JP2006239059A - 遊技機 - Google Patents

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JP2006239059A JP2005057218A JP2005057218A JP2006239059A JP 2006239059 A JP2006239059 A JP 2006239059A JP 2005057218 A JP2005057218 A JP 2005057218A JP 2005057218 A JP2005057218 A JP 2005057218A JP 2006239059 A JP2006239059 A JP 2006239059A
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Abstract

【課題】当たり乱数の引き当てに遊技者の技量が反映される技術を提供すること。
【解決手段】遊技盤に設けられた始動口4bへの遊技球の入賞があった場合に作動して、大当たりへの移行権を抽選により選択する抽選手段としての主制御装置21と、抽選手段21の作動回数を計数する抽選回数計数手段としての主制御装置21と、大当たりのうちさらに遊技者にとって有利な特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を、抽選回数計数手段21によって計数された抽選回数の多寡に応じて変動させる抽選確率変動手段としての主制御装置21と、抽選結果に符号する識別情報を表示するとともに、特定遊技状態への移行権を獲得した場合には、これに符号する特定の識別情報を抽選手段21による抽選結果として表示するための表示手段としての特別図柄制御装置22とを有する遊技機。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ球等の遊技用媒体を用いて遊技する遊技機に関する。
パチンコ遊技機などの遊技球を用いた遊技機で遊技者にとって有利な遊技展開がされる大当たりを獲得するには、発射装置により打ち出した遊技用媒体を遊技機の遊技領域に設けた入賞口に入賞させ、大当たり判定と呼ばれる乱数抽選システムを作動して当たり乱数を抽出しなければならない。
当該抽選システムにおいて大当たりの確率が例えば数百分の1に設定されたものであれば、遊技機の電源投入と同時に常に一定の速さで回る数百の数値が擬似乱数とされて、そのうちの一数が、前記入賞を契機に抽出される。そして抽出された数値が予め定められていた大当たりの数値と一致すれば大当たりとなる。
遊技が大当たり状態になると、遊技領域に設けられた液晶又はドラム等からなる図柄表示装置により、複数の表示図柄を可変させる演出が、特別な効果音や効果光を伴って所定時間実行される。
ところで同じ大当たりでも、引き当てた数値によって優劣が設定されており、一般には、偶数よりも奇数の方が、遊技者にとって有利に遊技が展開されるようにされている。また、奇数同士又は偶数同士でも、引き当てた数値によって優劣が設定されている場合がある。
例えば、大当たりしても引き当てた数字が不利な数字であれば、払出球を特殊景品に一端交換して貸球による遊技を行なわなければならないが、優位な数字で当たれば、価値基準が貸球よりも優位な払出球による遊技が続行できるというシステム(いわゆるラッキーナンバー制)を、通常、パチンコ店、パーラその他の遊技店では採用している。払出球と貸球とでは、貸球の方が一個当たりの価値があり全国一律(例えば4円/個)であるのに対し、払出球は、店によって異なる景品との交換率により遊技球の価値が決められる。※貸し球は購入するものではないため訂正いたしませんでした。
なお、大当りしても不利な識別図柄(数字)であれば大当り終了後に出玉(払出球)を景品に交換し、遊技を続ける場合は再び現金投資して貸球を利用しなければならない場合を、ラッキーナンバー制に対し一回交換制という。
このように払出球と貸球とでは価値が異なるため、遊技店側にすれば大当り終了時に景品に交換してもらい、その後は貸球による遊技の続行をしてもらうことを望み、遊技者からすれば、払出球による遊技の続行を望む。
ところで大当たりの引き当てが遊技機内部で自動的に行われる内部抽選によるものであると、遊技の勝敗は運に作用されるところが多く、遊技者の技量はあまり影響されない。このため、遊技者の技量が反映される乱数抽選システムが望まれていた。
特開平11−299981
本発明はこのような実情に鑑みて為されたものであり、その解決しようとする課題は、
当たりの引き当てに遊技者の技量が反映される技術を提供することにある。
本発明は前記した課題を解決するため、以下の手段を採用した。
