告情報を抽出する申告情報抽出手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPUによって実現される)と、申告情報抽出手段が抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して健康管理担当者端末に送信する申告情報配信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むものであることが望ましい。
また、健康管理システムにおいて、健康管理サーバは、健康状態が所定の基準を満足しない就業者である非健康就業者(例えば、ハイリスク群の対象者)を抽出し、抽出した非健康就業者を示す非健康就業者情報(例えば、ハイリスク対象者データ)を生成する非健康就業者抽出手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPUによって実現される)と、健康管理担当者端末からの要求に応じて、非健康就業者抽出手段が生成した非健康就業者情報を、通信ネットワークを介して健康管理担当者端末に送信する非健康就業者情報送信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むものであってもよい。
また、非健康就業者抽出手段は、申告情報蓄積手段が蓄積する申告情報に含まれる申告項目のうち、就業者によって選択された項目の数が、所定数以上であるか否かを判断し、選択された項目の数が所定数以上である申告情報に対応する就業者を、非健康就業者として抽出するものであってもよい。
また、非健康就業者抽出手段は、勤務時間情報に示される勤務時間が所定時間以上であるか否かを判断し、勤務時間が所定時間以上である就業者を、非健康就業者として抽出するものであってもよい。
また、健康管理システムにおいて、健康管理サーバは、就業者の健康状態の診断結果を示す診断情報(例えば、定期健康診断や成人病検診の結果情報)を、就業者に対応付けて予め蓄積する診断情報蓄積手段(例えば、健康管理データサーバ9が備える健康管理データベースによって実現される)を含み、非健康就業者抽出手段は、診断情報蓄積手段が蓄積する診断情報に示される診断値(例えば、体脂肪率や血圧値、コレステロール値)が、所定値以上であるか否かを判断し、診断値が所定値以上であると判断した就業者を、非健康就業者として抽出するものであってもよい。
また、健康管理システムは、就業者を管理する管理者が使用する管理者端末(例えば、職場管理者端末4によって実現される)を備え、健康管理サーバは、就業者抽出手段が抽出した就業者を管理する管理者に対応する管理者端末に、就業者による健康状態の申告の進捗の管理を指示する旨の管理指示情報(例えば、部下へのヘルスチェックの管理の指示情報)を、通信ネットワークを介して管理者端末に送信する管理指示情報送信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)と、管理者端末からの要求に応じて、就業者による健康状態の申告の進捗状況を示す進捗情報(例えば、部下のヘルスチェックシートの記入状況を表示する個別ポータル画面の画面情報)を、通信ネットワークを介して管理者端末に送信する進捗情報送信手段(例えば、健康管理データサーバ9のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される)とを含むものであってもよい。
本発明による健康管理サーバは、就業者の健康状態を管理する健康管理サーバであって、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する就業者抽出手段と、就業者抽出手段が抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する申告指示情報送信手段と、就業者端末から、通信ネットワークを介して申告情報を受信する申告情報受信手段と、申告情報受信手段が受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積する申告情報蓄積手段とを備えたことを特徴とする。
また、健康管理サーバは、就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末から、通信ネットワークを介して、申告情報の抽出要求を受信する抽出要求受信手段と、抽出要求受信手段が抽出要求を受信すると、申告情報蓄積手段から申告情報を抽出する申告情報抽出手段と、申告情報抽出手段が抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して健康管理担当者端末に送信する申告情報配信手段とを備えたものであることが望ましい。
本発明による健康管理方法は、就業者の健康状態を管理する健康管理方法であって、就業者の健康状態を管理する健康管理サーバが、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出するステップと、健康管理サーバが、抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信するステップと、就業者端末が、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を作成するステップと、就業者端末が、作成した申告情報を、通信ネットワークを介して健康管理サーバに送信するステップと、健康管理サーバが、就業者端末から、通信ネットワークを介して申告情報を受信するステップと、健康管理サーバが、受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積するステップとを含むことを特徴とする。
また、健康管理方法は、健康管理サーバが、就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末からの要求に応じて、蓄積した申告情報を抽出するステップと、健康管理サーバが、抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して健康管理担当者端末に送信するステップとを含むものであることが望ましい。
本発明による健康管理プログラムは、就業者の健康状態を管理するための健康管理プログラムであって、コンピュータに、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する処理と、抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する処理と、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を、通信ネットワークを介して就業者端末から受信する処理と、受信した申告情報を、就業者に対応付けてデータベースに蓄積する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明では、以上に示す構成により、過重労働と因果関係のある脳疾患や心臓疾患の発症危険因子(肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、年齢)の状態を把握する。そのため、本発明では、定期健康診断の結果だけでなく、過去に蓄積した成人病健診や特殊健康診断、海外渡航健診、有所見者の経過観察時の検査値結果等から、常に最新データを抽出する。そして、これらの情報に基づいて、健康リスク状態を医師の端末上に適時に表示できるようにしている。例えば、医療関係の学会基準や医療ガイドラインを参考に医師が定めた管理基準に基いて、多危険因子保有者の健康リスク状態を表示できるようにしている。
また、本発明では、長時間勤務者の疲労の蓄積状態を各従業員が使用する端末でチェック(ヘルスチェック)を行えるようにし、ヘルスチェックの情報を医師が適時に検索できるようにしている。そのため、本発明では、長時間勤務時点(過重労働時点)の健康状態を十分に把握できるようにしている。
以上のように、本発明によれば、勤務時間が所定時間以上の就業者から申告情報を収集し、データベースに蓄積する。そのため、長時間勤務時における健康状態の申告情報に基づいて、産業医が就業者の健康状態を把握することができ、過重労働による健康障害に適切に対応することができる。従って、長時間勤務時の健康状態を把握することができ、就業者の過重労働による健康障害を適切に防止することができる。
また、本発明によれば、要求に応じて、蓄積する申告情報を健康管理担当者端末に配信するので、就業者の長時間勤務時の健康状態を産業医が容易に確認することができ、就業者の健康状態を把握することができる。
また、本発明によれば、非健康就業者を抽出し、要求に応じて健康管理担当者端末に配信するので、所定の疾病を発生する可能性のある就業者を産業医が事前に把握することができ、就業者の過重労働による健康障害を適切に防止することができる。
また、本発明によれば、健康状態の申告の管理指示情報を管理者端末に配信するので、就業者による健康状態の自己申告の促進を図ることができる。従って、長時間勤務時の健康状態の自己申告の促進を図り、就業者の過重労働による健康障害の防止をより適切に図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、本発明による健康管理システムの概念を説明する。本実施の形態において、健康管理システムでは、生活習慣病が仕事のストレスや加齢化と因果関係がある点に着目し、従業員のうち脳疾患や心臓疾患の発症リスクの高い危険因子を多く有する者を、「ハイリスク群 I(多危険因子保有者)」として規定する。なお、本実施の形態では、従業員が脳疾患や心臓疾患等の病気を発症するリスクが高い状態を、ハイリスク状態等とも表現する。
