JP2006237423A - 半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電荷保持特性を向上することで高温放置時などでも書き込み状態を十分に維持できる半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体記憶装置100は、半導体基板(101)と、半導体基板(101)上に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)と、半導体基板(101)の少なくとも一部上からゲート電極(108)の側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層(111)と帯電した絶縁層(110)とを含む多層構造のサイドウォール(113)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法に関し、特に1セル2ビット方式のMONOS構造を有する半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
従来、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極とを有し、浮遊ゲート電極に電荷を蓄積することでデータを記憶する、いわゆるスタック型の不揮発性半導体記憶装置が存在する(例えば以下に示す特許文献1参照)。
このようなスタック型の不揮発性半導体記憶装置では、半導体基板とこれに形成されたソース・ドレインと上記の制御ゲート電極とにそれぞれ電圧を印加することで半導体基板から浮遊ゲート電極へファウラ・ノードハイム(Fowler-Nordheim)電流を流し、これを利用して浮遊ゲート電極にデータを書き込む。
一方、上記のような不揮発性半導体記憶装置の小型化を目的として、電荷蓄積部を浮遊ゲート(Floating Gate)電極から窒化膜に変更した、いわゆるMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)構造の不揮発性半導体記憶装置が存在する。
従来技術によるMONOS構造の不揮発性半導体記憶装置は、例えばチャネルが形成される半導体層(例えばシリコン基板)と浮遊ゲート電極との間に、シリコン窒化膜が2つのシリコン酸化膜(これを第1および第2シリコン酸化膜という)でサンドイッチされた多層構造の誘電体膜が形成された構造を有する(例えば以下に示す特許文献1参照)。
誘電体膜におけるシリコン窒化膜は電荷蓄積部として機能する。また、半導体層とシリコン窒化膜との間に形成された第1シリコン酸化膜は、半導体層とシリコン窒化膜との間における電位障壁として機能する。さらに、シリコン窒化膜と浮遊ゲート電極との間に形成された第2シリコン酸化膜は、シリコン窒化膜に蓄積された電荷が浮遊ゲート電極側へ抜けたり、浮遊ゲート電極から不要な電荷がシリコン窒化膜へ流れ込んだりすることを防止するための膜として機能する。
上記のようなシリコン窒化膜に対する書き込みは、例えば、浮遊ゲート電極と、浮遊ゲート電極下に隣接するように半導体層に形成されたドレイン領域とに書き込み用の電圧を印加することで行うことができる。この際、ソース領域には基準電圧などが印加される。以上のようにそれぞれ電圧を印加することで、浮遊ゲート電極下の半導体層にチャネルが形成され、このチャネルにドレイン領域から飛び出したキャリアが流れる。このキャリアは、ソース領域側で加速されてホットキャリアとなる。このように発生したホットキャリアは、電位障壁として機能する第1シリコン酸化膜を突き抜ける。第1シリコン酸化膜を突き抜けたホットキャリアは、電荷蓄積部として機能するシリコン窒化膜にトラップされ、これに蓄積される。これにより、シリコン窒化膜に書き込みが行われる。
特開平10−223783号公報 特開2003−78045号公報
ところで、上述したようなMONOS構造を利用することで、1つのメモリセルに2ビットを記憶する、いわゆる1セル2ビット方式の不揮発性半導体記憶装置を構成することができる。
このような1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置は、例えば、シリコン窒化膜が第1および第2シリコン酸化膜でサンドイッチされた多層構造の誘電体膜が、半導体層上から浮遊ゲート電極の2つの側壁にかけてそれぞれ形成された構造を有する。
しかしながら、MONOS構造の不揮発性半導体記憶装置に対する従来の書き込み方法では、その構成上の理由から、浮遊ゲート電極両脇の誘電体膜それぞれに縦方向の電界が印加されない。このため、特に半導体層上に形成された誘電体膜に印加される縦方向の電界、すなわち、電位障壁として機能する第1シリコン酸化膜を飛び越えるための電界は、浮遊ゲート電極から漏れる電界における縦方向の成分しか存在しない。
誘電体膜に印加される電界が浮遊ゲート電極から漏れる電界における縦方向の成分しかない場合、たとえ半導体層と第1シリコン酸化膜との界面が形成する電位障壁の電位を超えるエネルギーを持つホットキャリアが第1シリコン酸化膜に注入されたとしても、このホットキャリアがシリコン窒化膜あるいは第1シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との界面にまで到達することができず、シリコン窒化膜ではなく第1シリコン酸化膜にトラップされてしまう可能性が存在する。なお、例えば半導体層をシリコン基板とした場合、シリコンと酸化シリコンとの界面には約3.2eV(エレクトロンボルト)の電位障壁が形成される。
このようにして第1シリコン酸化膜にトラップされたキャリアは、例えば高温放置で容易に第1シリコン酸化膜から抜けてしまう可能性がある。すなわち、従来の構成では、高温放置時などにおける電荷保持特性を十分に有してない可能性がある。
上述した特許文献1および2はいずれも、1セル2ビット方式の不揮発性半導体記憶装置でない、すなわち浮遊ゲート電極の側面それぞれに電荷蓄積を目的としたサイドウォールを有していない構造であるため、上記のような問題が生じることはなかった。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、電荷保持特性を向上することで高温放置時などでも書き込み状態を十分に維持できる半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明による半導体記憶装置は、半導体基板と、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、半導体基板の少なくとも一部上からゲート電極の両側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層と帯電した絶縁層とを含む多層構造のサイドウォールとを有する。
