JP2006242625A - 指針式表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指針式表示装置の起動時において、ユーザに対して視覚的に訴える魅力のある表示装置を提供する。
【解決手段】 操作対象の操作動作内容を表示する文字やイラスト2や目盛り4が複数配置された文字盤1と、文字2等のいずれか1つを指すように駆動される指針3と、指針3を駆動するステッパモータと、操作対象の操作動作状態に対応した文字2等に指針3を移動させるように、ステッパモータを制御する制御部とを備える指針式表示装置において、制御部に対して、指針式表示装置の起動時に、指針3が、一番左端に移動した後、実際の操作対象の操作動作状態に対応した文字2等に移動するように、ステッパモータを制御させる。これにより、指針式表示装置の起動時に、指針式表示装置からユーザに対して視覚的に訴えさせることができ、指針式表示装置を魅力あるものとすることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、指針式表示装置に関するものである。
従来、表示装置として、例えば、自動車用空調装置(カーエアコン)の操作パネル(エアコンパネル)があり、エアコンパネルとして、送風ファン速度、吹き出しモード、設定温度等のカーエアコンの制御状態をセグメントにより表示するものがある。このエアコンパネルでは、一般に、エアコンパネルの電源がONとなった場合、エアコンパネルの電源がOFFとなる前の制御状態が表示される。
一方、他のエアコンパネルとして、スピードメータ等のアナログメータと同様に、指針を用いて、設定温度等のカーエアコンの制御状態を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−71389号公報
上記した後者の指針を用いて制御状態を表示するエアコンパネルにおいても、一般的なエアコンパネルと同様に、エアコンパネルの電源がONとなった場合、エアコンパネルの電源がOFFとなる前の制御状態が表示される。
しかし、エアコンパネルの電源がONとなった場合に、単に、カーエアコンの制御状態を表示させるだけでは、ユーザに対して、視覚的に訴える魅力という点が欠けていた。
本発明は、上記点に鑑み、指針式表示装置の起動時において、ユーザに対して視覚的に訴える魅力のある表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、制御部(51、52)は、指針式表示装置の起動時に、指針部(3)を所定パターンで動かした後、指針部(3)を操作対象の操作動作状態に対応した表示部(2、4)に移動させるように、駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴としている。
これにより、指針式表示装置の起動時において、ユーザに対して視覚的に訴えることができる魅力のある表示装置を提供することができる。
所定パターンとして、具体的には、以下のパターンを採用することができる。
例えば、請求項2に示すように、複数の表示部(2、4)は、一端側から他端側まで連続して配置されている場合では、所定パターンを、複数の表示部(2、4)のうちの一端側に位置する表示部(2、4)を指す動きとすることができる。
さらに、請求項3に示すように、所定パターンを、一端側に位置する表示部(2、4)を指した後、他端側に位置する表示部(2、4)を指す動きとすることもできる。
さらに、請求項4に示すように、所定パターンを、他端側に位置する表示部(2、4)を指した後、再び、一端側に位置する表示部(2、4)を指す動きとすることもできる。
また、請求項5に示すように、1つの文字盤(1)と1つの指針部(3)を一組として、文字盤(1)と指針部(3)を複数組有する場合では、制御部(51、52)に、それぞれの指針部(3)が互いに関連のある動きをするように、駆動部(26)を制御させることもできる。
具体的に、互いに関連ある動きとして、例えば、複数の指針部の移動開始時期を同じとすることができる。
また、請求項6に示すように、複数の指針部(3)のうちの1つを移動開始させた後、隣に位置する指針部(3)を移動開始させる動きとすることもできる。例えば、左端に位置する文字盤から右端に位置する文字盤に向かって、順次、指針部を動かすようにすることもできる。このように、所定パターンをスタジアムでの応援ウエーブのような動きとすることもできる。
請求項7に記載の発明では、制御部(51、52)は、計器用指針部を有する車両用計器の起動時における計器用指針部の動きに対応させて、指針部(3)を所定パターンで動かすように、駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴としている。
指針式表示装置を車両用空調装置の操作パネルに適用する場合、スピードメータ等の車両用計器が指針式のタイプであれば、このようにすることが好ましい。これにより、インストルメントパネル全体として、視覚的な演出を図ることができる。
具体的には、例えば、IGオンでタイマーをスタートさせ、所定時間後に、指針を駆動させることができる。
また、例えば、請求項8に示すように、制御部(51、52)が、車両用計器を制御する計器制御部(56)から、車両用計器の指針部の動きに関する第1の同期信号が入力されるようになっている場合では、制御部(51、52)に、入力された第1の同期信号に基づいて、駆動部(26)を制御させることができる。
請求項9に記載の発明では、指針部(3)と文字盤(1)の少なくとも一方を照明する照明装置(24、28)を有し、制御部(51、52、54)は、照明装置(24、28)の点灯を制御するようになっており、制御部(51、52、54)は、計器用照明装置を有する車両用計器の起動時における計器用照明装置の点灯に対応させて、照明装置(24、28)を点灯させる制御を行うようになっていることを特徴としている。
指針式表示装置を車両用空調装置の操作パネルに適用する場合、このように照明装置の点灯を、計器用照明装置の点灯に協調させることが好ましい。これにより、インストルメントパネル全体として、視覚的な演出を図ることができる。
具体的には、例えば、IGオンでタイマーをスタートさせ、所定時間後に、照明装置を点灯させることができる。
また、例えば、請求項10に示すように、制御部(51、52、54)が、車両用計器を制御する計器制御部(56)から、計器用照明装置の点灯に関する第2の同期信号が入力されるようになっている場合では、制御部(51、52、54)に、入力された第2の同期信号に基づいて、照明装置(24、28)を点灯させる制御を行わせることができる。
