JP2006239001A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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朗登 小西
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Abstract

【課題】送風機の故障を防止でき、送風機の信頼性を高めることができる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】循環ポンプ13が稼働することによって、水槽4内のすすぎ水が排水ダクト、糸屑フィルタおよび循環ホース29を介して循環する。循環ホース29内に入ったすすぎ水は途中で第1の枝部29aと第2の枝部29bとに分岐して流れる。第1の枝部29aを流れるすすぎ水の一部は、第1の循環ノズル19の先端からドラム5内に吐出して洗濯物に降り掛かる。一方、すすぎ水の残りは、第2の枝部29bを流れた後、第2の循環ノズル49の先端から水槽4内に吐出して除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺に掛かる。
【選択図】図3

Description

本発明は洗濯乾燥機に関する。
従来、洗濯乾燥機としては、特許文献1(特開2004−121352号公報)に開示されたドラム式洗濯乾燥機がある。このドラム式洗濯乾燥機は、図9に示すように、外箱101と、この外箱101内に配置された水槽102と、この水槽102内に回転自在に配置されたドラム103と、このドラム103内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム104とを備えている。
上記乾燥システム104は、熱交換器105と、この熱交換器105内の空気を吸い込む送風機106と、この送風機106が吹き出した空気を加熱するヒータ107とを有している。
上記熱交換器105内の上流側には、糸屑等の異物を捕集するためのリブ108が設けられている。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、乾燥運転時、乾燥システム104が稼働する。そうすると、上記送風機106の羽根が回転して、矢印Aで示すように、水分を含む空気が熱交換器105内に吸い込まれる。このとき、上記空気と共に糸屑等の異物が、熱交換器105内に入ってリブ108に堆積する。そして、上記空気は、熱交換器105内で除湿された後、送風機106によってヒータ107に送られ、ヒータ107で加熱される。このヒータ107で加熱された空気は、矢印Bで示すように、水槽102内へ入って、ドラム103内の洗濯物の水分を奪って、再び熱交換器105内に流入する。このような空気の循環により、洗濯物が乾燥する。
ところが、上記従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥運転を開始すると、矢印Aで示すように流れる空気が、前回の乾燥運転で堆積した糸屑等の異物を吹き上げてしまう。つまり、上記空気がリブから異物を剥がしてしまう。その結果、上記送風機106が異物を吸い込んで故障するという問題が生じてしまう。
この問題を解決する方法としては、使用者が、乾燥運転の終了後毎に、リブ108を清掃し、リブ108から異物を除去しておく方法があるが、この方法はドラム式洗濯乾燥機の使用性を悪くしてしまう。
特開2004−121352号公報
そこで、本発明の課題は、使用性の悪化を伴わずに、送風機の故障を防止できる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1の発明の洗濯乾燥機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記水槽内の空気から除湿する除湿用熱交換プレートを有すると共に、上記除湿用熱交換プレートを経由した空気を吸い込む送風機を有する乾燥システムと、
上記水槽内の水が流入する一方の端部を有すると共に、この一方の端部から流入した水を上記除湿用熱交換プレートへ向けて吐出する他方の端部を有する循環経路と、
上記水槽内の水を上記循環経路を介して循環させる循環装置と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の洗濯乾燥機によれば、循環装置が稼働することによって、水槽内の水が、循環経路の一方の端部内に入った後、循環経路の他方の端部から除湿用熱交換プレートに向って流れ出る。これにより、上記循環経路の他方の端部から流れ出た水が、除湿用熱交換プレートに付着した異物を洗い流す。このように、上記除湿用熱交換プレートの異物を除去した後に、送風機を稼働させることによって、送風機が異物を吸い込むのを防ぎ、送風機の故障を防止できる。つまり、上記送風機の信頼性を高めることができる。