即ち、本発明の遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞があった場合に作動して、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行権を抽選により選択する抽選手段と、この抽選手段の作動回数を計数する抽選回数計数手段と、遊技者にとって有利な前記特別遊技状態のうちさらに有利な特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を、前記抽選回数計数手段によって計数された抽選回数の多寡に応じて変動させる抽選確率変動手段と、前記抽選結果に符号する識別情報を表示するとともに、前記特定遊技状態への移行権を獲得した場合には、これに符号する特定の識別情報を前記抽選手段による抽選結果として表示するための表示手段とを有する。
ここで特別遊技状態とは、パチンコ遊技機の場合でいえばいわゆる大当たりの状態であり、特定遊技状態とは、特別遊技状態のうち、価値基準が貸球よりも優位な払出球による遊技の続行が、大当たり終了後も継続的にできる遊技状態をいう。
抽選手段による抽選は、入賞口への入賞が契機であるから、入賞の多寡は抽選回数の多寡になり、当該抽選回数の多寡は抽選手段の作動回数を計数する抽選回数計数手段により計数された計数値の多寡を意味する。そして、抽選回数の多寡に応じて、前記特定遊技状態を引き当てる抽選確率が抽選確率変動手段によって変動されるので、抽選回数が多いほど特定遊技状態への移行権を引き当てる確率が高ければ、遊技の勝敗に遊技者の技量を大きく影響させることができる。
したがって、本発明の遊技機によれば、遊技の勝敗に遊技者の技量を大きく反映させられるので、運任せのこれまでの遊技機に比べ遊技の興趣を増大できる。
本発明の遊技機をパチンコ遊技機を例にして説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、外枠2と、外枠2に回動自在に設けられている本体枠3と、本体枠3に着脱可能に固定されパチンコ球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤4と、本体枠3に回動自在に設けられ遊技盤4の前面を覆うガラス扉5と、本体枠3に回動自在に設けられガラス扉5の下方に位置する下扉6と、パチンコ遊技機内部に配置されパチンコ球を一発ずつ遊技盤4に向けて発射する発射装置261と、ガラス扉5よりも上方に配置され、必要に応じて点滅する報知用ランプ7と、報知用ランプ7の左右方に配置されている一対のスピーカ8と、下扉6に配置され貸球および賞球を貯留する受け皿302と、下扉6に配置され前記発射装置261を作動させる操作ハンドル10,発射装置261で打ち出す貸球および賞球を受け皿302に払い出す、パチンコ遊技機内部に設けられている球払出装置305等を備えている。
遊技盤4は、図2に示すように、特別図柄表示装置4a,特定入賞口である始動口4bおよび保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,通常入賞口4f,大入賞口4g,風車4hおよびスルーチャッカ4i等を備えている。
特別図柄表示装置4aは、始動口4bへの入賞(以下、始動口入賞)があった場合に作動するものであり、3つの区画領域4a1,4a2,4a3を有し、これらの区画領域4
a1,4a2,4a3に各種図柄が表示されることで、パチンコ遊技機1に特有の演出が実行される。そして、当該演出により現在の遊技状態を遊技者に示唆する。
図柄としては、例えば1から10までの数字(識別情報)を例示できる。そして、これらの数字が区画領域4a1,4a2,4a3ですべて同じ数で揃えば、遊技者にとって有利な特別遊技状態である大当たりとなり、多量のパチンコ球を獲得できる。そして、大当たりが所定の数字で引き当てられた場合は、遊技者にとってさらに有利な特定遊技状態へ移行する権利を遊技者は獲得できるようになっている。当該所定の数字をラッキーナンバーという。ラッキーナンバーとしては例えば奇数を挙げられる。ラッキーナンバーの引き当てにより特定遊技状態への移行権を獲得すると、価値基準が貸球よりも優位な払出球による遊技の続行が、大当たり終了後も継続的に実行可能なラッキーナンバー制の適用となる。
なお、特定遊技状態を含む特別遊技状態でない遊技状態をこの明細書では普通遊技状態といい、特別遊技状態のうち特定遊技状態でない特別遊技状態を非特定遊技状態ということにする。
前記入賞口4b,4f,4gには、後述する各種賞球検知センサが設けられている。そして、これら入賞口をパチンコ球43が通過すると、当該賞球検知センサが作動して、次に述べる制御装置20(図3参照)の主制御装置21に入賞信号が送られ、その結果、特別図柄表示装置4a,保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,報知用ランプ7,スピーカ8,発射装置261,球払出装置305等が作動する。
図3に示すように、制御装置20は、大当たり判定その他遊技に係る主要な制御を行う主制御装置21と、主制御装置21から出力されたコマンドに基づいて、特別図柄表示装置4a,保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,報知用ランプ7,スピーカ8,発射装置261,球払出装置305等の作動を制御する副制御装置60とを有する。