また、上記した各請求項の発明を、請求項11に示すように、ユーザによって操作され、操作に応じて、制御部(51、52)に対して、移動目標の表示部(2、4)を指示するための操作部(12)を有し、操作部(12)は、その内側が開口したリング形状であって、回転可能となっており、操作部(12)の内側に、文字盤(1)、複数の表示部(2、4)、指針部(3)が配置されている指針式表示装置に適用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態では、指針式表示装置を車両のエアコンパネルに適用した場合を例として説明する。したがって、本実施形態では、カーエアコンが本発明の操作対象に相当する。図1に、本発明の第1実施形態における指針式表示装置の正面図を示す。
本実施形態の指針式表示装置は、表示器11とダイアルノブ12の配置が従来の指針式表示装置と異なるものであるが、基本的な構成は、従来の指針式表示装置と同じである。また、本実施形態の指針式表示装置は、エアコンパネルの起動時での指針の動きや、エアコンパネルの照明の点灯が従来の表示装置と異なっている。
図1に示すように、本実施形態の指針式表示装置は、3つの表示器11と、3つの操作部としてのベゼルダイアルノブ12と、4つの操作ボタン13と、カバー14とを有している。なお、以下では、ベゼルダイアルノブ12をベゼル12と呼ぶ。
ベゼル12は内側が開口したリング形状である。なお、本実施形態では、後述するが、スモークレンズ21がベゼル12の内側に配置されている。このため、ベゼル12の内側は、実際には開口していないが、スモークレンズ21が透明であるため、ベゼル12の内側が開口しているように視認される。
そして、各ベゼル12の内側に、1つずつ表示器11が配置されている。言い換えると、表示器11の外周にベゼル12が配置されている。したがって、本実施形態では、表示器11とベゼル12とが一体化している。
このように、表示器11とベゼル12とを一体化させることで、ユーザに対して、あたかも、表示器11に表示されている操作動作内容を操作する操作スイッチが存在しないように見せることができる。これにより、エアコンパネルの外観をすっきりさせることができ、外観が煩雑であることによるユーザの操作の混乱を抑制することができる。
なお、このように配置された1つの表示器11と1つのベゼル12とを一組として、3組の表示器およびベゼル12が、独立して、3つ存在している。
3つの表示器11は、カーエアコンに関連する内容を表示するものである。3つの表示器11は、文字盤1と、指針部としての指針3とを有している。文字盤1には、文字やイラスト2や目盛り4が円弧状に配置されている。文字やイラスト2や目盛り4が本発明の表示部に相当し、1つの表示器11の文字盤1および指針3が本発明の一組の文字盤および指針部に相当する。
具体的には、図1中の左側に位置する表示器11aは、送風ファン速度に関連する情報を表示するものであり、文字盤1に「OFF」、「LO」、「1」、「2」、「HI」の文字2や、目盛り4が示されている。
図1中の中央に位置する表示器11bは、吹き出しモードに関連する情報を表示するものであり、文字盤1に、「足元吹き出し」、「バイレベル吹き出し」、「頭部吹き出し」、「足元+デフォッガ吹き出し」、「デフォッガ吹き出し」のイラスト2や目盛り4が示されている。
図1中の右側に位置する表示器11cは、温度に関連する情報を表示するものであり、文字盤1に、温度を表す数字2や目盛り4が示されている。
ベゼル12は、いわゆるダイアルスイッチの一部であり、ベゼル12の中央を中心として、ベゼル12の外周方向に沿って、その場で回転するようになっている。また、ベゼル12は、文字盤1と独立して回転するようになっている。ベゼル12がユーザによって操作されることにより、指針3が所望の文字やマーク2を指し、かつ、カーエアコンが所望の操作動作を実行する。
図2に、ベゼル12の動きと指針3の動きとを説明するための図を示す。図2は、図1に対応する図であるが、操作ボタン13を省略している。ベゼル12は、図2中の実線の矢印で示すように、文字盤1に対して時計回りや、図2中の破線の矢印で示すように、反時計回りのどちらの方向にも回転可能となっている。
また、ベゼル12は、例えば、60°ずつ回転するようになっている。すなわち、ベゼル12は、図2に示すように、文字盤1の外周部に示された小さな円と、ベゼル12に示された小さな円とが一致する位置で止まるようになっている。なお、これらの小さな円は、ここでの説明のために、図2中に便宜上示したものである。
そして、送風ファン速度を表示する表示器11aと吹き出しモードを表示する表示器11bでは、ベゼル12が60°回転する毎に、指針3が、例えば60°ずつ移動するようになっている。一方、温度を表示する表示器11cでは、ベゼル12が60°回転する毎に、指針3が一目盛りずつ移動するようになっている。
このように、ベゼル12と指針3の回転角度を同じ設定にしたり、異なる設定にしたりすることができる。なお、ベゼル12の回転角度は、任意に設定可能である。
また、ベゼル12によってカーエアコンが操作される場合では、例えば、送風ファン速度を表示する表示器11aでは、設定が5段階であり、指針3は、「OFF」、「LO」、「1」、「2」、「HI」のいずれか1つを指し示す。これに対して、カーエアコンが自動で制御されている場合では、設定が5段階以上あり、「OFF」から「HI」の間のいずれかの部分を、指し示すようになっている。
また、図1に示すように、操作ボタン13は、隣り合うベゼル12同士の間に配置されている。操作ボタン13は、カーエアコン設定用の操作ボタン(A/Cボタン)、自動送風設定用の操作ボタン(AUTOボタン)、デフォッガの操作ボタン(リヤDEFボタン)、エアー循環モード設定用の操作ボタン(内外気ボタン)である。そして、カバー14によって、表示器11、ベゼル12、操作ボタン13を除く領域が覆われている。
次に、指針式表示装置の機械的構成(内部構造)を説明する。図3、4、5に、それぞれ、図1中のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図を示す。図3、4では図中上側が、図5では図中左側が、指針式表示装置の前面側である。前面とはユーザに視認される面をいう。