具体的には、健康管理システムは、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙及び年齢の6つの危険因子の状況を、定期健康診断や成人病健診、特殊健康診断、海外渡航健診、経過観察時の検査等における最新検査値データに基づいて把握する。そして、健康管理システムは、危険領域にある因子を所定数(例えば、4つ)以上有する者を「ハイリスク群 I」として抽出する。
本実施の形態では、健康管理システムに登録されている全従業員の最新検査値データから、健康管理システムは、例えば、所定期間毎に(例えば、毎月1回定期的に)、「ハイリスク群 I」の対象者を抽出する。そして、健康管理センタ(社内診療所)の医師(産業医)が対象者のハイリスク状態をシステム上で把握できるようにすることによって、健康管理システムを多危険因子保有者の絞込みに活用している。この場合、医師は、対象者のハイリスク状態に基づいて、対象者本人に定期的に生活改善指導を行う。また、医師は、必要に応じて、就業上の措置に関して事業者の就業管理部門に勧告を行う。
また、本実施の形態では、長時間勤務を行っている者の端末に、WEBメールを用いて、ヘルスチェックを行うように就業管理部門からの指示が自動的に送信される。例えば、健康管理システムは、時間管理される従業員(例えば、正社員)の場合、勤怠システムが管理する時間外勤務情報から、長時間勤務の有無を把握する。また、例えば、健康管理システムは、管理職や裁量労働者(例えば、パートタイマ)の場合、入退場管理システムが管理する深夜勤務又は休日勤務の回数情報から、長時間勤務の有無を把握する。
また、対象者は、端末を操作して、WEB上でヘルスチェックを行い、ヘルスチェックの結果を健康管理センタ宛に送信する。また、職場の上司は、端末を操作して、部下の長時間勤務状況とともに、ヘルスチェックの実施状況をWEB上で把握することができる。
また、本実施の形態において、健康管理システムでは、ヘルスチェックの結果から、特に本人に自覚症状等の疲労の蓄積が見られる者を、「ハイリスク群II」と規定する。例えば、健康管理システムは、対象者本人が体調不調を訴え、かつ睡眠時間が短いと回答している者を「ハイリスク群II」として抽出する。また、本実施の形態において、健康管理システムでは、長時間勤務者の中で慢性的に長時間勤務を行ったり、突発的に極めて長時間の勤務を行っている者を、「ハイリスク群 III」と規定する。
本実施の形態では、「ハイリスク群II」及び「ハイリスク群 III」の情報に加えて、対象者の勤務情報や入退場情報、ヘルスチェック結果、「ハイリスク群 I」の情報を用いて、健康管理センタの医師が対象者の過重労働状況と健康状態とを同時にかつ適時にチェックする。そのようにすることによって、各ハイリスク群の情報や勤務情報、入退場情報、ヘルスチェック結果を健康保健指導のための基礎データとして活用し、従業員の過重労働による健康障害の防止を図る。
次に、健康管理システムの構成について説明する。図1は、健康管理システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態において、健康管理システムは、自社の各従業員の勤務状態及び健康状態を管理し、過重労働の有無の管理を行っている企業(以下、過重労働管理実施会社ともいう)によって用いられる。
図1に示すように、健康管理システムは、就業管理部門端末1、健康管理部門端末2、職場従業員端末3、職場管理者端末4、入退場情報管理サーバ5、勤務管理サーバ6、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7、人事情報サーバ8、健康管理データサーバ9、ユーザ認証サーバ10及びメールサーバ11を含む。
また、図1に示すように、就業管理部門端末1、健康管理部門端末2、職場従業員端末3、職場管理者端末4、入退場情報管理サーバ5、勤務管理サーバ6、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7及びメールサーバ11は、インターネット等のネットワーク100を介して接続される。なお、就業管理部門端末1、健康管理部門端末2、職場従業員端末3、職場管理者端末4、入退場情報管理サーバ5、勤務管理サーバ6、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7及びメールサーバ11は、過重労働管理実施会社のイントラネットを介して接続されていてもよい。
就業管理部門端末1は、過重労働管理実施会社の就業管理部門担当者A1が使用する端末である。就業管理部門端末1は、具体的には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。就業管理部門端末1は、インターネット等のネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7にアクセスする機能を備える。また、就業管理部門端末1は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から、ネットワーク100を介して、各従業員のヘルスチェック情報(ヘルスチェックの結果情報)や、長時間勤務情報(例えば、長時間勤務を行った際の勤務情報)を受信する機能を備える。
また、就業管理部門端末1は、受信したヘルスチェック情報や長時間勤務情報を表示部の画面に表示する機能を備える。また、就業管理部門端末1は、就業管理部門担当者A1の操作に従って、ヘルスチェック情報や長時間勤務情報を更新したり、データの取出しを行ったりする機能を備える。
職場従業員端末3は、過重労働管理実施会社の職場従業員A3が使用する端末である。職場従業員端末3は、具体的には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。職場従業員端末3は、インターネット等のネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7にアクセスする機能を備える。また、職場従業員端末3は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から、ネットワーク100を介して、従業員のヘルスチェック情報(未記入の情報)や長時間勤務情報を受信する機能を備える。また、職場従業員端末3は、受信したヘルスチェック情報や長時間勤務情報を表示部の画面に表示する機能を備える。
また、職場従業員端末3は、職場従業員A3の操作に従って、ヘルスチェックシートへの記入指示を入力し、ヘルスチェック情報を更新する機能を備える。すなわち、職場従業員端末3は、職場従業員A3の操作に従って、健康状態の申告内容を記入指示し、申告内容を記入済みのヘルスチェック情報を作成する。また、職場従業員端末3は、メールサーバ11を介して電子メールを受信する機能を備える。本実施の形態では、職場従業員端末3は、ヘルスチェックを行う旨の指示情報を含む電子メールを受信する。また、職場従業員端末3は、受信した電子メールを表示部の画面に表示する機能を備える。
職場管理者端末4は、過重労働管理実施会社の職場管理者A4が使用する端末である。職場管理者端末4は、具体的には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。職場管理者端末4は、インターネット等のネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7にアクセスする機能を備える。また、職場管理者端末4は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から、ネットワーク100を介して、職場管理者A4の部下である職場従業員A3のヘルスチェック対象情報(ヘルスチェックの対象となっている部下を示す情報)や、長時間勤務情報を受信する機能を備える。また、職場管理者端末4は、受信したヘルスチェック対象情報や長時間勤務情報を表示部の画面に表示する機能を備える。
また、職場管理者端末4は、職場従業員端末3が登録するヘルスチェックシートの記入状況を示す情報を、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から受信し表示部に表示する機能を備える。また、職場管理者端末4は、メールサーバ11を介して電子メールを受信する機能を備える。本実施の形態では、職場管理者端末4は、部下へのヘルスチェックの管理の指示情報を含む電子メールを受信する。また、職場管理者端末4は、受信した電子メールを表示部の画面に表示する機能を備える。
健康管理部門端末2は、過重労働管理実施会社の健康管理部門担当者A2(例えば、健康管理センタの産業医)が使用する端末である。健康管理部門端末2は、具体的には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。健康管理部門端末2は、インターネット等のネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7にアクセスする機能を備える。また、健康管理部門端末2は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から、ネットワーク100を介して、ヘルスチェック情報や長時間勤務情報、健康管理情報(例えば、各従業員の健康診断の結果)、ハイリスク情報(例えば、ハイリスク群の従業員を示す情報)を受信する機能を備える。また、健康管理部門端末2は、受信したヘルスチェック情報や長時間勤務情報、健康管理情報、ハイリスク情報を表示部の画面に表示する機能を備える。