したがって、使用者が除湿用熱交換プレートの異物の除去を直接行わなくても、その異物が除去されるから、使用性の悪化を伴わずに、送風機の故障を防止できる。
また、上記除湿用熱交換プレートに付着した異物を洗い流すことによって、除湿すべき空気と除湿用熱交換プレートとの接触面積が減少するのを防ぐことができる。つまり、上記空気と除湿用熱交換プレートとの接触面積を大きく保つことができる。したがって、上記除湿用熱交換プレートの熱交換の性能が低下するのを防止できる。
一実施形態の洗濯乾燥機では、上記循環経路の上記他方の端部は複数個ある。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、例えば、上記複数の他方の端部のうちの1つを除湿用熱交換プレートの一部に向け、かつ、複数の他方の端部のうちの他の1つを除湿用熱交換プレートの他の一部に向けることにより、除湿用熱交換プレートに付着した異物の除去効率を高めることができる。
第2の発明の洗濯乾燥機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記水槽内の空気を吸い込む吸込口が設けられた送風機を有する乾燥システムと、
上記水槽内の水が流入する一方の端部を有すると共に、この一方の端部から流入した水を上記送風機の吸込口周辺へ向けて吐出する他方の端部を有する循環経路と、
上記水槽内の水を上記循環経路を介して循環させる循環装置と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の洗濯乾燥機によれば、循環装置が稼働することによって、水槽内の水が、循環経路の一方の端部内に入った後、循環経路の他方の端部から送風機の吸込口周辺に向って流れ出る。これにより、上記循環経路の他方の端部から流れ出た水が、送風機の吸込口周辺に付着した異物を洗い流す。このように、上記送風機の吸込口周辺の異物を除去した後に、送風機を稼働させることによって、送風機が異物を吸い込むのを防ぎ、送風機の故障を防止できる。つまり、上記送風機の信頼性を高めることができる。
したがって、使用者が送風機の吸込口周辺の異物の除去を直接行わなくても、その異物が除去されるから、使用性の悪化を伴わずに、送風機の故障を防止できる。
第1の発明の洗濯乾燥機は、使用者が除湿用熱交換プレートの異物の除去を直接行わなくても、循環装置を稼働させることによって、循環経路の他方の端部から流れ出た水が除湿用熱交換プレートの異物を洗い流すので、使用性の悪化を伴わずに、送風機の故障を防止できる。
また、上記除湿用熱交換プレートの異物を洗い流すことによって、除湿すべき空気と除湿用熱交換プレートとの接触面積が減少せず、湿用熱交換プレートの熱交換の性能が低下するのを防止できる。
第2の発明の洗濯乾燥機は、使用者が送風機の吸込口周辺の異物の除去を直接行わなくても、循環装置を稼働させることによって、循環経路の他方の端部から流れ出た水が送風機の吸込口周辺の異物を洗い流すので、使用性の悪化を伴わずに、送風機の故障を防止できる。
以下、本発明の洗濯乾燥機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た概略図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱開口部25を前部に有する外箱1を備えている。上記外箱1の上部は天板24から成る一方、外箱1の下部は底台2から成っている。そして、上記外箱開口部25は、外箱1にヒンジ(図示せず)で回動自在に取り付けられた開閉扉3で開閉されるようになっている。また、上記外箱1の上部には、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケース11が設けられていると共に、操作キーや表示部を有する操作パネル8が設けられている。
図2に、上記ドラム式洗濯乾燥機の概略断面図を示す。
上記外箱1の上部である天板24の後部には給水口10が設けられている。この給水口10に供給された水は、給水パイプ9、洗剤ケース11および給水ダクト35を順次流れて水槽4内に流入する。上記給水パイプ9には給水弁36が設けられており、この給水弁36の開閉操作によって水槽4への水の供給が制御される。また、上記外箱1の前面上部にある操作パネル8の裏側(外箱1の内部側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御装置23が配置されている。