本実施形態の指針式表示装置は、図3、5に示すように、ベゼル12の内側において、指針式表示装置の前面側から、スモークレンズ21、文字盤1、導光レンズ22、指針3が順に配置されている。
文字盤1は導光レンズ22と一体に成形されており、透明なアクリル樹脂からなる。文字盤1には文字やマーク2、目盛り4が透光性着色層として印刷されている。文字盤1のうち、これら透光性着色層を除く領域は透明とされている。このため、文字盤照明用LED24および後述する指針照明用LED28が点灯すると、文字盤1を通して、文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が重畳した状態でこれらを視認できるようにされている。
また、導光レンズ22も含めて文字盤1は、円形状となっている。これは、文字盤1が、筒状であるベゼル12の内部に配置されているためである。
また、文字盤1は、ベゼル12と別体であり、文字盤用ハウジング23に固定されている。このように、文字盤1は、文字盤用ハウジング23に固定されているため、ベゼル12が回転しても、文字盤1は回転しない。
導光レンズ22は、図5に示すように、文字盤照明用LED24の光を文字盤1に導くものである。この導光レンズ22、照明装置としての文字盤照明用LED24により、文字盤1が照明されるようになっている。
文字盤照明用LED24は、図4、5に示すように、第1の回路基板25上に設けられている。第1の回路基板25は、文字盤用ハウジング23に固定されている。第1の回路基板25には、図示しないが、照明用制御部としてのICチップが設けられている。なお、文字盤照明用LED24は、図5に示すように、指針3の下側に配置されている。
指針3は、透明なアクリル樹脂から構成されており、その先端からステップモータ26との接続部の略全長に渡って透光性着色層が形成され、この着色層を除く領域は遮光層が形成されており、後述する指針照明用LED28が点灯すると、この着色層が発光するようにされている。
指針3は、駆動部としてのステッパモータ26の回転軸26aと接続されている。ステッパモータ26により、指針3が駆動するようになっている。ステッパモータ26は、ステッパモータ用の第2の回路基板27上に設けられている。また、第2の回路基板27には、図示しないが、駆動制御部としてのICチップが設けられている。
また、指針3を照明する照明装置としての指針照明用LED28は、指針3の裏側に配置されている。指針照明用LED28は、第3の回路基板29に固定されている。第3の回路基板29は文字盤用ハウジング23に固定されている。第3の回路基板29には、図示しないが、照明制御部としてのICチップが設けられている。
スモークレンズ21は、ベゼル12に固定されている。スモークレンズ21は透過率を低く設定されており、文字盤1のLED24および指針3のLED28の点灯時には、その文字盤1の文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が視認され、それらの消灯時には文字盤1の文字やマーク2、目盛り4、ならびに指針3が視認されないように文字盤1の全体がブラックフェースとなるように上記透過率が設定されている。なお、デザインの観点からスモークレンズ21を省略することもできる。
ベゼル12は、図3、5に示すように、ベゼル用ハウジング30と、結合部31を介して、結合されている。ベゼル用ハウジング30は、ロータリースイッチ32と接続されている。ベゼル12が回ることで、ベゼル用ハウジング30を介して、ロータリースイッチ32の切り替えが行われるようになっている。
ロータリースイッチ32は、ロータリースイッチ用の第4の回路基板33上に配置されている。第4の回路基板33には、図示しないが、ベゼル12の位置を読み込むICチップが設けられている。ロータリースイッチ32としては、コードスイッチなどの絶対位置信号出力スイッチを用いることができる。
次に、本実施形態の指針式表示装置の電気的構成を説明する。図6に、指針式表示装置の構成のブロック図を示す。
上記したように、本実施形態の指針式表示装置は、文字盤1、指針3、ステッパモータ26、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28、操作ボタン13、ベゼル12、ロータリースイッチ32等の読み込みスイッチ59を備えている。なお、読み込みスイッチ59は、操作ボタン13から信号も読み込むようになっている。
その他に、この指針式表示装置は、駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54を有している。駆動制御部51、駆動信号制御部52、照明制御部54が本発明の制御部に相当する。
なお、駆動制御部51は、上記した第2の回路基板27上に設けられたICチップである。駆動信号制御部52、空調信号制御部53は、上記した第4の回路基板33上に設けられたICチップである。照明制御部54は、上記した第1の回路基板25、第3の回路基板29上に設けられたICチップである。
駆動制御部51は、指針3が所定の文字やイラスト2を指し示すように、ステッパモータ26を制御するものである。駆動制御部51は、駆動信号制御部52から入力された駆動信号に基づいて、ステッパモータ26に対して駆動指示信号を出力するようになっている。
駆動信号制御部52は、駆動制御部51を作動させるか否かの制御を行うところである。駆動信号制御部52は、空調信号制御部53から入力された信号に基づいて、駆動制御部51に対して駆動信号を出力するようになっている。
また、駆動信号制御部52は、後述するが、エアコンパネルの起動時に、指針3を所定のパターンで動かし、その後、指針3をエアコンシステム57の制御位置に移動させるという内容のエアコンパネルの起動処理を実行するようになっている。例えば、駆動信号制御部52には図示しない記憶部に所定のパターンが記憶されており、起動処理時では、この所定のパターンを読み出すようになっている。
また、駆動信号制御部52は、照明制御部54に対して、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28や、操作ボタン用LED等の照明装置の点灯、消灯を指示する旨の信号を出力するようになっている。
また、駆動信号制御部52は、スピードメータ等のメータを制御するメータ制御部56に信号を出力したり、メータ制御部56から信号が入力されたりするようになっている。例えば、メータが起動する際に、メータ指針の動きや、メータ照明の点灯等の同期信号がメータ制御部56から駆動信号制御部52に入力されるようになっている。