また、健康管理部門端末2は、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に、各種データの検索を依頼する機能を備える。また、健康管理部門端末2は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から、ネットワーク100を介して、各種検索データをダウンロードする機能を備える。また、健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の操作に従って、ダウンロードした情報を更新する機能を備える。本実施の形態では、健康管理部門端末2は、登録された各従業員の定期健康診断や成人病健診、一般診療、管理診療等の最新の健診データを、リアルタイムに検索し活用する。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、各端末1,2,3,4からの要求に応じて、健康管理データサーバ9が蓄積する各種情報の検索及び抽出を指示する機能を備える。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理データサーバ9が抽出した各種情報を、ネットワーク100を介して各端末1,2,3,4に配信する機能を備える。
また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、各端末1,2,3,4からのアクセス要求に応じて、各端末1,2,3,4から、ネットワーク100を介してユーザIDを受信する機能を備える。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、ユーザIDをネットワーク100を介してユーザ認証サーバ10に送信し、ユーザ認証サーバ10に接続ユーザの認証を依頼する機能を備える。
入退場情報管理サーバ5は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。入退場情報サーバ5は、過重労働管理実施会社の社内に設置されている入退場記録装置から、各従業員の毎日の深夜及び休日の入退場の記録情報を入力する機能を備える。また、入退場情報管理サーバ5は、入力した各入退場の記録情報を、従業員に対応付けてデータベースに蓄積する機能を備える。また、入退場情報管理サーバ5は、蓄積する入退場の記録情報を、ネットワーク100を介して健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する機能を備える。なお、本実施の形態では、入退場情報管理サーバ5は、主として、管理職や裁量労働者等の勤務時間を管理するために用いられる。
勤務管理サーバ6は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。勤務管理サーバ6は、各従業員の毎日の勤務情報(例えば、入退場時間や時間外労働時間、深夜労働時間、休暇日数)を、社員番号に対応付けてデータベースに蓄積する機能を備える。また、勤務管理サーバ6は、所定期間(例えば、1ヶ月間)の各従業員の勤務情報を集計する機能を備える。また、勤務管理サーバ6は、集計した勤務情報を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する機能を備える。なお、本実施の形態では、勤務管理サーバ6は、主として、時間管理される正社員等の勤務時間を管理するために用いられる。
人事情報サーバ8は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。人事情報サーバ8は、各従業員の氏名や所属部署、勤務管理区分(例えば、役職名)等の人事情報を管理する機能を備える。本実施の形態では、人事情報サーバ8は、各人事情報を社員番号に対応付けて人事データベースに蓄積する。
健康管理データサーバ9は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。健康管理データサーバ9は、入退場情報管理サーバ5から受信した入退場の記録情報を、データベース(健康管理データベースともいう)に蓄積する機能を備える。また、健康管理データサーバ9は、勤務管理サーバ6から受信した勤務情報を、健康管理データベースに蓄積する機能を備える。
健康管理データサーバ9は、就業管理部門端末1や健康管理部門端末2、職場従業員端末3から入力又は更新されたヘルスチェックシートや、ヘルスチェック対象者を示す情報、ハイリスク情報等のデータを、健康管理データベースに蓄積する機能を備える。また、健康管理データサーバ9は、健康管理のサービスを行うために必要な各従業員の各種個別情報を、予め健康管理データベースに蓄積する機能を備える。本実施の形態では、健康管理データサーバ9は、各従業員のユーザ情報や健康診断の結果情報、過去の検査の際の医療情報、従業員の会社名、従業員に対してなされた通知を、個別情報として予め健康管理データベースに蓄積する。
また、健康管理データサーバ9は、健康管理部門担当者A2が勤務情報や医療情報等に基づいて医師の立場として判断した結果情報を、ネットワーク100及び健康管理情報提供/管理WEBサーバ7を介して、健康管理部門端末2から受信する機能を備える。また、健康管理データサーバ9は、受信した勤務情報や医療情報等の判断結果を、健康管理データベースに蓄積する機能を備える。
ユーザ認証サーバ10は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザ認証サーバ10は、従業員のヘルスチェックやハイリスク状態の管理等の健康確保措置の診断を実施する過重労働管理実施会社によって運営される。ユーザ認証サーバ10は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの依頼に応じて、アクセス要求のあったユーザが、健康管理システムを利用可能なユーザであるか否かを認証する機能を備える。
メールサーバ11は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。メールサーバ11は、健康管理データサーバ9が蓄積するデータに基づいて、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7が作成したヘルスチェックシートを含む電子メール、及びヘルスチェックの対象者を通知するための通知情報を含む電子メールを、一時格納する機能を備える。また、メールサーバ11は、通知情報を含む各電子メールを、ネットワーク100を介して、それぞれ職場従業員端末3及び職場管理者端末4に送信する機能を備える。
本実施の形態では、健康管理システムは、以上に示す構成により、最新の入退場情報や勤務情報、人事情報を統合及び集計する。また、健康管理システムは、ヘルスチェックの対象者を抽出し、ヘルスチェック対象者への電子メールによる通知を行う。また、健康管理システムは、WEBを介した健康状態の報告申請を実現し、最新の検査値情報と健康状態の報告情報との統合を行う。また、健康管理システムは、管理部門におけるリアルタイムな情報の把握等を実現し、人事情報や勤務情報、健診情報を有機的に統合する。そのようにすることによって、リアルタイムかつスピーディに従業員の健康状態を把握することができ、従業員の健康状態への対処を行うことができる。
なお、本実施の形態において、健康管理データサーバ9の記憶装置は、各就業者の健康管理の処理を行うための各種プログラムを記憶している。例えば、健康管理データサーバ9の記憶装置は、コンピュータに、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する処理と、抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する処理と、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を、通信ネットワークを介して就業者端末から受信する処理と、受信した申告情報を、就業者に対応付けてデータベースに蓄積する処理とを実行させるための健康管理プログラムを記憶している。
次に、動作について説明する。まず、各従業員のヘルスチェック及びハイリスク管理によって過重労働による健康確保措置を行うために、各従業員の勤務情報を収集する動作を説明する。なお、本実施の形態では、ネットワーク100がインターネットである場合を例に説明する。
図2は、健康管理データサーバ9が、入退場情報管理サーバ5及び勤務管理サーバ6から、それぞれ各従業員の入退場情報(入退場の記録情報)及び勤務情報を収集し蓄積する手順を示す説明図である。また、図3は、図2に示す手順に従って、健康管理データサーバ9が各従業員の入退場情報及び勤務情報を収集し蓄積する処理の一例を示す流れ図である。以下、図2及び図3を用いて、ヘルスチェック対象者を抽出するための入退場情報及び勤務情報を収集し、ヘルスチェックシートの記入対象者を抽出する動作を説明する。
入退場情報管理サーバ5は、ヘルスチェックを実施する企業の従業員の会社コードを含む社員番号をキーとして、データベースから各従業員の入退場情報を全て抽出する(ステップS101)。この場合、入退場情報管理サーバ5は、例えば、入退場情報から、各従業員の出社時及び退社時の入退場の情報を全て抽出する。また、入退場情報管理サーバ5は、抽出した入退場情報を、ネットワーク100及び健康管理情報提供/管理WEBサーバ7を介して、人事情報サーバ8に送信する(ステップS102)。この場合、入退場情報管理サーバ5は、入退場情報とともに、対応する社員番号を人事情報サーバ8に送信する。
勤務管理サーバ6は、ヘルスチェックを実施する企業の従業員の会社コードを含む社員番号をキーとして、データベースから各従業員の前月の勤務情報を抽出する(ステップS103)。この場合、勤務管理サーバ6は、例えば、前月分の勤務情報から、勤務時間情報(時間外勤務時間や休日出勤時間)を抽出する。また、勤務管理サーバ6は、抽出した勤務情報を、ネットワーク100及び健康管理情報提供/管理WEBサーバ7を介して、人事情報サーバ8に送信する(ステップS104)。この場合、勤務管理サーバ6は、勤務情報とともに、対応する社員番号を人事情報サーバ8に送信する。
