JP2006237898A - 浴室へのスピーカー装置の配設構造 - Google Patents

浴室へのスピーカー装置の配設構造 Download PDF

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【課題】 浴室の壁面からのスピーカー装置の突出量を抑制しつつも低音域の音質向上を図ると共に、スピーカー装置のスピーカーユニット背面空間での結露水発生を抑制してスピーカー装置の耐久性能を向上できる浴室へのスピーカー装置の配設構造を提供する。
【解決手段】 スピーカー装置1に設けた壁面取付面2を浴室3の壁面4aに添わせるようにしてスピーカー装置1を浴室3の壁4に配設してなる浴室3へのスピーカー装置1の配設構造である。音源となる振動板を備えたスピーカーユニット5の背方に設けたスピーカーユニット背面空間6を内部に有する中空箱部7を壁面取付面2よりも背方へ突出するように形成する。中空箱部7を浴室3の壁4に穿設した壁貫通孔8に収容する。スピーカー装置1にスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させる通気用連通孔10を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室へのスピーカー装置の配設構造に関するものである。
従来から、浴室3の壁4にスピーカー装置1を取付けるには、図6のようにスピーカー装置1の背面を壁4に添設させて行っていた(たとえば特許文献1参照)。なお、スピーカー装置1は音源となる振動板を備えたスピーカーユニット5の背方にスピーカーユニット背面空間6が設けられているが、このスピーカーユニット背面空間6の容積が小さいと低音域が出力されにくく(図7の点線グラフ参照)、またスピーカーユニット背面空間6の容積を大きく形成すると低音域の出力増は期待できるものの(図7の実線グラフ参照)、浴室3の壁4にスピーカー装置1を取付けた際には壁面4aからのスピーカー装置1の突出量が大きくなってしまうといった問題があった。また、浴室3の壁4に取付けたスピーカー装置1のスピーカーユニット背面空間6は浴室3の湿気が入り込み易いと共に温度の高い浴室雰囲気温度になり易く、つまり高温多湿の雰囲気になり易いものであって、したがって、スピーカー装置1に冷水を浴びせたときには、スピーカー装置1が急激に冷やされてスピーカーユニット背面空間6で結露水が発生し、この結露水によってスピーカー装置1が内部から劣化してしまうといった問題があった。
実開平5−57221号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、浴室の壁面からのスピーカー装置の突出量を抑制しつつも低音域の音質向上を図ると共に、スピーカー装置のスピーカーユニット背面空間での結露水発生を抑制してスピーカー装置の耐久性能を向上できる浴室へのスピーカー装置の配設構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る浴室へのスピーカー装置の配設構造は、スピーカー装置1に設けた壁面取付面2を浴室3の壁面4aに添わせるようにしてスピーカー装置1を浴室3の壁4に配設してなる浴室3へのスピーカー装置1の配設構造において、音源となる振動板を備えたスピーカーユニット5の背方に設けたスピーカーユニット背面空間6を内部に有する中空箱部7を壁面取付面2よりも背方へ突出するように形成すると共にこの中空箱部7を浴室3の壁4に穿設した壁貫通孔8に収容し、スピーカー装置1にスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させる通気用連通孔10を設けたことを特徴とする。