JP2006242320A - クリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被加熱部材を固定保持するクリップにおいて、該クリップは一枚の金属板で形成される底辺部と、該底辺部の両端から延びて弾性力によって近接する第1の側面部と第2の側面部を少なくとも有し、前記金属板は、MoとWの1種又は2種を含み、金属組織中に分散した平均粒径100nm以下の金属間化合物粒子を有するFe基合金でなるクリップ。Fe基合金の好ましい組成は、C0.20%以下、Si1.0%以下、Mn2.0%以下、P0.04%以下、S0.03%以下、Ni20.0〜60.0%、Cr10〜20.0%、MoとWの1種又は2種がMo+W/2で0.05〜5.0%、V1.0%以下(0%含む)、Al0.05〜3.0%、Ti1.5〜4.0%、Nb2.0%以下(0%含む)、B0.015%以下(0%含む)、残部は実質的にFeである。
【選択図】 図1
Description
このクリップはインコネル(R)718合金、X−750合金及びNi−Cr合金等のNi基の耐熱合金が使用されている。(特許文献1及び2参照)
本発明の目的は、高価なNi基合金製のクリップと同等以上の特性を有した安価なクリップを提供することである。
即ち本発明は、被加熱部材を固定保持するクリップにおいて、該クリップは、一枚の金属板で形成される底辺部と、該底辺部の両端から延びて弾性力によって近接する第一の側面部と第二の側面部とを少なくとも有し、前記金属板は、MoとWの1種または2種を含み、金属組織中に分散した平均粒径100nm以下の金属間化合物粒子を有するFe基合金でなるクリップである。
上述のFe基合金の好ましい化学組成は、質量%でC:0.20%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:20.0〜60.0%、Cr:10〜20.0%、MoとWの1種または2種がMo+W/2:0.05〜5.0%、V:1.0%以下(0%を含む)、Al:0.05〜3.0%、Ti:1.5〜4.0%、Nb:2.0%以下(0%を含む)、B:0.015%以下(0%を含む)、残部は実質的にFeとすると良い。
更に好ましくは、上述のFe基合金製のクリップの表面に、厚さ0.005〜0.5μmの酸化膜を形成すれば良い。
本発明のクリップ(1)は、一枚の金属板で形成される底辺部(2)と、該底辺部の両端から延びた第一の側面部(3)と第二の側面部(4)とを有するものである。そして、前記第一の側面部(3)と第二の側面部(4)とは弾性力によって互いが近接し、例えばPDPを製造する場合、被加熱部材である硝子板を固定保持できる。
本発明のクリップに次のような加工を更に加えても良い。
近接した前記第一の側面部(3)と第二の側面部(4)の先端付近で硝子板を挟む。(この硝子板を挟む個所をクランプ部(5)として記す)この硝子板を挟むクランプ部(5)は、第一の側面部(3)と第二の側面部(4)の先端付近を硝子板との接触面積を増やすように更に曲げ加工を行って、平坦な個所を形成しても良い。
クランプ部で硝子板を挟む場合に、治具(図示しない)にてクランプ部を遠ざける(図1で示した矢印の方向)方向に開口させる方が生産性を向上できるため、曲げ加工部(6)を形成しても良い。また、治具で開口する際には底辺部(2)の中央付近に支点が存在する方が開口する場合に必要となる力が少なくて済むため、底辺部(2)は内側に湾曲させても良い。
その他、必要に応じて、クリップにスリットを設けても良いし、曲げ加工部の先端を更に曲げ加工して突起を設けても良い。
ここで本発明の特性向上に寄与する金属間化合物とは、例えばNi、Al、Tiを主要構成元素とするγ’(ガンマプライム)相を言う。γ’相はNbを含む合金の場合、Nbも主要構成元素として含む。
γ’相に代表される金属間化合物粒子は、クリップ用合金を固溶化処理した後に時効処理することによって、オーステナイト相からなるマトリックス中に微細に分散析出する。本発明クリップの熱へたり性向上に効果を有するためには、金属間化合物粒子は微細である必要があり、金属間化合物粒子の平均粒径が100nmを超えると、クリップの耐熱へたり性の向上効果が得られなくなることから、金属組織中に分散した金属間化合物粒子の平均粒径は100nm以下とした。
C:0.20%以下、
Cは、Ti、Nb、VとMC型炭化物を形成し、結晶粒を微細化することで常温および高温での強度を向上させる効果を有するため、少量添加する必要がある。しかし、0.20%を超えて添加すると粗大なMC型炭化物を生じて延性を低下させたり、時効硬化に必要なTi、Nb量を減少させることから、Cは0.20%以下とした。Cの好ましい範囲は、0.15%以下、更に好ましくは0.08%以下がよい。
Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下
Si、Mnは、本発明クリップの合金においては脱酸元素として添加されるが、過度の添加は高温強度を低下させる恐れがあることから、Siは1.0%以下、Mnは2.0%以下に制限する。より好ましくは、Siは0.5%以下、Mnは1.5%以下がよい。
P:0.04%以下、S:0.03%以下
P、Sは、本発明クリップの合金においては不純物元素であり、少ない方が好ましく、添加はしないが、原料等から混入する場合がある。混入した場合、Pは0.04%以下、Sは0.03%以下であれば、本発明クリップの特性にほとんど有害な影響を与えないことから、P、S量は、P:0.04%以下、S:0.03%以下とした。
Niは、基地のオーステナイト相を安定化するのに必須の元素である。また、時効析出相であるγ’相の構成元素でもあるので、常温および高温強度を高める重要な元素である。
Niは20.0%より少ないとオーステナイト相が不安定となるだけでなく、γ’相の析出が不十分となり、常温および高温強度が低下するため、Niの下限を20%とした。一方、Niが60.0%を超えると本発明クリップの特性のより一層の向上効果が得られにくいだけでなく、価格が大幅に高くなることから、Niの上限を60.0%とした。
Niの好ましい範囲は、価格と特性のバランスから考慮すると、より高温での強度を得ようとするのであれば20.0〜30.0%の範囲が好ましく、25.0〜30.0%の範囲であっても良い。また、強度を向上させることができる範囲として、30.0〜49.0%の範囲で有っても良い。
Cr:10.0〜20.0%
Crは本発明クリップの耐酸化性を維持するのに必要な元素である。Crは、10.0%より少ないと本発明クリップに必要な耐酸化性が得られず、一方、20.0%を超えて添加すると基地のオーステナイト相が不安定となり、長時間使用中にα’相やσ相などの有害脆化相を生成してクリップの強度や延性を低下させることから、Crは、10.0〜20.0%とした。また、Mo、Wの1種以上を含む場合には、Crの上限は17.0%以下が好ましく、さらに好ましくは、15.0%以下がよい。
MoとWは、同族の元素であり、本発明のクリップ用合金においては、ともにオーステナイト相に固溶強化して常温および高温強度を高めるのに有効な元素である。特に、本発明のクリップ用合金では、使用中に、転位との相互作用によって高温での変形を抑制する作用をもたらすため、必要かつ重要な元素である。Mo、Wは単独で添加しても複合添加してもよい。複合添加する場合には、両者の原子比に換算して、Mo+W/2で添加量を表すことができる(いずれかを0%とすれば単独添加の場合にも適用可能)。
Mo、Wは、Mo+W/2が0.05%より少ないと高温強度向上効果が少なく、一方、5.0%を超えて添加するとLaves相等の脆化相が生成する恐れがあることから、MoとWは、1種または2種以上でMo+W/2が0.05〜5.0%とした。なお、必要とされる強度に応じて、他の合金元素とのバランスで上記範囲内の好ましい添加量の範囲を選択できる。例えば、Tiが少なく、Nbが少ないか無添加の場合には、Mo+W/2は1.0〜2.0%が好ましい。また、Tiが多く、Nbも添加されている場合には、Mo+W/2は0.05%〜1.0%が好ましい。
Alは時効析出する金属間化合物であるγ’相の主要な構成元素の一つであり、常温および高温強度を高めるのに必要な元素である。γ’相を析出させて強化に寄与するには、0.05%以上の添加が必要であり、一方、3.0%を超えて添加すると熱間加工性が低下することから、Alは0.05〜3.0%とした。なお、Alは他のγ’相を構成する主要元素であるTi、Nb量との兼ね合いで、上記範囲内の好ましい範囲を適宜選択することができる。
Ti:1.5〜4.0%
Tiは時効析出する金属間化合物であるγ’相の主要な構成元素の一つであり、常温および高温強度を高めるのに必要な元素である。γ’相を析出させて強化に寄与するには、1.5%以上の添加が必要であり、一方、4.0%を超えて添加すると高温加熱時に粗大な金属間化合物であるη(イータ)相が生成しやすくなり、高温での強度や延性が低下することから、Tiは1.5〜4.0%とした。なお、Tiは他のγ’相を構成する主要元素であるAl、Nb量との兼ね合いで、上記範囲内の好ましい範囲を適宜選択することができる。
