JP2006239093A - ケラチン多孔体 - Google Patents
ケラチン多孔体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006239093A JP2006239093A JP2005058220A JP2005058220A JP2006239093A JP 2006239093 A JP2006239093 A JP 2006239093A JP 2005058220 A JP2005058220 A JP 2005058220A JP 2005058220 A JP2005058220 A JP 2005058220A JP 2006239093 A JP2006239093 A JP 2006239093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sponge
- keratin
- cells
- calcium alginate
- porous material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
【解決手段】 孔径500〜2000μmの孔を有する、ケラチンにより構成される多孔性材料。
【選択図】 なし
Description
他のタンパク質としては、コラーゲンの変性体であるゼラチンや、フィブリノーゲンの重合体であるフィブリンなどが使用されている。また、甲殻類から抽出される多糖類であるキチン・キトサンも、足場として多く使用されている。さらに、哺乳類の結合組織に広く分布しているヒアルロン酸も、ゲル状の足場として用いられている。
このように、足場材料として用いるためには、毒性がなく、生体吸収性を有するのはもちろんの事であるが、それ以外に、手軽に入手でき、扱いやすいという事も重要な条件になっている。
しかし、ケラチンは、取扱いが難しいなどの理由から、現在のところ、細胞増殖のための足場材料として頻繁には利用されていない。例えば、ケラチンを圧縮成型することによってフィルムを作製する場合は、ケラチンのみで作製するとフィルムが脆くなるため、ケラチンに賦形剤などを混合して、フィルムに強度および柔軟性を付与しなければその利用は難しい。また、ケラチンのみを凍結乾燥することによりスポンジを作製した場合、スポンジ全体に孔径約100μm以下の孔が形成されるが、このスポンジを3次元的な細胞培養に用いたときに、この孔径では、細胞懸濁液、酸素、栄養分などをスポンジの内部にまで十分に供給できないという問題がある。細胞が増殖するのに十分な量の酸素、栄養分などをスポンジ内部へ供給することは、ケラチンスポンジのみならず、スポンジ状の足場材料における課題の一つである。
Yamauchiら、J.Biomed.Mater.Res.,31,439(1996)
[1] 孔径500〜2000μmの孔を有する、ケラチンにより構成される多孔性材料。
[2] 細胞培養に用いられる、[1]に記載の多孔性材料。
[3] 組織再生または細胞移植に用いられる、[1]に記載の多孔性材料。
[4] 細胞をさらに含む、[1]〜[3]のいずれか1つに記載の多孔性材料。
[5] ケラチンとアルギン酸カルシウムビーズの複合体を形成した後、該複合体のアルギン酸カルシウムビーズ部分を溶解する工程を包含する、孔径500〜2000μmの孔を有する、ケラチンにより構成される多孔性材料の製造方法。
本発明に用いられるケラチンとしては、例えば、天然物(例えば、体毛(例えば、羊毛)、羽毛、爪、皮膚の角質層などの体の外皮を構成する繊維状タンパク質など)に由来するケラチン、合成ケラチンなどが挙げられる。ケラチンが天然物由来である場合、当該分野で公知の方法を用いて、天然物からケラチンを抽出し、本発明に用いることができる。
また、空隙率は、ケラチンを完全に密になるまで圧縮成型して空隙率を0としたケラチンプレートから以下の式:
空隙率(%)=(ρ(プレート)−ρ(スポンジ))/ρ(プレート)×100
ρ(プレート):ケラチンプレートの見かけの密度
ρ(スポンジ):空隙率を算出するスポンジの見かけの密度
により算出され、水分吸収率は、以下の式:
水分吸収率(%)=(Ww−Wd)/Wd×100
Wd:乾燥重量
Ww:湿重量
により算出される。
例えば、孔径が約500〜約1000μmの孔を有する多孔性材料を製造する場合、アルギン酸カルシウムビーズの粒径としては、約300〜約600μmが選択される。孔径が約500〜約1500μmの孔を有する多孔性材料を製造する場合、アルギン酸カルシウムビーズの粒径としては、約300〜約750μmが選択される。孔径が約500〜約2000μmの孔を有する多孔性材料を製造する場合、アルギン酸カルシウムビーズの粒径としては、約300〜約900μmが選択される。
(アルギン酸カルシウムビーズを用いるケラチンスポンジの作製)
羊毛(9g)を細かく切り、500mlフラスコに入れた。フラスコに、2−メルカプトエタノール(13.0g)、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)(7.5g)、8M 尿素(128g)を加え、温浴(50℃)にて5時間振盪した。この反応溶液を濾過し、透析チューブに移し、2−メルカプトエタノール(6ml)を含む蒸留水3Lに対して透析した。透析後、限外濾過器(ADVANTEC UHP-62K;TOYO)により濃縮し、Lowly法により、得られたケラチン溶液のタンパク質濃度を測定した(ケラチン濃度:約90mg/ml)。