人事情報サーバ8は、受信した入退場情報及び勤務情報を統合する。この場合、人事情報サーバ8は、受信した社員番号に基づいて、対応する入退場情報と勤務情報とを統合した統合データを生成する。また、人事情報サーバ8は、受信した社員番号をキーとして人事データベースを検索し、対応する人事情報を抽出する。例えば、人事情報サーバ8は、従業員の氏名や所属部署、管理者、メールアドレスを含む人事情報を抽出する。そして、人事情報サーバ8は、生成した統合データに、対応する人事情報を付加する(ステップS105)。
また、人事情報サーバ8は、人事情報を付加した統合データを、健康管理データサーバ9に送信(出力)する(ステップS106)。健康管理データサーバ9は、人事情報サーバ8からの統合データを、健康管理データベースに蓄積する(ステップS107)。
次に、入退場情報及び勤務情報からヘルスチェックの対象者を抽出し、ヘルスチェック対象者に、電子メールを用いて記入指示を通知する動作を説明する。図4は、健康管理データサーバ9が蓄積する入退場情報及び勤務情報からヘルスチェックシート作成の対象者を抽出し、対象となった従業員及びその管理者に通知を行う手順を示す説明図である。また、図5は、図4に示す手順に従って、入退場情報及び勤務情報からヘルスチェックの対象者を抽出し通知する処理の一例を示す流れ図である。
健康管理データサーバ9は、データベースに蓄積する入退場情報、勤務情報及び人事情報を統合した統合データに基づいて、ヘルスチェック(健康管理)の対象者を抽出する(ステップS201)。この場合、健康管理データサーバ9は、蓄積する統合データのうち所定の基準に合致する統合データを特定し、特定した統合データに対応する従業員をヘルスチェックの対象者として抽出する。
例えば、健康管理データサーバ9は、統合データに含まれる入退場情報及び勤務情報に示される勤務時間が所定時間以上の従業員を、ヘルスチェックの対象者として抽出する。また、例えば、健康管理データサーバ9は、データベースに蓄積する健康管理情報に基づいて、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙及び年齢の6つの危険因子のうち、所定数(例えば、4つ)以上が危険領域にある従業員を、ヘルスチェックの対象者として抽出する。
対象者を抽出すると、健康管理データサーバ9は、ヘルスチェックシートの記入対象者を示す対象者情報を作成する。そして、健康管理データサーバ9は、作成した対象者情報をデータベースに格納する。
また、健康管理データサーバ9は、ヘルスチェックシート記入対象者の電子メールアドレスを、社員番号をキーとして検索しデータベースから抽出する(ステップS202)。この場合、健康管理データサーバ9は、例えば、統合データに含まれる人事情報から、対応する電子メールアドレスを抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出した電子メールアドレスに従って、記入対象者の職場従業員端末3に、ヘルスチェックシートの入力を指示する旨の電子メールを、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7及びネットワーク100を介して送信する(ステップS203)。
また、健康管理データサーバ9は、記入対象者の職場管理者A4の電子メールアドレスを検索し、データベースから抽出する(ステップS204)。この場合、健康管理データサーバ9は、例えば、統合データに含まれる人事情報から、対応する職場管理者の電子メールアドレスを抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出した電子メールアドレスに従って、職場管理者の職場管理者端末4に、ヘルスチェックシート記載の進捗管理を行う旨の通知を含む電子メールを、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7及びネットワーク100を介して送信する(ステップS205)。
次に、職場において、ヘルスチェックシート対象者がヘルスチェックシートを記入する場合の動作、及び職場管理者がヘルスチェックシート対象者の記入進捗状況を管理する場合の動作を説明する。図6は、職場従業員A3がヘルスチェックシートに記入情報を入力指示する手順、及び職場管理者A4がヘルスチェック対象者を検索する手順を示す説明図である。また、図7は、図6に示す手順に従って、ヘルスチェック情報を生成し蓄積する処理、及びヘルスチェックシート記入の進捗状況の管理を行う処理の一例を示す流れ図である。
本実施の形態において、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、WEB上で健康管理サービスを提供するために、各種情報を表示するためのポータル画面の情報を各端末1,2,3,4に提供する。
職場従業員A3及び職場管理者A4は、健康管理サービスを利用するために、それぞれ職場従業員端末3及び職場管理者端末4を操作して、ユーザIDを入力指示し健康管理情報提供/管理WEBサーバ7にアクセスする。例えば、職場従業員A3及び職場管理者A4は、それぞれ職場従業員端末3及び職場管理者端末4を操作して、健康管理システムのログイン画面から、ユーザID及びパスワードを入力指示する。
職場従業員端末3は、職場従業員A3の操作に従って、ユーザID及びパスワードを入力する。また、職場従業員端末3は、入力したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS301)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介してユーザ認証サーバ10に送信し、ユーザ認証を依頼する(ステップS302)。ユーザ認証サーバ10は、受信したユーザID及びパスワードに基づいて、ユーザを認証する。また、ユーザ認証サーバ10は、ユーザを認証すると、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に、ネットワーク100を介して認証結果を送信(返信)する(ステップS303)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、認証結果を受信すると、ユーザが健康管理システムの利用希望者であるか否かの判定や、ユーザがヘルスチェックシートの対象者であるか否の判定を行う。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、判定結果に基づいて、アクセスのあったユーザに適応した各種メニューを含む画面情報を生成し、ネットワーク100を介して職場従業員端末3に送信する(ステップS304)。この場合、例えば、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、ユーザである職場従業員A3がヘルスチェックの対象者である場合、ヘルスチェックシート記入のメニューを含む画面情報を、職場従業員端末3に送信する。
職場従業員端末3は、受信した画面情報に基づいて、各種メニューを含む表示画面を表示する。この場合、職場従業員A3がヘルスチェックの対象者である場合、職場従業員A3は、職場従業員端末3を操作して、ヘルスチェックシートの入力を指示する。例えば、職場従業員A3は、職場従業員端末3が表示する表示画面からヘルスチェックシート登録メニューを選択し、ヘルスチェックシートを入力指示する。職場従業員端末3は、職場従業員A3の入力操作に従って、ヘルスチェック情報を作成し、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS305)。
また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したヘルスチェック情報を、健康管理データサーバ9に記憶させる。健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、ヘルスチェック情報を健康管理情報データベースに蓄積する(ステップS306)。
ステップS304〜ステップS306において、例えば、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、アクセス要求のあったユーザIDに基づいて、対応するユーザの登録データの抽出を健康管理データサーバ9に要求する。すると、健康管理データサーバ9は、登録ユーザのヘルスチェック情報の登録用データ(ヘルスチェックシート登録情報ともいう)を、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する。
本実施の形態において、ヘルスチェックシート登録情報は、職場従業員A3本人の健康状態や業務状況を記載する調査シート方式の情報である。また、本実施の形態において、ヘルスチェックシート記入フォーマットは、記入対象者の氏名や所属部署、勤務管理区分等の人事情報、対象者の上司である職場管理者A4の氏名等の情報、ヘルスチェック対象となった理由である時間外勤務情報の記入欄を含む。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、ユーザの登録データ及びヘルスチェックシート記入フォーマット(未入力のデータ)に基づいて、ユーザ用のポータル画面の画面情報を生成し、職場従業員端末3に送信する。職場従業員端末3は、受信した画面情報に基づいて、個別生成されたポータル画面を表示する。
