JP2006241935A - 地盤改良装置及び地盤改良方法 - Google Patents

地盤改良装置及び地盤改良方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 既設の改良体との接合部のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる地盤改良装置を提供する。
【解決手段】 複数の掘削ビット41を取り付けたエンドレスチェーン40と、エンドレスチェーンを回転自在に設けたガイドフレーム30と、ガイドフレームに設けられ、改良材Wを噴射させるノズル50と、ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレーム20と、支持フレームを取り付けた走行車両22を備え、ガイドフレーム30を下降させて地盤7中にエンドレスチェーンを挿入した後で、走行車両を走行させると共にエンドレスチェーンを回転させ、この回転するエンドレスチェーンの掘削ビットを介して溝Mの掘削及びノズルから噴射される改良材と地盤の原位置土8との混合攪拌を行って地盤中に改良体9を造成する地盤改良装置10において、ガイドフレーム30の先端にノズル50を揺動自在に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転するエンドレスチェーン等の無限端移動体の複数の掘削ビット等の掘削突起を介して溝の掘削及びノズルから噴射される固化材等の改良材と地盤の原位置土との混合攪拌を行って地盤中に連続壁等の改良体を造成するようにした地中連続壁造成装置等の地盤改良装置及び地盤改良方法に関する。
この種の地中連続壁造成装置として、図19(a)〜(c)に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。
この地中連続壁造成装置1は、図19(a)に示すように、走行車両2に対してエンドレスチェーン式カッター3を昇降駆動できるように設けてある。
そして、図19(b)に示すように、エンドレスチェーン式カッター3を地盤7の所望の深さまで押し下げ、次に、走行車両2を矢印Iの方向に移動させる。これにより、地盤7を掘削しながら、図19(c)に示すように、エンドレスチェーン式カッター3のガイドポスト4内に設けた管5を介してセメントミルク等の硬化液6を噴出することにより、現位置において土砂8と硬化液6とを混合してソイルセメント壁体9を造成して地中連続壁を構築するようになっている。
特開平5−280043号公報 特開平5−17946号公報
しかしながら、前記従来の地中連続壁造成装置1では、図20(a)に示すように、既設の固化したソイルセメント壁体9に新たなソイルセメント壁体9′を構築する場合に、既設の固化したソイルセメント壁体9の継ぎ目部分(接合部)9aを凹状に若干削り込んだ後でなければ、その遮水性を確保することが困難であり、また、施工が煩雑であった。さらに、地中連続壁造成装置1による地中連続壁の構築場所を別の場所で行うには、走行車両2からエンドレスチェーン式カッター3を分解し、新しい構築場所でその都度組み立てなければならないため、作業が煩雑であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、既設の改良体との接合部のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができ、また、分解することなく施工場所を替えることができる経済性に優れた地盤改良装置及び地盤改良方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記ガイドフレームに前記ノズルを揺動自在に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向に往復移動自在に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向にスリット状に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを揺動自在に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向に往復移動自在に設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向にスリット状に設けたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、前記ガイドフレームの所定位置に前記ノズルを複数配設したことを特徴とする。
請求項8の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ノズルを揺動させて前記改良材を噴射させることを特徴とする。
請求項9の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ノズルを横方向に往復移動させて前記改良材を噴射させることを特徴とする。