1w/v%のアルギン酸ナトリウム溶液、および5w/v%の塩化カルシウム溶液を別々の容器に調製した。1w/v%のアルギン酸ナトリウム溶液(1000ml)を、5w/v%の塩化カルシウム溶液(1500ml)に室温で滴下し、アルギン酸カルシウムビーズを作製した。このビーズを蒸留水で洗浄し、室温で乾燥して、粒径約500μmのアルギン酸カルシウムビーズ(以下、アルギン酸カルシウムビーズAという)を得た。
20gのアルギン酸カルシウムビーズAを、5w/v%の塩化カルシウム溶液(100〜200ml)に室温で1分間浸した後、乾燥することによって、ビーズ表面がカルシウムでコーティングされたアルギン酸カルシウムビーズ(以下、アルギン酸カルシウムビーズBという)を作製した。
90mg/mlのケラチン溶液(0.5ml;ケラチン量約45mg)を含むサンプルチューブに、0.35gのアルギン酸カルシウムビーズAを加えた。サンプルチューブを、−80℃にて2時間凍結した後、一晩凍結乾燥することで、ケラチンとアルギン酸カルシウムビーズAの複合体(ケラチン/アルギン酸カルシウムビーズ複合体A)0.4gを得た。
同様に、アルギン酸カルシウムビーズBから、ケラチンとアルギン酸カルシウムビーズBの複合体B(ケラチン/アルギン酸カルシウムビーズ複合体B)0.4gを得た。
EDTA・2Naを水に加え、NaOHでpHを調整して、0.5M EDTA溶液(pH8.0)を調製した。0.4gのケラチン/アルギン酸カルシウムビーズ複合体Aを、0.5M EDTA溶液(40ml)を含むサンプルチューブに入れ、振盪機(Rotary Shaker NR-20(TAITEC))(80〜90rpm)で、半日振盪した。EDTA溶液を交換し、再度振盪を繰り返した。得られた複合体(20〜30個)を、蒸留水で簡単に洗浄した後、3Lの蒸留水を含むプラスティックビーカーに入れ、振盪機(100〜110rpm)で半日洗浄した。−80℃で3時間凍結した後、2晩凍結乾燥して、ケラチンスポンジ(以下、ALKスポンジAという)(1個あたり約20mg)を得た。
同様に、ケラチン/アルギン酸カルシウムビーズ複合体Bから、ケラチンスポンジ(以下、ALKスポンジB)(1個あたり約20mg)を得た。
(アルギン酸カルシウムビーズを用いて作製したケラチンスポンジの性状)
実施例1で作製したALKスポンジAおよびALKスポンジBを、肉眼および電子顕微鏡で観察した。比較対象として、ケラチンのみを凍結乾燥して作製したスポンジ(以下、凍結乾燥スポンジという)を用いた。
凍結乾燥スポンジは、肉眼では孔が確認できなかった。ALKスポンジAおよびBは、いずれも、肉眼で確認できる孔がその全体にわたって観察された。また、ALKスポンジBは、ALKスポンジAよりも体積が大きく、スポンジ全体が繊維状(綿状)であった。
電子顕微鏡による観察では、凍結乾燥スポンジは、表面から内部に至るまで、孔径約30〜40μmの孔が多数存在した。これに対して、ALKスポンジAおよびBでは、いずれも、アルギン酸カルシウムビーズが溶出することにより形成されたと考えられる孔径約500〜約1000μmの多数の孔が存在した。ALKスポンジBは、アルギン酸カルシウムビーズの溶出により形成された孔のほかに、ケラチン自体に存在していた小さな孔が膨潤して形成された孔も観察された(図1〜図3)。
凍結乾燥スポンジ、ALKスポンジA、およびALKスポンジBのそれぞれについて、KBr法によりIRの測定を行った。
凍結乾燥スポンジの赤外線吸収スペクトルとの比較から、ALKスポンジAおよびBにアルギン酸カルシウムビーズが残存していないことが確認された。
ケラチン粉末を完全に密になるように圧縮成型したプレート(以下、ケラチンプレートという)、凍結乾燥スポンジ、ALKスポンジA、およびALKスポンジBについて、密度、空隙率、水分吸収率を測定した。
ケラチンプレート、凍結乾燥スポンジ、ALKスポンジA、およびALKスポンジBのそれぞれの乾燥重量を測り、直径および高さから体積を求め、これらの値から見かけの密度を算出した。
各々の見かけの密度から、以下の式により空隙率を算出した。
空隙率(%)=(ρ(プレート)−ρ(スポンジ))/ρ(プレート)×100
ρ(プレート):ケラチンプレートの見かけの密度
ρ(スポンジ):凍結乾燥スポンジ、ALKスポンジA、またはALKスポンジBの見かけの密度
ケラチンプレート、凍結乾燥スポンジ、ALKスポンジA、およびALKスポンジBのそれぞれについて、乾燥重量と、蒸留水に1時間浸漬した後の重量(湿重量)を測定し、以下の式により水分吸収率を算出した。
水分吸収率(%)=(Ww−Wd)/Wd×100
Wd:乾燥重量
Ww:湿重量
凍結乾燥スポンジは、ケラチンプレートに対して、見かけの密度が、約1/10に低下し、その結果、空隙率は約90%となった。この空隙率は、電子顕微鏡で観察された約30〜40μmの孔径の孔に起因すると考えられる。凍結乾燥スポンジは、ケラチンプレートと比較して、水分吸収率も増加したが、ALKスポンジAおよびBほどの増加率ではなかった。これは、凍結乾燥スポンジの孔の孔径が、ALKスポンジAおよびBの孔の孔径よりも小さいので、ALKスポンジAおよびBと比べて、水分がスポンジの内部に浸透するのに時間がかかるためと考えられる。