これによると、スピーカーユニット背面空間6を内部に有する中空箱部7を壁面取付面2よりも背方へ突出するように形成すると共にこの中空箱部7を浴室3の壁4に穿設した壁貫通孔8に収容したことで、浴室3の壁面4aからのスピーカー装置1の突出量を抑制しつつもスピーカーユニット背面空間6の容積を大きく形成してスピーカー装置1の低音域の音質向上を図ることができ、また、スピーカー装置1にスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させた通気用連通孔10によって、浴室3からスピーカーユニット背面空間6に入り込んだ湿気を壁裏空間9に逃がして緩和することができると共にスピーカーユニット背面空間6内の雰囲気温度を浴室3内の雰囲気温度と比べて比較的低温である壁裏空間9の温度に近づけることができ、つまりスピーカーユニット背面空間6内の雰囲気を浴室3内の雰囲気と比べて低温且つ低湿の状態にでき、スピーカー装置1が冷水等にて急冷されてもスピーカーユニット背面空間6での結露水の発生を抑制でき、スピーカー装置1の結露水による劣化を抑制することができる。
また、請求項2に係る浴室へのスピーカー装置の配設構造は、請求項1において、通気用連通孔10を、スピーカーユニット5の振動板から背方へ放射される音の位相を反転させるためのバスレス型スピーカー装置のポートとして機能させたことを特徴とする。これによると、ヘルムホルツの共鳴原理にて通気用連通孔10をバスレス型スピーカー装置1における低音域を発生させるポートとして機能させ、スピーカー装置1の低音域の音質向上を図ることができる。
また、請求項3に係る浴室へのスピーカー装置の配設構造は、請求項2において、スピーカユニット5を制御する制御基板12を収納するための収納空間13をスピーカー装置1の前部且つスピーカーユニット背面空間6に隣接して設けると共に、壁裏空間9に配設した電源線等の配線11を制御基板12に接続するために収納空間13と壁裏空間9とを連通させる配線導入孔14を設け、スピーカーユニット背面空間6と収納空間13とを通気用連通孔10で連通させて配線導入孔14を介してスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させる通気路24を形成し、スピーカーユニット5の振動板から背方へ放射された音を通気用連通孔10で位相を反転させた後に収納空間13からスピーカー装置1の前面を介して浴室3内へ放射させたことを特徴とする。これによると、通気用連通孔10で位相を反転させた音の大部分を収納空間13からスピーカー装置1の前面を介して浴室3内へ放射させることができ、スピーカー装置1の低音域の音質向上を図ることができる。
本発明は、浴室の壁面からのスピーカー装置の突出量を抑制しつつも低音域の音質向上を図ることができると共に、スピーカーユニット背面空間での結露水の発生を抑制できてスピーカー装置の結露水による劣化を抑制することができるという利点を有する。
図1乃至図4には本発明の実施の形態の例を示す。スピーカー装置1は、図3のように、正面視で左右に長い矩形箱状のハウジングを有し、このハウジングの左右方向の中央部に制御部1aが設けられると共にこの制御部1aの左右方向の両隣にそれぞれスピーカー部1bが設けられて構成されている。詳しくは、ハウジングは、浴室3の壁4に固定される本体部材15と、この本体部材15に前方から被着されるスイッチ板部材16(図1)と、スイッチ板部材16の前方から本体部材15に被着されるカバー部材17とを一体化して形成されている。
本体部材15の背部には浴室3の壁面4aに当接される垂直面状の壁面取付面2が形成されており、また、スピーカー部1bにおける本体部材15の部位には壁面取付面2よりも背方に突出する有底筒状の中空箱部7が形成されており、また、制御部1aにおける本体部材15の部位には壁面取付面2を背端面とする中空の収納箱部18が形成されている。なお、収納箱部18の背端の壁面取付面2には背方に突出する筒状の配線導入孔14が形成されている。カバー部材17は、平板状の正面板部17aの外周縁から背方にフランジ板部17bを突設してなる背方に開口せる矩形箱状に形成され、正面板部17aの背面に添わせるようにスイッチ板部材16を挟んで本体部材15に取付けたときは本体部材15の背部以外の全面に被さるようにされており、また、スピーカー部1bにおけるカバー部材17の部位にはスピーカ用開口19が穿設されると共にこのスピーカ用開口19を背方から覆うように音源となる振動板を有するスピーカーユニット5が配設されており、また、制御部1aにおけるカバー部材17の正面板部17aの部位にはスピーカーユニット5の操作を行う押釦式の操作釦20が設けられている。