図8は、職場従業員端末3が表示する個別ポータル画面(ヘルスチェックシート対象者となった職場従業員A3が利用する登録画面)の一例を示す説明図である。職場従業員A3は、職場従業員端末3を操作して、図8に示す個別ポータル画面からヘルスチェックシートの入力指示を行い、登録ボタン80を押して確定操作を行う。すると、職場従業員端末3は、入力したヘルスチェックシートの情報(記入済みのデータ)を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したヘルスチェックシートの情報を、職場従業員A3の社員番号に対応付けて健康管理データサーバ9に格納させる。
職場従業員A3は、ヘルスチェックシートの入力操作を終えると、職場従業員端末3を操作してログアウトし、健康管理システムの利用を終了する。
職場管理者端末4は、職場管理者A4の操作に従って、ユーザID及びパスワードを入力する。また、職場管理者端末4は、入力したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS307)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介してユーザ認証サーバ10に送信し、ユーザ認証を依頼する(ステップS308)。ユーザ認証サーバ10は、受信したユーザID及びパスワードに基づいて、ユーザを認証する。また、ユーザ認証サーバ10は、ユーザを認証すると、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に、ネットワーク100を介して認証結果を送信(返信)する(ステップS309)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、認証結果を受信すると、ユーザが健康管理システムの利用希望者であるか否かの判定や、ユーザがヘルスチェックシート記入の対象者であるか否の判定を行う。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、判定結果に基づいて、アクセスのあったユーザに適応した各種メニューを含む画面情報を生成し、ネットワーク100を介して職場管理者端末4に送信する(ステップS310)。例えば、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、ユーザが職場管理者A4である場合、部下のヘルスチェックシートの記入状況(健康状態の申告の進捗状況)を表示する個別ポータル画面の画面情報を生成し、職場管理者端末4に送信する。
画面情報を受信すると、職場管理者端末4は、受信した画面情報に基づいて個別ポータル画面を表示する。
図9は、職場管理者端末4が表示する個別ポータル画面(職場管理者A4が利用するヘルスチェックシート記入の進捗状況管理画面)の一例を示す説明図である。図9に示すように、職場管理者端末4は、職場管理者A4配下の職場従業員A3の氏名や時間外勤務時間、深夜/休日出勤回数超過の結果、前月以前のヘルスチェック対象状況、ヘルスチェックシートの記入状況を含む個別ポータル画面を表示する。
例えば、職場管理者A4は、職場管理者端末4を操作して、図9に示す個別ポータル画面からヘルスチェックシート記入対象者及び記入状況の検索指示を行う。職場管理者端末4は、職場管理者A4の操作に従って、記入対象者及び記入状況の検索要求及び検索条件を、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する。健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信した検索条件に基づいて、指定された記入対象者及び記入状況のデータを、健康管理データサーバ9に抽出させる。健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、検索条件に合致するヘルスチェックシート対象者のデータを抽出し、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理データサーバ9からのヘルスチェックシート対象者のデータを、ネットワーク100を介して職場管理者端末4に送信する。すると、職場管理者端末4は、受信したデータに基づいて、ヘルスチェック記入対象者及び記入状況の情報を表示する。
なお、健康管理データサーバ9は、検索中に職場従業員端末3からのヘルスチェック情報の登録があった場合、更新後のヘルスチェックシート記入対象者及び記入状況をリアルタイムに検索し、職場管理者端末4に送信する。職場管理者A4は、部下のヘルスチェックシート記入状況を確認し終えると、職場管理者端末4を操作してログアウトし、健康管理システムの利用を終了する。
次に、就業管理部門において、ヘルスチェック対象者の把握及び勤務状況の把握を行う動作を説明する。図10は、就業管理部門において、ヘルスチェックシート記入対象者を検索する手順を示す説明図である。また、図11は、図10に示す手順に従って、ヘルスチェックシート記入対象者を検索する処理の一例を示す流れ図である。
就業管理部門担当者A1は、就業管理部門端末1を操作して、ユーザIDを入力指示し、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7の管理部門用のポータルサイトにアクセスする。就業管理部門端末1は、就業管理部門担当者A1の操作に従って、ユーザID及びパスワードを入力する。また、就業管理部門端末1は、入力したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS401)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介してユーザ認証サーバ10に送信し、ユーザ認証を依頼する(ステップS402)。ユーザ認証サーバ10は、受信したユーザID及びパスワードに基づいて、ユーザを認証する。また、ユーザ認証サーバ10は、ユーザを認証すると、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に、ネットワーク100を介して認証結果を送信(返信)する(ステップS403)。
また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、認証結果を受信すると、ユーザが健康管理システムの管理部門用ポータルサイトの利用対象者であるか否かの判定を行う。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、判定結果に基づいて、アクセスのあったユーザに適応した各種メニューを含む画面情報を生成し、ネットワーク100を介して就業管理部門端末1に送信する(ステップS404)。就業管理部門端末1は、受信した画面情報に基づいて、管理部門用のポータル画面を表示する。
図12は、就業管理部門端末1が表示する個別ポータル画面(ヘルスチェックシート対象者を、就業管理部門において検索し状況管理するための管理情報画面)の一例を示す説明図である。就業管理部門端末1は、受信した画面情報に基づいて、図12に示す個別ポータル画面を表示する。
就業管理部門担当者A1は、就業管理部門端末1を操作して、図12に示す個別ポータル画面から、ヘルスチェックシートの対象者検索を選択指示する。就業管理部門端末1は、就業管理部門担当者A1の操作に従って、ヘルスチェックシート記入対象者の検索要求を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS405)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、アクセス要求のあったユーザのID情報に基づいて、就業管理部門が管理する範囲の部門のヘルスチェックシート記入対象者の検索指示を、健康管理データサーバ9に送信する(ステップS406)。
健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、検索要求された就業管理部門の管理範囲に対応するヘルスチェックシート対象者のデータを全て抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出したデータを対象データの検索結果として、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する(ステップS407)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信した対象データの検索結果を、ネットワーク100を介して就業管理部門端末1に送信する(ステップS408)。すると、就業管理部門端末1は、受信したデータに基づいて、対象データの検索結果を含む個別ポータル画面を表示する。