また、上記ドラム式洗濯乾燥機は、水槽4、ドラム5、駆動装置6および乾燥システム26も備えている。上記駆動装置6は、水槽4の後部に取り付けられており、ドラム5を回転駆動する。また、上記乾燥システム26はドラム5内の洗濯物を乾燥させるためのものである。なお、上記ドラム5は回転槽の一例である。
上記水槽4は、有底円筒形状であり、外箱1内に配置されている。また、上記水槽4の前面部には水槽開口部27が設けられている。この水槽開口部27の開口縁には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン7が取り付けられている。これにより、上記開閉扉3を閉じると、開閉扉3の窓部31がパッキン7に密着し、水槽4内の液体が水槽4外へ漏れ出るのを防ぐことができる。また、上記水槽4は、水槽開口部27が前方を向いて外箱開口部25に対向するように配置されている。より詳しくは、上記水槽4の中心軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。そして、上記水槽4の上部には、水槽4内に水や洗濯液等を給水するための給水ダクト35が接続されている。一方、上記水槽4の下部には排水口51が設けられ、この排水口51には排水ダクト12が接続されている。この排水ダクト12を流れる液体は糸屑フィルタ28を通ってから排水ホース50または循環ホース29に流入できるようになっている。この糸屑フィルタ28は、排水ダクト12内を流れて来た液体中の糸屑等の異物を除去する。また、上記排水ホース50には、排水モータ14によって開閉される排水弁30が設けられている。なお、上記排水ダクト12と循環ホース29とが循環経路の一例を構成している。
上記循環ホース29の上方の端部は第1の枝部29aと第2の枝部29bとに分岐している。上記第1の枝部29aは循環ポンプ13近傍から水槽4の前面側へ向かって延びて第1の循環ノズル19に接続されている。また、上記第2の枝部29bは循環ポンプ13近傍から水槽4の後部へ向かって延びて第2の循環ノズル49に接続されている。一方、上記循環ホース29の下方の端部は、糸屑フィルタ28の後方に配置された循環ポンプ13に接続されている。なお、上記循環ポンプ13は循環装置の一例である。
上記ドラム5も、水槽4と同様に有底円筒形状を呈している。また、上記ドラム5は水槽4内の空間の上部側に回転自在に配置されている。このため、上記ドラム5の回転軸を含む鉛直面内では、ドラム5の上部周壁と水槽4の上部周壁との間の距離に比べて、ドラム5の下部周壁と水槽4の下部周壁との間の距離の方が長くなっている。また、上記ドラム5の回転軸は、水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜して水槽4の中心軸に対して略平行となっている。また、上記ドラム5の前面部には、ドラム5内に洗濯物を入れるためのドラム開口部32が設けられている。このドラム開口部32は、水槽開口部27よりも大きな径を有して外箱開口部25および水槽開口部27に対向している。また、上記ドラム5の周壁全域には複数の小孔33が設けられている。この小孔33は、水槽4とドラム5との間の空間と、ドラム5内の空間との間で洗濯水や乾燥空気等を流通させるためのものである。また、上記ドラム5のドラム開口部32を外側から取り囲む流体バランサ34を設けて、ドラム5の回転時に、洗濯物および洗濯液等の偏りにより生じようとするアンバランスを、流体バランサ34の内部における封入液体の移動によって打消すようにしている。
上記乾燥システム26はファンユニット15及び除湿用熱交換プレート17を有している。また、詳しくは後述するが、上記乾燥システム26は温風ユニット16(図4参照)も有している。なお、上記ファンユニット15は送風機の一例である。
上記ファンユニット15は水槽4の後面下部に取り付けられている。また、上記ファンユニット15は、ファンケース37と、このファンケース37内に収容された送風ファン38と、送風ファン38を回転駆動するファンモータ39とで構成されている。このファンモータ39は送風ファン38と直結し、ダイレクトドライブ構造によって送風ファン38を回転駆動するようになっている。また、上記ファンケース37には、水槽4の空気を吸い込む吸込口37aが設けられている。
上記除湿用熱交換プレート17は、洗濯時またはすすぎ時における水槽4内の液体に浸かるように、水槽4の下部とドラム5の下部との間の領域に配置されて、水平面に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。また、上記除湿用熱交換プレート17の後部(ファンユニット15側の部分)は、水槽4の内壁に取り付けられたプレートカバー18で覆われている。このプレートカバー18は、洗濯物から蒸発した水分を含む空気を除湿用熱交換プレート17に沿うように流して、ファンケース37の吸込口37aへ案内する。