また、スイッチ板部材16は、カバー部材17の正面板部17aのスピーカ用開口19以外の背面の略全ての部位を覆うような板形状のもので、各操作釦20の背方に対応して正面方向に付勢された板バネ部16aが形成されている。ハウジングを形成したときには、スピーカー部1bにおける本体部材15とカバー部材17との間では、中空箱部7の内部空間が構成せるスピーカーユニット背面空間6が形成され、制御部1aにおける本体部材15とカバー部材17との間では、収納箱部18の内部空間が構成せる収納空間13が形成される。なお、スピーカー部1bと制御部1aとの境界における本体部材15の部位には、正面側に突出してハウジング形成時にその突出先端がカバー部材17の背面に添設されるスイッチ板部材16に当接される仕切壁21が形成されており、ハウジング形成時にはスピーカーユニット背面空間6と収納空間13とは上記仕切壁21にて仕切られるようになっている。ここで、収納空間13にはスピーカー装置1を制御する制御基板12が配設される。詳しくは、制御基板12は、本体部材15の収納箱部18の背面から正面方向に突出する複数の突起状の挟持用リブ22の先端に背方から当接されて収納空間13内に配設されるのであって、カバー部材17の操作釦20を押したときにのみスイッチ板部材16の板バネ部16aが制御基板12に設けたスイッチに押圧可能にされている。なお、挟持用リブ22は各操作釦20の背方部位に設けられ、使用者による操作釦20の押込力に対する制御基板12の耐久性を高めている。また、制御基板12は、スピーカーユニット5と制御線(図示せず)を介して接続されている。
スピーカー装置1を浴室3の壁4に取付けるには、図4のように予め浴室3の壁4に穿孔した中空箱部用壁貫通孔8a及び配線導入孔用壁貫通孔8bにスピーカー装置1の中空箱部7及び配線導入孔14をそれぞれ背方に向けて挿入し、浴室3の壁面4aにスピーカー装置1の壁面取付面2を防水パッキン23を介して当接させて行われる。なお、防水パッキン23は壁面取付面2に設けた正面方向に凹没した凹段部2a内に嵌め込まれていてズレ防止が施されている。ここで、中空箱部用壁貫通孔8a及び配線導入孔用壁貫通孔8bはホールソーを用いて穿孔して円形孔状に形成される場合が多いのであり、本例の中空箱部7や配線導入孔14も円形孔状の中空箱部用壁貫通孔8a及び配線導入孔用壁貫通孔8bに嵌合できるよう断面円形状に形成されている。ところで、スピーカー装置1の低音出力向上のためには背景技術で述べたようにスピーカーユニット5の背方に広いスピーカーユニット背面空間6を設けることが必要とされるのであって、スピーカーユニット背面空間6を広くとろうとすると従来例では浴室3の壁4からのスピーカー装置1の突出量が大きくなってしまうといった問題があったが、本例では、スピーカーユニット背面空間6を内部に有する中空箱部7を壁面取付面2よりも背方へ突出するように形成すると共に、この中空箱部7を中空箱部用壁貫通孔8aを通して浴室3の壁4の背方の壁裏空間9に位置させたので、スピーカー装置1の低音出力向上のためにスピーカーユニット背面空間6を広く形成しても浴室3の壁4からのスピーカー装置1の突出量の抑制が図られた構造とされているのである。なお、壁裏空間9には電源線等の配線11が配設されており、この配線11は配線導入孔用壁貫通孔8bに嵌合された配線導入孔14を通って収納空間13内に導入され、制御基板12に接続されている。
ところで、上記スピーカー装置1は、スピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させる通気用連通孔10を設けることで、スピーカーユニット背面空間6内で生じる結露水による劣化を回避せる構造が採用されている。具体的に、通気用連通孔10は中空箱部7の壁の任意位置に穿設されるものであり、本例では、壁裏空間9に位置した中空箱部7の部位である中空箱部7の背面部である円形底部の中央に形成されており、通気用連通孔10にてスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを直接連通させる構造とされている。