主制御装置21および副制御装置60には、電源30から電流が供給される。
主制御装置21は、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)211と、CPU211での処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)213と、CPU211にて処理する各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)212とを備えている。
ROM212は、始動口入賞があった場合に作動して、大当たりへの移行権を始動口入賞を契機とする抽選により選択する抽選機能と、抽選回数を計数する抽選回数計数機能と、ラッキーナンバーによる当たり表示とする特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を前記抽選回数計数機能により計数された抽選回数の多寡に応じて変動させる抽選確率変動機能とを主制御装置21に実現させる大当たり抽選プログラムを記憶している。大当たり抽選プログラムを記憶するROM212を有する主制御装置21は、抽選手段といえる。
抽選回数計数機能とは、周知のカウンタ制御システムにより、抽選回数を計数する機能であるが、実際に抽選された数でなくても抽選の契機となる始動口4bへの入賞数で代用してもよい。また抽選確率変動機能を実現するために、抽選回数計数機能により計数した抽選回数に対応させて特定遊技状態への移行権獲得の難易度別に抽選確率がランク分けされた複数のグループを有するランク分け実行テーブルT1(図4参照)を用いる。実行テーブルT1はROM212に記憶されている。そしてこのランク分け実行テーブルT1は、抽選回数の累積数に応じて0〜100の場合は、図5に示すグループ別当選確率表にお
けるグループAに属し、累積数が101〜500の場合は、同じくグループBに属し、累積数が501以上の場合は、同じくグループCに属することを示唆する。これらのグループにおける数字毎(区画領域にて表示される図柄)の当選確率が大当たり報知種別の選択抽選に適用される。大当たり報知種別とは、大当たりへの移行に係る移行抽選にて当選すると、複数図柄を変動表示させた後に停止表示する液晶等の区画領域にて、当該当選に対応した当たり用の図柄合わせを停止表示させ、遊技者に対して大当たり報知を行わせる。この当たり用の図柄組み合わせは、大当たり報知のためのパターンとして複数設定されており、大当たり報知種別の選択抽選に基づいて、大当たり報知用となる当たり用の図柄の組み合わせが一つ選択されることになる。
抽選回数の累積数が多いグループ程、すなわちグループAよりもグループB、グループBよりもグループCの方が、ラッキーナンバーとして例示した奇数番号のうちナンバー7が選択される確率が他の数字よりも突出して高いことがわかる。抽選回数は、始動口入賞がどれだけあったかを示す数を意味し、始動口入賞数の累積数の多寡は、遊技者の技量の高低を意味する。
図5は、図柄1〜10を奇数と偶数とで区分し、各数字による大当たり報知種別の選択確率をグループA・B・Cで区分したものである。グループAではどの数字にあってもほぼ大当たり報知種別の選択確率は一律であるが、グループBでは当たり易い数字と当たり難い数字とに別れ、グループCではそれが顕著になっていることを示す。
なお、ランク分け実行テーブルT1およびこれを記憶するROM212を含む主制御装置21をランク分け手段ということにする。
さらに、主制御装置21は、大当たり状態に移行させるか否かの移行抽選結果を遊技者に告知すべく、移行抽選結果に基づく図柄の変動パターンや仮停止図柄その他の図柄による演出を決定するための演出乱数抽選を更に実行する。この演出乱数抽選では、先の大当たり抽選プログラムの実行による移行抽選結果に基づき「アタリ」に対応したデータ選択テーブル、又は「ハズレ」に対応したデータ選択テーブルを参照して演出乱数抽選を実行する。そして、この演出乱数抽選で抽出した乱数を含む乱数範囲値に設定されている変動パターンデータや仮停止図柄の種別データ等に対応する制御コマンドが生成され、副制御装置60の一つである後述の特別図柄制御装置22に送信される。
さらに、ROM212には、大当たり抽選プログラムによる抽選結果を踏まえて各種副制御装置60に出力すべき制御コマンドを生成・出力する出力制御プログラムなどが含まれる。
なお、その他のテーブルとして、リーチ演出をどれにするかを決定するリーチ演出用テーブルや特別図柄表示装置4aに表示される演出について、通常の演出に要する時間よりも短い時間での演出を実行する短時間演出実行手段である時短テーブル、特別にプレミアムな演出を実行する特別変動パターンテーブル等がある。