図3に、図2の要部の拡大図を示す。
上記除湿用熱交換プレート17は、金属製であって開放断面形状を有し、ステンレス製の線材40を介して水槽4の内壁に取り付けられている。また、上記除湿用熱交換プレート17の表面には、楕円形状の凹部17aが9個設けられている。上記除湿用熱交換プレート17の表面上では、乾燥運転時、冷却ノズル21で供給された冷却水がファンユニット15へ向かって流れる。より詳しくは、上記冷却ノズル21から最前方の凹部17aに供給された冷却は、除湿用熱交換プレート17が水面に対して傾斜していることにより、後方の8個の凹部17aを順次流れた後、除湿用熱交換プレート17の後端から流れ落ちて、排水口51及び排水ダクト12等を通って外箱1外に排水される。
上記冷却ノズル21は、水槽4の前面下部に設けられている。また、上記冷却ノズル21の水槽4外の端部には冷却ホース43の一方の端部が接続されている。上記冷却ノズル21の近傍には第1の循環ノズル19が設置されている。
上記第1の循環ノズル19は水槽4の前面下部を貫通し、水槽4内の先端がドラム5内の洗濯物に臨んでいる。これにより、上記第1の循環ノズル19から吐出した循環水が洗濯物に降り掛かる。
上記第2の循環ノズル49は水槽4の下面後部を貫通し、水槽4内の先端が除湿用熱交換プレート17の後部に対向している。これにより、上記第2の循環ノズル49から吐出した循環水が除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺に掛かる。
なお、図3では、循環水の供給と冷却水の供給とが同時に行われているように描かれているが、循環水の供給と冷却水の供給とは同時に行われない。上記循環水の供給はすすぎ工程で行われ、冷却水の供給は乾燥工程で行われる。
図4に、上記水槽4の概略正面図を示す。
上記温風ユニット16は、ヒータ41と、このヒータ41で加熱された空気をドラム5内へ案内する送風ケース42とから成っている。
上記ヒータ41は、ファンユニット15が吹き出した空気を加熱する加熱部と、この加熱部を収容するヒータケースとから成っている。そして、上記ヒータ41は、除湿用熱交換プレート17の側方に位置するように、水槽4の下部とドラム5の下部との間に設置されている。また、上記ヒータケース内の空間は送風ケース42内の空間と連通している。
上記送風ケース42は、水槽開口部27の下縁とドラム開口部32の下縁との間に位置する上端を有している。これにより、上記送風ケース42で案内された空気は送風ケース42の上端からドラム5内へ向かって吹き出す。
なお、上記送風ケース42の上端の配置スペースは、水槽開口部27の中心C1をドラム開口部32の中心C2よりも天板24側に位置させることで得ている。つまり、上記送風ケース42の上端の配置スペースは、水槽開口部27をドラム開口部32に対して外箱1の天板24側に偏心させることで得ている。
以下、上記構成のドラム式洗濯乾燥機が、洗い工程、脱水工程、すすぎ工程および乾燥工程を順次行う場合について説明する。
まず、洗い工程が開始すると、洗濯物を洗うための洗い水が槽4内に溜まり、ドラム5が回転することによって、洗濯物の汚れが落ちる。
次に、脱水工程が開始すると、排水弁30を開放させて、水槽4内の洗い水を外箱1外へ排水する。そして、上記洗い水の排水が終了すると、排水弁30が開放したまま、ドラム5が回転することによって、洗濯物が含む水分が遠心分離される。
次に、すすぎ工程が開始すると、排水弁30が閉鎖し、洗濯物をすすぐためのすすぎ水(循環水)が水槽4内に溜まり、ドラム5が回転することによって、洗濯物がすすがれる。このとき、上記循環ポンプ13が稼働することによって、水槽4内のすすぎ水が排水ダクト12、糸屑フィルタ28および循環ホース29を介して循環する。より詳しくは、上記循環ホース29内に入ったすすぎ水は途中で第1の枝部29aと第2の枝部29bとに分岐して流れる。上記第1の枝部29aを流れるすすぎ水の一部は、第1の循環ノズル19の先端からドラム5内に吐出して洗濯物に降り掛かる。一方、上記すすぎ水の残りは、第2の枝部29bを流れた後、第2の循環ノズル49の先端から水槽4内に吐出して除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺に掛かる。その結果、上記すすぎ水の残りが、除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺に付着した糸屑等の異物を洗い流す。この異物は、すすぎ水と共に排水口51から排水ダクト12内へ入り、排水ダクト12を流れて糸屑フィルタ28で捕集される。