このように、駆動信号制御部52とメータ制御部56との間で信号のやりとりをさせているのは、後述するように、エアコンパネルの起動時において、スピードメータ等のメータ(車両用計器)がアナログメータである場合に、エアコンパネルの指針3の動きとメータの指針の動きとを関連づけさせたり、エアコンパネルの照明をメータの照明に協調して点灯させたりするためである。
また、駆動信号制御部52は、図示しないタイマーを有している。このタイマーは、例えば、イグニッションスイッチがONである旨の信号が、駆動信号制御部52に入力された場合に、時間計測を開始するようになっている。なお、後述するが、このタイマーは、必要に応じて、エアコンパネルの起動処理に利用される。
空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から入力された信号に基づき、車両に搭載されたエアコンシステム57を制御する空調制御部58に対して、所定の制御を行うように、空調信号を出力するものである。なお、エアコンシステム57は、各種センサ、ブロアモータ、コンプレッサ、ポテンシォメータ等を備えている。
また、空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から入力された信号に基づき、指針3を駆動させるため、駆動信号制御部52に対して、制御信号を出力するようになっている。
また、空調信号制御部53は、空調制御部58から制御信号が入力されるようになっている。これは、空調制御部58が自動でエアコンシステム57を制御している場合に、その制御に応じて、指針3を駆動させるためである。なお、空調信号制御部53は、ロータリースイッチ32から信号が入力された場合、その信号を、空調制御部58から入力された制御信号よりも、優先するようになっている。
空調制御部58は、車両信号制御部55から信号が入力されるようになっている。例えば、IGスイッチ(I/G)がオンであるか否かの信号が入力されるようになっている。
空調制御部58は、IGスイッチがオンである旨の信号が入力されることで、エアコンシステム57の制御を開始し、エアコンパネルの駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54を起動させるようになっている。
照明制御部54は、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28の作動を制御するものである。車両信号制御部55もしくは駆動信号制御部52から入力された信号に基づいて、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28に対して、作動指示信号を出力するようになっている。このときの車両信号制御部55から入力される信号とは、例えば、インストルメントパネルの照明がどれくらいの明るさであるかの信号である。
次に、駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの起動処理を説明する。図7に、駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの起動処理のフローチャートを示す。なお、この処理は、エアコンパネルの起動時に実行される。ここで、エアコンパネルの起動時とは、エアコンパネルの電源(駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54等のエアコンパネル全体の電源)がオンとなるときを意味する。
そこで、まず、エアコンパネルの起動時について説明する。エアコンパネルが起動する場合としては、例えば、2通りある。1つは、イグニッションスイッチがOFFからONとなり、エンジンがOFFとなる前のエアコンパネルの電源がONであった場合である。
この場合は、イグニッションスイッチがONとなれば、自動的にエアコンパネルが起動する。
もう1つは、イグニッションスイッチがOFFからONとなり、エンジンがOFFとなる前のエアコンパネルの電源がOFFであった場合であって、AUTOボタン13がユーザに押された(ONとなった)場合である。
したがって、ステップ61では、エンジン(E/G)がOFFの状態で、ACCがONとなり、イグニッションスイッチ(I/G)がONとなると、車両信号制御部55から空調信号制御部53にイグニッションスイッチがONである旨の信号が入力される。
続いて、ステップ62では、空調制御部58が、E/GがOFFとなる前のエアコンパネルの電源がONとなっていたかを判定する。すなわち、エアコンパネルの電源がONの状態で、エンジンがOFFされたか否かを判定する。そして、エアコンパネルの電源がONであった場合、YESと判定され、ステップ63に進み、ONでなかった場合、NOと判定され、ステップ64に進む。
ステップ64では、空調制御部58が、AUTOボタン13がONとされたか、すなわち、AUTOボタン13からのON信号が、空調信号制御部53を介して入力されたか否かを判定する。なお、このとき、エアコンパネルの電源はOFFの状態である。
そして、ユーザがAUTOボタン13を押すことで、AUTOボタン13からON信号が入力された場合、ステップ66に進み、駆動信号制御部52により起動処理が実行される。一方、AUTOボタン13からON信号が入力されない場合、エアコンパネルが起動しないので、駆動信号制御部52による起動処理は実行されない。
これに対して、ステップ63では、空調制御部58から、空調信号制御部53を介して、駆動信号制御部52に起動する旨の指示信号が出力される。そして、この信号が駆動信号制御部52に入力された場合、駆動信号制御部52は、メータ制御部56から同期信号が入力されたか否かが判定される。
この同期信号とは、メータの指針の動きに関する信号である。すなわち、メータ制御部56に車両信号制御部55からイグニッションスイッチがONである旨の信号が入力された場合に、メータ制御部56がメータの指針を動かす前に駆動信号制御部52に対して出力する信号である。なお、この同期信号が本発明の第1の同期信号に相当する。
そして、メータ制御部56から同期信号が入力された場合、YESと判定され、ステップ66に進み、駆動信号制御部52により起動処理が実行される。