半導体基板からゲート電極両側壁にかけてそれぞれ形成された多層構造のサイドウォールのうち、電荷蓄積用の絶縁層以外のいずれかの一層を帯電させておくことで、半導体基板に対して垂直方向、すなわち半導体基板側から電荷蓄積用の絶縁層側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層またはこれと他の層との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォールにおける電荷保持特性を向上させることが可能となる。なお、例えば電荷蓄積用の絶縁層はシリコン窒化膜とすることができる。また、帯電した絶縁層はシリコン酸化膜とすることができる。すなわち、本発明は、ゲート電極の両脇にそれぞれ電荷蓄積能力を有するサイドウォールが形成された、いわゆる1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置に適用することができる。
また、本発明による半導体記憶装置の製造方法は、所定のアクティブ領域に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有する半導体基板を準備する工程と、半導体基板の少なくとも一部およびゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜を帯電させる工程と、第1絶縁膜上に電荷蓄積用の第2絶縁膜を形成する工程とを有する。
また、本発明による半導体記憶装置の他の製造方法は、所定のアクティブ領域に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有する半導体基板を準備する工程と、半導体基板の少なくとも一部およびゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜上に電荷蓄積用の第2絶縁膜を形成する工程と、第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、第3絶縁膜を帯電させる工程とを有する。
半導体基板からゲート電極両側壁にかけてそれぞれ形成する多層構造のサイドウォールにおいて、半導体基板と電荷蓄積用の絶縁層との間に形成された第1絶縁膜、もしくは電荷蓄積用の絶縁層上に形成された第3絶縁膜を帯電させることで、半導体基板に対して垂直方向、すなわち半導体基板側から電荷蓄積用の絶縁層側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層またはこれと他の層との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォールにおける電荷保持特性が向上された半導体記憶装置を製造することが可能となる。なお、例えば第2絶縁膜は電荷蓄積用のシリコン窒化膜とすることができる。また、帯電した第1または第3絶縁層はシリコン酸化膜とすることができる。すなわち、本発明は、ゲート電極の両脇にそれぞれ電荷蓄積能力を有するサイドウォールが形成された、いわゆる1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置に適用することができる。
本発明によれば、電荷保持特性を向上することで高温放置時などでも書き込み状態を十分に維持できる半導体記憶装置およびその製造方法を実現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
まず、本発明による実施例1について図面を用いて詳細に説明する。本実施例では、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置(以下、単に半導体記憶装置という)100を例に挙げて説明する。
〔構成〕
図1は、本実施例による半導体記憶装置100を基板に対して垂直に切断した際の断面図である。図1に示すように、半導体記憶装置100は、半導体基板であるシリコン基板101におけるアクティブ領域103に低濃度拡散領域(Lightly DopedDrain:以下、LDDという)109と高濃度拡散領域114とが形成され、また、アクティブ領域103上にゲート酸化膜104とゲート電極108とサイドウォール113とが形成された構造を有する。
上記構造において、シリコン基板101において、半導体素子が形成されるアクティブ領域103は、これ以外の領域、すなわち半導体素子が形成されないフィールド領域に素子分離絶縁膜102を形成することで定義される。このシリコン基板101における少なくともアクティブ領域103には、しきい値調整などを目的としてポジティブイオンもしくはネガティブイオンが注入されていてもよい。
素子分離絶縁膜102は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて形成することができる。ただし、これに限らず、例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法やその他の形成方法を用いることも可能である。
また、アクティブ領域103上のゲート酸化膜104は例えば二酸化シリコン(SiO2)の膜で形成される。その膜厚は例えば80Å(オングストローム)とすることができる。
ゲート酸化膜104上に形成されたゲート電極108は、電気的に浮遊された、いわゆる浮遊ゲートである。本実施例において、ゲート電極108は3層構造を有する。ゲート酸化膜104の直上には、リンがドープされたポリシリコン(Poly-Silicon)膜105が形成される。その膜厚は例えば1000Åとすることができる。ポリシリコン膜105上には、シリコン(Si)がタングステン(W)などでシリサイド化されたシリサイド膜(WSix)106が形成される。その膜厚は例えば700Åとすることができる。WSix層106上には、シリコン酸化膜であるNSG(Non-doped Silicate Glass)膜107が形成される。その膜厚は例えば700Åとすることができる。また、これらから、ゲート電極108の合計の厚さは例えば2400Åとなる。
