JP2006239420A - ディジタル・トモシンセシスのフィルタ処理逆投影再構築に関するシステム、方法及び装置 - Google Patents

ディジタル・トモシンセシスのフィルタ処理逆投影再構築に関するシステム、方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディジタル・トモシンセシスのフィルタ処理逆投影再構築に関するシステム、方法及び装置を提供すること。
【解決手段】2次元(2D)画像を3次元(3D)画像にするように逆投影する前に第1群の設定を用いて2D画像をプレフィルタ処理し、次いで別群の設定を用いて3D画像をポストフィルタ処理することによって、特殊な逆投影処理により一連の2D画像から微細かつ鮮明な3D画像(118)が再構築されるシステム、方法及び装置を提供する。幾つかの実施形態では、被検体内の関心対象構造に対する強調を提供するために第1群の設定と第2群の設定は互いに対して相乗作用性に最適化される。
【選択図】図1

Description

(関連出願)
本発明は、全般的には医用イメージングに関し、さらに詳細には医用画像処理の構成に関する。
電磁的イメージングは、被検体内のある特定の関心対象構造の状態を調べるために利用されるのが一般的である。対象者の関心対象構造には、心臓などのある特定の臓器や、脛骨などのある特定の骨が含まれる。
ディジタル・トモシンセシス・イメージングはさらに、1組の2次元(2D)投影放射線撮像画像から再構築された被検体の3次元(3D)画像を提供する。ディジタル・トモシンセシス・システムは、X線源と、ディジタル検出器とする2DのX線検出器と、を含む。従来のディジタル・トモシンセシス・システムでは、データ収集中にX線源をガントリによって旋回点の周りにある限られた角度範囲にわたって弧状に回転させると共に、X線源の離散的な箇所において被検体の1組の投影放射線像が検出器によって収集される。この検出器は、放射線像の収集に際してある静止位置に維持される。様々な向きからの被検体の撮像によって、最終画像に深度情報を組み入れることができる。もちろんこの深度情報は、非トモシンセシス・イメージングでは入手することができない。
投影放射線像が得られると、これらの放射線像は互いに対して空間的に平行移動させ、トモシンセシス面内において構造の像が正確に重なるような方式で重ね合わせられる。トモシンセシス面の外部の構造の像は正確に重ならず、これらの構造については深度依存のぼけが生じる。投影放射線像に対する相対的平行移動の量を変更することによって、被検体内部においてトモシンセシス面の箇所を変化させることができる。トモシンセシス面が変更されるごとに、重ね合わせた構造に対応した画像データが重ね合わされると共にそのトモシンセシス面内の構造の2D画像が得られる。被検体の2D画像の全体組を収集し終わると、この2D画像組から被検体の3D画像が再構築される。
コンピュータ断層法(CT)は、患者にX線を当てること、患者の身体の一部分に関するディジタルX線データを収集すること、並びにこのディジタルX線データを処理し逆投影して被検体の3D画像を再構築することを一般に伴う技法である。この画像は次いで、CTシステムの表示モニタ上に表示されることがある。
CTシステムは、典型的には、ガントリと、寝台と、X線管と、X線検出器アレイと、コンピュータと、表示モニタと、を備える。コンピュータは、ガントリの制御装置に対してある回転速度でX線管及び/または検出器アレイを回転させ患者の周りでX線管と検出器アレイの間で360°の相対的回転を生じさせるコマンドをこの制御装置に送っている。検出器アレイは通常、湾曲アレイ状の検出器素子(第3世代CTシステム)かリンク状の検出器素子(第4世代CTシステム)のいずれかよりなる。リンク状検出器素子が使用される場合には、X線管だけが回転を受ける。
従来の再構築法は主に、下に位置する/上に位置する関心対象構造を抑制することに注目しており、トモシンセシス投影の独特の特性(特に、スペクトル)を考慮に入れたり、関心対象構造を増強するための方法を最適化することにはほとんど注目していない。フィルタ処理逆投影に関する初期の取り組みでは、トモシンセシス投影をCTまたはボリュメトリック・コンピュータ断層(VCT)再構築に適した形式に幾何学変換していた。しかしこれらの方法では「ストリーキング・アーチファクト」が発生することが知られている。
従来のフィルタ処理逆投影法は、ある種のサイズの関心対象構造のコントラストを増強する。しかしながら、従来のフィルタ処理逆投影法ではその3D画像内に、エイリアシングに起因した、またさらには通常のX線放射線撮像画像内に存在するすべての関心対象構造向けに該方法を最適化するという複雑性に起因したアーチファクトの発生が起こる。
X線放射線学において、放射線医は鮮明な差異を有する医用画像を観察できることを期待する。しかし従来のフィルタ処理逆投影法では、画像が平滑化され、これにより画像内の細かな微細部の多くが失われる傾向がある。
米国特許第6633657号
上に述べた理由、並びに本明細書を読みかつ理解すると当業者に明らかとなるような以下に述べる別の理由により、当技術分野には、対象の2D画像から、際だった視覚的差異を有すると共に2D画像の微細部も有している像を提供するような3D画像を作成する要求が存在する。
本明細書は上述の短所、欠点及び問題に対処するものであり、以下を読みかつ検討することにより理解されよう。