一方、メータ制御部56から同期信号が入力されない場合、ステップ65に進む。なお、メータ制御部56から同期信号が入力されない場合としては、例えば、故障により、メータ制御部56から駆動信号制御部52に対して信号が出力されない場合や、駆動信号制御部52とメータ制御部56との間で通信が行われない車両に本実施形態の指針式表示装置が搭載された場合が該当する。
ステップ65では、駆動信号制御部52のタイマーが所定時間を経過したかが判定され、所定時間を経過した場合に、ステップ66に進み、駆動信号制御部52により起動処理が実行される。
続いて、ステップ66の起動処理について説明する。ステップ66は、ステップ67とステップ68とからなる。
ステップ67では、駆動信号制御部52は、駆動制御部51に対して、指針3をゼロ点セットさせる旨の駆動信号を出力する。この信号を受けて、駆動制御部51は、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。これにより、ステッパモータ26は、指針3をゼロ点に移動させる。なお、このゼロ点まで移動する指針3の動きが、本発明の所定パターンに相当する。
続いて、ステップ68で、駆動信号制御部52は、駆動制御部51に対して、実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで、指針3を移動させる旨の駆動信号を出力する。この信号を受けて、駆動制御部51は、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。
これにより、ステッパモータ26は、実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで指針3を移動させる。なお、実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4が、本発明の操作対象の操作動作状態に対応した表示部に相当する。
ここで、図8に、エアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するための図を示す。エアコンパネルがOFFになった場合、3つの表示器11a、11b、11cの各指針3の位置は、図中実線で示すように、そのときのエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置である。
そして、ステップ67のときでは、図中破線で示すように、3つの指針3は、同時に、その位置からゼロ点に移動する。このゼロ点とは、例えば、1つの表示器において、一端側から他端側まで連続して円弧状に並べられている文字やイラスト2、目盛り4のうち、一番左端に位置するものを指し示す位置である。この位置は、例えば、スピードメータの指針が0km/kを指すときの位置と同じ位置である。
ステップ68のときでは、指針3は、ゼロ点から、実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで移動する。このようにして、駆動信号制御部52の起動処理が実行される。
次に、このように構成された指針式表示装置の基本作動について説明する。以下では、図2に示すように、ユーザが送風ファン速度を「OFF」から「LO」に切り替える操作をする場合を例として説明する。
ユーザは、送風ファン速度を表示器11aのベゼル12を、図2中の実線で示す矢印のように、時計回りの方向、すなわち、右方向に60°回転させる。これにより、ロータリースイッチ32が切り替わり、図6に示すように、空調信号制御部53に、ロータリースイッチ32から送風ファン速度を「LO」にする旨の信号が入力される。
この信号を受けて、空調信号制御部53は、空調制御部58に対して、「LO」で作動する旨の空調信号を出力する。これにより、エアコンシステム57は、空調制御部58に制御され、送風ファン速度を「LO」とする。
また、このとき、空調信号制御部53は、駆動信号制御部52に対して、指針3が「LO」を指し示すように、制御信号を出力する。
そして、駆動信号制御部52は、この制御信号を受けた後、駆動制御部51に対して、指針3が「LO」を指し示すように、駆動信号を出力する。
駆動制御部51は、この駆動信号を受けて、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。これにより、ステッパモータ26を介して、指針3が駆動し、指針3が「LO」を指し示す。このようにして、送風ファン速度が「OFF」から「LO」に切り替えられる。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
(1)本実施形態では、駆動信号制御部52は、ステップ66で起動処理を実行するようになっている。
すなわち、駆動信号制御部52は、エアコンパネルの起動時に、駆動制御部51を介して、3つの表示器11a、11b、11cのすべての指針3をゼロ点に移動させた後、エアコンシステム57の制御状態(操作動作状態)に対応した文字やイラスト2、目盛り4に移動させるように、ステッパモータ26を制御するようになっている。
これにより、エアコンパネルの起動時において、エアコンパネルからユーザに対して視覚的に訴えさせることができ、エアコンパネルを魅力あるものとすることができる。
(2)本実施形態では、駆動信号制御部52が、ステップ66で起動処理を開始するタイミングを、ステップ63で、メータ制御部56から同期信号が入力されたと判定された後、もしくは、ステップ65でタイマーが所定時間を経過したと判定された後としている。
これにより、イグニッションスイッチがONとなった場合、スピードメータ等の車両用計器も起動するが、この車両用計器の起動に、エアコンパネルの起動を連動させることができる。
すなわち、車両用計器が指針を有するアナログメータで構成されている場合であって、車両用計器の起動時に車両用計器の指針が所定パターンで動くように制御されている場合に、この車両用計器の指針の動きに、エアコンパネルの指針3の動きを対応させることができる。
例えば、車両用計器の指針が動き出すタイミングを、エアコンパネルの指針3が動き出すタイミングと同じとしたり、エアコンパネルの指針3が動き出すタイミングの一定時間後としたりすることができる。
この結果、車両用計器およびエアコンパネルが搭載されているインストルメントパネル全体で、視覚的な演出を図ることができる。
(第2実施形態)
図9に、本実施形態でのエアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するための図を示す。