アクティブ領域103において、ゲート電極108下の領域と隣り合う領域には、この領域を挟む一対のLDD109が形成される。また、アクティブ領域103において、対をなす2つのLDD109を挟む領域には、ソースまたはドレインとして機能する高濃度拡散領域114が形成される。LDD109は、ソースまたはドレインなどのコンタクトとして機能する高濃度拡散領域114とチャネルが形成される領域(すなわち、アクティブ領域103におけるゲート電極108下の領域)との接合部分を分離するためのスペーサであり、例えばポジティブイオンであるヒ素イオン(As+)が例えば高濃度拡散領域114と比較して低濃度にドープされた領域である。一方、高濃度拡散領域114は、上記したように、ソースまたはドレインなどのコンタクトとして機能する領域であり、例えばポジティブイオンであるヒ素イオン(As+)が比較的高濃度にドープされた領域である。
ゲート電極108の両サイドに形成されたサイドウォール113は、それぞれLDD109からゲート電極108の側壁にかけて延在している。本実施例において、サイドウォール113は3層構造を有する。ゲート電極108側壁およびLDD109の直上には、酸化シリコン(SiO2)を用いてマスク酸化膜110が形成される。その膜厚は例えば100Åとすることができる。マスク酸化膜110上には、電荷蓄積用の膜であるシリコン窒化膜(SiN)111が形成される。これを以下、電荷蓄積用シリコン窒化膜という。また、その膜厚は例えば100Åとすることができる。電荷蓄積用シリコン窒化膜111上にはNSG膜112が形成される。その膜厚は例えば400Åとすることができる。なお、サイドウォール113を形成する各膜の厚さは、ゲート電極108側面からの厚さである。
また、上記したサイドウォール113のうち、マスク酸化膜110には、表面もしくは表面から内部(マスク酸化膜110の下面、すなわちマスク酸化膜110とLDD109との界面にまで達していてもよい)にかけて窒素がドープされている。このようにマスク酸化膜110にドープされた窒素原子は、プラスの固定電荷として機能する。このため、マスク酸化膜110内には、マイナスの電荷を持つホットキャリア(e-)を電荷蓄積用シリコン窒化膜111側へ引き込む方向(図面中縦方向)の電界が窒素原子により形成される。
ここで、例えば図2に示すように、マスク酸化膜110中に均一に窒素原子が拡散されている場合、すなわちマスク酸化膜110内の電荷密度が一定に分布している場合、マスク酸化膜110内に発生する電界E(x)は、以下の式1で表すことができる。なお、式1において、xは電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110との界面からの距離を示し、ρはマスク酸化膜110中の電荷密度(窒素原子密度に比例)を示し、εsはマスク酸化膜110の比誘電率を示し、ε0は真空の誘電率を示す。
Figure 2006237423
このように、マスク酸化膜110内に窒素原子を拡散することで、マスク酸化膜110内にホットキャリア(e-)を電荷蓄積用シリコン窒化膜111側へ引き込む方向の電界が形成される。すなわち、書き込み時にマスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアをマスク酸化膜110内で電荷蓄積用シリコン窒化膜111方向へ加速させることが可能となる。これにより、マスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアを電荷蓄積用シリコン窒化膜111もしくは電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110との界面にまで確実に到達させることが可能となり、結果、ホットキャリアにより注入された電荷の保持特性が改善される。
〔製造方法〕
次に、本実施例による半導体記憶装置100の製造方法を図3、図4および図1と共に詳細に説明する。図3および図4は、本実施例による半導体記憶装置100の製造方法を示すプロセス図である。
本製造方法では、まず、例えばしきい値調整などを目的として所定のイオンが注入されたシリコン基板101に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて素子分離絶縁膜102を形成する。これにより、シリコン基板101の一方の主面にフィールド領域とアクティブ領域103とが規定される。
次に、素子分離絶縁膜102が形成されたシリコン基板101のアクティブ領域103表面にウェット酸化にて例えば80Å程度のゲート酸化膜104を形成する。
次に、素子分離絶縁膜102およびゲート酸化膜104が形成されたシリコン基板101表面全体に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法にて、リンがドープされたポリシリコン膜105を例えば1000Å程度堆積させる。
次に、例えばCVD法またはスパッタリング法を用いて、ポリシリコン膜105上にタングステンシリサイド膜であるWSix膜106を例えば700Å程度の膜厚に成膜する。
次に、WSix膜106上に、例えばCVD法にてNSG膜107を700Å程度堆積する。以上の工程を経ることで、図3(a)に示すような構造を得ることができる。
次に、通常のホトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用いてポリシリコン膜105とWSix膜106とNSG膜107とからなる多層膜をパターニングすることで、図3(b)に示すように、ゲート電極108を形成する。なお、以上のような構造を有するゲート電極108は、いわゆるWSixポリサイド電極と呼ぶこともできる。また、ゲート電極108をパターニングする際のドライエッチングは、ゲート酸化膜104を完全に除去しない程度に行われる。これにより、図3(b)に示すように、アクティブ領域103におけるゲート電極108下以外の領域には、薄いゲート酸化膜104が残る。
次に、ゲート電極108および素子分離絶縁膜102をマスクとしてヒ素イオン(As)を注入することで、図3(c)に示すように、アクティブ領域103におけるゲート電極108下以外の領域に、低濃度拡散領域であるLDD109を形成する。この際、ヒ素イオン(As)は例えば30KeV(キロエレクトロンボルト)程度に加速される。また、そのドーズ量が例えば1.0×1014/cm2程度となる程度に注入される。