一態様では、被検体の複数の2次元(2D)投影画像から該被検体の3次元(3D)画像を構築するための方法は、逆投影前に画像データに対してある種のフィルタ処理を実行すること、並びに逆投影後に別のフィルタ処理を実行することを含む。この態様によれば、際だった視覚的差異を有すると共に2D画像の微細部も有している3D画像が提供される。
より具体的には、本方法は、複数の2D投影画像をプレフィルタ処理すること、フィルタ処理済の2D投影画像を3D画像とするように逆投影すること、並びに3D画像をポストフィルタ処理すること、を含む。プレフィルタ処理は被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された第1群の設定を基準として実行されており、またポストフィルタ処理は被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する第1の強調範囲と相乗作用性の第2の強調範囲を提供するように最適化された第2群の設定を基準として実行される。
別の態様では、被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法は、被検体内の複数の関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された構成設定を基準として複数の2D投影画像のプレフィルタ処理を制御すること、フィルタ処理済の2D画像を3D画像となるように逆投影すること、また次いで被検体内の複数の関心対象構造に関する第1の強調範囲と相乗作用性の第2の強調範囲を提供するように最適化された構成設定を基準として3D画像のポストフィルタ処理を制御すること、を含む。
また別の態様では、被検体の3D画像を作成するための方法は、少なくとも1つの構成設定を発見的に(heuristically)適応させること、並びに被検体の複数の2D投影画像から及び少なくとも1つの構成設定から該被検体の3D画像を再構築すること、を含む。
さらに別の態様では、複数の2D画像からの被検体の3D画像の作成を構成する方法は、画像のプレフィルタ処理及び/またはポストフィルタ処理に関する少なくとも1つの構成設定をオペレータから受け取ること、並びにこの構成設定を3D画像の作成器に対して容易にアクセス可能な箇所に保存すること、を含む。
様々な趣旨のシステム、クライアント、サーバ、方法及びコンピュータ読み取り可能媒体について本明細書に記載している。添付の図面を参照すると共に以下の詳細な説明を読めば、この要旨に記載した態様及び利点以外の別の態様及び利点も明らかとなるであろう。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成すると共に、実施可能な特定の実施形態を一例として図示している添付の図面を参照することにする。これらの実施形態は、当業者が実施形態を実現できるように十分に詳細に記載しており、さらにこれら実施形態の趣旨を逸脱することなく、別の実施形態が利用されることがあること、並びに論理的、機械的、電気的その他の変更が実施されることがあること、を理解すべきである。以下の詳細な説明はしたがって、限定の意図と取るべきではない。
この詳細な説明は5つのセクションに分かれている。第1セクションでは、システムレベルの概要について記載する。第2セクションでは、実施形態の方法について記載する。第3セクションでは、実施形態を実現する際に組み合わせるハードウェア及び動作環境について記載する。第4セクションでは、具体的な実現形態について記載する。最後に第5セクションでは、この詳細な説明の結論を提示する。
[システムレベルの概要]
図1は、被検体の複数の2次元(2D)投影画像から該被検体の3次元(3D)画像を構築するためのシステムに関するシステムレベルの概要を提供するブロック図である。システム100は、被検体の2D画像から際だった視覚的差異を有すると共に2D画像の微細部も有している該被検体の3D画像を作成するという当技術分野における要求を解決している。
システム100は、複数の2D投影画像104に対するプレフィルタ102を含む。プレフィルタ102は、第1群の設定106を基準として複数の2D投影画像104をフィルタ処理する。第1群の設定106は、被検体内の1つまたは複数の関心対象構造を視覚的に強調するように最適化されている。プレフィルタ102は、投影画像内の構造を全般的に増強しており、これにより後続の逆投影において細かな微細部が失われることがない。
システム100はさらに、フィルタ処理済の2D投影画像108を3次元画像112にする逆投影器110を含む。逆投影は信号処理における低域通過フィルタ処理の効果を有する。
3D画像112は、第2群の設定116を基準としてポストフィルタ114によるフィルタ処理を受ける。ポストフィルタ114は、逆投影器110によって導入されるエッジ低下の一部を修復するのに役立つ。医学的な実現形態では、ポストフィルタ114はさらに、画像の組織特異的な輝度を元の2D画像の様式でバランスさせる。
第2群の設定116は、被検体内の1つまたは複数の関心対象構造に関して第1の強調範囲と相乗作用性の第2の強調範囲を提供するように最適化させる。第1群の設定106と第2群の設定の関係の一実施形態を添付の図3に記載している。ポストフィルタ114は、関心対象構造(または、関心対象周波数)だけをローカルに増強する。第1群の設定106及び第2群の設定116は構成設定とも呼ばれる。