第1実施形態では、エアコンパネルがOFFになった場合、指針3の位置が、そのときのエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置である場合を例として説明した。これに対して、本実施形態では、エアコンパネルがOFFになった場合、すべての指針3の位置をゼロ点の位置とする場合を例として説明する。
この場合では、図9に示すように、ステップ67のときでは、指針3は、一番左端の文字やイラスト2、目盛り4の位置から、MAXの位置(一番右端の文字やイラスト2、目盛り4の位置)まで移動する。この一番右端の文字やイラスト2、目盛り4が本発明の一端側に位置する表示部に相当する。
そして、ステップ68のときでは、第1実施形で説明したように、指針3は、ゼロ点から、実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで移動する。
(第3実施形態)
図10に、本実施形態における駆動信号制御部52が実行する起動処理のフローチャートの一部を示す。また、図11に、エアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するための図を示す。
第1実施形態では、ステップ66の駆動信号制御部52が実行する起動処理が、ステップ67とステップ68とを有する場合を例として説明したが、図10に示すように、ステップ66において、ステップ67とステップ68の間に、ステップ71を追加することもできる。
このステップ71では、駆動信号制御部52は、駆動制御部51に対して、指針3をMAXの位置に移動させる旨の駆動信号を出力する。この信号を受けて、駆動制御部51は、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。これにより、ステッパモータ26は、指針3をMAXの位置に移動させる。
したがって、図11に示すように、本実施形態では、エアコンパネルの起動時において、ステップ67によって、3つの表示器11a、11b、11cの各指針3は、図中実線で示すエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置から、図中破線で示すゼロ点の位置に移動する。そして、ステップ71によって、指針3はゼロ点の位置から図中破線で示すMAXの位置に移動する。これらのゼロ点に移動し、さらにMAXの位置に移動する指針3の動きが本発明の所定パターンに相当する。
その後、ステップ68によって、指針3は、MAXの位置から、図中実線で示す実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで移動する。
(第4実施形態)
図12に、本実施形態における駆動信号制御部52が実行する起動処理のフローチャートの一部を示す。また、図13に、エアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するための図を示す。
第3実施形態では、ステップ66において、ステップ67とステップ68の間に、ステップ71を追加する場合を例として説明したが、以下に説明するように、追加するステップをさらに増やすこともできる。
具体的には、図12に示すように、ステップ66において、ステップ67とステップ68の間に、ステップ81とステップ82とを追加することもできる。
ステップ81は、第3実施形態で説明したステップ71と同じである。
そして、ステップ82では、駆動信号制御部52は、駆動制御部51に対して、指針3をゼロ点の位置に移動させる旨の駆動信号を出力する。この信号を受けて、駆動制御部51は、ステッパモータ26に駆動指示信号を出力する。これにより、ステッパモータ26は、指針3をゼロ点の位置に移動させる。
したがって、図13に示すように、本実施形態では、エアコンパネルの起動時において、ステップ67によって、3つの表示器11a、11b、11cの各指針3は、図中実線で示すエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置から、図中破線で示すゼロ点の位置に移動する。そして、ステップ81によって、指針3はゼロ点の位置から図中破線で示すMAXの位置に移動する。
さらに、ステップ82によって、指針3はMAXの位置からゼロ点の位置に移動する。これらのゼロ点に移動し、MAXの位置に移動し、さらに、ゼロ点に移動する指針3の動きが本発明の所定パターンに相当する。
その後、ステップ68によって、指針3は、MAXの位置から、図中実線で示す実際のエアコンシステム57の制御状態に対応する文字やイラスト2、目盛り4の位置まで移動する。
(第5実施形態)
上記した各実施形態では、エアコンパネルの起動時における指針3の動きを、車両用計器の指針の動きに対応させる場合を例として説明したが、本実施形態のように、エアコンパネルの起動時における照明の点灯を、車両用計器が有する計器用照明装置の点灯に対応させることもできる。
本実施形態では、エアコンパネルの起動時に、駆動信号制御部52が文字盤照明用LED24、指針照明用LED28の点灯処理を実行するようになっている。図14に、駆動信号制御部52が実行する点灯処理のフローチャートを示す。
図14中のステップ91、92、93、94は、それぞれ、図7に示すステップ61、62、63、65と同様のステップである。ただし、図7中のステップ64は、本実施形態では実行されない。この点灯処理は、イグニッションスイッチがONになり、自動的にエアコンパネルが起動する場合に、実行されるものだからである。
ステップ93で、メータ制御部56からメータの照明点灯に関する同期信号が入力された場合、YESと判定され、ステップ95に進み、駆動信号制御部52により点灯処理が実行される。この同期信号が本発明の第2の同期信号に相当する。
ステップ95では、メータ制御部56から入力されたメータの照明点灯に関する同期信号に基づいて、照明制御部54に対して、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を点灯させる旨の信号を出力する。
このとき、駆動信号制御部52は、メータ制御部56から入力された同期信号により、車両用計器の照明が点灯するタイミングを知ることができるので、車両用計器の起動時における計器用照明装置の点灯と同時もしくは一定時間後に、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が点灯するように、照明制御部54に対して信号を出力する。