その後、図3(d)に示すように、ゲート電極108をパターニングした際に残したゲート電極108下以外の薄いゲート酸化膜104を、フッ酸(HF)などを用いて除去する。
次に、図4(a)に示すように、例えば1000℃下の希釈ドライ酸化にて、LDD109表面およびゲート電極108表面に、シリコン酸化膜を例えば100Å程度成長することで、マスク酸化膜110を形成する。
次に、例えばSPA(Slot Plane Antenna)技術やDPN(Decoupled PlasmaNitridation)技術などを用いてマスク酸化膜110をプラズマ窒化するか、酸化窒素(N2O)雰囲気中でマスク酸化膜110をアニールする。これにより、図4(b)に示すように、マスク酸化膜110の表面もしくは表面から内部(マスク酸化膜110の下面、すなわちマスク酸化膜110とLDD109との界面にまで達していてもよい)にかけて窒素がドープされる。なお、プラズマ窒化を行った場合、マスク酸化膜110の表面近傍に窒素原子が多く分布した状態となる。また、酸化窒素(N2O)雰囲気中でアニールした場合、マスク酸化膜110とシリコン基板101との界面近傍におけるマスク酸化膜110内に窒素原子が多く分布した状態となる。このため、例えばプラズマ窒化と酸化窒素(N2O)雰囲気中でのアニールとを組み合わせることで、窒素原子をマスク酸化膜110中にある程度均一に分布させることが可能である。
次に、図4(c)に示すように、窒素が拡散されたマスク酸化膜110上に、例えばLP(LowPressure)−CVD法にて、電荷蓄積用のSiN膜(電荷蓄積用シリコン窒化膜)111とサイドウォール形成用のNSG膜112とをそれぞれ例えば100Å、400Å程度に順次堆積する。
次に、例えば異方性ドライエッチングにてマスク酸化膜110と電荷蓄積用シリコン窒化膜111とNSG膜112とからなる多層膜をエッチングすることで、これらからなるサイドウォール113をゲート電極108の側壁に形成すると共に、ゲート電極108およびサイドウォール113下以外のLDD109を露出させる。その後、LDD109の露出した領域に、ヒ素イオン(As+)またはリンイオン(P+)などの所定のイオンを注入することで、これにソースまたはドレインとして機能する高濃度拡散領域114を形成する。
以上のような工程を経ることで、図1に示すような、WSixポリサイド電極であるゲート電極108の両サイドにそれぞれ形成されたサイドウォール113を構成する電荷蓄積用シリコン窒化膜111に電荷を蓄積することが可能な、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置200が形成される。
〔作用効果〕
以上のように、本実施例による半導体記憶装置100は、半導体基板(101)と、半導体基板(101)上に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)と、半導体基板(101)の少なくとも一部上からゲート電極(108)の側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層(111)と帯電した絶縁層(110)とを含む多層構造のサイドウォール(113)とを有する。
このように、半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成された多層構造のサイドウォール(113)のうち、電荷蓄積用の絶縁層(111)以外のいずれかの一層(本実施例ではシリコン酸化膜であるマスク酸化膜110)を帯電させておくことで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層(111)またはこれと他の層(本実施例ではマスク酸化膜110)との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォール(113)における電荷保持特性を向上させることが可能となる。
また、本実施例による半導体記憶装置100の製造方法では、所定のアクティブ領域103に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)とを有する半導体基板(101)を準備し、半導体基板(101)の少なくとも一部およびゲート電極(108)を覆う第1絶縁膜(110)を形成し、第1絶縁膜(110)を帯電させ、第1絶縁膜(110)上に電荷蓄積用の第2絶縁膜(111)を形成する。
半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成する多層構造のサイドウォール(113)において、半導体基板(101)と電荷蓄積用の絶縁層(111)との間に形成された第1絶縁膜(110)を帯電させることで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層またはこれと他の層との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォールにおける電荷保持特性が向上された半導体記憶装置を製造することが可能となる。
また、本実施例では、プラズマ窒化または酸化窒素雰囲気中でのアニール若しくはこれらの両方を用いて絶縁膜(110)に固定電荷となる窒素をドープし、これにより絶縁膜(110)を帯電させている。ただし、これに限らず、絶縁膜(110)に帯電させた電荷が例えば半導体基板(101)やゲート電極(108)側へ流れ出すことを防止できるのであれば、イオン注入やこの他如何なる方法を用いてもよい。
次に、本発明の実施例2について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1と同様である。
本実施例では、実施例1と同様に、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置(以下、単に半導体記憶装置という)200を例に挙げて説明する。
〔構成〕
図5は、本実施例による半導体記憶装置200を基板に対して垂直に切断した際の断面図である。図5に示すように、半導体記憶装置200は、実施例1による半導体記憶装置100と同様の構成において、ゲート電極108およびサイドウォール113が形成されたシリコン基板101全面が例えば100Å程度のLP−TEOS酸化膜215にて覆われている。また、本実施例による半導体記憶装置200は、マスク酸化膜110に窒素原子が注入される代わりに、LP−TEOS酸化膜215を介してアルゴンイオン(Ar+)がシリコン酸化膜であるNSG膜112に注入されている。