特別図柄表示装置4a,保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,報知用ランプ7,スピーカ8,発射装置261,球払出装置305等の作動制御を実行するための、副制御装置60には、特別図柄表示装置4aに表示される各種図柄の演出表示制御を行う特別図柄制御装置22と、保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,報知用ランプ7その他の電飾の制御を行うランプ制御装置62と、スピーカ8から流れる音声を制御する音声制御装置63と、球払出装置305による払出制御を行う球払出制御装置25と、発射装置261による遊技球の発射制御を行う発射制御装置26とが含まれる。
特別図柄制御装置22は、主制御装置21と同様にCPU221と、CPU221に接続されるROM222およびRAM223を備えており、主制御装置21から出力インターフェース21bを介して送信される制御信号に基づいて、これらCPU221,ROM222,RAM223が作動して、画像データを生成してビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)224に送信し、このビデオ・ディスプレイ・プロセッサ224を介して各種図柄が特別図柄表示装置4aに表示される。
特別図柄制御装置22のROM222には、主制御装置21によって実行される大当たり抽選プログラムの大当たり報知種別の選択抽選結果に符号する識別情報に対応する画像データを抽選結果として特別図柄表示装置4aに表示させるとともに、特定遊技状態への移行権を獲得した場合には、これに符号する特定の識別情報を抽選結果として特別図柄表示装置4aに表示させる識別情報表示プログラムが記憶されている。よって、識別情報表示プログラムが記憶されているROM222を含む特別図柄制御装置22は、特別図柄表示装置4aと併せて、特定の識別情報を前記抽選手段である主制御装置21による大当たり報知種別の選択抽選結果として表示するための表示手段といえる。
ランプ制御装置23はCPU231と、CPU231に接続されるROM232およびRAM233を備えている。
音声制御装置24は、主制御装置21から出力インターフェース21bを介して送信される制御信号に基づいて、サウンドプロセッサ244を介してスピーカ8を制御する。また、音声制御装置24はCPU241と、CPU241に接続されるROM242およびRAM253を備えている。
球払出制御装置25は、主制御装置21から出力インターフェース21bを介して送信される制御信号に基づいて、球払出装置305の直接の作動制御を行う。また、球払出制御装置25は、CPU251と、CPU251に接続されるROM252およびRAM253を備えている。
さらに球払出制御装置25のRAM253は、電源30の断時においても図示しないバックアップ電源から所定の電圧が供給されて遊技中に発生した遊技データ(例えば、賞球払出数)を記憶保持する。
一方、主制御装置21には、入力インターフェース21aが設けられており、この入力インターフェース21aを介して、始動口4bに入賞したパチンコ球43を検知する始動入賞球検知センサ215,発射装置から発射されるパチンコ球43を検知するパチンコ球発射検知センサ219,大入賞口4gに入賞したパチンコ球43を検知する大入賞球検知センサ216,継続球検知センサ217,通常入賞口4fに入賞したパチンコ球43を検知する小入賞球検知センサ218および受け皿302に流下するパチンコ球43の通過を検出する払出検知センサ307等の各種検知センサが接続されている。これら各センサから出力される信号が主制御装置21へ送信される。その後、各信号に基づき、主制御装置21にて所定の処理が行われ副制御装置60を経由して、既述のごとく特別図柄表示装置4a,保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,報知用ランプ7,スピーカ8,発射装置261,球払出装置305等を作動する。
始動入賞球検知センサ215からの信号が主制御装置21へ送信されると、大当たり抽選プログラムが実行され、主制御装置21は、この大当たり抽選プログラムの作動回数を計数するので、主制御装置21は、抽選回数計数手段として機能する。
また主制御装置21は、遊技者にとって有利な前記特別遊技状態のうちさらに有利な特
定遊技状態への移行権を前記抽選手段として機能する主制御装置21により引き当てるための抽選確率を、前記抽選回数計数手段として機能する主制御装置21によって計数された抽選回数の多寡に応じて変動する抽選確率変動手段としても機能する。
次に大当たり報知種別の選択抽選確率を移行抽選回数が多い程高める抽選確率変動の手順を図6のフローチャートを用いて説明する。なお、フローチャート上の各ステップを符号Sを用いて示す。移行抽選回数は、大当たりに移行する抽選確率の分母(例えば1/400ならば400)を基準に、当該分母の約半分の移行抽選回数を超えたらグループB(例えば、200)に、当該分母に相当する移行抽選回数以上を少なくとも超えたらグループC(例えば、400以上)にすると好適である。
S1で大当たりか否かを判定し、肯定判定した場合はS2に進み否定判定した場合はこの処理を終了する。
S2では、抽選回数が100回以下か否かを判定し、肯定判定した場合はS3に進み、否定判定した場合は、S4に進む。
