JP2006236243A - モーションコントロールシステムとその同期方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モーションコントローラとサーボアンプの間で補間位置指令を非同期通信で授受し、非リアルタイムOSが搭載されているパーソナルコンピュータをモーションコントローラとして使用し、安価で軌跡を精度良く描くことができるモーションコントロールシステムを提供する。
【解決手段】 モーションコントローラ100は、演算した補間位置152を各サーボアンプ200に送信した後、全てのサーボアンプ200に対して補間位置152の取り込み処理の開始を一斉同報する補間位置取り込み開始指令実行手段104を備え、サーボアンプ200は、補間位置取り込み開始指令により、既に受信している補間位置152を補間位置バッファ252に格納する補間位置取り込み開始手段202を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モーションコントローラとモータを制御するサーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムとその同期方法に関する。
従来のモーションコントローラとモータを制御するサーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムは、同期通信する機能を備えたモーションコントローラと、同期通信する機能を備えたサーボアンプと、が通信線で接続されている。
図5は、従来のモーションコントロールシステムの構成図である。
図5において、160はモーションコントローラで、210はサーボアンプである。サーボアンプ210は、モータ400、パルスジェネレータ500と接続されている。310は通信線であり、通信線310を介してモーションコントローラ160およびサーボアンプ210は接続されている。サーボアンプ210は制御対象の機械により1台または複数台接続されるが、ここでは2台の場合を例示する。
モーションコントローラ160にはリアルタイムOS126が搭載さている。作業者からモーションコントローラ160の起動がかけられると、まずプログラム解析部101が、軌跡を表す位置データと移動指令が書かれたモーションプログラム150を読み込んで目標位置151を出力する。
補間演算部123は、リアルタイムタイマ122が一定の周期で発行するタイマイベント154に同期して動作し、プログラム解析部101が出力した目標位置151を基に時々刻々の補間位置152を算出する。同期通信部125は、タイマイベント154に同期して動作し、補間演算部123が算出した補間位置152をサーボアンプ210に同期通信で送信する。
サーボアンプ210には、一定の周期でタイマイベント254を生成するリアルタイムタイマ203があり、同期通信部221が、リアルタイムタイマ203が生成するタイマイベント254に同期して動作し、モーションコントローラ160から送信された補間位置152を受信し、データ領域の補間位置バッファ252に書き込む。制御部204は、タイマイベント254に同期して動作し、補間位置バッファ252とパルスジェネレータ500の信号を入力として位置制御ループを計算し位置偏差を求め、モータ400に位置偏差に比例した制御信号を出力する。
図6は、従来のモーションコントロールシステムの位置データの例を示す図である。
図6は、x軸方向、y軸方向それぞれにサーボアンプが1台割り当てられており、モーションプログラムで平面上の軌跡を指令した場合における、目標位置と補間位置の出力例を示している。
図6の(a)はモーションプログラム150で指令された目標位置151を点で表しており、目標位置151までを直線移動する指令であることを直線矢印で表している。図6(b)の点は補間位置152を表していて、目標位置151の間の直線上で補間された位置であり、通信周期でサーボアンプへ送信する位置である。
図6(b)の点P(t)は、ある時刻tにおける補間位置152を表している。点P(t)の座標を(x(t),y(t))とする。x(t)、y(t)は、それぞれx軸方向、y軸方向に割り当てられたサーボアンプに対する時刻tにおける補間位置152である。x(t)、y(t)は、それぞれx軸方向、y軸方向に割り当てられたサーボアンプに対して同期通信で同時に送信される。x軸方向、y軸方向に割り当てられたサーボアンプは、それぞれx(t)、y(t)を同時に受信し、座標x(t)、座標y(t)へモータを同時に駆動する。