請求項10の発明は、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ガイドフレームにおいて横方向にスリット状に延びたノズルより前記改良材を噴射させることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを揺動自在に設けたことにより、既設の改良体との接合部に揺動するノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
請求項2の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを横方向に往復移動自在に設けたことにより、既設の改良体との接合部に横方向に往復移動するノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
請求項3の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを横方向にスリット状に設けたことにより、既設の改良体との接合部に横方向にスリット状に設けたノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
請求項4の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを揺動自在に設けたことにより、既設の改良体との接合部に揺動するノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、走行車両に対してガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームを起立及び傾倒自在に設けたことにより、分解することなく施工場所を替えることができる。
請求項5の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを横方向に往復移動自在に設けたことにより、既設の改良体との接合部に横方向に往復移動するノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、走行車両に対してガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームを起立及び傾倒自在に設けたことにより、分解することなく施工場所を替えることができる。
請求項6の発明の地盤改良装置によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームに改良材を噴射させるノズルを横方向にスリット状に設けたことにより、既設の改良体との接合部に横方向にスリット状に設けたノズルから改良材を噴射させてそのラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、走行車両に対してガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームを起立及び傾倒自在に設けたことにより、分解することなく施工場所を替えることができる。
請求項7の発明の地盤改良装置によれば、ガイドフレームの所定位置にノズルを複数配設したことにより、改良材を効率良く噴射させることができ、地盤中に改良体を確実かつ短時間で造成することができる。
請求項8の発明の地盤改良方法によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体の回転を停止させた状態でガイドフレームを引き抜く際に、ノズルを揺動させて改良材を噴射させることにより、既設の改良体との接合部のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
請求項9の発明の地盤改良方法によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体の回転を停止させた状態でガイドフレームを引き抜く際に、ノズルを横方向に往復移動させて改良材を噴射させることにより、既設の改良体との接合部のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
請求項10の発明の地盤改良方法によれば、複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体の回転を停止させた状態でガイドフレームを引き抜く際に、横方向にスリット状に延びたノズルから改良材を噴射させることにより、既設の改良体との接合部のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態の実施形態の地中連続壁造成装置を示す側面図、図2は同地中連続壁造成装置の平面図、図3は同地中連続壁造成装置に用いられるガイドフレームと支持フレームの斜視図、図4は同支持フレームの移動枠の断面図、図5は同支持フレームの固定枠の断面図、図6は同支持フレームの下降前の状態を示す側面図、図7は同支持フレームの移動枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図、図8は同支持フレームの移動枠をロックして固定枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図、図9は同支持フレームの固定枠をロックして移動枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図、図10は同地中連続壁造成装置のノズル配置部分の説明図、図11は同ガイドフレームに回転自在に支持される環状のエンドレスチェーンに取り付けられた掘削ビットの斜視図、図12は同環状のエンドレスチェーンに取り付けられた他の掘削ビットの斜視図、図13は同ガイドフレームを地上に起立させた状態を示す側面図、図14は同ガイドフレームの傾倒途中の状態を示す側面図、図15は同ガイドフレームを水平に傾倒させた状態を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、地中連続壁造成装置(地盤改良装置)10は、施工機本体(走行車両)11とを備えている。