Nbは時効析出する金属間化合物であるγ’相の構成元素の一つであり、常温および高温強度を高めるのに有効な元素である。Al、Ti量とのバランスで必ずしも添加する必要はないが、添加する場合に2.0%を超えるとFe2Nbからなる粗大なLaves相を生成して高温での強度や延性が低下することから、Nbは2.0%以下(0%を含む)とした。なお、Nbの好ましい範囲も、Al、Tiとの兼ね合いで、上記範囲内の好ましい範囲を適宜選択することができる。また、Nbと同族のTaは、高価な元素であり、本発明クリップ用の合金には添加する必要はないが、強度面ではNbと同様な効果を有するため、TaはNb=Ta/2の関係を満たすようにNbと置換することができる。
Al、Ti、Nbの好ましい組合せは、適宜選択することができ、その一つは、Al:0.05〜0.35%、Ti:1.5〜2.5%、Nb:無添加であり、また、Al:0.7〜2.0%、Ti:2.5〜4.0%、Nb:0.05〜1.0%である。
Vは、MC型炭化物を生成することでオーステナイト結晶粒を微細化し、常温および高温での強度を向上させる効果を有するため、必要に応じて添加する。添加する場合には、1.0%を超えると粗大な炭化物を形成して延性を低下させたり、高温で不安定な酸化被膜を形成して耐酸化性を害する可能性があることから、Vは1.0%以下(0%を含む)とした。添加する場合の好ましい範囲は0.10〜1.0%である。好ましいVの上限は、0.5%以下である。
B:0.015%以下(0%を含む)
Bは、必ずしも添加する必要はないが、少量添加すると粒界強化作用により高温での強度と延性を高めるのに有効な元素である。しかし、0.015%を超えて添加すると加熱時の初期溶融温度が低下して熱間加工性が低下することから、Bは0.015%以下(0%を含む)とした。添加する場合の好ましい範囲は0.001〜0.010%である。
Feは、本発明のクリップ用の安価な合金を得るために、基地を構成するオーステナイト相の安価な主要元素として必要であり、残部は実質的にFeとする。残部には、不可避的不純物の他、以下に示す元素は以下に示す範囲であれば、実質的な影響は少ないため、含まれてもよい。
O:≦0.015%、N:≦0.015%、Zr:≦0.4%、REM:≦0.1%、Ca:≦0.02%、Mg:≦0.02%
また、もう一つの好ましい組合せは、C:0.20%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:25.0〜30.0%、Cr:10.0〜15.0%、MoとWの1種または2種がMo+W/2:0.05〜1.0%、Al:0.7〜2.0%、Ti:2.5〜4.0%、Nb:0.05〜1.0%、B:0.015%以下(0%を含む)、残部をFeにて成分調整した合金である。
この範囲の合金においても、安価、優れた熱へたり性に加えて、強度向上を図ることができる。
また、Ni量をやや多くしてより強度を向上させることも可能であり、これに好適な組合せは、C:0.15%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:30.0〜49.0%、Cr:10〜18.0%、MoとWの1種または2種がMo+W/2:3.0%以下、Al:1.6〜3.0%、Ti:2.0〜4.0%、Nb:0.4〜2.0%、B:0.015%以下(0%を含む)、残部をFeにて成分調整した合金である。
上記に示す3つの好ましい範囲の組合わせの合金を選択する場合、価格、特性を考慮して適宜選択すると良い。
ここで表面に薄くて緻密な酸化膜を形成させる熱処理は、時効処理を兼ねてもかまわないし、時効処理の後に時効処理よりも低温で1回以上再度加熱保持してもかまわない。このような効果をもたらすために表面に生成させる酸化膜の厚さは0.005〜0.5μmが好ましい。さらに好ましくは、0.005〜0.3μmがよい。
これは、0.005μm未満では、クリップと被加熱部材の硝子とが接着しやすくなり、また、0.5μmを超えると、酸化膜が剥離しやすくなるためである。
Fe基合金およびNi基合金の金属板を用いて、画像表示装置用の硝子板を固定保持するクリップを作製した。金属板の化学組成を表1に示す。ここで、合金No.1、2、3は本発明で示した好ましい範囲のFe基合金、合金No.11は従来材のNi基合金(X−750合金)である。
金属板の熱へたり試験は、0.8mm×5mm×100mmの試験片を固定治具にセットしてスパン80mm、長さ中央を曲げ変位5mmで曲げた状態で、450℃および550℃に加熱し、一定時間保持後、取り出して治具から取り外して、長さ中央の塑性変形量(熱へたり量)を測定することで評価した。熱へたり量を表2に示す。
特に熱へたり試験の加熱温度が高い場合、従来合金の金属板は、熱へたり量が多く上昇しているが、本発明合金製の金属板は熱へたり量があまり上昇していない。