ALKスポンジAは、ケラチンプレートと比較して、見かけの密度が、かなり小さい値(0.028g/cm3)を示し、空隙率は、約98%であった。ALKスポンジAは、凍結乾燥スポンジと比べて、体積的な差異はなかったが、空隙率が著しく増加していた。これは、アルギン酸カルシウムビーズにより形成された約500〜約1000μmの孔径の孔に起因すると考えられる。さらに、凍結乾燥スポンジの孔の孔径よりも大きな孔の孔径により、ALKスポンジAは、凍結乾燥スポンジよりも、水分がスポンジの内部へと浸透しやすくなり、約2400%の水分吸収率を示したと考えられる。
ALKスポンジBは、ケラチンプレートと比較して、見かけの密度の減少、ならびに空隙率および水分吸収率の増加が、ALKスポンジAよりもさらに顕著であった。ALKスポンジBは、ALKスポンジAと比較して見かけの密度で1/2、空隙率は1%の増加を示し、水分吸収率は、約3900%もの高い数値を示した。この結果は、ALKスポンジBが、ALKスポンジAよりも体積が増加していること、また繊維状(綿状)の形態をしていることに起因すると考えられた。
(アルギン酸カルシウムビーズを用いて作製したケラチンスポンジのトリプシンによるin vitro分解試験)
エタノール処理ケラチンスポンジ(直径1.1cm、高さ0.3cmを4分割したもの;孔径約30〜40μm)、圧縮成型ケラチンスポンジ(縦および横0.4cm、高さ0.2cm;孔径約300〜500μm)、およびALKスポンジBについて、トリプシン分解試験を行った。
NaCl 8.0g(137mmol)、KCl 200mg(2.68mmol)、NaH2PO4・12H2O 2.9g(8.10mmol)、KH2PO4 200mg(1.47mmol)を、1Lの純水に溶解してPBS(−)溶液を調製した。PBS(−)溶液にトリプシンを加えて、0.5%トリプシン溶液を調製した。各サンプルを、低圧で十分に乾燥し、サンプルの重量を測定した。12ウェルプレートに、それぞれ、0.5%トリプシン溶液を5mlずつ加え、37℃にて一定時間(1、3、6、12、24、48、96、168、および336時間)反応後、サンプルを取り出し、蒸留水で30分×2回洗浄した。洗浄後、サンプルを低圧で十分に乾燥し、トリプシン分解後の重量を測定した。トリプシン溶液は、2日毎に交換した。
対照的に、圧縮成型ケラチンスポンジは、圧縮によって、孔以外の部分のケラチンが密になった構造を有しており、その結果、分解し難いと考えられる。
エタノール処理ケラチンスポンジは、凍結乾燥スポンジに近い構造を有し、孔がALKスポンジBよりも小さいため、スポンジ内部へのトリプシン溶液の浸透性がALKスポンジBよりも悪く、トリプシン溶液と接触している外表面から分解したと考えられる。
トリプシン溶液と24時間反応させた時点で、ALKスポンジBは、重量の約80%まで分解した。この時点で、エタノール処理ケラチンスポンジも、重量の約80%まで分解し、そして圧縮成型ケラチンスポンジは、重量の約60%まで分解した。
2週間後には、全てのスポンジが、重量の約20〜27%まで分解した。
以上の結果から、ALKスポンジは、生体吸収性を有することが示された。
(アルギン酸カルシウムビーズを用いて作製したケラチンスポンジによる線維芽細胞の培養)
(PBS(−)溶液)
PBS粉末(Wako)を、超純水1Lに溶解し、120℃にて20分間オートクレーブ滅菌後、4℃で保存した。
(トリプシン−EDTA溶液)
PBS(−)溶液に、2.5%トリプシン溶液、および2%EDTA溶液を加え、0.05%トリプシン−0.02%EDTA溶液を調製し、ガンマ線滅菌されたフィルターで滅菌濾過した後、無菌条件下、4℃で保存した。
DMEM(SIGMA-ALDRICH)500mlに、ペニシリン・グルタミン・ストレプトマイシン溶液(GIBCO)を5ml、ウシ胎児血清(FBS)を50ml加えて培地溶液とし、4℃で保存した。
細胞:マウス由来線維芽細胞 L929株
細胞培養には、25cm2のTissue Culture Flask(TPP)を用いた。細胞が80%のコンフルエントになった時点で継代を行った。使用する溶液は、予め37℃で保温した。3〜4日の培養後、80%のコンフルエント(約5.0×107 cells)になったことを確認して、培地を取り除き、PBS(−)で洗浄し、トリプシン−EDTA溶液1.3mlを加え、CO2インキュベーター(SANYO CO2 INCUBATOR)内で、37℃で5分間インキュベートすることで、トリプシン処理を行った。細胞培養フラスコをインキュベーターから取り出し、培養溶液を10ml加えてトリプシンを阻害した後、ピペッティングによりフラスコから細胞を取り出し、細胞浮遊液を得た。この細胞浮遊液をサンプルチューブに移し、800rpmで5分間遠心分離に供することで、細胞を沈降させた。上清を捨て、新しい培地溶液を加えて、ピペッティングにより細胞を再懸濁し、血球計算板で細胞濃度を計測し、培養培地(20ml)を含む細胞培養フラスコに30×104 cellsとなるように播種して、インキュベーター内で、37℃、5%CO2にて培養した。
ALKスポンジBを0.8cm角に切り、6ウェルプレートに入れ、70%エタノールに2時間浸漬して滅菌した。ALKスポンジBをクリーンベンチ内に移し、PBS(−)に1時間浸漬してエタノールを取り除いた後、培地溶液に30分間浸漬し、培地溶液を交換してさらに1時間浸漬して、PBS(−)を培地溶液に交換した。