就業管理部門担当者A1は、就業管理部門端末1を操作して、所定の検索条件を指定して、ヘルスチェック記入対象者のデータの抽出を指示する。この場合、就業管理部門担当者A1は、就業管理部門端末1を操作して、ケースに応じて検索したいデータの検索条件を指定し、対象データの抽出を指示する。例えば、就業管理部門担当者A1は、検索条件として、就業管理区分(例えば、管理職や時間管理される正社員)、社員番号又はヘルスチェックシート未記入者等の条件を指定し、対象データを抽出指示する。就業管理部門端末1は、就業管理部門担当者A1の操作に従って、入力した検索条件をネットワーク100を介して健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信し、対象データの作成及びダウンロードを要求する(ステップS409)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信した検索条件に基づいて、対象データの抽出を健康管理データサーバ9に指示する(ステップS410)。健康管理データサーバ9は、アクセスのあった就業管理部門担当者A1のユーザIDに基づいて、データベースに蓄積するユーザ情報を検索し、就業管理部門担当者A1が管理権限をもつヘルスチェック対象者のデータを全て抽出する。この場合、健康管理データサーバ9は、ダウンロード要求がある毎に、逐次ヘルスチェック対象者のデータを抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出した対象データを健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する(ステップS411)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理データサーバ9からの対象データを、ネットワーク100を介して就業管理部門端末1に送信する(ステップS412)。就業管理部門端末1は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から受信したヘルスチェック対象者のデータを保存しダウンロードを行う。
就業管理部門担当者A1は、ヘルスチェックシート記入対象者の検索及びデータ取り出しを完了すると、就業管理部門端末1を操作してログアウトし、健康管理システムの利用を終了する。
なお、、健康管理部門担当者A2は、健康管理センタの作業として、健康管理データサーバ9が蓄積する記入済みのヘルスチェックシートを随時ダウンロードし、ダウンロードしたヘルスチェックシートについて画面検索や帳票出力を行うことができる。この場合、例えば、健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の検索指示の操作に従って、ヘルスチェックシート記入対象者のヘルスチェック情報を検索し、検索対象のヘルスチェック情報を健康管理データサーバ9からダウンロードする。そして、健康管理部門端末2は、ダウンロードした対象者の記入済みヘルスチェックシートの内容を表示する。また、例えば、健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の帳票出力の操作に従って、記入対象者のヘルスチェックシートの記入内容を帳票として出力する。そのようにすることによって、ヘルスチェックシートの記入内容に基づいて、産業医等の医療スタッフが各従業員の健康状態(例えば、疲労度の蓄積度)を随時確認することができる。
次に、ヘルスチェックシートの登録データと健康診断のデータ(健診データ)に基づいて、ハイリスク群の対象者を抽出する動作を説明する。図13は、ヘルスチェックシート記入対象者によって登録されたヘルスチェックシートの情報と、健康管理データベースに登録される健診データとを統合し、ハイリスク群の対象者を抽出する手順を示す説明図である。また、図14は、図13に示す手順に従って、ハイリスク群の対象者を抽出する処理の一例を示す流れ図である。
健康管理データサーバ9は、所定のタイミングで、データベースに蓄積する各従業員のヘルスチェック情報、過去の長時間勤務情報、及び定期健康診断の結果等の健診データを結合し、各従業員のうちのいずれがハイリスク群の対象者であるかを判定する(ステップS501)。例えば、健康管理データサーバ9は、所定期間(例えば、1ヶ月)毎に、データベースが蓄積するヘルスチェック情報、長時間勤務情報及び健診データに基づいて、ハイリスク群の対象者を抽出する。この場合、健康管理データサーバ9は、社員番号毎に、対応するヘルスチェック情報、長期間勤務情報及び健診データを結合し、ハイリスク群の対象者を抽出する。本実施の形態では、健康管理データサーバ9は、健康状態が所定の基準を満足しない従業員を、ハイリスク群の対象者として抽出する。
例えば、健康管理データサーバ9は、定期健診や成人病健診、経過観察時の検査等における最新検査値データに基づいて、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙及び年齢の6つの危険因子が所定の危険領域であるか否かを、従業員毎に判定する。例えば、健康管理データサーバ9は、体脂肪率や血圧値、コレステロール値が所定値以上であるか否かを判断することによって、各危険因子が所定の危険領域であるか否かを判断する。この場合、健康管理データサーバ9は、危険領域にある因子が所定数(例えば、4つ)以上である従業員を、「ハイリスク群 I」の対象者として抽出する。
また、例えば、健康管理データサーバ9は、ヘルスチェック情報に基づいて、特に本人に自覚症状等の疲労の蓄積が見られる者を、「ハイリスク群II」の対象者として抽出する。この場合、健康管理データサーバ9は、ヘルスチェック情報に含まれる各申告項目のうち、職場従業員A3によって選択された項目数が所定数以上の従業員を、ハイリスク群の対象者として抽出する。例えば、健康管理データサーバ9は、図8に示すヘルスチェックシートにおいて、最近の体調チェックの欄81に「有」又は「重」と回答した個数が所定数以上である従業員を、「ハイリスク群II」の対象者として抽出する。
また、例えば、健康管理データサーバ9は、長時間勤務情報に基づいて、長時間勤務者の中で慢性的に長時間勤務を行ったり、突発的に極めて長時間の勤務を行っている従業員を、「ハイリスク群 III」の対象者として抽出する。この場合、健康管理データサーバ9は、例えば、長時間勤務情報に基づいて、所定期間内(例えば、1ヶ月間)の累積の勤務時間数が所定時間以上の従業員を、「ハイリスク群 III」の対象者として抽出する。また、健康管理データサーバ9は、例えば、長時間勤務情報に基づいて、所定の短期間(例えば、1日)の勤務時間数が突発的に所定時間以上である従業員を、「ハイリスク群 III」の対象者として抽出する。
対象者を抽出すると、健康管理データサーバ9は、抽出したハイリスク群の対象者を含むハイリスク対象者データを作成する。そして、健康管理データサーバ9は、作成したハイリスク対象者データを、データベースに蓄積する(ステップS502)。また、健康管理データサーバ9は、要求に応じて、データベースからハイリスク対象者データを抽出し、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS503)。
次に、健康管理部門において、健康管理データサーバ9が作成したハイリスク対象者データに基づいて、ハイリスク群の対象者を検索し対処方法の登録を行う動作を説明する。図15は、健康管理部門において、ハイリスク群の対象者を検索し、ハイリスク群の対象者への健康診断の情報を登録する手順を示す説明図である。また、図16は、図15に示す手順に従って、ハイリスク群の対象者を検索する処理の一例を示す流れ図である。
健康管理部門担当者A2は、健康管理部門端末2を操作して、ユーザIDを入力指示し、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7の管理部門用のポータルサイトにアクセスする。健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の操作に従って、ユーザID及びパスワードを入力する。また、健康管理部門端末2は、入力したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS601)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したユーザID及びパスワードを、ネットワーク100を介してユーザ認証サーバ10に送信し、ユーザ認証を依頼する(ステップS602)。ユーザ認証サーバ10は、受信したユーザID及びパスワードに基づいて、ユーザを認証する。また、ユーザ認証サーバ10は、ユーザを認証すると、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に、ネットワーク100を介して認証結果を送信(返信)する(ステップS603)。
また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、認証結果を受信すると、ユーザが健康管理システムの管理部門用ポータルサイトの利用対象者であるか否かの判定を行う。また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、判定結果に基づいて、アクセスのあったユーザに適応した各種メニューを含む画面情報を生成し、ネットワーク100を介して健康管理部門端末2に送信する(ステップS604)。健康管理部門端末2は、受信した画面情報に基づいて、管理部門用のポータル画面を表示する。
図17は、健康管理部門端末2が表示する個別ポータル画面(健康管理部門において、ハイリスク対象者データを検索及び取り出しを行うためのハイリスク対象者管理画面)の一例を示す説明図である。健康管理部門端末2は、受信した画面情報に基づいて、図17に示す個別ポータル画面を表示する。
健康管理部門担当者A2は、健康管理部門端末2を操作して、図17に示す個別ポータル画面から、ハイリスク群の対象者の検索を選択指示する。健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の操作に従って、ハイリスク群の対象者の検索要求を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS605)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、アクセス要求のあったユーザのID情報に基づいて、健康管理部門が管理する範囲の部門のハイリスク群の対象者の検索指示を、健康管理データサーバ9に送信する(ステップS606)。