LP−TEOS酸化膜215は、LP−CVD装置においてテトラエチルオルソシリケイト(Si(OC25)4)を分解することで形成することができるシリコン酸化膜(SiO2膜)である。このLP−TEOS酸化膜215は、後述する工程を経てNSG膜112に蓄積した電荷が流れ出すことを防止するためのカバー膜として機能する。
LP−TEOS酸化膜215に表面が覆われたNSG膜112には、上述したように、アルゴンイオン(Ar+)がLP−TEOS酸化膜215を介して注入される。この際、NSG膜112から二次電子が放出されることで、NSG膜112がプラスに帯電する。このようにしてNSG膜112に生成されたプラスの電荷により、電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110とに、マイナスの電荷を持つホットキャリア(e-)を電荷蓄積用シリコン窒化膜111側へ引き込む方向(図面中縦方向)の電界が形成される。すなわち、実施例1と同様に、書き込み時にマスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアをマスク酸化膜110内で電荷蓄積用シリコン窒化膜111方向へ加速させることが可能となる。これにより、マスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアを電荷蓄積用シリコン窒化膜111もしくは電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110との界面にまで確実に到達させることが可能となり、結果、ホットキャリアにより注入された電荷の保持特性が改善される。
〔製造方法〕
次に、本実施例による半導体記憶装置200の製造方法を図6および図5と共に詳細に説明する。図6は、本実施例による半導体記憶装置200の製造方法を示すプロセス図である。なお、実施例1において例示した製造方法と同様の工程は、これらを引用することで詳細な説明を省略する。
本製造方法では、まず、実施例1において例示した図3(a)から図3(d)および図4(a)までの工程を用いることで、素子分離絶縁膜102により規定されたアクティブ領域103上にマスク酸化膜110により覆われたゲート酸化膜104およびゲート電極108が形成され、また、このアクティブ領域103にLDD109が形成されたシリコン基板101を作製する。
次に、図6(a)に示すように、ゲート電極108およびサイドウォールが形成されたシリコン基板101全面に、例えばLP(Low Pressure)−CVD法にて、電荷蓄積用のSiN膜(電荷蓄積用シリコン窒化膜)111とサイドウォール形成用のNSG膜112とをそれぞれ例えば100Å、400Å程度に順次堆積する。
次に、図6(b)に示すように、例えば異方性ドライエッチングにてマスク酸化膜110と電荷蓄積用シリコン窒化膜111とNSG膜112とからなる多層膜をエッチングすることで、これらからなるサイドウォール113をゲート電極108の側壁に形成すると共に、ゲート電極108およびサイドウォール113下以外のLDD109を露出させる。
次に、図6(c)に示すように、サイドウォール113が形成されると共にLDD109の一部が露出されたシリコン基板101全面に、例えばLP−CVD法にて、LP−TEOS酸化膜215を例えば100Å程度堆積する。その後、LP−TEOS酸化膜215で覆われたシリコン基板101全面に、例えばイオン注入装置を用いてアルゴンイオン(Ar+)を50KeV(キロエレクトロンボルト)程度に加速して打ち込むことで、NSG膜112をプラスに帯電する。この際、ドーズ量が例えば1.0×1014/cm2程度となるようにアルゴンイオン(Ar+)を注入する。
その後、LDD109におけるサイドウォール114が形成されていない領域、すなわちLDD109における図6(b)において露出された領域に、LP−TEOS酸化膜215を介してヒ素イオン(As+)またはリンイオン(P+)などの所定のイオンを注入することで、これにソースまたはドレインとして機能する高濃度拡散領域114を形成する。
以上のような工程を経ることで、図5に示すような、WSixポリサイド電極であるゲート電極108の両サイドにそれぞれ形成されたサイドウォール113を構成する電荷蓄積用シリコン窒化膜111に電荷を蓄積することが可能な、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置200が形成される。なお、ゲート電極108上に形成されたLP−TEOS酸化膜215は、ゲート電極108と他の金属パターンとを電気的に接続する際に必要に応じて除去される。
〔作用効果〕
以上のように、本実施例による半導体記憶装置200は、実施例1と同様に、半導体基板(101)と、半導体基板(101)上に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)と、半導体基板(101)の少なくとも一部上からゲート電極(108)の側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層(111)と帯電した絶縁層(112)とを含む多層構造のサイドウォール(113)とを有する。
このように、半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成された多層構造のサイドウォール(113)のうち、電荷蓄積用の絶縁層(111)以外のいずれかの一層(本実施例ではシリコン酸化膜であるNSG膜112)を帯電させておくことで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層(111)またはこれと他の層(本実施例ではマスク酸化膜110)との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォール(113)における電荷保持特性を向上させることが可能となる。