このように、目標位置間を補間し、モーションコントローラからサーボアンプへ補間位置指令を同期通信で送信することによって、目標位置間で直線上の軌跡を描くことができる。
以上述べたように、従来のモーションコントロールシステムでは同期通信を利用していたため、通信線に接続されている機器間で通信処理のタイミングを同期させる必要がある。
これに対し、通信処理のタイミングを同期させるための方法がいくつか公開されている(例えば、特許文献1〜4参照)。特許文献1ではIEEE1394規格のサイクルスタート信号、特許文献2では同期タイマ、特許文献3では同期割り込み、特許文献4では同期フレーム、をそれぞれ利用することによって通信線に接続された複数の機器間において同期通信でデータを授受している。
また、従来のモーションコントロールシステムにおいて、非同期通信で非同期型コマンドの位置決め指令をサーボアンプに送信し、サーボアンプは、位置決め指令を受信してすぐに目標位置を制御部に入力し、制御部がモータの駆動を開始する、という手順で軌跡制御を行う技術もある(例えば非特許文献1のp.1−4、1−10)。
以下に非同期型コマンドの軌跡制御の補間位置と軌跡について説明する。
図7は、従来のモーションコントロールシステムで非同期通信を使用した場合における補間位置と軌跡と軸速度の例を示す図である。
図7は、x軸方向、y軸方向それぞれにサーボアンプが1台割り当てられており、モーションプログラムで平面上の直線軌跡を指令した場合の、ある時刻t1からある時刻t2における補間位置と軌跡と軸速度の例を示している。
図7(a)は、補間位置と軌跡を表したもので、点P(t1)は時刻t1における補間位置の指令点を、点P(t2)は時刻t2における補間位置の指令点を、点P(t1’)は時刻t1’における実際の位置を、点P(t2’)は時刻t2’における実際の位置を表している。また、計算上の軌跡Tはモーションコントローラ100の補間演算部103が算出した軌跡を、実際の軌跡T’は従来のモーションコントロールシステムで非同期通信を使用した場合においてx軸方向、y軸方向に割り当てられたサーボアンプが実際に描く軌跡を表している。また、図7(b)は時刻t1から時刻t2までのx軸、y軸の速度を表している。
点P(t1)の座標を(x(t1),y(t1))、点P(t2)の座標を(x(t2),y(t2))、点P(t1’)の座標を(x(t1’),y(t1’))、点P(t2’)の座標を(x(t2’),y(t2’))とする。
x軸のサーボアンプは時刻t1にx(t1)の位置にあり、時刻t1にx(t2)への移動指令を受信する。x(t2)への移動指令を受信したx軸のサーボアンプは、時刻t1を起点としてx(t2)へモータを駆動する。
一方、y軸のサーボアンプは時刻t1にy(t1)の位置にあり、時刻t1’にy(t2)への移動指令を受信する。非同期型コマンドを使用したシステムでは、データの送信タイミングが保証されず、非同期でデータが送信されるため、時刻t1と時刻t1’は一般的に一致しない。時刻t1’にy(t2)への移動指令を受信したy軸のサーボアンプは、時刻t1から遅れた時刻t1’を起点としてy(t2)へモータを駆動する。
y軸に割り当てられたサーボアンプが処理を開始する時刻t1’までは、x軸に割り当てられたモータだけが駆動されている。このため、x軸、y軸は、時刻t1’に計算上の軌跡Tからはずれた点P(t1’)に位置する。時刻t1’から時刻t2’まではx軸、y軸とも駆動されるので、計算上の軌跡Tと並行した軌跡を描く。時刻t2’でx(t2)に到達するためx軸は停止する。一方、y軸はy(t2)に到達するまで移動を続ける。結果として、計算上の軌跡Tとは異なる軌跡T’が描かれる。
特開2004−72634号公報(第39頁、図1) 特開平7−191727号公報(第4頁、図1) 特開平8−123520号公報(第16頁、図1) 特公平6−19660号公報(第3頁、図1) 資料番号SI−S800−26.2、「高速フィールドネットワーク MECHATROLINK サーボコマンド説明書」、株式会社安川電機、2001年6月、p.1−4、1−9、1−10
特許文献1〜4のいずれの手法を用いた場合においても、モーションコントローラの処理負荷の状況に関わらず、同期通信の処理周期内に補間位置指令の算出を完了しなければならない。