健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、検索要求された健康管理部門の管理範囲に対応するハイリスク群の対象者を含むハイリスク対象者データを抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出したハイリスク対象者データを、ハイリスク群の対象者の検索結果として、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する(ステップS607)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、受信したハイリスク対象者データを、ネットワーク100を介して健康管理部門端末2に送信する(ステップS608)。すると、健康管理部門端末2は、受信したハイリスク対象者データに基づいて、ハイリスク群の対象者を含む個別ポータル画面を表示する。
ステップS605〜ステップS608において、健康管理部門担当者A2は、健康管理部門端末2を操作して、図17に示す個別ポータル画面から、例えば、ハイリスク群区分毎に、対象者の健診データや就業時間情報、過去からの継続勤務月数の情報に基づいて検索条件を指定し、ハイリスク群の対象者の検索を指示する。すると、健康管理データサーバ9が指定された検索条件に従ってハイリスク対象者データを抽出し、健康管理部門端末2は、受信したハイリスク対象者データを表示する。
この場合、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理部門端末2から受信した検索条件の指定情報に基づいて、検索指示を健康管理データサーバ9に送信する。健康管理データサーバ9は、指定情報に示される検索条件に従って、データベースからデータを抽出する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出したデータを健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理データサーバ9が抽出したハイリスク対象者データを表示する表示画面の画面情報を生成する。そして、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、生成した画面情報を、ネットワーク100を介して健康管理部門端末2に送信する。すると、健康管理部門端末2は、受信した画面情報に基づいて、選択指示したハイリスク対象者データを表示する。
また、健康管理部門担当者A2は、健康管理部門端末2を操作して、ハイリスク群の対象者の健康診断日や健康診断実施の有無等の登録を指示する。また、健康管理部門担当者A2は、表示されたハイリスク群の対象者のリストのうち、いずれかの対象者のデータをダウンロードする場合、健康管理部門端末2を操作して、選択した対象者のデータのダウンロード要求を行う。健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の操作に従って、登録指示やダウンロード要求を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する(ステップS609)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康診断日や健康診断実施の有無の登録指示を、健康管理データサーバ9に送信する。健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、指定された対象者に対応するハイリスク対象者データに、健康診断日や健康診断実施の有無の情報を格納する。この場合、健康管理データサーバ9は、アクセス要求のあった健康管理部門担当者A2のID情報及び指定された対象者の社員番号に基づいて、データベースから対応するハイリスク対象者データを抽出し、健康診断日や健康診断実施の有無の情報を格納する。
また、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、ダウンロード要求されたハイリスク群の対象者のデータ及びデータ項目の抽出指示を、健康管理データサーバ9に送信する(ステップS610)。健康管理データサーバ9は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7からの指示に従って、指示されたハイリスク群の対象者のデータをデータベースから抽出し、抽出したデータに基づいてダウンロード用のデータのデータ項目を作成する。そして、健康管理データサーバ9は、抽出したハイリスク群の対象者のデータを、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信(出力)する(ステップS611)。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理データサーバ9が抽出したデータに基づいて、抽出データをダウンロードするためのリンク情報を生成する。そして、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、生成したリンク情報を、ネットワーク100を介して健康管理部門端末2に送信する。すると、健康管理部門端末2は、受信したリンク情報に基づいて、抽出データのダウンロードを指示するためのリンク部を含むポータル画面を表示する。
健康管理部門担当者A2は、健康管理部門端末2を操作して、表示画面のダウンロード指示のためのリンク部をマウスクリック等して、抽出データのダウンロードを指示する。すると、健康管理部門端末2は、健康管理部門担当者A2の操作に従って、ダウンロード指示を、ネットワーク100を介して、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7に送信する。
健康管理情報提供/管理WEBサーバ7は、健康管理部門端末2からダウンロード指示を受信すると、指示されたハイリスク群の対象者のデータを、ネットワーク100を介して健康管理部門端末2に送信する(ステップS612)。健康管理部門端末2は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7から受信したハイリスク群の対象者のデータを保存し、ダウンロードを行う。また、健康管理部門端末2は、ダウンロードしたデータを表示部に表示する等して出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、勤務時間が所定時間以上の従業員からヘルスチェック情報を収集し、健康管理データサーバ9の健康管理データベースに蓄積する。そのため、長時間勤務時における健康状態のヘルスチェック情報に基づいて、産業医が従業員の健康状態を把握することができ、過重労働による健康障害に適切に対応することができる。従って、長時間勤務時の健康状態を把握することができ、従業員の過重労働による健康障害を適切に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、定期健康診断や成人病検診等の検診結果を含む従業員の健康管理情報に基づいて、リスク要因をもつ対象者を早期に発見する。そのため、健康管理部門において、継続的に従業員の健康状態や勤務状況の管理を行うことができ、従業員の健康状態の密なフォローアップを行うことができる。また、従業員にとっても、自分自身の健康状態のリスクを定期的に把握することができ、健康管理に対する意識の向上を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、長時間勤務後に、健康に対するフォローアップの手段であるヘルスチェックシートを早期に従業員に配布することができ、従業員の健康状態を早期に把握することができる。また、本実施の形態によれば、長時間勤務情報と健康管理情報とを統合するので、長時間勤務情報と健康管理情報との両面から就業判断を行うことができる。
なお、本実施の形態では、自社の各従業員の勤務状態及び健康状態を管理し、過重労働の有無の管理を行う過重労働管理実施会社が、健康管理システムを運営する場合を説明したが、健康管理システムの運営形式は、本実施の形態で示した場合に限られない。例えば、奇病の従業員の健康状態を管理するサービス事業者が、各企業に代行して、各従業員の勤務状態及び健康状態を管理し、過重労働の有無の管理を行ってもよい。
例えば、各企業は、自社の従業員の健康管理サービスの提供を受けるために、予めサービス事業者と契約を締結し、各従業員や管理者、就業管理部門担当者、健康管理部門担当者の登録情報を予めサービス事業者に登録する。この場合、例えば、サービス事業者は、健康管理情報提供/管理WEBサーバ7、健康管理データサーバ9、ユーザ認証サーバ10及びメールサーバ11を、各企業に代行して運営する。そして、健康管理データサーバ9は、各企業の従業員のうちのヘルスチェック対象者やハイリスク群の対象者を抽出し、ヘルスチェック情報やハイリスク対象者データを各企業の端末に配信する。なお、サービス事業者は、従業員名や社員番号等の所定の人事情報を管理する人事情報サーバ8を運営し、自ら運営する人事情報サーバ8が管理する人事情報を用いて、ヘルスチェック対象者やハイリスク群の対象者の抽出を行ってもよい。
本発明は、過重労働による健康障害の防止に関する行政指導に従って、各企業において従業員の健康確保を強化する用途に適用できる。特に、多くの従業員を広範囲に雇用する大企業において、健康障害を生じる可能性の高いハイリスク者を、システマティックに把握し対処する用途に適用できる。