また、本実施例による半導体記憶装置200の製造方法では、所定のアクティブ領域(103)に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)とを有する半導体基板(101)を準備し、半導体基板(101)の少なくとも一部およびゲート電極(108)を覆う第1絶縁膜(110)を形成し、第1絶縁膜(110)上に電荷蓄積用の第2絶縁膜(111)を形成し、第2絶縁膜(111)上に第3絶縁膜(112)を形成し、第3絶縁膜(112)を帯電させる
半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成する多層構造のサイドウォール(113)において、電荷蓄積用の絶縁層(111)上に形成された第3絶縁膜(112)を帯電させることで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層またはこれと他の層との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォールにおける電荷保持特性が向上された半導体記憶装置を製造することが可能となる。
また、本実施例では、絶縁膜(本実施例ではシリコン酸化膜であるNSG膜112)にアルゴンイオンを注入することで、これを帯電させている。ただし、これに限らず、絶縁膜(112)に帯電させた電荷が例えば半導体基板(101)やゲート電極(108)側へ流れ出すことを防止できるのであれば、プラズマ窒化やこの他如何なる方法を用いてもよい。なお、本実施例では、帯電された絶縁膜(112)を絶縁膜(本実施例ではLP−TEOS酸化膜215)で覆うことで、帯電された絶縁膜(112)からの電荷放出を防止している。
次に、本発明の実施例3について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1または実施例2と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1または実施例2と同様である。
本実施例では、実施例1と同様に、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性半導体記憶装置(以下、単に半導体記憶装置という)300を例に挙げて説明する。
〔構成〕
図7は、本実施例による半導体記憶装置300を基板に対して垂直に切断した際の断面図である。図7に示すように、半導体記憶装置300は、実施例1による半導体記憶装置100と同様の構成において、サイドウォール113がサイドウォール313に置き換えられている。サイドウォール313は、実施例1におけるサイドウォール113と同様の構成において、NSG膜112がHDP(High-Density Plasma)酸化膜316と、LP−TEOS酸化膜またはPSG(Phospho-Silicate Glass)膜(以下、LP−TEOS酸化膜317を採用して説明する)とに置き換えられている。また、本実施例による半導体記憶装置300は、マスク酸化膜110に窒素原子が注入される代わりに、アルゴンイオン(Ar+)がシリコン酸化膜であるHDP酸化膜316に注入されている。
LP−TEOS酸化膜317は、上述した実施例2におけるLP−TEOS酸化膜215と同様に、LP−CVD装置においてテトラエチルオルソシリケイト(Si(OC25)4)を分解することで形成することができるシリコン酸化膜(SiO2膜)である。
また、HDP酸化膜316は、高濃度プラズマ(HDP)CVD法を用いて形成されたシリコン酸化膜である。HDP−CVD法ではプラズマ活性なイオンが用いられているため、溝の上部にオーバハングして堆積された膜を削りながら成膜を進めることが可能である。このため、形成するHDP酸化膜316の段差被覆性が高まると共に、これの埋込み性能を改善することが可能となる。
HDP酸化膜316は、サイドウォール313の下側、具体的には電荷蓄積用シリコン窒化膜111の直上に例えば500Åの膜厚で形成される。また、このHDP酸化膜316には、上述したように、アルゴンイオン(Ar+)が注入される。この際、HDP酸化膜316から二次電子が放出されることで、HDP酸化膜316がプラスに帯電する。このようにしてHDP酸化膜316に生成されたプラスの電荷により、電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110とに、マイナスの電荷を持つホットキャリア(e-)を電荷蓄積用シリコン窒化膜111側へ引き込む方向(図面中縦方向)の電界が形成される。すなわち、実施例1および実施例2と同様に、書き込み時にマスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアをマスク酸化膜110内で電荷蓄積用シリコン窒化膜111方向へ加速させることが可能となる。これにより、マスク酸化膜110に飛び込んだホットキャリアを電荷蓄積用シリコン窒化膜111もしくは電荷蓄積用シリコン窒化膜111とマスク酸化膜110との界面にまで確実に到達させることが可能となり、結果、ホットキャリアにより注入された電荷の保持特性が改善される。また、本実施例のように、電荷蓄積用シリコン窒化膜111の直上に配置されたHDP酸化膜316にのみプラスの固定電荷を植えつけることで、固定電荷の分布範囲を限定することが可能となるため、これが例えばトランジスタなどの他の半導体素子に作用してその特性が劣化することを防止できる。
〔製造方法〕
次に、本実施例による半導体記憶装置300の製造方法を図8および図7と共に詳細に説明する。図8は、本実施例による半導体記憶装置300の製造方法を示すプロセス図である。なお、実施例1において例示した製造方法と同様の工程は、これらを引用することで詳細な説明を省略する。
本製造方法では、まず、実施例1において例示した図3(a)から図3(d)および図4(a)までの工程を用いることで、素子分離絶縁膜102により規定されたアクティブ領域103上にマスク酸化膜110により覆われたゲート酸化膜104およびゲート電極108が形成され、また、このアクティブ領域103にLDD109が形成されたシリコン基板101を作製する。
次に、図8(a)に示すように、ゲート電極108およびサイドウォールが形成されたシリコン基板101全面に、例えばLP−CVD法にて電荷蓄積用のSiN膜(電荷蓄積用シリコン窒化膜)111を例えば100Å程度に堆積する。
次に、図8(b)に示すように、電荷蓄積用シリコン窒化膜111の平坦部に、例えばHDP−CVD法にてHDP酸化膜316を例えば500Å程度に堆積し、これに、例えばイオン注入装置を用いてアルゴンイオン(Ar+)を50KeV(キロエレクトロンボルト)程度に加速して打ち込むことで、HDP酸化膜316をプラスに帯電する。この際、ドーズ量が例えば1.0×1014/cm2程度となるようにアルゴンイオン(Ar+)を注入する。