そして、照明制御部54は、この信号を受けて、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28に作動指示信号を出力する。これにより、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が、計器用照明装置の点灯と同時もしくは一定時間後に点灯する。
一方、ステップ93で、メータ制御部56からメータの照明点灯に関する同期信号が入力されない場合、ステップ94に進み、駆動信号制御部52のタイマーが所定時間を経過したかが判定される。そして、所定時間を経過した場合に、ステップ95に進む。
そして、ステップ95では、駆動信号制御部52は、照明制御部54に対して、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を点灯させる旨の信号を出力する。
この場合では、ステップ94での所定時間が、車両用計器の起動時における計器用照明装置の点灯と同時もしくは一定時間後に、文字盤照明用LED24および指針照明用LED28が点灯する時間に設定されている。
これにより、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28が、計器用照明装置の点灯と同時もしくは一定時間後に点灯する。
このように、本実施形態では、駆動信号制御部52および照明制御部54が、車両用計器の起動時における計器用照明装置の点灯に対応させて、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28を点灯させる制御を行うようにしている。
これにより、文字盤照明用LED24および指針照明用LED28の点灯を、計器用照明装置の点灯と協調させることができる。この結果、インストルメントパネル全体で、視覚的な演出を図ることができる。
また、例えば、車両用計器において、計器用照明装置の点灯の仕方が、文字盤、指針の順に点灯する場合では、エアコンパネルにおいても、同様に、文字盤照明用LED24を点灯させた後、指針照明用LED28を点灯させるようにすることもできる。
なお、本実施形態では、文字盤照明用LED24、指針照明用LED28の両方を点灯させる場合を例として説明したが、どちらか一方のみを点灯させることもできる。
(第6実施形態)
上記した各実施形態では、ステップ62(ステップ92)を空調制御部58が実行する場合を例として説明したが、空調制御部58の代わりに駆動信号制御部52に実行させることもできる。
この場合、エアコンパネルの電気的構成を以下のように変更する。図15に、本実施形態におけるエアコンパネルのブロック図を示す。図15に示すように、駆動信号制御部52から信号が空調信号制御部53に向けて出力されるようにする。
この信号は、例えば、エアコンパネル、空調制御部58、エアコンシステム57を起動させる旨の信号である。空調制御部58、エアコンシステムは、空調信号制御部53から同様の内容の信号が入力されることで、起動するようにする。
そして、図7の各ステップを以下のように変更する。ステップ61では、駆動信号制御部52に、車両信号制御部55からイグニッションスイッチがONである旨の信号が入力される。ステップ62では、駆動信号制御部52は、エンジンOFF前のエアコンパネルの電源がONであったか否かを判定する。
ステップ66では、指針3を所定パターンで動かす旨の信号を出力する他に、空調信号制御部53を介して、空調制御部58に対して、空調制御部58およびエアコンシステム57を起動させる旨の信号を出力するようにする。
(他の実施形態)
(1)上記した各実施形態では、エアコンパネルの起動時において、3つの表示器11a、11b、11cの各指針3を同時期にゼロ点等に移動開始させる場合を例として説明したが、各指針3の移動開始時期を異ならせることもできる。
例えば、3つの表示部11a、11b、11cのうち、左端に位置する送風ファン速度の表示器11aの指針3を移動開始させた後、その右隣の吹き出しモードの表示器11bの指針3を移動開始させ、その後、右隣の温度の表示器11cの指針3を移動開始させることもできる。
これにより、スタジアムでの応援ウエーブのような指針3の動きを演出することもできる。なお、右端に位置する表示器11cから左端に位置する表示器11aに向かって、順次、指針3を移動開始させることもできる。また、各指針3がゼロ点に達した後に、隣に位置する指針3の移動を開始させるようにしてもよい。
(2)上記した各実施形態では、ゼロ点の位置を、図に示すように左端の位置(左下を指す位置)とする場合を例として説明したが、他の位置とすることもできる。なお、ゼロ点の位置は、スピードメータ等の車両用計器の指針の動きと連動させる場合では、例えば、スピードメータでのスピードがゼロのときの指針の位置に対応する位置であることが好ましい。
(3)上記した各実施形態では、エアコンパネルの起動時に、ゼロ点やMAXの位置に指針を移動させる場合を例として説明したが、他の位置に移動させることもできる。
(4)上記した各実施形態では、エアコンパネルが3つの表示器11a、11b、11cを有する場合を例として説明したが、表示器の数を、2つ以下や4つ以上等の他の数とすることもできる。
(5)上記した各実施形態では、駆動制御部51、駆動信号制御部52、空調信号制御部53、照明制御部54、空調制御部58を別々の制御部とする場合を例として説明したが、これらのすべてを1つの制御部としたり、これらのうちの2つ以上を1つの制御部としたりすることもできる。
(6)上記した各実施形態では、リング状のベゼル12の内側に、文字盤1や指針3からなる表示器11が配置されている場合を例として説明したが、この場合に限らず、表示器11とダイアルノブ12との配置を変更することもできる。例えば、操作スイッチと、文字盤1および指針3とが離間して配置された指針式表示装置に、本発明を適用することもできる。
(7)上記した各実施形態では、本発明を車両のエアコンパネルに適用した場合を例として説明したが、オーディオ、カメラ等の他の技術分野における操作パネルに対して本発明を適用することもできる。この場合、操作対象がオーディオ、カメラ等となる。