つまり、モーションコントローラにはリアルタイム性が必須であり、モーションコントロールシステムを構築するためにはリアルタイムOSを搭載した専用モーションコントローラを準備しなければならない。このため、Windows(登録商標)、Linux(登録商標)などの非リアルタイムOSが搭載されている汎用のパーソナルコンピュータをモーションコントローラとして使用して補間位置指令を送信するモーションコントロールシステムを構築することができず、モーションコントロールシステムを安価に構築することができない、という問題があった。
また、従来のモーションコントロールシステムで非同期通信の非同期型コマンドを使用した場合、図7に示すように、複数のサーボアンプが異なる時刻を起点としてモータを起動するため、実際に描かれる軌跡が計算上の軌跡と異なり、軌跡の精度が悪い、という問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、モーションコントローラとサーボアンプの間で補間位置指令を非同期通信で授受し、リアルタイム性のない安価なモーションコントローラで、非同期通信を用いて軌跡を精度良く描くことができるモーションコントロールシステムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、位置データと移動指令が書かれたモーションプログラムを解析するプログラム解析部と、該プログラム解析部で解析された目標位置を補間演算し、補間位置を出力する補間演算部と、モータを駆動するサーボアンプへ前記補間位置を非同期に送信する非同期通信部を有するモーションコントローラと、該モーションコントローラからの前記補間位置を非同期に受信する非同期通信部と、該非同期通信部で受信した前記補間位置を格納する補間位置バッファと、該補間位置バッファに格納された前記補間位置から前記モータの制御信号を演算し前記モータに出力する制御部を有する1台または複数台のサーボアンプと、より構成され、前記モーションコントローラと前記サーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムにおいて、前記モーションコントローラは、リアルタイム性の保証のない非リアルタイムタイマと、前記補間演算部の内部に設けられると共に前記非リアルタイムタイマが定期的に発行するタイマイベントに同期して起動され、演算した補間位置を前記各サーボアンプに送信した後、前記全てのサーボアンプに対して補間位置の取り込み処理の開始を一斉同報する補間位置取り込み開始指令実行手段を備えており、前記サーボアンプは、その非同期通信部の内部に設けられると共に前記モーションコントローラの非同期通信部から受信した補間位置取り込み開始指令により、既に受信している前記補間位置を前記補間位置バッファに格納する補間位置取り込み開始手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、位置データと移動指令が書かれたモーションプログラムを解析するプログラム解析部と、該プログラム解析部で解析された目標位置を補間演算し、補間位置を出力する補間演算部と、モータを駆動するサーボアンプへ前記補間位置を非同期に送信する非同期通信部を有するモーションコントローラと、該モーションコントローラからの前記補間位置を非同期に受信する非同期通信部と、該非同期通信部で受信した前記補間位置を格納する補間位置バッファと、該補間位置バッファに格納された前記補間位置から前記モータの制御信号を演算し前記モータに出力する制御部を有する1台または複数台のサーボアンプと、より構成され、前記モーションコントローラと前記サーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムの同期方法において、前記リアルタイム性の保証のない非リアルタイムタイマが定期的に発行するタイマイベントに同期して起動される前記補間演算部の内部に設けた補間位置取り込み開始指令実行手段を用いて、演算した補間位置を前記各サーボアンプに送信した後、前記全てのサーボアンプに対して補間位置の取り込み処理の開始を一斉同報し、前記サーボアンプの非同期通信部の内部に設けた補間位置取り込み開始手段を用いて、前記モーションコントローラの非同期通信部から受信した補間位置取り込み開始指令により、既に受信している前記補間位置を前記補間位置バッファに格納することを特徴とするものである。