S3では、図5のグループAを参照し、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
S4では抽選確率が500回以下か否かを判定し、肯定判定した場合はS5に進み、否定判定した場合は、S6に進む。
S5では、図5のグループBを参照して、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
S6では、図5のグループCを参照して、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
次にこのようなパチンコ遊技球1の作用効果について述べる。
抽選手段による大当たり移行に係る抽選は、入賞口への入賞が契機であるから、入賞の多寡は抽選回数の多寡になり、当該抽選回数の多寡は抽選手段の作動回数を計数する抽選回数計数手段により計数された計数値の多寡を意味する。そして、抽選回数の多寡に応じて、前記特定遊技状態を引き当てる大当たり報知種別の選択抽選確率が抽選確率変動手段によって変動するようになっており、この実施形態では、抽選回数の多いほど特定遊技状態への移行権を引き当てる確率が高くなるようにされているので、遊技の勝敗に遊技者の技量を大きく影響させることができる。
したがって、パチンコ遊技機1によれば、遊技の勝敗に遊技者の技量を大きく反映させられるので、遊技の興趣を増大できる。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記の例では特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を、抽選回数計数手段である主制御装置21によって計数された抽選回数の累積数が多いほど、特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの抽選手段による抽選が実行されるようになっていたが、所定時間(例えば数秒)内に始動口入賞が連続した場合の連続入賞数を主制御装置21に計数させるようにしてもよい。この場合、前記ランク分け手段は、図7に
示すように、連続入賞数に応じて、前記グループをランク分けしてなるランク分け実行テーブルT2とし、計数された連続入賞数が多い程、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの抽選が実行されるようにする。連続入賞の計数は、周知のカウンタ制御システムによって行う。この場合、主制御装置21のことを連続入賞計数手段ということにする。
図7は、始動口4bへの連続入賞回数が一度も入っていないか若しくは1回の場合は、図5に示すグループAに属し、同じく連続入賞回数が2回若しくは3回の場合は、グループBに属し、同じく連続入賞回数が4回以上の場合は、グループCに属するものであることを示唆する。
この場合の抽選確率変動の手順を図8のフローチャートを用いて説明する。
S1で大当たりか否かを判定し、肯定判定した場合はS2に進み否定判定した場合はこの処理を終了する。
S2では、所定時間内の連続入賞が1回以下か否かを判定し、肯定判定した場合はS3に進み、否定判定した場合は、S4に進む。
S3では、図5のグループAを参照して、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
S4では所定時間内の連続入賞が3回以下か否かを判定し、肯定判定した場合はS5に進み、否定判定した場合は、S6に進む。
S5では、図5のグループBを参照して、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
S6では、図5のグループCを参照して、大当たり報知種別の識別情報である各数字の引き当て確率が決まる。
なお、S2で否定判定した場合以降のステップでは、計数された連続入賞数が双数以上の場合であるから、その場合には、特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループB又はグループCでの抽選手段による抽選が実行されるといえる。
また、特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループ、例えばグループCで前記抽選手段による抽選が実行されたにも拘わらず、非特定遊技状態への移行権を引き当てた場合にこれを検知する移行権検知機能を実現できるように前記大当たり抽選プログラムを設定しておく。そして、当該非特定遊技状態への移行権に基づく特別遊技状態が実行され、当該特別遊技状態が終了した後に一旦遊技が中断されると当該中断時から所定時間内に遊技の再開の有無を例えば発射装置261の打ち出し再開によって検知するようにしておけば、発射装置261によるパチンコ球の打ち出しが再開されると、発射装置261が所定時間内遊技再開検知手段として機能し、前記抽選手段は、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの抽選を継続できるようにすることもできる。なお、移行権検知機能を実現するための大当たり抽選プログラムのは主制御装置21のROM212に記憶されているから主制御装置21のことを移行権検知手段という。