継代している細胞の上清を捨て、トリプシン処理後、細胞濃度を500×104 cellsに調製して、細胞懸濁液を得た。この細胞懸濁液40μl(20×104 cells)をALKスポンジBに播種し、さらに培地溶液を加えた後、インキュベーター内で、37℃、5%CO2にて、3日間および10日間培養した。10日間の培養において、培地溶液は3日毎に交換した。
培養3日目の電子顕微鏡像では、スポンジの表面(培養時の上面)および裏面(培養時の底面)の両方で、細胞がまばらに存在した(図4および5)。
培養10日目の電子顕微鏡像では、スポンジの表面および裏面の両方で、コンフルエントには達していないものの、かなり多くの数の細胞が観察された(図6および7)。
Claims (5)
- 孔径500〜2000μmの孔を有する、ケラチンにより構成される多孔性材料。
- 細胞培養に用いられる、請求項1に記載の多孔性材料。
- 組織再生または細胞移植に用いられる、請求項1に記載の多孔性材料。
- 細胞をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多孔性材料。
- ケラチンとアルギン酸カルシウムビーズの複合体を形成した後、該複合体のアルギン酸カルシウムビーズ部分を溶解する工程を包含する、孔径500〜2000μmの孔を有する、ケラチンにより構成される多孔性材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005058220A JP2006239093A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | ケラチン多孔体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005058220A JP2006239093A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | ケラチン多孔体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006239093A true JP2006239093A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37046083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005058220A Pending JP2006239093A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | ケラチン多孔体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006239093A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006121700A3 (en) * | 2005-05-06 | 2007-01-11 | Keraplast Tech Ltd | Hydratable keratin compositions |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097268A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-04-02 | National Cardiovascular Center | 生体埋込部材被覆材 |
JP2004097687A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Bridgestone Corp | 生体用樹脂基材及びその製造方法 |
JP2004305748A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Lifescan Inc | 哺乳動物細胞接種済み複合スカフォルド |
WO2005012606A2 (en) * | 2003-04-10 | 2005-02-10 | Tufts University | Concentrated aqueous silk fibroin solution and use thereof |
-
2005
- 2005-03-02 JP JP2005058220A patent/JP2006239093A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097268A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-04-02 | National Cardiovascular Center | 生体埋込部材被覆材 |
JP2004097687A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Bridgestone Corp | 生体用樹脂基材及びその製造方法 |
JP2004305748A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Lifescan Inc | 哺乳動物細胞接種済み複合スカフォルド |