ポストフィルタ114は、プレフィルタ102によるプレフィルタ処理とポストフィルタ114によるポストフィルタ処理に関する相乗作用の量を最適化した結果として被検体内の1つまたは複数の関心対象構造に関する視覚的強調を有する被検体の最終の3D画像118を提供する。
後続の逆投影において細かな微細部が失われないように投影画像内の構造を全般的に増強している逆投影器110前のプレフィルタ102を、逆投影器110により導入されるエッジ低下の一部を復元しているポストフィルタ114と組み合わせることによって、際だった視覚的差異を有すると共に3D画像を作成する元になる2D画像の微細部も有する3D画像が提供される。
詳細な説明のこのセクションでは、一実施形態の動作のシステムレベルの概要について記載している。幾つかの実施形態は、図8のコンピュータ802などのコンピュータ上のマルチプロセッシングでマルチスレッドの動作環境で動作する。
システム100はある特定のプレフィルタ102、複数の2D投影画像104、第1群の設定106、逆投影器110、フィルタ処理済2D投影画像108、3D画像112、ポストフィルタ114、及び第2群の設定116に限定するものではないが、簡明とするため、簡略化したプレフィルタ102、複数の2D投影画像104、第1群の設定106、逆投影器110、フィルタ処理済2D投影画像108、3D画像112、ポストフィルタ114、及び第2群の設定116について記載している。
[一実施形態の方法]
前のセクションでは、一実施形態の動作のシステムレベルの概要について記載した。このセクションでは、こうした実施形態に関する具体的な方法について一連の流れ図を参照しながら記載することにする。流れ図を参照しながら本方法を記述することによって、当業者はコンピュータ読み取り可能媒体からの命令を実行する適当なコンピュータ上で本方法を実施させるような命令を含んだこの種のプログラム、ファームウェア、またはハードウェアを開発することが可能である。同様に、サーバ・コンピュータ・プログラム、ファームウェアまたはハードウェアによって実行される方法も、コンピュータ実行可能命令からなる。方法200〜700は、図8のコンピュータ802などのコンピュータ上で実行されるプログラムによって実施されるか、あるいは該コンピュータの一部分をなすファームウェアまたはハードウェアによって実施される。
図2は、被検体の複数の2次元(2D)投影画像から該被検体の3次元(3D)画像を構築するための一実施形態による方法200の流れ図である。方法200は、被検体の2D画像から、際だった視覚的差異を有すると共に2D画像の微細部も有している画像を提供できる該被検体の3D画像を作成するという当技術分野における要求を解決している。
方法200は、被検体内の1つまたは複数の関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された第1群の設定を基準として複数の2D投影画像をプレフィルタ処理すること202を含む。プレフィルタ処理202は、1次元と2次元のいずれで実施することもできる。2次元フィルタは1次元フィルタを360度旋回させる(「円形」)か、それ自身とその転置バージョンとを乗算する(「矩形」)かのいずれかによって1次元フィルタから作成することができる。2D投影画像の一例は、図1の2D投影画像104である。幾つかの実施形態では、そのプレフィルタ処理はグローバル・フィルタ処理を含む。幾つかの実施形態では、そのグローバル・フィルタ処理はさらに周波数領域フィルタ処理を含む。第1群の設定の一例は、図1の第1群の設定106である。
方法200はさらに、フィルタ処理済の2D投影画像を2Dスライス画像の形式をした3D画像とするように逆投影すること204を含む。幾つかの実施形態では、その逆投影は、フィルタ処理逆投影原理(例えばシフト&加算(shift & add)、一般化フィルタ処理逆投影、別の統計逆投影、など)に基づく、先ず逆投影204が実行されこれに続いてプレフィルタ処理202が実行される逆投影フィルタ処理原理に基づく、かつ/または最小ノルム解法に基づく。最小ノルム解法の例には、代数的再構築法(ART)、直接代数的再構築法(DART)、マトリックス逆変換トモシンセシス法(MITS)、アパーチャ微調整(tuned aperture)コンピュータ断層法(TACT)、フーリエベース再構築法、目標関数ベースの再構築法、最尤法(ML)、最大事後確率推定法(maximum aposterior:MAP)が含まれる。この3D画像の一例は、図1の3D画像112である。
しかる後に方法200は、被検体内の1つまたは複数の関心対象構造に関する第2の強調範囲を提供するように最適化された第2群の設定を基準として3D画像をポストフィルタ処理すること206を含む。幾つかの実施形態では、そのポストフィルタ処理206はローカル・フィルタ処理を含む。幾つかの実施形態では、そのローカル・フィルタ処理はさらに空間領域フィルタ処理を含む。
図1の106などの第1群の設定と図1の116などの第2群の設定とは、第1の強調範囲と第2の強調範囲の間に相乗作用を有するように設計される。さらに、幾つかの医学的な実施形態では、その第1群の設定は、対象患者の解剖構造、収集プロトコル(例えば、mAs、kVp、管球角度)、患者の大きさ、患者の動き、及び表示処理プロトコルに基づいてカスタマイズされる。
ポストフィルタ処理206は、1次元、2次元または3次元のいずれかで実施される。
図3は、ポストフィルタ処理のある実施形態に従って被検体の複数の2次元2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法300の流れ図である。