この施工機本体11は旋回台12を介して旋回自在になっていると共に、一対のクローラ13,13を介して走行自在になっている。また、図1,図2及び図13〜図15に示すように、施工機本体11の前側中央には、支持フレーム20を起立及び傾倒自在に取り付けてある。
この支持フレーム20は、図1〜図5に示すように、断面ロ字状の固定枠21と、この固定枠21の後部中央より下方に延びる断面H字状のガイド板22の両側の凹部22a,22a内に沿って両側の凸部24b,24bをスライドさせて上下方向に移動する断面コ字状の移動枠24とを備えている。この固定枠21の後部中央のガイド板22の背面の上側には円弧状のアーム板23の基端23aを固定してあり、このアーム板23の先端23bは施工機本体11に支軸14を介して回動自在に支持してある。また、ガイド板22の背面の下側には傾倒用の油圧シリンダ15のピストンロッド15aの先端をピン枢支してある。この傾倒用の油圧シリンダ15の基端部15bは施工機本体11の前側中央にピン枢支してある。この傾倒用の油圧シリンダ15のピストンロッド15aの伸縮により支持フレーム20は施工機本体11に対して起立及び傾倒自在になっている。
また、支持フレーム20の固定枠21の両側部と移動枠24の両側部との間には、ガイドフレーム昇降用の一対の油圧シリンダ25,25を介在してある。この各油圧シリンダ25の基端部25aは固定枠21の側部にピン枢支してあると共に、該各油圧シリンダ25のピストンロッド25bの先端部は移動枠24の側部にピン枢支してある。また、図3及び図5に示すように、固定枠21の両側部には円形の丸孔21aを形成してあり、この各丸孔21aの周りの固定枠21の側部にはロック用の油圧シリンダ26を取り付けてある。このロック用の油圧シリンダ26のピストンロッド26aの先端にロックピン26bを固定してあり、このロックピン26bはピストンロッド26aの後退時に丸孔21a内に収納自在になっている。さらに、図3及び図4に示すように、移動枠24の両側部には円形の丸孔24aを形成してあり、この各丸孔24aの周りの移動枠24の側部にはロック用の油圧シリンダ27を取り付けてある。このロック用の油圧シリンダ27のピストンロッド27aの先端にはロックピン27bを固定してあり、このロックピン27bはピストンロッド27aの後退時に丸孔24a内に収納自在になっている。尚、図5中符号28は固定枠21の側部の丸孔21aの内側に連通するように該側部に埋設された円筒状のブッシュであり、また、図4中符号29は移動枠24の側部の丸孔24aの内側に連通するように該側部に埋設された円筒状のブッシュである。
さらに、図1〜図9に示すように、支持フレーム20の固定枠21内と移動枠24内には、上下方向に延びるガイドフレーム30を昇降動自在に支持してある。このガイドフレーム30の両側間の中央には、上下方向に等間隔毎に断面円形の貫通孔31をそれぞれ形成してある。この各貫通孔31の両側には該各貫通孔31と連通するように円筒状の一対のブッシュ32,32を埋設してある。この各一対のブッシュ32,32内には、固定枠21のロック用の油圧シリンダ26のロックピン26b及び移動枠24のロック用の油圧シリンダ27のロックピン27bがそれぞれ収納及び退出自在になっている。
また、図10〜図12に示すように、ガイドフレーム30の前後側には、例えば、3つのガイド凸部33を設けてあり、この各ガイド凸部33には縦型で環状のエンドレスチェーン(無限端移動体)40をそれぞれ回転移動自在に支持してある。図1に示すように、この各エンドレスチェーン40は、ガイドフレーム30の上端部に設けられたチェーン駆動用のモータ34により回転する駆動スプロケット35とガイドフレーム30の下端部に設けられた従動スプロケット36との間に掛け渡されている。さらに、図10〜図12に示すように、両側に位置する各エンドレスチェーン40には掘削ビット(掘削突起)41を等間隔毎に複数取り付けてある。また、中央に位置するエンドレスチェーン40には掘削ビット(掘削突起)42を等間隔毎に複数取り付けてある。
さらに、図3及び図10に示すように、ガイドフレーム30の先端(下端)には、開口部37を設けてあり、この開口部37内にセメントミルク等の固化液(改良材)Wを噴射させるノズル50を揺動自在に設けてある。即ち、このノズル50のノズル本体51は支軸52を介して開口部37内の取付フレーム38に揺動自在に支持されている。また、取付フレーム38には揺動用の油圧シリンダ53の基端部53aをピン枢支してあり、この油圧シリンダ53のピストンロッド53bの先端にはノズル本体51の基端部51aをピン枢支してある。そして、この油圧シリンダ53のピストンロッド53bの伸縮動によりノズル本体51を支軸52を中心として水平方向に揺動するようになっている。尚、ノズル本体51のノズル噴射口51bは開口部37に位置している。また、ノズル本体51の中途部にはセメントミルク等の固化液Wを供給するチューブ54を接続してある。