熱処理後および熱へたり試験後に組織観察を行ったが、いずれの合金もオーステナイト相からなるマトリックス中に平均粒径約30nmの金属間化合物であるγ’粒子が分散した組織となっていた。本発明合金は、いずれもMo+W/2が規定範囲内で添加されているが、従来合金は添加されていないことから、Mo、W等の元素の固溶強化、特に転位との相互作用と、γ’相の微細析出分散が兼備されたことが本クリップに要求される耐熱へたり性を維持するのに有効と考えられる。
このように、本発明合金製の金属板は、より高温の厳しい条件において、従来合金の金属板に比べて優れた耐熱へたり性を示すことから、クリップとして用いた場合により長時間にわたって良好なばね特性を維持できるものと考えられる。
クリップの製造は、1000℃にて固溶化処理したのち、730℃で8h保持後、620℃まで炉冷し、620℃で8h保持後、空冷する時効処理を行い、ばね特性をクリップ力として調査した。
クリップ力は、クランプ部(5)に厚さ5mmの硝子(図示せず)を挟み、常温から1時間で450℃まで昇温し、450℃で11時間保持後に空冷を1サイクルとして、1サイクル終了後のクリップ力を都度測定した。測定は10サイクル終了まで行った。
なお、クリップ力の測定方法は、図1及び図2を用いて説明する。
先ず、クリップ(1)の全幅(図中の(A))を超える長さの棒鋼(7)を2本用意した。図1で示す矢印方向にクランプ部(5)を開口させてクリップ力を測定するため、クリップの2つの曲げ加工部(6)の曲げ部内側接するように棒鋼(7)を1本ずつ配した。
棒鋼(7)の両端を治具(8)に固定し、上側治具(8)をクランプ部が開口する如く垂直方向に移動させ、クランプ部を5mm開口した時の荷重を荷重計(9)にて読み取り、クリップ力とした。結果は表3に示す。
この結果から、本発明のクリップは優れたばね性を有し、また、常温−高温の繰り返し後のクリップ力は従来合金の劣化の半分であり、高い強度を維持できていると言える。従って、優れた耐熱性も兼備していることが分かる。
また、本発明合金製の金属板No.1を用いて形成したクリップの組織観察を行ったが、前記観察結果と同様のオーステナイト相からなるマトリックス中に平均粒径約30nmの金属間化合物であるγ’粒子が分散した組織となっていた。
また、本発明合金製の金属板No.1を用いて形成したクリップの酸化膜の厚みは0.1μmであり、挟んだ被加熱部材である硝子板に、クリップの接着もなく、また、酸化物の剥離も見られなかった。
特に、本発明のクリップを画像表示装置用の硝子板を固定保持するクリップとして用いた場合、長期間に亘って硝子板を固定保持する機能を維持でき、PDP等の画像表示装置の品質安定化に不可欠な高強度のクリップとして適用できる。
2 底辺部
3 第一の側面部
4 第二の側面部
5 クランプ部
6 曲げ加工部
7 棒鋼
8 治具
9 荷重計
Claims (5)
- 被加熱部材を固定保持するクリップにおいて、該クリップは、一枚の金属板で形成される底辺部と、該底辺部の両端から延びて弾性力によって近接する第一の側面部と第二の側面部とを少なくとも有し、前記金属板は、MoとWの1種または2種を含み、金属組織中に分散した平均粒径100nm以下の金属間化合物粒子を有するFe基合金でなることを特徴とするクリップ。
- 請求項1に記載のFe基合金は、質量%でC:0.20%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:20.0〜60.0%、Cr:10.0〜20.0%、MoとWの1種または2種がMo+W/2:0.05〜5.0%、V:1.0%以下(0%を含む)、Al:0.05〜3.0%、Ti:1.5〜4.0%、Nb:2.0%以下(0%を含む)、B:0.015%以下(0%を含む)、残部は実質的にFeでなることを特徴とするクリップ。
- 請求項2に記載のFe基合金は、質量%でC:0.08%以下、Ni:20.0〜30.0%、Mo:1.0〜2.0%、V:0.10〜1.0%、Al:0.05〜0.35%、Ti:1.5〜2.5%、B:0.001〜0.010%を満たすことを特徴とするクリップを特徴とするクリップ。
- 請求項2に記載のFe基合金は、質量%でNi:25.0〜30.0%、Cr:10.0〜15.0%、MoとWの1種または2種がMo+W/2:0.05〜1.0%、Al:0.7〜2.0%、Ti:2.5〜4.0%、Nb:0.05〜1.0%を満たすことを特徴とするクリップ。
- 請求項1乃至4の何れかに記載のクリップは、表面に厚さ0.005〜0.5μmの酸化膜を有することを特徴とするクリップ。
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