方法300は、方法200の場合と同様にして複数の2D投影画像をプレフィルタ処理すること202、並びに同じく方法200の場合と同様にしてフィルタ処理済の2D投影画像を3次元画像とするように逆投影すること204を含む。
しかる後に、方法300は、3D画像のポストフィルタ処理206に関するある具体的な実施形態を含む。この実施形態では、その3D画像は、1つまたは複数の関心対象構造に関する増強済み視覚的差異と該少なくとも1つの関心対象構造に関する最適な視覚表現または描出との間のバランスを提供するように最適化された第2群の設定を基準としてポストフィルタ処理302を受ける。最適視覚表現とは、オーバーシュート、アンダーシュート及びノイズなどのアーチファクトの増大を伴わない構造強調を意味している。例えば、プレフィルタ設定は、0.01の勾配で規定される低次のフィルタ処理から0.1の勾配で規定される高次のフィルタ処理までのレンジ内でRam−Lakフィルタ関数を指定するように構成することができる。ポストフィルタは、低いエッジ強化度1から高いエッジ強化度10までのレンジ内でエッジ強度を指定するように構成することができる。エッジ強化の一例では、ある空間周波数帯域を強調する一方で別のある空間周波数帯域を抑制するマルチ分解能処理を使用することがある。これによって、オーバーシュート、アンダーシュート及びノイズの増強などのアーチファクトを伴うことなくエッジ強調間で最適なバランスが得られる。
心臓、胸部及び肺に対する医用イメージングなどの幾つかの実施形態では、そのバランスは、第1群の設定に低いRam−Lak勾配値を指定し、かつ第2群の設定に高いエッジ強度値を指定することによって実施される。
骨や頚椎に対する整形外科の医用イメージングなどの幾つかの実施形態では、そのバランスは、第1群の設定に高いRam−Lak勾配値を指定し、かつ第2群の設定に低いエッジ強度値を指定することによって実施される。
図4は、フィルタ設定の決定を含む一実施形態に従って、被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法400の流れ図である。
方法400は、第1群のプレフィルタ設定及び第2群のポストフィルタ設定を、被検体内の1つまたは複数の関心対象構造に関する視覚的強調を提供するように最適化された相乗作用性の値になるように決定すること402を含む。この相乗作用は、1つまたは複数の関心対象構造に関する増強済み視覚的差異と、該1つまたは複数の関心対象構造に関する最適視覚表現または描出との間にバランスを生じさせる。
方法200と同様に、方法400はさらに、第1群の設定を基準として2D画像をプレフィルタ処理すること202、プレフィルタ処理済画像を3D画像として逆投影すること204、並びに第2群の設定を基準として3D画像をポストフィルタ処理すること206を含む。
図5は、2D画像の収集で始まりかつ3D画像の表示で終了する一実施形態に従って被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法500の流れ図である。
方法500は、被検体の複数の2D投影画像を収集すること502を含む。2D投影画像のそれぞれは、被検体に対する異なる角度で収集される。この収集は、アモルファス・シリコン・フラットパネルなどのディジタル画像検出器、CCDアレイ、ディジタル式フィルム/スクリーン画像、光誘発式蛍光スクリーン(コンピュータ・ラジオグラフィ)、あるいは直接変換型検出器(例えば、アモルファス・セレンaSe)などの別のディジタル検出器によって実施される。
しかる後に、方法500は、複数の2次元画像に対して第1組の補正措置を適用すること504を含む。措置504は、事前処理とも呼ばれる。幾つかの実施形態では、第1組の補正措置は、ゲイン、オフセット、不良画素、幾何学歪み(例えば、R−square)、「フィルム様の」見映えを復元するための対数変換、ノイズ低減、不良検出器エッジ、パディング(padding)、ビーム・ハードニング、焦点外放射、基準及び/または規格化に関する検出器補正を含む。
方法500はさらに、方法200の場合と同様にして複数の2D投影画像をプレフィルタ処理すること202、同じく方法200の場合と同様にしてフィルタ処理済の2D投影画像を3次元画像とするように逆投影すること204、並びにこの3D画像をポストフィルタ処理すること206を含む。
しかる後に、方法500は、ポストフィルタ処理済の3D画像に対して第2の組の補正措置を適用すること506を含む。
引き続いて、補正された3D画像が表示される。一実施形態では、その補正済み3D画像はイメージング・システムの一部分であるイメージング・コンソール上に表示される。
図6は、発見的適応を用いて一実施形態に従って被検体の3D画像を作成するための方法600の流れ図である。方法600は、少なくとも1つの構成設定を発見的に適応させること602を含む。
方法600はさらに、少なくとも1つの構成設定を基準として被検体の複数の2次元投影画像から該被検体の3次元画像を構築すること604を含む。
方法600の幾つかの実施形態では、構築604の前に発見的適応602が実施される。方法600の別の実施形態では、構築604の後で発見的適応602が実施される。
図7は、一実施形態に従った複数の2次元画像からの被検体の3次元画像の作成を構成するための方法700の流れ図である。