次に、図8(c)に示すように、電荷蓄積用シリコン窒化膜111およびHDP酸化膜316上に、例えばLP−CVD法にてLP−TEOS酸化膜317を例えば400Å程度に堆積する。
次に、例えば異方性ドライエッチングにてマスク酸化膜110と電荷蓄積用シリコン窒化膜111とHDP酸化膜316とLP−TEOS酸化膜317とからなる多層膜をエッチングすることで、これらなるサイドウォール313をゲート電極108の側壁に形成すると共に、ゲート電極108およびサイドウォール313下以外のLDD109を露出させる。
その後、LDD109における露出された領域にヒ素イオン(As+)またはリンイオン(P+)などの所定のイオンを注入することで、これにソースまたはドレインとして機能する高濃度拡散領域114を形成する。
以上のような工程を経ることで、図7に示すような、WSixポリサイド電極であるゲート電極108の両サイドにそれぞれ形成されたサイドウォール313を構成する電荷蓄積用シリコン窒化膜111に電荷を蓄積することが可能な、1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置300が形成される。
〔作用効果〕
以上のように、本実施例による半導体記憶装置300は、実施例1および実施例2と同様に、半導体基板(101)と、半導体基板(101)上に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)と、半導体基板(101)の少なくとも一部上からゲート電極(108)の側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層(111)と帯電した絶縁層(316)とを含む多層構造のサイドウォール(313)とを有する。
このように、半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成された多層構造のサイドウォール(313)のうち、電荷蓄積用の絶縁層(111)以外のいずれかの一層(本実施例ではシリコン酸化膜であるHDP酸化膜316)を帯電させておくことで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層(111)またはこれと他の層(本実施例ではマスク酸化膜110)との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォール(313)における電荷保持特性を向上させることが可能となる。
また、本実施例による半導体記憶装置300の製造方法では、実施例2と同様に、所定のアクティブ領域(103)に形成されたゲート絶縁膜(104)と、ゲート絶縁膜(104)上に形成されたゲート電極(108)とを有する半導体基板(101)を準備し、半導体基板(101)の少なくとも一部およびゲート電極(108)を覆う第1絶縁膜(110)を形成し、第1絶縁膜(110)上に電荷蓄積用の第2絶縁膜(111)を形成し、第2絶縁膜(111)上に第3絶縁膜(316)を形成し、第3絶縁膜(316)を帯電させる。
半導体基板(101)からゲート電極(108)側壁にかけてそれぞれ形成する多層構造のサイドウォール(313)において、電荷蓄積用の絶縁層(111)上に形成された第3絶縁膜(316)を帯電させることで、半導体基板(101)に対して垂直方向、すなわち半導体基板(101)側から電荷蓄積用の絶縁層(111)側へキャリアを引き込む方向の電界をゲート電極(108)両脇に形成することができる。これにより、例えば半導体基板(101)に形成されたチャネルに発生したホットキャリアをより確実に電荷蓄積用の絶縁層またはこれと他の層との界面付近へ引き込むことが可能となる。結果、データ保持部として機能するサイドウォールにおける電荷保持特性が向上された半導体記憶装置を製造することが可能となる。
また、本実施例では、絶縁膜(本実施例ではシリコン酸化膜であるHDP酸化膜316)にアルゴンイオンを注入することで、これを帯電させている。ただし、これに限らず、絶縁膜(316)に帯電させた電荷が例えば半導体基板(101)やゲート電極(108)側へ流れ出すことを防止できるのであれば、プラズマ窒化やこの他如何なる方法を用いてもよい。
さらに、本実施例では、帯電した絶縁膜(316)を電荷蓄積用の絶縁層(111)における半導体基板(101)と平行な部分上にのみ形成している。このため、例えば周辺にトランジスタなどの半導体素子を形成した場合でも、絶縁膜(316)における電荷がこの半導体素子に作用することを防止できる。これにより、周辺回路の半導体素子の特性劣化を回避することができる。
また、上記実施例1から実施例3は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
本発明の実施例1による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置100の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置100におけるマスク酸化膜110中に均一に窒素原子が拡散されている場合にマスク酸化膜110内に発生する電界E(x)を示す図である。 本発明の実施例1による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置100の製造方法を示すプロセス図である(1)。 本発明の実施例1による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置100の製造方法を示すプロセス図である(2)。 本発明の実施例2による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置200の構成を示す断面図である。 本発明の実施例2による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置200の製造方法を示すプロセス図である。 本発明の実施例3による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置300の構成を示す断面図である。 本発明の実施例3による1セル2ビット方式のMONOS構造を有する不揮発性の半導体記憶装置300の製造方法を示すプロセス図である。