健康管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 健康管理データサーバ9が各従業員の入退場情報及び勤務情報を収集し蓄積する手順を示す説明図である。 図2に示す手順に従って、各従業員の入退場情報及び勤務情報を収集し蓄積する処理の一例を示す流れ図である。 ヘルスチェックシート作成の対象者を抽出し、対象となった従業員及びその管理者に通知を行う手順を示す説明図である。 図4に示す手順に従って、ヘルスチェックの対象者を抽出し通知する処理の一例を示す流れ図である。 職場従業員A3がヘルスチェックシートに記入情報を入力指示する手順、及び職場管理者A4がヘルスチェック対象者を検索する手順を示す説明図である。 図6に示す手順に従って、ヘルスチェック情報を生成し蓄積する処理、及びヘルスチェックシート記入の進捗状況の管理を行う処理の一例を示す流れ図である。 職場従業員端末3が表示する個別ポータル画面の一例を示す説明図である。 職場管理者端末4が表示する個別ポータル画面の一例を示す説明図である。 就業管理部門において、ヘルスチェックシート記入対象者を検索する手順を示す説明図である。 図10に示す手順に従って、ヘルスチェックシート記入対象者を検索する処理の一例を示す流れ図である。 就業管理部門端末1が表示する個別ポータル画面の一例を示す説明図である。 ヘルスチェックシートの情報と健診データとを統合し、ハイリスク群の対象者を抽出する手順を示す説明図である。 図13に示す手順に従って、ハイリスク群の対象者を抽出する処理の一例を示す流れ図である。 健康管理部門において、ハイリスク群の対象者を検索し、ハイリスク群の対象者への健康診断の情報を登録する手順を示す説明図である。 図15に示す手順に従って、ハイリスク群の対象者を検索する処理の一例を示す流れ図である。 健康管理部門端末2が表示する個別ポータル画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 就業管理部門端末
2 健康管理部門端末
3 職場従業員端末
4 職場管理者端末
5 入退場情報管理サーバ
6 勤務管理サーバ
7 健康管理情報提供/管理WEBサーバ
8 人事情報サーバ
9 健康管理データサーバ
10 ユーザ認証サーバ
11 メールサーバ
100 ネットワーク

Claims (12)

  1. 就業者の健康状態を管理する健康管理システムであって、
    就業者が使用する就業者端末と、
    就業者の健康状態を管理する健康管理サーバとを備え、
    前記就業者端末は、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理サーバに送信する申告情報送信手段を含み、
    前記健康管理サーバは、
    就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する就業者抽出手段と、
    前記就業者抽出手段が抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する申告指示情報送信手段と、
    前記就業者端末から、通信ネットワークを介して前記申告情報を受信する申告情報受信手段と、
    前記申告情報受信手段が受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積する申告情報蓄積手段とを含む
    ことを特徴とする健康管理システム。
  2. 就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末を備え、
    健康管理サーバは、
    前記健康管理担当者端末からの要求に応じて、申告情報蓄積手段から申告情報を抽出する申告情報抽出手段と、
    前記申告情報抽出手段が抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理担当者端末に送信する申告情報配信手段とを含む
    請求項1記載の健康管理システム。
  3. 健康管理サーバは、
    健康状態が所定の基準を満足しない就業者である非健康就業者を抽出し、前記抽出した非健康就業者を示す非健康就業者情報を生成する非健康就業者抽出手段と、
    健康管理担当者端末からの要求に応じて、前記非健康就業者抽出手段が生成した非健康就業者情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理担当者端末に送信する非健康就業者情報送信手段とを含む
    請求項2記載の健康管理システム。
  4. 非健康就業者抽出手段は、
    申告情報蓄積手段が蓄積する申告情報に含まれる申告項目のうち、就業者によって選択された項目の数が、所定数以上であるか否かを判断し、
    前記選択された項目の数が所定数以上である申告情報に対応する就業者を、非健康就業者として抽出する
    請求項3記載の健康管理システム。
  5. 非健康就業者抽出手段は、
    勤務時間情報に示される勤務時間が所定時間以上であるか否かを判断し、
    前記勤務時間が所定時間以上である就業者を、非健康就業者として抽出する
    請求項3又は請求項4記載の健康管理システム。
  6. 健康管理サーバは、就業者の健康状態の診断結果を示す診断情報を、就業者に対応付けて予め蓄積する診断情報蓄積手段を含み、
    非健康就業者抽出手段は、
    前記診断情報蓄積手段が蓄積する診断情報に示される診断値が、所定値以上であるか否かを判断し、
    前記診断値が所定値以上であると判断した就業者を、非健康就業者として抽出する
    請求項3から請求項5のうちのいずれか1項に記載の健康管理システム。
  7. 就業者を管理する管理者が使用する管理者端末を備え、
    健康管理サーバは、
    就業者抽出手段が抽出した就業者を管理する管理者に対応する管理者端末に、前記就業者による健康状態の申告の進捗の管理を指示する旨の管理指示情報を、通信ネットワークを介して前記管理者端末に送信する管理指示情報送信手段と、
    前記管理者端末からの要求に応じて、前記就業者による健康状態の申告の進捗状況を示す進捗情報を、通信ネットワークを介して前記管理者端末に送信する進捗情報送信手段とを含む
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の健康管理システム。
  8. 就業者の健康状態を管理する健康管理サーバであって、
    就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する就業者抽出手段と、
    前記就業者抽出手段が抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する申告指示情報送信手段と、
    前記就業者端末から、通信ネットワークを介して前記申告情報を受信する申告情報受信手段と、
    前記申告情報受信手段が受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積する申告情報蓄積手段とを
    備えたことを特徴とする健康管理サーバ。
  9. 就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末から、通信ネットワークを介して、申告情報の抽出要求を受信する抽出要求受信手段と、
    前記抽出要求受信手段が抽出要求を受信すると、申告情報蓄積手段から申告情報を抽出する申告情報抽出手段と、
    前記申告情報抽出手段が抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理担当者端末に送信する申告情報配信手段とを備えた
    請求項8記載の健康管理サーバ。
  10. 就業者の健康状態を管理する健康管理方法であって、
    就業者の健康状態を管理する健康管理サーバが、就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出するステップと、
    前記健康管理サーバが、前記抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信するステップと、
    前記就業者端末が、就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を作成するステップと、
    前記就業者端末が、前記作成した申告情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理サーバに送信するステップと、
    前記健康管理サーバが、前記就業者端末から、通信ネットワークを介して前記申告情報を受信するステップと、
    前記健康管理サーバが、前記受信した申告情報を、就業者に対応付けて蓄積するステップとを含む
    ことを特徴とする健康管理方法。
  11. 健康管理サーバが、就業者の健康状態の管理を担当する管理担当者が使用する健康管理担当者端末からの要求に応じて、蓄積した申告情報を抽出するステップと、
    前記健康管理サーバが、前記抽出した申告情報を、通信ネットワークを介して前記健康管理担当者端末に送信するステップとを含む
    請求項10記載の健康管理方法。
  12. 就業者の健康状態を管理するための健康管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    就業者の勤務時間を示す勤務時間情報に基づいて、勤務時間が所定時間以上の就業者を抽出する処理と、
    前記抽出した就業者に対応する就業者端末に、健康状態の申告を指示する旨の申告指示情報を、通信ネットワークを介して送信する処理と、
    就業者の健康状態の申告内容を含む申告情報を、通信ネットワークを介して前記就業者端末から受信する処理と、
    前記受信した申告情報を、就業者に対応付けてデータベースに蓄積する処理とを
    実行させる健康管理プログラム。
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