方法700は、画像のプレフィルタ処理及び/またはポストフィルタ処理向けの1つまたは複数の構成設定をオペレータから受け取ること702を含む。この受け取り702は、以下の図8のコンピュータ802内のプロセッサ804などのプロセッサによって実施される。この構成設定の例は、上述の図1の第1群の設定106及び第2群の設定116である。
方法700はさらに、3次元画像の作成器に対して容易にアクセス可能な箇所に構成設定を保存すること704を含む。構成設定を保存する箇所の例は、以下の図8のコンピュータ802内にあるランダムアクセスメモリ(RAM)806や1つまたは複数の大容量記憶デバイス810である。
幾つかの実施形態では、方法200〜700は、図8のプロセッサ804などのプロセッサによって実行したときに、該プロセッサに対して各方法を実行させている命令シーケンスを表した搬送波の形で具現化させたコンピュータ・データ信号として実現される。別の実施形態では、方法200〜700は、図8のプロセッサ804などのプロセッサに各方法を実行するように指令することが可能な実行可能命令を有するコンピュータアクセス可能媒体として実現される。様々な実施形態において、その媒体は、磁気式媒体、電子式媒体、または光学式媒体である。
[ハードウェア及び動作環境]
図8は、別の実施形態をその内部で実施することができるハードウェア及び動作環境800のブロック図である。図8に関する説明は、幾つかの実施形態を連携して実現することができるコンピュータ・ハードウェア及び適当なコンピュータ環境の概要を提供している。コンピュータ実行可能命令を実行するコンピュータに関連して実施形態を記載することにする。しかし、幾つかの実施形態はそのコンピュータ実行可能命令を読み出し専用メモリ内に実現させているコンピュータ・ハードウェアの形態でその全体を実現させることができる。幾つかの実施形態はさらに、タスクを実行するリモート・デバイスを通信ネットワークを介してリンクさせているクライアント/サーバ・コンピュータ環境の形態で実現させることができる。プログラム・モジュールは分散式コンピュータ環境内でローカルとリモートの両方のメモリ記憶デバイスに常駐させることができる。
コンピュータ802は、Intel、Motorola、Cyrixその他から市販されているプロセッサ804を含む。コンピュータ802はさらに、ランダムアクセスメモリ(RAM)806、読み出し専用メモリ(ROM)808及び1つまたは複数の大容量記憶デバイス810、並びに様々なシステム構成要素を処理ユニット804に動作可能に結合させているシステム・バス812を含む。メモリ806、808及び大容量記憶デバイス810は、コンピュータアクセス可能媒体の形態をしている。大容量記憶デバイス810は、より具体的には、コンピュータアクセス可能な不揮発性の媒体の形態をしており、また1つまたは複数のハードディスク駆動装置、フレキシブルディスク駆動装置、光ディスク駆動装置及びテープ・カートリッジ駆動装置を含むことができる。プロセッサ804は、コンピュータアクセス可能な媒体上に保存されているコンピュータ・プログラムを実行する。
コンピュータ802は、通信デバイス816を介してインターネット814と通信可能に接続させることができる。インターネット814の接続は、本技術分野においてよく知られている。一実施形態では、通信デバイス816は、通信ドライバに応答し、当技術分野で「ダイアルアップ接続」として知られる接続を介してインターネットへの接続を行うモデムである。別の実施形態では、通信デバイス816は、当技術分野で「直接接続」(例えば、T1回線など)として知られる接続を介してインターネットにそれ自体が接続されているローカルエリアネットワーク(LAN)に接続させたイーサネット(商標)や同様のハードウェア・ネットワーク・カードである。
ユーザは、キーボード818やポインティング・デバイス820などの入力デバイスを介してコンピュータ802にコマンドや情報を入力する。キーボード818は、本技術分野で知られるようにコンピュータ802に対する文字情報の入力を可能にしており、また実施形態は特定の任意のタイプのキーボードに限定されるものではない。ポインティング・デバイス820は、各バージョンのMicrosoft Windows(商標)などのオペレーティング・システムのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって提供される画面ポインタの制御を可能にしている。実施形態は特定の任意のポインティング・デバイス820に限定されるものではない。こうしたポインティング・デバイスには、マウス、タッチパッド、トラックボール、リモート制御器及びポイント・スティックが含まれる。別の入力デバイス(図示せず)には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲーム用パッド、衛星受信アンテナ、スキャナ、その他を含むことができる。
幾つかの実施形態では、コンピュータ802は表示デバイス822と動作可能に結合されている。表示デバイス822はシステム・バス812に接続されている。表示デバイス822は、コンピュータ情報、映像情報及びその他の情報を含む情報を、コンピュータのユーザが観察できるように表示することを可能にしている。実施形態は、特定の任意の表示デバイス822に限定されるものではない。こうした表示デバイスには、陰極線管(CRT)ディスプレイ(モニタ)、並びに液晶ディスプレイ(LCD)などのフラットパネル・ディスプレイが含まれる。モニタ以外にも、コンピュータは、プリンタ(図示せず)などその他の周辺入力/出力デバイスを含むのが典型的である。スピーカ824及び826は、音響信号出力を提供する。スピーカ824及び826もまたシステム・バス812に接続されている。