この場合の抽選確率変動の手順を図9のフローチャートを用いて説明する。
図9のフローチャートは、図6のフローチャートのS6に連続するS7以降のステップが付加されたものであるから、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
S7では非特定遊技状態か否かを判定し、肯定判定すればS8に進み、否定判定すれば終了する。
S8では非特定遊技状態が終了したか否かを判定し、肯定判定すればS9に進み、否定判定すれば肯定判定するまでこの処理を継続する。
S9では一定時間が経過したか否かを判定し、肯定判定した場合はS1に移行し、否定判定すればS10に以降する。ここで一定時間とは、例えば10分以内等、一回交換に要する平均的な時間が設定される。
S10では、パチンコ球の打ち出しがあったか否かを判定し、肯定判定の場合はS1に移行し、否定判定の場合はS6に移行する。
なお、図9のフローチャートは、図7のフローチャートのS6に連続するS7以降のステップが付加されたものとして適用することもできる。当該フローチャートを図10に示すが説明は省略する。
本発明に係る遊技機が適用されるパチンコ遊技機の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 図1のパチンコ遊技機の制御装置を示すブロック図である。 抽選回数に応じたランク分け実行テーブルを示す図である。 グループ別の大当たり確率を示す表を示す図である。 抽選確率を抽選回数が多い程高める抽選確率変動の手順を示すフローチャートである。 始動口入賞への連続回数に応じたランク分け実行テーブルを示す図である。 抽選確率を始動口入賞への連続回数が多い程高める抽選確率変動の手順を示すフローチャートである。 特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループで前記抽選手段による抽選が実行されたにも拘わらず、非特定遊技状態への移行権を引き当てた場合の抽選確率変動の手順を示すフローチャートである。 特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループで前記抽選手段による抽選が実行されたにも拘わらず、非特定遊技状態への移行権を引き当てた場合の抽選確率変動の手順を示す別のフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技球
2 外枠
3 本体枠
4 遊技盤
4a 特別図柄表示装置(表示手段)
4a1,4a2,4a3 区画領域
4b 始動口(特定入賞口)
4c 保留球ランプ
4d 盤面ランプ
4f 通常入賞口
4g 大入賞口
4h 風車
4i スルーチャッカ
5 ガラス扉
6 下扉
7 報知用ランプ
8 スピーカ
10 操作ハンドル
20 制御装置
21 主制御装置(抽選手段,抽選回数計数手段,抽選確率変動手段,連続入賞計数手段,移行権検知手段)
21a 入力インターフェース
21b 出力インターフェース
22 特別図柄制御装置(表示手段)
23 ランプ制御装置
24 音声制御装置
25 球払出制御装置
26 発射制御装置
30 電源
43 パチンコ球
60 副制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
215 始動入賞球検知センサ
216 大入賞球検知センサ
217 継続球検知センサ
218 小入賞球検知センサ
219 パチンコ球発射検知センサ
224 プロセッサ
244 サウンドプロセッサ
261 発射装置(所定時間内遊技再開検知手段)
302 受け皿
305 球払出装置
307 払出検知センサ
T1 ランク分け実行テーブル(ランク分け手段)
T2 ランク分け実行テーブル(ランク分け手段)

Claims (8)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞があった場合に作動して、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行権を抽選により選択する抽選手段と、
    この抽選手段の作動回数を計数する抽選回数計数手段と、
    遊技者にとって有利な前記特別遊技状態のうちさらに有利な特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を、前記抽選回数計数手段によって計数された抽選回数の多寡に応じて変動させる抽選確率変動手段と、
    前記抽選結果に符号する識別情報を表示するとともに、前記特定遊技状態への移行権を獲得した場合には、これに符号する特定の識別情報を前記抽選手段による抽選結果として表示するための表示手段とを有する遊技機。