以上実施形態の地中連続壁造成装置10によれば、地盤7に地中連続壁(改良体)9を施工する場合に、まず、支持フレーム20の固定枠21と移動枠24の移動によりガイドフレーム30を下降させて地盤9中にエンドレスチェーン40を挿入する。
この際のガイドフレーム30の下降動作を、図6〜図9を用いて説明する。図6に示すように、ガイドフレーム30の最下位置では、支持フレーム20の固定枠21の各油圧シリンダ26のロックピン26bがガイドフレーム30の貫通孔31内のブッシュ32内に挿入されてロック状態になっている(図5に示すロック状態)。また、移動枠24の各油圧シリンダ27のロックピン27bがガイドフレーム30の貫通孔31内のブッシュ32内に挿入されてロック状態になっている(図4に示すロック状態)。この両ロック状態では、ガイドフレーム昇降用の各油圧シリンダ25のピストンロッド25bは伸びている。この状態より、支持フレーム20の移動枠24の各油圧シリンダ27のロックピン27bをガイドフレーム30の貫通孔31内のブッシュ32内より退出させてアンロック状態にし、図7に示すように、ガイドフレーム昇降用の各油圧シリンダ25のピストンロッド25bを縮めて、移動枠24をガイド板22に沿って1ピッチ上方へ移動させる。
次に、移動枠24の各油圧シリンダ27のロックピン27bをロック状態すると共に、固定枠21の各油圧シリンダ26のロックピン26bのロック状態を解除し、ガイドフレーム昇降用の各油圧シリンダ25のピストンロッド25bを伸ばして、図8に示すように、固定枠21をガイド板22に沿って1ピッチ上方へ移動させる。その後、固定枠21の各油圧シリンダ26のロックピン26bをロック状態にすると共に、移動枠24の各油圧シリンダ27のロックピン27bをロック状態を解除し、図9に示すように、ガイドフレーム昇降用の各油圧シリンダ25のピストンロッド25bを縮めると、ガイドフレーム30が2ピッチ分下降する。この動作を順次繰り返すことで、ガイドフレーム30を地盤7中の所定の深度まで下降させる。尚、ガイドフレーム30を上方させる場合には、上記逆動作を繰り返し行う。
図1に示すように、ガイドフレーム30を地盤7中の所定の深度まで下降させた後で、施工機本体11を横方向に走行させると共に、エンドレスチェーン40を回転させる。この際に、回転するエンドレスチェーン40に取り付けられた複数の掘削ビット41,42を介して溝Mの掘削及びノズル50から噴射される固化液Wと地盤7の原位置土8との混合・攪拌を行って、地盤7中にソイルセメント壁の連続壁9を効率的に造成する。
そして、図20(b)に示すように、既設の固化した地中連続壁9に新たな地中連続壁9′を接合するようにラップ施工する場合には、既設の地中連続壁9の継ぎ目部分(接合部)の地盤7中にガイドフレーム30を下降させて複数の掘削ビット41,42を取り付けたエンドレスチェーン40を回転させながら挿入する。
次に、エンドレスチェーン40の回転を停止させた状態でガイドフレーム30を引き抜く。このガイドフレーム30の引き抜きの際に、ノズル50を油圧シリンダ53を介して揺動させて固化液Wを噴射させる。そして、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを噴射させてラップ施工を施す。この際、図20(a)に示す従来例のように、既設の固化したソイルセメント壁体9の継ぎ目部分9aを凹状に削り込む必要がなく、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを効率良く噴射させることができるため、ラップ施工の経済性を高めることができると共に、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分の遮水性を十分に確保することができる。
また、図13〜図15に示すように、施工機本体11に対してガイドフレーム30を昇降動自在に支持した支持フレーム20を介して該ガイドフレーム30を図13に示す起立状態から図15に示す水平の傾倒状態にすることにより、従来のように、分解することなく施工場所を替えることができる。このガイドフレーム30を倒す際に、図14に示すように、ガイドフレーム30を少し傾斜させた状態で下降させる。そして、ガイドフレーム30の重心位置が支持枠20の一対の固定枠21と移動枠24間の中央に合ったところで傾倒用の油圧シリンダ15のピストンロッド15aを伸ばし、施工機本体11の上方に水平に倒す。これにより、施工機本体11の転倒を防ぐことができる。
その結果、地中連続壁造成装置10による地中連続壁9の構築場所を別の場所で行う際に、従来のように、施工機本体11からガイドフレーム30等を分解する必要はなく、施工機本体11を一対のクローラ13,13を介して新しい構築場所に走行させて搬送させることができる。このようにして、施工場所を簡単に替えることができるため、施工の移動時間を短縮することができ、効率良く、かつ、低コストで地中連続壁9を構築することができる。