コンピュータ802はさらに、コンピュータアクセス可能媒体であるRAM806、ROM808及び大容量記憶デバイス810上に保存されていると共にプロセッサ804によって実行されるオペレーティング・システム(図示せず)を含む。オペレーティング・システムの例には、Microsoft Windows(商標)、Apple MacOS(商標)、Linux(商標)、UNIX(商標)が含まれる。実施例は特定の任意のオペレーティング・システムに限定されるものではないが、こうしたオペレーティング・システムの構造及び使用法は本技術分野内でよく知られている。
コンピュータ802の実施形態は、任意のタイプのコンピュータ802に限定されるものではない。様々な実施形態では、コンピュータ802は、PC対応のコンピュータ、MacOS(商標)対応のコンピュータ、Linux(商標)対応のコンピュータ、あるいはUNIX(商標)対応のコンピュータを含む。こうしたコンピュータの構造及び使用法は本技術分野内でよく知られている。
コンピュータ802は、ユーザ制御可能なポインタを含むグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を提供するために少なくとも1つのオペレーティング・システムを使用して動作することができる。コンピュータ802は、コンピュータ802のユーザが、イントラネット、エクストラネット、あるいはURL(Universal Resource Locator)アドレスによってアドレス指定されたインターネットのワールドワイドウェッブ・ページにアクセス可能とするために少なくとも1つのオペレーティング・システム内で実行される少なくとも1つのウェッブ・ブラウザ・アプリケーション・プログラムを有することができる。ブラウザ・アプリケーション・プログラムの例には、Netscape Navigator(商標)やMicrosoft Internet Explorer(商標)が含まれる。
コンピュータ802は、遠隔コンピュータ828などの1つまたは複数の遠隔コンピュータとの論理接続を使用するネットワーク式環境で動作することができる。これらの論理接続は、コンピュータ802とまたはその一部分と結合させた通信デバイスによって実現される。実施形態はある特定のタイプの通信デバイスに限定されるものではない。遠隔コンピュータ828は、別のコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、クライアント、ピア(peer)デバイス、あるいは別の共有ネットワーク・ノードとすることができる。図8に示した論理接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)830及びワイドエリアネットワーク(WAN)832を含む。こうしたネットワーク環境は、事務所、事業体内コンピュータ・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット及びインターネットにおいて一般的である。
LANネットワーク環境で使用する場合、コンピュータ802及び遠隔コンピュータ828は、通信デバイス816の一形態であるネットワーク・インタフェースまたはアダプタ834を介してローカル・ネットワーク830に接続される。遠隔コンピュータ828はさらにネットワーク・デバイス836を含む。従来のWANネットワーク環境で使用する場合、コンピュータ802及び遠隔コンピュータ828はモデム(図示せず)を介してWAN832と通信する。このモデムは、内部モデムとすることも外部モデムとすることも可能であり、システム・バス812に接続されている。ネットワーク環境では、コンピュータ802に関して示したプログラム・モジュールあるいはその一部は、遠隔コンピュータ828内に保存することが可能である。
コンピュータ802はさらに電源838を含む。各電源は電池とすることができる。
[コンピュータの実現形態]
図9を参照すると、具体的な実現形態900について図1のシステム概要、並びに図面に関連して記載した方法200〜700と関連して記述している。
装置900は、図1のシステム100のプレフィルタ102、逆投影器110及びポストフィルタ114を含む。装置900は、際だった視覚的差異を有すると共に3D画像をそこから作成するための2D画像の微細部も有している3D画像を提供する。
方法200〜700、並びにプレフィルタ102、逆投影器110及びポストフィルタ114の装置構成要素は、コンピュータ・ハードウェア回路として、コンピュータ読み取り可能プログラムとして、あるいはこれらを組み合わせたものとして具現化することができる。別の実施形態では、システム100はアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)システム内に実現される。