請求項1および請求項2に記載の発明によると、モーションコントローラから全てのサーボアンプに対して非同期通信で補間位置の取り込みの開始を一斉同報する補間位置取り込み開始指令が出力され、全てのサーボアンプは補間位置取り込み開始指令を受信した後に、補間位置を補間位置バッファに取り込み、補間位置取り込み開始指令に同期して動作するため、モーションコントローラに同期通信のリアルタイム性が不要となり、リアルタイム性のない安価なモーションコントローラで、非同期通信を用いて軌跡を精度良く描くことができるモーションコントロールシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明のモーションコントロールシステムの構成図である。
図1において、100はモーションコントローラである。200はサーボアンプである。サーボアンプ200は、モータ400、パルスジェネレータ500と接続されている。300は通信線である。通信線300を介してモーションコントローラ100およびサーボアンプ200は接続されている。サーボアンプ200は制御対象の機械により1台または複数台接続されるが、ここでは2台の場合を例示する。
モーションコントローラ100には非リアルタイムOS106が搭載さている。作業者からモーションコントローラ100の起動がかけられると、まずプログラム解析部101が、軌跡を表す位置データと移動指令が書かれたモーションプログラム150を読み込んで目標位置151を出力する。
補間演算部103は、リアルタイム性が保証されない非リアルタイムタイマ102が一定の周期で発行するタイマイベント153に同期して動作し、プログラム解析部101が出力した目標位置151を基に時々刻々の補間位置152を算出する。非同期通信部104は、タイマイベント153に同期して動作し、補間演算部103が算出した補間位置152をサーボアンプ200に非同期通信で送信する。また、補間演算部103には補間位置取り込み開始指令実行手段104があり、全てのサーボアンプ200に対し補間位置を送信した後、補間開始の同期を取るため、補間位置取り込み開始指令を作成する。作成された補間位置取り込み開始指令は、全てのサーボアンプ200に一斉同報される。
サーボアンプ200には、非同期通信部201が有り、モーションコントローラ100から送信された補間位置152を受信する。また、補間位置取り込み開始手段202により、モーションコントローラ100からの補間位置取り込み開始指令を受信待ちし、受信したら補間位置152をサーボアンプ200のデータ格納領域にある補間位置バッファ252に格納する。制御部210は、タイマイベント254に同期して動作し、補間位置バッファ252とパルスジェネレータ500の信号を入力として位置制御ループを計算し位置偏差を求め、モータ400に位置偏差に比例した制御信号を出力する。
図2は、本発明のモーションコントロールシステムにおけるモーションコントローラのフローチャートである。
モーションコントローラ100は、まず、ステップS110で軌跡を表す位置データと移動指令が書かれたモーションプログラム150を一行読み込む。次に、ステップS120でモーションプログラムの終わりまで読み込んだかどうかを判定し、モーションプログラムの終わりまで読み込んだ場合は実行を終了する。モーションプログラムが終わりでない場合、ステップS130でプログラム解析部101が読み込んだモーションプログラムを一行分解析し、目標位置151を出力する。次に、ステップS140で非リアルタイムタイマ122から一定の周期で発行されるタイマイベント154の発生を待つ。タイマイベント154が発生した後、ステップS150で補間演算部103が目標位置151を入力として補間演算を行う。ステップS150では、補間演算を行った結果として、制御対象とする全てのサーボアンプ200に対する補間位置152が出力される。ステップS160で補間位置152を入力とし、非同期通信部124が制御対象とする全てのサーボアンプ200に補間位置152を非同期通信で送信する。補間位置152を送信した後、ステップS170で非同期通信部124が制御対象とする全てのサーボアンプ200に対して取り込み処理開始指令を非同期通信で一斉同報する。最後に、ステップS180で補間が完了したかどうかを判断する。補間位置152が目標位置151と一致した場合、補間が完了したと判断し、ステップS110に戻る。補間位置152が目標位置151と一致しない場合、補間が完了していないと判断し、ステップS140へ戻る。