図16は本発明の他の実施形態の地中連続壁造成装置のノズル配置部分の説明図である。
この他の実施形態では、ガイドフレーム30の先端(下端)に設けられた開口部37内にセメントミルク等の固化液(改良材)Wを噴射させる一対のノズル55,55を横方向に往復移動自在に設けてある。
即ち、この各ノズル55のノズル本体55aの上面にはピン56を突設してあり、このピン56を、取付フレーム38上の支軸52を介して基部側が揺動自在に支持される揺動リンク57の先端の長孔57a内に摺動自在に支持してある。この各揺動リンク57の基端57bには揺動用の油圧シリンダ53のピストンロッド53bの先端にピン枢支してある。この揺動用の油圧シリンダ53の基端部53aは取付フレーム38にピン枢支してある。
そして、この各油圧シリンダ53のピストンロッド53bの伸縮動により各揺動リンク57を支軸52を中心として水平方向に揺動することにより、一対のノズル55,55がガイド58に沿って横方向に往復移動自在に設けてある。尚、各ノズル本体55aのノズル噴射口55bは開口部37に位置している。また、ノズル本体55aの後部にはセメントミルク等の固化液Wを供給するチューブ54を接続してある。
この他の実施形態では、前記実施形態と同様に、エンドレスチェーン40の回転を停止させた状態でガイドフレーム30を引き抜く際に、一対のノズル50,50を横方向に往復移動させて固化液Wを噴射させることにより、図20(b)に示すように、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを噴射させてラップ施工を施す。この際、図20(a)に示す従来例のように、既設の固化したソイルセメント壁体9の継ぎ目部分9aを凹状に削り込む必要がなく、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを効率良く噴射させることができるため、ラップ施工の経済性を高めることができると共に、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分の遮水性を十分に確保することができる。
図17(a)は本発明の別の実施形態の地中連続壁造成装置のノズル配置部分の斜視図、図17(b)は本発明の別の実施形態のノズルの斜視図である。
この別の実施形態では、ガイドフレーム30の先端(下端)に設けられた開口部37内にセメントミルク等の固化液(改良材)Wを噴射させるノズル59のノズル噴射口59aを横方向にスリット状に延びるように設けてある。この横方向にスリット状に延びるノズル59の後部59bにはセメントミルク等の固化液Wを供給するチューブ54を接続してある。
そして、前記各実施形態と同様に、エンドレスチェーン40の回転を停止させた状態でガイドフレーム30を引き抜く際に、横方向にスリット状に延びて開口部37内より露出するノズル59のノズル噴射口59aから固化液Wを噴射させることで、図20(b)に示すように、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを噴射させてラップ施工を施す。この際、図20(a)に示す従来例のように、既設の固化したソイルセメント壁体9の継ぎ目部分9aを凹状に削り込む必要がなく、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分のラップ施工を容易かつ確実に短時間で行うことができる。また、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分に地上まで固化液Wを効率良く噴射させることができるため、ラップ施工の経済性を高めることができると共に、既設の固化した地中連続壁9との継ぎ目部分の遮水性を十分に確保することができる。
尚、前記各実施形態によれば、ガイドフレーム30を地盤7中に垂直に挿入したが、図18に示すように、地盤7中にガイドフレーム30を斜めに挿入して地中連続壁9を施工しても良い。また、前記各実施形態では、既設の固化した地中連続壁との継ぎ目部分に地上まで固化液を噴射させてラップ施工を施す際に、エンドレスチェーンの回転を停止させた状態でガイドフレームを引き抜きながら固化液を噴射させていたが、エンドレスチェーンの回転させながら固化液を噴射させても良く、また、ガイドフレームの地盤中に挿入する際に、固化液を噴射させても良い。さらに、ガイドフレームの先端(下端)に設けられた開口部に固化液を噴射させるノズルを設けたが、ガイドフレームの先端から上部にかけてノズルを複数設けても良く、さらに、改良材はセメントミルク等の固化液に限られるものでないことは勿論である。