次に、上記乾燥運転が始まると、乾燥システム26が稼働し、ヒータ41による温風が、ドラム5内へ吹き出る。これにより、上記温風がドラム5内の洗濯物に当たり、洗濯物の水分が蒸発する。この水分を含んだ空気は、小孔33からドラム5外に出て、ファンユニット15に吸引されてプレートカバー18内へ入る。このプレートカバー18が、上記水分を含んだ空気を除湿用熱交換プレート17に沿って流す。このとき、上記水分を含んだ空気は、除湿用熱交換プレート17の表面上を流れる冷却水によって冷却されると共に、上記冷却水で冷えた除湿用熱交換プレート17によっても冷却される。これにより、上記空気の水分を効果的に凝縮させることができる。つまり、上記空気を十分に除湿して、良好な乾燥空気が得られる。上記乾燥空気は、ファンケース37内へ吸い込まれる一方、凝縮した水分は、排水口51から排水ダクト12内へ入り、外箱1外へ出る。そして、上記ファンケース37内に吸い込まれた乾燥空気は、送風ファン38の回転によってヒータ41に送られ、このヒータ41で加熱されてドラム5内へ戻る。
このように、使用者が除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺の異物を直接除去しなくても、上記異物がすすぎ工程で除去されるから、使用性の悪化が生じず、上記異物を吸い込むことによるファンユニット15の故障を防止できる。
また、上記除湿用熱交換プレート17の後部に付着した異物を洗い流すことによって、除湿すべき空気と除湿用熱交換プレートの後部との接触面積が減少するのを防ぐことができる。つまり、上記空気と除湿用熱交換プレートの後部との接触面積を大きく保つことができる。したがって、上記除湿用熱交換プレートの熱交換の性能が低下するのを防止できる。
上記第1実施形態では、給水弁36を給水パイプ9に設けていたが、給水弁36の代わりに給水ポンプを給水パイプ9に設けてもよい。
(第2実施形態)
図5に、第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図を示す。また、図5において、図2,図3に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図2,図3における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。また、図5においても、図3と同様に、循環水の供給と冷却水の供給とが同時に行われているように描かれているが、循環水の供給と冷却水の供給とは同時に行われない。上記循環水の供給はすすぎ工程で行われ、冷却水の供給は乾燥工程で行われる。
上記ドラム式洗濯乾燥機では、水槽4の上部とドラム5の上部との間の領域に配置されて、水平面に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。また、上記除湿用熱交換プレート17の後部(ファンユニット15側の部分)は、水槽4の内壁に取り付けられたプレートカバー218内で覆われている。このプレートカバー218の下側の端部には、プレートカバー218内の水を抜くための貫通穴218aが設けられている。
上記除湿用熱交換プレート17の前部には冷却ノズル21による冷却水が降り掛かると共に、除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺には第2の循環ノズル49による循環水が降り掛かるようになっている。また、上記除湿用熱交換プレート17の中央部には給水ダクト35が対向している。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記第1実施形態と同様に、第2の循環ノズル49による循環水によって除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺の異物を除去できる。
また、上記給水ダクト35が除湿用熱交換プレート17の中央部に対向しているので、給水ダクト35から吐出した洗い水またはすすぎ水が除湿用熱交換プレート17の中央部およびその周辺の異物を洗い流す。したがって、上記除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺の異物に加えて、除湿用熱交換プレート17の中央部およびその周辺の異物も除去できるので、異物を吸い込むことよるファンユニット15の故障をより起こり難くすることができる。
また、上記プレートカバー218の下側の端部に貫通穴218aが設けられているから、プレートカバー218内の循環水等を貫通穴218aからプレートカバー218外に排水できる。
(第3実施形態)