より具体的には、コンピュータ読み取り可能なプログラムの実施形態では、そのプログラムはJava(商標)、Smalltalk(商標)またはC++などのオブジェクト指向言語を用いてオブジェクト向けに構造化することが可能であり、またこのプログラムはコボルやCなどの手続き型言語を用いて手続き向けに構造化することが可能である。ソフトウェア・コンポーネントは、アプリケーション・プログラム・インタフェース(API)、あるいはリモート・プロシージャ・コール(RPC)、共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャ(CORBA)、コンポーネント・オブジェクト・モデル(COM)、分散型コンポーネント・オブジェクト・モデル(DCOM)、分散型システム・オブジェクト・モデル(DSOM)及び遠隔メソッド呼び出し(RMI)などのプロセス間通信技法など、当業者によく知られた多くの手段のうちのいずれかによって連絡することができる。これらのコンポーネントは、図8のコンピュータ802にあるようにわずか1つのコンピュータ上で実行することや、少なくとも存在するコンポーネントと同じ数のコンピュータ上で実行することがある。
[結論]
ディジタル・トモシンセシスにおけるフィルタ処理逆投影再構築のためのシステムについて記載している。本明細書では特定の実施形態について図示し記載したが、提示した特定の実施形態を同じ目的を達成するように計算された任意の機構によって置換することができることは当業者であれば理解されよう。本出願は任意の適応形態や変形形態を包含するように意図している。例えば、手続き用語で記述していても、これらの実現形態がオブジェクト指向設計環境や必要な関係を提供できる別の任意の設計環境で実施できることは当業者であれば理解されよう。
詳細には、方法及び装置の呼称は実施形態を限定することを意図していないことは当業者であれば容易に理解されよう。さらに、構成要素に対して追加的な方法及び装置を付加することが可能であり、構成要素間で機能を配分し直すことが可能であり、かつ実施形態で使用される将来的な改良や物理的考案に対応した新たな構成要素を実施形態の範囲を逸脱することなく導入することが可能である。将来的な通信デバイス、別のファイルシステム、及び新たなデータ種別に対して実施形態を適用できることは当業者であれば容易に理解されよう。
本出願で使用している用語は、本明細書に記載したのと同じ機能を提供できるすべてのオブジェクト指向、データベース及び通信環境、並びに代替的なテクノロジーを包含するように意図したものである。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
一実施形態に関するシステムレベルの概要を表した図である。 一実施形態に従って被検体の複数の2次元(2D)投影画像から該被検体の3次元(3D)画像を構築するための方法の流れ図である。 ポストフィルタ処理のある具体的な実施形態に従って被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法の流れ図である。 フィルタ設定の決定を含む一実施形態に従って被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法の流れ図である。 2D画像の収集で始まり3D画像の表示で終了する一実施形態に従って、被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための方法の流れ図である。 発見的適応を用いた一実施形態に従って被検体の3D画像を作成するための方法の流れ図である。 一実施形態に従った複数の2次元画像からの被検体の3次元画像の作成を構成するための方法の流れ図である。 異なる実施形態をその内部で実施することが可能なハードウェア及び動作環境に関するブロック図である。 一実施形態に従って被検体の複数の2D投影画像から該被検体の3D画像を構築するための装置のブロック図である。
符号の説明
100 システム
102 プレフィルタ
104 2D投影画像
106 第1群の設定
108 フィルタ処理済2D投影画像
110 逆投影器
112 3D画像
114 ポストフィルタ
116 第2群の設定
118 最終3D画像
800 ハードウェア及び動作環境
802 コンピュータ
804 プロセッサ
806 ランダムアクセスメモリ(RAM)
808 読み出し専用メモリ(ROM)
810 大容量記憶デバイス
812 システム・バス
814 インターネット
816 通信デバイス
818 キーボード
820 ポインティング・デバイス
822 表示デバイス
824 スピーカ
826 スピーカ
828 遠隔コンピュータ
830 ローカルエリアネットワーク(LAN)
832 ワイドエリアネットワーク(WAN)
834 ネットワーク・インタフェース
836 ネットワーク・デバイス
838 電源

Claims (10)

  1. 被検体に対する複数の2次元投影画像(104)から該被検体の3次元画像(112)を構築するための実行可能な命令を有するコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)であって、該実行可能命令はプロセッサ(804)に対して、
    被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された第1群の設定(106)を基準として複数の2次元投影画像(104)をプレフィルタ処理すること(202)、
    前記フィルタ処理済の2次元投影画像(104)を3次元画像(118)になるように逆投影すること(204)、
    被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する前記第1の強調範囲と相乗作用性の第2の強調範囲を提供するように最適化された第2群の設定(116)を基準として3次元画像(118)をポストフィルタ処理すること(206)、