  2. 遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞があった場合に作動して、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行権を抽選により選択する抽選手段と、
    この抽選手段の作動回数を計数する抽選回数計数手段と、
    前記抽選回数計数手段により計数された抽選回数に対応させて、前記特別遊技状態のうちさらに有利な特定遊技状態への移行権を獲得するにあたり難易度別に抽選確率がランク分けされた複数のグループを有するランク分け手段とを有し、
    前記抽選手段は、前記ランク分け手段のグループのうちのいずれかを前記抽選回数に応じて選択し、当該選択されたグループ内において特別遊技状態への移行権獲得のための抽選を実行することを特徴とする遊技機。
  3. 前記抽選回数計数手段は、前記抽選手段の作動回数の累積数を計数し、
    前記ランク分け手段は、この累積数に応じて、前記グループがランク分けされ、
    当該累積数が多い程、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの前記抽選手段による抽選が実行されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 所定時間内に前記特定入賞口へ連続して入賞した場合の連続入賞数を計数する連続入賞計数手段を設け、前記ランク分け手段は、この連続入賞数に応じて、前記グループがランク分けされ、
    前記連続入賞計数手段により計数された連続入賞数が多い程、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの前記抽選手段による抽選が実行されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記連続入賞計数手段により計数された連続入賞数が少なくとも双数の場合には、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの前記抽選手段による抽選が実行されることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの前記抽選手段による抽選が実行されたにも拘わらず、前記特別遊技状態のうち前記特定遊技状態への移行権以外の他の移行権を引き当てた場合にこれを検知する移行権検知手段と、
    当該他の移行権に基づく特別遊技状態が実行され、当該特別遊技状態が終了した後に一旦遊技が中断されると当該中断時から所定時間内に遊技の再開の有無を検知する所定時間内遊技再開検知手段とを有し、この所定時間内遊技再開検知手段が遊技の再開を検知した場合には、前記抽選手段は、前記特定遊技状態への移行権の獲得率が高いグループでの抽選を継続することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  7. 遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に設けられ特定入賞口への遊技球の入賞
    があった場合に作動して、各種図柄による演出により遊技状態を表示する図柄表示装置と、この図柄表示装置に前記演出を表示させるための制御を行う制御装置とを有する遊技機に用いられるプログラムであって、
    前記図柄表示装置に表示され遊技者に取って有利な特別遊技状態への移行権を、前記特定入賞口への入賞を契機とする抽選により選択する抽選機能と、
    抽選回数を計数する抽選回数計数機能と、
    遊技者にとって有利な前記特別遊技状態のうちさらに有利な特定遊技状態への移行権を引き当てるための抽選確率を、前記抽選回数計数機能により計数された抽選回数の多寡に応じて変動させる抽選確率変動機能と、
    前記抽選結果に符号する識別情報を前記図柄表示装置に表示するとともに、前記特定遊技状態への移行権を獲得した場合には、これに符号する特定の識別情報を前記抽選機能による抽選結果として前記図柄表示装置に表示させる表示機能とを前記制御装置に実現させることを特徴とするプログラム。
  8. 遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に設けられ特定入賞口への遊技球の入賞があった場合に作動して、各種図柄による演出により遊技状態を表示する図柄表示装置と、この図柄表示装置に前記演出を表示させるための各種制御を行う制御装置とを有する遊技機に用いられるプログラムであって、
    前記図柄表示装置に表示され遊技者に取って有利な特別遊技状態への移行権を、前記特定入賞口への入賞を契機とする抽選により選択する抽選機能と、
    抽選回数を計数する抽選回数計数機能と、
    この抽選回数計数機能により計数された抽選回数に対応して、前記特別遊技状態のうちさらに有利な特定遊技状態への移行権を獲得するにあたり難易度別に抽選確率をランク分けするランク分け実行機能とを前記制御装置に実現させることを特徴とするプログラム。
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