この通気用連通孔10によると、浴室3からスピーカーユニット背面空間6に入り込んだ湿気を壁裏空間9に逃がして緩和することができると共にスピーカーユニット背面空間6内の雰囲気温度を浴室3内の雰囲気温度と比べて比較的低温である壁裏空間9の温度に近づけることができ、つまりスピーカーユニット背面空間6内の雰囲気を浴室3内の雰囲気と比べて低温且つ低湿の状態にできることから、使用者がカビの発生などを抑制する等のために浴室使用後に浴室3の壁4やスピーカー装置1に冷水を浴びせるなどしてスピーカー装置1が冷水等にて急冷されてもスピーカーユニット背面空間6での結露水の発生を抑制でき、スピーカー装置1の結露水による劣化を抑制することができるのである(図1中の実線矢印Bがスピーカーユニット背面空間6内の空気の流れを示している)。なお、本例のようなスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを直接連通させた通気用連通孔10は換気効率が良いので、効率良く上記作用効果を得ることができるのである。
また、通気用連通孔10は、ヘルムホルツの共鳴原理にて振動板から背方へ放射される音の位相を反転させるためのバスレス型スピーカー装置1のポートとして機能させている。詳しくは、通気用連通孔10は、スピーカー部1bの低音出力向上のために、ヘルムホルツの共鳴原理に基いて、スピーカーユニット5の振動板から背方へ放射される低音域の音の位相を反転できる内部容積になるように、所定径及び長さの筒形状に形成している。つまり、本例のスピーカー部1bはバスレス型スピーカーとされている。詳しくは、スピーカーユニット5の振動板から背方へ放射された音は、スピーカーユニット5の振動板から直接浴室3に放射される音と反対の位相を有するものであるが、このスピーカーユニット5の振動板から背方へ放射された音のうち低音域の音は通気用連通孔10を通って位相が反転されたものとなり、つまり振動板から直接浴室3に放射される低音域の音と同位相となるのであって、そしてこの低音域の音は主に浴室3の壁裏空間9から浴室3に至ることで、振動板から直接浴室3に放射される低音域の音に加算されて強めることができるのであり、スピーカー装置1の低音域の音質向上が図られているのである(図1中の白抜き矢印Cが通気用連通孔10で位相が反転された音の進行を示している)。このように、スピーカーユニット背面空間6内の結露防止を図る通気用連通孔10をバスレス型スピーカー装置1のポート形状とするといった簡単な構成で、スピーカー装置1の低音域の音質向上を図ることができたものである。
更に言うと、本例のスピーカー装置1では、壁裏空間9とスピーカー装置1の内部とが通気用連通孔10及び配線導入孔14にて連通されているが、これら通気用連通孔10及び配線導入孔14の各背方側の端部は浴室3の壁4における壁裏空間9側の壁面4bよりも背方へ突出しているので、たとえ壁裏空間9側の壁面4bで結露が生じた場合にも通気用連通孔10及び配線導入孔14からスピーカー装置1の内部に上記結露水が入り込みにくい構造とされている。なお、図示はしないが、通気用連通孔10及び配線導入孔14の各背方側の端部における上部部位に背方へ突出するような庇部を形成し、この庇部で壁裏空間9で生じた結露水の通気用連通孔10及び配線導入孔14を介してのスピーカー装置1の内部への流入防止を図ってもよい。
また、図5には本発明の実施の形態の他例を示す。本例では、その基本構造は先例を踏襲しており一部のみを変更したものであるから、先例と同構造の部位には同符合を付して説明を省き、相違する部位につき説明をしていく。
本例のスピーカー装置1では、先例と比べて、通気用連通孔10の設ける位置を変更している。具体的に、本例のスピーカー装置1の通気用連通孔10は、中空箱部7の壁の一部を構成する仕切壁21に設けられている。すなわち、本例のスピーカー装置1では、スピーカーユニット背面空間6と収納空間13とを通気用連通孔10で連通させて配線導入孔14を介してスピーカーユニット背面空間6と浴室3の壁裏空間9とを連通させる通気路24が形成されており、この通気路24にてスピーカーユニット背面空間6と壁裏空間9との換気が可能にされている(図5中の実線矢印Dがスピーカーユニット背面空間6内の空気の流れを示している)。つまり、通気用連通孔10はスピーカーユニット背面空間6と壁裏空間9とを間接的に連通させている。なお、通気用連通孔10は所定径及び長さの筒状に形成されており、つまり先例同様バスレフ型スピーカーのポート形状に施されている。