図3は、本発明のモーションコントロールシステムにおけるサーボアンプのフローチャートである。
まず、サーボアンプ200の非同期通信部201の処理フローについて説明する。
最初に、ステップS210で非同期通信で補間位置152を受信するのを待つ。補間位置152を受信すると、ステップS220で非同期通信で取り込み処理開始指令を受信するのを待つ。取り込み処理開始指令を受信すると、ステップS230で受信した補間位置152を補間位置バッファ252へ格納する。非同期通信部201は、ステップS210からステップS230の処理を繰り返す。
次に、サーボアンプ200の制御部204の処理フローについて説明する。
最初に、ステップS310でリアルタイムタイマ203から一定の周期で発行されるタイマイベント254の発生を待ち、タイマイベント254が発生した後にステップS320で補間位置バッファ252から補間位置152を読み出す。次に、ステップS330で補間位置152とパルスジェネレータ500の信号とを入力として制御ループを計算し、ステップS340でモータへの制御信号を出力する。制御部204は、ステップS310からステップS340の処理を繰り返す。
図4は、本発明のモーションコントロールシステムにおける補間位置と軌跡と軸速度の例を示す図である。
図4は、x軸方向、y軸方向それぞれにサーボアンプが1台割り当てられており、モーションプログラムで平面上の軌跡を指令した場合の、ある時刻t1とある時刻t2における補間位置と軌跡の例を示している。
図4(a)の補間位置と軌跡において、点P(t1)は時刻t1における補間位置の指令点を、点P(t2)は時刻t2における補間位置の指令点を、軌跡Tはx軸方向、y軸方向に割り当てられたサーボアンプ200が描く軌跡を、それぞれ表している。また、図4(b)は時刻t1から時刻t2までのx軸とy軸に割り当てられたモータの速度を表している。
点P(t1)の座標を(x(t1),y(t1))、点P(t2)の座標を(x(t2),y(t2))とする。
x軸のサーボアンプ200は、モーションコントローラ100からx(t2)への移動指令を非同期通信で受信した後、時刻t1に補間位置取り込み開始指令を非同期通信で受信する。x軸は、時刻t1にx(t1)の位置にあり、時刻t1の補間位置取り込み開始指令を起点としてx(t2)へモータを駆動する。
一方、y軸のサーボアンプ200は、モーションコントローラ100からy(t2)への移動指令を非同期通信で受信した後、時刻t1に補間位置取り込み開始開始指令を非同期通信で受信する。y軸は、時刻t1にy(t1)の位置にあり、時刻t1の補間位置取り込み開始指令を起点としてy(t2)へモータを駆動する。
このように、モーションコントローラ100が全サーボアンプ200に対して一斉同報で補間位置取り込み開始指令を送信するため、全軸が時刻t1を起点として同時に動作を開始する。その結果、点P1と点P2との間で直線状の軌跡を精度良く描くことができる。
以上で述べた構成とすることによって、モーションコントローラからサーボアンプへ補間位置を非同期通信で授受することができ、モーションコントローラから全てのサーボアンプに対して非同期通信で補間位置の取り込みの開始を一斉同報する補間位置取り込み開始指令が出力され、全てのサーボアンプは補間位置取り込み開始指令を受信した後に、補間位置を補間位置バッファに取り込み、補間位置取り込み開始指令に同期して動作するため、モーションコントローラに同期通信のリアルタイム性が不要となり、リアルタイム性のない安価なモーションコントローラで、非同期通信を用いて軌跡を精度良く描くことができるのである。
本発明によれば、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などの非リアルタイムOSと汎用の通信ボードを搭載した汎用のパーソナルコンピュータをモーションコントローラとして使用することができるため、特別なハードウェアを使用することなく、汎用のパーソナルコンピュータにソフトウェアをインストールするだけで、サーボアンプやデジタルビデオカメラを制御するシステム、例えば、監視装置やホームオートメーションという用途にも適用できる。