図6に、第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図を示す。また、図6において、図2,図3に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図2,図3における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。また、図6においても、図3と同様に、循環水の供給と冷却水の供給とが同時に行われているように描かれているが、循環水の供給と冷却水の供給とは同時に行われない。上記循環水の供給はすすぎ工程で行われ、冷却水の供給は乾燥工程で行われる。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、上記第1実施形態の循環ホース29に代えて、第1〜第3の枝部319a,319b,319cを有する循環ホース319を備えている。上記第1〜第3の枝部319a,319b,319cは第1〜第3の循環ノズル19,49,59に接続されている。
上記第1の循環ノズル19は水槽4の前面下部を貫通し、水槽4内の先端がドラム5内の洗濯物に臨んでいる。これにより、上記第1の循環ノズル19から吐出した循環水が洗濯物に降り掛かる。
上記第2の循環ノズル49は水槽4の下面後部を貫通し、水槽4内の先端が除湿用熱交換プレート17の後部に対向している。これにより、上記第2の循環ノズル49から吐出した循環水が除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺に掛かる。
上記第3の循環ノズル59は水槽4の下面中央部を貫通し、水槽4内の先端が除湿用熱交換プレート17の中央部に対向している。これにより、上記第3の循環ノズル59から吐出した循環水が除湿用熱交換プレート17の中央部およびこの周辺に掛かる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記第1実施形態と同様に、第2の循環ノズル49による循環水によって除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺の異物を除去できる。
また、上記第3の循環ノズル59の先端が除湿用熱交換プレート17の中央部を向いているので、第3の循環ノズル59による循環水の一部が除湿用熱交換プレート17の中央部およびこの周辺の異物を洗い流す。したがって、上記除湿用熱交換プレート17の後部およびこの周辺の異物に加えて、除湿用熱交換プレート17の中央部およびその周辺の異物も除去できるので、異物を吸い込むことよるファンユニット15の故障をより起こり難くすることができる。
(第4実施形態)
図7に、第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図を示す。また、図7において、図2,図3に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図2,図3における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。また、図7においても、図3と同様に、循環水の供給と冷却水の供給とが同時に行われているように描かれているが、循環水の供給と冷却水の供給とは同時に行われない。上記循環水の供給はすすぎ工程で行われ、冷却水の供給は乾燥工程で行われる。
上記ドラム式洗濯乾燥機では、第2の循環ノズル49が水槽4の下面後部を貫通し、水槽4内の先端がファンユニット15の吸込口37aに対向している。これにより、上記第2の循環ノズル49から吐出した循環水がファンユニット15の吸込口37a周辺に掛かる。したがって、使用者がファンユニット15の吸込口37a周辺の異物を直接除去しなくても、第2の循環ノズル49による循環水が上記異物を洗い流すから、使用性の悪化が生じず、上記異物によるファンユニット15の故障を防止できる。
上記第1〜第4実施形態では、すすぎ工程時に循環水の供給を行っていたが、洗い工程時に循環水の供給を行ってもよい。つまり、上記洗い工程時に、循環ポンプ13を稼働させてもよい。
また、すすぎ工程時に、循環水の供給と冷却水の供給とを同時に行ってもよい。この場合、上記除湿用熱交換プレート17から泡を除去する効果を高めることができる。
また、上記除湿用熱交換プレート17は冷却水の一例としての水道水で冷却することができる。この場合、図8に示す給水弁装置44を外箱1内に設けてもよい。
上記給水弁装置44は、流入口44cおよび第1の吐出口44aに連通する洗濯用給水弁45と、流入口44cおよび第2の吐出口44bに連通する乾燥用給水弁46とを有している。