WO2005012606A2 (en) * | 2003-04-10 | 2005-02-10 | Tufts University | Concentrated aqueous silk fibroin solution and use thereof |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006121700A3 (en) * | 2005-05-06 | 2007-01-11 | Keraplast Tech Ltd | Hydratable keratin compositions |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9101686B2 (en) | Cell support and bone regeneration material | |
Asti et al. | Natural and synthetic biodegradable polymers: different scaffolds for cell expansion and tissue formation | |
Lee et al. | In vitro evaluation of a poly (lactide-co-glycolide)–collagen composite scaffold for bone regeneration | |
Liao et al. | Recent developments in scaffold-guided cartilage tissue regeneration | |
KR101027630B1 (ko) | 연골 재생용 다공성 히알루론산-콜라겐 천연 고분자 지지체의 제조방법 | |
Khang et al. | A manual for biomaterials/scaffold fabrication technology | |
US20160243281A1 (en) | Hyaluronic acid and alginate hydrogel composition | |
RU2376019C2 (ru) | Пористые композиционные материалы на основе хитозана для заполнения костных дефектов | |
KR20130037324A (ko) | 조직재생용 스캐폴드 제조를 위한 3차원 프린팅 적층용 조성물과 그 제조방법 | |
WO2003053216A2 (en) | Biodegradable, porous structures useful for growing living tissue, and methods of manufacture | |
CN105025941B (zh) | 组织修复材料 | |
KR101862885B1 (ko) | 배양 연골 조직 재료 | |
Ahadian et al. | Biomaterials in tissue engineering | |
EP3358003A1 (en) | Method for manufacturing sheet-shaped cell structure, and sheet-shaped cell structure | |
JP6330039B2 (ja) | 細胞構造体及び細胞構造体の製造方法 | |
Zahedi et al. | Hydrogels in craniofacial tissue engineering | |
JP4893915B2 (ja) | 移植材料 | |
JP3646167B2 (ja) | フォスフォフォリンを含む複合生体材料 | |
JP6918326B2 (ja) | デキサメタゾンを含有する複合多孔質足場材料およびその製造方法 | |
KR102014248B1 (ko) | 이상 인산 칼슘이 탑재된 탈세포화된 돼지 피부 유래 주입형 세포외 기질 기반 하이드로겔의 제조방법 | |
Sah et al. | Eggshell membrane protein modified silk fibroin-poly vinyl alcohol scaffold for bone tissue engineering: in vitro and in vivo study | |
KR101364704B1 (ko) | 골 재생을 위한 다공성 하이드로젤 지지체의 제조방법 | |
Tan et al. | Structure and biocompatibility of an injectable bone regeneration composite | |
Craciunescu et al. | Designing bio-inspired composite materials for medical applications | |
JP2006239093A (ja) | ケラチン多孔体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20071129 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20071129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080229 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111011 |