本発明の第1実施形態におけるエアコンパネルの正面図である。 図1に示すエアコンパネルにおいて、ベゼル12の動きと指針3の動きとを説明するための図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1中のC−C線断面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアコンパネルの構成を示すブロック図である。 図6中の駆動信号制御部52が実行するエアコンパネルの起動処理のフローチャートである。 エアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第2実施形態でのエアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第3実施形態における駆動信号制御部52が実行する起動処理のフローチャートの一部である。 本発明の第3実施形態でのエアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第4実施形態における駆動信号制御部52が実行する起動処理のフローチャートの一部である。 本発明の第4実施形態でのエアコンパネルの起動時における指針3の動きを説明するためのエアコンパネルの正面図である。 本発明の第5実施形態における駆動信号制御部52が実行する点灯処理のフローチャートの一部である。 本発明の第6実施形態におけるエアコンパネルの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…文字盤、2…文字やイラスト、3…指針、4…目盛り、
11…表示器、12…ベゼルダイアルノブ、13…操作ボタン、14…カバー、
21…スモークレンズ、22…導光レンズ、23…文字盤用ハウジング、
24…文字盤照明用LED、25…第1の回路基板、26…ステッパモータ、
27…第2の回路基板、28…指針照明用LED、29…第3の回路基板、
30…ベゼル用ハウジング、31…結合部、32…ロータリースイッチ、
33…第4の回路基板。

Claims (11)

  1. 操作対象の操作動作内容を表示する表示部(2、4)が複数配置された文字盤(1)と、
    前記複数の表示部(2、4)のいずれか1つを指すように駆動される指針部(3)と、
    前記指針部(3)を駆動する駆動部(26)と、
    前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)に前記指針部(3)を移動させるように、前記駆動部(26)を制御する制御部(51、52)とを備える指針式表示装置において、
    前記制御部(51、52)は、前記指針式表示装置の起動時に、前記指針部(3)を所定パターンで動かした後、前記指針部(3)を前記操作対象の操作動作状態に対応した前記表示部(2、4)に移動させるように、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする指針式表示装置。
  2. 前記複数の表示部(2、4)は、一端側から他端側まで連続して配置されており、
    前記所定パターンは、前記複数の表示部(2、4)のうちの前記一端側に位置する前記表示部(2、4)を指す動きであることを特徴とする請求項1に記載の指針式表示装置。
  3. 前記所定パターンは、前記一端側に位置する表示部(2、4)を指した後、前記他端側に位置する前記表示部(2、4)を指す動きであることを特徴とする請求項2に記載の指針式表示装置。
  4. 前記所定パターンは、前記他端側に位置する前記表示部(2、4)を指した後、再び、前記一端側に位置する表示部(2、4)を指す動きであることを特徴とする請求項3に記載の指針式表示装置。
  5. 1つの前記文字盤(1)と1つの前記指針部(3)を一組として、前記文字盤(1)と前記指針部(3)を複数組有する場合、前記制御部(51、52)は、それぞれの前記指針部(3)が互いに関連のある動きをするように、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の指針式表示装置。
  6. 前記制御部(51、52)は、複数の指針部(3)のうちの1つを移動開始させた後、隣に位置する前記指針部(3)を移動開始させるように、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項5に記載の指針式表示装置。
  7. 前記制御部(51、52)は、計器用指針部を有する車両用計器の起動時における前記計器用指針部の動きに対応させて、前記指針部(3)を前記所定パターンで動かすように、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の指針式表示装置。
  8. 前記制御部(51、52)は、前記車両用計器を制御する計器制御部(56)から、前記車両用計器の指針部の動きに関する第1の同期信号が入力されるようになっており、
    前記制御部(51、52)は、入力された前記第1の同期信号に基づいて、前記駆動部(26)を制御するようになっていることを特徴とする請求項7に記載の指針式表示装置。
  9. 前記指針部(3)と前記文字盤(1)の少なくとも一方を照明する照明装置(24、28)を有し、
    前記制御部(51、52、54)は、前記照明装置(24、28)の点灯を制御するようになっており、
    前記制御部(51、52、54)は、計器用照明装置を有する車両用計器の起動時における前記計器用照明装置の点灯に対応させて、前記照明装置(24、28)を点灯させる制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の指針式表示装置。
  10. 前記制御部(51、52、54)は、前記車両用計器を制御する計器制御部(56)から、前記計器用照明装置の点灯に関する第2の同期信号が入力されるようになっており、
    前記制御部(51、52、54)は、入力された前記第2の同期信号に基づいて、前記照明装置(24、28)を点灯させる制御を行うようになっていることを特徴とする請求項9に記載の指針式表示装置。
  11. ユーザによって操作され、前記操作に応じて、前記制御部(51、52)に対して、移動目標の前記表示部(2、4)を指示するための操作部(12)を有し、
    前記操作部(12)は、その内側が開口したリング形状であって、回転可能となっており、
    前記操作部(12)の前記内側に、前記文字盤(1)、前記複数の表示部(2、4)、前記指針部(3)が配置されていることを特徴とする1ないし10のいずれか1つに記載の指針式表示装置。
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