上記第1の吐出口44aには給水パイプ409の一方の端部を接続する一方、第2の吐出口44bには冷却ホース43の他方の端部を接続する。そして、上記流入口44cには、例えば可撓性のホース(図示せず)を介して水道の蛇口に接続する。なお、上記給水パイプ409の他方の端部には洗剤ケース11に接続する。
上記構成の給水弁装置44によれば、洗濯用給水弁45を開放すると、第1の吐出口44aから吐出した水道水は給水パイプ409を流れて洗剤ケース11内に流入する。一方、上記乾燥用給水弁46を開放すると、第2の吐出口44bから吐出した水道水は冷却ホース43を流れて冷却ノズル21から除湿用熱交換プレート17の表面に流れ落ちる。
また、本発明は、ドラム式洗濯乾燥機のみならず、縦型洗濯乾燥機にも用いることができる。
図1は本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図である。 図2は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。 図3は図2の要部の拡大図である。 図4は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の水槽の概略正面図である。 図5は本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図である。 図6は本発明の第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図である。 図7は本発明の第4実施形態のドラム式洗濯乾燥機の要部の概略断面図である。 図8は上記第1〜4実施形態のドラム式洗濯乾燥機に搭載可能な給水弁装置の概略構成図である。 図9は従来のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。
符号の説明
1 外箱
2 底台
3 開閉扉
4 水槽
5 ドラム
6 駆動装置
7 パッキン
8 操作パネル
9 給水パイプ
11 洗剤ケース
12 排水ダクト
13 循環ポンプ
14 排水モータ
15 ファンユニット
16 温風ユニット
17 除湿用熱交換プレート
18 プレートカバー
19 第1の循環ノズル
21 冷却ノズル
23 制御装置
24 天板
25 外箱開口部
27 水槽開口部
28 糸屑フィルタ
29,319 循環ホース
30 排水弁
31 窓部
32 ドラム開口部
34 流体バランサ
36 給水弁
37 ファンケース
38 送風ファン
39 ファンモータ
40 線材
41 ヒータ
42 送風ケース
43 冷却ホース
44 給水弁装置
44a 第1の吐出口
44b 第2の吐出口
44c 流入口
45 洗濯用給水弁
46 乾燥用給水弁
49 第2の循環ノズル
51 排水口
59 第3の循環ノズル

Claims (3)

  1. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
    上記水槽内の空気から除湿する除湿用熱交換プレートを有すると共に、上記除湿用熱交換プレートを経由した空気を吸い込む送風機を有する乾燥システムと、
    上記水槽内の水が流入する一方の端部を有すると共に、この一方の端部から流入した水を上記除湿用熱交換プレートへ向けて吐出する他方の端部を有する循環経路と、
    上記水槽内の水を上記循環経路を介して循環させる循環装置と
    を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記循環経路の上記他方の端部は複数個あることを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
    上記水槽内の空気を吸い込む吸込口が設けられた送風機を有する乾燥システムと、
    上記水槽内の水が流入する一方の端部を有すると共に、この一方の端部から流入した水を上記送風機の吸込口周辺へ向けて吐出する他方の端部を有する循環経路と、
    上記水槽内の水を上記循環経路を介して循環させる循環装置と
    を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
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JP2009056112A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toshiba Corp 洗濯乾燥機
CN102031679B (zh) * 2009-01-09 2012-04-25 南京乐金熊猫电器有限公司 一种洗衣机

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