本発明の実施形態の地中連続壁造成装置を示す側面図である。 上記地中連続壁造成装置の平面図である。 上記地中連続壁造成装置に用いられるガイドフレームと支持フレームの斜視図である。 上記支持フレームの移動枠の断面図である。 上記支持フレームの固定枠の断面図である。 上記支持フレームの下降前の状態を示す側面図である。 上記支持フレームの移動枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図である。 上記支持フレームの移動枠をロックして固定枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図である。 上記支持フレームの固定枠をロックして移動枠を1ピッチ上昇させた状態を示す側面図である。 上記地中連続壁造成装置のノズル配置部分の説明図である。 上記ガイドフレームに回転自在に支持される環状のエンドレスチェーンに取り付けられた掘削ビットの斜視図である。 上記環状のエンドレスチェーンに取り付けられた他の掘削ビットの斜視図である。 上記ガイドフレームを地上に起立させた状態を示す側面図である。 上記ガイドフレームの傾倒途中の状態を示す側面図である。 上記ガイドフレームを水平に傾倒させた状態を示す側面図である。 本発明の他の実施形態の地中連続壁造成装置のノズル配置部分の説明図である。 (a)は本発明の別の実施形態の地中連続壁造成装置のノズル配置部分の斜視図、(b)は本発明の別の実施形態のノズルの斜視図である。 上記地中連続壁造成装置により斜めに地盤改良をする状態を示す側面図である。 (a)〜(c)は従来の地中連続壁造成装置による地盤改良工程を示す説明図である。 (a)は従来の地中連続壁造成装置による地中連続壁の継ぎ目部分の説明図、(b)は本発明による地中連続壁の継ぎ目部分の説明図である。
符号の説明
10 地中連続壁造成装置(地盤改良装置)
11 施工機本体(走行車両)
20 支持フレーム
30 ガイドフレーム
40 エンドレスチェーン(無限端移動体)
41,42 掘削ビット(掘削突起)
50,55,59 ノズル
7 地盤
8 原位置土
9 ソイルセメント壁(地中連続壁)
W 固化液(改良材)
M 溝

Claims (10)

  1. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記ガイドフレームに前記ノズルを揺動自在に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  2. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向に往復移動自在に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  3. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向にスリット状に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  4. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを揺動自在に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  5. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向に往復移動自在に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  6. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良装置において、
    前記走行車両に対して前記支持フレームを起立及び傾倒自在に設ける一方、前記ガイドフレームに前記ノズルを横方向にスリット状に設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、
    前記ガイドフレームの所定位置に前記ノズルを複数配設したことを特徴とする地盤改良装置。
  8. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、
    前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ノズルを揺動させて前記改良材を噴射させることを特徴とする地盤改良方法。
  9. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、
    前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ノズルを横方向に往復移動させて前記改良材を噴射させることを特徴とする地盤改良方法。
  10. 複数の掘削突起を取り付けた縦型で環状の無限端移動体と、この環状の無限端移動体を回転自在に設けると共に、上下方向に延びたガイドフレームと、このガイドフレームに設けられ、改良材を噴射させるノズルと、前記ガイドフレームを昇降動自在に支持した支持フレームと、この支持フレームを取り付けた走行車両とを備え、
    前記ガイドフレームを下降させて地盤中に前記無限端移動体を挿入した後で、前記走行車両を走行させると共に前記無限端移動体を回転させ、この回転する無限端移動体の複数の掘削突起を介して溝の掘削及び前記ノズルから噴射される改良材と前記地盤の原位置土との混合攪拌を行って前記地盤中に改良体を造成するようにした地盤改良方法において、
    前記無限端移動体の回転を停止させた状態で前記ガイドフレームを引き抜く際に、前記ガイドフレームにおいて横方向にスリット状に延びたノズルより前記改良材を噴射させることを特徴とする地盤改良方法。
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