この通気用連通孔10によると、スピーカーユニット5の振動板から背方へ放射された低音域の音を通気用連通孔10で位相を反転させた後に収納空間13に放射し、収納空間13からスピーカー装置1の前面を介して浴室3内へ放射させることができ、つまり効率良く振動板から背方へ放射されて位相が反転させた低音域の音を浴室3内に放射でき、スピーカー装置1の低音域の音質向上を図ることができたものである。詳しくは、先例では、振動板から背方へ放射された低音域の音は位相が反転された後に通気用連通孔10から浴室3の壁裏空間9に大部分が放射され、厚みのある浴室3の壁4を介して浴室3内に至るというものであったが、本例では、振動板から背方へ放射された低音域の音は位相が反転された後に通気用連通孔10から収納空間13に大部分が放射され、この収納空間13から浴室3の壁4と比べて厚みの薄いスピーカー装置1の前面を介して位相が反転された後の振動板から背方へ放射された低音域の音を浴室3内に放射できるので、位相が反転された後の振動板から背方へ放射された低音域の音の浴室3内への放射効率は向上している(図5中の白抜き矢印Eが通気用連通孔10で位相が反転された音の進行を示している)。このように、本例では、通気用連通孔10によるスピーカーユニット背面空間6内の結露防止を確保してスピーカー装置1の劣化防止を図りながらも、位相が反転された後の振動板から背方へ放射された低音域の音の浴室3内への放射効率を向上させてスピーカー装置1の低音域の音質向上を大幅に図ることができたものである。
本発明の実施の形態の例を示す水平断面図(図2(a)のA−A線断面図)である。 同上の浴室へのスピーカー装置の配設状態であり、(a)は正面図であり、(b)は平面断面図である。 同上のスピーカー装置であり、(a)は正面側から見た斜視図であり、(b)は背面側から見た斜視図である。 同上のスピーカー装置を取付ける前の浴室の壁の正面図である。 本発明の実施の形態の他例を示す水平断面図である。 従来技術の例の概略水平断面図である。 スピーカーユニット背面空間の容積の違いによるスピーカー装置の出力音質のグラフである。
符号の説明
1 スピーカー装置
2 壁面取付面
3 浴室
4 壁
5 スピーカーユニット
6 スピーカーユニット背面空間
7 中空箱部
8 壁貫通孔
9 壁裏空間
10 通気用連通孔

Claims (3)

  1. スピーカー装置に設けた壁面取付面を浴室の壁面に添わせるようにしてスピーカー装置を浴室の壁に配設してなる浴室へのスピーカー装置の配設構造において、音源となる振動板を備えたスピーカーユニットの背方に設けたスピーカーユニット背面空間を内部に有する中空箱部を壁面取付面よりも背方へ突出するように形成すると共にこの中空箱部を浴室の壁に穿設した壁貫通孔に収容し、スピーカー装置にスピーカーユニット背面空間と浴室の壁裏空間とを連通させる通気用連通孔を設けたことを特徴とする浴室へのスピーカー装置の配設構造。
  2. 通気用連通孔を、スピーカユニットの振動板から背方へ放射される音の位相を反転させるためのバスレス型スピーカー装置のポートとして機能させたことを特徴とする請求項1記載の浴室へのスピーカー装置の配設構造。
  3. スピーカユニットを制御する制御基板を収納するための収納空間をスピーカー装置の前部且つスピーカーユニット背面空間に隣接して設けると共に、壁裏空間に配設した電源線等の配線を制御基板に接続するために収納空間と壁裏空間とを連通させる配線導入孔を設け、スピーカーユニット背面空間と収納空間とを通気用連通孔で連通させて配線導入孔を介してスピーカーユニット背面空間と浴室の壁裏空間とを連通させる通気路を形成し、スピーカユニットの振動板から背方へ放射された音を通気用連通孔で位相を反転させた後に収納空間からスピーカー装置の前面を介して浴室内へ放射させたことを特徴とする請求項2記載の浴室へのスピーカー装置の配設構造。
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