    の実行を指令することが可能であるコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  2. 前記相乗作用性はさらに、
    前記少なくとも1つの関心対象構造に関する増強済み視覚的差異と該少なくとも1つの関心対象構造に関する最適な視覚表現との間にバランスを生成するような相互作用性である、
    請求項1に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  3. 第1群の設定(106)と第2群の設定(116)から選択した少なくとも1つの設定を発見的に適応させること(602)を実行するようにプロセッサ(804)に指令することが可能な実行可能命令をさらに含む請求項1に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  4. プレフィルタ処理(202)を実行するようにプロセッサ(804)に指令することが可能な前記実行可能命令は、
    グローバル・フィルタ処理をすること、
    の実行をプロセッサ(804)に指令することが可能な実行可能命令をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  5. グローバル・フィルタ処理を実行するようにプロセッサ(804)に指令することが可能な前記実行可能命令は、
    周波数領域フィルタ処理をすること、
    の実行をプロセッサ(804)に指令することが可能な実行可能命令をさらに含む、請求項4に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  6. 1組の補正措置を適用すること(504または506)を実行するようにプロセッサ(804)に指令することが可能な実行可能命令をさらに含む請求項1に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  7. 前記複数の2次元投影画像(104)は複数の2次元X線投影画像をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  8. 被検体に対する複数の2次元投影画像(104)から該被検体の3次元画像(112)をトモシンセシスで構築するための方法であって、
    被検体内の複数の関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された構成設定(106)を基準とした複数の2次元投影画像(104)に対するプレフィルタ処理(202)を制御する工程と、
    前記フィルタ処理済の2次元画像を3次元画像(118)になるように逆投影する工程(204)と、
    被検体内の複数の関心対象構造に関する前記第1の強調範囲と相乗作用性の第2の強調範囲を提供するように最適化された構成設定(116)を基準として3次元画像(118)に対するポストフィルタ処理(206)を制御する工程と、
    を含む方法。
  9. 複数の2次元画像からの被検体の3次元画像(118)の作成を構成するための実行可能命令を有するコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)であって、該実行可能命令はプロセッサ(804)に対して、
    前記画像に対するプレフィルタ処理及び/またはポストフィルタ処理に関する少なくとも1つの構成設定(106または116)をオペレータから受け取ること(702)、
    前記構成設定(106または116)を3次元画像(118)の作成器(108)に対して容易にアクセス可能な箇所(804、806、808、810、812、814または828)に保存すること(704)、
    の実行を指令することが可能であるコンピュータアクセス可能媒体(804、806、808、810、812、814または828)。
  10. プロセッサ(804)と、
    前記プロセッサ(804)と結合させた記憶デバイス(806、808、810、812、814または828)であって、
    複数の2次元投影画像(104)と、
    被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する第1の強調範囲を提供するように最適化された少なくとも1つのプレフィルタ設定(106)と、
    前記第1の強調範囲とで視覚的相乗作用性とさせた被検体内の少なくとも1つの関心対象構造に関する第2の強調範囲を提供するように最適化された少なくとも1つのポストフィルタ設定(116)と、
    を保存するように動作可能な記憶デバイス(806、808、810、812、814または828)と、
    前記少なくとも1つのプレフィルタ設定(106)を用いて前記複数の2次元投影画像(104)をプレフィルタ処理するように前記プロセッサ(804)上で動作可能なプレフィルタ(102)と、
    スライスの形で前記プレフィルタ処理済2次元投影画像を3次元画像(112)とさせるように逆投影するように前記プロセッサ(804)上で動作可能な逆投影器(110)と、
    前記少なくとも1つのポストフィルタ(116)を用いて3次元画像(112)の2次元スライスをフィルタ処理するように前記プロセッサ(804)上で動作可能なポストフィルタ(114)と、
    を備える医用イメージング・コンソール。
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