本発明のモーションコントロールシステムの構成図 本発明のモーションコントロールシステムにおけるモーションコントローラのフローチャート 本発明のモーションコントロールシステムにおけるサーボアンプのフローチャート 本発明のモーションコントロールシステムにおける補間位置指令と軌跡と軸速度の例を示す図 従来のモーションコントロールシステムの構成図 従来のモーションコントロールシステムの位置データの例を示す図 従来のモーションコントロールシステムで非同期通信を使用した場合における補間位置指令と軌跡と軸速度の例を示す図
符号の説明
100、160 モーションコントローラ
101 プログラム解析部
102 非リアルタイムタイマ
103、123 補間演算部
104 補間位置取り込み開始指令実行手段
105、201 非同期通信部
106 非リアルタイムOS
122、203 リアルタイムタイマ
125、221 同期通信部
126 リアルタイムOS
150 モーションプログラム
151 目標位置
152 補間位置
153、154、254 タイマイベント
200、210 サーボアンプ
202 補間位置取り込み開始手段
204 制御部
252 補間位置バッファ
300、310 通信線
400 モータ
500 パルスジェネレータ

Claims (2)

  1. 位置データと移動指令が書かれたモーションプログラムを解析するプログラム解析部と、
    該プログラム解析部で解析された目標位置を補間演算し、補間位置を出力する補間演算部と、
    モータを駆動するサーボアンプへ前記補間位置を非同期に送信する非同期通信部を有するモーションコントローラと、
    該モーションコントローラからの前記補間位置を非同期に受信する非同期通信部と、
    該非同期通信部で受信した前記補間位置を格納する補間位置バッファと、
    該補間位置バッファに格納された前記補間位置から前記モータの制御信号を演算し前記モータに出力する制御部を有する1台または複数台のサーボアンプと、
    より構成され、
    前記モーションコントローラと前記サーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムにおいて、
    前記モーションコントローラは、リアルタイム性の保証のない非リアルタイムタイマと、
    前記補間演算部の内部に設けられると共に前記非リアルタイムタイマが定期的に発行するタイマイベントに同期して起動され、演算した補間位置を前記各サーボアンプに送信した後、前記全てのサーボアンプに対して補間位置の取り込み処理の開始を一斉同報する補間位置取り込み開始指令実行手段を備えており、
    前記サーボアンプは、その非同期通信部の内部に設けられると共に前記モーションコントローラの非同期通信部から受信した補間位置取り込み開始指令により、既に受信している前記補間位置を前記補間位置バッファに格納する補間位置取り込み開始手段を備えることを特徴とするモーションコントロールシステム。
  2. 位置データと移動指令が書かれたモーションプログラムを解析するプログラム解析部と、
    該プログラム解析部で解析された目標位置を補間演算し、補間位置を出力する補間演算部と、
    モータを駆動するサーボアンプへ前記補間位置を非同期に送信する非同期通信部を有するモーションコントローラと、
    該モーションコントローラからの前記補間位置を非同期に受信する非同期通信部と、
    該非同期通信部で受信した前記補間位置を格納する補間位置バッファと、
    該補間位置バッファに格納された前記補間位置から前記モータの制御信号を演算し前記モータに出力する制御部を有する1台または複数台のサーボアンプと、
    より構成され、
    前記モーションコントローラと前記サーボアンプが通信線で接続されたモーションコントロールシステムの同期方法において、
    前記リアルタイム性の保証のない非リアルタイムタイマが定期的に発行するタイマイベントに同期して起動される前記補間演算部の内部に設けた補間位置取り込み開始指令実行手段を用いて、演算した補間位置を前記各サーボアンプに送信した後、前記全てのサーボアンプに対して補間位置の取り込み処理の開始を一斉同報し、
    前記サーボアンプの非同期通信部の内部に設けた補間位置取り込み開始手段を用いて、前記モーションコントローラの非同期通信部から受信した補間位置取り込み開始指令により、既に受信している前記補間位置を前記補間位置バッファに格納することを特徴とするモーションコントロールシステムの同期方法。
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