符号の説明
100、200、300 半導体記憶装置
101 シリコン基板
102 素子分離絶縁膜
103 アクティブ領域
104 ゲート酸化膜
105 ポリシリコン膜
106 WSix膜
107、112 NSG膜
108 ゲート電極
109 LDD
110 マスク酸化膜
111 電荷蓄積用シリコン窒化膜
113 サイドウォール
114 高濃度拡散領域
215、317 LP−TEOS酸化膜
316 HDP酸化膜

Claims (18)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記半導体基板の少なくとも一部上から前記ゲート電極の両側壁にかけてそれぞれ形成され、電荷蓄積用の絶縁層と帯電した絶縁層とを含む多層構造のサイドウォールと
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記帯電した絶縁層は、窒素がドープされることで帯電した酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記帯電した絶縁層は、所定のイオンが入射されることで帯電した酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記帯電した絶縁層は、前記半導体基板と前記電荷蓄積用の絶縁層とを電気的に分離するための酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記帯電した絶縁層は、前記半導体基板と前記電荷蓄積用の絶縁層との間に形成された酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記帯電した絶縁層は、前記電荷蓄積用の絶縁層上に形成された酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 前記ゲート電極および前記サイドウォールが形成された前記半導体基板の表面を覆う第2絶縁膜をさらに有することを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記帯電した絶縁層は、前記電荷蓄積用の絶縁層における前記半導体基板と平行な部分上にのみ形成されていることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  9. 所定のアクティブ領域に形成されたゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有する半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板の少なくとも一部および前記ゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜を帯電させる工程と、
    前記第1絶縁膜上に電荷蓄積用の第2絶縁膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記第1絶縁膜を帯電させる工程は、前記第1絶縁膜に窒素をドープすることを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記第1絶縁膜を帯電させる工程は、プラズマ窒化または酸化窒素雰囲気中でのアニールを用いて前記第1絶縁膜に窒素をドープすることで当該第1絶縁膜を帯電させることを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1から第3絶縁膜をエッチングすることで前記半導体基板の少なくとも一部上から前記ゲート電極の両側壁にかけてそれぞれサイドウォールを形成する工程とをさらに有することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  13. 所定のアクティブ領域に形成されたゲート絶縁膜と、当該ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを有する半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板の少なくとも一部および前記ゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に電荷蓄積用の第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3絶縁膜を帯電させる工程と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  14. 前記第3絶縁膜を帯電させる工程は、前記第3絶縁膜に所定のイオンを入射することで当該第3絶縁膜を帯電させることを特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置の製造方法。
  15. 前記所定のイオンはアルゴンイオンであることを特徴とする請求項14記載の半導体記憶装置の製造方法。
  16. 前記第1から第3絶縁膜をエッチングすることで前記半導体基板の少なくとも一部上から前記ゲート電極の両側壁にかけてそれぞれサイドウォールを形成する工程と、
    前記半導体基板の少なくとも一部と前記ゲート電極と前記サイドウォールとを覆う第4絶縁膜を形成する工程とをさらに有することを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  17. 前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程は、前記第2絶縁膜における前記半導体基板と平行な部分上にのみ前記第3絶縁膜を形成することを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  18. 前記第1から第3絶縁膜を覆う第4絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1から第4絶縁膜をエッチングすることで前記半導体基板の少なくとも一部上から前記ゲート電極の両側壁にかけてそれぞれサイドウォールを形成する工程とをさらに有することを特徴とする請求項17記載の半導体記憶装置の製造方法。
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